同情は不要
2007/09/10 10:48 登録: えっちな名無しさん
ぢゃあ、ちょっとチラシの裏を・・・・ 適当にスルーして下さい。
子供って産まれた時には視力が弱いんだけど、成長に従って
よくなっていくでしょ? 俺はね、良くならないまま成長したの。
初めて気付いたのは小学校の時。
それまで視力検査なんてしてなかったから分からなかったんだね。
0.1を割り込む位の視力しかなくてね。
で、メガネを買って貰ったんだ。
凄いよ。世界が一変するよ。
産まれてこの方、ボンヤリの世界が普通の世界だと思ってたのに
なんて凄いんだ! ってはしゃいだのを覚えてる。
で、そのクッキリした世界に映っていたのは、残念そうな目をした両親の顔。
俺が喜ぶ時には何時も一緒に喜んでいたのに、その時は違ったんだ。
今から思うと、きっと自分を責めていたんだと思う。
そんな深刻な状況に気付かない お馬鹿なオイラは嬉しくって嬉しくって。
たまに小学生でグリグリメガネを掛けてる子いるでしょ?
あれと同じ。
当時はあんまり居なくてね。 今更考えるとイジメられたりしてた。
でもね、あんまり気にならなかった。
だってメガネを掛ければ見えるんだもん。
なにより俺の力になったのは、親だと思う。
少々遺伝があるらしく、視力は満点の親からするとショックだったじゃないかな。
でもね。俺には「ごめんね。」なんて言葉は一度も言った事は無かったよ。
常に「頑張れ」って。
あまり遠出しない両親は、俺を連れて色んな治療を受けさせた。
今から思い返せば、怪しさ満点の治療。
タイヤのチューブを使って視力が良くなるわけ無いってのww
でもね。 一生懸命だったよ。
医者や親には「小学校卒業には治るぞ!」って言われて真剣に信じてた。
そのかい あってか大学入学の頃には1.2位まで復活したよ。
今は0.8位に戻っちゃったけど。
最近親が「あんたの目は良く見える様になったわね。」って言ってた。
色々聞いてみたら、医者には多分一生メガネが必要になるでしょう。って言われたみたい。
要するに医者とグルで嘘をついたんだな。
でも、その嘘のおかげで治ったと今でも思ってる。
当時の自分が一番辛い言葉は 「可愛そうに」 って言われる事。
同情されるのが辛かった。
両足無ければ車椅子に乗るでしょ?
耳が口が不自由なら手話を使うでしょ?
だから俺はメガネを掛けるの。 別に可哀想じゃない。
コレを掛けれは、みんなと同じになるんだから。
目が見えなかったのは仕方がない。 産まれ持った個性なんだから。
それに後ろ向きに生活しても楽しくないしね。
近所にメガネを掛けた子供がいるんだ。
「メガネカッコいいじゃん。そのうち視力が良くなるから、
ソレまでせいぜい楽しんでおくんだなw。」って話をするよ。
障害を持ったのは、正直残念。 でも仕方ない。 少しでも前も向こう。
良い事も悪いこともあるさ。 人生だもん。
親の口癖です。
出典:某すれ
リンク:ひまじん

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