アメジョ※ブラック編

2007/09/10 09:15 登録: えっちな名無しさん

ある母親が、盲目の息子に向かって言った。
「坊や、今日は特別な日なの。もし、坊やが一生懸命にお祈りしたら、
 明日の朝にはきっと、目が見えるようになっているはずよ」

翌朝、母親が息子の部屋に入ると、息子は一睡もせずに手を合わせ、お祈りをし続けていた。
「さあ、坊や、目を開けてご覧なさい。
 坊やのお祈りが神様に届いたかどうか、確かめてみましょう」
息子は期待に胸を膨らませながら恐る恐る目を開いた。
「ママ!ママ!何にも見えないよ!」
母親は微笑みながら息子にこう言った。
「バカね。昨日はエイプリルフールよ」


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3月が終わったばかりの、ある寒い夜のことだ。
ある男が、分娩室の前で祈りを捧げていた。
「神様、どうか妻とわが子を助けてください」
男の妻は生まれつき体が弱く、出産に耐えられないため帝王切開を選んだが、
それでも命さえ危険であった。
妻と、エイプリルと名づけたまだ見ぬ我が子の無事を祈って・・・
その時、分娩室のドアが開いた。

「極めて難しい手術でしたが、お子さんも、奥様も、良好な状態です。おめでとうございます」
男は喜びに涙を流し、分娩室に駆け込んだ。
が、そこにいたのは手術台の上で血まみれで絶命した妻と、床に落ちて死んだ我が子だった。

背後で医者が叫んだ。
「エイプリルフール!!」

出典:2
リンク:2

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