従妹アキ、従姉紀子との・・・ (従姉妹との体験談) 94460回

2008/03/02 16:06┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:50氏
50 :えっちな18禁さん:2007/10/08(月) 05:03:41 ID:rVfm0PuL0
    オレが中学生のときに
    従姉と変な関係になったことはあった。
    従妹とも変な関係になった。

    期待させてしまうのもあれなので
    先に書いておくと最後までやる事はなかった。
    けど、書いてもいいか?
    ダメならやめておく。

52 :50:2007/10/08(月) 14:34:27 ID:rVfm0PuL0
    おkネタっぽい話だが全部実話だ。つまらんかったら言ってくれ。

    従姉妹の家にはオレは出入り自由で
    よく泊まりに行っていた。鍵の隠し場所も教えてもらってたし。
    ちょっと特殊な環境で彼女らの両親は同じ家で寝てはいなかった。
    用心棒ってことはないだろうけど行くといつもよくしてもらっていた。

    とにかく従姉親の趣味で漫画の量が
    半端じゃなく、オレはそれが目的だった。
    マダラ、らんま、3×3EYES、ドラゴンボール
    火の鳥、あさりちゃん、スプリガン、伝染るんです…。
    とにかく読みまくっていた。

    今思うと、従姉妹も両親と一緒に
    晩御飯を食べることも無くて寂しかったのか
    オレが行くと必ずと言っていいほど三人で居間で寝ていた。

53 :50:2007/10/08(月) 14:36:09 ID:rVfm0PuL0
    当時のスペック
    オレ 中二 とにかく奥手で「フツメンとブサメンの間」とリアルで言われたwテラチキン。
    従姉 高一 憧れの存在。誰に対しても優しい。シルキーなんとかの誰かに似てる。
    従妹 中一 少しキツめの性格。だが鈴木えみを若くして健康的にした感じ。

    従姉妹母  昔の日本美人って感じかな。大概のことには動じないし許す。
    従姉妹父  エロエロだが、美形。娘以外の若い女が興味の大半を占める。
            娘達が美形なのはこの人のおかげ。

56 :50:2007/10/08(月) 15:10:56 ID:rVfm0PuL0
    冬休みに入ってすぐ、ある日の夕方。
    従姉妹親の住処と従姉妹が生活している家は距離にして50メートル。
    近いし、一応の挨拶もかねて従姉妹両親の所に寄った。
    泊まることを従姉妹母に言うと
    「いつもありがとうね、後でご飯届けるから」
    と笑いながら言ってくれた。

    従姉妹はクラブ活動に忙しくオレが行く時間帯は無人のときが多かった。
    時間が経つのも忘れて漫画読みまくる。
    とにかく至福のひとときだった。

    7時を過ぎるとアキ(妹)、紀子(姉)も順に
    帰ってきてこたつに入って談笑。
    従姉妹のおかんが届けてくれた晩飯を食べて順番に風呂に入る。
    またこたつに三人が揃った。

57 :50:2007/10/08(月) 15:15:28 ID:rVfm0PuL0
    うだうだ過ごして夜も9時を回った頃、
    アキが珍しく「自分の部屋で寝るわ」と言って去っていった。
    紀子姉の方は眠そうにしながらも
    頑張ってブッダを読んでいた。

    どうやらオレの方が先に寝てしまったようだった。
    ふと目を覚ますと、ブッダを読破したらしい紀子姉は
    電気を点けっぱなしのまま、こたつでダウンしていた。
    トイレに行こうと立ったとき
    対面にいた紀子姉の胸元に目が釘付けになった。

    仰向けで上半身をこたつから出している紀子姉の
    パジャマははだけ、もう少しで乳首が見えそうだった。
    オレ「ふひゃっ」
    誰に監視されているわけでもないのに挙動不審になるオレw

58 :50:2007/10/08(月) 15:20:33 ID:rVfm0PuL0
    初めて、紀子姉を性の対象として意識した瞬間だった。
    トイレに行くついでにアキの部屋を恐る恐るノックした。
    寝ているようで何故かほっとした。

    しかし困った。眠れないし、かといって漫画を読む気分ではなかった。
    こたつも点けっ放しだったからか
    額に少し汗をかいている紀子姉がとてもいやらしく見えた。
    私服も清楚な物が多く、
    太ももでさえあまり見たことのない
    紀子姉の胸が全部見えそう…

    いや、多分頑張れば見えた。
    しかし、当時のオレはチキンだった。
    要は頑張らなかったwいや頑張ったのか…?

    一度落ちるノツ帰りは夜になります。

63 :50:2007/10/08(月) 21:23:28 ID:rVfm0PuL0
    オレは新しい漫画をとるフリをして斜めに移動した。
    つまり紀子姉に近づいた。
    そのときに紀子姉と足がぶつかってしまい、
    脊髄反射でオレは足を引っ込めた。

    「う…」

    紀子姉は起きなかったが、寝返りをうち
    こっちを向く格好になった。
    胸は隠れてしまったが、顔が近い。
    そして足が再び接触して今度は逃げられない。
    触ろうとしてんのに逃げるのも変な話だがw

    ドキドキ感は電車で隣に座った女性と
    肘同士がくっついているあの感じに近い。

64 :50:2007/10/08(月) 21:36:09 ID:rVfm0PuL0
    オレはとにかくドキドキした。
    漫画を読もうとするのだが
    数ページ進んだあと内容が頭に入っていないことに気付いて
    また最初に戻るを繰り返した。
    そんなことより、紀子姉で頭が一杯だった。

    もうこんなこと考えずに寝ようと思った。

    オレは電気を消し横になったが、
    鼓動は収まるばかりか、余計に早くなった。
    自分ではどうしようも無かった。
    オレはダメだと思いつつまた胸の方に目をやってしまった。
    そして、手を伸ばした。


    汗ばんだ胸元は案外ひんやりしていた。

67 :50:2007/10/08(月) 23:02:33 ID:rVfm0PuL0
    瞬間、紀子姉がきつく目を閉じた。
    オレは神の速度で手を引いて逆方向を向いた。
    変態だと思われた。どうしよう。

    ちらっと紀子姉を確認して
    もう一度手を伸ばすも震えてしかたがなかった。
    肌には触らないようにして
    紀子姉のパジャマのボタンを一つかけてその夜は寝てしまった。
    …書いていると自分のチキンぷりが情けないorz

    −−−−−次の日−−−−−
    泊まった次の日オレはいつも、
    朝食を従姉妹両親含め5人で一緒に摂っていた。
    その日は紀子姉が起こしてくれた。
    「けい(オレのこと)朝ごはんできてるってさー」
    眠いが、しぶしぶ起きて両親宅へ移動。

68 :50:2007/10/08(月) 23:03:34 ID:rVfm0PuL0
    従姉妹父「おはよー、けい!昨日お前紀子に何かしたのか?」
    オレ  「ブッwwwなな何で?何もしないよ」

    リアルで牛乳吹いたww目がテラスイミー。一気に現実に戻された。
    意味無くキョロキョロするオレ、どんだけチキンwww
    怖くて紀子姉の方は見られなかった。
    とりあえず、二人で同じ部屋で寝たことはばれている。誰だよ言ったの。

    従姉妹母「そんな勇気あったら彼女の一人も連れてくるでしょ」
    アキ  「だよねー。けい君漫画が彼女だもん。折角二人にしてあげたのに」
    お ま え か。
    従姉妹父「もしオレがけいだったら間違いなく間違いが起きるな」
    従姉妹母「お父さん。浮気はばれないようにしてくださいな」
    紀子  「はいはい。さっさと食べる」
    オレは紀子姉を除く全員からチキン認定され解放された。
    紀子姉は何となく不機嫌だった。

71 :50:2007/10/08(月) 23:50:02 ID:rVfm0PuL0
    しかし、朝の忙しい時間にそんな気を遣う暇もなく。
    オレも自宅警備員の短期バイトをしに帰った。

    その後、何だか勝手にきまずくなったオレは
    数日間全く従姉妹とも連絡を取らずに自宅警備員をしていた。

    おかん「宿題したの?」
    オレ 「したよ」
    おかん「アキちゃんが宿題教えてって言ってたよ」
    オレ 「!?いつ?」
    おかん「昨日の晩、電話で言ってたよ」
    オレ 「あ、ああそうなんだ。まあちょっと予定見るわ」
    友達も少なくて冬休みの予定ないくせにw
    おかん「はあ。そんなもんないくせに」
    おまw心読むなよwww


73 :50:2007/10/08(月) 23:52:16 ID:rVfm0PuL0
    そして……

    気まずさ全開で次の日に行ってみたw
    泊まると色々良くないから、昼に。

    従姉妹母「アキ部活だよ。夜には帰ってくるんじゃない?」
    もう年末だし部活なんてしないだろ?常考…
    携帯電話持っていたらなあ。

    結局漫画を読んでいるといつもの時間orz
    おかんに一応電話をかけた。
    「あんたの晩御飯ないわよ」
    チン←電話古いw

    はいはい泊まり泊まり。

74 :50:2007/10/08(月) 23:54:06 ID:rVfm0PuL0
    アキ「すっごいね。よく解るなあ」
    オレ「これくらいならラクショー」
    アキ「ハラショー!次の問題解いて見て」
    オレ「韻踏むなwwwどれ」
    アキ「次、その次も、まだまだ次も」
    オレ「…」アキ「…」
    オレ「…」アキ「…解けないの?チキン」

    オレテラ涙目w
    結局廃人のまま数学全部やらされた。
    こいつは小悪魔だな、と幼心に思ったよ。
    制服で膝上スカート。オレがその属性に気付くのが早ければお前なんか…。

75 :50:2007/10/08(月) 23:56:33 ID:rVfm0PuL0
    そう言えば紀子姉とは顔あわせてないな。
    合わせてもどんな顔していいかわかんないけど。

    そんなことを考えていると
    「お疲れ様」
    と紀子姉がアキの部屋に入ってきた。
    「ごめんね、けい」
    「!」何故か逃げ腰になるオレw
    でも、差し入れktkr
    ちょっと不器用な形のウサギりんごだった。
    アキ「謝らなくていいよオネエ」
    紀子・オレ「お前が言うなwww」

    顔合わせたら案外普通だった。

76 :50:2007/10/08(月) 23:58:16 ID:rVfm0PuL0
    アキ 「オネエ、けい君優しいんだよ」
    紀子 「どうしたの?」
    アキ 「数学丁寧に最後まで教えてくれたんだ」
    紀子 「そうなの?」
    オレ 「やらされたっていうか」
    紀子 「やっぱり。宿題は自分でやらなきゃダメよ」
    アキ 「へいへい。ひがみなさんな」
    紀子 「アキの分はりんごないからね」
    オレ 「ありがとう」
    アキ 「お礼のタイミングおかしいしwww」
    紀子 「あはは。けいも忙しいんだからあまり迷惑かけないようにね」
    アキ 「漫画で忙しいだけだよ」
    オレ 「お前が言うなw」
    紀子 「でも、もう勉強終わってるなら晩御飯の方が良かったね」
    オレ 「いや、りんごもらうよ」
    ちょっと紀子姉がはにかんだ気がした。

77 :50:2007/10/09(火) 00:06:41 ID:aT3b4Vth0
    結局、その後三人で晩御飯を食べて
    アキは風呂に行き、紀子姉とオレは漫画を読み始めた。

    紀子 「…けい、こないださあ」
    オレ 「ん?」嫌な予感が。
    紀子 「みんなが勇気がないとか言ってごめんね」
    オレ 「いや、いいよ。実際そうだし」ってちげーよww
    そう言うと紀子姉に手を出したかったみたいじゃねーかorz
    紀子 「悪気はないの。男の子がいるとお父さんも嬉しそうだし」
    流してくれた。大人は違うな。
    オレ 「でもオレはあんな大人にはなれないと思う」
    紀子 「ならなくていいよwwwっていうかならないで」
    ああ、こないだ不機嫌だったのはオレが
    皆にからかわれていたからか…。ぼんやり考えた。

    紀子「……こないだ、ボタンかけてくれた?」

78 :50:2007/10/09(火) 00:10:45 ID:aT3b4Vth0
    オレ「!!!!!!!」
    紀子「ごめん、変なこと聞いて。忘れて」
    オレ「…、う、うん」
    微妙な沈黙が流れる。
    前と同じく、漫画を読んではいるが頭に内容は入らない。

    アキ「けい君風呂あいたよ〜」
    唐突に場違いな奴が来たが、オレには救いだった。
    小悪魔とか言ってごめんよ。
    オレ「あ、行くわ」
    紀子「///」
    うつむいていた紀子と「?」な顔をしたアキが
    その後どんな会話をしたかは知らない。
    とにかく逃げた。
    どんなときも僕が僕らしくあるためにチキンだぜwww

79 :50:2007/10/09(火) 00:21:39 ID:aT3b4Vth0
    アキ「けい君今日は宿題ありがとうね」
    お風呂上りにオレンジジュースをくれるアキ。
    オレ「珍しい…どうせ、紀子姉に言われたんだろ」
    アキ「だいなしwww当たってるけど」
    オレ「当たってるのかよwww」
    アキ「じゃあ…ウチの部屋で漫画読ませてあげよっか?少女漫画だけど」
    オレ「読む(今紀子姉と二人はきついしな…)」
    アキ「ちょっと、目つき怖いよ」
    オレ「大丈夫勇気ないし」
    アキ「イミフwww」

    そんなこんなでアキの部屋で漫画読むが
    正直面白さがわからんかった。何読んだかも忘れた。
    少女漫画デビューでかなりwktkしてただけに残念だったことは憶えている。

81 :50:2007/10/09(火) 00:29:35 ID:aT3b4Vth0
    アキ「眠くなったらソファ使いなよ」
    中学生にして自室にソファとかww
    テレビもウチで家族皆で見てるやつより大きい。
    従姉妹家族はそれなりに金持ちだった。
    その金持ちの恩恵を積極的に受けているのがアキで
    金持ちであることを何とも思っていないのが紀子姉だった。
    だからアキの部屋は豪華で、紀子姉の部屋は質素だ。

    従姉妹両親は普段子供たちに構ってやれない分
    お金で何とかなることは何とかしたいと思っていたらしい。
    まあ、悪い子じゃないからいいんだけど。

    でも…。
    頼むから下着は透明のケースに入れないでくれ、アキ。
    散らかっていると言う程ではないが
    目のやり場に困る部屋だ。うん。オレは逃げ出した。

82 :50:2007/10/09(火) 00:30:51 ID:aT3b4Vth0
    いつもの居間のこたつに戻ってきた。
    やはりここがオレの居場所だ。
    タイミング悪く風呂上りの紀子姉と出くわす。

    紀子「アキに、彼氏できたの知ってるの?」
    一瞬紀子姉はびっくりしたような顔をしたが、普通に話しかけてきた。
    オレ「(さっきのことはもういいのかな)へーそうなの」
    紀子「アキが電話したそうだから出てきたんじゃないの?
       最近この時間はいつも電話してると思うけど…」

    サーセンwwwそこまで気が回る精神的イケメンじゃありませんw
    でも、アキそんな素振りは見せてなかったけどな…?
    アキも言ってくれたらいいのに。

    このときの些細な「?」は後に明らかになるが
    それはまた別の話。

83 :50:2007/10/09(火) 00:40:02 ID:aT3b4Vth0
    オレ「いや、少女漫画がよくわからなかったから出てきただけだよ」
    下着が気になってなんて言えないw建前って大事だよな。
    紀子「あはは。そーなんだ」

    オレはそれより、紀子姉がボタンのことに
    気付いていたのを今更のように恥ずかしく思った。
    紀子「?どうかした?」
    オレ「いや…別に」
    紀子「ん?もしかしてアキのこと好きだった?」
    オレ「んなわけ…」
    紀子「もしかして、…さっきの…こと?」
    オレ「べべべ別に違うよ」

    終始紀子姉がペースを握っていたが
    会話をしている間に
    オレは、また構えることなく紀子姉と喋れるようになっていた。

84 :50:2007/10/09(火) 00:41:54 ID:aT3b4Vth0
    紀子姉見つけた。
    このページの人だ。黒髪にして、肌白くしたら似てるw

    http://www.eilandforum.nl/index.php?showtopic=1779

85 :50:2007/10/09(火) 00:42:34 ID:aT3b4Vth0
    夜はいけない。
    自分から言ったばかりなのに何で今日もボタン一つ外してんだよwww
    こんな格好で寝るなよ。無防備にもほどがある。
    しかし、二度目だからか少し落ち着いて凝視する。
    高校生だし、しっかりと胸は膨らんでいる。
    ピンク色のパジャマとキレイな白に近い肌の
    コントラストにクラクラした。
    何かこの空気は普通じゃない。漠然とそう思った。

    オレはとりあえず電気を消した。
    何となく、泊まってしまえばまたこんな状況になるのではないかと思っていた。
    正直期待していた。でも従姉だし、いけないことだとも自覚していた。

    ただ、とても抗えない何かが後押しした。
    電気を消して紀子姉の斜めに移動する。テラデジャヴw

86 :50:2007/10/09(火) 00:44:31 ID:aT3b4Vth0
    手を伸ばす瞬間、自分の鼓動が大きくて
    余計に動揺しながらも、オレは何かに酔っていた。
    とりあえず胸ではなく紀子姉の肩に手を置いた。
    リアクションなし。少しがっかりしたが、安心もした。
    寝ているんだ…。
    急に罪悪感が襲ってきたが、ちょっと大胆なことをしてもいいかなと考えていた。

    すると…

    紀子姉が目を一瞬あけた。
    オレ「!!」
    間違いじゃない。起きている。オレの目を見た。
    紀子姉はすぐに目を閉じたが、今度は口を動かした。
    「さ…む…い…ね」
    とても小さな掠れ気味の声だったが
    オレにはしっかり聞こえた。

87 :50:2007/10/09(火) 00:48:31 ID:aT3b4Vth0
    オレはそこまで空気の読めない子じゃない。
    紀子姉の横のスキマに身体を入れた。密着に近い。
    とにかく緊張していた。勃起もしていた。
    どうしていいのか解らず、再び紀子姉の肩に手を置いた。

    少し紀子姉の口許が緩んだ。
    紀子姉はパジャマのボタンを一つあけて
    オレの手を優しく握ると肩から胸へと持っていった。
    パジャマの中に自分の手が導かれていくエロさが
    わかるだろうか。わかってくれ。

    柔らかい…。オレは気が遠くなった。
    揉んだりするのが恥ずかしくて
    しばらく手を胸に乗せたままだった。
    悪いことをしているという気持ちと
    未知の世界への期待感で爆発しそうだった。

88 :50:2007/10/09(火) 00:50:56 ID:aT3b4Vth0
    紀子姉のサポートはここまでだった。
    何も考えず、遠慮がちにオレは
    胸を揉み始めた。揉んでみるとさらに柔らかい…。感動。
    「んっ…!」
    紀子姉が少し顔をしかめる。
    ずっとここまで紀子姉は目を閉じたままだ。
    何かできることはないか。
    そうだ。キスは…。

    でも口へのキスは結ばれない自分たちはしない方がいい。
    変なところで固い考え方だったオレは
    頬にキスをしたw

89 :50:2007/10/09(火) 00:51:28 ID:aT3b4Vth0
    すると紀子姉は両腕をオレの首に回してきた。
    本能でオレは紀子姉のパジャマのボタンを全部外した。
    「はぁ…」
    紀子姉のいやらしい吐息が耳にかかる。
    本当にこれが紀子姉か、と思うほどの変貌ぶりに
    オレは射精しそうになった。

    必死で、でも痛くしないように
    両手で胸を触った。
    「ん…はぁはぁ…あぁ」

    耳の横で控えめだが紀子姉の声が響く。
    そしてそのまま耳を舐められた。
    大人はこんなことをするのか。くすぐったかった。
    「紀子姉……したことあるの?」
    紀子姉は少しだけ横に首を振った。

91 :50:2007/10/09(火) 00:54:04 ID:aT3b4Vth0
    体の色んなところが密着して、
    冬なのに暑くてオレも紀子姉も汗をかいていた。
    オレが「あついね」と真似をしながら言うと
    紀子姉は目を閉じたまま「バカ」と小さく笑った。

    オレはシャツを脱ぐと、
    紀子姉のパジャマも脱がせようとした。
    でもなかなか上手く脱がせられない。
    紀子姉は片方だけ手を抜いてくれた。
    その間もずっと紀子姉は目を閉じていた。

    初めて体験することが多すぎて
    オレは興奮しっぱなしだった。

92 :50:2007/10/09(火) 00:55:11 ID:aT3b4Vth0
    脱いで脱がせたあとオレはすぐに紀子姉に抱きついた。
    オレが半分上に乗る形になった。
    肌が触れ合うのは最高に気持ちいい。
    紀子姉もそう思ってくれているのか、
    背中に両手を回してくれた。

    互いの汗ばむ肌が余計にいやらしさを感じさせた。
    「はぁ…はぁ」
    オレはさっき教わった耳舐めをしてみた。
    「あっ、ああはぁん…やぁ」
    控えめな声だが、甘い声だった。
    オレは何かにとりつかれたように
    ひたすら紀子姉の耳を唾液でいっぱいにした。
    「ああ…あんっ……はぁはぁ…あっあっ」
    少し声が大きくなってオレは嬉しくなった。

93 :50:2007/10/09(火) 00:57:21 ID:aT3b4Vth0
    だってあれだぜ??
    普段から男女問わず人気があって
    でも大人で殆ど男は相手にしなくて、私服も清潔でオシャレで
    下品なことを言ったことなんか一度もない紀子姉がこんな格好で喘いでいる。
    オレも憧れていたし、好きだった。
    少し自分が誇らしくもあった。

    「何かえっちだね」
    オレは耳を舐めているのが恥ずかしくなってそう言った。
    「…イジワル」
    紀子姉の声は少し震えていたが、
    こんな場面でイジワルって言われると
    激しく萌えるんだなって思った。
    同時に、紀子姉から喘ぎ声以外の単語を聞けたことが
    お互い同意の上でこんなことをしているとを再認識させてくれた。

94 :50:2007/10/09(火) 01:00:35 ID:aT3b4Vth0
    耳舐めを止めたオレは胸を触るだけで
    他に何をすればよいか発想が出てこなかった。
    エロ本すらもまともに読んだことも無く、女の子とは無縁だったから
    知識はほぼゼロだったんだorz

    だが、神は舞い降りた。
    紀子姉の乳首をつまんでみると反応が激しくなった。
    「えっ!?あっ、んっんんっ」
    必死に声を抑えようとしているのが分かる。
    手で口を押さえている紀子姉は、それはそれで良かったが
    乳首を触っている手を止めて
    「もっと、声、聞きたい」
    オレは片言で要求した。今思うと赤面ものだwww
    「はぁはぁ…えっちぃ……」
    息も絶え絶えに紀子姉が言う。

95 :50:2007/10/09(火) 01:01:50 ID:aT3b4Vth0
    「あん、もう…はぁ、あっああん」
    オレは鼻息も荒く、ただ、痛くだけはしないように
    乳首を一心に触った。
    「ああ、けい…好きな、こと、して、いいよぉ」
    囁くように言う紀子姉。
    もしかしてこれが
    ず っ と オ レ の タ ー ン ! ?
    知識はないんだけど、興奮はさらに加速する。

    黙って乳首を触っていると
    オレのスウェットに右手を入れてくる紀子姉。
    ちょwww
    それはまずい。勃起してるから。
    紀子姉は躊躇いながら左手でオレの右手を掴み
    自分のパジャマ(下)の中に誘った。

96 :50:2007/10/09(火) 01:07:49 ID:aT3b4Vth0
    ぎこちない手つきでオレのものを握る紀子姉。
    積極的すぎて、別人じゃないかと心配になる。
    正直、気持ちよくはなかったけど、
    お互いのものを触っている体勢は
    今でも鮮明に憶えている。

    下着の上からだが、
    オレは紀子姉のアソコを懸命に触った。
    どこを触ればいいのかわからなかったが
    とにかく触った。
    恐らく向こうも気持ちよくなかったのだろう。
    あまり喘ぎ声を聞くことはできなかった。
    オレは紀子姉に気持ちよくなってもらいたかった。

97 :50:2007/10/09(火) 01:09:58 ID:aT3b4Vth0
    そうだ。
    胸も舐めてみればいいんじゃね??オレ天才!!
    オレは目についた乳首を舐めてみた。

    本当につたない舐め方だったと思うが反応は思いの外良かった。
    「やぁんっ」
    一瞬でオレのモノを握っていた手が離れる。
    「気持ちいいの…?」
    何となく聞いた。
    紀子姉は両手で顔を覆い
    「…イジワルっ」
    と言った。
    予想通りの答えで萌えた。
    オレは紀子姉をもっと喘がせたくなった。

    ※次でエロは終わりだぜ。

98 :50:2007/10/09(火) 01:11:50 ID:aT3b4Vth0
    「紀子姉、本当にしたことないの?」
    「……一人で、なら……」
    何かとんでもない秘密を聞いた気がして
    オレは本当にこの人を好きだなと思った。
    同時に今という秘密も共有した二人は
    もう何者も引き裂けないのではないかと錯覚した。

    無我夢中で乳首を舐めたり、吸ったりした。
    紀子姉はいっぱい喘いでくれた。
    「ああん、あああっ、もぅゃ、めてぇ」
    言葉の強弱がおかしくなっているのが
    さらに萌えた。オレは止めなかった。
    「ああっんんんーっ、ア、アキに聞こえる…ダメっ…
     いやぁん、声がっ、止まらなぃよぉ、あっ
     キモチいい、んぁぁもうっ、ダメだっ、て、あぁん…!」

99 :50:2007/10/09(火) 01:12:42 ID:aT3b4Vth0
    しかし、互いに未経験者でもあり、
    オレが固い考えの持ち主だったこともあって
    二人はこのままいつの間にか寝てしまった。

    大丈夫だ。
    紀子姉はパジャマをちゃんと着てから寝た。
    オレは朝方寒くなって服を着てまた寝た。
    今思うと恐ろしいがw

    朝がきた。
    紀子姉がオレの頬をつつく。
    「朝だよー」
    オレは「え、ああ、朝?え?」
    とか相変わらずお天道様の下では挙動不審ww

100 :50:2007/10/09(火) 01:17:03 ID:aT3b4Vth0
    しかし、女の子って不思議だ。あんなすごい事をしたのに…。
    従姉妹父「おはよーけいー!お前役得だなあ」
    オレ   「な、何か」もう、ね死ぬかと思いましたよ。
    従姉妹母「お父さん!また朝から」
    アキ   「昨日も二人で寝たんだよねー」
    紀子   「何バカなこと言ってんの。さっさと食べてよ」
    アキ   「どうせけい君はチキンだしね。私の部屋でもキョドってたし」
    紀子   「アキ、あんたの秘密ばらしてもいいんだよ?」
    アキ   「あはあはは、オネエどうしたのかな、かな」
    従姉妹父「お、何だ教えろよ、紀子」
    アキ   「(普通に)だめー!!」
    紀子   「ふふ、お父さんの秘密もあるんだけどなあ」
    従姉妹母「それは別にいいわ」
    オレ   (何だこの家族)

    ってな感じの会話がなされていた。度胸あるよなあ…。

103 :えっちな18禁さん:2007/10/09(火) 01:24:19 ID:qQAcefSO0
    お疲れ
    ええ従妹ともするのか?


106 :50:2007/10/09(火) 21:21:44 ID:aT3b4Vth0
    >>103
    最初に書いたとおり、
    妹の方とも変な関係になった。

    昨日書いたのはむしろ
    ややこしい関係の始まりなんだわ…。

    我ながらsnegwww

113 :50:2007/10/14(日) 00:28:51 ID:QLTuSjN80
    陳腐な考え方だが、
    処女を従弟が奪ってしまうことに
    抵抗ありまくりんぐだった。
    大体セクロスをよく知らない。

    あの日の後、紀子姉の態度が変わることはなかった。
    正直がっかりした。
    遊ばれた…?と処女を疑ったこともあった。

    恋人のような関係を期待したわけではなかったが
    それでも、こう、何かあるだろ。
    一緒に出かける約束したり、
    スキンシップが増えたり、
    あの時言えなかったお互いの本音を聞いたり…。

    一切なかった。

114 :50:2007/10/14(日) 00:30:18 ID:QLTuSjN80
    従姉妹宅にはバアちゃんがいるので
    正月には、ウチの家族皆で
    泊まりに行くのが習慣になっていた。

    オレはお年玉をもらって、それを何に使うか……
    ではなくどうしたら紀子姉と二人になれるか
    そればっかり考えていた。
    価値観って一日で変わるんだな。
    変な宗教がのさばるのも分かる気がする。

    恋愛対象さらには性への対象としての女性
    オレは先日の件でのぼせていた。
    一気にクラスや周りの友人達を抜いた気がした。
    だがその反面、鉄の掟も作った。
    それは、何があっても最後までしない。

115 :50:2007/10/14(日) 00:32:00 ID:QLTuSjN80
    そうは言うものの、また気持ち良いことはしたい。何て勝手なw
    オレは妙にそわそわして
    何とか紀子姉と二人になれないか、考えた。
    夜はウチの両親と従弟両親が遅くまで
    呑む予定のためチャンスだが、アキがいる。
    こないだみたいに上手くはいかない可能性を考える。

    だが。皆で食べた豪華な晩飯後…
    アキ「今日さ、遊びに行ってもいいと思う?」
    オレ「ん?どこに?」
    アキ「んーーー。友達の家」
    オレ「いいんじゃない」
    アキ「ちがうの」
    オレ「えっ?」
    アキ「だーかーらー」

116 :50:2007/10/14(日) 00:32:51 ID:QLTuSjN80
    アキ「もう!気が利かない男はもてないよ」
    オレ「?」
    アキ「部屋片付けるから、ウチの部屋に泊まっていって」
    オレ「ちょwww」またあの部屋かよ。
    アキ「ウチいないからウチのフリしといてくれない?
       ああ見えてウチの両親厳しいから…」
    オレ「ああ、アリバイってことね」
    アキ「で、ついでにオネエも騙しといて…は無理か」
    オレ「無理だな。彼氏かあ。上手いことやれよ」
    何言ってんのオレ童貞のくせにwww

    そのとき、ふと微妙な顔をしたアキをオレは
    気遣ってはやれなかった。
    アキ「けい君もね」
    オレ「何がだw」

118 :50:2007/10/14(日) 00:34:07 ID:QLTuSjN80
    アキ「ウチ知ってんだからね、全部」
    オレ「!!」
    顔を近づけてニヤッとされる。
    アキ「けい君に度胸なんてないこと」
    ピキピキ (#^ω^)
    オレ「何言ってんだ」
    アキ「オネエ待ってると思うよ」
    オレ「何をだよ」
    内心バクバクしながら続きに期待した。甘えた。

    逡巡したあと
    真面目な顔でアキは言い放った。
    「自分で考えて」
    途端に空気が冷たくなる。

120 :50:2007/10/14(日) 00:36:12 ID:QLTuSjN80
    紀子「今日アキいないんだね」
    オレ「そうみたい。でも大人だよな」
    紀子「夜遊びに出るのが?私はあんまり賛成しないけど」

    二人きりであることを喜んではくれないんだな…。
    何でも紀子姉のことと直結して考えてしまう。
    本当に子供で自分に辟易する。
    アキの「自分で考えて」という言葉がぼやける。

    オレ「心配?」
    紀子「少しね…。でもあの子が決めることだから
       この話、やめよう」
    オレ「うん」
    この人には今でもリードされっぱなしだわorz

121 :50:2007/10/14(日) 00:37:06 ID:QLTuSjN80
    オレは色々と気持ちを削がれて
    大人しくアキの部屋にこもった。
    いつもなら先が気になって仕方がない漫画の束も
    今は宿題のように機械的に読んでいる。

    紀子姉が何をしているかは
    分からないけど、もしかしたらもう寝てるかも。
    こないだのことは何かの間違いだ。
    そう思い込み寝ることにした。

    アキのベッドは案外固かった。
    でも石鹸か何かのいい匂いが漂っている。
    そこでオレは一つの発見をする。


122 :50:2007/10/14(日) 00:38:11 ID:QLTuSjN80
    布団の下に簡単に隠された
    エロ漫画や、エロ本。
    ちょっとショックを受ける。
    この家で一度も見たことがなかった
    エロ本をまさかこの部屋で見ることになるとは。

    夢中でページをめくった。
    ノックの音に気付かないほど…。


    紀子「!!そこで寝るの?」
    オレ「!!ノックは…」動揺した。もうちょっと上手いこと言えよw
    紀子「したよ。一応女の子のベッドだから…」
    オレ「分かった。居間で寝るよ」
    紀子「え、ごめん、そんなつもりじゃなくて」
    何か話が噛みあわなかった。

123 :50:2007/10/14(日) 00:39:42 ID:QLTuSjN80
    オレ「アキに頼まれたから居てただけだし」
    紀子「アキに?何で?」
    オレ「彼氏の家に泊まるから部屋にいといてって」
    紀子「え?…おかしいな」
    オレ「うん、別にオレが居ても居なくても変わらないなとは思ってた」
    紀子「ううん、そうじゃなくて」

    黙る紀子姉。
    紀子「ま、いいよ、けいは気にしないで」
    オレ「うん」
    テラ素直なオレに気を良くしたのか、
    紀子姉から「私の部屋で寝る?」という言葉を聞けた。
    オレ「! いいの?」
    この日一番喜んだ。

124 :50:2007/10/14(日) 00:41:20 ID:QLTuSjN80
    紀子姉の部屋は
    小さめのテレビとクッション、ガラス?のテーブルその他
    淡い色でまとめられていて、媚び過ぎず、かつ女の子らしい。

    紀子「アキの部屋ってさ、ちょっと良くないモノがあったりするから」
    オレ「エロ本とか?」
    オレは紀子姉との距離を近づけたくて無理して言った。

    紀子姉はちょっと驚いた顔をした。
    紀子「…やっぱり見たんだ。ふーん。
       一人で居間で寝る?何か危なそうだし」
    オレの試みは激しく失敗した。ちくしょー駆け引きって難しいな。
    紀子「ウソウソ、そんな顔見たら可哀想になってくる」
    オレ「でも、いいの?」何の確認ww
    紀子「何回も聞かないの」

125 :50:2007/10/14(日) 00:42:06 ID:QLTuSjN80
    その後お互いの両親の話で盛り上がる。
    主に、従姉妹父の浮気話だがw
    紀子「そろそろ、眠いかも…」
    オレ「(ktkr!)そう…」どうなる?

    テーブルに突っ伏す紀子姉。
    これは…!!
    オレ「紀子姉?」
    紀子「ん…」

    行ける…のか?
    真後ろに回り、両足を広げて身体を密着させる。
    両手を胸に持っていくが触る勇気がでない。

    オレは襟からのぞくうなじにキスをした。
    ビクッ。十分な反応。

126 :50:2007/10/14(日) 00:43:42 ID:QLTuSjN80
    ちょっと大きめのパジャマを少しめくり
    手を下から入れて前に回した。ノーブラだった。
    両手を入れる。

    「ハア…ハア…」
    すぐに息遣いが荒くなる紀子姉。
    やはり誘っていたのかな。
    現実と妄想の間にいるような感覚だった。
    また、触れる。

    「いっ」
    紀子姉の身体が強張る。
    「ごめん。痛かった?」
    「少し…」

127 :50:2007/10/14(日) 00:44:45 ID:QLTuSjN80
    それでも一度目よりは上手く触れたと思う。
    「ああ…けい…ハアハア…」
    「…痛くない?」
    「大丈夫…優しいね」
    紀子姉がこっちを向いた。

    紀子姉が覆いかぶさる形になった。
    目が半分だけ開いていてトロンとしている。
    ボーっとしているようでいて、息遣いが鋭く荒かった。
    女の子は皆こんな風になるのかな、なんて思った。

    急に目が合うと、紀子姉は
    今まで以上に顔を紅潮させた。
    「電気…消していい?」
    と恥じらいながら言うと、身体を離した。

128 :50:2007/10/14(日) 00:45:51 ID:QLTuSjN80
    電気を消した後の紀子姉は
    エロかった。

    オレの服を脱がせて、また上に乗り
    頬から耳にかけて舐めてくれた。
    「うう」
    声が出てしまった。
    男は声を出さないものだという
    偏見があったから恥ずかしかった。

    くすぐったいのもあったけど
    今まで感じたことないほど勃起しているのがわかった。
    直接胸のボリュームが伝わってくる。
    息も鼓動も早くなる一方でされるがままだった。
    反撃なんて思いもつかない。

129 :50:2007/10/14(日) 00:46:53 ID:QLTuSjN80
    「けい、すごいエッチな顔してる」
    「紀子姉も…」
    その言葉に煽られたのか、紀子姉は
    腰をぴったり密着させ、前後にぎこちなく擦り始めた。
    やばい。気持ちいい。

    「んっんっんぅ」
    紀子姉のいやらしい吐息が耳に絡みつく。
    擬似セクロスは拙い想像力を
    掻き立てるのに十分だった。
    オレも何となく腰の動きを合わせた。

    耳や首筋は紀子姉の唾液で
    ベトベトだった。加減も何もない。幼かったな。
    「ペチャペチャ」という品の無い音と
    喘ぎ声が混ざり、モノも刺激されてオレはもう色々とダメダメだ。

130 :50:2007/10/14(日) 00:47:37 ID:QLTuSjN80
    「ちょっと待っ…」
    「ん?」
    うっとりしたような目の紀子姉。しかし遅かった。
    オレはスウェットも穿いたまま射精した。

    「…!」
    言葉が出ないオレを見て
    「どうしたの?」
    と心配そうに覗き込む紀子姉。
    息が収まって
    「ちょっと、トイレ行く」
    とオレは紀子姉の方を見ずに立った。

    そのときは早漏とかそんな知識もなかったから
    何とも思わなかったがかなり恥ずかしいなw

131 :50:2007/10/14(日) 00:48:32 ID:QLTuSjN80
    トランクスから応急的に精子を拭い、
    トイレから戻ると紀子姉はしっかり
    パジャマを着てベッドに入っていた。
    「ごめん」
    「///」
    射精に気付いて恥ずかしくなったんだろう。
    オレだって恥ずかしい。

    オレはそのままベッドに入ることはできずに
    置いてあった毛布をかぶって床に横になった。
    「……」「……」
    「お姉ちゃん、女の子を放ってどっかいっちゃうのはどうかと思うよ」
    どうやら怒らせたみたいだw
    でも紀子姉を見ると、笑っている。
    そしてこっちに両手を伸ばした。
    モエス。

132 :50:2007/10/14(日) 00:49:35 ID:QLTuSjN80
    その日はオレが悟ったこともあり、
    それ以上エロいことはしなかった。
    ただ抱き合って眠った。

    しかし、これが事件の幕開けだった。
    前置きなげえw

134 :50:2007/10/14(日) 01:06:17 ID:QLTuSjN80
    この年の冬休みは殆ど従姉妹宅で過ごしたと言っても過言ではない。
    おかん的にもオレがいないと色々助かるらしく、
    むしろ感謝された。とうとう自宅警備員までクビにwww
    周りでオレの行動を怪しむものはなかった。…アキを除いて。

    その次の日辺りからアキは必要以上に
    オレに絡んでくるようになり、あからさまに構って欲しそうな態度を取った。
    まるで紀子姉とオレを二人にしないように仕組んでいるかのようだった。
    寝るときも居間でまた三人。オレは苛ついた。

    勉強を教える時も言い方がきつめになったりして
    アキ「何か楽しくなーい」
    オレ「勉強なんて楽しいもんでもないしな(マジレスw)」
    なんてやり取りがなされていた。

135 :50:2007/10/14(日) 01:11:06 ID:QLTuSjN80
    それでもアキはオレに絡むのを止めなかった。
    紀子姉は何を考えているかわからなかったが
    表面上は普段と変わらなかった。

    冬休みももう終わろうとしていたある日。アキの部屋で。
    アキ「今日はお菓子があるよ」
    オレ「珍しいな」
    アキ「無事に宿題終わったしね」
    オレ「関係ねー」
    アキ「いや、教えてもらったじゃん」
    オレ「まあオレが宿題全部やったと言っても過言ではないな」
    アキ「何かあげるの嫌になってきたわ」
    オレ「減るもんじゃあるまいし」
    アキ「算数教えてあげようか?ここにクッキーが10個ありました…」

136 :50:2007/10/14(日) 01:12:08 ID:QLTuSjN80
    オレ「勿体ぶんなよ」
    アキ「そんなに欲しい?」何故ここで上目遣い。
    オレ「ああ、欲しい欲しい」ちょっと照れて目をそらした。
    アキ「ねえ、けい、…私とオネエどっちが好き?」
    オレ「え?…どっちかっtt!」

    抱きつかれた。

    アキ「…どっち」
    オレ「…」
    アキ「何か喋りなよ」少し顔が赤い。っていうか何だこれ。
    オレ「…おま、彼氏…」
    アキ「オネエみたいにしてよ!!」

    決して大声ではないが、蔑ろにできない声だった。
    しかし、何を知っている…。オレは無言でいることしかできなかった。

137 :50:2007/10/14(日) 01:12:56 ID:QLTuSjN80
    ああ、あれだ、お前エロ本の読みすぎだ。
    中学一年生という幼い身体であっても
    女の子の身体。
    この説得力に勝てるものはそうはない。
    それを分かっていてやってるなら
    恐 ろ し い 子 っ !
    何でこんなに柔らかいんだ。

    「キスはしたの?」
    「してない」真面目に答えてるオレバカスw
    「何もしてないの?」
    「…」
    キスされそうになるが、
    全力で止めさせる。
    「お前、彼氏は」やっとのことでそれだけ聞く。

149 :50:2007/10/14(日) 23:11:56 ID:QLTuSjN80
    「いない」
    あっさり答えが返ってきた。オレは混乱した。
    「ウチが質問に答えたから、次はけい君」
    「…」
    「一緒に寝てたの見たから」
    「え??」
    「だから、こないだ一緒に寝てたの見たから」
    言い訳できなかった。
    断言するのだから、本当に見たんだろう。
    オレは誰かにばれるなんて考えていなかった。
    「もしかして…」
    「お父さんには言ってない。ウチの立場もなくなるし」
    安心した。はっきりと顔に出たと思う。
    こんなときに保身を考えるオレは最低だ。

150 :50:2007/10/14(日) 23:13:18 ID:QLTuSjN80
    「別にかっこよくもないし、運動オンチだし
     ちょっと勉強できるくらいの男の子の何が良いんだろう」
    アキは自嘲気味に言う。全面的にはげどうだ。

    「でも、気付いたら好きだった」
    「……」
    声が出なくて、口がカラカラで苦しかった。
    「オネエにならできるの?好きなの?」

    オレは答えてはいけない気がした。
    「いや、別に」声が震えた。
    「あのとき何もしてないし」
    人間は本能的に嘘をつくことがあると実感した。

151 :50:2007/10/14(日) 23:13:53 ID:QLTuSjN80
    アキは少し冷静さを取り戻した。
    「そうなんだ。一緒に寝た、だけ?」
    「うん」
    目を見ることができなかった。
    同時に、紀子姉との時間を
    見られていないことに安堵した。

    「ウチのこと嫌い?」
    「んなわけない」
    「最近冷たかった」
    「う…」
    やっぱり分かるんだな。
    アキはこっちを見た。そして顔を近づけ目を閉じた。

    何この手練。

152 :50:2007/10/14(日) 23:14:44 ID:QLTuSjN80
    「彼氏は本当にいないの?」
    空気の読めないオレ万歳。

    「はあ。いないって言ってんじゃん!」
    「紀子姉はいるって言っていた」
    「イヤ。オネエの名前出さないで!」
    オレは、姉に憧れながらそうはなれなくて
    苦しんでいる妹を知っていた。
    あんな風に誰からも好かれたい、
    女の子らしくありたい。
    だが、そう願うだけではなれないんだ。
    アキは個性という言葉の意味を知るには幼すぎた。

    オレは、このとき既に
    紀子姉の特別な人間であると
    自負していた。

153 :50:2007/10/14(日) 23:15:46 ID:QLTuSjN80
    だから思った。
    オレごときが厚かましい話だが
    姉妹両方が同じ人を好きになったとしたら。

    オレじゃないとダメなんだ。
    アキは。
    「アキ、オレは従兄だ」
    「今更…」
    「自分は大事にして欲しい」
    「大事だから告白したんだけど」

    この小憎たらしい従妹を
    いじらしく思い、後のことも考えずオレは
    頬に短いキスをした。

154 :50:2007/10/14(日) 23:16:57 ID:QLTuSjN80
    「!」
    「これで、許してくれ」
    「うん」
    アキは急にしおらしくうつむいた。

    「ん?どうした」
    「バカ顔見るな!」
    くしゃくしゃの顔を
    オレの肩にもたれさせるアキ。

    「ごめん」
    「だからモテないんだよ」
    「うるせー」
    オレには人生最大のモテ期だったんだぜ。

156 :50:2007/10/14(日) 23:17:37 ID:QLTuSjN80
    アキはオレに告白してしまったからか
    何かが吹っ切れたようだった。
    そして一人で話し始める。

    秋頃、告白されて付き合うことになったこと。
    オレよりも現実的だったから取り敢えずOKしたこと。
    クリスマスにキスされたこと。
    違和感を感じたこと。
    そして、別れたこと。
    紀子姉がどうであるかは関係なく、
    やはりオレが好きだと気付き
    このままではいけないと思ったこと。

    ずっとオレに身体を預けたまま
    少し嬉しそうに話すアキに戸惑った。

157 :50:2007/10/14(日) 23:19:42 ID:QLTuSjN80
    紀子姉が霞む。
    ここまで自分をぶつけられたことは初めてだった。
    純粋にアキについていてあげたいと思った。

    冬休み明けの最初の土曜日に、オレの家に来ると言った。
    漫画も持っていってあげるから
    しばらくこの家にはこないでいい、と。
    紀子姉を意識しすぎで苦笑した。

    そして、手作りのクッキーをくれた。
    いつもなら
    「どうせ紀子姉が作ったんだろ」
    「やっぱあーげない」
    なんてやり取りをしたんだろうか。

    結局、この日は言葉では何も伝えられなかった。

158 :50:2007/10/14(日) 23:21:52 ID:QLTuSjN80
    家に帰ってからはボーっとしっぱなしだった。
    クッキーはリアルで塩味が強かったが
    不思議と不味いとは思わなかった。
    今まで想像したこともないアキの裸体を
    空に描いてみたが上手くいかなかった。

    アキに対する罪悪感。
    紀子姉に対する罪悪感。
    従姉妹両親に対する罪悪感。
    分かっていた。
    罪悪感を持つことで色んなことに言い訳したかったんだ。

    そんな気持ちをどうすることもできないまま
    冬休みは明け、その日はやってきた。
    そしてそんな気持ちとは裏腹に
    オレは思春期の少年よろしくwktkしていた。

159 :50:2007/10/14(日) 23:22:54 ID:QLTuSjN80
    アキに女性を見てしまっていた。
    華奢な身体でキレイな顔立ち
    胸は大きくないが足は長く、成長過程ながらも
    将来スタイルが良くなることは目に見えていた。

    夕方過ぎアキは来た。おかんが玄関で大声を出している。
    「あらーアキちゃん。お正月はあんまり喋れなかったもんねえ
     今日は泊まって行くんだろ?」
    「ハイ!よろしくお願いします」
    「はああ何かいい女になったねえ。紀ちゃんはどうしてる?」
    「元気にしてますよ。今日は都合が悪いらしくて」
    「あ、そう?ごめんごめん。寒いだろ寒いだろ。
     コートまで脱いで入ってくれたのに。上がって上がって」
    おかん2回言いすぎだ。

    ていうか泊まるのか???

160 :50:2007/10/14(日) 23:24:20 ID:QLTuSjN80
    とりあえず、部屋数があまり無いので
    暖房で暖まっているオレの部屋に入れた。

    一度家に帰って着替えたらしく
    制服以外であまり見たこと無い
    スカート姿だった。

    「久しぶり」
    実際はそうでもないんだが他に言葉が出なかった。
    「けい君、今日はオネエに言ってきたから」
    アキの先制攻撃!!
    「けい君の部屋に泊まるって」
    痛恨の一撃!!
    「べ、ベホマ」
    「これ以上ないってくらい普通の反応だったわ」
    アキはまものをやっつけた。

161 :50:2007/10/14(日) 23:24:54 ID:QLTuSjN80
    アキが元気そうで良かった。
    お互い機嫌よく喋る。

    「あ、こないだクッキーありがとうな」
    「分かれば良い」
    「結構美味かったぜ」
    「…辛くなかった?」
    「お前の涙でか?」
    「シネ!!!!ってかデリカシーなさ過ぎだよね」
    「デリカシーって何?」
    「広辞苑徹夜して読め!」
    「徹夜ってww漫画読ませて」
    「漫画かウチどっちg」
    「あ、マリオカートやろうぜ」

    座布団投げつけられた。いつもの感じだ。

170 :50:2007/10/16(火) 00:01:47 ID:CExi4IvP0
    親父は大抵遅いから晩御飯は一緒に食えない。
    今日はアキを含め3人での食卓だ。
    おかん、鍋にしやがった。手抜いたな。
    (実はいつも寂しく飯を食っている
     アキへのおかんなりの配慮だったんだが)

    アキ「美味しいです!」
    おかん「あらそう?アキちゃんもいい感じよ!!?」
    イミフwwwでも、賑やかな晩御飯もいいもんだ。
    おかん「アキちゃん、お母さんから聞いてるわよ」
    アキ「そうなんです。そのお願いをしに」
    おかん「これで役に立つなら酷使してちょうだい」
    オレ「これ?」
    おかん「あんた以外ないでしょ」
    アキ「ごめんね。黙ってて。家庭教師をして欲しいなと思って」
    オレ「今日?」

171 :50:2007/10/16(火) 00:02:39 ID:+aLtTvgt0
    ちょっと考える素振りをするアキ。
    アキ 「できれば、ずっとかな」
    オレ 「ずっと?」
    おかん「あんたはもうちょっと人の心の機微を」
    オレ 「オレじゃないといけないの?」
    アキ 「ちょww最後まで聞いてあげて」
    おかん「アキちゃん、いい子ねえ。でも人を見る目はないかもよ」
    オレ 「マジレスかよw」
    おかん「頭悪くなっても知らないよ?」
    アキ 「大丈夫です。冬休み教わっていて分かり易いなって思ったし」
    おかん「いいのよ、そこは本音で」
    オレ 「本音ならオレが言いたい」
    アキ 「と、とにかくけい君お願いしてもいい?」
    おかん「よし!そこまで言うなら」
    オレ 「オレに決定権はないのかよw」

172 :50:2007/10/16(火) 00:03:11 ID:CExi4IvP0
    おかん「ゲームやってるか漫画読んでるか
        しかないんだから良いじゃない」
    アキ 「ですよねー」
    おかん「まあ、向こうのご両親も承知の上だから」
    オレ 「えー」
    昔からおかんが強引に進めることはロクなことがない。
    オレ 「じゃ、とりあえず2年になるまで、でどうかな」
    アキ 「やった」

    なんだったんだ。
    何か上手いこと丸め込まれた気もするなあ。

    おかん「今日は、けいは居間で寝なさい」
    オレ 「ああ、そうなるだろうと思っていた」
    おかん「アキちゃんは汚いけどけいの部屋で我慢してくれる?」
    アキ 「いえ、お気遣い無く。私の部屋の方が汚いですよ」

173 :50:2007/10/16(火) 00:04:21 ID:+aLtTvgt0
    アキは一応よそ行きの自分を出しているらしく
    おかんと居るときは、普段使っている言葉に変化が見られた。
    やればできる子。いつもやれよw

    さて、オレの部屋に移る。
    「このオタク!もう飽きたわ」マリオカートの話だ。
    さっきまでお気遣い無くとか…うわなにす(ry

    音楽をかける。
    「別に泊まる必要なかったんじゃないの?」
    「ううん、話が長くなるかなと思って」
    「家庭教師の?」
    「それだけじゃなくて…」
    聞くまでもなく分かっていたことだが。

174 :50:2007/10/16(火) 00:05:16 ID:+aLtTvgt0
    「こないだのこと…」
    「うん」
    途端に変な空気になる。
    階下からおかんの笑い声が聞こえる。
    悩み事がないのは良いことだ。

    「オレ、アキの気持ちに答えられるか分からないよ」
    言った。よっし言えたぜ。
    「それは答えられるかも知れないってこと?」
    正確に言葉を捉えているけど
    前向きだなあ、お嬢ちゃん。

    期待されるのは辛かった。
    何せ、オレが好きなのは紀子姉だったからだ。
    でも、アキもはっきり言って可愛い。

175 :50:2007/10/16(火) 00:06:47 ID:CExi4IvP0
    困ったことに好きになれるかって聞かれたら
    見た目だけでなれそうな感じなんだ。
    今、目の前にスカート姿のアキが
    ベッドに腰掛けているだけでも気持ちがぐらつきそうw
    太ももが見えています。目が離せない。
    中学生なんていい加減なもんだな。

    アキが自分の隣をポンポンと叩いた。
    こっちに来いとな。
    オレは犬じゃねえよ。
    隣に行った。

    床に座ったまま太もも凝視も捨てがたいのだが。
    横に座ると肩より下まで伸びている
    艶のある髪から犯罪的な良い匂いがした。

176 :50:2007/10/16(火) 00:07:36 ID:CExi4IvP0
    アキ「返事はすぐじゃなくていい」
    オレ「うん」
    アキ「紀子姉を諦めてからでいい」
    そうなんだよな。こいつ分かっているんだよな…。
    それでもオレを求める勇気は
    決してオレにはないものだった。

    オレ「アキ、モテるのに」
    アキ「好きじゃない人からモテても意味無くない?」
    何て勝ち組の台詞と思ったが、結構真実だ。
    オレ「ああ」適当に返した。
    アキ「あああ。そこは決め所!」
    オレ「決め所?」
    アキ「そこでカッコいいことの一つでも言ってみなよ」
    オレ「それでモテんの?」

177 :50:2007/10/16(火) 00:08:22 ID:CExi4IvP0
    アキ「ま、そんなところがいいのかな…」
    オレ「ん?」
    アキ「何でもないー」
    腰に優しくタックルしてくる。
    オレ「甘えたくなったのか?」
    ちょっと挙動不審だが声は震えなかった。
    ここ数週間のレベルアップは凄まじい。

    アキ「んーーーーー」
    オレは太ももあたりに埋められた
    アキの頭を撫でた。
    アキ「/////」
    オレ「いいよ動かなくて」
    アキ「うん…」
    ちくしょー可愛いな。
    …紀子姉ごめんよ。

178 :50:2007/10/16(火) 00:09:37 ID:+aLtTvgt0
    相変わらず下ではおかんが
    一人で笑っている。何見てそんなに笑えるんだw

    一方、アキは「えいっ」とオレを押し倒した。
    アキ「けい君はえっちなこと興味ないの?」
    オレ「おまww聞こえたらどうすんの」
    アキ「聞こえないよ」
    と言いながらも小声。
    すげーなーawayでここまでとは。

    アキ「ね、胸触ってみて」
    顔つきが違う。
    「…」手を伸ばす。
    パーカーの上からもぞもぞと触る。
    アキの顔が赤くなっている。恥ずかしいのだろう。

179 :50:2007/10/16(火) 00:10:40 ID:+aLtTvgt0
    アキ「ちょっと大きくなったんだ」
    オレ「シラネ」
    アキ「いいよ、服の中触っても」
    オレ「触って欲しい?」
    アキ「…欲しい」
    アキが素直で
    オレも自分で驚くほど素直になった。

    アキは少し服を捲り上げてくれた。
    上に乗られたまま胸は触りにくかったが
    何とか両方の乳房に触れる。
    確かに、女の形になっていた。

    アキは何も言わず体重を容赦なく預けてきた。
    自分で支えていられなくなったんだろう。

180 :50:2007/10/16(火) 00:11:58 ID:+aLtTvgt0
    足が絡まる。
    わざとでは無かったが、オレが膝を立てると
    アキは軽い悲鳴に似た声をあげた。
    自分の股間がオレの太ももに密着しているのがわかるのか、
    所在なさげに目を伏せる。
    きっと今スカートはめくれて
    すごいことになってるんだろうな。

    「けい君」
    「ん?」
    「スカートが…布団かぶせて?」
    「スカートがどう…」
    「見るなぁっ」
    アキは無理やり布団をオレの下から引っ張り、
    自分にかぶせた。

181 :50:2007/10/16(火) 00:12:50 ID:+aLtTvgt0
    アキを抱きしめた。
    アキもオレの首に手を回した。
    ずっとアキが上に乗っている。
    人の身体って重いものだと
    思っていたが、苦痛は全くなかった。

    アキはオレの身体を触りはじめた。
    アキ「ちょっと頼りないけど、やっぱり男の子だ」
    オレ「去年は結構腹筋もしたしな。」
    アキ「いつかモテる日を夢見て」
    オレ「そんなんじゃない」
    アキ「でも、見せても恥ずかしくないよ」
    そう言われると恥ずかしい。
    大体お前はどんだけ男の身体見慣れているんだ。

182 :50:2007/10/16(火) 00:13:40 ID:+aLtTvgt0
    オレ「もう少し触っていい?」
    アキ「どうしたの?急に」
    嬉しそうに擦り寄るアキ。
    いいなあ、何か。

    オレ「いや気持ちよかったなあって」
    アキ「ふふふ。優しくね」
    優しくした。
    アキ「んっ」
    声は控えめだ。
    お互いの吐息だけが外から隔離された布団の中に絶えず響く。
    いつの間にかオレが上に乗っていた。
    顔を上げると、めくれたスカートから
    長い足がのぞいていた。

184 :50:2007/10/16(火) 00:14:36 ID:+aLtTvgt0
    太ももに触れた。
    太ももの内側に手を入れると
    無意識だろうが、両足で挟まれた。
    これは病み付きになる。

    撫でるように太ももを触るが
    核心に近づくにつれ、アキはピクッと大きく反応しだした。
    アキの息遣いが荒くなる。
    アキ「はぁ…ん」
    オレの顔をボーっと見ている。

    一応オレが年上だ。
    リードしないと。オレは白い下着の中に手を入れた。

185 :50:2007/10/16(火) 00:15:15 ID:+aLtTvgt0
    アキ「あっ」
    オレ「ん?」
    アキ「ダメ、んっダメだよ」
    オレの手を押さえようとするが
    そこまでの力はなかった。

    オレ「どうして」
    優しく問う。
    アキ「…」
    無言で見つめるアキ。
    潤った目がオレをエロくさせる。

    何も言わず手を入れた。
    指にネトっと何かが絡む。
    アキ「あ、だから!ああ」
    布団で口を塞ごうとするアキ。本当に中一かw

186 :50:2007/10/16(火) 00:15:58 ID:+aLtTvgt0
    家の電話が鳴る。2回鳴って切れる。
    親父が10分程で帰ってくるという合図だ。
    オレは現実に引き戻された。

    オレ「おとんが帰ってくる」
    アキ「え、あ、ああ」
    アキはすぐに現実には戻れなかったようだ。

    アキ「ん、今日は、終わりだね」
    オレ「そうだな」
    今日はという言葉に次を見ていた。
    アキ「お父さんにも挨拶しないと」
    服装を正すアキ。
    オレもそれに倣う。

194 :50:2007/10/19(金) 00:02:55 ID:o4dWuYX90
    アキ 「お邪魔してます」
    おとん「お母さん、こんなキレイな子ウチに居たっけ」
    アキ 「えっ?」ちょっとハニかむアキが可愛かった。
    オレ 「お世辞に反応してんなよ」
    おかん「あら、私はお父さんに賛成」
    おとん「ほら3対1だな」
    アキ 「…」じーっとこっちを睨む。
    何で自宅でawayなんだ。オレのhomeはどこだよwww

    おとん「今日はお嬢さんのためにケーキを買ってきたよ」
    ケッなんだよこいつ。気に食わねぇ。ケーキは食うけど。
    アキ 「やっぱりモテる男性は違うなあ」
    おかん「ふふ。あげないよ」
    アキ 「私なんて子供ですから」
    一生やってろ。

195 :50:2007/10/19(金) 00:04:17 ID:o4dWuYX90
    アキ「おいしい!!」
    オレ「むぅ…確かに…」
    おとん「お前、そこはアキちゃんのクッキーの方が美味しいよとか言えよ」
    オレ「言えるか」
    おかん「あんた、お父さんの遺伝子貰ってないねえ」
    アキ「あははは」
    おとん「男はモテてこそ、だぞ」
    今でもこの言葉はトラウマだorz

    おかん「でも、あんた反抗期ってないね」
    おとん「見えないとこで反抗してんだよな」
    アキと目が合う。タイミング悪ぃ。アキ不自然に目を逸らすし。
    オレ「わら人形とか」テラ苦し紛れww
    おとん「そうそう、って暗いよwそしてそれは反抗じゃなくただの呪いだ」
    良かった。両親には感づかれなかったようだ。

196 :50:2007/10/19(金) 00:05:20 ID:Z1PCl0yR0
    アキは眠いからとオレの部屋に行った。
    おかんに誘われておとんも寝た。
    変なこと始めんじゃねーぞ。

    おかん「お父さん、今日はアキちゃんが居るんだから…」
    おとん「だから燃えるんだろ」
    おかん「や、ちょっと…もう、しょうがない人ね」

    ああああああああああ!!
    ありそうでイヤ過ぎる!!
    あの変態夫婦ならやりかねん。

    …だがそんなことは無く、
    すぐに2階からはオヤジのいびきが響いてきた。
    おかんも良くあんないびき聞きながら眠れるな。

197 :50:2007/10/19(金) 00:06:37 ID:o4dWuYX90
    オレの部屋は3階。居間は1階。
    ちょっと夜這うにはリスクがありすぎる。
    おかん霊感あるしな(関係ない)
    一度いちゃついているから諦めるのは早かった。

    自分を無駄に見つめる時間となった。
    とりとめもなくネガティブな思考が溢れてくる。
    アキよりも紀子姉の方が好きだと思うが…。
    本当にそうだろうか。自信が無くなる。
    確かに従妹を超えた感情を持っている。
    紀子姉は自分を好きだと一度でも言ってくれただろうか。
    アキに傾こうとしている自分はそれでも
    今紀子姉と二人なら絶対に手を出している。
    最低だ。夜ってgdgdになるよなあ。

198 :50:2007/10/19(金) 00:07:16 ID:Z1PCl0yR0
    脳内医師「厨二病です」
    オレは自分に酔っていたんだろうな。
    キモス。

    悩んだ内容をつらつらと
    書こうかと思ったがウザイので省略。

    何かエロい番組でもやってないかな。
    テレビを点けて音量を
    ぎりぎり聞こえるくらいに落とす。
    生憎、ヘッドフォンは自室だ。
    というか4時って。
    エロいも何もテラ砂嵐。

    オレは眠くないと自分に言い聞かせながら
    思ったほど不快でもない音を子守唄に眠ってしまった。

199 :50:2007/10/19(金) 00:08:27 ID:Z1PCl0yR0
    ソファから身体を起こすと書置きが。
    『お父さんとデートしてきます』
    雨降らないかなと思った。

    そしてその横にもう一つメモ。
    『起こしたら悪いから帰るね   アキ』

    ふう。もう昼過ぎだった。
    とりあえずジュースを飲み
    歯磨いたり顔洗ったり。
    着替えながら今日は何しようか、と考える。

    B'zが流行っていた当時。
    とりあえず部屋で音楽を聴こうと思った。

200 :50:2007/10/19(金) 00:09:26 ID:o4dWuYX90
    ガチャッ。

    アキ「おはよ」
    オレ「っ!?」
    窓から差す光が後光のようだった。
    ちょっと嬉しいと思ったじゃねーか。

    アキ「ホントに帰ろうかと思ったけど…」
    オレ「何で?」
    アキ「さあ?何でだろうね」
    オレ「…音楽でも聴く?」
    アキ「そだね」

    オレ「そう言えば部活は?」
    アキ「日曜はよっぽどじゃないとないよん」

201 :50:2007/10/19(金) 00:10:34 ID:o4dWuYX90
    知らぬ間に良い雰囲気になる。
    アキ「デートとかしたいな」
    オレ「そうか?」
    アキ「そりゃ好きな人とならねえ」
    ATフィールドが中和されていく…。

    オレはアキを不器用に抱きしめた。
    自分から意思表示をしてしまった。
    枷を一つ取り除いた。

    アキ「…けい君///」
    オレ「…」
    何故オレは紀子姉と、
    そしてアキと血が近いのか。
    どうしようもないことを悔やんだ。

202 :50:2007/10/19(金) 00:12:20 ID:o4dWuYX90
    アキ「ねえ、どうしてキスはダメなの?」
    オレ「…」
    アキ「やっぱり、好きじゃない?」
    オレ「いや、好き、だ」
    言ってしまった。
    どんどん深みにはまる。
    どんどん紀子姉は遠くなる。

    アキは真剣なオレの顔を見つめて
    抱きついてきた。
    「ねえ、私もけいって呼び捨てにしても良い?」
    私もの”も”が暗に示すのは誰なんだろう。
    まあ良いか。
    「いいよ」
    「じゃ、…けい」
    お互いで照れてりゃ世話ないぜ。

203 :50:2007/10/19(金) 00:13:09 ID:o4dWuYX90
    「昨日みたいに触って」
    断る理由は無かった。

    ベッドの端に二人で座る。
    そこで初めて気付く。
    「昨日と服違うんだ」
    「気付くの遅いよ。こないだ買ったばっかりだから」
    淡い水色×花柄のワンピース。
    とても似合っていた。

    本当はこの服を見て欲しかったから
    帰らなかったのではないか。
    「似合うよ」この一言が言えなかった。
    何かあれだよ、RPGとかで
    必殺技の欄に名前はあるのに
    レベルが足りなくてまだ選べないみたいな。

204 :50:2007/10/19(金) 00:14:35 ID:o4dWuYX90
    服を脱がせようとした。
    首の後ろにファスナーがついてるって
    女の服は構造がおかしいな、とか冷静に思った。
    そして首に回した手が何かに触れる。値札だ。

    オレ「あ」
    アキ「?」
    オレ「…」
    アキ「あっ///ちょっと待って」
    どうやら気付いたようだ。
    何がおかしいのか分からないが
    二人で大笑いした。新品の服だったんだな。

    アキ「えいっ」
    口にキスをされた。
    笑って許してしまったんだ。

206 :50:2007/10/19(金) 00:15:29 ID:o4dWuYX90
    「仕返ししてやる」
    ワンピースを脱がせると
    身に着けているのは下着のみ。

    大分女性の身体に耐性がついているらしく
    自然と胸に手が伸びた。
    まあいきなり胸触るのは子供って話もあるが。
    それでもアキは気持ち良さそうだった。
    感度だけなら紀子姉より良いのかも知れない。
    オナニーしすぎうわなにす(ry

    「はあっ…はあ」
    吐息以外の色っぽいノイズが混じる。
    オレの両手が汗ばみ
    アキの身体からも汗が滲んでくる。

207 :50:2007/10/19(金) 00:16:31 ID:o4dWuYX90
    汗があると触り易かった。
    サラサラ同士の肌とは違う気持ちよさがある。
    胸が手に吸い付いて離れない。

    必死に胸を触っていると
    アキがのぼせたようになっていた。
    「何か喋ってよお」
    「気持ち良い?」
    「ばかあ///」
    「もっと触って良い?」
    「ん///ダメ」
    横を向いて口を尖らせ目を瞑るアキ。

    「本当に?」この辺り空気読めてないな、オレ。
    「…じゃない」
    アキ、ナイスフォローだぜ。

208 :50:2007/10/19(金) 00:17:34 ID:o4dWuYX90
    オレが上に斜めにかぶさるような形で
    胸を触りながら耳を舐めた。

    「こそばい!」
    笑われてしまった。
    紀子姉とはちょっと反応が違うな…。
    そこで、目に付いた首筋を舌で触れた。

    「あっ…ん」
    反応が良くなり始めた。
    「けい…いやあ」
    首筋を丁寧に舐めてみる。
    「汗、かいてるのに」
    そう言われると興奮した。
    アキの息遣いはだんだん荒くなった。
    オレは乳首を指先で触り始めた。

209 :50:2007/10/19(金) 00:18:47 ID:o4dWuYX90
    「あっああっ」
    アキは何もしないで、ただオレを
    赤い顔で恨めしそうに見ていた。

    耳元で「アキ」と優しく呼ぶと
    アキはさらに乱れた。
    「はあんっ!けいっっぁん」
    アキが顔を傾けてオレの頬、
    それから耳を舐め始めた。
    そしてオレの耳を半分咥えたまま喘いだ。

    間近で聞かされる喘ぎ声は麻薬だった。
    「ああっ!!はあっんんんっ!」
    この時間がずっと続けばいい。
    心からそう思った。

210 :50:2007/10/19(金) 00:19:37 ID:o4dWuYX90
    同じように麻薬に侵されたアキは
    オレにしがみつくようにしながら
    「けい!」
    とオレの名前を何回も呼んだ。
    オレも応えた。
    「アキ」

    「気持ちいいよお」
    「オレも」
    「うれしい…」
    可愛いなあ。
    全てが気持ち良すぎた。
    乳首をつまんだりする。
    「ああん。けい、スケベだね…あっ、えっ?
     ウチは違うよぉ。いやあはぁっ」

211 :50:2007/10/19(金) 00:21:08 ID:o4dWuYX90
    下を脱いだオレは腰の位置を合わせて
    アキの身体でしごいた。
    乳首を触りながら、首を舐めながら。

    「んんはぁっ!…はぁああ」
    身体が熱い。
    「けいぃ」
    アキのアソコに自分のモノが
    擦れているのを感じる。
    自分が保てなくなりそうで
    でも、その感覚が最高だった。
    「アキっ」
    「ああああん、ああっけいっ!」
    アキはとても敏感だった。
    「はぁはぁあああっああっあっけい、けいっ」
    「出るっ」それだけしか言えなかった。

212 :50:2007/10/19(金) 00:22:17 ID:o4dWuYX90
    アキのお腹あたりに出した後、
    少し眠ったみたいだった。
    オレが目を醒ますと、アキは年上の女性のように微笑んだ。

    アキ「けい君スケベだね」
    オレ「アキも…」
    アキ「どうかなあ」
    オレ「自分だけ気持ちよくなってごめん」
    アキ「んー」抱きついてくる。
      「そういうとこ好きだよ」

    オレは思いついたように言った。
    「服、似合ってたよ」
    「遅い!」と言い、チョップの真似をしながらも
    アキは嬉しそうだった。
    今度は上手く言おう、と思った。

225 :50:2007/10/21(日) 01:43:34 ID:kfjw9gqT0
    アキの家庭教師が始まった。
    最初は期待感が大きかった。
    自分で『最後までしない』と決めておきながら
    何をwktkしているのか。
    そもそも家庭教師として行くのだ。

    しかし、上手くいかなかった。
    どうしても男女の関係を意識してしまい
    二人して流される。
    この年齢、男女のことよりも
    興味深いものはなかった。

    徐々に勉強の比率が減り
    イチャつく時間が増えた。
    それも気がかりだったが
    オレにはもう一つ大きな心配があった。

226 :50:2007/10/21(日) 01:44:09 ID:kfjw9gqT0
    紀子姉のことだ。
    家に行くと意識してしまう。
    いつもどおりに接してくる紀子姉が
    何を考えているか全く分からなかった。

    会えば挨拶。
    軽く冗談。
    特別何かを意識する風でもなく
    三人の時間も楽しんでいる。
    こうも普通にできるのか。

    そうしている間に
    アキとの仲も深くなっている。
    多分、間違った方向に。
    アキも身体の繋がりを求めているらしく
    どんどん本当のセクロスに近づいていく。

227 :50:2007/10/21(日) 01:44:54 ID:kfjw9gqT0
    アキは紀子姉の予定を正確に
    把握するようになった。
    何時から家にいない。
    何時頃帰ってくる。
    オレに触れられたいが為に。

    何かがズレてきていた。オレは状況に置いていかれる。
    このまま最後まで行ってしまうのではないか。
    裸で抱き合うのと、セクロスは全く異なる。
    オレの前に大きな一線があった。
    アキとはその辺りで価値観が違った。

    一方は『好きな人に抱かれたいと思うのは当然』と
    他方は『従妹しかも処女なんて抱けない』と。

228 :50:2007/10/21(日) 01:45:59 ID:kfjw9gqT0
    じゃあ何、今までのは何。
    そんな風に言われたらどうしようもないな。
    オレだってその答えが見つかるなら探したい。

    しかし、アキは我慢強かった。
    一切問わなかった。
    だから、オレは応えられるだけ全力で応えた。

    「けい、この問題解けたら、今日は終わりでいい?」
    「ちょwwwお前まだ15分しか勉強してない」
    「家庭教師って言ってもボランティアなんだし気楽にやりなよ」
    「それ、教えてもらう側の台詞じゃないなw」
    「だって…オネエいないし」
    「理由になってないです」
    この辺りでもう諦める。いや、流される。
    「十分な理由じゃない」

229 :50:2007/10/21(日) 01:47:25 ID:kfjw9gqT0
    「アキ…」
    いつもアキは可愛い。
    従兄のオレが嵌っていくのだから
    他の男は言わずもがな、だ。
    「電気消すよ?」
    「うん」

    「今日、デートに誘われた」
    「そうなの?」
    「うん、断ったけど」
    「ふーん」
    アキを抱きしめた勢いでゆっくり倒れる。
    「ちょ、ちょっと」
    「忘れて」
    年上なのに余裕なくてイヤになる。
    「…忘れさせてよね///」

230 :50:2007/10/21(日) 01:48:52 ID:kfjw9gqT0
    「あっ」
    無言で白いシャツを脱がせると
    起伏のある胸が露になる。
    「制服って何かエロいよな」
    「ちょっと寒いんだけど」

    「じっと見ないでよ、変態」
    「じゃあ舐める」
    「え、あっ…けいの身体温かい」
    寒さが音を張り詰めさせる。
    ちゅっ…じゅぅペロっ。
    いやらしい音が輪郭を持って強調される。
    「いやぁ、ブラ外してよ」
    「ん?」
    「何か…もどかしくて///」
    「どっちが変態だよ」

231 :50:2007/10/21(日) 01:50:05 ID:kfjw9gqT0
    「あ、舐めさせてあげない」
    「嘘だよ」
    「じゃウチも嘘!」
    自ら身体を少し起こしブラを外すアキ。
    そして両手で胸を覆う。
    「隠したら舐められないよ」
    「このまま舐めて」
    「無茶言うなw」

    首筋を舐めているとアキの細い両腕が背中に回される。
    「あっいきなりっ」
    胸を舐め始めるとアキが少し仰け反る。
    「うっんん…あっあっ」
    丁寧に舐めながら手で身体を撫でる。
    「けい///」
    舌を乳首に進めた。

232 :50:2007/10/21(日) 01:51:00 ID:kfjw9gqT0
    「あああん」
    乳首に舌を立て、舐めて、口に含む。
    口の中でまた舐める。
    「あっ!あっ!んんダメぇ」
    乳首が大きくなっているのが分かる。
    堪らずアキがオレの指を咥える。

    フェラなんてしたことないのに
    まるで指をフェラしているようだった。
    「ん、ちゅ、あっ、ぴちゃぴちゃ」
    オレの指は何かに操られているように
    アキの薄い唇の間を前後にゆっくり動いた。
    指先からアキの口に同化していくようで気持ちよかった。

    指をアキに預けたまま乳首を責めた。
    舌で触れる度に一瞬アキの動きが止まる。

233 :50:2007/10/21(日) 01:52:37 ID:kfjw9gqT0
    「すごく、変な、感じ///でも気持ちいいよぉけい」
    「オレもすごく気持ちいい」
    相手を気遣って優しくして
    お互い気持ちよくなって心にも快感が迫る。

    「あん、あんっ。ちょっと休ませて」
    「しんどい?」
    「ううん。…おかしくなりそうなの」
    「イクってこと?」
    「分かんない、けどそうなのかな」

    じゃあ止める理由はない。
    女の人もイクと知ったのは最近だ。
    オレはアキにもっと気持ちよくなって欲しくて
    動かしすぎで痺れそうな舌をさらに激しく動かした。

234 :50:2007/10/21(日) 01:53:34 ID:kfjw9gqT0
    「ちょ…とイタい、かも」
    なかなか上手くいかないもんだな。
    「ごめん」
    「ううん」
    口の周りを自分の唾液でベトベトにした
    アキはまたオレの指を舐め始めた。
    気を遣ったんだろうな。

    「そんな風に、優しくされたら、ぁあん」
    女の子の身体は敏感で
    とてもデリケートにできている。
    「けいぃ…もっといっぱい舐めて」
    アキからこんな風に求めてきたのは初めてだった。
    「ああっんっあっあぅんあっ」
    呼吸の間隔が短くなる。
    ああ、感じてくれているんだなと思った。

235 :50:2007/10/21(日) 01:55:34 ID:kfjw9gqT0
    「ぅう…ああ、ぃやあ」
    アキの瞳はキレイな水の膜を張ったように潤んでいた。
    そしてオレを映していた。
    アキのことも、好きだ。

    「いぃよぉぉ、けいぃ」
    「(挿れても)いい」と言われたのかと思い
    オレの動きが一瞬止まる。
    すぐに違うと分かって安堵する。
    その分大胆になり、皺になったスカートを脱がせて
    下着の中に手を入れる。

    汗でも涙でもない体液が指に絡みつく。
    アキがオレの身体にしがみつこうとする。
    「怖いよ」

236 :50:2007/10/21(日) 01:56:36 ID:kfjw9gqT0
    「本当にイってしまいそう」
    「オレもイきそうだよ」

    アキは荒い息を収めようともしないまま
    オレのモノに手を伸ばした。
    唾を飲む音が聞こえる。
    「すごい固い…!」
    目を大きくするアキ。
    「ねえ。けいがイクとこ見てみたい」
    実際は射精寸前だった。

    「じゃあもう少し強く握ってみて」
    「ん…こう?」
    「で、しごいて」

237 :50:2007/10/21(日) 01:57:31 ID:kfjw9gqT0
    もうアキをイかせるなんて
    考える余裕がなかった。

    射精するところを他人に見せてもいいのか。
    でも、アキが見たいと言っている。
    こんなときだけ上目遣いをするアキ。

    「いっぱいイジめられたから」
    造りもののような美しい指が
    アレを握っている様は例えようがない。
    徐々に根元からしごかれていく。

    「大きくなってる///」
    今更のように言う。
    オレは身体を起こした。

238 :50:2007/10/21(日) 01:59:18 ID:kfjw9gqT0
    「けい、イって」
    身体を密着させて、耳元で囁かれた。
    オレの手ではない
    白い手がいやらしい動きを繰り返す。

    アキの手でイく。そう思ってからはすぐだった。
    もうダメだ。
    「アキっ」

    精液がアキの手や体を汚す。
    申し訳ないような恥ずかしいような
    気持ちでオレはひたすら赤くなった。

    「すごい///」
    もしかしたらアキはセクロスのときのことを
    想像したのかも知れない。

239 :50:2007/10/21(日) 02:00:10 ID:kfjw9gqT0
    丁度、イチャつく比率が勉強の比率を超えた頃
    オレは罪悪感の中で帰路に着くことが多くなった。
    泊まらないで帰ることさえあった。
    従姉妹宅からオレの家までは電車で3駅。
    全行程で1時間ほどだ。

    ある日の帰路。また悩みながら帰った。
    何に悩んでいいか分からないほど悩んだ。
    駅に着く寸前で後ろから肩を叩かれる。

    紀子「いつもアキの為にありがとうね」
    オレ「紀子姉!どうしたの」
    紀子「部活帰りだよ」
    オレ「そっかあ」
    紀子「けいは今から帰るの?」

241 :50:2007/10/21(日) 02:07:03 ID:kfjw9gqT0
    オレ「そうだよ」
    紀子「遅いし泊まっていったらいいのに
       明日は休みでしょ?」
    オレ「うん」
    変に気を遣ってしまう。
    紀子姉に会えたことは嬉しかったが
    アキのさっきまでの姿がちらつき素直に喜べない。

    紀子「あそこ行く?」
    紀子姉が指差したのは、Mのつくファーストフード。
    オレ「うーん」
    行ってしまうと、帰られない気がする。
    紀子「妹に代わってご馳走したげるから、行こ?」

242 :50:2007/10/21(日) 02:08:12 ID:kfjw9gqT0
    何でこんなに普通なんだろう。
    もっと本当は聞きたいことが沢山あるのに
    紀子姉との会話は、さして記憶に残る類のものでもなかった。
    自分から核心に触れる勇気も無かった。

    何でハンバーガーってこんなに旨いんだろう。
    紀子「けい、最近元気ないね」
    油断したw
    オレ「…」
    オレは正直、紀子姉に甘えたくて否定しなかった。
    紀子「どうしたの?」

    今紀子姉のことを好きかと訊かれたら
    好きだと言うだろうが、
    同時に矛盾を孕むことになる。

243 :50:2007/10/21(日) 02:09:01 ID:kfjw9gqT0
    オレ「…」
    紀子姉はオレと過ごした夜を
    憶えていないのではないだろうか。
    紀子「…」

    紀子「もう、知っていると思うけど…」
    皆も経験したことがあると思うが
    何か嫌なことを聞かされる前置きだ。

    紀子「アキ、けいのことが好きなんだ」
    オレ「え?」
    そこまでしか知らない??
    まあ、アキ自身がオレと半ば大人の関係になっているとは
    言うことはないだろうが。

245 :50:2007/10/21(日) 03:59:14 ID:kfjw9gqT0
    紀子「でもね、けい」
    皆も経験したことがあると思うが
    説教される前置きだ。

    紀子「私たちは、従兄であり従弟だからね
       それだけは忘れないで」

    それは頭で認識していたよりも
    遥かに重い言葉だった。
    ああ、やっぱりダメなんだな。
    単純にそう思った。

    紀子姉は仄かにオレとの関係を認めたが
    それ以上に突っ込んだ発言はしてくれなかった。

248 :えっちな18禁さん:2007/10/21(日) 09:01:50 ID:ko2g9kBS0
    従姉妹は結婚できるんだから問題なし。

254 :50:2007/10/23(火) 21:13:40 ID:AFmP2JuU0
    >>248
    うちの祖父と祖母が従兄妹同士ですからね。

261 :50:2007/10/26(金) 00:52:44 ID:G9q5YZUX0
    週末のマクドナルドの喧騒が
    別世界のもののようだった。
    紀子姉は多分、オレとアキの関係に
    多かれ少なかれ気付いている。

    紀子「うん、もうこの話は終わり」
    それは全ての終わりを告げている様に聞こえた。

    アキとのことはどうすればいい。
    次の家庭教師を普通にやりきる自信はない。
    アキは態度を変えたオレに不信感を抱くだろう。

    もういい。
    本気で勉強したけりゃ塾にでも行けばいいんだ。
    怒りではないが、何かをぶつけたかった。

262 :50:2007/10/26(金) 00:53:15 ID:G9q5YZUX0
    紀子「けい」
    オレ「…ん?」
    紀子「私たちはいつまでも従姉弟だから」
    オレ「うん」
    紀子姉の言わんとするところを
    掴みかねて曖昧に返事した。

    紀子姉はいつも優しかった。
    一つ高いところから物事を見ていた。
    幼い頃から両親との触れ合いがあまりなく、
    我慢することを何とも思わないようにした環境が
    紀子姉を早く大人にしたのだと思う。

    それを思うと悲しい気もするが
    本人は大して気にしていないようだ。

263 :50:2007/10/26(金) 00:54:03 ID:G9q5YZUX0
    紀子「けいが困っているときは力になる」
    オレ「…」
    紀子「だから、私が困っているときは助けてね」
    オレ「…」
    紀子「ほら、返事」

    真っ直ぐ微笑むのは反則だ…。
    何も解決していないのに
    オレもつられて笑ってしまう。

    オレ「はい」
    紀子「ふふ。やっと笑った」
    この子が彼女だったら…。
    情けねえなあオレ。
    もやもやした気持ちが中和されていく。

264 :50:2007/10/26(金) 00:54:57 ID:G9q5YZUX0
    その夜オレは泊まらせてもらうことにした。
    冷静にアキのことを見られそうな気がした。

    ノックをする。
    アキ「…オネエ入らないで」
    オレ「オレだよ」
    ドアを開ける。

    アキは泣いていた。

    アキ「けい君!?」
    オレ「!!?(泣いている…)」
    何が何だか分からない。

    アキ「…閉めて」

265 :50:2007/10/26(金) 00:56:08 ID:G9q5YZUX0
    アキは揺れていた。

    アキ「何でいつも最後までしてくれないの?」
    オレ「最後まで…って」
    アキ「セックス」
    おまw

    オレ「オレは…古い考え方かも知れんけど
       結婚する人として欲しいと思う」
    アキ「けい君とするもん」
    オレ「それは…」
    アキ「何か問題あるの?
       ウチのこと…好き、だよね?」
    オレ「うん、好きだ」
    アキ「そういう意味じゃなくて」

266 :50:2007/10/26(金) 00:57:08 ID:G9q5YZUX0
    アキ「じゃあ、けい君のこと彼氏って
       皆に言っていい?」
    オレ「彼氏!?」

    アキはオレが帰ってから紀子姉と喋っている間
    ずっと悩んでいたのだろうか。
    いや、もっと以前から悩んできたのか。
    オレが都合よすぎることは分かっている。
    性欲に抗わず、体の関係は受け入れるが
    恋人となると認めない。

    アキ「ウチらの関係って従兄妹を超えてるよね」
    オレ「そうだな。でも、従兄妹だ。超えたらダメだよな」
    さっき紀子姉にもらった勇気が言わせた。
    これでいい。無理矢理でも今なら引き返せる。

267 :50:2007/10/26(金) 00:57:44 ID:G9q5YZUX0
    アキ「そっかあ…」
    終わりはあっけなかった。

    アキはそれ以上何も喋らず
    ただ嗚咽した。
    オレはアキのそばに寄って肩を抱いた。
    従兄妹として。

    未練がないと言えば嘘になる。
    でもアキが抱えている痛みを思うと
    オレは甘えていてはいけない。

    アキ「ウチ、振られたんだね」
    急に平手で何回も殴ってくるアキ。

268 :50:2007/10/26(金) 00:58:42 ID:G9q5YZUX0
    アキ「けい君のくせに!!」
    オレ「ごめん」
    アキ「ウチ振られたことないのに!!」
    オレ「振ったことはあるだろ」
    アキ「うん…ウチ結構ひどいことしてきたんだね…」
    オレ「いや、でもイヤなら振るだろう?」
    アキ「やっぱりウチのことイヤなんだ!」
    オレ「違う」
    アキ「嘘だよ…バカw」

    涙声に僅かの希望が混じる。
    オレは従兄妹って良いなと思った。


    次の言葉を聞くまでは。

269 :50:2007/10/26(金) 00:59:26 ID:G9q5YZUX0
    アキ「これで姉妹ともども玉砕って
       あんたも大概よね。ウチとオネエのどこに不満が」

    Ω ΩΩなんだってー

    アキ「今だから言うけど
       オネエもかなり好きだったんだよ」

    もう次から次へと忙しいな。
    オレがいつ紀子姉を振ったんだよ。

    アキ「けい君って良い感じだけど、本っ気でダメだよね。」

    ダメ出しの嵐の中。
    紀子姉がオレのことを好きだったという事実が
    オレのテンションをおかしくさせた。

270 :50:2007/10/26(金) 01:00:27 ID:G9q5YZUX0
    オレ「お前も大体エロ本読みすぎなんだよw」
    アキ「うっわ何それ
       ウチのこと散々触っといてよー言うな」
    オレ「お互いさまだろw」
    アキ「ウチの身体は減るの!」
    オレ「男は?」
    アキ「減るわけないじゃん。汚いし」
    ちょっとショックw
    オレ「まあ、アキの身体はキレイ、かも」
    照れるくらいなら言うなオレwww

    アキ「ん?忘れられないの?」
    オレ「だからエロ本読みすぎだw」
    アキ「もし、だけど、5年後誘ったらどうする?」
    オレ「う」

271 :50:2007/10/26(金) 01:01:04 ID:G9q5YZUX0
    アキ「ほらほらあ」
    オレ「ついてく、かもな」
    アキ「ダメ。その頃はちゃんと彼氏いるから」
    何だそれ。切り替え早いなw

    本当は切り替えたわけではなく、
    この場はノリで何となく会話が続いただけだった。
    アキとは、その後も会うたびに
    少しづつ気まずさを解いていくことになる。

    オレ「アキ…ごめんな」
    アキ「いいよ、謝らないで。何か余計に悲しくなるわ」
    オレ「わかった」
    アキ「もう、ダメなんだよね?」
    オレ「…」


272 :50:2007/10/26(金) 01:08:56 ID:G9q5YZUX0
    アキ「ウチら本当に抱き合ってたんだよね」
    オレ「うん」
    アキ「嘘じゃないよね」
    オレ「…うん、嘘じゃない」

    Don't leave me だれもいない
    僕を許してくれるのは 君以外に

    オレはここまで耐えていたが、とうとう泣いてしまった。

    It's too late 信じられない
    こんなに胸が痛いのに いつか忘れるなんて

    オレがこんなに勝手な恋愛をした。そしてアキを傷つけた。
    でも、確かに心が触れ合った瞬間があったことを
    オレもアキも絶対に忘れないだろう。

273 :50:2007/10/26(金) 01:09:45 ID:G9q5YZUX0
    居間で漫画を読む。
    アキは疲れて寝てしまったようで
    アキの部屋からは物音一つ響かない。

    オレは紀子姉と話す機会が欲しかった。
    やけにスッキリした心持ちと、
    『オネエもかなり好きだったんだよ』
    という言葉がない交ぜになって
    自棄と言っても良いくらいのテンションになっていた。

    そのときは半時間を待たずしてやってきた。
    紀子「お疲れ様」
    オレ「おう」漫画を見たまま返事をする。
    オレはアキと話した内容を語りたいような
    気分だったが、それは自重した。

274 :50:2007/10/26(金) 01:10:20 ID:G9q5YZUX0
    核心に触れたいような
    触れるのが怖いような。

    オレ「聞こえてたの?」
    紀子「少し、だけど」
    オレはオレが紀子姉を振ったくだり
    が聞こえているかどうかを知りたかった。
    紀子「でも、聞かないようにしてた。
       大事なことだろうなとは思ったけど
       内容はわかんないし知ろうとも思わないよ」
    オレ「そっか」

    言わなくて良かった。そうだよな。
    妹を大切にする紀子姉のことを考えたら、そうなんだよ。
    オレが紀子姉を振ったということも
    急に小さなことに思えてくる。

275 :50:2007/10/26(金) 01:11:10 ID:G9q5YZUX0
    紀子「ごめんね」
    オレ「どしたの急に?」
    紀子「私が勝手なことしたから」
    勝手なこと…
    紀子「アキを応援したから」
    あ、そうか。
    オレとアキが仲良くなったのは
    自分の所為だと思っているのか。
    この姉のことだ。全力で妹を応援したんだろう。

    「勝手だよね。仲良くなって欲しいと思って
     でも今度は止めて欲しいと思って」
    きっと紀子姉は殆ど察していたんだろう。
    今日、オレがアキに終わりを告げたことも。

    「紀子姉は悪くないよ」

276 :50:2007/10/26(金) 01:11:59 ID:G9q5YZUX0
    「私、嫉妬していたんだよ
     どんどんけいと仲良くなるアキに」
    待たれよ。
    好意はうれしい。
    でも、今日すっきりしたばかりなのに。

    「ごめんね、どうしようもなく子供で」

    紀子姉の言動を矛盾していると
    指摘することは容易い。
    でも、オレにはできなかった。

    「本当は期待していたんだと思う。
     けいがアキの求めに応じないことに」
    サーセンとしか言いようがないw

277 :50:2007/10/26(金) 01:12:56 ID:G9q5YZUX0
    「でも、アキはどんどん恋してる顔になって
     私はけいが何を考えているか分からなくなって」

    今まで紀子姉が抑えていた感情が
    吹き出していた。

    「けいは本当はどうしたかったの?」

    本当は紀子姉はこんなことが
    聞きたかったんじゃないと思う。
    紀子姉なら、今自分がどうするべきか
    よく分かっているはずだった。
    オレは理性を失っても
    紀子姉は絶対に失わない人だと思っていた。

282 :50:2007/10/26(金) 01:49:47 ID:G9q5YZUX0
    「……」
    「けい?いとこ同士の恋愛ってダメだよね?」
    「一般的には…」
    このときの紀子姉はぐちゃぐちゃだった。

    言っていることが支離滅裂で
    「妹に幸せになって欲しい」
    「オレのことが好き」
    「好きな人と付き合いたい」
    「いとこ同士の恋愛は認められない」
    そんな気持ちが縺れた結果だと思った。

    紀子姉にこんな弱いところがあるなんて。
    自分で言うのもなんだが
    愛されているんだな、と感じた。

283 :50:2007/10/26(金) 01:50:45 ID:G9q5YZUX0
    近くにいくと紀子姉は身を引いた。
    オレに下心があったのかも知れない。
    頑なにオレから優しさを与えられることを拒んだ。

    受け入れたらアキの立場が無くなる。

    紀子「ダメだよ」
    その一言に全部つまっていた。
    ここで細い線を引いたんだ。

    紀子姉は泣かなかった。
    ボロボロの紀子姉の
    唯一の矜持だったかも知れない。
    子供時代、年上というのはそれだけで
    損な役回りが多いよな。

284 :50:2007/10/26(金) 01:51:41 ID:G9q5YZUX0
    オレは思い浮かんだことを
    次から次へと口に出した。

    「紀子姉は悪くない」
    「アキも悪くない」
    「オレが悪い」
    「アキとはこれからも良い従兄妹である」

    というようなことを必死に言った。
    頷いたり、首を横に振ったりしながら
    紀子姉は静かに聞いてくれていた。

    聞き終えると
    「何で私たち従姉弟なんだろうね」
    と呟いた。

285 :50:2007/10/26(金) 01:52:48 ID:G9q5YZUX0
    紀子姉が立ち上がるのをただ見ていた。
    肩を落として去っていこうとする。
    いつも頼れる紀子姉の
    そんな姿は見たくなかった。
    エゴでしかないがオレのせいで元気をなくしているなら
    オレが元気づけるべきだと思った。
    そしてオレにしかできないことだと思っていた。

    オレは後ろから紀子姉を抱きしめた。
    オレは本当にバカだ。
    アキを傷つけたばかりなのに。

    「……やめよう?」
    「ごめん、でも」
    「……私、けいを怒りたくない」

286 :50:2007/10/26(金) 01:55:10 ID:G9q5YZUX0
    オレはもう引っ込みがつかなくなっていた。
    『何で私たち従姉弟なんだろうね』
    そんなこと言わせたくない。
    従姉弟だからって何か障害があるのか。
    矛盾もいいとこだがそう思った。

    アキとのことの整理も全くできていないのに
    オレは紀子姉の気持ちが
    離れていって欲しくないと願った。
    心のどこかでアキのことは諦められたんだ。
    でも紀子姉のことは諦められない。
    アキに手を出しておいて
    言える台詞じゃないが
    紀子姉のことがずっと好きだった。

287 :50:2007/10/26(金) 01:55:50 ID:G9q5YZUX0
    アキをこれ以上傷つけたくない。
    それはオレも紀子姉も同じ。
    紀子姉はだからこそ
    オレと好きあう仲になってはいけないと思い、
    オレはオレで誰にも気付かれずに
    紀子姉との仲を発展させる方法を考える。

    紀子「けいの気持ちは分かったから」

    「ちゃんと考えるから」

    「今日はもう寝て」

    初めて、紀子姉の口にキスをしたいと思った。

288 :50:2007/10/26(金) 01:56:42 ID:G9q5YZUX0
    こうやって読むと最悪だな。
    オレ厨房のとき何考えていたんだろ。

    アキに手を出して、振った。
    悔いたはずなのに、
    その日に紀子姉と深い仲になりたいと思った。
    鬱になりそうだぜ。


289 :50:2007/10/26(金) 01:58:45 ID:G9q5YZUX0
    オレは中三になった。
    オレの進学先はもう決めてあった。
    公立高校一本。

    塾の先生「私立も受けろ。受かる可能性は高い。
         そんなに公立にこだわる理由は何?」
    「近いから」流川かw

    オレは面倒なことはイヤだった。
    勉強を頑張るってセンスないことだと思っていた。
    中二病治らずwww

    中三前の春休みは全くといっていいほど
    従姉妹宅には通わなかった。


290 :50:2007/10/26(金) 01:59:39 ID:G9q5YZUX0
    オレは未だに
    紀子姉のことを忘れられていなかった。
    会えない間、紀子姉が
    美化されてしょうがなかった。

    『ちゃんと考える』
    この言葉を信じるしかない。

    そんな中、アキにはまた彼氏ができたと
    風の便り(CV:オカン)で聞いた。
    「ラブラブらしいわよ」
    ラブラブってwww
    おかんの口から聞くと新手の妖怪みたいだわw

    彼氏になった人は羨ましいなと思った。
    相手の男子もタイミングよく告白したんだろうな。

291 :50:2007/10/26(金) 02:01:29 ID:G9q5YZUX0
    それを聞いてまた従姉妹宅へ行く勇気が出た。
    読みたい漫画も溜まっているはずだ。
    恐る恐る従姉妹宅・居間へ侵入を試みる。

    アキ「うお、けい君。いきなりだわ」
    男 「あ…お邪魔してます」消え入りそうな声で言う。フツメンだ。
    オレ「あ、こんにちは」
    アキ「彼氏だよん」
    男 「う、言うなよ」
    アキ「え、違うの」
    男 「…違わないけど」
    アキ「ならいいじゃん♪」
    オレ「オレ、アキの従兄です」正直、いきなり対面すると思ってなかった。
    アキ「頑張れ未来の旦那」
    男 「あ、あ、よよろしくお願いします」おおキョドってるw
    おまえが選んだのは荊の道だwww

292 :50:2007/10/26(金) 02:02:03 ID:G9q5YZUX0
    ヤバイ超ヤバイ。
    ラブラブパワーマジヤバイ。
    オレが居るところで手繋ぐなwww
    彼氏拒否権ねーのかよw

    でもオレが悩んだことって一体。
    アキは真剣だったんだろうが
    まだ引きずっていると
    思っていただけに拍子抜けした。

    途端に紀子姉が恋しくなる。
    もう何ヶ月会っていないんだろう。

    アキが電話を受けているのが見える。
    こういうときの勘って当たるよね。

293 :50:2007/10/26(金) 02:02:57 ID:G9q5YZUX0
    アキ「ね、けい君オネエ駅まで傘持って
       迎えに行ってあげてくんない?」
    合点承知!
    もうキスしてもいいぞ、お前らw

    駅で。
    「紀子姉!」
    「けい?」駆け寄ってくる紀子姉。
    端からみたらカップルみたいだ。
    「びっくりした。あれ?傘二つなかった?」
    抜けてんな、オレ。天然策士だぜ。
    「何してんのーw入りなよ、けいも」

    相合傘。
    この日ほど雨に感謝した日はない。ビバ雨男。

294 :50:2007/10/26(金) 02:03:54 ID:G9q5YZUX0
    傘が大きくないから否が応にも腕が当たる。
    オレは、それを意識しつつも、俯いて歩きながら
    水溜りの水を軽く蹴ってる紀子姉にモエス。

    紀子「返事遅くなってごめんね。まだ、答え出ないんだ」
    オレ「ああ、ああいいよ」
    唐突で何も聞く準備が出来てないから焦った。
    紀子「久しぶりだね、何か」
    オレ「うん」
    雨が二人だけの世界を模った。
    オレの腕を掴む紀子姉。

    紀子「こうした方がけいが濡れないかなと///」
    言い訳がましいw可愛いぜ。
    胸が微かに当たる。
    全神経をそちらに集中してしまう。これも生き物のサガか…。

295 :50:2007/10/26(金) 02:05:56 ID:G9q5YZUX0
    「ちょっと遠回りしよう」
    と言いながら、紀子姉はオレの腕を引く。
    近所のお寺に入る。
    入り口あたりには樹木はあまりなく、先の方まで見通せる。
    並んで奥の池まで歩いた。

    あまり人はいなさそうだ。
    「答えって簡単そうで見つからないよね」
    屈託無く笑う紀子姉。
    雨が何とか凌げそうな場所に腰を下ろす。
    紀子姉の髪は濡れていた。
    上手く傘さした筈なのになあ。
    霧のような雨が寺を幻想的にしていた。
    こんな日は超展開もありだ。

    そこで長いキスをした。

297 :50:2007/10/26(金) 02:06:32 ID:G9q5YZUX0
    紀子「一つだけ聞きたいんだけど」
    オレ「はい」
    何故か敬語に。
    紀子「アキのこと好きだったの?」
    オレ「いや、そんなことは」
    紀子「でも異常に仲良くなかった?」
    オレ「うん」
    紀子「もう煮え切らないなあ」
    オレ「紀子姉の方が…好きだ」
    紀子「 方 が ? 」
    びくっ。
    何か恐ろしいものに触れたのかなwww

    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    ちょwwあんた誰ですかwww

298 :50:2007/10/26(金) 02:07:25 ID:G9q5YZUX0
    オレ「いや、従兄妹として、アキも好きだけど」
    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    オレ「なあ、聞いて」
    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    やべバグッてるwww

    もし、このときアキに彼氏がいなかったら
    紀子姉もこんな態度は取っていなかったと思う。
    オレは紀子姉の両肩を掴んだ。
    紀子「 ふ ー …ちゅ 」
    頬にキスをした。

    紀子「 ふ ー ー ー ん 」
    効果はなかったwww

299 :50:2007/10/26(金) 02:08:21 ID:G9q5YZUX0
           |
       \  __  /
       _ (m) _ピコーン
          |ミ|
        /  `´  \
         ('A`)
         ノヽノヽ
           くく
    くすぐる!

    紀子「あ、ちょあははは」
    効果は抜群だ。
    オレは既にかける言葉のストックがなくてくすぐり続けた。

    紀子「もう、や、あはははは」
    二人で濡れても気にしない。若いっていいなあ。

300 :50:2007/10/26(金) 02:09:11 ID:G9q5YZUX0
    オレ「ここか?」
    紀子「あはははダメ、だってははははは」

    しばらくやってたら二人でかなりびしょびしょw
    オレがくすぐるの止めてからも
    二人でしばらく「はあはあ」言ってた。
    テラバカスw

    紀子「もう!服びしょびしょじゃない…大丈夫?」
    オレ「あははは紀子姉も」
    紀子「風邪引いたら看病しに来てね」
    オレ「オレが引いたら」
    紀子「 自 業 自 得 で し ょ ? 」

    いや、もうそのキャラ怖いから止めてくれ。

301 :50:2007/10/26(金) 02:09:43 ID:G9q5YZUX0
    雨が少し休んでくれたようで
    紀子姉と二人で帰ることにする。

    今までのことが夢だったかのように
    普通に話せた。楽しかった。
    二人で冗談言いながら
    叩き合いながら。
    紀子姉の鼻歌が心地よかった。

    時間は不公平に過ぎていく。
    楽しい時間はとても短い。

    「ただいまー」
    「あ、オネエ。今からお母さんと一緒にご飯食べに行くんだ」
    「ども」フツメンが頭を下げる。まだ居たのかお前w

302 :50:2007/10/26(金) 02:11:01 ID:G9q5YZUX0
    「オネエも一緒に行く?弘(アキの彼氏)も来るけど」
    「そうなの?邪魔したら悪いし、行ってきなよ」
    「そうだな。オレも服乾かしたいし」
    「けい君は誘ってないよwww」
    「つめてーなw」
    「アキ、お父さんは?」
    「留守番?かな」

    結局オレと紀子姉は二人になる。
    いざ二人になると話すことないんだよなあ。
    「私の部屋来て」
    「うん」

    「けいでも入るジャージ探すからちょっと待っててね」
    「あ、でも先に紀子姉着替えなよ」
    「何、ちょっと紳士になった?」ニヨニヨすんなw

304 :50:2007/10/26(金) 02:44:01 ID:qwpKfcZDO
    「そんなとこ」
    「じゃ、着替えるから覗かないでよ」
    「覗かないよ!」
    「言ってみたかっただけだよw」
    まあ、ブレザー脱いだときに
    シャツから透けるブラは見てしまったから、おあいこだな。
    水色ってどうなんだとかドギマギしたんだぜ。

    二人してジャージ。
    炊けているご飯で紀子姉は
    おにぎりを作ってくれた。
    温かい緑茶って旨いのな。

    うーん。泊まるのかな、オレ。
    だめだろ、流石に。

305 :50:2007/10/26(金) 02:44:51 ID:G9q5YZUX0
    「けい、今日は泊まるつもりだったの?」
    「うーん」
    「久しぶりに来たんだし、泊まったら?」
    向こうからお誘いが。

    「ごちそうさま。美味しかったー」
    「大袈裟だよw」
     帰るのが面倒 × 紀子姉ともっと話したい
    = 泊まらない理由がどこにあると言うのか。
    朝令暮改もいいとこだなwww

    「けい」

    キス。

    「会いたかった」

306 :50:2007/10/26(金) 02:54:52 ID:qwpKfcZDO
    オレは止まることができなかった。
    紀子姉の部屋でまた身体を重ねることになるとは。
    オレ自身がアキに対してつけた傷を憶えている。
    忘れてはいけないことだと分かっていながら
    そんな罪悪感は紀子姉の前では小さくなっていった。

    今の年齢になっても思うことだが
    人間って理屈に合わないことをすることがある。

    「私たち、従姉弟だよね」
    「そうだね」
    「分かってるなら、いい」
    久しぶりに近くで顔をみた気がする。
    紀子姉は自分で美化した以上に綺麗だった。
    たった数ヶ月でこんなに大人っぽくなるなんて。

307 :50:2007/10/26(金) 02:56:19 ID:G9q5YZUX0
    紀子姉とのキスは素直に受け入れることができた。
    オレが本当に好きだったからだろう。
    従姉弟であるとか関係なく。
    今思えば、アキに対する感情とは
    また違ったものだったのだろうと思う。

    オレは紀子姉に体重を預けてみたが
    肌同士で触れ合いたくて
    紀子姉のジャージを脱がせようとした。
    「さっき着替えたばっかりなのに」
    と口では言いながら紀子姉は微笑んだ。
    「ずっと二人だったらいいのに」とオレが言うと
    「そんなことになったら、けい、もっと変態さんになるでしょ」
    と笑い、しばっていた髪をほどいた。

315 :50:2007/10/26(金) 20:01:42 ID:G9q5YZUX0
    別にそれが合図でもなかったんだが
    オレは無言になり、
    紀子姉の肩や手を撫で始めた。
    紀子姉も何も言わなくなる。

    「けい」
    紀子姉はお互い向き合う形にして
    オレの頭を抱きながら撫でた。
    オレは最初恥ずかしかったが
    落ち着いてきて、また別の気持ちよさを味わった。

    「けいがここに居ることがうれしいよ」
    オレは紀子姉の腰に手を回した。
    力を込めて抱きしめる。

316 :50:2007/10/26(金) 20:02:39 ID:G9q5YZUX0
    お互い好きなんだ。
    こうしていると何の疑いもなくそう思える。
    幸せ、なんだろうなあ。
    紀子姉もそう思っていてくれていると良いな。

    「けい?寝ちゃった?」
    面白いので、そのままにする。
    「あらあら」
    かぷ。耳を噛まれる。
    「うひゃ」
    「…寝たふりだ」
    「いや何か楽しくて」
    「寝てもいいんだよ」
    「寝ないよ」目の前に胸があるのに眠れるかw

317 :50:2007/10/26(金) 20:03:47 ID:G9q5YZUX0
    紀子姉の身体を思い出しながら
    ゆっくり自分の手に馴染ませた。

    胸を触ると反応がある。
    「あっ」
    やはり、アキより大きい。
    手で触って分かるくらいだから相当違うのかな。

    「ああん、けい…久しぶりだね」
    半分目を閉じたまま嬉しそうに言うからクラクラした。
    紀子姉もこうしたかったんだ。

    そう思うと緊張が解れていって、
    自然に身体に触れることができた。

318 :50:2007/10/26(金) 20:04:56 ID:G9q5YZUX0
    「っ、けい、何か上手でこわいよ
     え、ダメだよぉ下は脱がせないで
     恥ずかしいから……いやじゃないけど
     うん……じっと見ないで、お願い
     やぁだってば、ああ」
    オレの感覚という感覚は
    紀子姉から様々な刺激を受けて敏感になっていた。
    耳を舐めながら胸を手のひらで撫でる。
    紀子姉も敏感になっているようだった。
    「あんっ、あ、ああ!」
    全裸で触れ合うと、
    あり得ない快感がおそってくる。
    我慢できず、紀子姉の胸を舐めた。

    「あああ、あっ、あ、いやあ気持ちいいよお
     けい、の舌、気持ちいい」

319 :50:2007/10/26(金) 20:05:30 ID:G9q5YZUX0
    オレは紀子姉に自分のモノを握らせた。
    素直に握る。
    おずおずと動かしだす。
    「もう少し強く握っても大丈夫だよ」
    そう言ってまた舌で乳首を弄る。

    「ダメ、触れないよ、そんなこと、されたら
     いいの、触れなくて?ああ、もうっ、あん
     あ、いい、の?ああん」

    舐めるのを止めて紀子姉の頭を撫でる。
    「もうイジワル!」
    「ごめんごめんw」
    と言いながらも、
    オレは紀子姉の足の方に手を伸ばした。

320 :50:2007/10/26(金) 20:06:30 ID:G9q5YZUX0
    足を固く閉じる紀子姉。
    目も強く閉じられる。
    「力抜いて」
    「恥ずかしいから」
    それでも優しく太股を撫でると
    リラックスしたのか次第に力が抜けていった。
    そして、紀子姉はオレの頭を強く抱いた。

    「本当に恥ずかしいんだよ?」
    「うん」
    太股からアソコに指をもっていく。
    豊かに濡れている。
    汗とはまた異質の粘つく液体が
    紀子姉の身体から出ている。
    それは、気持ちよくなってくれている証でもあり。

321 :50:2007/10/26(金) 20:07:21 ID:G9q5YZUX0
    体液の出ている場所を指で撫でる
    「ああっ!ああぁ、ああんっんそ、こ、は
     刺激が、強過ぎるよ」
    オレは止めなかった。
    「イヤ?」
    「また…そんなこと聞くぅ
     あっっ、続けて、ぃぃよお」
    「ありがとう」
    「あ、あぁ何か、おかしいの
     けい、ねえどうにかしてぇ」
    その言葉と同時に紀子姉の止まっていた手が
    オレのモノを扱き始めた。
    余裕がないのか力強く、単調な動きで
    逆にそれが気持ちよすぎた。

    オレはただ紀子姉に気持ちよくなって欲しい一心で尽くした。

322 :50:2007/10/26(金) 20:08:00 ID:G9q5YZUX0
    「っーーーー」
    オレの限界も近い。

    「あああ、ああっあんっあんっ
     いやぁ、何も見ないでええ、
     ああん、もうこれ以上はダメっ」
    オレのモノを上下に扱きながら
    紀子姉は乱れ、見たこと無いほど濡れていた。

    「おっぱいも、舐めちゃ、
     ダメだってばぁ、ああああヤダあ
     あっあっあぁっダメっ本当に
     ダメなのぉっあああん!
     ああ、けいぃぁああいっちゃうっ!!!」

323 :50:2007/10/26(金) 20:08:54 ID:G9q5YZUX0
    興奮が興奮を呼び
    自分がどんな状態にあるかも
    分からない状態でオレも果てた。

    布団に精子が沢山かかっていた。
    気付けば1時間も経っていた。
    とても短い時間だったように感じたが
    それだけ密度が濃いものだったのだろう。

    その後はお互い照れながらベッドメイキングw

    結局アキ達が帰ってきたのはさらに
    1時間もあとのことだった。

333 :50:2007/11/03(土) 01:50:35 ID:iI05YJa10
    紀子姉と付き合うでもなく、
    全く切れてしまうわけでもなく。
    ただ、紀子姉はオレが会いたいと思うときは
    体の関係も含めて拒まなかった。

    高校生になり、友人たちには彼女ができはじめた。
    オレは女性の身体を触ったことがあるなんて
    優越感をどこかに忘れてしまった。
    何故か劣等感ばかりが増した。

    どうせ付き合えないんだ。
    結婚もできない。
    オレは何がしたいんだろう。
    好きなのになあ。

334 :50:2007/11/03(土) 01:51:20 ID:iI05YJa10
    友人たちの自慢話や惚気話を聞かされて
    『もう最後までしてもいいのかな』
    そう思いはじめていた。

    紀子姉は看護師になりたくて勉強をしていた。
    地方の4年制の看護学校に行きたいと言う。
    合格しないで欲しいとも思ったが
    素直に応援していた。別れる日を想像できなかった。

    それなら、もう会わない方がいいんじゃまいか。
    何度そう思ったことか。
    それでも会いに行ってしまう。
    女性の身体は魅力的だったし、紀子姉だし。
    男ってダメだよなwww

335 :50:2007/11/03(土) 01:52:19 ID:iI05YJa10
    「けい?」
    何も言わず押し倒す。
    紀子姉はいつもと同じように
    微笑んで優しく目を閉じる。

    この瞬間だけが安心できる。
    「なーに?受験生は忙しいんだよ?」
    キスをする。応じる紀子姉。
    高3の紀子姉は誰にも渡したくないほど
    キレイで可愛くて、やはりまだ処女だった。

    「んっ。」
    白いブラウスの上から胸を触る。
    「えっちーw」
    笑いながら言うな。萌えるじゃないか。

336 :50:2007/11/03(土) 01:53:11 ID:iI05YJa10
    「はぁはぁ何か…激しいね」
    そう言われて、もっと激しくした。薄い唇の間から息が漏れてくる。
    「あ、ヤダよお」
    ブラウスのボタンをちぎらん勢いで外す。
    豊かな胸の谷間が誘惑する。

    「大きいな…」
    他の女アキしか知らない癖に何言っちゃってんのw
    「誰のせいよ」
    拗ねたようにこっちを睨む。
    「そんなに触ってない…」
    「けい以外に触らせたことなーい」
    抱きついてくる紀子姉。
    甘えモードww大歓迎www
    この場面、回想シーンにいつも出てくるんだぜ。


337 :50:2007/11/03(土) 01:54:03 ID:iI05YJa10
    若いなりに、紀子姉の身体の感覚を分かってきていた。
    どうすれば気持ちいいか。どこがくすぐったいか。

    「ああ、けいっ。あああダメっダメ
     気持ちよすぎだよ///」
    「紀子姉、上に乗ってみて///」
    自分からリクエストするのすら勇気いる
    オレは未だに風俗未体験w

    ハダけたブラウスがふわっとなって後光のようだった。
    息を飲んでブラを外した。

    下から見上げた紀子姉の半裸は
    正に神々しさすら感じるものだった。
    「そんなに見ないで」
    すぐに胸を手で覆いそのまま被さってくる。

338 :50:2007/11/03(土) 01:55:15 ID:iI05YJa10
    胸がお互いの身体に挟まれてつぶれるのが好きだった。
    当時はDだと言っていたな。

    あんまり有難みは分かっていなかったが、
    後々の女性関係でイヤというほど知ることになったw

    「こういうのも気持ちいいよね」
    「うん」
    ぴったりと合わさるのは何も結合したときに限らない。
    「けいのこと、身体全体で感じるよ」
    「うん」

    キスを求められ応じて、舌を出して絡められる。
    お互いの唾液が混ざる。
    口の中で蠱惑的な音がぶつかり合う。

339 :50:2007/11/03(土) 02:00:34 ID:iI05YJa10
    そのまま紀子姉はオレの首筋を
    舌で自由に撫でた。
    間に耳たぶを噛んだりしながら器用に口を使う。
    オレは目を閉じて快感に飲まれた。

    「けい…気持ちいい?」
    「すごく」
    「ふふ、じゃあいいw///」
    また再開する。
    きっと口が疲れたりもしてるんだろうが
    紀子姉もオレを気持ちよくしようと頑張る。

    乳首を舐められる。
    つい声が出そうになるほど、
    本当に気持ちよかった。

340 :50:2007/11/03(土) 02:05:50 ID:iI05YJa10
    紀子姉の髪に触れる。
    舐められた胸部はぬめって光を僅かに反射させていた。
    顔を上げてこちらを見る。
    何でいつも微笑んでるんだろう。

    「そのまま」
    もっと気持ちよくなりたくてそう言った。
    紀子姉は満足そうにまた乳首を舐めてくれた。
    しかも音がするくらい激しく。
    口にスッポリと含まれた乳首は
    いいように舌で転がされ、固くなる。

    腰を擦り付ける。
    上に乗っている紀子姉のスカートをめくって
    両手で太股を撫でる。
    紀子姉は淫らに乳首を舐め続けた。

347 :50:2007/11/03(土) 22:47:22 ID:iI05YJa10
    「チュチュジュウっんはっ、ああ舐められないよ」
    困ったような顔で囁く。
    「舐めて」
    太股から尻に手を持っていく。
    「あん///もうどっちかにしてよぉ」
    そう言いながらも懸命に舌を這わせる。
    モエス。

    「あああっ、ちょ、ちょっああん
     これ以上触るならスカート脱がせて」
    そう言えば以前に皺が直らず困ったと言っていたw
    制服だしな。

    即座に脱がせる。
    上半身はブラウスに袖を通しているだけ、
    下は下着と靴下。knegw

348 :50:2007/11/03(土) 22:48:19 ID:iI05YJa10
    横になり抱き合う。今度はオレが攻める。
    「いきなり…!」
    「さっきいっぱい舐めてくれたから」
    「いいよ…お返しなんて」
    オレは紀子姉が乳首を舐められると喜ぶのを知っていた。

    ( ゚д゚ )
    「いやあ、こっち見ないで」
    目を合わせると、恥ずかしそうに顔を反らした。
    舐めながら目を合わせるの癖になりそうだぜw
    その後も喘ぎながら、ちょこちょここっちを気にする紀子姉。
    くそっ、可愛いな。

    堪らず下着の中に手を入れた。
    「ああ、んんっ」

349 :50:2007/11/03(土) 22:48:50 ID:iI05YJa10
    ぬるぬるしたのが溢れてすごいことになっていた。
    「すごい」
    「いやあっばかっ///言わないで」
    「やらしい」
    「おねがい、言わないでよ」
    弱々しく薄い唇を開いて呟くように言う。

    「あーん、けいだって固くなってるくせにい」
    「オレのも触っていいよ」
    「もう///イジワルだし」

    続きを言わせず、割れ目に中指を入れる。
    「あっあっっくぁんん」
    必死に口を閉じようとするが、
    喘ぎ声は漏れる。

350 :50:2007/11/03(土) 22:49:39 ID:iI05YJa10
    「ああああんっ!」
    紀子姉の声が大きくなってくる。
    「ああっねぇ、おっぱい触って」
    言われるとおりにする。
    乳首を触りながら、アソコの指を動かす。
    ピアノを弾いていたからか、
    両手で別のことをするのは得意な方だぜ。

    「いい、あっ気持ちいい、すごぃあああ
     ああん、ねぇ、あっダメあああ
     ダメ、何にも考えられないよぉ」
    「もっと、声聞かせて」
    口を手で塞ぐ紀子姉
    「ぃやぁあああっ!」
    首を横に振った。

351 :50:2007/11/03(土) 22:50:36 ID:iI05YJa10
    「あっあっん、もっとこうしてたいのに、
     もう、ダメなのお、私」
    キスをすると、すぐに舌を入れてくる。
    「んっチュっ、ああダメだよお」
    切なそうに見つめてくる。でも、オレは手を止めない。

    「あああっ、本当に、イクよ?いいの?
    「いいよ」 
    「ああっあっあああ」
    「でも、イクときは教えて」
    「ああああ、あっあっああっああああん
     ヤだああぁっイクっあああああんんっ」
    紀子姉はしばらくハアハア言って何も喋れなかった。

    唇が離れる。
    唾液がそのまま糸となり、名残り惜しさを示す。

352 :50:2007/11/03(土) 22:51:11 ID:iI05YJa10
    突然ですが、ここから後は読まなくておk。

353 :50:2007/11/03(土) 22:52:18 ID:iI05YJa10
    「けい…したくない?」
    「してみたいよ」
    「私、いいよけいなら」
    「今?」
    「うん……」
    カバンの中からゴムを出す紀子姉。
    どこで買ったんだ女子高生www
    オレは店をうろうろして結局買えなかったチキンなのにw


    …しかし、オレは怖気づいたからか、その日勃たなかった。

    これをきっかけに、その日から徐々に
    紀子姉との距離が開いていった。

355 :50:2007/11/03(土) 22:54:56 ID:iI05YJa10
    紀子姉は無事に大学に合格した。
    オレは勝手に気まずい雰囲気を残したまま
    駅まで見送りに行った。

    アキ「けい君、寂しいねw」
    オレ「うるさいなあ」
    アキ「否定しないんだwww」
    うぜえええええ
    紀子「なんか賑やかだねw見送りよかったのに」
    オレは紀子姉の方をまともに見られなかった。
    この日が来ることを受け入れられなかった。

    紀子姉がいつもと変わらないのが悔しかった。
    オレだけがこんな気持ちなんだろうな。
    女って分からん…。これは今でもだがw

354 :50:2007/11/03(土) 22:53:56 ID:iI05YJa10
    紀子姉の両親が車を停めに行っているとき。
    紀子「ハイ」
    渡されたのは、いちご??の形に
    折りたたまれたルーズリーフ。
    言葉で表せない気分で
    ポケットに無造作に突っ込んだ。
    その手紙は鼓動をしているようだった。

    早く手紙を読みたくて仕方がなかった。
    紀子姉は別れるときまで普通だった。
    一瞬オレの方を振り返って手を振った。
    オレがさっきあげたミサンガが揺れている。

    紀子姉はすぐにまた自分の道を歩いていった。
    遠ざかる後姿は凛としていた。

356 :50:2007/11/03(土) 22:55:42 ID:iI05YJa10
    すまん。
    >>354と>>355は順番が逆だわ。【編集者注:順番入替え済】

357 :50:2007/11/03(土) 22:56:35 ID:iI05YJa10
    「私はけいの優しさに甘えっぱなしでした。
     本当にありがとう。
     でもこれからは私に費やす時間を
     他の女の子に使ってあげてください。
     また、夏休みには帰るから皆でお祭りに行こうね。
     ああ、向こうに行きたくなくなってきたよ…
     でも自分で決めたことだから頑張らなきゃね」

    オレは帰りの電車で一人で泣いた。
    その日は絶対に泣くまいと決めていたのに。

    手紙には、オレへの思いがつづられていた。
    紀子姉が真剣に考えていたから
    自分が子供だって思い知らされた。
    紀子姉の涙で滲んだ文字はオレを一つ大人にした。





372 :50:2007/11/10(土) 03:07:29 ID:Vo6qQYYD0
    You said today is not the same as yesterday
    One thing I miss at the center of my heart
    厨房でスマンw

    もう秋も近い。
    2007年は家族以外、誰も誕生日を祝ってくれる人がいなかったな。
    オレは初代エヴァ(スロット)を打っていた。
    調子も良く、数時間で2千枚ほどになった。
    これを読んでる人が店長なら設定入れてくれ。
    あれは大切に使うべき機種だよ。誰も座ってないけどw

    ホールを出るとまだ外は明るかった。
    さて、自分で祝いますか。
    3万もあればそこそこのものは買えるしな。
    近くの百貨店に向かうことにする。
    余談だが、マッキントッシュのコート欲しいなあ。

373 :50:2007/11/10(土) 03:08:41 ID:Vo6qQYYD0
    結局、シンプルな白いシャツを買い家に帰る。
    家でCDを探っていると懐かしいものが目に付く。
    Ok Computer…。
    トム・ヨークは何であんな退廃的に歌えるんだろうな。

    paranoid androidが流れると思い出す。
    数年前、オレが大学生になったころ…

    ある晩、初めて持った携帯電話にかかってきた電話。
    普段はメールしかしないオレに電話とは。
    物好きもいたものだ。

    知らない番号。ああ、イタズラ電話ね。
    しかも深夜に…業者乙www
    ほくそ笑みながら電話をとる。

374 :50:2007/11/10(土) 03:10:18 ID:Vo6qQYYD0
    「もしもし、夜分に失礼します。○○さん(オレの苗字)ですよね?」
    「…どちら様ですか?」
    「私、◇◇(紀子姉の苗字)と申します」
    おまw夜分ってレベルじゃねーぞw
    「うーん、存じ上げませんw」
    「けいじゃないのですか?」
    「さあどうでしょwww」堪えられず吹き出した。
    「もーーー怒るよ。知ってるんだからね、番号」
    「どうしたのwこんな夜中に」

    アキに教えた電話番号は
    アキのアシストで紀子姉に回っていったらしい。

    このとき、オレには彼女がいた。
    随分と普通の恋愛をした。童貞も失った。
    だから、自分から紀子姉には連絡を取ろうとしなかった。

375 :50:2007/11/10(土) 03:11:13 ID:Vo6qQYYD0
    「ん、何となく…」
    遠い地からの声は電波を通しているからか
    覇気がないように思えた。
    「何かあったの?」
    「…」
    「ん?何でも聞くよ?」」
    「…」「…」「…」

    (ry

    「けい」やっと喋ったか。
    「はい」
    話を聞くと、好きでもない人に飲み会後
    いきなりキスをされたと言う。
    「そうか…」

376 :50:2007/11/10(土) 03:12:51 ID:Vo6qQYYD0
    「酔ってるの?」
    「ううん…酔ってない、と思う」
    紀子姉はああ見えて酒豪だ。
    親の商売がなあ…。小学生に呑ますなよな。

    恐らく素面に近いんだろうな。
    「ちょっとショックで電話しちゃった
     …でも、最初のキスがけいで良かった」

    途端に空気が変わる。
    そんなこと言われると思い出すじゃないか。
    声聞くだけでも紀子姉の身体が
    脳裏に描かれてヤバイのに。

    頼むから黙らないでくれ。
    トムの気だるい声が空気を澱ませていく。

377 :50:2007/11/10(土) 03:13:35 ID:Vo6qQYYD0
    「オレも紀子姉とキスできて良かった」
    オレのバカー!もうイミフw

    「彼女さん妬くよ?」
    「妬かないよ」
    「私だったら絶対妬くもん。自信あるよ」
    「そんなことで自信もたれてもw」
    「あはは。ホント、もっと他のとこで自信持たないとね」

    ダメだ、オレこの空気に弱いんだ…。
    「なあ」
    「なあに?」
    「口直ししたい?」
    「…してくれるの?」
    「電話でも良ければ…」

378 :50:2007/11/10(土) 03:14:50 ID:Vo6qQYYD0
    「十分だよ。贅沢言える立場じゃないもん」
    「じゃあ、目を閉じて」
    「はい…」

    「キスしたよ」
    「えーーーー分かんないーー」
    結構リアリストだなオイw
    「ぷwwごめんwww」
    「もう1回」
    「えーーーー恥ずかしいーー」
    「真似しないのw…じゃあ、”せーの”でしよ?」

    付き合っている彼女の笑顔がチラつき、胸が痛んだ。
    でも、それを口に出したら終わる。
    紀子姉も分かっているから口に出さないんだ。

379 :50:2007/11/10(土) 03:16:17 ID:Vo6qQYYD0
    「…」
    「…」
    「もうwけいが言ってよ」
    「イヤだよw恥ずかしいし」
    「ぇぇ…私が言うのぉ」
    「イヤなら、やめとこうw」
    「あ、久しぶりなのにイジワル」
    「紀子姉が言い出したのにwww」
    「イジワルだー」
    「そうだねww」
    「もう、じゃあ今すぐここに来て」
    無理www新幹線でも2時間かかる僻地から何言ってんすかw
    「…言えばいいの?」
    「やったぁ」
    子供か。

380 :50:2007/11/10(土) 03:17:17 ID:Vo6qQYYD0
    「せーの」

    「したよ」
    「短いよ」
    我が儘だなw

    「もう次で最後な」
    「うん」


    「せーの」



    「AHAAA」
    トム空気嫁www

381 :50:2007/11/10(土) 03:18:15 ID:Vo6qQYYD0
    「ん、満足」

    「キスしたからさ、紀子姉上に乗ってよ」
    「どうやって??」
    「想像でw」
    さっきから何故か勃起がおさまらない。

    「あーーえっちなこと考えてる」
    「そうだな」
    「何でそんな冷静なのw」
    「紀子姉にしてもらいたい」

    僅かに時間が空く。
    「本気……だよね」
    「嘘で言わないよ」

384 :50:2007/11/10(土) 03:19:35 ID:Vo6qQYYD0
    「キスしてくれたから今回だけだよ」
    紀子姉は女の声で言った。

    「わかった」
    歯止めをかけられたことに安心しつつ、落胆しつつ。
    「私はどうしたらいいの?教えて」
    「うーん。難しいな」
    「チュッ…聞こえた?」
    「聞こえた」
    「どこか舐めて欲しいところある?」
    「改めて言われたら恥ずかしいな」
    「じゃあ…耳からするね」

    目を閉じる。
    服をはだけさせて恥らいながら
    でも嬉しそうに上に乗る紀子姉をイメージする。

385 :50:2007/11/10(土) 03:20:51 ID:Vo6qQYYD0
    恐らく電話を直接舐めているのだろう。
    耳元で唾液の音が響いて
    脳にキツイ刺激を与えてくれる。
    一瞬で目の前に紀子姉の痴態を生み出す。
    勃起しているモノを握る。

    「はぁ、はぁ、…気持ちいい?」
    「うん、気持ちいいよ」
    「ふふふ。続けて欲しい?」
    「そりゃあ」
    「いっぱい気持ちよくなってね」
    「似合わねー台詞www」
    「もう、雰囲気出そうとしてるのに///」
    拗ねている顔が簡単に想像できて
    懐かしさを超えた何かを感じた。
    「えいっ」

386 :50:2007/11/10(土) 03:21:37 ID:Vo6qQYYD0
    「今のは服脱がせようとした掛け声だからね」
    説明すんなwww萌えるw
    紀子姉の努力に応えるべく服を脱ぐ。

    「脱いだよ」
    「寒くない?風邪ひかないでね」
    「うん、紀子姉も脱いで」
    「私もー?」
    「それが礼儀だよ」
    「何それwでも、もう半分脱げちゃってるかな///」
    「あ、エロイことしてた?」
    「自分だってしてた癖にい」
    「ごめんw続けてください」

    「ん。もう一押しかなw」
    「お願いします」

387 :50:2007/11/10(土) 03:23:09 ID:Vo6qQYYD0
    「胸舐めてあげるね」
    機嫌が良くなったようだ。可愛いぜ。

    紀子姉の口から紡がれる音に集中する。
    握っていたモノを扱き始める。
    「気持ちよくて、固くなってきた」
    実は随分前からだがwww
    「エッチ///」
    「扱いていい?」
    事後承諾w
    「知らない///」
    「ダメ?」
    「…いいよ」

    「紀子姉の胸も舐めるね」
    「…うん…じゃあお願いします」

388 :50:2007/11/10(土) 03:24:44 ID:Vo6qQYYD0
    「んん、ハアはあ、
     私も…気持ち、いいかも///」
    「じゃあ、オレが上に乗る」
    「ああぁ、けい」

    紀子姉の腕がからみついてくる錯覚に囚われる。
    願わくばこの錯覚を現実と信じさせてくれ。
    脆すぎる糸で繋がれた感覚を逃がしたくなくて
    間断なく紀子姉を攻め続けた。

    「ああん、あんまり舐めないで
     けい、はぁん」
    「乳首固くなってるよ…」
    「いやあん言わないで」
    「スケベだね」
    「そんなこと言われたら、もっと感じちゃうよぉ」

389 :50:2007/11/10(土) 03:25:27 ID:Vo6qQYYD0
    「もっと感じて」
    「変な感じ…
     けいがここにいると思えるよ」
    「いるんだよ」
    「誰かさんのせいで、ほとんど、裸になっちゃってるし」
    「それは良かった。下も舐めるよ」

    「あん、アソコは止めて。お願い
     気持ちよくて…すごく濡れてるの//////」
    「止めない」
    「あ、あっ、いやあお願いだから。汚いよ」
    「美味しいよ」
    「ああんあっ、そんな、わけなぃイジワルう」
    「オレのも舐められる?お互いの、舐めよ」
    「うん、、、じゃあ私が上に」

390 :50:2007/11/10(土) 03:26:18 ID:Vo6qQYYD0
    喘ぎながら唾液をいっぱいに含ませた
    音を立てる紀子姉。
    フェラをしてもらった記憶はなかったが
    ごく自然に69をしている二人が浮かぶ。

    「ああん、はぁ、くぅっ、おかしくなりそう」
    そんな風に囁かれると、イキそうになる。
    「けい、気持ちいい?」
    「イキそうなくらい」
    「私もだよ…あぁあんまり、舐めないで
     本当にイキそうなの」
    「いいよ、イって」
    「ねぇ、キスして」

    二人分の唾液が混ざり合う音が
    毛布の中の世界を穏やかに覆う。

391 :50:2007/11/10(土) 03:27:52 ID:Vo6qQYYD0
    「あああ、けい、もうダメぇけい、けい」
    「紀子姉」
    「私に、どんなエッチなことしても
     いいから、イって!お願い…私もう我慢できない
     アソコがビショビショになってるの
     ああっ私、ヤあぁあっ!!ああっあっ!」

    限界が近い。異常な昂りが想像を現実のものとする。
    今まで何百回も想像したが、
    紀子姉に挿入している姿がすぐそこに在った。

    「ヤらしいね…イクよ」
    「いやあっ、自分で止められないの///
     イカせて、けい、エッチなことして!
     ああもっ、う、ダメえええイクっ
     あああんああ、あああっ!あっあっああ」

392 :50:2007/11/10(土) 03:28:43 ID:Vo6qQYYD0
    「あのときは、ごめんね」
    「あのとき?」

    「憶えてなかったらいいよ」
    紀子姉が照れ隠しのためか
    オレンジジュースに手を伸ばした。

    「久しぶりだね」
    話題を変えやがったw
    分かっていながらとぼけたオレもオレだが。
    「けい、ちょっと男らしくなった」
    「紀子姉も」

    陳腐な言葉だが、本当にキレイだった。
    数年ぶりに会った紀子姉は
    誰か分からないぐらい垢抜けていた。

427 :50:2007/11/24(土) 02:22:08 ID:oI/ORde70
    PCの電源を入れる。
    お気に入りのカオスっぷりが自分でも気に入っている。
    埋もれていたRADIOHEADをかけようか
    何か動画でも見に行くか…。

    起動を待つ間に嗽をしていると携帯が鳴る。

    自己主張が強いのは嫌いだが
    機械相手に言っても仕方ないしな。
    5回鳴っても相手が切る様子は無く、面倒だが電話を取る。
    最近は相手を確認せずに出るのが流行ってるんだぜ。

    「はい」
    「あんたねえ」おかんか。
    「誕生日プレゼント間違えて買っちゃったんだからね
     早く取りに来なさいよ!」ツンデレきめぇw

428 :50:2007/11/24(土) 02:22:44 ID:oI/ORde70
    「ああ、ありがとう」
    「あとね、アキちゃん結婚するんだって」
    「mjdk!!!111」
    「まあねえ。まだ若いけど、家継ぐんだって」
    「ほー。それは」
    アキの彼氏もとい旦那は、それはイイ男だ。
    収入はソコソコだが、優しくて顔も整っている。
    アキがいつも拗ねて、旦那はなだめる役をしている模様。

    ちなみにアキとは、もうあの頃のことなんか忘れたかのように
    二人で笑うことができる関係になっていた。
    「けい君」
    「何?」
    「私が結婚しても犯罪しちゃだめだよ」
    「意味が分からんwww」

429 :50:2007/11/24(土) 02:23:47 ID:oI/ORde70
    「風が吹けば桶屋が儲かるって言うでしょ」
    「だから?w」
    「私が結婚したらけい君が犯(ry」
    「説明しろ」
    「いーい?私が結婚する」
    「うん」
    「けい君が犯罪者になる」
    「wwwwww」
    「嫉妬すんなよってことだよww」
    「国語の教科書読んで出直して来いwww」
    「もう、けい君の家庭教師は要らないよ」
    「…そうだな」
    最後ちょっとシリアスになった気がしたが
    そこは気にしない。

    以上、後日お祝いを持っていったときの会話より抜粋。

430 :50:2007/11/24(土) 02:24:32 ID:oI/ORde70
    オレは、とても嬉しくて
    「良かったなあ」とおかんにしきりに言っていた気がする。
    アキに一度従妹以上の感情を持ってしまった身としては
    兎に角、幸せになって欲しかった。

    「でもあんたも紀ちゃんも抜かされちゃったね
     次はあんたの番だったら良いんだけど」
    「別にいーよ結婚なんて」
    「そのまま仙人にでもなりなさいな」
    「何だその返しw」
    「時間空いたら一回帰ってきて」
    「はいはい」
    「はいは一回って何回(ry」
    一人暮らしは今まで気付かなかった親の有難さを否応無く押し付ける。
    そして電話を長引かせようと無意識にしてしまう
    自分はまだまだ子供だと感じた。

431 :50:2007/11/24(土) 02:25:08 ID:oI/ORde70
    緑茶を飲んで一息つく。
    買ったばかりの白いシャツを着てみると
    存外着心地が良くて驚いた。
    アキの結婚式にでることがあれば、これかなあ。

    PRRRRR

    テラ電子音。着信音は皆同じ。
    だからこそ前述のような流行が存在するのだが。
    まあ今日はよく鳴ること。

    アキだったら、一回鳴り終わるまで待って
    こっちからかけ直してやろう…
    久しぶりに誰からの着信か確認する。
    って紀子姉か。一瞬何故か躊躇った。

432 :50:2007/11/24(土) 02:25:55 ID:oI/ORde70
    「はい」
    「けい?」
    「おおそうだよ」
    「良かったあ♪番号変えてるかと思ってたから」
    「変えないよ。急に変えたらファンが困
    「お久しぶり」
    「ちょww最後まで聞いてくだしあw」
    「おかげで困らずに済んだファンがここにいますよ」
    「なんだそれ///」
    「近いうちに時間取れない?」

    「うーん。有給使ったらまあ大抵の日はいけるよ」
    「今週の金曜日は?」
    「や、休めるよ」
    全然無理www明日から残業確定w

433 :50:2007/11/24(土) 02:26:40 ID:oI/ORde70
    「紀子姉は?」
    「木曜が明けで金曜が休みだよ」
    ああ、そういえばそんな仕事だったなこの人。

    「何か美味しいケーキでも食べたいな」
    「調べろってことか」
    「お察しの良いことで、わらわはとても満足です」
    「どこの姫w」

    「じゃなくて、二人でアキに何かあげたいな、と思って」
    アキのことはおかんから聞いていることを告げる。
    「買い物に行くのか。じゃケーキは調べなくていい?」
    「そんなわけないじゃない」
    「何で?」
    「えーー調べてよー。インターネット好きなんでしょ」

434 :50:2007/11/24(土) 02:27:24 ID:oI/ORde70
    紀子姉との会話は何度も重ねた類のもの
    であるにも関わらず新鮮で懐かしかった。
    電話で喋っているだけなのに住人が
    一人増えたかのように部屋が明るくなった。

    もうすぐ、また紀子姉と会える。
    地方でそのまま就職してしまったから
    どんどん疎遠になり、
    紀子姉の輪郭がぼやけてきていた。

    紀子姉の優しさも体温も柔らかさも
    自分の手から逃げてしまっていたが、
    記憶には確かに残っている。
    紀子姉の中にも残っているのかな…。

435 :50:2007/11/24(土) 02:28:03 ID:oI/ORde70
    「木曜は少し寝てそっちに帰るね」
    「うん…」
    「夜には着くと思う」
    「どこに泊まるの?」
    「何で?実家だよw」
    そうだよな。何変なこと考えてるんだ、オレ。

    もう電話での件以来何年も経って、紀子姉には
    忘れたい記憶かも知れないのに。
    この電話の先に繋がっているのは
    昔の紀子姉ではないんだ。

    その後は会話の内容もよく憶えていない。
    自分を保てなさそうで電話を切った。
    後悔で眠れなかった。

436 :50:2007/11/24(土) 02:29:03 ID:oI/ORde70
    …それでもオレは可能性を捨てきれていなかった。
    それぞれの道を歩んできていても
    紀子姉は特別な存在だった。
    姉であり、母であり、女性であった。
    こんな存在は二人といないだろう。

    オレはもどかしさをずっと抱えながら
    会える日を待った。

    いや、待ちきれなかった。
    前日に電話してしまったんだ。
    新保、変換違うwテラスタンダップw

    進歩ねーな。
    って書きたかったんだぜ。

437 :50:2007/11/24(土) 02:32:21 ID:oI/ORde70
    今更何がしたいんだろう。
    体を求めているのか。ドキドキしたいのか。
    会社帰りに、空を見た。
    晴れていたから電話をかけた。
    もしかしたら答えが見つかるかもしれない。

    こんな星の夜は。
    「紀子姉」
    「おー。もうすぐ実家着くよ。いい星空だね」
    「進路変更できない?」
    「変更?」
    「ご飯でも食べない?」
    「うん。いいよ。星も綺麗だしね」
    「何その理由w」

    「理由がないと行けないよ」

438 :50:2007/11/24(土) 02:33:00 ID:oI/ORde70
    「じゃあナビよろしくね」
    「駅に引き返して、またJRに乗って」
    「いきなりwwwあははは。車は?」
    「ないwサーセンwww」
    二人で笑った。

    ただ紀子姉に会いたい。
    会った後のことは考えられないほど会いたかった。
    何でだろう。
    離れていた時は何も感じなかったはずなのに
    会えるかも知れないと考えると
    血液が熱を持って全身を巡る。

    彼氏がいるかどうかは怖くて聞いていない。
    いたら今の勢いが止まってしまう。

439 :50:2007/11/24(土) 02:33:56 ID:oI/ORde70
    電話をするのが、あと10分遅かったら
    違う結果になっていたかも知れない。

    「ただいま」
    「おかえり」誰だよあんたwww美人っぷりに拍車がかかってるw
    「少し背伸びた?」
    「ん?そうかな」
    そんなことより
    黒っぽいタイトなワンピースにシルバーのネックレス。
    群青のカーディガンを羽織り、グレーのタイツ×革のブーツ。

    あ な た が 神 か !

    顔の雰囲気までまるで違う。
    少し化粧をした紀子姉は
    一緒に歩くだけでも誇らしく思うほどの美人だ。

440 :50:2007/11/24(土) 02:36:19 ID:oI/ORde70
    「どうしたの?」
    艶が乗せられた唇が滑らかに動く。
    「キレイに、なった…」
    「またーwもうすぐ三十路のおばさん捕まえて何言ってんのw」
    「いやいや、ホントに」

    2007年の紀子姉はどちらかと言うと、前に書いた人より高井桃に似てる。
    全然系統が違うのに。ふしぎ!
    まあ参考までに。

    「さあて何か積もる話でもある?」
    「うーん。彼女と別れましたね」
    「軽いなあ…そうかあ」
    心なしか紀子姉が微笑んだ気がした。
    紀子姉をチラチラ見ていく男達…一言言わせて貰おう。
    こっちみんなw

441 :50:2007/11/24(土) 02:37:14 ID:oI/ORde70
    「とりあえずご飯にしない?」
    「うん、お腹空いたね」

    で近くのファミレスへ。

    「まあ仕方ないなこの時間だと」
    「私はファミレスとかの方がいいよ。
     オシャレなレストランとか息苦しいし」
    「オレも」
    ていうか行ったことないだろお前w

    注文を頼み終えて
    ドリンクバーのコーナーへ。
    「私はオレンジジュースにしようかな」
    「子供だなw」
    「とか言いながらカルピスソーダってw」

442 :50:2007/11/24(土) 02:37:59 ID:oI/ORde70
    窓を眺めているようでそこに映る
    紀子姉を眺めていた。

    不意に紀子姉も窓を向いた。
    向こうの世界で目が合う。

    「     」
    「ん?」
    「何でもないよ」
    「何?」
    「向こうの貴方に話しかけただけだよ」

    「そう」
    「ところでさ…
     あのときは、ごめんね」
    「あのとき?」

443 :50:2007/11/24(土) 02:38:39 ID:oI/ORde70
    恐らく、電話でしたときのことだろう。
    ピコーンだったが、口に出すのは憚られた。
    代わりに首を傾げておいた。

    「憶えてなかったらいいよw」
    俯いてオレンジジュースを飲む紀子姉が可愛かった。
    オレも敢えて突っ込まなかった。

    しかし、何この女神w
    あまり下を向くと胸が見えるぜ。
    間違いなく男は放っておかないだろうな。
    彼氏の話とか聞くのイヤだな。

    「けいちょっと逞しくなったね」
    「一応社会人してるから」

444 :50:2007/11/24(土) 02:39:45 ID:oI/ORde70
    「何で目、逸らすのw?」
    「褒められるの苦手なんだ」
    「それは楽しいことを聞きました」
    「そういう紀子姉もキレイになった」
    「止めてよ。恥ずかしいから」
    「だろ?」
    「ああwちょっと分かった」

    楽しい食事はすぐに終わり、外へ出る。

    「ほら、星」
    「綺麗だな」
    「綺麗だよね」
    「なあ」「ねえ」

    「…あはは。かぶった。けいからどうぞ」

445 :50:2007/11/24(土) 02:42:16 ID:oI/ORde70
    「…良かったら、オレの部屋に来ない?」
    「星が綺麗だから?」
    「そうそうw」
    「大人になったら何事も理由がいるよね」
    「こんな星の夜〜は〜♪」
    「全てを投げ出したって〜♪」
    「知ってんだ!?びっくりした」
    「続きは?けい」
    「どうしても…」
    「どうしても?」

    紀子姉を見る。
    この微笑は間違いなく1/f。はいはいゆらぎゆらぎ。

    「君に会いたいと思った」
    「よく出来ました♪」

449 :50:2007/11/24(土) 03:20:07 ID:2nFk1PRoO
    頭ポンポンすんなww
    「紀子姉は何て言おうとしたの?」
    「んーーー忘れた」
    「ずりぃwww」
    「とりあえず、実家に電話するね」無視ですか。
    「もしもし、お母さん?うん、ゴメン
     ちょっと寝過ごしちゃって。明日なるべく早く帰る」

    って何!?泊まるのかよ!!!!???
    怒られちゃったとか言ってる場合じゃないぜお姉さん。

    記憶の中の紀子姉が今の紀子姉に重なる。
    断るなんて選択肢はない。
    想像が一気に現実味を帯びた今夜。
    ざわざわタイムのオレを横目に
    星はそれでも変わらず穏やかだった。

451 :50:2007/11/24(土) 03:25:04 ID:2nFk1PRoO
    もう人通りの少ないところに来ていた。
    部屋はすぐそこだ。
    早くたどり着きたいのだが、その後が怖い。
    紀子姉は何を思ってここまで来たんだろう…。

    考えても仕方ないことをグダグダ考えていると
    気付けば部屋のトビラが目の前にあった。
    いつもしていることなのに、
    汗が邪魔して鍵穴になかなか鍵が入らない。

    「酔ってるw?」
    「酒飲んでないしw」

    何を緊張しているんだ。
    変なこと考えてる場合じゃねーぞ。

452 :50:2007/11/24(土) 03:29:17 ID:2nFk1PRoO
    「へえ、案外キレイだね」
    一応客人用のスリッパも完備だぜ。

    「あ、何か飲む?」
    「女房酔わせてどうするつもり?」
    「何のパクリだw」
    「いや、1回やってみたかったの」
    「せんでいいwww」
    「イジワル」
    「この部屋、誰か来るの久しぶりだよ」

    少し部屋を見回す紀子姉。
    「喜んでるかな」
    「喜んでるね、間違いなく」
    「それは主じゃないの?」
    ああ、正解だ…。

453 :50:2007/11/24(土) 03:30:35 ID:2nFk1PRoO
    「紀子姉、お風呂どうする?」
    「お風呂…懐かしいな」
    「どんだけ入ってないんだよwww」
    「ちがうーーーー」
    「分かってるよw」

    「折角だし、いただきます」
    「紀子姉の家のに比べたら超せまいけど」
    「うん、全然大丈夫」
    「すぐ沸かすから待っててな」
    「早くしないと寝ちゃうよー」
    「はいはい」
    「はいは1回」
    ん?最近聞いたような台詞だな。

455 :50:2007/11/24(土) 03:36:02 ID:2nFk1PRoO
    紀子姉が風呂に入っている間
    何も手につかなかった。
    何か色々しようと思っていたのに。
    自分が寝るところすら作れないまま

    「あがったよ」
    と声がかかる。
    風呂上りはまたいい匂いだ。あれ、またワンピース着てる…?

    風呂に浸かりながら考える。
    オレはとても軽率な行動をしてしまったのだろうか。
    頭を湯船に沈めても何も思い浮かばない。
    どうすんだよ、オレ。
    そう思ってしまうのも、すんなり寝てしまうことに
    抵抗を感じているからなんだよな…。

456 :50:2007/11/24(土) 03:37:47 ID:2nFk1PRoO
    このままだと、のぼせるな。
    そろそろ上がらなければ。
    どうってことはない。
    従姉が泊まっていくだけだ。

    でも、できれば紀子姉が
    眠っていてくれるとありがたいな。
    眠っていたら、変な気を起こさずにすむ予感がする。


    そうだった。オレの予感って当たらないんだw

    紀子姉はオレのベッドで仰向きになっていた。
    目は閉じているが起きていそうだった。
    ワンピースだしw

463 :50:2007/11/24(土) 12:50:11 ID:oI/ORde70
    今思い出すと、何故そうしたのかは分からないが、
    きっとオレは一番したいことをしたんだろうな。

    ベッドに腰を掛けて
    紀子姉の髪を撫でていた。
    このまま眠るならそれもいい。
    もし起きたら今までの空白を埋めるような
    話をお互いにしよう。

    人に優しく接していると
    心が落ち着いてくる。
    透き通った水面のような心持ちだった。

    紀子姉はしばらく
    オレの手に頭を委ねていた。

464 :50:2007/11/24(土) 12:50:43 ID:oI/ORde70
    オレが湯冷めしそうな頃、目を開けた。
    化粧を落とした紀子姉は
    時間もどこかに落としたのか
    高校生の頃の眼差しをオレに向ける。

    そして口を開く。

    「さむいね」

    脳が胸が揺さぶられる。
    そう、始まりはそんな言葉だった。

    想像が現実となる。
    いや、多分二人ともそうなると分かっていた。
    離れてからどんな風に生きてきたか。
    それを伝え合うための儀式。

465 :50:2007/11/24(土) 12:51:56 ID:oI/ORde70
    「時間を戻して」
    紀子姉が切なさを滲ませて言う。
    もう冗談で済まされる歳じゃない。

    これから行うこと。
    とても楽しくて幸せなことの筈なのに
    二人の間に緊張の糸がピンと張っている。
    手にさえ空気が絡まって満足に動かせない。

    何で人は枷を自ら作ってしまうんだろう。
    こんなもの無い方が良いのに
    手や足に無数の枷をつけて、
    毎日引きずって歩いている。
    気付かないのか気付かないふりをしているのか。

466 :50:2007/11/24(土) 12:54:51 ID:oI/ORde70
    でもオレは踏み出した。
    選択肢は他にない。
    一切を振り払い震える唇を重ねた。

    「不安?」
    紀子姉が真っ直ぐに見つめてくる。
    「分からない」
    「私は怖くないよ」
    紀子姉の口が緩む。
    「…」
    「けいだもん」

    簡単なんだよこんなのw
    そう言われた気がした。

    「…オレ?」

467 :50:2007/11/24(土) 12:55:40 ID:oI/ORde70
    「そうだよ」

    そうだ。
    紀子姉を抱きしめた。
    纏われた香りが嗅覚を幸せにする。
    「ほら、今感じている温かさは
     けい以外の誰のものでもないよ」
    「うん」
    涙きそうな顔を見られたくなくて
    抱きしめる腕に力を入れる。

    「あの日に戻れるよ」
    あの日。
    「…」
    オレが出来なかった日。

468 :50:2007/11/24(土) 12:57:07 ID:oI/ORde70
    知りうる限りこんなに美しい曲線をオレは知らない。
    女性の体は丸みがあって…
    と小学生の頃性教育で習ったけど
    丸みってレベルじゃねーぞ。
    おまいら小宇宙を感じたことはあるか。

    「あ…ちょっと待って…」
    「ん?」
    「布団に入ろ?」
    「うん」

    布団の中で向かい合って座る。窮屈w
    羽織っていた青いカーディガンを脱がせた。
    肩や腕が露出しているので
    抱きしめると触れ合う面積が多かった。
    二人とも風呂上りなのでサラサラして気持ちいい。

477 :50:2007/11/24(土) 23:20:47 ID:YQt08rG20
    うなじにキスをして、そのまま唇と舌で撫でる。
    横目で見ると紀子姉は目を閉じて眉を寄せていた。
    しかし、そのまま続けると
    表情が弛緩して吐息が漏れはじめた。

    「はぁ…はぁ」
    オレは肌に触れたくて仕方がなかった。
    首筋や肩に舌を這わせながら
    背中のファスナーを下ろして、ブラをのホックを外す。
    紀子姉は息を荒くしたまま体重をオレに預けた。

    「声出してもいいよ?」
    「でも、お隣さんとか…」
    「オレが聞きたいから」
    ワンピースの裾から手を入れた。
    「あっ…本当に…いいのかな…あ、やん」

478 :50:2007/11/24(土) 23:22:18 ID:YQt08rG20
    「いいよ」
    「けいが良くてもw」

    太股を手と指で愛でる。
    女性って本当に柔らかいよな。

    「あっ、ダメぇ」
    太股で手を挟まれる。…至福。
    ワンピースは肩から紐が落ちかけて
    胸で引っかかっている。
    性欲が掻き立てられる。

    「お願い、脱がせて」
    全て脱がせるのにそう時間はかからなかった。
    オレも言ってみる。
    「オレも脱がせて」

479 :50:2007/11/24(土) 23:22:54 ID:YQt08rG20
    「うん///」
    そんな照れなくても。

    紀子姉は職業柄慣れているのか
    案外てきぱき脱がせてくれた。
    「早いなw」
    「ふふっ」

    ベッドに横になりキスをする。
    紀子姉が微笑んでいるのが分かる。
    舌を出すと応じて口を開けてくれた。

    少しずつ紀子姉が自分の中に溶けていく。
    舌が絡まり合って感覚が
    無くなっていきそうだった。
    それでも紀子姉は求め続けてくる。

480 :50:2007/11/24(土) 23:24:50 ID:YQt08rG20
    「ん…んっん」
    抱きしめている手で背中を撫でる。
    胸はボリュームがあるのに
    全体的に華奢なんだよなあ。ふしぎ!

    「あぁぁん」
    口が離れると
    今まで押さえられていた声が漏れ出した。
    手を腰から胸にもっていく。
    大きい。手に収まりきらない。
    最近まで大きくない胸を触っていたから違いは歴然だ。

    「大きい…」
    「あああぁぁはっあ…けいも、大きい方が好き…?」

481 :50:2007/11/24(土) 23:26:24 ID:YQt08rG20
    「そんなことないよ」
    「それならいいw…うん、触って」

    紀子姉は歳を重ねて
    さらに洗練された体つきになっていた。
    肌は心を映しているのか、
    一点の曇りもない。

    「けい…」
    そんなに切なそうに見つめてくれるな…。
    長い夜になりそうだった。
    寧ろ、そうなってくれることを願った。

    「あっあっ…ああんぁぁああ
     そんなに、上手に触っちゃダメぇえ
     ああ、ああああんダメぁぁあ、だってばぁ」

483 :50:2007/11/24(土) 23:28:24 ID:YQt08rG20
    手は休めない。
    紀子姉の喘いでいる声に品があって耳に心地良い。
    狭い空間で反響される音が質の高い
    オーケストラを連想させる。

    昂ぶっている自分と冷静な自分が共存していた。
    滅多に味わえない感覚。
    一流のアーティストと呼ばれる人は
    しょっちゅうこんな体験をしているんだろうな。

    紀子姉はもう息も絶え絶えだった。
    「イヤああぁあぁん…
     ダメって、言ったのにいぃ
     あああぁぁああっっ
     何をされても気持ちいいのぉ」

484 :50:2007/11/24(土) 23:29:53 ID:YQt08rG20
    「紀子姉っ」
    「本当に、頭が真っ白になっちゃう」
    「何も考えなくていいよ」
    「ああっ」
    「もっと気持ちよくなって」
    「けいは…?」
    「オレはいいよ」

    一言告げるとオレは胸を舐め始めた。
    正直、何かされるとイキそうでヤバかった。
    「…っ!!!あああんっやあああぁっく」
    乳首を舐めながら
    右手でアソコを意識させながら
    太股を撫でる。

    「ああ、やっ、そこは…」

485 :50:2007/11/24(土) 23:34:31 ID:YQt08rG20
    ちょっといじめ過ぎたかな、と思っていると
    紀子姉はオレの背中に爪を甘く立てた。

    「んあああっ。あんまり、焦らさないで
     本当におかしくなっちゃうよ、わたし
     ああっあっああん」
    「なってみて」
    「はぁはぁ…おかしくさせてくれるの?」
    不意に微笑まれるとこっちが固まる。
    「イキたい?」
    「イキたいような…でももっと…
     ずっと、こうされていたいかな」
    「スケベだね」
    「〜〜っ//」
    「いいよ、しばらく感じて」
    「でも…」

486 :50:2007/11/24(土) 23:36:08 ID:YQt08rG20
    紀子姉のアソコからはとめどなく
    ヤラシイ液体が溢れてきていた。
    そしてそこに触れた時の反応は
    昔よりも遥かにエロかった。

    「ヤダ…そこは触らないでぇ
     びっくりするくらい…濡れてるの///
     あっイヤあああんっあんっ!」
    「すごいね…こんなに」
    「だからぁ、ダメって」
    「いいよ、もっと感じて」
    「はあああぁん…けいい
     もう、ダメえええ」
    「イキたい?」
    固く目を閉じて頷く様子が可愛かった。

487 :50:2007/11/24(土) 23:36:55 ID:YQt08rG20
    紀子姉がオレの頭をつかむ。
    「お願い…
     本当に気持ち良いの」

    「ああん、もう、イク、許して
     あああああっ!!!あああっあっ!
     あああんイクっああああぁぁああ
     ダメええあっああんっっっ!!!」



    「…すっごい声出てたよ」
    「ばかああああ」
    「いやwww何で」
    「気持ちよすぎてどうしようかと思ったんだから…」

500 :50:2007/11/25(日) 23:19:20 ID:7+ocHJqa0
    唐突に投下
    −−−−−−−−−−−−−−−−−
    「こんなに気持ち良かったの初めて」
    「そう?」
    「うん」
    そのままオレの上に乗ってくる。
    元気だなw

    「けいも、気持ちよくなって」
    「はい」
    「素直だねw」
    実は紀子姉が乗っているだけで極上の気持ちよさなんだが。

    紀子姉がモノが勃起しているのに気付いて、そこに手を伸ばした。
    「すごく固い………」
    そうマジマジと言われても如何ともしようがないw

501 :50:2007/11/25(日) 23:20:20 ID:7+ocHJqa0
    オレの上の女性は
    本能だけで動いているかのように激しく舌を這わせ
    また、懐かしい面影で優しく触れ
    母性を体現したような温かさで包み込んだ。

    幸せだった。
    気持ち良い…という単語では表せない。
    愛が一番近い言葉なのかも知れないが、
    言語化することにさほど意味は無いと思うので
    分かってくださいw

    身体中を触れられたり舐められたりしながら
    オレは、紀子姉のアソコを触っていた。
    興奮が極まって、指を入れようとすると止められた。
    「そこは……とっておいて///」

502 :50:2007/11/25(日) 23:22:51 ID:7+ocHJqa0
    「紀子姉」
    「うん///いいよ…お願いします」
    とうとう。
    何百回も想像してきたことをこの身で感じることができる。

    「入れるよ」

    「けい…大好きだよ」
    「オレもだ」

    「ん、大きい、ゆっくり…」
    「うん、ゆっくりするから」

    「入った」「入ったね」
    微笑み合う。
    お互いのことを全て分かり合ったと錯覚してしまうこの感覚がたまらない。

503 :50:2007/11/25(日) 23:23:37 ID:7+ocHJqa0
    「幸せ…」
    「うん」

    どちらからともなく動かし始めた。
    ゆっくり、ゆっくりとお互いの存在を確かめるように。
    心が暖かいもので満たされていく。
    肉体的な快楽が少し遅れてやってくる。
    繋がっているだけでは飽き足らず
    両手も両足も舌も絡ませた。

    「あぁ………」
    瞳に艶を添えて嬉しそうにオレの髪を撫でてくる。
    「ずっと、こうしたかった」

    「オレもしたかった」
    「本当に?」

504 :50:2007/11/25(日) 23:24:33 ID:7+ocHJqa0
    「当たり前だよ」
    きっと、紀子姉が思ってくれていた以上に
    オレがそう思っていた。

    「うん…うん」
    答えは分かっていたのだろうが、
    それでも心底満足したように
    それまで以上に身体を絡めてきた。
    人間ってこんなにお互いを感じることが
    できる造りになっていたっけ。

    「はぁぁぁぁ…ん」
    時折波打つ紀子姉は大きな海を思い起こさせる。
    普段はとても華奢なのに…
    女性って偉大だよな。

505 :50:2007/11/25(日) 23:25:56 ID:7+ocHJqa0
    「あっあっ、あっ」
    繋がっている部分がキツく締め付けられる。
    「けい、さっきの余韻が…まだ残ってるの。一度イッたのに…余計に敏感になって
     それに…けいのも…大きいし///ちょっと休もう?」
    「分かった」

    それから入れたまま二人でふざけ合った。
    でも、この体勢でできるふざけ合いなんて限られている。

    「あっ…ちょ…あははは待ってよ、けぃっあはははは」
    「ここか?」
    「あははははダメえ」
    繋がっていることも忘れて、ひとしきり笑った。
    「思い出すな」
    「あのお寺で初めてキスしたよね」
    「そうそう、びしょびしょになってw」

507 :50:2007/11/25(日) 23:28:02 ID:7+ocHJqa0
    「ついこないだのことみたい」
    「それでいいんじゃね?」
    「そうだね…」

    そして長いキスをした。

    「本当に時間が戻ったみたい…けい、今なら
     私がびしょびしょになったとき、どういう風に暖めてくれる?」
    遠回しだな…と内心苦笑したが
    オレは再び身体を動かし始めた。

    「んっ…もう、えっちぃ」
    と言いながらも正解だろう。くやしいのうw
    「寒い?」
    「ううん。けいが暖めてくれるから大丈夫」

508 :50:2007/11/25(日) 23:29:57 ID:7+ocHJqa0
    「あぁぁん」
    高めの声で苦しそうに喘ぐ。
    また紀子姉の身体がざわつき始める。
    触れると即座に反応があって、奥まで入れると声が大きくなって
    少し抜くとやはり声が漏れて、舐めると腕の力を強くして。

    「ダメぇっ…あぁぁぁ…どうしよう
     もう何も分からないよ…けい…あああああぁ」
    吐息の混じった声にならない声が感じていることを主張する。
    この声や切なそうな顔、紀子姉を構成する全てのものを愛した。

    「ああああっっ…ねえ、けいは?あああんあっううう
     気持ち、良いの?」
    「こんなに気持ち良いのは、初めてだよ」
    「うん…あああっあっ、私も、だよ」

509 :50:2007/11/25(日) 23:31:28 ID:7+ocHJqa0
    「紀子姉…好きだよ」
    「私も、大好き」

    「ああん…また、ダメ、イキそう」
    「うん、オレも」
    「けい、一緒に…お願い」
    「うん」
    「ああああああっそんなに…激しいよ…
     ああっっあああっ」
    身体全体に紀子姉の跡を刻んでおきたかった。
    表情や声、体温、柔らかさ。
    指先まで意識を集中させていると何かが乗り移ったように視界が広がる。

    「あああっけい!!」
    身体が滑らかに擦れ合う音が汗や蜜を含んで
    次第に頂点が見え始める。

510 :50:2007/11/25(日) 23:32:37 ID:7+ocHJqa0
    「紀子姉っ!!」
    「あん、あん、ああっ」
    「もっと紀子姉を、全部出して」
    「ああああっ!!けい、けい、
     ああああぅあぁぁあっん」
    紀子姉はオレの背中の腕をとても強く結んだ。

    「あああ、ダメえええっあんっ!」
    額の汗を拭い、乱れた髪を横に流してやる。

    「あっあああ、けい、もうダメ、イク」
    どちらのものか分からない荒い息遣いと
    二人いないと奏でられない音が部屋を支配する。
    「ああふっああん」

511 :50:2007/11/25(日) 23:33:18 ID:7+ocHJqa0
    「あああああぁっあああ」
    単調な喘ぎ声の繰り返しが脳を侵していく。

    「あん、もう、そんなにしちゃ壊れちゃうよぉ
     ああっあああんぅ…はぁん」
    徐々に仰け反っていく紀子姉。
    声も小刻みに激しくなっていった。

    「あああああっ!あぁんんんっ
     あっぁああっああくぁあああ」
    「紀子姉、出しても良い?」

    「いいよ、あああんっ!ああぁ!
     私の中で、イって、ああんあああっっ
     あああっあああ!!
     私も、私もあああっああん!!!」

512 :50:2007/11/25(日) 23:34:27 ID:7+ocHJqa0
    二人で出し尽くした後は、息をするのに精一杯で会話もできなかった。
    同時に心地良いだるさが襲ってくる。

    「けい…ありがとう」
    そう言う紀子姉が一瞬高校生に見えた。
    「オレも、無理言って来てもらって」
    「ううん」

    冷えた飲み物を用意する。
    「いただきます…美味しいね」
    毛布を巻いてベッドにちょこんと座って
    白い喉を規則正しく上下させている紀子姉に見惚れる。
    「…美味しいな」

    「けい、私ね多分、結婚することになる」
    鈴が鳴るような声で言った。

513 :50:2007/11/25(日) 23:35:27 ID:7+ocHJqa0
    「…!…嘘」
    言葉とは裏腹に、何となく、分かっていた。

    ファミレスから出たときに
    いつの間にか外されていた指輪。

    「…」
    沈黙が残酷な答えを突きつける。

    「アキのことが落ち着いてからだけど」
    「…うん」

    「ずるいよね…ごめんなさい」
    「ううん」

    また沈黙。相手のことは一切聞きたくなかった。

514 :50:2007/11/25(日) 23:36:37 ID:7+ocHJqa0
    「…なんで責めないの?」
    「紀子姉は特別な人だから」

    「何で私たちは従弟だったんだろうね」
    俯く紀子姉から出た声は涙でぐしゃぐしゃになっていた。

    あまり喜べない役回りだが引き受けよう。
    「紀子姉らしくない…もっと前向きに考えな
     今日、昔の欠けた時間を埋められた。
     結婚前でよかった」

    「うん…」

    感情だけで動くのは好きではないが
    もう一度キスをした。
    「おめでとう。もうキスはしないよ」

515 :50:2007/11/25(日) 23:37:46 ID:7+ocHJqa0
    ここで泣きたいだけ泣けばいい。
    紀子姉が落ち着くまで隣で肩を抱いた。

    紀子姉から初めて「好き」という単語を
    聞けた日に結婚の報告を聞くとは。
    でも、オレがここで耐えなければいけない。
    今までオレの人生を豊かにしてくれた紀子姉のために
    オレができそうな唯一のことだ。

    「ありがとう。もう大丈夫だよ。来て良かった」
    望まない結婚ではないからこそ
    ここに来るのは沢山の葛藤があったことだろう。

    「オレは紀子姉と従姉弟で良かった」
    「もう、また泣かせるの?」

516 :50:2007/11/25(日) 23:38:48 ID:7+ocHJqa0
    お互いの携帯の番号を削除した。
    またいつか登録することを約束して。

    次の日は、余所余所しさを持て余しながら
    それでも何度か紀子姉の笑顔を見ることができた。
    アキのプレゼントも買って
    事前に調べたcafeにも行った。

    一人で家に着いたら布団や
    色んなところに紀子姉の匂いが残っていて
    ずっと我慢していたのに泣いてしまった。

    今まで思い出さなかったことまで思い出して
    一人では処理することが難しかった。
    でも、誰にも言えない。

518 :50:2007/11/25(日) 23:45:21 ID:7+ocHJqa0
    だからオマイらに聞いて欲しかったんだ。
    こんな恋愛があったってことを。

    身体の関係を抜いては語れない。
    ここを選んだのはそういう理由で
    誰か一人でも聞いてくれたらそれで良かった。

    不思議と、文章にして書いていくうちに気持ちは落ち着いてきた。
    拙い文章の上に、端折りまくりでさぞ読みにくかったと思う。
    ずっと真剣に読んでくれた人も
    ネタだと思いながら読んでくれた人も、本当にありがとう。

    とりあえずここで区切りとさせてもらいます。
    質問等は他に投下する人がいない間はいつでもどうぞ。

556 :50:2007/11/30(金) 22:31:32 ID:HqcylLJb0
    本気で謝らなくてはいけない。
    日当たりが良くないこのスレは居心地が良かった。
    架空の姉妹がここまで動くとは思っていなかった。
    こんな話に付き合って、涙してくれてありがとう。
    所謂ネタです。打ち明けるタイミングを逃したんだぜ。
    引っ張ってすまなかった。そしてありがとう。
    皆、元気でな。

出典:従姉妹でハァハァ…(以下ry)×4
リンク:http://venus.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1188747719/
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