たま子 (エロくない体験談) 73053回

2009/03/08 02:38┃登録者:えっちな名無しさん◆InzOeywg┃作者:名無しの作者
ここコピペじゃなくてもいいんだよな?
先に言っとくとエロは無いんですいません。


郊外の新興住宅地。
我が家の隣には3人家族が住んでいて、家同士結構仲が良かった。
隣の家には俺よりも3つ年下の一人娘がいて、俺も一人っ子だったせいか
子供の頃は兄妹のように育てられた。
お互い相手のことをたま子、マコ兄(マコトお兄ちゃんの略)と呼びあっていた。

俺の家は両親が共働きで昼間は誰も家にいなかったから、小学校の頃は
学校が終わるとたま子の家に遊びに行っては、おやつをもらったり一緒にゲーム
をしたりして遊んでいた。
子供心にお世話になりっぱなしじゃまずいと思ったのかどうかはわからんけど、
たま子が近所のいじめっ子に泣かされた時には、俺が仕返しに行ったりしたこと
もあったらしい(あまり覚えていない)。
結局、俺も泣かされて帰ってきて、それを見たたま子がまた大泣きしたりして
大変だったらしいけど、まー当時はほんとに兄妹のように仲が良かった。

俺が中学に入ってからは、さすがに前みたいに家に遊びに行くことはなくなっ
たけど、たま子は俺の妹みたいな気持ちはずっと続いてた。

3つ違いだから、俺の高校卒業と入れ替わりで、たま子は高校生になった。
県内でも結構優秀な高校に入ったから、たま子やるなと思った。
時々学校帰りのたま子に会ったりすることもあったけど、さすがに年頃だし
こっちは昔みたいに話すのが照れくさかったんだけど、たま子は意外にあっけら
かんとしたもんで、昔みたいに「マコ兄ぃw」みたいに話しかけてきてくれるのが
ちょっと嬉しかった。

一度、俺が夜帰宅した時に、家の前でたま子が男と話しているのに出くわした
ことがある。
「やべっ」と思った時には遅く、たま子とバッチリ目があってしまい、気まずーと
思ったら、たま子は「マコ兄、お帰りーw」って相変わらず平気で声を掛けてきた。
男の方が「誰こいつ?」みたいな目で俺を見たけど、そんな目で見られても、
俺はただの幼馴染、あんたのライバルなんかじゃないですよって感じだった。
でもそれは嘘ではないけれど、少し寂しかったってのもほんと。
妹みたいに思ってはいても、実際は妹じゃないし、たま子が他の男と付き合った
りするのはあんまり想像したくないなってその時初めて思った。

専門学校に2年通い、その後就職した俺は、それを機に家を出た。
勤め先は家からも通えないわけじゃ無かったけど、仕事がとにかく忙しくて、
終電に乗り遅れることもしばしばだったから、会社の近くにある借り上げの
独身寮に住むことになった。
その頃にはたま子に会うこともほとんどなくなっていたし、社会人1年目で
余裕も無く、たま子のことはすっかり意識から遠のいていた時期だった。

ある週末の土曜日、俺はたまたま車を借りる必要があって実家に戻った。
丁度俺が社会人になって1年が経った頃で、春の気配がそこかしこに感じら
れる頃だった。
家の最寄駅に着き、駅前で「おー、久し振りだなー」と懐かしさに耽っていた俺は
いきなり背中にガツンとものすごい衝撃を受けた。
一瞬、何だっ?って思ったら、後ろにはたま子が立っていて「マコ兄、久し振りっ!」
と声を掛けてきた。
学校帰りらしく、どうも通学カバンで殴られたらしいw

「何だ、お前っ。久し振りだっていうのに何すんだよっ!」
「ふん、だってマコ兄、私に何にも言わないで引っ越しちゃうんだもん」
「しょーがないだろ。仕事が忙しかったんだから」
「ハイハイ、別にいーですよ。私は彼女でもなんでもないですからねー」

拗ねた感じの口ぶりが生意気だったけど、強烈な一撃は一瞬で俺達を昔の
関係に引き戻す効果があった。

「今日はどうしたの?」
「あー、ちょっと車借りにな。週明け仕事で使おうと思ってさ」
「そうなんだー。でも何か大変そうだね。おばさんも心配してたよ」
「まー、そうでもないけどな。まだペーペーだから頭より体使う仕事のほうが
多くて、その分精神的には楽だしさ」
「そっか。頭使わない仕事はマコ兄得意だもんねw」
「・・・」
「冗談だってww。ねー、それよりマコ兄、明日って何してるの?」
「いや別に。久し振りにこっちに戻ってきたからのんびりしてるつもりだけど・・・」
「そうなんだー。そっかー、そういえば私ドライブ行きたいなー」
「・・・」
「ド・ラ・イ・ブ・行っきたいなー♪」
「・・・」
「・・・ねぇマコ兄、私ドライブ行きたいっ。連れてけw」
「・・・いや俺は別にいいけど。お前暇なの?」
「暇じゃないよー。暇じゃないけど、せっかくマコ兄に会えたから、マコ兄に
付きあってあげるって言ってるんだよ。」
「あー、そりゃどうもw」
「じゃあ明日約束ね。忘れたらマコ兄、○ろすからねっw」
「お前ね、年頃の娘がそういうこと口にすんのはやめなさいってw」
「はいはいw。じゃあマコ兄また明日ー」

ちょうど家の前に到着し、「じゃーねー」と言って体を翻すたま子。
しばらく見ないうちにすっかり女っぽくなっていやがった。
「4月からは女子大生か・・・ありゃもてるな・・・」
心の奥がチクリと痛んだ気がした・・・。

翌日は晴天。約束どおりドライブに行くことになった。
「マコトちゃん、仕事で疲れてるのに、無理言ってごめんなさいね」
たま子のお母さんが恐縮してる横で、
「大丈夫だって。リフレッシュだよ、リフレッシュw」とたま子がはしゃぎ、
さらにその横では「あんた、たまちゃん乗せて事故なんか起さないでよ」
と俺の母親。

「マコトちゃん、この子が変なこと言ったら遠慮なくひっぱたいていいからね」
「いや、多分大丈夫だと思うんで・・・」
「マコ兄はそんなことしないもーん」
「あんた、いい加減にしないと怒られるわよ」
「そんなことより疲れたらすぐ休憩するんだよ」

それぞれがいろんなことを言って煩わしいので、
「たま子、もう行こうぜ」
そう言って俺たちは出発した。

目的地は特に決めてないけど、たま子が海が見たいと言っていたので
取り敢えずは海岸方面へ向けて車を走らせる。

「マコ兄とデートすんの久し振りだねーw」
「・・・デートなんかしたっけ?」
「昔はあちこち連れてってくれたじゃん」
「それ、町内の話だろw」
「でもデートだよ。私の中ではね」
「ふーん」
しばらく見ないうちにたま子は見た目は随分女っぽくなっていたものの、
性格はあんまり変っていなかった。
とりあえず、まーよく喋る。
好きな音楽やTV番組、学校、大学、友達、そして恋愛のことも。

「ねー、マコ兄って今彼女いないの?」
「今、いない」
「てことは、前はいたんだ?」
「まあ・・・」
「何で別れたの?」
「・・・浮気」
「えーーっ!!最っ低!!マコ兄、浮気とかするんだー!!」
「違うわw。俺がされたの!」
「えー、それもっと最低!!マコ兄と付き合ってて浮気するって信じらんないよー」
「だろー。まぁ最後の方は浮気っつーよりは、向こうが本命って感じだったけどなw」
「マコ兄かわいそう。振られちゃったんだ」
「まーなぁ・・・、てか、たま子に慰められるってのもちょっと悲しいけどなw」
「どーしてよー!?ふーん、でも私だったら絶対浮気とかしないけどなー」
「あー、でもほんと浮気はやめとけ。あれは良くない。心が荒むわ」
「かわいそうに。よしよし」
そう言って子供を慰めるみたいに、たま子が俺の頭をぽんぽんと叩く。
相手が年下とはいえ、こういうスキンシップに俺は弱い。
胸がキュンてなるww

「あー、海だぁ!」
突然たま子が声を上げる。
車は山を下り、海岸線へと近づいた。
「すごーい。海見たのちょー久々だよ!」
「いいなー」
やっぱり海はいい。それに海を見たら急に腹が減ってきた。

「なー、そろそろどっかで飯食おっか?たま子何食いたい?」
「・・・」
「どした。奢ってやるぞw」
「・・・マコ兄さー、やっぱりあたしマコ兄が何で振られたか分かった」
「何だよ、急に」
「マコ兄さ、あたしが何でこんな荷物持ってきたか分かってる!?」
そう言うとたま子は後部座席からでかめのトートバックを引っ張り、中身を
俺に見せた。

「・・・弁当?」
「そーだよ!!あたし今日何時に起きたと思ってんの!?マコ兄とデートだと
思って早起きして作ったのにさっ」
「いや、それは悪かった。ごめん。あやまる!」
「まーったく!女心が分からない人って駄目駄目だねっっ」

上から目線で悪態をつくたま子をなだめつつ、俺は車を止めると2人で
防波堤の上に登り、とりあえず弁当を広げさせた。
俺達のギスギスした感じとは違い、やわらかな日差しが心地よい。

「おー、旨そうじゃん!」
広げた弁当を見て思わず声が出る。
「・・・」
たま子はまた無言。あれ俺またなんか余計なこと言った!?
「どした?」
「・・・マコ兄さ、・・・これおいしくなかったらごめんね」
「いや、そんなことないだろー。すげー旨そうじゃん。ちょっと形は悪いけどw」
「ほらー、もーすぐそうやって意地悪言うしー!」
「冗談だってw」
「あのさ、これもしおいしくなくても、おいしいって言ってね。言わないと
あたし多分泣く」
「・・・お前、そーゆうこというなよ。大丈夫だって絶対おいしいって」

なんか喉が詰まりそうな思いで一口目を食べた。
何のこたーない。ふつーに旨かったw

「めちゃくちゃ旨いっ」
「ほんと!?」
「ほんとだって。食ってみ。てかお前作ってる時味見ぐらいしてんだろ」
「したけどさー。やっぱ自分で作ったものだとわかんないじゃんw」
「いや、もう全然旨い。おばさんが作ったのと変んないわ」
「エへへー」
ようやくたま子の機嫌が直った。
でもこのときの弁当は本当に旨かった。
甘い玉子焼きやハムカツに、鳥そぼろのおにぎり。俺の好きなもんばっかり。

「たま子、俺の好きなもん覚えてくれてんのな」
「当ったり前じゃん。でもほんとはスペミーも作ろうと思ったけど時間なかった・・・」
スペミーってのはスペシャルミートボールの略で、たま子んちでよく食べさせて
もらった巨大な揚げミートボール。中にチーズが入ってたりして俺の大好物
だった。

「あー、あれ旨かったよなー」
「うん、でも揚げ物はハムカツあるし、どーしよっかなーって思ってさぁ」
「そっか、ま、仕方ないなw」
「じゃあ、今度は絶対スペミー作るねっw」

今度・・・。
今度ってあんのか?
ふと思う。
またいつかそんな機会があればいいけどな・・・
ついそんなことを考えた。

食事の後は防波堤の上でまったりと過ごした。
地球温暖化はよくないけど、早春の日差しは妙に暖かかった。

「ねー、マコ兄さー。今好きな人っている?」
「んー、今はいないなー」
「そっかー」
「なんで?」
「んー、別にーw」
「なんだそりゃw。お前はいるのかよ?」
「えー、内緒ーww」
「なんだ、それw」
「ねー、私、大学行ったら彼氏できるかなー?」
「どーだろ、できるんじゃねーの。お前昔に比べるとかわいくなったしな」
「またーww」
照れ隠しか、たま子がガシガシっと肩をぶつけてくる。

「ねー、あたし達さー、こうしてるとカップルに見えるかなぁ?」
唐突にたま子が尋ねる。
「まー、見えるかもなー。外からじゃ幼馴染だとかわかんないだろうし」
「そっかーww」
「なに?」
「んー、別にー」
「なんだよ、さっきからww」
「・・・」

たま子は少し黙った後、おもむろに口を開いた。
「あのさー、あたし好きな人いるんだよね・・・」
「あー、そうなんだ」
俺、ちょっとドキドキ。
たま子が好きな人って?
正直たま子が他の人のものになっちゃうのかよーって思った。

「でもね、あたしその人のこともう無理って思って半分諦めてたんだよね。
あたしも卒業だし、何となくこのまま離れ離れになっちゃうのかなーって」
「・・・」
「でもね、この間そんなことを考えながら電車降りたら、いきなりその人が
駅前にいるんだもん。あたしちょーびっくりしたよーw」
「・・・」
「もうね、これ運命って思ったw」
「・・・」
「マコ兄さ、私じゃマコ兄の彼女になれないかなぁ?」
「・・・」
もうね、俺はへたれ。どーしょーもないへたれ。
妹みたいな女の子に、そんなこと言わせておいて、それでも何を言っていいか
わからず困ってるぐらいのドへたれ。

「いや、いきなりそんなこと言われてもだな・・・」
「・・・」
「それに俺にお前はちょっともったいないんじゃないかと思うぞ」
正真正銘のへたれは、嬉しいくせについこんなことを言っちまう。
でも、俺にだって少しは言い訳がある。

「だってな、たま子よーく考えてみろ。お前はずいぶん可愛くなったし、いい大学に
行くことだって決まってる。どー考えたってこれから俺よりもっといい男がいくらでも
寄ってくると思うぞ」
そう言いながら俺は、昔たま子の家の前で会った男の顔を思い出していた。
そういえば彼も精悍な顔つきをした今風のいい男で、俺なんかよりもずっと女受け
しそうな奴だった。
それに比べると俺はジャガイモみたいな顔立ち。
ふつーに考えてもたま子とは不釣合いといってよいと思う・・・。

「そーなんだよね。そーなんだよ。マコ兄よりいい男っていっぱいいると思うんだよ。
だけどさー・・・」
「・・・」
「あたしね、2年のときに告られて一つ上の先輩と付き合ったことがあったのね。
それでデートとかもしたんだけどさ、どーしてもマコ兄と比べちゃうんだよね。相手
には失礼なんだけどさ」
「・・・」
「マコ兄っていっつもあたし優先だったじゃない。あたしが何を言ってもマコ兄は
いいよいいよって言ってくれたし、いっつもあたしのこと守ってくれたじゃない。
あたし子供の頃、時々学校で苛められたけど、家に帰るといっつもマコ兄が慰めて
くれて、あたしそれで普通に成長出来たと思ってるし・・・」

確かに子供の頃からこましゃくれてたたま子は、時々学校から泣かされて帰って
きたことがあり、そのたびに俺はあの手この手でたま子のご機嫌を伺った。
時に食い物で釣り、時にはゲームで釣り、くすぐったり、歌ったりw

「だからさ、相手の男の子に対しても、あーマコ兄だったらこーしてくれるのになー
とか、マコ兄はそんな風には言わないなーとか、つい思っちゃうんだよね」
「・・・」
「ほら、”三つ子の魂百まで”って言うけど、多分それなんだよ。多分もう刷り込ま
れちゃってんの。あたしの中にマコ兄が・・・」
「・・・」
でも確かにたま子の言うことにも一理あるってのは俺にもよく分かる。
なぜならそれは俺にとっても思い当たる節がありまくりだったから。

近くにいすぎたから気付かなかったけど、俺にとっても女と言って真っ先に思い
浮かぶのはきまってたま子。
テレビを見てても、「あ、このタレントちょっとたま子に似てるな」とか、誰かと話して
いても「たま子の口癖に似てるなー」とか気になっちゃう。
自然と俺も女の子をたま子基準で見ているのかもしれない。

改めて見ると、たま子は少しだけ化粧をしていた。
会社の先輩OLなんかと比べると全然下手な化粧なんだろうけど、今まで俺は
たま子が化粧をしているのなんて見たことなかったから、俺のために一生懸命して
くれたのかなと思うと、また胸がキュンとなった。

「たま子・・・」
「うん・・・」
「たま子な、気持ちはよく分かった。俺も嬉しい。いやもーめちゃくちゃ嬉しい。
俺だってたま子のこと大好きだし」
「・・・」
「でもな、ちょっと待ってくれ。俺、ほんとにたま子と付き合ってもいいような男なのか
少しだけ考えさせてくれ」
「何それーww」

俺は自分の中で客観的に自分を評価してみた。
冷静な自己分析。
シンキングタイムスタート。

結果。
容姿→人並み。
頭脳→平凡。
スタイル→中肉中背。
性格→凡庸。
運動神経→可も無く不可もなく。
残念ながら取り立てて優れた人物ではない。
でもたま子のことは自分を犠牲にしてでも絶対守ってやりたいと思う。
ま、それで許してくれw

「なー、たま子」
「何?」
「ほんとに俺なんかでいいのか?」
「違うよ。俺”が”いいんだよ!」
「おじさんとおばさん、怒らないかな?」
「あー、どうだろw。でもパパは私のことすっごく心配してるってママが言って
たから、変なムシがつくよりはマシって思って諦めるんじゃないかなww」
「・・・よりはマシって・・・」
「じょーだんだって、じょーだんwwおーいマコ兄元気出せーww」
今度は背中をバンバンって叩かれた。
俺はスキンシップに弱い・・・


移動の車の中で、たま子は浮かれモード。
俺は急に肩の荷が重くなった気がして、ちょい複雑。

夕方になり、日が落ちてきたところで地元の夜景スポットへ。
さすがに風が冷たくなり、どさくさにまぎれて体をくっつけた。

「マコ兄・・・」
胸の辺りからたま子が俺を見上げる。
「マコ兄。キスして」
「ん・・・」
唇が軽く触れた。

「えへへー、ファーストキス。やったw」
「そうなの?前彼氏いたって言ってたじゃん」
「してないもん」
「よく我慢したな、そいつ」
「違うよ。なんか出来なかったの。まーマコ兄のためにとっといたってことだよw」
「・・・」
「でもあたし想像ではもう何回もマコ兄とキスしてるけどねっww」

ドーーーーーーン!!!
俺、完全轟沈。
やばい。
こいつもしかして小悪魔か!?

その後は家に帰り、たま子のお母さんにご報告。
怒られるかと思ったら、そんなことは無かったw
「昔からたま子は口を開けばマコ兄、マコ兄だったもんねw良かったね」
「へへへー」
「マコトちゃん、こんな子だけどよろしくね」
「いやこちらこそ。あの、大切にしますんで・・・」
「やったー。絶対だぞ!」
「たま子っ!」

続いては俺のお袋。
俺は黙ってたかったけど、なにせ家が隣り合わせだから隠しておくことも
できない。

お袋絶句。そしてため息。
「ねー、たまちゃん。もっとマシな人がいくらでもいるのに、どぉーしてよりに
よってこんなのに引っかかっちゃったのー?」
お袋、よりによってって・・・。
「ね、こんなのと付き合ったら絶対後悔するわよ。今からでも遅くないから
やめておくことは出来ないの?」
言わんとすることは分からんでもないが、お袋ちょっと言いすぎ。
大体マジじゃねーか。
息子のことどんだけ過小評価してんだよと。

「おばさん違うの。あたしがマコ兄に付き合ってって言ったの・・・」
「もー、たまちゃんったら、どーして・・・もー、お隣に顔向けができない・・・」
お袋・・・。

その夜、たま子からメール。
「マコ兄。あたし今日が人生で一番幸せです(ハート)」
俺、再び轟沈。
ずっと大切にしなきゃいけないな。
そんなことを考えたちょうど2年前の春。
なんかそんな事を思い出しつい書き込んでしまいました。

おしまい。

出典:オリ
リンク:ジナル
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