年甲斐もなく小学生に告白した俺を笑わば笑えw
2007/09/23 06:38 登録: えっちな名無しさん
ちなみに27歳リーマンw
IT系某大企業で経理やってる。
容姿は可もなく不可もなしw
そんな俺が行きつけの店の店主の娘に惚れて
愛の告白をした。
そんなお話
会社帰り、たまには外食したいと
あんまりパッとしなさそうな小さな洋食屋に入ったのよ。一人で。
外からカウンターも見えたし。
なんか夫婦だけでやってそうなこじんまりした店でさ。
俺が入ったときは雨も降ってたせいか、客もいなかった。
これがなかなかいい店だった。
その店のマスターは何か無口な人で、でもいつもニコニコ笑ってる。
そして奥さんは、これまたニコニコしながら人懐っこく話しかけてくる。
正直居心地よかった。
個人的には無口なマスターが好きだ。
俺「これ凄く美味しいですね〜」
マ「どうも」
俺「あんまり詳しくないんで、料理に合いそうなお酒を見繕ってくれませんか?」
マ「赤ワインでいいですか?」
笑顔を絶やさないながらも重厚な人柄に、奥さんのさくっと軽い明るい感じがすごくマッチしてた
週に1〜2回は通うようになっていた。
大体は週末を避け、なるべく人がいない時間帯を狙う。
で、外から見てカウンターが空いてなければ帰る。
7月も後半に差し掛かろうという時。
いつものように店に入ると、カウンターの中に見慣れない女の子が・・・
俺「その子は?」
奥「ああ、ウチの娘なんです。学校も夏休みに入っちゃったから店の手伝いさせようと思って」
奥「この人がいつも店に来てくれてる○○さん。挨拶なさい」
少女「あ、はじめまして・・・」
俺「はじめまして」
奥「相変わらず愛想ないねぇwごめんなさいね○○さん」
俺「あ、いえ」
肩まである髪を後ろで束ねて、背筋をピンと伸ばし食器を並べている。
中学生くらいだろうかと思っていたが、聞いてみると小学6年生だという。
童顔だけど、意志の強そうな目が彼女を少し大人っぽくみせていた
その子は、大体いつも店に手伝いに来てた。
それがもうよく働くんだ。文句も言わずに黙々と。
その夫婦の自慢の一人娘ってところか。
最初は話しかけても
「はい」とか
「そうなんですか」
くらいの愛想のない応答しかしてくれなかったんだけど、そのうち段々といろいろ話してくれるようになった。
話してみても、やはりどう考えても小学生とは思えなかった。
俺「そういえば少女ちゃん、読書が好きって言ってたよね?どんな本読むの?」
少女「そうですねぇ・・・最近読んでないですけど三浦綾子とか好きなんですよ」
俺「・・渋いねぇ。小学生が読む本じゃないだろ?」
少女「よく言われます。分からない漢字も多いですよ。でも文脈でなんとなく把握できたり、
どうしても分からないときは辞書で調べたりすれば何とかなります」
俺「俺も三浦綾子好きなんだけど、何が一番好き?」
少女「えーっと・・塩狩峠は何度も読み返しましたよ。泣けますし」
少女「あと、ドラマの白い巨塔を見て原作を読みました。すごい読み応えがありますよね〜」
正直、読書が趣味である俺と彼女の本の好みは驚くほど一致していた。
遠藤周作の話から、日本人の宗教に対する考え方の話に発展したり、
塩野七生の「ローマ人の物語」の話から、中世ローマの話に花が咲いたり。
あるいは柳田國男の「遠野物語」の話をしてて、座敷童子の話になったり・・・
正直、同年代以上の女性と話をしているような気分だった。
彼女が小学生だということをすっかり忘れてしまうほど、その少女は大人びていた
大人びているかと思うと、ふと子供っぽい素顔を見せることもあった。
他の客が帰ったあと、テーブルの上の食器を片付け運ぼうとしていた時
彼女の動きが不自然なことに気付いた。
よく注意してみていると、床の模様のうち黒くなっている部分を踏まないように気をつけていることが分かった。
俺「少女ちゃん?何してんの?(ニヤニヤ)」
少女「・・・なんでもないです」
俺「そう」
少女「・・・」
少女「コーヒーです。どうぞ」
俺「さっきの、何かのおまじない?」
少女「・・・意地悪ですね」
半分以上は、彼女と会うためだけにその店に通っているようなものだった。
週1回、多くても2回程度しか行ってなかったのが、必ず週3回は通うようになっていた。
店主夫婦は内心どう思っていたのかは知らない。
だけど、俺が来たときは可能な限り娘に俺の相手をさせようとしているのは分かった。
娘もそれを喜んでいるかのような節があった
ある日、俺がいつものように店に入ると、彼女が出迎えてくれた。
少女「○○さん、お帰りなさい」
俺「なんだよwいつの間にココはメイド喫茶になったんだ?」
少女「ちょっとは趣向を変えてみようかと、ね」
俺「特別料金取られそうで怖いな」
照れて少しぶっきらぼうに話していたが、俺は内心ものすごく嬉しかったんだ。
彼女におかえりなさいって言ってもらえたことが。
まるで夫婦にでもなったかのような錯覚を覚えた。
同時に、それまで押し殺してきた自分の感情をはっきりと自覚せざるをえなかった。
俺、彼女のこと本気で好きになっちゃってるんだな、って。
言っておくが、俺は決してロリコンではない!
彼女が大人の女だったら、なりふり構わず何度でもアタックしただろう。
だが彼女は小学生・・・
大人びてはいても、やはりまだ子供だ。
その思いが俺のブレーキとなっていた。
ある日、珍しく彼女が学校の同級生の話をしてきた。
少女「この前の登校日に、男子に告白されちゃったんです・・・」
俺「・・・そっか。もてそうだよね〜。で、どうしたの?」
少女「断りました。もちろん」
俺「何で?」
少女「・・・同級生の男子って子供っぽくみえちゃって」
さもあろう。
彼女の前では、同級生どころか高校生の男子ですら子供に見えるに違いない
言っておくが、俺は決してロリコンではない!
彼女が大人の女だったら、なりふり構わず何度でもアタックしただろう。
だが彼女は小学生・・・
大人びてはいても、やはりまだ子供だ。
その思いが俺のブレーキとなっていた。
ある日、珍しく彼女が学校の同級生の話をしてきた。
少女「この前の登校日に、男子に告白されちゃったんです・・・」
俺「・・・そっか。もてそうだよね〜。で、どうしたの?」
少女「断りました。もちろん」
俺「何で?」
少女「・・・同級生の男子って子供っぽくみえちゃって」
さもあろう。
彼女の前では、同級生どころか高校生の男子ですら子供に見えるに違いない
その夜の彼女はなんとなくはしゃいで見えた(気のせいかもしれんが)
俺はビアグラスを片手に、浮かれる彼女を見てた。
少女「あっ、○○さん酔ってますねぇ〜♪」
俺「まだ2杯目だから酔ってないよ」
少女「私にはわかります!」
俺「・・少しは酔ったかもな。少女ちゃんも飲む?」
俺は冗談で、自分の飲みかけのグラスを彼女に差し出した
すると一瞬戸惑ったが彼女はグラスを受け取って本当に飲んでしまった。
俺「おいおい、まだ子供には早いぞ。マスターに見つかったら俺が怒られるだろ」
少女「薦めてといてそれはひどいんじゃないですか〜?本当にお父さんにいいつけちゃおっかな?」
俺「ちょ、ごめんごめん」
少女「うそですよ、それにお父さん怒らないと思います・・○○さんのこと信用してると思うし」
俺「それはうれしいな。なんかカップルとして認められてるみたいで恥ずかしいけどな」
少女「私はかまいませんけどね」
いつもは言わないような台詞をさらっと彼女が言ったのはやっぱり酒のせいでもあったのか。
俺は戸惑いの中にうれしさをかみ締めながら勤めて冷静に
「それはうれしいね」
と答えた。
彼女が小学生じゃなかったら・・・うれしそうに顔をほころばせる少女をみて俺はつくづく思った。
しかしこの後仕事が忙しくなり顔を出せなくなる。
会社でのこと
そろそろ店に顔出したいなと思い頑張って仕事を片付けようとしていると、課長に呼び出しを食らった
課長「○○くん、ちょっといいかな?」
俺「はい」
課長「地方の子会社なんだが、経理で管理職を欲しがっててね・・・」
俺「・・・」
課長「君もそろそろ管理職としての経験を積む必要もあるだろうし」
俺「手短にお願いします」
課長「・・・つまり、子会社へ出向してくれないかという話だ」
俺「ちょっと考えさせてください」
カランカラン
少女「おかえりなさい」
俺「・・・」
少女「・・どうしたの?」
俺「何でもないよ」
少女「ずいぶんご無沙汰でしたよね・・・デートで忙しかったとか?」
俺「何でもないって言ってるだろ!」
つい大声を上げてしまった俺に、少女だけでなくマスター夫妻も驚いていた。
そりゃそうだ。
今まで温和なキャラクターで通していたんだから。
少女「・・・」
俺の前に黙って水を置く少女。
俺は黙ってその水を飲み干した。
俺「ビールください」
少女「・・・はい」
いったい何杯飲んだだろうか・・・
さすがに彼女も心配そうな目で見てくる。
少女「・・・もうやめたほうがいいんじゃないですか?」
俺「関係ないだろ」
少女「・・・」
俺「俺とお前とでどんな関係があるってんだ?ただの店主の娘と客じゃないか・・・」
少女「・・・○○さん」
少女「何かあったんですか?」
俺「・・・」
童女「話してください」
俺「・・俺、もうすぐ九州に転勤だからww」
童女「・・・」
俺「子会社に出向だってさ〜経験を積ませるんだって」
童女「帰ってこれないんですか?」
俺「さぁね」
不意に童女は俺の手を握った。
何もいえない俺
何も言わない童女
結局俺は出向を承諾した。
まあ、承諾しなければ会社に残れないのは確かだし。
カランカラン
童女「・・・いらっしゃいませ」
俺「こんにちわ」
安らぎのこの店に行くのも、もう止めよう・・・
あの日以来息苦しくなってきたし
童女「ご注文はお決まりでしたでしょうか?」
俺「・・・洋風カレーセット」
童女「かしこまりました」
俺「・・・はぁ」
そそくさと食べ、店をでる
帰り道をとぼとぼと歩く俺
何か凄く泣きたい気分なのに、泣けないのはなんでだろうなぁ
泣けたらすっきりしそうなのに・・・
泣く理由が見当たらない。
いつからだろうか。
泣くのにいちいち自分を納得させられるような理由を探すようになったのは・・・
まあ、ここ何年もまともに泣くことなんてなかったけど。
俺「はぁ・・・」
童女「わっ!!!」背中をドンと叩く童女
俺「うわぁぁぁぁ」
童女「びっくりしました??」
俺「心臓が止まるかとおもったよ・・・」
俺と童女は小さな児童公園のブランコに座った。
童女「私、こう見えてもブランコ大好きなんですよ!!」
俺「へぇ・・意外だな。そういう遊具で遊ぶ子とかバカにしてるかと思った」
童女「・・・私、子供っぽく見られたくなくて背伸びしてたから」
俺「・・・」
童女「同級生の子たちをちょっとバカにしてた部分はあるかも・・」
俺「でも、実際は12歳の子供なんだよなw」
童女「そうです!子供です・・・」
俺「子供は子供らしくしてたほうが、一番可愛いと思うよ・・・」
童女「・・・それって子供として可愛いってことでしょ?」
俺「子供として“も”可愛いさ」
童女「・・・もう少し、待っててくれますか?」
俺「もう少しってどのくらい?」
童女「○○さんの出向期間ってどのくらいなんですか?」
俺「わかんないけど、3〜4年ってとこかな?」
童女「じゃあ、3〜4年!!」
俺「俺は待つよ・・・ずっと・・・」
童女「・・・」
俺「俺よりも童女ちゃんの方が心配だなぁwwもてるだろうし」
童女「言ったでしょ」
俺「ん?」
童女「前に言ったでしょ?同級生は子供っぽくて興味ないってww」
俺「また背伸びしようとして〜」
童女「えへへ」
俺はブランコから立ち上がって、童女の背中を抱いた
俺の手の上に童女は自分の手の平をそっと置く。
その温かさは俺を安心させた。
距離は離れていてもずっと一緒だって。
『童女ちゃんへ
子会社とはいえ、初めての管理職経験はなかなか大変です。
経験不足ゆえに下のベテランから舐められ、遠まわしに嫌味を言われる毎日です。
ですが、ココで3年ほど頑張れば本社にも戻れるはず!
東京に帰ったら童女ちゃんももう15歳かぁ・・
真に大人っぽくなってる童女ちゃんに期待!
童女ちゃんは最近どうですか?
友達とは上手くいってますか?
学校のこととかもちゃんと教えてね〜
それでは今回はこの辺で筆を置きます。
童女ちゃんからの返事を楽しみにしています。
ps
今度の連休に東京に帰ります。
お土産は何がいいかと、会ったときどこに行きたいかを明記して返事すること!
それじゃあね』
男は手紙をポストに投函すると、会社へと続く道を歩きだす。
確かに毎日が辛い。胃も痛い。
でも俺のことを待ってる人がいる。
俺の成長をも期待してる童女がいる。
それだけで頑張れる気が、した。
〜fin〜
出典:[2ちゃんの]じゃっかん俺が勝手に
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(・∀・): 158 | (・A・): 44
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