合コンで知り合った彼女 (エロくない体験談) 27142回

2008/09/09 07:51┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
合コンで知り合った彼女。 

イケメン友達二人と俺、向こうはイケ子二人とフツ子。 
俺は合コン初めてということもあり、終始、会話の流れに乗れず。 
イケメン友達は俺もなんとか会話に入れるように気を使ってくれたが、やっぱりイケ子達はイケメン友達狙い。 
一緒にトイレに行ったイケメン友達に「あの子達、お前ら狙いだから俺のことは気にしないで楽しんでよ」と言った。友達は「うーん、ごめんな。」と返してきた。 
席に戻ると友達とイケ子達は楽しそうに盛り上がってる。でも、イケ子と一緒に来たフツ子は会話の輪の中に入っていなかった。 
俺はフツ子の向かいに座り「ねえ、君は話に入らないの?」と聞いた。フツ子は「興味ありませんから。」と冷めた答え。 
俺はこの子に照準を絞った。とは言ってもそのときは仲良くなれたらいいなくらいだったけど。 

フツ子は本当に冷めていた。 
俺が趣味は?仕事は?聞いても淡々とした答え。俺が自分のことを色々、話してもああそうですか位の返答。 
隣ではイケメン友達が盛り上がっている。楽しそうな笑い声も聞こえる。 
俺はフツ子に「そういえば、君の出身ってどこ?」と聞いた。彼女は「大阪。」と答えた。 
俺は「関西弁で喋んないの?」と聞いたら彼女は「ハイ?」と怪訝そうに答えた。 
俺は「だって女の子の関西弁って可愛いじゃん。」と言ったら彼女は下を向いてクスって笑った。 
俺は「もうね、それだけで心が満たされる。」と続けたら彼女は今度は顔を上げて笑った。 
その後は彼女と色々な話で盛り上がったなあ。 

合コンが終わる前に彼女とメアド交換もした。 

イケメン友達は気に入ったイケ子をお持ち帰り。 
彼女は「あの子達じゃなくいいの?」と聞いてきたが、俺は「うん、だって君って話しやすいし、面白いから」と答えたら彼女は嬉しそうに笑った。 
夜も遅かったんで、俺は彼女に送らせてよと頼むと彼女は「うん。」とまた嬉しそうに笑った。 


彼女のアパートは俺のアパートからそれほど遠いところじゃなかった。 
彼女は「もうこの辺でええよ。送ってくれてありがとう。」と言った。 
俺は「あのさ、今度、一緒にドライブに行かない?」と言うと彼女は「えー、車持ってるの?そうか、さっき、ドライブが好き言うてたもんなー。うん、ええよ。」 
俺は「どこか行きたいところある?」と聞くと彼女は「うーん、アンタに任せるわ。ま、決まったらメールくれな。じゃあ、また。」と言って別れた。 

後日、一緒に合コンに行ったイケメン友達とどうだった?と話をした。彼女達と付き合うの?と聞いたら「ううん、友達の輪を増やしたかっただけ。お前はあの子とはどうだったよ?」と聞かれたんで「今度、一緒にドライブに行く約束した。」と答えた。 
友達は「おお、よかったじゃん。頑張れ。」と言った。 

俺は彼女に「ドライブの話なんだけど、お台場なんかどうだろ?○○ちゃん(彼女の名前)はよく行くの?」とメールをしたら「うーん、3回くらい行ったことあるけど、いいよ。楽しみにしてるね。」と返事が返ってきた。 
デートの約束をして当日を待った。 

当日は彼女の家から一番、近い駅のロータリーで待ち合わせをした。 
待ち合わせ時間に行くと、彼女が待っていた。俺が彼女を見つけると、彼女と目が合った。そして嬉しそうな顔になった。 
彼女が待っているところから少し離れたところに車を止めると彼女が小走りで寄ってきた。 

俺は車から降りて、彼女に「おはよう。」と言うと彼女も「おはよう。今日はよろしくね。」と言った。 
彼女は車に乗り込んでシートベルトを締めた。俺が「それじゃあ、行きますか。」と言った。 

お台場までの首都高は混んでいたが、車中はずっと会話が弾んでいた。一人でドライブして渋滞に嵌るもんならイライラしてるところだが、その日は楽しかったなあ。 
俺は合コンの時のことを思い出した。 
彼女に思い切って「ねえ、イメケン友達の方がよかったんじゃないの?」と聞いたら彼女は「ううん、××君(俺の名前)。アンタな、関西人に好かれる性格と顔や。」と答えた。 
俺は「何それ?」と笑いながら彼女の顔を見たら「うふふ」と笑いながら彼女は俺はじっと見てきた。 
俺は続けて、1回、固唾を呑んで聞いた。「○○ちゃんって彼氏か好きな人はいないの?」 
彼女は「彼氏はいないよ。好きな人は...いるかもね。」と答えて、ニコニコしながら俺のほうを見てきた。 

多分、この時には彼女のことを好きになってたんだろうなあ。 

渋滞が酷くて、途中で他の車の事故もあり、お台場に着くのが大分遅くなってしまった。 
俺は「ごめんね。もうちょっと早く出ればよかったね。」と謝ったが彼女は「ううん、別にええよ。」と言ってくれた。 

久しぶりにお台場だから俺は全然わからなかった。彼女は行きなれてるためか、アミューズメントパークやらショッピングモールやらを案内してもらった。 
彼女と並んで歩いてる。もうそれだけで充分だった。 
他のカップルは当たり前のように手を握ったり、腕を組んで歩いているが、恋人でも無いのにそのときは無理だった。 

日も落ちて暗くなった。 

俺は彼女にご飯を食べようと誘った。ファミレスで一緒に夕飯を食べているときに彼女は「観覧車乗りたいなあ。」と言った。 
俺は「わかった。じゃあ、最後に一緒に乗ろうよ。」と答えると彼女は「最後、ね。」と少し悲しそうに笑った。 

観覧車の乗る列は長く、結構、待ったなあ。 
彼女は珍しく、ほとんど喋らなかった。 
俺達の乗る順番がきた。俺と彼女と向かい合って座った。 

少し高いところまで上がって、外を見るとレインボーブリッジや東京タワーが見える。 
俺は「外見てみなよ。夜景が綺麗だよ。」と言ったが彼女はうつむいたまま。 
俺は「どうしたの?」と聞いたら彼女は涙を流していた。 
俺は「えっ?何か悪いこと言った?」と聞くと彼女は「ごめんな、実は3ヶ月前に彼氏とわかれたばかりなんや。この前の合コンだって、あの子達(イケ子達のこと)の数合わせのために来ただけなんや。」 
そして彼女は続けた「でも、合コンで××君に声かけてもらったときは嬉しかったし、今日はデートに誘ってもらえて本当に良かった。」と。 

このとき、俺は確かに彼女のことを好きになっていた。そして、俺は決めた。観覧車から降りたらコイツに好きだと言おうと。 

観覧車が下に着いた。 
俺は先に観覧車から出て、観覧車から降りてこようとする彼女に左手を差し出した。 
彼女は「ありがとう。」と言って右手で俺の左手を握った。 
彼女は握った手を離そうとしたが、俺は「いいよ。このままでいよ。」と言うと彼女は「うん。」と頷いた。 
俺は「浜辺まで行こうよ。」と彼女に言った。 

俺は彼女に聞いた。「さっきも聞いたんだけど、本当に彼氏いないの?別れた彼氏はもう心の中にはいないの?」と。 
彼女は「うん。彼氏はおらんし、別れた人のことも忘れてきてるよ。さっきはふと思い出しちゃったけど。でもな、好きな人はいる。」と。 

騒々しいメインストリートの交差点とは対照的に俺達は終始、無言だった。 

俺はたどたどしい記憶を基に浜辺まで向かった。 
浜辺では他のカップルが抱きあったり、キスをしていた。 
彼女は「うわ、なんか凄いな。」と言った。俺は人があまりいない場所を見つけた。 

俺は彼女に「今日は俺のほうこそ、ありがとう。○○ちゃんと出会えてよかった。」と言った。 
彼女の手が少し震えていた。 

俺は彼女の手を離して、彼女の目を見て向かい合った。 
俺が「あのさ、」と言ったのと同時に彼女が「あの、」と言った。言葉同士がぶつかってしまい、お互い照れくさそうに笑った。 

俺はもう一度、真剣な顔をして彼女に言った。 
「初めて話をしたとき、全く会話がかみ合わないと思った。でも、色々、話してるうちに、○○ちゃんの笑顔をみているうちに○○ちゃんに魅かれた。」 
俺は、続けた。 
「俺、○○ちゃんのことが好きです。俺と付き合ってください。」 

彼女は笑って下を向いた。 
そして、俺の告白に答えた。 
「さっき、うちが言おうとしたことを言うわ。××君とお話しているうちに、この人ならうちのこと大事にしてくれると思った。」 
彼女は照れくさそうに笑って、続けた。 
「私もあなたのことが好きです。私と付き合ってください。」と。 

そして、彼女は俺に近づいてきて、俺の胸に顔をうずめた。そして俺の背中に両手をまわした。 
彼女は「ずっとこうしていたいな。」と言った。彼女のサラサラした髪からいい匂いがした。 

しばらくして俺達は抱き合っていた。俺は彼女に「キス、しようか」と言った。彼女は「うん。」と言い、目を瞑って背伸びして唇を近づけてきた。 
俺も目を瞑って、体を少し屈めて彼女とキスをした。 
唇と唇を合わせただけのキスだったが、凄く幸せだった。多分、彼女も。 

俺は「そういえば、さっき観覧車から夜景をちゃんと見てなかったよね。そうだ、ライトアップされた東京タワーをもっと近くで見れる場所があるよ。」と言った。 
彼女は「そうなん?行きたい。」と言った。 

浜辺から車を止めてある駐車場まで彼女とたくさん喋ったなあ。俺は、結構緊張したとか彼女は、結構、勢いみたいなものが入ってたと話したっけなあ。 






今、思い出してもベタな告白の台詞だったと思う。もっと気の利いたことを思いついたはずなんだけど、よく覚えていない。 

あれから約2年。 
彼女と一緒に笑ったり、泣いたり、喧嘩したり、色々な思い出を作ってきた。 
お互いのいい所も悪い所もいっぱいみてきた。 

この前、俺が大学時代の友人の結婚式に参加した話をした。デジカメの写真を見せながら話をしたら彼女は「ふーん、ええなあ。」と。 
銀座にデートした時にブライダルショップのウェディングドレスを見つめてたこともあった。 

そうなんだよな。俺は彼女にまだ言っていないことがあるんだよな。 
でも、そろそろ真剣に考えたいと思っています。 

彼女は盆休みで大阪に帰って、俺は今日で仕事が終わり。 
彼女が帰ってきたら話してみることにします。 

彼女がいなくて暇だったのと懐かしいのとで長文になってしまい、すいません。 

出典:恋人を好きになった時のことを臨場感たっぷりに語る
リンク:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1213617670/l50
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