俺が中3の頃。初めて付き合った藍っていう彼女がいた。 藍は俺より身長が低くて女子にも男子にも人気のある子だった。 俺と藍は幼なじみで小さい頃いっしょに遊んだりお風呂も入ったりしてたから別に女という感覚で接していなかった。 4歳ぐらいの頃。いきなり藍が大きくなったら健(俺の事)と結婚すると言っていたらしい。 俺はあんまり覚えてなかったけど藍が死んでしまったあとで母に聞いた。 小学校は藍が俺より一ランク上の小学校行っちゃったからどんな生活をしていたのかは分からないが俺は普通の小学生らしい(?)暮らしをしていた。 中学になって友達に誘われ受験をする事になった。 まぁ俺の将来にも役立つと思うしその中学を受けた。 試験日当日。試験場所で見覚えのある顔をみたがもう6年ぶりぐらいだったから全くその人の事 が思いだせなかった。そしてその人の明るい笑顔が俺の下へ降り注いだ。 その人のせいか分からないけどそのテスト用紙に溢れるほど書かれた問題はすらすら解くことができた。そして合格できた。 結果発表の次の日。家でお祝いをした。 俺のためにここまですごい事をしてくれたのは生まれて始めてだったからすごくうれしかった。 その日お祝いも最後に差し掛かったころ俺に明るい笑顔をくれた人が僕の家にやってきた。 母が「幼なじみの藍ちゃんと同じ学校に行けて良かったね」 と行って初めて思い出した。 その日の藍はあの頃とだいぶ変わっていた。だけど昔の面影も少しだけ残していた。 俺と藍は中3まで同じクラスになった事がなかったけど中3で初めて同じクラスになった。 藍は俺のクラスの学級委員。俺は・・・・。あんまり特技はない。けどサッカーだけは昔から得意だった。けれど中学に入ってサッカー部に入ったけれど強い人やそれ一筋で3歳からやってきた人もいる。甘くはなかった。 俺のクラスでサッカー部は2人。クラス皆で応援に来てくれることになった。 サッカーの試合前日。一人で練習している俺に藍が応援に来てくれた。 藍「おつかれさまでした。はいケーキあげるっ!!家庭科の時間に作ったんだぁ〜」 俺「そんなのいらないよっ!それより藍は昔から甘い物好きだろ。」 藍「せっかく健のために作ったのにぃ〜はやく食べてよぉ〜」 俺「そこまで食べさせたいって毒でも入ってないか?」 藍「毒なんかどこで手に入れるのぉ〜?」 俺「どっかに毒屋でもあるんじゃな〜のか?」 藍「そんなの聞いた事ないよぉ〜」 俺「そこまで言うなら食べてやるよ」 俺は藍の作ったケーキをまるまる口に突っ込んだ。 藍「どうだった?はやく教えてよぉ〜」 俺「これ藍が作ったのか?」 藍「そうだよっ」 俺「ふ〜ん」 藍「・・・・。」 俺「じゃぁ超マズイ」 藍「じゃぁって何なの?はっきりしてよぉ〜」 そういって藍は校舎の方に走っていった。 藍の作ったケーキははっきり言って吐きそうなぐらいまずかった。微妙になんか酸っぱかった。 試合当日。 弁当を持ち。ユニフォームを着て。いつものシューズを履いて競技場へ急いだ。 その日。俺の出番はなかったけれど無事優勝する事ができた。 試合が終わりまた一人で練習していると藍がまた俺の元にやってきた。 藍「勝ったんだね」 俺「うん・・・。」 藍「おめでとう」 俺「けど俺やっぱ出番なかったよ」 藍「健は好きな人いるの?」 俺「関係ないじゃん。」 藍「教えてよ。。」 俺「いるけど名前は秘密。藍は?」 藍「私は健の事が好きだよ・・・・。」 俺「・・・・・・。」 藍「・・・・・・。」 俺「えっ!?」 藍「私は健の事が好き。ずっと昔から健の事が好き。」 俺「えっ!?」 藍「付き合って」 俺「マジ!?」 藍「ど〜なの?」 俺「別にどーでもいい。」 藍「じゃぁ健は今日から私の彼氏だから」 俺「まぁいいよ」 これが藍からの告白だった。 この初めての告白記念日(?)から10日後。 この日藍と初デートに行く事になった。 俺は普段の服装でいった。藍はスカートをはいていた。 手をつないで映画館まで行く。藍がこっちを見るだび胸が俺の腕を襲う。 何の映画を見るかが一番の問題だったがなぜかポ○モンの映画を見ることになった。 ポ○モンの映画なんて二人とも見たことなかったけどなぜかこの映画になった。 二人ですわってアニメをみるなんてあの頃いらいだななんて話しながら見る。 俺の心はドキドキで映画を見ている間に破裂しそうだった。 その後。俺と藍はマ○ドナルドに行った。 藍は照り焼きバーガーセット。俺はビックマックセットを頼んだ。 藍がビックマックも食べたいなぁ〜なんていうもんだからかじりかけのハンバーガーを交換 した。藍の照り焼きバーガーが藍の顔に見えて食べにくい。おもいっきりかじった。 藍「健。たべすぎっ!私の分ないじゃんかぁ〜」 俺「あっゴメン!後でアイスおごるから」 藍「だったらOK」 俺「・・・・・・・。」 藍「これって間接キスだよね」 俺「えっ」 藍「だってそうじゃん。ほんとのKISS待ってます。」 俺「・・・・・・。(内心ドキドキ)」 帰り際。誰もいない公園。夕焼け。つやつやに光っている藍の唇。KISSというようなつながり 藍「はやくやってよぉ〜」 俺「ここでっ」 藍「決まってんじゃん」 俺「うん ちゅぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww かなりドキドキしたファーストキスだった。 藍「ドキドキするよぉ〜」 俺「俺も」 藍「また明日」 俺「うん」 ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ 次の日藍の家族から藍が登校途中に車に跳ねられたという連絡が入った。 俺は藍の家に走って行った。家の前には藍の家族と白いちょうちんが飾ってあった。 |
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