居候先のお姉ちゃん

2007/08/17 10:13 登録: えっちな名無しさん

773 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/11(土) 23:51:19 ID:9Jpaa6qe
私はある家に居候させて貰っていた
その家には父と娘そしてその娘の幼馴染みが住んでいた
二人とも私のことを妹のように可愛がってくれて、私もお姉ちゃんお兄ちゃんととても慕っていた
しかしこの幸せな日々は突如として崩れることになった
それはお兄ちゃんに彼女が出来てからのことだった
お兄ちゃんはよく出かけるようになった
そのため、家でご飯を食べることが少なくなっていった
その結果、お兄ちゃんのお世話をするのを生き甲斐にしていたお姉ちゃんは目に見えておかしくなり始めた
目の下にはくまができ、顔はやつれていった

ある日、私が台所に近付くと何か変な音が聞こえてきた
『シュッシュッ』
何の音だろうと思い私は台所を覗いてみた
そしたら、お姉ちゃんが何かに取り憑かれたように鍋をかき混ぜていた
料理をしているんだ
そう思い私は安心した
だけどあの変な音は鍋から聞こえていた
「お姉ちゃん今日のご飯なんなの?」
怖くなった私はそう尋ねた
「カレーよ」
もうすぐできるから待っててね
依然として変な音はなり続けている
「ちょっとお買い物いって来るわ」
そう言ってお姉ちゃんが台所から出たら音は消えた
私はおそるおそる鍋の中を覗いた

空だった

出典:2
リンク:2

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