成人式の惨劇?

2007/11/30 16:49 登録: えっちな名無しさん

23歳女です。会話はうろ覚えの部分もありますが、書かせていただきます。

超田舎の中学入学から卒業まで、虐められていました。
クラスの全員から無視され、お金を巻き上げられ、持ち物を捨てられるのはもちろん、暴力を振るわれ、性的な嫌がらせも受けました。
教師は見て見ぬふり。狭い場所なので親の耳に噂が入ったものの「虐められるほうが悪い」の一点張り。誰にも相談できず何度も自殺を考えましたが「ここで死んだら奴らの思う壺」と思い歯を食いしばって3年間耐え続けました。

幸いなことに寮がある県外の高校に進学することができ、そこでは虐められることもなく、友達もたくさんできて楽しい日々を過ごしました。そのまま都会にある大学に進みました。高い学費を払ってくれた親には感謝していましたが、難関と言われる大学に現役合格できた努力の根源には周囲の無理解があったと思うと複雑な気分でした。

成人式の日。地元に帰った私は、同級生に会いたくなかったので、近くで行われるイベントには行かず、両親と一緒に写真を撮り、集まってくれた親戚やご近所の皆さんに振袖姿を披露して帰る途中でした。

「あれー?●●じゃない?」
声をかけてきたのは、虐めの先頭を切っていたI子でした。彼女も親と一緒にいました。
恐怖の記憶というものは、時間が経っても鮮明に蘇ってくるものなのですね。

実は…さまざまな虐めの中でも一番恐ろしかったのが、I子に焼却炉に押し込められたことなのです。もちろん火はついていませんでしたが。

「久しぶり〜!元気にしてた?」
何事もなかったようにへらへらとしているI子。派手な振袖がまったく似合っていません。
「●●って、■大に行ってるんでしょ?すごいよねえ。ウチらでそんなとこ行ってるのって●●だけじゃない?すっごい勉強したんでしょぉ〜?●●ん家って、お金持ちなんだねえ〜」
卑屈な笑顔。吐き気がしそうでした。

「あんたたちのおかげだから」
思わず言葉が出てしまいました。
「あんたたちの虐めのせいよ!あんなことやこんなこと(受けていた虐め)されて、自殺まで考えたけど、死んだら『私の人生なんだったの?』ってことになるじゃない!必死に勉強したのだって、あんたたちから離れたかったから!」
I子の親が「娘に何を言うんだ」みたいな感じで詰め寄ってきます。それを私の父が押し留めます。私は当時流せなかった涙をぼろぼろこぼしながらも、言葉が止まりませんでした。
「私を虐めて楽しかった?机に『●●死ね』って書いて楽しかった?私のお金で買い物して楽しかった?自分が同じことをされたらって考えなかったの?もし焼却炉に火がつけられたら、あんたは人殺しだったのよ!」

「今さら何言ってるのよ!」と叫びながらI子が飛び掛ってきました。倒れた私をI子が殴りつけてきます。抵抗しようにも振袖が邪魔でほとんど身動きができません。両方の親は完全に固まっていました。
「虐めても抵抗しないあんたが悪いんじゃない!」
I子は喚き続けています。私も負けていませんんでした。
「『やめて』って何回も言った!そしたらエスカレートしただけじゃない!先生も話を聞いてくれなかった!お父さんもお母さんも聞いてくれなかった!世界中で誰にも頼れない気持ち、わかる?」

ごつん、と頬の辺りに何かが当たって、私は気絶してしまいました。

気がついたら病院にいました。かんざしで頭皮を切って5針縫い、石で殴られて頬骨を骨折していました。騒ぎを聞いて飛び出してきた人が止めなければ頭も殴られていたかも…とのことでした。振袖を着込んでいたおかげで手足は擦り傷程度で済みましたが、膝落とし?かなにかをされた肋骨にはヒビが入っていました。
もちろん被害届を出し、I子は傷害で捕まりました。
I子両親は、騒ぎの原因は私だと言い張ったそうですが、目撃者が多かったこともありすぐに却下。この後すぐにこそこそと引っ越していきました。

あくまでも昔の話を蒸し返した私が悪いので、慰謝料は絶対払わないと言い続け、3年近く経った今ももめ続けています。
私としてはお金なんかどうでもいいんですが、やっぱり…私が悪いんでしょうか?

驚いたのは、見舞いに来た両親が病室で土下座したこと。大部屋なのに。
「まさかそんなひどいことをされていたとは知らなかった。無責任なことを言って申し訳ない。自分たちは親失格だ」と…
本来ならここで「いいのよお父さんお母さん」「●●!許してくれるのか!?」みたいな涙涙のシーンになると思うのですが、未熟者の私はなぜか腹が立ってきてしまい「あの時は耳も貸してくれなかったくせに!」と怒鳴りつけてしまったのです。そんなわけで、今も両親とはわだかまりが解けません。

そして、かつての同級生+担任も謝りに来たそうです。私の両親が連絡をしまくったとか…ありがた迷惑な話なんですが、笑ってしまったのは、私がいる病院ではなく、自宅へ謝りに来させたこと。彼らは虐めた私ではなく、私の両親に土下座していったそうです。意味がわかりません。

退院してからは両親から腫れ物に触るような扱いを受け、ことあるごとに慰謝料の話ばかり。親の謝罪の言葉がますます薄っぺらく聞こえてしまい、近所では「私がI子に復讐した」という噂が立ってしまったので、地元にいる人間全てが嫌になって、復学してからは一度も戻っていません。今年から働き始めましたが、高校と大学の費用+αを返して両親とも縁を切ろうかと思っています。まだペーペーですし、返せるまで何年かかるかわかりませんが、返し終わったときに、本当の意味で虐めの記憶から立ち直れるのかな…と思っています。

出典:早く
リンク:返したい

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