エリコー!
2007/09/03 00:13 登録: えっちな名無しさん
俺は某塾講師で25歳です。身長184cm。
でかい。が、キモキャラ。
エリコは中学3年の15歳。県内の共学私立中に通ってる。理数系の点数は壊滅的だが、英語国語は学年トップレベル。一族代々開業医。地元じゃちょっとは名が知れてる。
よくわからんのだがいつも、ふわって笑う子だった。
ただ、眼鏡さえ取ればもっともっと可愛くなるのになと思う。
・・・とまあ、ここまで書いたらエリコがただの可愛らしいお嬢様になるんだけど、実際はそんなこと全然なかった。
ある日、数学な大の苦手なエリコはいつものように
「あ〜もうわっかんない!」
…っていいながら俺に消しゴムをぶつけてきた。
俺「だからあ…ここで平方完成して…」
エリコ「・・・」
俺「・・・聞いてんすか?」
エリコ「・・・あんたってさあ、童貞なの??」
俺「おめーに関係ないだろ!」
エリコ「童貞なんだ!25で童貞!?きもーい!」
図星だったし、否定も出来なくて、無視して問題の説明してたら、
「・・・怒っちゃった?」
って顔をのぞきこまれた。
俺はそれでもなんとなくつまんない意地でシカトしてたら、気付いたらエリコは「どうしよう」って顔しながら一生懸命2次関数の問題を解いてた。
そんな感じで気まずい雰囲気の中、駅まで送っていくことになった(その塾は個別の生徒だけ駅まで送っていくという室長が定めたルールみたいなもんがあった)
エリコ「せんせえー。まだ怒ってんの?」
ここでさすがにかわいそうになって
俺「怒ってないですけど」
と言ってみた。
そしたら、にこって笑って、
「こーんな夜道、25歳の童貞と歩いてたら襲われるかも〜!あっ、童貞にはそんな勇気ないっかww」
と、いつものように馬鹿にしてきたので、俺も少し余裕持たなきゃと思いなおした。が、
「女とかめんどくせーし」
と、童貞のくせにかなり痛い発言をしてしまった。
言った後で「しまった!また馬鹿にされる!」と思ったが、
「え…じゃあ、じゃあ、先生はあたしとこーやって歩いて話しながら駅まで送るの、ほんとはずっとうざいって思ってたの…?」
いつも人を馬鹿にしたり、教師を教師とも思わないような態度の癖に、
いままで見たことないくらいしゅん・・・とした表情を見せた。
俺はなんだかどきってして、中学生相手に、不覚にもときめいてしまった。
「あたしはこんなに先生が好きなんだよ?気付いてよ…。中学生じゃだめなの?大人になるから…。もう子供じゃない…」
っていいながら、俺に抱きついてきた。
俺はあたふたしながらも、なんとなく頭をぽんぽん、となでてみた。
すると、エリコと目が合って、
「あたしのことすきになって・・・」
彼女の濡れた唇が近づいた。
・・・と、そこで俺は現実世界に引き戻され、いままでのことがすべて夢だったのだと認識した。
ちなみにエリコは実在する人物だし、性格もこんなんだし、いつもキモィ童貞だと馬鹿にされています。
明日の7時からの授業でも、「〇〇(俺の名前)うぜー!こんな問題解けるわけないじゃん!出すなよ!」と言いながらも頑張って問題をといていると思う。問題を解いている間も多分彼女は俺のことを罵倒しながらわざとひっくりかえしたペンケースとその中身を俺に拾わせるのでしょう。
…にしても、俺はMなのか…?
出典:夢オチで
リンク:すまん。

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