青春 (その他) 47023回

2008/02/16 00:12┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
久しぶりに高校・大学の同級生で親友だったケンジと飲みに行く機会があった。
3年ぶりの再会でつのる話もあったんだが・・・久しぶりにバカ話で心の底から笑えたような気がする!?
「お互いオッサンになったなぁ」と言い合ったが、お互い心の奥底は相変わらずバカなまんまだと再確認できたよ。

もう20年以上前になるんだが、俺の高校時代は今思い返すと相当悲惨な状況だったと思う・・・まあその当時はこれが普通なんだと思い込んでいたんだけど(苦笑)

俺の高校はスポーツが盛んで、俺自身も柔道で推薦入学したんだ。
男子校だったから女っ気なんて保健の先生(推定50代)くらいだったし、しかも柔道部の合宿所が高校のすぐ裏(徒歩30秒くらいのとこ)にあって、通学電車で他校の女子に出会うなんてことも皆無だった(苦笑)

さらにウチの高校の柔道部は「年間1000回の練習」っていうのが売りで?試合の当日以外は朝6:30からランニングやら筋トレやって、授業が終わったら15:30からと19:00から柔道の練習があった。
毎年大晦日から元旦にかけて「越年稽古」というのをやって、練習後は柔道着姿のまま片道5kmほどのところにある神社の初詣に走って行って、それが終わったらようやく1月3日の寒稽古まで一年を通して唯一の休日が与えられていた。
つまり休日は年間で1日だけだったんだ。
もっとも柔道の才能やセンスが平凡な俺たちにしてみたら、唯一ハードな練習こそが強くなるための手段だったんだなと今にしたら思う。

おかげで県内では無敵の強豪校として、俺が在学していた3年間はI・Hの団体、そして個人でも軽量級以外の3階級はウチの高校で独占していた。
それでも全国ではさらに強い高校があるのは判っていたし、そういった強豪に勝つためにはさらに練習が必要なんだと当時の先生にマインドコントロールされていたなぁ(笑)

今でも毎年正月の休みを利用して高校の寒稽古に顔は出しているけど、当時の鬼先生も還暦を迎えてだいぶ丸くなってきた・・・でもいまだに会うと直立不動の姿勢になっちゃうんだよなぁ(笑)

実際高校時代の話を友人にすると「リアル男塾だなぁ」なんて言われたりするが、傍からみるとそんな感じだったかもしれない・・・まあやってる本人達はその当時は毎日の練習を乗り切るのに精一杯で、すごいことしている実感っていうのは無かった。
ただ毎年10人入ってくる新入部員も何人かは「夜逃げ」してたけどね(苦笑)

甘い世界!?を知ってしまった今となっては、もう一度あの当時に戻れといっても絶対にやだけど、ただあの当時を思い返して「良い経験をさせてもらった」と感謝の気持ちは間違いなく持っている!
柔道を通じて「上には上がいる」というのを思い知らされたし、才能とかセンスの部分で「人間は平等じゃない」というのも思い知らされた。
ただそれも練習によって差を詰めることが出来るということも実感できた。

ところで

合宿所は2人1部屋の相部屋だったし、毎日キツイ練習をしていたけど・・・高校生の精力ってスゴイよね(笑)
なんだかんだで毎日オナニーは欠かしていなかった(笑)
ただそれもな、普通の高校生が自宅でするような余裕は無く、30人近い部員の目を盗んでトイレの個室でシコったり・・・まあみんな同じ年代だから隠れてコソコソやってるのは知ってるんだが、お互い見知らぬフリはするが見つかったらヤバい先輩とかもいるわけよ・・・
オカズもプレイボーイやスコラなんかが定番で(笑)
はじめてビデオで動いてるオッパイを見たときはそりゃあ感動したもんさ!

本当に頭おかしいんじゃないかって思うくらい女のことばっかり考えていた高校時代だったなぁ。
出会いの無さとハードな練習で遊ぶ時間も無い・・・その上女性と会話したことも無いから勝手に雑誌で仕入れた情報だけで女性像というものを作り上げていた。
女性は野球部やバスケ部の連中が好きで、柔道なんてダサくてカッコ悪くて・・・モテる訳無いと思い込んでいた。
そんなネガティブさもあったが、とにかく練習漬けの3年間だった。

ただ3年生になると練習には体も慣れてくるし、精神的にも上級生がいなくなるのでかなり楽にはなった。
で、そのころクラスで話題になっていたのが「フライング・オナニー」

射精する快感と高い所から落ちる感覚を同時にやると「数倍の快感」が得られるというやつだ!
聞いたことあるやつもいるだろう!?実践したやつもいるんじゃないか!?

俺も実際に何度か試してみた・・・
部屋のタンスの上でシコりながら、そろそろというタイミングでベッドに向かってダイビングした。
10回以上試したかな!?(笑)
さすがに高校生の精力といえどもタンスの上で興奮をMAXに持っていくのはなかなか難しいし、さらに落ちるタイミングに合わせてイクというのも難しい!
そしてなにより落下時間が短すぎて全然ダメだという結論に至ってからはしなくなった。
しばらくは「フライング・オナニー」のことは忘れていた(笑)


高校も3年になると同級生が大学進学を気にする中、俺は夏前には大学のスポーツ推薦をもらっていたからかなり気楽だった。
奇しくも同級生で水泳部のケンジが同じ大学のスポーツ推薦をもらっていた。
それまでほとんど会話もしたこと無かったんだが、これを機に長〜い付き合いになろうとは・・・

ケンジは水泳部といっても「高飛び込み」の選手だったので、本人は「競技人口の少ないスポーツだから・・・」と自虐的に言うのだが、俺からしてみると競泳選手のような異常な筋肉の付き方じゃなくてなんかバランスの良い体つきで羨ましかった。

俺は当時71kg級(中量級)でどちらかといえばマッチョ系・・・でもマンガなんかに出てくるすぐ死ぬ怪力キャラのような体型(苦笑)
腕とか首は異常に太いし耳は潰れてるし・・・女性にモテないだろうと思ってたし、ケンジの体型がすごく羨ましかった。


大学に入ると生活は一変した!
上級生だったのがまたいきなり1年生になるのは雑用が増えたりその他いろいろあるんだが・・・なによりも高校に比べて練習が楽なのに驚いた!
いや大学の柔道のレベルは高いんだよ。
それでも練習環境だとか練習時間だとか、高校時代と比較するととにかく楽だった。
合宿とか遠征の時以外は基本的に練習は1日1回だから、柔道以外のことに使える時間があることがすごく嬉しかった。

そして大学でも寮生活だったんだが、高校の時と違って部屋にTVも冷蔵庫も置いてOKなんだぜ!
ちなみに高校の合宿所にはTVは食堂に1台だけ、ファミコンとかも知らずに大学生になって、はじめてやったマリオに感動したっけ(笑)

授業に出れば当然女の子もいる・・・なんていうか自分がすごい場違いなところにいるような気がしてならなかった(苦笑)

はじめは女の子と会話はもちろん目も合わすことが恥ずかしかった。
自分のようなカッコ良くも無く、気の利いた会話も出来ないヤツがモテる訳無いと思い込んでいた。

頭の中では常に女の事ばかり考えていたくせに、さも女に興味が無いようなそぶりをしていたと思う。
普通は中学生くらいがこういった態度を取るんだろうけど、男子校育ちの俺には大学生になってはじめて近くに女性がいる環境に触れてテンパっていたんだと思う。

ちなみにケンジは大学に入ってすぐに彼女みたいなのが出来た!
といってもケンジも当時は俺と一緒で女に免疫の無いチェリーボーイだった(笑)
やっぱり見た目が爽やかだったからなんだろうが、女の子の方から誘ってきたとの事だった。

お互い男子の友達は大学に入ってからそれなりに増えてはいた・・・が、やっぱりはじめての女性問題に関しては、付き合いもちょっとは古い俺に相談してくることが多かった。
お互い童貞だということは知っていたが、やっぱり大学で出来た友達にはなかなかカッコつけて言いにくい年頃じゃん(笑)

はじめてのデートの時に着ていく服について、無い知恵絞って語り合っていた。
会話のシュミレーションとかもやっていた。
「はじめてのデートでキスを迫って嫌われないかなぁ?」
そういうケンジに
「男なら当たって砕けろだ〜!」
なんて無責任なこと言ったのも覚えている。
はじめてのデート後、「失敗した〜」と落ち込むケンジと反省会をしたのもいい思い出だ。
失敗とはいえ女の子と遊べるケンジが羨ましい反面、自分のことのように残念にも思っていた。
結局ちゃんと付き合おうと告白もできずに、何度か食事に行くだけの仲のまま終わったようだった。

夏を過ぎても俺とケンジはまだ童貞のままだった(苦笑)
ただ練習やその後の雑用なんかでも要領を掴んできたので、その後の空いてる時間を有効に使う術もだんだん身に付けてきた。

お互い部活の仲間や先輩、学校での友達と飲みに行く機会も増えてきた。
正確にはまだ未成年なんだが、大学に入って酒を飲む楽しみを知ってきた(笑)
俺は見た目と違って酒は弱いほうなんだが、それでもあの雰囲気はすごく好きだった。
酒での失敗談はたくさんあるが、結構シャレにならないものも多いのでやめておく。

ある時ケンジと二人で飲んでるときに、ふと
「おまえ・・・フライング・オナニーって知ってる?」
とケンジに言われた。
俺はドキっとしながら、過去に10回くらいチャレンジして失敗しているなんて恥ずかしくて言えなかった(苦笑)

「なんか落下する感覚と合体してすごい快感らしいぜ!SEXの数倍気持ちいいらしいぜ!」
興奮しながら話すケンジに
「でも普通に飛んだくらいじゃ時間が短すぎてうまくいかないんじゃない?」
と冷静に返したつもりだった。
「なんか経験あるみたいな言い草だな。だから10mの飛び込み台からやればいいじゃん!」

ここで俺は、ケンジも「タンスの上からチャレンジ済みだな」ということを認識した上であえて突っ込まずにケンジの話を聞いた(笑)

ケンジの話によると、体育館にある飛び込み台は毎週日曜の夜に水を抜いて1年がプールの清掃をするらしい。
「大会が近いから居残りで練習したい。終わったら一人で掃除しておくから帰っていいよ。」
と言えば同じ1年は喜んで帰るだろう。
その後二人でフライング・オナニーにチャレンジすればいいだろうとの事だった。

「10mからの落下・・・」この時は恐いという感覚よりも「それなら究極の快感を得られるかも」の興味の方が勝っていた(笑)
さっそく次の日曜の夜にチャレンジする段取りを組んだ!

夜8:00に体育館のプールに行くとまだ明かりが点いていた。
ケンジは「遅いよ」といった顔をしながら
「片付けと掃除の時間を考えると、さっさとやんないと終電乗り過ごしちゃうぞ。」

俺が用意したのは海パンとエロ本3冊、そしてコンドーム1箱だった。
一応プールに精子をぶちまけるのはやめようという良心?から、ゴム付で発射することにしていた。
飛び込み台のやぐらの一番高いところにエロ本を用意して、そこでシコっていよいよMAXというところで飛び込み板からプールに飛び込むという算段だった。

先にやったのはケンジから・・・さすがに飛び込みの選手だから飛び込みにも慣れているはずだ。
俺はプールサイドから飛び込み台を見上げている。
後ろ向きで半ケツを出しながら怪しく手が動いてるケンジ(笑)
3分も経たないうちにこちらを振り返りダッシュでプールに飛び込むケンジ!
「うわあぁぁぁ〜〜」
という声と共にプールに深く沈んでいく・・・10mの高さから飛び込むと案外水面に浮かんでくるのに時間が掛かるのね!

プールから上ってきたケンジはなんか顔が疲れ切ってるように見える。
「どうだった?」
と聞くと
「タイミングが悪かった・・・飛び込む前に出切っちゃったよ・・・」
「しかもゴムを手で押さえてなくちゃいけなくて、いつもと入水角度が違うから久しぶりに水に叩きつけられて痛いよ。」
どうやら飛び込んでるときの「うわあぁぁぁ〜〜」は快感からの叫びではなく、失敗した後悔の叫びなんだと理解した。

次に俺が飛び込み台に上った・・・10mって意外と疲れるね。
俺もゴムをセットしてエロ本を見ながらスタンバイ開始!
ちょうど見開かれていたページが女性がバックから尻を高く上げてる写真だった。
ケンジのお気に入りの写真だな・・・そうニヤつきながらシコっていた。
10mの高さって、たぶん通常の精神状態だったら絶対にビビる高さだと思う。
上っていく最中も下を見ると恐かった。

ただそれ以上に「未知なる快感」への興味が強かったのと、ケンジが普通に飛んでるのを見てるから恐怖感が薄まったんだと思う。

さていよいよ俺もMAXが近づいてきた・・・いよいよというところでプールに向かって助走をつけ、そのまま飛び込んだ・・・
・・・がしかしケンジとは逆にタイミングが早すぎた・・・ような・・・気がする!?
ビビビっとやってきた射精感も飛び込み板を駆け抜けている最中に引き始めてきた・・・
が、そのまま勢いで飛び込むとスーっとあのジェットコースターのような感覚が・・・

なんかその時途中で止まっていた精子を無理矢理引っ張り出されているような感覚が・・・!?
「あれ!?俺って今出ているのかな!?」
と思いながら水面が近づいてくる・・・時間にしたら1秒かそこらなんだろうけど、もっとすごく長かったようにも感じる!?

突然バシャーンという衝撃と共に、俺の腕は上に引っ張られるように伸ばされ、胸や顔面に強烈な痛みが走り、続いて口の中に大量の水が流れ込み一瞬にしてパニックとなってしまった!

「あわわわ・・・」という自分の声が聞こえ、遥か頭上に水面の明かりが見える。
苦しさと戦いながら必死でもがくがなかなか水面まで辿り着かないような気がした。
ようやく水面から顔を出して新鮮な空気を吸い込み、ほっと一安心するとケンジが近づいてきた。
「どうだった?」
ニヤニヤと笑いながら聞いてくるケンジだが、正直その時俺はそれほどの快感だったとは感じていなかった。

「タイミングが早すぎたのかもしれない!?なんか落下してる時に引っ張り出されるような感覚だったけど、数倍の快感ということはなかったなぁ・・・」
そういうとケンジもガッカリしたような顔になった。

ただ若さってスゴイよなぁ(笑)
ケンジはすぐさま2回戦に突入しようとしていた・・・
そうなると俺も・・・という気になるし、なんか男同士だけど秘密を共有している仲間意識というかそういうのもこの時から強くなった気がする。

ただケンジが飛び込み台の上でスタンバっている時に、突然警備員が見廻りに来た!
突然入ってきた警備員に一瞬ビビったが、そんなに怒ってる感じでもなく話しかけてきた・・・
「夜間の使用届けが出てないから、そろそろ出て行ってもらわないと困るよ。」
ケンジは飛び込み台から降りてきて、「しまった!」と言いながら警備員と話し始めた。

通常は5人くらいで掃除をするから夜9:00前には終わっているという。
だが今回は2人で掃除をしなくちゃならないし、まだプールの水も抜いていないからかなり時間が掛かりそうだ!
警備員のおっちゃんに頭を下げながら、これからダッシュで掃除をするけど、どうしても11:00くらいまで掛かってしまいそうだと伝えた。
なんとか今回は大目に見て欲しいと必死で頼むと、警備員のおっちゃんはしぶしぶながらも
「なるべく早めに終わらしてね」と言って出て行った。

まあここですぐに掃除を始めていれば何も問題が無かったはずだったんだ(苦笑)
俺とケンジは最後にもう一回だけチャレンジして終わろうと言い出し、大急ぎでフライング・オナニーうを再開し始めた(笑)

2度目のチャレンジでケンジは微妙なタイミングで飛び込んだ!?
1回目のタイミングが遅すぎたから今度は少し早めに飛んだらしい。
落下している時に射精の感覚は無かったらしいのだが、プールから上ってみるとゴムにはしっかりと精子が入っていた(笑)

「結構早い時間での連続ヌキだから感度がニブってるんじゃないか」
俺がそう笑いながら言うとケンジは残念そうにうなだれていた。

次に俺が2度目のチャレンジをした!
正直感度は鈍っているなと感じていたが、そこはまだまだ10代チェリーボーイの肉体(笑)どうにかMAXまで持っていき、そなままプールへ飛び込んだ!
1回目と同じくスーっと袋から精子を抜き取られるような感覚を感じながら発射した!
不思議な感覚なんだが、正直な話「数倍の快感」というのは味わえなかった(苦笑)

2度目のチャレンジが終わって大急ぎでプールの後片付けと掃除をはじめ、なんとか11:00過ぎに鍵を閉めて警備員室に向かっていった。

・・・が、ここで予期していなかった事態が・・・

9:00前に見廻りに来た警備員のおっちゃん、実はプールで怪しいことしているヤツがいるとの通報があって見廻りにきていたのだった!
体育館のプールって、中は明るいので外からはよく見えるんだけど・・・中からは暗い外の様子ってよく見えないんだよね(汗)
俺たちは見られてるなんてことも気付かずにあんな恥ずかしいことしてたんだ〜〜

警備員のおっちゃんもケンジのことは顔見知りだから、最初の見廻りの後ですぐに止めてればそのままお咎め無しにするつもりだったらしい。
だが2度目のチャレンジも実は見られていたらしくて、「これは先生にも報告しなければならない」と言われた。

帰り道はケンジと2人でかなりヘコみながら帰っていった記憶がある。

翌日さっそく水泳部の先生に呼び出されて説教されたよ!
烈火のごとく怒られるんじゃないかと覚悟していたが、あまりにバカバカしい事件のためかむしろ呆れ返られていた。
万引きだとか暴力事件だったらそりゃあ大問題だったろうが・・・まさかプールでフライング・オナニーしてたなんて・・・そりゃあ呆れ返りもするわな(苦笑)

で最後に水泳部の先生は
「で、どうだった?気持ち良かったのか?」
そう聞いてきた。
ああ〜やっぱり男って基本的にバカなんだよなぁ〜と思う一瞬だった。
散々説教していた先生もなんだかんだで興味はあるんだよな(笑)
俺が事細かに説明すると、バカバカしいと言いながらも真剣に聞き入っていた(笑)

その後水泳部の4年の先輩5人くらいに呼び出されて再び説教をされた。
正直ブン殴られるんじゃないかと覚悟していたが、先輩とはいえさすがに現役の柔道部員に手を出しにくかったんだろう、口で説教されただけだった。

で最後にやっぱり
「で、どうだった?気持ち良かったのか?」
興味津々な眼差しで聞いてくるので、事細かに説明した(笑)

ついでに柔道の先生にも連絡がいったみたいで、その後呼び出された。
柔道部の先生は怒ると言うよりただ呆れ返るばかりだった。
ただ他の部の活動に支障を与える行動をしたことを反省するように言われた。
そして例によって
「で、どうだった?気持ち良かったのか?」
先生、やっぱり貴方も聞いてきましたね(笑)

最後に柔道部の先輩からは、もう説教とかそういうのじゃなくて、ただ冷やかされバカにされただけだった。
そしてやっぱり
「で、どうだった?気持ち良かったのか?」
これは全員から聞かれた(笑)

ちなみにこのバカな噂は大学中に響き渡った(苦笑)
多くのやつらから「バカ!」だの「変態!」だの言われたが、結局最終的にみんなから
「で、どうだった?気持ち良かったのか?」
これは100%聞かれた(笑)

その後俺は柔道部内で「フライング・オナニーマン」などと呼ばれもしたが、当時「空中殺法」の得意な人気プロレスラー「ミル・マスカラス」にちなんで
『ミル・マスカキス』
などとあだ名を付けられ、いつのまにか「ミル」とか「ミルちゃん」などと呼ばれるようになっていた。

その後卒業までそのあだ名は続き、後輩からも「ミルさん」とか「ミル先輩」などと呼ばれ、最初はムカついたりしてたがいつのまにか俺自身慣れてしまっていた(苦笑)

大学内では変な意味で人気者になってしまい、その後男友達は飛躍的に増えた!
逆に女の子からは白い目で見られていたような気もするが、どうせ女の子と話すことも出来ていい無かった俺にはあまり変化は無かったように思えた。

時間は少し流れ、確か9月後半だったと思うが、柔道のジュニアの大会(二十歳以下の大会)でそこそこ良い成績を残した俺に「ご褒美」だと言ってOBの先輩がピンサロを奢ってくれることになった。
OBの先輩は、俺と2年生の先輩の3人で繁華街のピンサロに連れて行かれた。

当時はもちろんチェリーボーイ!
期待に胸を膨らませて(胸だけじゃないけど)ピンサロのソファーに座ると、案外キレイなお姉さんが付いてくれた。
キスはおろか女の子と手を繋いだのも小学校のフォークダンス以来無かった俺にとって、いきなりの初体験が尺八だぜ!
はじめて触った女性のオッパイの柔らかさに感動しつつ、ものの数秒でお口に発射!
いやぁ〜正直フライング・オナニーの数倍気持ちよかったぜ!

さっそくケンジに報告するととても羨ましがっていた(笑)
といってもまだ二人とも童貞喪失したわけじゃないんだけど、なんかこんなくだらないことでも男同士って優位になったりするよね(笑)
ケンジは
「絶対はじめては好きな女の子と経験するぜ!」
な〜んて言っていたが、先に童貞喪失したのはケンジで、それもソープでだった(笑)

結局二人にちゃんとした彼女が出来たのは同じ時期で、それも2年生になってからだった。
1コ下の後輩だったが、2年生以上の学生には俺たちは変態だと思われていたから仕方なかったな。

それまで女性というのはジャニーズ系が好きで、スポーツマンなら野球とかバスケで・・・そんな妄想に取り憑かれていて、ダサくて気の利いたおしゃべりも出来ない柔道野郎がモテる訳ないと思い込んでいたが・・・
「力強くて、守ってくれそうな人が好き」
なんて言われたときは有頂天になったものさ(笑)
男も人それぞれ好みが違うように、女性も男性の好みは人それぞれなんだなぁと実感したのもこの時だった。

はじめてHをした後は、もうサルにでもなったように会うたびにやっていた!
約20年間溜めていたものが噴出するように・・・それにしてもあの頃はホントにタフだった(笑)

大学時代は色んな遊びを覚えた。
一応毎日柔道の練習はしていたけど、1日や2日は寝ないでも遊びなら耐えられるタフさもあった。
今思うともう少し柔道に身を入れて練習していれば・・・なんて思うが、遊びを覚えたてのガキには我慢できないほど魅力的な遊びが一杯あった。

それでもまあバブル時代だったし、就職で苦労することは無かった。
結局高校・大学に続いて柔道で就職することになったが、後からは「バブル期の筋肉入社」などと陰口をたたかれることもあった。

「スポーツを引退した後の筋肉入社はその後苦労する」

そんなことも言われていたが、まあ今のところなんとかまだうまくやっている。
最近じゃあ部下も増えて、新人研修なんかもやらなきゃいけない立場になってきたが、気持ちはまだ若いつもりでも随分オッサンになってきているのは実感している。

「最近の若いヤツラは・・・」

同僚と飲みに行くとそんな会話も良く出るが・・・
冷静に思い返してみれば俺も大差無いというよりもっとバカだったなぁと思うことが多い(苦笑)

ケンジと久しぶりに飲んで、もう二人とも朝まで飲み明かす体力も気力も無くなってるが、一番充実していた時期があの大学時代だったんだなぁと再認識した。

当時はそんなことを考えていなかったが、あの頃が俺たちの「青春時代」だったと今なら言える(ちと恥ずかしいが)

そして
「最近の若いヤツラは・・・」
に続く言葉は、俺たちにも忘れがちだがそんな時代があったことを思い返して

「羨ましいな」

というのが本当の気持ちだろうな。


出典:思い出
リンク:オリジナル
  投票  (・∀・):594  (・A・):159  →コメントページ
読み終わったら評価を投票してください。押してもらえるだけで更新意欲がわくです。
コメント書かなくても投票だけでもできます。
作者の創作意欲を削ぐような発言は絶対に止めてください。
既出や重複の登録を見つけたら掲示板までお知らせください。
イイ→ イクナイ→ タグ付→
ココ
コメントがあれば下に記入してから押してください(30秒規制)
名前: トリップ:
コメント:

  トラックバック(関連HP)  トラックバックURL: http://moemoe.mydns.jp/tb.php/10837/
トラックバックURLは1日だけ有効です。日付が変わるとトラックバックURLが変わるので注意してください。
まだトラックバックはありません。
トラックバック機能復活しました。

  Google(リンクHP)  このページのURLを検索しています
検索結果が見つかりませんでした

TOP
アクセス解析 管理用