姉ちゃんがいないとダメだわ

今年の2月に俺のｶｰﾁｬﾝが派手にぶったおれて
いわゆる植物状態というやつになっちまったんだけど、
その直後はほんと精神的に辛くて、姉ちゃんの前で何回泣いたかわからん

ある日、見舞いに行った帰り道で
「俺、もうどうしたらいいかわからん。
　なんでこんな目に合わなきゃいけないんだろう。
　せっかく受験が終わったばっかなのにさ、俺なんかしたか？
　これからなのに、なんでこんな。」
と、まあちょっと男として情けないようなことを言ったんだけどさ

その時に姉ちゃん
「○○は、お母さんのこと、すごく心配してるんだね。
　大丈夫、○○がそこまで心配してるんだから、きっと大丈夫。
　受験でいろんな嫌なことガマンしたんだから、
　きっとすぐにいいことがやって来るよ」って
笑顔で、ちょっとだけ声震わせながら言ってくれた

普段ならあんまり子供扱いはされたくないんだけど
この時はなんか無性に嬉しかった
ああ、俺姉ちゃんに甘えていいんだなあって思って。

家帰って、その日の夜に何年ぶりかに姉ちゃんに抱きついて声上げて泣いた
何も言わないでただずっと頭撫でたり、背中をとんとんと優しく叩いてくれたりして
それが物凄く嬉しくて、でもｶｰﾁｬﾝのことも悲しくて、涙が止まらなかった

まあ、次の日の朝は恥ずかしくてめっちゃ顔合わせ辛かったけどなｗｗ
この年になって肉親に抱かれるってめちゃくちゃ恥ずかしいよ。ｗ

あんときに姉ちゃんがいなかったら、俺確実におかしくなってる

起きてるのが嫌でずっと布団に入ってたときも
わざわざ俺の部屋まで食事をトレイに入れて持ってきてくれた
しかも自分の分を後から持ってきて「一緒に食べよ」と言ってくれた
嬉しいやら悲しいやらで、姉ちゃんが部屋から帰った後一人で泣いてたｗｗ

出典：姉との日常会話
リンク：こういう姉ちゃん欲しい