頑張れ、頑張れ!

2007/10/31 10:31 登録: 飼い主

初めての投稿です。

我が家には11歳の愛犬?ぴーちゃん?がいます。
特に大きな病気もせず、今年も一緒に10月30日のぴーちゃんの誕生日を迎えるものと思っていました。

今年7月、背中に発疹が出た為、いつも検診でお世話になっている動物病院で血液検査などを受け、薬をもらいました。
発疹も大分良くなり、安心し始めた矢先のこと。忘れもしない10月15日のことでした。
ぴーちゃんのお腹が異様に膨れ始めたのです。
翌日15日、ぴーちゃんは普段とは違う病院に検査に行くことにしました。

体調50センチちょっとしかないぴーちゃんの体内に、10センチ以上もある腫瘍があることが分かりました。異様に膨れたお腹の原因は腹水でした。
家族全員が愕然としました。7月に検査を受けたばかりなのに・・・?2ヶ月の間で10センチもの腫瘍ができるものなのだろうか・・・
検査後、腹水を抜いてもらって帰宅しました。

次の日(16日) 既に腹水は溜まり初めていました。
食事は半分以下しかとれません。
17日 食事を全くしなくなりました。水もあまり飲みません。尿も出ていませんでした。腹水は頻繁には取れないらしく、私達を見守るしかできません。
18日 水分もとらなくなりました。注射器で無理矢理飲ませます。可哀相だけど、このままでは餓死してしまう・・・犬用のミルクを購入して、注射器であげ始めます。
とうとう立てなくなりました。父の帰りを玄関まで迎えに行くこともできません。足の付け根をマッサージしてあげました。

19日 病院の日です。朝の9時から、19時まで点滴をすることに。
17時に病院から連絡。「今夜が峠でしょう」とのこと。慌てて父が病院に迎えに行くと、ゲージの中で横たわるぴーちゃんの姿。父の声を聞くと遠吠えを一度し、立ち上がろうとするが、壁に体を打ち付けて倒れてしまう・・・。
家に帰ってきたぴーちゃんは、目を開いたまま、おむつをつけて帰ってきました。
瞬きもほとんどしません。口も開いたまま、舌がだらんと出ています。
「先週の土曜日は一緒に散歩に行ったのに」そう考えると涙が止まりませんでした。
「頑張れ」
「頑張れ」
みんなが呼びかけながら撫でると、目を少しだけ開いてくれます。
時々痙攣を起こし、もがき苦しむ姿が辛かった。
呼吸も荒く、ひゅーひゅーと音がします。
その日はぴーちゃんが心配で、家族一緒にぴーちゃんと眠りました。

翌日(20日)、6時頃に目を覚ますと、ぴーちゃんが寝返りをうっていました。呼吸も落ち着いています。
「ぴーちゃん」
呼びかけると、顔を上げてくれました。

その日を境に、ぴーちゃんは回復し始めました。
歩けないだろうと言われたのに、最近は散歩にも行きます。食事も量こそは減りましたが、毎日食べています。

昨日はぴーちゃんの12歳の誕生日でした。
激動の一週間を乗り越え、12歳を迎えることができたのです。30日までもつか分からないとまで言われていたのに・・・

腫瘍は摘出できません。元気そうに見えても、ぴーちゃんは今も戦っているのです。
ぴーちゃん頑張れ!
そう思うと共に、自分も頑張ろうと思えるのです。

長くなりましたが読んで下さった方、ありがとうございます。
読みにくい点あると思いますが、ご了承ください





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