幼なじみがテレビに

ある日テレビを見ていたら、お昼の番組のワンコーナーに幼なじみが出演していた。
小学生の頃とは別人のようにキレイでスタイルが良く、我が目を疑ってしまった。
それを見ながら、あの日の出来事を思い出していた。

家が隣同士で、同い年。双子の様に育った僕たち。
仲のいい友達の関係から一歩踏み出したのは小学6年生の夏休み、アイツの方からだった。
初めてのキス、初めての愛撫、そして初めての、、、全てが初めての体験だった。今思えば、僕よりアイツの方が進んでいたというか、早熟だった。
僕はアイツの体に夢中になった。夏休み中、飽きもせずに二人だけの行為に没頭した。
そして夏休み明けの二学期、アイツが転校してしまったことを先生から知らされた。

10年ぶりに見るアイツは本当に別人だった。小学生の頃は少しぽっちゃりだった体型がスマートに。それでいて胸はびっくりするほど豊かだ。
しかしセクシーな表情の中に、僕はあのころのアイツの面影を見つけていた。
まさか、アイツが性転換して新宿二丁目では知らない人がいないほどの売れっ子になるっているとは思いもしなかった。

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