馬鹿まみれの青春(修学旅行:後編)
2007/10/14 15:31 登録: えっちな名無しさん
鼻に違和感を感じ、目覚める。見るとスコーン(お菓子)が詰まっていた。
最悪の目覚めでスタートした修学旅行3日目。
ここまで来たらいさぎよく諦めて、俺の話に付き合って欲しい。
今日は大阪へ行くらしい。バスに乗り込む。
股間を揉まれる無表情の生徒にガイドさんも苦笑い。
隣の席のヤツの右手に「パン」の文字。買って来るつもりか。馬鹿か。
イヤホンを耳に装着、眠る。当たり前のように違和感で目覚める。
エロMD入れんな。って言うか持ってくんな。馬鹿か。
お城に到着。見学開始。
忍者風に学ランを着こなし、外国人に写真を撮られているヤツがいる。馬鹿か。
売店で隣の席のヤツを発見。フランスパンが無く落ち込んでいる。何も言わず立ち去る。
茶屋に見事な巨体が揺れている。食ってないと死ぬのか。イカに謝れ。
水族館に到着。集合時間を確認後、解散。
さっそく亀とにらみ合うヤツがいる。ビビらされている。馬鹿か。
挙動不審な隣の席のヤツを発見。近づくとペンギンが逃げるらしい。何も言わず立ち去る。
巨体(メス)を見つける。ちょうどいい。イカに謝れ。
集合前にトイレに行く。オデコに「サプリ」と書かれていた。いらつく。
旅館に戻る。風呂に向かう。
リンスで右手の「パン」を消そうと頑張る隣の席のヤツ。馬鹿か。
陰毛を処理する男がいる。どうすんだ。馬鹿か。
シャンプーハット持ってくんな。馬鹿か。
こうして三日目が終了していく。
馬鹿ばっかりだ。俺も馬鹿だ。
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自然に目が覚め、洗面所に向かう。そこに隣の席のヤツが転がっていた。
修学旅行4日目。あと二日で旅行も終わる。
もう四の五の言わずに俺の話に付き合って欲しい。
今日は完全自由行動。相部屋のヤツと行動する事に。
チンコを揉まれる無表情の客を無言で見送る女将さん。少し悲しくなる。
新京極に到着。土産物がたくさん売られている。
「フレミング、左手の法則」と書かれたTシャツを買うヤツがいる。馬鹿か。
木刀をたくさん買い求めるヤツがいる。そんなに買ってどうすんだ。馬鹿か。
おもしろカツラを買う担任(ハゲ)発見。何も言えず立ち去る。
買ったその場で土産を食う巨体発見。昨日イカに謝った。でも見苦しい。いらつく。
ふんどしを買っているヤツがいる。締め方まで教わっている。好きにしろ。
隣の席のヤツがうどんを打たせてもらう。白いウンコが完成。無言で立ち去る。
最寄の公園に行く。
さっそくフレミングTシャツを着るヤツがいる。公園で脱ぐな。馬鹿か。
たくさんの木刀を抱え笑みを浮かべるヤツがいる。静かな公園に恐怖が訪れる。
ふんどし講座を実践するヤツがいる。公園から人がいなくなる。
隣の席のヤツが自作ウンコを片手にウロウロする。動物たちもいなくなる。
旅館に戻る。
消灯後、こっそり買ってきた酒を飲む。全員ベロベロになる。
ふんどし一丁で窓辺にたたずむヤツがいる。馬鹿か。
木刀を持って他の部屋を巡回するヤツがいる。みんなに迷惑を掛ける。
隣の席のヤツが電気ポットと語り出す。いらつく。
ゴムのような手打ちウンコでひっぱたく。泣いたので寝る。
こうして4日目が過ぎていく。
馬鹿ばっかりだ。それもいいさ。
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肌寒くて目が覚める。なぜかフンドシ一丁だった。
修学旅行最終日。この日で旅行が終わる。
お手元のグラスを傾けながら俺の話に付き合って欲しい。
起きたのは俺一人。他の奴らはほとんど裸で転がっていた。
八つ橋の皮が部屋に干してある。何があったんだ。
ふすまに首が挟まっているヤツがいる。何があったんだ。
八つ橋まみれのヤツがいる。何があったんだ。
うしろで手を縛られているヤツがいる。何があったんだ。
隣の席のヤツが部屋に干してある。何も言わず着替える。
荷物の整理や掃除を始める。土産などは箱に詰めて郵送する事に。
色んな所にフランスパンのかけらが落ちている。いらつく。
半泣きでお気に入りパンツを探すヤツがいる。馬鹿か。
郵送用ダンボールに木刀を入れようとするヤツがいる。入るか馬鹿。
隣の席のヤツが自らダンボールに入ろうと頑張る。何も言わず部屋を出る。
チンコを揉まれつつ、旅館に別れを告げる。
股間を揉まれる俺にノーリアクションの女将さん。少し泣きそうになる。
新幹線に乗り込む。
木刀を腰に差しているヤツがいる。捕まれ馬鹿。
鹿せんべいをむさぼり食う巨体(メス)発見。鹿に謝れ。
こうして修学旅行は幕を閉じた。
次の日、思い出に浸りながら届いたダンボールを開ける俺。
手打ちウンコが入っていた。いらつく。
馬鹿ばっかりだ。殴ってやる。
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(余談)
前にも言ったが俺の馬鹿接触率は非常に高い。
アルバムを見てたらどうしても書きたくなってしまった。
長文ウゼェと言う気持ちを抑えて今一度、俺の話に聞き耳を立てて欲しい。
いつもの通学路。
フラフラした自転車を発見。一台に4人乗っている。馬鹿か。
後から迫る原付の音。見ると隣のクラスの奴だ。
前を歩く「隣の席の奴」が持っていたフランスパンをひったくって行った。
奇声を上げて追いかける「隣の席の奴」。朝から何やってんだ。馬鹿か。
学校に到着。
下駄箱におやつと書き置きがあった。いらつく。
机の中に「こけし」が入っていた。何もいわず捨てる。
「自転車のエンジンが掛からなくて遅刻した」と言い訳した奴がいる。馬鹿か。
外を見ると体育で野球をやっている。守備が16人いる。馬鹿か。
昼休み。
弁当を開けると五百円が入っていた。親も馬鹿だ。
ヒマなので特殊教室の棟へ行く。
消火器のピンを集めている奴がいる。馬鹿か。
化学室で「パチスロ講座」が開かれていた。馬鹿か。
視聴覚室でAVをダビングしてる奴がいる。後でくれ。
木彫りうんこを製作する「隣の席の奴」を発見。美術の課題らしい。好きにしろ。
放課後。クラブ活動(柔道部)に行く。
みんなでセーターを編んでいた。何もいわず帰宅。
こうして無駄に青春時代が過ぎていく。
馬鹿ばっかりだ。馬鹿まみれだ。
出典:羨ましい
リンク:限り

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