押し売り
2007/11/01 12:45 登録: えっちな名無しさん
293 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/31(水) 15:41:52 ID:84JxR3fF
先日、今や懐かしという感のある押し売りが我が家にやって来た。
うちは商売をしている為、玄関先にちょっとした茶飲みスペースがあるのだが
彼は「買ってくれるまで帰らん!」とそこに居座り、対応していた母は
「どーぞどーぞ。そのうち男衆(ホントにこう言った)が帰って来るから、話してってくださいな」
とその正面にどっかりと座り、父の煙草に火を着けた(母は煙草吸わない)。
その時、家には私しかおらず、どうしようかと陰でオロオロしていたら
派手な音をたてて、ごっついトラックが庭に入ってきた。
「ああ、帰ってきたわ」と母が言った瞬間、そそくさと出て行く押し売り。
そのトラックは、荷物を運ぶのに知人から借りてきたもので
乗っていたのは「男衆」なんてすごいものではなく
まなこの小さな兄一人だったのだが、母はこれを計算していたようだ。
その後、母は「まったく、意気地がないったら…」と呟きながら
茶葉の入っていない急須に入れたお湯を、茶筒に直接注いで悲鳴をあげていた。
兄は「濃いってより、果肉入りだな」と呟いていた。
しっかりしてんのか、うっかりしてんのか、母上…
でもホッとしたのもあって、思わず盛大に吹き出してしまったw
出典:母は
リンク:強し
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