まる子のバトルロワイヤル 前編 (アニメキャラの体験談) 35157回

2009/09/25 01:18┃登録者:痛(。・_・。)風◆mj/LN2hE┃作者:名無しの作者
まる子『あわわ!遅刻しちゃうよ!』
 
母『あんたがいつまでも寝てるからでしょ!』
 
まる子『わかってるよ!』
 
ドタドタ

母『遠足楽しんでくるのよ』
 
まる子『はーい』

―学校―
 
先生『皆さん、今日は楽しい遠足です。』
 
山田『わーい!わーい!遠足だじょー!』
 
まる子『あたしゃ朝から疲れたよ…トホホ』
 
たまえ『まるちゃん今日は楽しもうね』
 
まる子「う、うん。駄菓子屋でおじいちゃんといっぱいお菓子買ったもんねー。ほら、こんなに』
 
たまえ『わぁ、まるちゃんスゴイね。』
 
先生『みんないますね、ではバスに乗りましょう。』

山田『バスだじょーバスだじょー』
 
花輪『僕はこういう乗り物はめったに乗らない主義なんだ。』
 
まる子『そらあんたはね…』
 
みぎわ『素敵だわ…///花輪君///』
 
花輪『あ、あはは…』
 
野口『クックック』
 

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/23(火) 21:46:48.34 ID:W5PusRLlO
はまじ『富士山行くのなんて初めてだなぁ、ウチの爺ちゃんは昔てっぺんに登ったらしいぜ。』
 
まる子『スゴイねぇあんたの爺ちゃん。』
 
はまじ『そんときに大事な写真落したのなんのって大騒ぎしたらしくてさぁ。』
 
まる子『へぇ。』
 
小杉『誰もそんな事聞いてねぇよ、それより昼飯がたのしみだぜぇ。』
 
まる子『いつも飯って、あんたそんなだから太るんだよ。』
 
小杉『なんだとお!』
 
たまえ『まぁまぁ2人とも;』

山根『酔ってきた…い、胃腸が…』
グルルル
 
藤木(なんか大変そうだけど気付かないフリしとこ…)
 
永沢『山根君大丈夫かい、僕の酔い止め貸してあげるよ。』
 
山根『あ、ありがとう…助かるよ』
 
永沢『藤木君、なんで隣りの君は声くらいかけてあげなかったんだい?』
 
藤木『え、なんの事?』
 
永沢『とぼけるなよ、だから君は卑怯なんだよ。』
 
藤木『うっ!ぼ、僕はなんにも知らないよ永沢君!』
 
永沢『まったく…』
 
藤木(くそう…いつも僕を卑怯者呼ばわりして…)
 
キートン『当然である。』

大野『おいみんな外見ろよ!』
 
皆『おおー!』
 
丸尾『ずばり!富士山でしょう』
 
ブー太郎『綺麗だぶう。』
 

大野『近くでみるとおっきいなぁ。』
 
杉山『あそこでサッカーしてぇ。』
 
たまえ『お昼ご飯一緒に食べようね。』
 
まる子『うん』
 
 
 
シュゴー

花輪『今のはなんの音だい?』
 
シーーー
 
はまじ『ガス漏れみたいな音がしてるな…。』
 
山田『あはは、あはは、だのじいじょー…
…あで?なんだかオイラ眠くなってきたじょ…』
 
永沢『な、なんだこれは、急に眠く…なっ…t…』
 
小杉『グー ……そんなに食えねぇよ…//グー』 
  
たまえ『…るちゃn…まるちゃん…まるちゃ…』
 
まる子『…』

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まる子(う…あたしゃまだ眠いよ、うう…)
…って…!!
まる子『はっ!すっかっり寝てたよ…』
 
まる子『あれ?ここどこ?森?皆は?』

 
まる子『それに首に変な輪がついてるよ…』 

 
まる子『あれ?おかしいねぇ、これ取れないよ… 』
 
まる子『腕時計に、地図、コンパス、水の入ったペットボトル…まるでここで生活するまたいじゃないか…気味悪いねぇ。』
 

まる子『なんだかポケットが重いねぇ…』
 
ガサゴソ
 
まる子『!』

まる子『うわぁ!』
 
ゴト
 
まる子『何であたしのポケットに折畳みナイフが入ってるんだよ!?
やだよなんだか怖くなってきたよ…。』
 
まる子『たまちゃん…みんなぁ…。』

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たまえ『みんなどこにいるの…まるちゃん…。』
 
たまえ『今持ってるものは、遠足のリュックサックと、落ちてた時計とコンパスと地図と水』
たまえ『それと首からかけるひものついたカメラ。』
 
たまえ『どうしたらいいの…』

たまえ『へんな首輪が取れないよ…』
 
たまえ『でも探さなきゃ…まるちゃんもキットどこかにるはずだから。』
 
たまえ『地図みても場所が全然分からないや…今あたしどこにいるんだろ』

 
たまえ『まるちゃんはどこにいるんだろ…』

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花輪『くぅ…まだ頭が痛いよ…』
 
花輪『昼間なのにここは暗いね、どこだろう。』
 
花輪『それに落ちてたものを見た限り、ベトナムに行った時にじいやに見せてもらったサバイバルゲームを思いだすよ。』
 
花輪『お、携帯電話が落ちているじゃないか。僕はついてるかもしれない。』

花輪『電池残量1か…、大切にしなきゃな。』
 
花輪(しかし不思議だ…こんなに木が茂る所なのに何で電波がとどくんだろう…)

花輪『今はみんなを探さなきゃな…はぁ…』
 
花輪『まったく…レディーたちはどこにいるんだい。』


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―中央部・川―

小杉『うぅ…腹減ったなぁ、ペットボトルの水もうのんじまった。』
 
小杉『おお!川があるじゃねぇか、ラッキー!』
 

ゴクゴク…
 
小杉『うめぇ!』
 
小杉『それにしても腹減ったなぁ、皆探す前に飯にするか。』
 
小杉『それにしてもこの包丁なんだよ…危ねぇなぁ…、調理でもしろってのか?』




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―北部・密林―

藤木『なんだよ!この首輪!はずれないじゃないか』
 
藤木『それにみんないないし、不気味だなぁ…』
 
藤木『なんだよこの大きいのは…?』

!!

藤木『か、火炎放射器!?』
 
藤木『ここでこんな物使ったら大変じゃないか!』
 
藤木『それに地図とかもあるけど全然わかんないし、どうしろっていうんんだよ!』

藤木『動くと迷いそうだし…誰か来るのを待とう…。』


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―北北東・湿地帯―

永沢『うぅ…長い間寝てたみたいだ。』
 
永沢『ジメジメするなぁ…』
 
永沢『なにか、いる!?』

永沢『う…うわぁ!ヘビだ!』
 
永沢『くるな!くるなぁああ!』
 
ズタッ
 
永沢『いたたた…こんな時につまづくなんて』
 
永沢『これは…』


永沢『…斧!?いいところにあった』
 
永沢『ええ゛えぃっ!』
 
ズサッ

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―西部・湖―

ブー太郎『湖があるブー』
 
ブー太郎『空は木が高くて見えないブー…ここはどこだブー』
 

ブー太郎『…チェーンソーが落ちてるブー…まさか動くのかブー…?引いてみるブー』
 
ブォオオン!
 
ブー太郎『うわぁあ!動いたブ、危ないブー!』
 
ブー太郎『こんなもんあっても役に立たないブー…』
 
ブー太郎『ブー』


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―西南西・小川―

山田『おはよだじょ!』
 
山田『あで?みんなどこだじょ…?』
 
山田『暗いじょ!怖いじょ!うわ゛わ゛わーん!』

山田『ぐじゅん…カナヅチがあるじょ…』
 
山田『あばば!カチカチ楽しいじょ!』
 
山田『カチカチ!カヂカヂ!ガヂガヂ!』
 
山田『みんなに自慢する゛じょー』

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―東部・林―

杉山『くそ!この首輪取れねぇ!』
 
杉山『そんな事より今はみんなを探さなきゃな。』
 
杉山『どこかにいるはずだ…』

杉山『オレたちは突然眠って起きたらこんな森の中…』
 
杉山『もしかして誰かに連れて来られたのか?』
 
杉山『ご丁寧に時計や地図までおいてくれるなんて…それにサッカーボールまである。』
 
杉山『一体なにが始まるっていうんだ』

杉山『それにしてもここは暗いな』
 
杉山『どこか高い所に登れれば…』

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―南部・密林―

みぎわ『ここはどこ…花輪くぅん…』
 
みぎわ『そうだわ、私達は深く愛し合ったために引き裂かれたロミオとジュリエットなのよ//』
 
みぎわ『待っててねぇえ、花輪くん///』
 
キートン『勘違いするな』


みぎわ『地図と時計とコンパスと水…花瓶があるわ、やだぁ///花瓶なんて素敵じゃない///うふん///私みたいに綺麗だわぁん///』
 
みぎわ『みんなに秘密にしてリュックでアマリリス連れて来たもんね、花輪くんびっくりするかしらぁん///グフフ//』
 
アマリリス『わんっ!』
 
みぎわ『私もあんたみたいな首輪ついてるのよ…
アマリリス、花輪君の匂いを辿ってくれない?』
 
アマリリス『わん!』
 
みぎわ『いい子よ、アマリリスちゅああん///』

ジー!
 
みぎわ『何!?何!?』
 
アマリリス『くーん…』
 
?『えーマイクテスト、マイクテスト。』

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アナウンス『えー、皆様こんにちは♪こちら本部よりお送りしてます♪』
 
アナウンス『これから皆様には殺し合いをしてもらいます♪』
 
藤木『ひぃい!こ、殺し合いぃ!?』

アナウンス『それでは簡単にルールを説明します♪』
 
アナウンス『あなたたちの今いる場所には、時計、地図、コンパス、水、武器がそれぞれ置かれています。』
 
アナウンス『それらの使い方は自由です♪上手く使って最後の一人になるまで殺し合ってください♪』
 
ブー太郎『だれだブー…狂ってるブー…そんな事できるわけないブー』

アナウンス『期限は三日間、明々後日の日の出までに、2人以上残っていたら…』
 
小杉『なんだってんだよ…』

アナウンス『全員の首輪が爆発しちゃいまぁす♪』

永沢『!?…う…嘘だろ…』
 
アナウンス『あとー…首輪を無理に外そうとしても爆発しますから気をつけてくださいね♪』
 
杉山『あ、危なかった…』

アナウンス『皆様には領域があります、最初は皆様のスタート地点から半径300mが皆様の領域です。そこを出ても首輪が爆発します』
 
たまえ『そんな…距離なわかんないよ…』

アナウンス『誰かが死ぬ度に生きてる全員の領域が広がりますからドンドン殺してください♪』

アナウンス『待ち伏せするもよし、攻め込むもよし、武器を奪い取るもよし、殺し合いはノンルールです♪』
 
アナウンス『死者については、朝昼夜に一日三回の時報にて連絡します♪』
 
アナウンス『今からバトルロワイヤルが始ります、存分にお楽しみください♪』

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藤木『なんだよ…いきなり…』

藤木『みんな死ぬのかな、僕も死ぬのかな』
 
藤木『いやだ!ぼ、僕は死にたくない!』
 
藤木『へへ…そ、そうだよ、ぼ、僕にはコレがあるんだ…コレさえあればみんな死んじゃうんだ。』
 
藤木『へへ…へへへ』

藤木『永沢君、もう卑怯なんて言わせないよ。』

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まる子『夢だよ…あたしよく寝るからキット夢みてんだよ… 』
 
痛!

まる子『ナイフがこすれたよ…痛いよ…夢じゃないよ…うわ゛ーん!』
 
まる子『たまちゃん…だまぢゃーん!…おうぢ帰りたいよぉ…』


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たまえ『まるちゃん…どにいるの…寂しいよ、怖いよ』
 
たまえ『あたしたち死んじゃうのかな』

たまえ『まるちゃんにだけは会いたい…』
 
たまえ『あたしが弱気になっちゃダメだね。まるちゃん探さなきゃ…』
 
たまえ『でも、どこに行けば…』
 
ドン!

たまえ『な、なに!今の音!?』

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ドン!
 
まるお『ひぃっ!まさかホントに玉が飛ぶとは…』
 
まるお『ズバリ!実弾でしょう!』
 
まるお『こんなものは人に向けたくないものです…しかし…ウーム』
 
キートン『なやんでる暇はない』

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山根『さっきの音は?ピストル?』
 
山根『あれを奪えば、僕は…ククハハハハ!』
 
山根『クハハ…ぐ…笑いすぎて…胃腸が…』
 
キートン『自業自得である』

山根『オレの武器は、注射器か…クク』
 
山根『音のした方へ行こう…』
 
サッサッサッ

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杉山『高い所に登れたら、ここがどこか分かるはずだ。』
 
杉山『殺し合うなんて間違ってる、みんなを探して、ここから逃げる方法を考えるんだ。』

杉山『この丘を登って行けば…』
 
杉山『険しい斜面だ、とりあえず、荷物はおいて行こう…』
 
杉山『でもサッカーボールだけは…手放せねぇや…』
 
杉山『ボールは持って行くか、荷物はここを降りてきた時に取れば良いさ。』


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ブー太郎『困ったブウ…人殺しなんて無理だブウ…』

ブー太郎『でも死ぬのも怖いブ…』

山田『あ゛あっ!ブー太郎だじょ!』

ブー太郎『山田君だブー!?一人は怖いブ助けてブ!』

どす!

ブー太郎『ブ?』

山田『あはは!ブー太郎あだまから血でてるじょ!』

ブー太郎『うわぁああ゛!』

どす!どす!

山田『あばば!カナヅチ楽しいじょー!』

ブー太郎『痛いブー!やめるb

カチン!

ブー太郎『ぁあああ゛あ゛!』

山田『顔がぐぢゃぐぢゃだじょ!面白いじょ面白いじょ、カチンカチン!あばば!
血だじょ、血だじょ!』
 
ブー太郎『…ぶ…お母さん…お父さん…とみこ…』

がちん!

山田『ぢ!だ!じょー!』

あばばばば!

山田『お、こではなんだじょ?』

ブオオオン!

山田『あばば!楽しいじょ!ブオオン!ブオオン!』

山田『もらってくじょ!あはは!』

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花輪『携帯電池残量があと一つ…か。』

ピッ

花輪『繋がってくれ!』

トゥルルル

ツッ

ヒデ爺『はいもしもし、こちらはh…』

花輪『ヒデ爺!時間がないんだ!』

ヒデ爺『その声は!?ぼっちゃま!どうなさいました』

花輪『このままじゃみんな死んでしまう、時間がない、僕のリュックに着けてるGPSを探索してここへきてくれ!』

ヒデ爺『待ってください一体何が!?』

ツーツー

・・・・
・・・
・・


ヒデ爺『ぼっちゃまや皆様の身に何が…』

ヒデ爺『待っててください、私ひでじめがリムジンでお迎えにあがります。』

ヒデ爺『それまでどうかご無事で…』

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藤木『お、誰かいるなぁ…』

笹山『ふ、藤木君?』
藤木『笹山さんじゃないか!』

笹山『助けて、藤木君』

藤木(こんな所で会えるとは思ってもなかったな…うぶぶ//今日の僕は神にだってなれる//)

笹山『どうしたの?藤木君?』

藤木『動くな!動いたらこの火炎放射器で焼殺すからな』
 
笹山『やだ藤木君…怖いよ…やめようよ…。』

藤木『僕は本気だよ!』

ブオ!

笹山『きゃっ!』

藤木『分かったらおとなしくついてくるんだ』

笹山『うん…』

藤木『はいだろ!』

笹山『はい……うぅ』

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小杉『しっかしもう昼過ぎだなぁ…あぁ飯ぃ』

野口『…』

小杉『野口じゃねぇか、おめぇまさかオレを殺す気じゃあ…』

野口『それはないさ…クックッ
食料ならその川をくだって行ったらあるよ。クク』

小杉『おお!サンキュー!』

ダッダッダッ

小杉『飯飯ぃ!』

野口『すっかり忘れてるね…
…領域クックック…』

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まる子『川だ…ここを辿れば、誰かいるかな』

まる子『ん?誰かこっち来てるね。』

まる子『小杉じゃあん!』

小杉『おお!さくらめしめs…』

ぴー!

小杉『あぁああ゛ぁ!』

ドーン!

まる子『え?…あ?え?』

まる子『…小杉?こす…小杉ぃ!』


山根『見つけたぞ、あの銃の持ち主はまるお君だったのか。』

山根『やぁ、まるお君。』

まるお『ひい!あ、山根君じゃないですか。』

山根『まるお君…胃腸が…』

まるお『大丈夫ですか!?』

山根『うぅ…すまないけど、僕の横にあるリュックから薬をとってくれないか?』

まるお『わかりました!』

ガサゴソ

まるお『あれ、ありませんねぇ…』

ザク!


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まるお『ひぎいっ!』
山根『クク』

ばしっ

山根『銃はいただくよ』

まるお『足が!足が!チクチク痛いでしょう!』

山根『さよならだよ、まるお君』

まるお『ひいい!』

ドン!

山根『ちっ、外したか!』

山根『林に逃げたか…無駄だよククク』

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大野『随分と歩いた…、ん?』

大野『平岡!しっかりしろ!』

大野『死んでる…』

大野『手紙が置いてある…゛のろ゛』

大野『どういう意味だ。とにかくここは危険だ…誰かを探さないと、みんなでここを逃げ出すんだ。』

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ともぞう『まる子は富士山かぁ、わしも一緒に行きたかったもんじゃ。』

お婆ちゃん『これこれおじいさん、体がついていかんよ。』

ともぞう『何を言うか、ワシはまだまだこの通り!』

ギクッ!

ともぞう『あー!れー!』

キートン『いわんこっちゃない』

ともぞう『うぐぐ…
おや?あれは花輪君の家のリムジンではないか。こんな時間にドライブなんてわかいのぉ、ええのぉ。』

ともぞう『おーい!』
キキィ!

ともぞう『そんなに飛ばして、ドライブですかな?』

ヒデ爺『さくらさんじゃないですか、ドライブなんてとんでもない、今取り込んでおりまして。』

ともぞう『何かあったんですかな?』

ヒデ爺『実は…かくかくこうこう…』

ともぞう『なんですとぉお!?それは一大事ではありませんか!
それにそこにはまる子も…』

ヒデ爺『それ故私が調べに行こうとしているのです。』

ともぞう『ならわしも一緒に!』

ヒデ爺『いえいえさくらさんのような人まで巻込んでは滅相もない。
一応私、空手四段、柔道五段、英検一級、エネマグラ検定二級、テコンドー二段、クラブガマ黒帯でして…』

ともぞう『ワシはそこまでは…
じゃが行きたいんじゃ
頼む!このさくらともぞう一世一大の願いを聞いてくれ!』

ヒデ爺『仕方ありませんね…この件はどうか内密に。』

ともぞう『ひでじさん恩にきるぞ!』

ヒデ爺『では、参りますか。』

ブオン!

ともぞう参☆戦

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藤木『もう夕方だね。』

笹山『…はい。』

藤木『どうだい僕と見る夕日は?』

笹山『…』

藤木『どうだいって聞いてるだろ?』

笹山『今日の藤木君変よ!』

ばしんっ!

笹山『きゃあ!』

藤木『僕に逆らうとどうなるか言ったろ!ほら、素直に最高って言えよ!』
 
笹山『…最高よ…』

藤木『ぐふふぅ///そうだよ、それでいんだよ、最初からそうしてれば良くしてあげるからさ、僕が君を守るんだよ///ぐふふぅ///』

笹山『…』

笹山(何よあいつ…キモチワルイ…最悪だわ…)

藤木『僕にはやらなきゃならない事があるんだ…ほら!行くぞ!』
笹山『はい。』


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まるお『ハァハァ…だいぶ走りました…ここは湖みたいですね。』

まるお『ひぃ!あ、あれは…すばり遺体でしょお!クラスの人でしょうけどもはやなんなのか分からない形に…一体誰に…』

まるお『何か落ちてますねぇ…"のろ"
これはなんでしょうか?
拾って置きましょう。』

まるお『川をたどれば誰かいますかね。』

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ガサガサ!

たまえ『だ、だれ!』
?『しねっ!』

たまえ『きゃあ!』

カシャッ!

?『くっ!』

たまえ『フラッシュがこんな所で使えるなんて、
早く逃げなきゃ!』

サッサッサッ

たまえ(セルフカメラだから映った写真で犯人が分かるはずだわ、パパが使うの良くみてたから使い方がわかる!逃げ切らなきゃ)


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まる子『また誰かいるよ…もう爆発はやだよ…』

まる子『まるお!』

まるお『さくらさん!』

まる子『まるお、みんなは!?ここはどこ!?』

まるお『わかりません。』

まる子『あんたそれでも委員長かい!しっかりしなよ!』

まるお『まぁ落ち着いてください。』

まる子『落ち着けるわけないじゃん!だって、死んでんだよ、友達が死んでんだよ!うわーん!』

まるお『私も辛いのです…しかし冷静にみんなを見つけるしかないのです。』

まる子『…ごめん。』

まるお『私は武器を山根に取られました。』
まる子『や、山根が!?』

まるお『彼はみんなを殺す気でしょう』

まる子『あたしゃどうすりゃいいんだよ…トホホ』

まるお『見つかりにくい所に隠れて逃げるしかなさそうですね…明日日が登ってからにしましょう。』

まる子『そうだね、それにあたしゃお腹ペコペコだよ。』

まるお『おやつでも食べましょうか。』

まる子『うん…』

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杉山『ふぅ…随分登ったな、よし!やっと全体が見渡せるぞ!』

杉山『ここは…』

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ヒデ爺『もうすっかり夜ですね。』

ともぞう『そうじゃなあ。』
―孫思い 夜空の星を 眺めゆく―ともぞう心の俳句

ヒデ爺『お家を抜け出して大丈夫なのですか?』

ともぞう『いやぁ、孫には変えられんよ。』

ヒデ爺『いいおじいさんですね。』

ともぞう『なんかてれるな////』

ヒデ爺『…;』

ピーピー

ヒデ爺『GPSの詳しい位置が分かりましたよ。』

ともぞう『どこじゃ?』

ヒデ爺『これは…』

ヒデ爺『彼らがいる位置は……』

ともぞう『…ゴクリ。』

ヒデ爺『富士樹海です。』

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杉山『富士の樹海じゃねぇか…こりゃはやいところ誰かと合流しねぇとまずいな。』

杉山『走って降りるか。』

サッサッ

ずこっ

杉山『いってぇなぁ、誰だよ』

杉山『大野じゃねぇか!』

大野『杉山ぁ!』

杉山『無事で良かった。』

大野『お前こそ、無事で何よりだ。』

大野『落ち着いて聞いてくれ。ここにくる途中、平岡の遺体を見つけた、おそらくクラスの何人かがすでに死んでいる。』

杉山『マジかよ…、まだ間に合う。みんなを説得しよう。』

大野『おう。』

杉山『あと、ここがどこか分かったぜ。富士の樹海だ。』

大野『やっぱしな、なんとなくそんな気はしていたんだ。』

杉山『迷ったら大変だ、2人で行動しよう。』

大野『分かった。』

大野『お、お前ボール持ってるじゃないか。』

杉山『こいつがオレの武器らしい、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からねぇよ。』

大野『まぁ喜べって、やっぱお前にはボールが似合うよ。』

杉山『ここから帰ったら、また一緒にサッカーしような。』

大野『当たり前だろ、約束だぜ。』

杉山『おう!』

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たまえ『もうすっかり夜だよ、疲れたよ…』

ジー

テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪
アナウンス『1日目夜の報告♪』

花輪『この曲は…G線上のアリア?
いつもなら癒されるこの曲も、今は不気味に感じるよ。』

アナウンス『死亡者報告、富田、長谷川、冬田、前田』

たまちゃん『やだ!嘘だ嘘だ!』

たまちゃん『ブー太郎まで…なんで』

たまちゃん『もうやだよぉ…』

アナウンス『あと57時間、頑張ってくだしいね♪』

ブツ

たまえ『まるちゃんは無事みたいだ…まっててね。』

たまえ『お腹空いたしご飯食べよう…。まるちゃんと食べる約束してたのにね、ごめんね。ごめんね。』

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まる子『今日はずいぶんくたびれたよ、トホホ』

まる子『あっ、なんか落ちてるよ!』

まる子『写真?』

まるお『白黒写真ですねぇ、この男の人と女の人は誰でしょうか?』

まる子『うーん…この男の人どっかで見たような見なかったような。』

まる子『わかんないよ、一応持っとくね。』
まるお『そうしましょう。』


まる子『あ"ー眠いよ。』

まるお『一時間交代で交互に寝ましょう。』

まる子『なんでさ?』

まるお『寝ているところを襲われてはたまりません。2人で協力しましょう。』

まる子『わ、分かったよ、トホホ。』


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永沢『なんとか今日はだれにも会わずにすみそうだ。』

ガサガサ

永沢『誰だ!?』

藤木『やぁ、永沢君。』

永沢『なんだよ、藤木君かぁ、脅かすなよ。』

笹山『…。』

永沢『笹山さん!?君達2人でいたのかい?』

藤木『この娘が僕にずっとついてきたいって言ったのさ。』

笹山『あたしそんなこと言っt』

ギロッ!

笹山『は、はい、自分で藤木君に付いてくって決めたの。』

永沢『そうかい…2人とも熱いねえ。』

藤木『どうしたんだい永沢くん、顔色が悪いよ。』

永沢『そりゃこんな所にいたら顔色も悪くなるさ。』

藤木『嘘をつくなよ、ホントは僕に笹山さんを取られて悔しいんだろ?』

永沢『!?君はなにを言ってるんだい!?』

藤木『悔しいんだろ?動揺してるのがバレバレだよ。』


藤木『知ってるんだよ、君が笹山さんを好きって事くらい。』

笹山『!?』

永沢『う…、そんなのあいつの嘘だよ笹山さん、信じちゃダメだよ。』

藤木『だれかなー、「笹山さんは君みたいな男より僕みたいな男の方が好きなんだよ、将来は僕がお嫁さんにしてあげるのさ。」とか言ってた人は。』

永沢『やめろ!それ以上言うな!』

藤木『ふん、どーせ笹山さんをおかずに毎日オナニーしてたんだろ。』

永沢『あ、あぁあ…。』


藤木『図星だねぇ。』

永沢『やめろ…それ以上言うと、この斧で君を殺すからなぁ。』

藤木『シャラップ、永沢君。君の目は節穴かい?
僕の武器が、ほら、君にも見えるだろ?』

永沢『なんだいそれは…?』

藤木『こうするものさ。』

ブオ

永沢『か、か、か火炎放射器ぃ!』

藤木『どうだい、君の負けだよ。すぐ灰にしてやるからさ。』

永沢『ま、まてよ、話せば分かるだろ。そうだ話合おう。い、一緒に協力しようよ藤木君…』

藤木『声が震えてるよ。玉葱頭。』

藤木『この期に及んで命ごいかい?
君は卑怯者だなぁ。』

藤木『君とは絶交だよ。何度も君に脅された言葉をそのままかえしてやるよ。』

カチ

藤木『ほーら、君の大好きな火だよ。』

笹山『もうやめて藤木君!永沢君は動けないはずよ!』

藤木『お前は黙ってろよ!』

永沢『あ、あぁああ…。』

ピチャピチャ

藤木『あれれ?もしかして漏らしちゃったのかい?ははは、これはとんだ笑いもんだなぁ!濡れた野菜なんてだれも買いませんよーだ。』

藤木『売れ残りの野菜は早く焼却しなきゃね。フフフ。』

永沢『う"あ"ぁ"あ"あああ゛!!!』

藤木『ついに壊れちゃったか。突っ込んで来ても無駄だよ。』

永沢『びゃい"や"あぉぶあぁあ"ああ""!』

藤木『ばいばい。』

カチッ

ブオオ!

藤木『ヒャッハッハッハ!』

永沢『ぁ、あぁああ゛火が、火ぐあぁああ゛!』


……
―かあさん火事だよ!―

―君男!何やってんの、早く逃げなさい!、―

―だって、お人形さんが、おじいちゃんがくれた大事なお人形さんが!―

―ダメよ!はやくいくのよ!―

―あぁ!燃えちゃう、お人形さんが燃えちゃう!あ、あああ゛!―
……


永沢『火が!怖いよ!熱いよ!熱!あt!火が、火が火が火がぁああhigpjwdtjtaAあ!』

藤木『フフ、最高の眺めだよ。』

藤木『あとは笹山さんと…ジュルリ』

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AM2:30
まる子『はぁ、誰もこないねぇ…』

スタタ!

まる子『誰だい!?』
?『その声は?さくらか!』

まる子『はまじ!あんた無事で良かったねぇ!』

はまじ『お前こそな。あそこで寝てるのはまるおか?』

まる子『そーだよそーだよ、まるお起きなよ、はまじだよ。』


まるお『うぅ…はまじ君おはようございます。』

はまじ『はぁ?寝ぼけてんのか?まだ夜だぜ。』

まる子『三人もいて心強くなったよ。』

はまじ『なんとかして脱出しなきゃな。そーいや三人で謎の森から脱出する映画あったな。』

まる子『そんな場合じゃないよ、夜はわりと静かみたいだからとにかく朝にそなえようよ。』

まるお『ずばり明暗でしょう!』

はまじ『おう!』

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ヒデ爺『ようやく着きましたね。』

ともぞう『暗いのお、やっぱしわし帰ろうかの…』

ヒデ爺『何を言ってるんですか!ここからは車を降りて行きますよ!』

ともぞう『ヒデ爺も若いのお…トホホ』

ヒデ爺『それにしても暗いですね、懐中電灯を持って来て正解でした。』

ヒデ爺『さくらさんはどうか私から離れないようにしてくださいね。』

ともぞう『は、はいぃ。』

ザワザワ

ヒデ爺『!』

ともぞう『ひえええ゛!』

イノシシ『ぶびー!』

ヒデ爺『このひでじめに御任せください。』

イノシシ『ぶびーっ!』

ヒデ爺『とぅああっ!』

ドゴン!

イノシシ『ぶ、ぶひ…』

スタッ

ヒデ爺『もう大丈夫です。』

ともぞう『バロスww
…あ!これは失敬!あまりの凄さに一瞬気が動転しておった…;』

ヒデ爺『ははは…いやはや;』

ヒデ爺『これはさておき、先を急ぎましょう。』

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花輪『ここは泉みたいだね、やったぞ、これで水には困らない。』

花輪『ヒデ爺は来てくれるだろうか…』

花輪『ああ、愛しのレディー達、待ってておくれよベイベー。』


『は、な、わ、くぅん!』

花輪『さっきだれかが僕を呼んだような。』

『は・な・わくぅーん!///』

花輪『まさか…この声は;』


みぎわ『花輪くぅん!///』

花輪『みみみ、みぎわさん!』

みぎわ『もぉ///心配したんだからぁん///』

アマリリス『わんわん!』

みぎわ『このこに花輪くんを探させたのよ。良い子ねぇアマリリスちゃん///』

アマリリス『くーん//』

花輪『あ、あはは。
それより他に誰にも会わなかったのかい?』

みぎわ『会ってないわ。あたしには花輪くんしか見えないからぁん///』

花輪『あ、ありがとう;』

みぎわ『今日はもう遅いから寝ましょうよ////』

花輪『そうだね。』

みぎわ(花輪くんと一緒に寝れるなんて///あたし今最高に幸せだわ///ぐフフ///)

花輪(まさか最初に会うのがみぎわさんだなんて…やっぱし今日はついてないよ;)

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キートン『かくして、それぞれに束の間の休息がおとずれたのである。』

キートン『しかしそんな最中、起きてる輩が一人。』

野口『クックック、楽しいねぇ…クックック』

キートン『二日目へ続く。』


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二日目
AM7:00

ジー

テーテーテー♪テーテテテテテテテー♪

アナウンス『皆さん♪現在の死亡者は、富田、永沢、長谷川、平岡、冬田、前田、土橋』

まるお『夜にやられた人もいるみたいですね。安心できないです。』

まる子『あたしゃだんだん夢なのか現実なのかわかんなくなってきたよ。』

はまじ『もし、オレたちが襲われたらどうする?』


まる子『やだねぇ縁起でもないこといわないでよ。』

まるお『しかし…充分に有りうることでしょう。』

まるお『もし襲われても、みんなクラスメイトです。話せばわかるはずです。』

はまじ『だといいけどな…。』

まる子『たまちゃん…』

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みぎわ『花輪くぅん///起きてぇん///』

花輪『うぅ…おはよ;』

アマリリス『わんっ』
花輪『その花束はなんだい?』

みぎわ『花輪くんが寝てるうちに花瓶にお花を集めて作ったのよ///素敵でしょお///』

花輪『ありがとう!』

花輪(結構可愛いところもあるんだね)


みぎわ『ご飯探しに行きましょ。』

花輪『そうだね。』

みぎわ『行くわよ、アマリリス。』

アマリリス『わんっ!』

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杉山『もうすぐ丘を降りれるぞ。』

大野『じゃあ丘の下まで競争だ!』

杉山『望む所だぜ!』

大野『リレーの借りは返すぜ!』

よーいどん!

杉山『はぇえな、だけど負けねぇぞ、うおお!』

大野『うおお!』

ダッダッダッ

大野『ちぇっ、同着かよ。』

杉山『ま、丘登って無かったらオレが勝ってたけどな。』

大野『なんだとお!』

杉山『はは、嘘だよ、はははは』

大野『分かってたよ、はははは』

杉山『あれ、おかしい』

杉山『オレの荷物が無くなってる。』

大野『どういうことだ?』

杉山『ここを登る前にここに置いてきたんだけど、それがないんだ。』

大野『ここには食料がないからな…誰かに奪われたのかもしれないな…。』

大野『大丈夫、オレのおやつわけてやるから。』

杉山『ありがとな!大野!』

----------------------------------

長山『もうすぐだ…』

ガシャガシャ

長山『時報のスピーカーを分解した工具を使ってこの首輪を…』

ガシャガシャ
パシッ

長山『よし、はずれた♪』

長山『ここの地質からみてここは富士樹海みたいだね。』

長山『とっとと脱出して、警察よばなきゃ。』

『お゛ーい、長山ぁ゛―!』

長山『あぁ、山田くん!』

山田『長山だけ首輪はずしでずるい゛じょー』

長山『君のも外してあげるよ』

山田『やっぱしいいじょ、おま"えをブオンブオンするほうが楽しいじょー!』

ブオオン

長山『や、やめてよ!』

山田『あばば!あははは!』

長山『た、助けて!』

ブオオン!

山田『わーい!わーい!』

長山『ぅあああ゛!』
ブシャッ

長山『…』

山田『あで?しゃべんなくなったじょ、つまんないじょ…そうだ!カナヅチ使うじょ!おいら天才だじょ!』

カチン!

山田『カチンカチンだじょ!あはは!血が噴水みたいだじょ!』

カチン!

山田『グチャグチャ楽しいじょ!赤くて、トロトロしてるじょ…』

山田『美味しそうだじょ…』

がぶ

-------------------------------

関口『その命令どうりにすれば、このゲームから抜けさせてくれるんだよなぁ?』

?『命令どおりにやればね、クックッ…』

関口『分かった。』

?『クックッ』

------------------------------

たまえ『この写真…昨日殴りかかって来た人、関口君じゃない。』

たまえ『クラスメイトなのに、なんで…』

さっ!

たまえ『誰!?』


たまえ『関口君!?』

たまえ(逃げなきゃ、逃げなきゃ殺される。)

ハァ…ハァ…

どすっ!

たまえ『きゃあああ!』

関口(かかったな、、そこに落ちたら終わりだ。はは、楽勝じゃねぇか。)

たまえ『きゃあああ!』

ドタドタドスドス!

-----------------------------------

はまじ『なぁまる子、その写真なんだよ?』

まる子『拾ったんだよ、誰かはよくわかんないんだけどね。』

はまじ『みせてくれよ。』

はまじ『ああああ!』

まる子『あんたそんなに声あげて一体どうしたんだい?』

はまじ『こ、これだよ、うちのじいちゃん!』

まる子『あ、あれはまじのおじいちゃんだったの!?どうりでみたことあると思ったはずだよ。』

はまじ『昔じいちゃん富士山で写真を落したって…』

まる子『バスで言ってたねぇ。』

はまじ『つまり、ここは…』

はまじ『富士樹海…!』


まる子『じゅ、樹海!?』

まる子『樹海って、あの自殺とかで有名な?』

まりお『ずばりそうでしょう!』

はまじ『お前今タイミング計ってただろ』

まるお『ぎくぅっ!』

まる子『やだよ、樹海だなんて、怖いよ。』

はまじ『もしかしたら誰か中心人物がいるのかもしれない。』

まるお『ウーム…組織犯罪ですね。』

はまじ『あぁ。証拠になるような物をあつめようぜ。』

まる子『分かったよ。トホホ』



-----------------------------

まる子母『ちょっと…まだ警察から連絡こないの?』

まる子姉『まる子もおじいちゃんもどこいったのよ…この件さっきTVニュースにでてたよ。』

まる子母『心配なんてもんじゃないよ…』

・・・
・・


たまえ父『うおお!たまええ!パパは発狂しそうだあああああ!』
たまえ母『たまえちゃん…一体なにがあったの?』

たまえ父『うわわああ!不安に押しつぶされる!うわあうわあ!』

たまえ母『ちょっとうるさいわよ!叫んでもしょうがないでしょ。』

たまえ父『しかし…!くうう!』

たまえ母(全く…、男の人って…)

たまえ母(恥かしいくらいこども思いなんだから//)

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ヒデ爺『もうすっかり昼間ですねぇ…』

ともぞう『ゼェゼェ…ちょいと休もうではないか。』

ヒデ爺『いいでしょう。』

ジー

テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪

ともぞう『なんの音じゃ!?』

アナウンス『お昼の死亡報告♪富田、土橋、永沢、長山、長谷川、平岡、冬田、前田
残り40時間になります♪』

ともぞう『今のは…』

ヒデ爺『あぁ…なんという事だ…これは大変な事件かもしれません。』

ヒデ爺『お坊ちゃまどうかご無事で、このひでじ命に変えてもお守りします。』

ヒデ爺『!』

シュン!

ヒデ爺『ぺいっ!』

カキンッ

ともぞう『ひゃー!』

ヒデ爺『何者!?』

小杉『素手で包丁を弾くなんてやるじゃねぇか。』

ヒデ爺『君はぼっちゃまのクラスメイトですか?それに黒焦げで火傷してるじゃないか。』

小杉『うるせぇ!オレは腹が減ったんだよ!食わせろー!』

ダッダッダッ

ヒデ爺『小学生に手を出すわけには行きません。ともぞうさん、ここは逃げましょう!』

ヒデ爺『私に捕まってください。』

ともぞう『あ、ああ』

ヒデ爺『いきますよ…』

ザッ!

ともぞう『ひゃー!』

小杉『ゼェ…ゼェ…なんつー速さだ、クソ、他を狙うか。』

-------------------------------------------

大野『だいぶ歩いたなぁ。』

杉山『あぁ…飯にするか。』

大野『多分最後のおやつだな。』

杉山『存分に味わおうぜ。』

大野『おう!』

・・・
・・


杉山『あー…くったくった、』

大野『なぁ、あの川を下って行かないか。』

杉山『突然どうして?』

大野『まぁ…ただの勘だ。』

杉山『他に当てもねぇし、お前の勘にかけてみっか!』

大野『サンキュー杉山!』

杉山『行こうぜ!』

-------------------------------------

花輪『山根くん!』

山根『2人とも動くな』

花輪・みぎわ『!?』

山根『よーし、いいぞ、そのままじっとしてろ。』

アマリリス『わんっ!わんっ!』

山根『犬は黙ってろ!』

ダン!

アマリリス『くーん…』

花輪『銃弾!?山根くん、本物のピストルじゃないか!』

山根『そうさ、クク』

みぎわ『危ないじゃないの人殺し!』

山根『勘違いしないで欲しいなぁ、僕はまだだれも殺しちゃいないさ。』

山根『そして君達が、その一人目二人目になるのさ、死にたい方から、前に出なよ。クフフ』

トスっ

みぎわ『あたしがいくわ。』



花輪『みぎわさん!』

みぎわさん『わたしが気を引くから、そのうちに逃げて。』

花輪『それじゃみぎわさんが…』

みぎわ『愛する人を最後まで愛するのは…女のつとめでしょ。』

花輪『!』

みぎわ『愛してるわ…花輪くん』

みぎわ『さよなら。』

花輪『みぎわさん!』

山根『おい、ごちゃごちゃやってないで早く出て来い!撃つぞ』

みぎわ『あたしがいく。』

山根『ほぅ、みぎわさんから出て来たか。覚悟はいいな?』

山根『なんだその花瓶にさした汚い花は、汚い君の顔みたいだよ!』

みぎわ『なんですって!』

山根『怒るなよ、酷い顔がさらに酷くなる。クフフ』

山根『そんな花どうするつもりだい?せめて花に囲まれて女の子死にたいのかい?鏡見て見ろよははは!』

みぎわ『こうするのよ!』

シュッ

パリン!

山根『ぐうああ!』

みぎわ『今よ、花輪くん!逃げてええ"え"!!!』

------------------------------------------
花輪『…』

―僕は、なぜか動けなかったんだ。花瓶が砕け、外界に飛び出した花々があまりにも美しくて―

―それ以上に、切なくてね。―

------------------------------------------
みぎわ『何やってるの!はやくぅ!』

―その言葉を聞いた時、僕は走り出していた。もう振り向かず、そして魅かれず。―

―気がついたら、遠くの林で空をみて横になっていた。そしたら次第に空が歪み始めたんだ。―

―ここへきて初めて、泣いたんだよ。―

―ベイベー、いつかもしどこかで会えたら、君は笑ってくれるかい?―


山根『うおおお゛!』

ドン!ドン!

山根(外れた!?)

山根『痛!くそがぁあああああ!』

みぎわ『アマリリス!?』

山根『はなせ!糞犬!痛い!痛い!くあああ!』

ドン!

アマリリス『きゃいん!』

みぎわ『アマリリス!右足が!』



山根『はぁ…はぁ…くそ!右手が動かない…!』

アマリリス『わんっ…わんっ…』

みぎわ『も"うい"い"のよ"アマリ"リ"ス!』

アマリリス『わん…!』

みぎわ『アマ…リリス?』

アマリリス『わん!』

みぎわ『そう"よ…そうよね。あたしが泣いてちゃ花輪くんに嫌われちゃうわね…。最後くらい笑わなきゃ。』



みぎわ(釣り合わない恋なんだって、初めから分かってたわ。だけど、あたしにも目標があったのよ。)

(その目標のタメならどんな事でもできる、命だって、ほら、簡単に、ね?)

(アマリリス、今なら貴方にだってわかるでしょ。女の子はね、わがままなのよ。)

(欲張りで傲慢で、そねくせ泣き虫で。特に私みたいなやつはね。)

(それでも誰かを好きになるのよ。守りたいのよ。)

(それだけはね、許して欲しいのよ。)

山根『くるなぁ!』

みぎわ『行きなさいアマリリス…!迷う事はないは、そいつの両手を引きちぎっちゃいなさい。』

アマリリス『ガルル…』

山根『や、やめろお!くおお!』

ドン!ドン!

アマリリス『グルル…』

山根(なぜ倒れない!3発も銃弾をくらって…!)

ドン!

アマリリス『っ!…グルル…』

みぎわ『行きなさい。』

みぎわ『アマリリス、花言葉は―内に秘める美しさ―』

しゅっ!

山根『あああ!』

ドン!ドン!ドン!

アマリリス『っ…―!!』

みぎわ『そしてもう一つの花言葉は』

みぎわ『―誇り―』

ガブッ!

山根『あああ!手が手がぁあ!』

みぎわ『私も!やつから銃を奪わなきゃ!』
ドン

パリン!

みぎわ『きゃあ!』

山根『ちいっ!!眼鏡に当たったか!』

みぎわ『あんたなんか!あんたなんか!』

山根『…!』

ばしっ!

山根『ぐうぅ!』

山根『許さないぞ!あああ!』

ザク!

みぎわ『う…それは注射器…あ…ぁ…』

山根『はぁ…はぁ…ははは…僕の…勝さ』

アマリリス『…。』

みぎわ(アマリリス、貴方あたしが刺される前からとっくに。)

みぎわ(意識無いのに動いてたのね…こんな駄目な御主人でごめんね。無理させちゃって。)

みぎわ(悔しいけど、あたしもう無理みたい。貴方に触ってあげたいけど、髪の毛一本分も指がうごないのよ。)

みぎわ(素敵だったわ。貴方は美しかった。誇らしかった。それでこそ、あたしの愛犬よ。)

みぎわ(今日は疲れたわ…また明日遊びましょ…。おや…す…み…なさ…い……。)

キートン『アマリリス。花言葉は内に秘めた美しさ。誇り。』

キートン『私は決して忘れないだろう。』

-------------------------------------
山根『くぅ…手が…それに胃腸まで。』

山根『はぁ…はぁ…許さない、許さないぞ。全員皆殺しだ。』

-------------------------------------
ともぞう『バロスwwバロスwwWヴァロスWW速いのぉwwwwWW速いのぉwwwwwWWブーンwブーンwブロロロルォオオンwwwwWWW』

ヒデ爺『ちょっとともぞうさん、落ち着いてください。まだ昇天するのは早いですよ。』

ともぞう『い、いかんいかん。つい…//』

すたっ

ヒデ爺『ここまでくれば大丈夫でしょう。』

ヒデ爺『老いぼれの体には少しばかりキツかったようです。少しだけ休ませてください。』

ともぞう『あ、あぁ。すまんな。』

ヒデ爺『夕暮れ時ですね、昨日狩った猪の肉でも食べましょうか。』

ともぞう『おお!ええのお!』

ヒデ爺『程よい太の木の枝ありますか?』

ガサガサ

ともぞう『お、これなんかどうじゃ?』

ヒデ爺『ありがとうございます。』ペコリ

ともぞう『それをどうするんじゃ?』

ヒデ爺『こうするんです。』

トンっ

ヒデ爺『でいやぁあああああ!!』

ポッ

ともぞう『おお!火じゃ!火がついたぞ!』

ヒデ爺『今夜はごうせいに焼肉パーティーといきますか。』ニコ

ともぞう『肉奉行なら負けませんぞお』ニカ

ヒデ爺『望む所です』ニヤ

ともぞう『なかなかの気迫』キラッ

ヒデ爺・ともぞう『参る!』ピカーン!

--------------------------------------

大野『これは…?みぎわさんの遺体…?』

杉山『そうみたいだな…誰がこんな事を、もうやめてくれ…』

大野『あ、これは。"のろ"またこの紙が置いてある。』

杉山『なんだその紙?』

大野『平岡の遺体にも同じように"のろ"って書いた手紙がおいてあった。』

杉山『この事件の犯人と関係が…』

大野『有り得るな。』

大野『もうすぐ夜だ…走ろう。』

杉山『おう!』

サッサッサッ

大野『だれかいたぞ!』

杉山『さくらじゃねぇか!』

まる子『あぁ!大野!杉山!』

はまじ『おお!お前ら無事だったか!』

まるお『これで5人です!』

大野『みんな、時間が無い、ここを抜け出す方法を探そう。』

------------------------------------
PM6:00
花輪『はぁ…はぁ…もう歩けない。』

花輪『こんなことならトレーニング通っとけば良かったよ。』

ジー

花輪『…きたか…』

テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪

アナウンス『夜の死亡者報告♪富田、土橋、永沢、長山、長谷川、平岡、冬田、前田、みぎわ
残り時間は30時間です♪』

花輪(みぎわさん…)

花輪『僕はレディーの分も生きなければ。』

--------------------------------------

藤木『夜だね笹山さん。』

笹山『はい。』

藤木『こうも静かだとなんだとムラムラしないかい。』

笹山『どういう意味よ?』

藤木『とぼけるなよ、分かってるんだろ?』

笹山『わ、わかるわけないじゃない。何よそれ?』

藤木『ホントに何もしらないんだね、君はホントに純粋だなぁ。』

藤木(その方がやりがいがあるってもんだよ。ぐふふ//)

笹山『ぁなたは汚れてるわ。』

藤木『口の聞き方には気をつけろっていっただろ。』

笹山『…。』

藤木『なんだ、その目は…?僕に手出しするのかい?』

藤木『ははは、あの焼玉葱みたいになりたいのかい?』

笹山『死ぬのはいや…。』

藤木『じゃあ僕のいうことを聞くんだな。』

笹山『はい…。』

藤木『二日目なにもしてないんだ…僕の火炎放射性器はもう爆発寸前なのさ。わかるかい?』

笹山『なにを…いってるの…?』

藤木『物分かりの悪い娘だなぁ…勉強も見るより、書く方が覚えるっていうし、恋人の僕が君に体で教えてあげるよ。』

笹山『いや、何するの!放して!』

クチュ

笹山『んんん!』

笹山『ぁあ…あたしキスなんてしたことないのに…大切な初めてなのに。』

笹山(大野君…)

藤木『ジュルリ!笹山さんの唇は軟らかくて最高だねぇ。』

笹山『いy』

クチュ

レロレロ

笹山(藤木君の舌が…あたしの口の中に!やだ…やだ!)

笹山『んん゛』

藤木『はぁはぁ良い声だよ笹山さん//』

藤木『僕もう我慢できないよ。』

笹山『いや、いや…!』

ベリベリ!ビリビリ!

笹山『いやぁああ!』

藤木(これが…笹山さんの体…//見てるだけでイっちゃいそうだ…///)

クンカクンカ

藤木『あぁあああ、笹山さん//いい香りだよ。』

笹山『やめて変態!』

藤木『変態と呼ぶな!茂様と呼ぶんだ!呼べなきゃ…分かってるな。』

笹山『茂…様…』

藤木『うひょおおお!///良い響きだ…///興奮天元突破ぁああ!///』

笹山『うぅ…』

藤木『はぁはぁ///』

ペロペロ

藤木『いい味だよ///笹山さんの愛液///』

笹山さん『だめ、だめだよ!そこおしっこする所だよ!』

藤木『君はもう一つ穴があることを知らないのかい?
ほら、こんなに濡らしてぇ//』

クチュクチュ

笹山『痛い、痛いよ。指入れないで…』

藤木『ぐふふ///じきに慣れるさ///』

クチュクチュペロペロ

藤木『あー我慢できないや///入れてやるよ///』

笹山『指?指はもうやめて!』

藤木『いや、もっともっといいものさ!///』

藤木『僕の黒いタイタニックを笹山さんの中に沈没させてくれよ///』

スルスル

笹山『やぁ!女の子にそんなの見せないで…!』

藤木『ほらちゃんと見るんだ。』

笹山(あたしの腕より大きい…そしてドス黒いわ…)

笹山(タイタニックっていうよりはヘドロ色をした氷山よ…!)
 
藤木『さぁ…///はぁはぁ///はぁはぁ///「茂様のおチンチン入れてください」って//はぁはぁ///おねだり///するんだ///』

笹山『いや…やだよぉ…そんなの言えないよ。』

藤木『ほーら、早く言わないと』

スブッ

笹山(息ができない…)

笹山『ふ、ふるひいよぅ…』

藤木『早く言わないと窒素しちゃうよ///』

笹山『ひょんにゃのでひないよぉ…』

藤木『あー…じゃあこうするしかないな!』
笹山(やだ!動かさないで!)

藤木『ひゃぁああ//最高だよ///唾液が絡み付いて来る///僕のチンカスを全部掃除してくれよぅ///』

笹山(うぅ…苦しいよう…臭いよぅ…言うしかないみたいね…ぅぅ)

笹山『い、いれてください!茂様のおチンチン入れてください!』

藤木『よく言えたね///御褒美だ///』

ズブズブ…ズブブ

笹山『や…っああんっ!』

藤木『ほらちゃんと入ったよ///』

笹山『痛い痛いよ…』
笹山(初めて取られちゃった…大野君、ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんなさい…ごめんなさい…)

藤木『はぁはぁ…///動くよ///』

ズブズブ!ズブズブ!

笹山『痛い!痛いよ!ああん!』

藤木『良い声だよ///ほら王子様の口付けだよ///』

クチュクチュ

ズブズブ!

笹山『うぅ…!』

藤木『はぁはぁ///そろそろイくよ!』

笹山『何!?何が起こるの!?』

藤木『いくよ!いくよ!!天の川きちゃうよ!ミルキーウェイ!ミルキーウェイ!あー!ビックバンきちゃうよ!凝縮凝縮!爆発っ!!いくよいくよ194おぉお!!!』

ドピュッドピュッー!ピュッ

笹山(あたしの中に…何か出てる…う…うぅ、汚い。)

藤木『ふぅ…』

笹山『…。』

藤木『君は最高だよ。』

藤木『これからも僕のものだからね。』

笹山(大野くん…)

(みんなで帰るんだ!!) 

グラリと体が揺れた。 

天井が見えた。 

肩、足、わき腹が熱い。 

背中が固い。 

(そっか。私、撃たれたのか) 

どこか他人事のような奇妙な感覚に襲われた。 

私が撃たれた事に気付いたのかさっきまで泣いてた梓が今度は目を血走らせて銃を乱射している。 

だが素人がプロに叶うはずもなく右肩を撃ち抜かれ倒れてしまった。 

ああ、全滅するのか。 

私は何をやっているんだろう。結局誰も守れなかった。 

澪も、さわちゃんも、むぎも、唯も、憂ちゃんも、和も、梓も。 

あれだけ誓うとかなんとか格好つけて結局なんにもできなかった。 


口だけで最低だ。 

-------------------------------------------
たまえ『痛たた…ここどこ?』

たまえ『あれ…眼鏡落としちゃった。暗いよ…。』

ポタ、ポタ、

たまえ『水の音がする。』

たまえ『洞窟…かな…?』

たまえ『そうだ…カメラのフラッシュを使えば!』

カシャッ!

たまえ『一瞬だけど確かに見えた。奥に続いてる穴がある、怖いけど…行くしかないよね。』

トタトタ…

キートン『一人暗闇に臨むたまえであった。』

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PM9:00

大野『そういや、クラスメイトの遺体の近くに必ず"のろ"って紙があるんだが…』

まるお『ずばりこれと同じ物でしょう!』

大野『おお、それそれ。』

まる子『の?ろ?』

はまじ『なんだよそれ、まるで俺達が探偵みたいじゃねぇか。』

杉山『う―ん。わかんねぇや。』

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はまじ『なんかよぉ、こういう名前当てみたいなのってよくテレビのクイズ番組であるよな。サイキューだったっけ?』

大野『それを言うならアイキューだろアイキュー。』

はまじ『おー、それそれ、文字を英語とかカタカナに直すと分かったりするやつ。』

まる子『あたしゃ、そんな番組全然みてないよ…トホホ』

まるお『英語やカタカナに直す…?変換…?』ブツブツ

まるお『ん"!?』

---------------------------------------------
関口『なぁ、仕事はしたぜ。さぁ開放してくれよ。』

?『あんたは用済みだよ。クックック』

関口『だ、騙したな!』

関口『へ、へへオレにはスタンガンがある。お前はなんなんだよ?ナイフか?パチンコか?ええ!』

?『紙切れと鉛筆だよ。』

関口『笑わせんじゃねぇよ、紙切れと鉛筆だ!?それでよくあんなデカい態度とれたな。』

関口『へへ、オレの勝だな。』

バチバチ

?『全く馬鹿だねぇクク』

関口『何がおかしい!うおおおお!』

パシッ!ズブ!

関口『…。』

?『全く馬鹿ばかりだよ。クックックッ』

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花輪『また誰かの遺体があるね…"のろ"これで二枚目か…一体何を意味しているっていうんだい。』

花輪『レディー達、クラスの皆、無事でいてくれよ…』


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ヒデ爺『はぁ♪美味しかったですねぇ。』

ともぞう『奉行万歳!奉行万歳!あばばばばwwww』

ヒデ爺『勝負は貴方の勝ですよさくらさん』

ともぞう『ははw世は大平じゃ大平じゃ!www
「ヒデ爺と 天下統一 鍋奉行」♪ともぞう心の俳句wなんつってなwwあひゃひゃひゃww』

キートン『鍋は使ってない。』

ヒデ爺『いつにもマシて切れの良い俳句♪さすが日本一♪』

ともぞう『何が起きても気分はへのへのかっぱじゃ♪!』

ヒデ爺(やれやれ;あと一時したら出発しますかね…)

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小杉『西村、折原じゃねぇか!』

小杉『お、飯あんじゃなぇか。食わせろおおお!』

ドタドタ

西村『いいい、いくよ、折原くん。』

折原『あぁ。』

折原『標準固定、ターゲットロック。』

西村『発射!』

小杉『ロ、ロケットランチャー!!!???』

小杉『うおおお!』

ヒュン

小杉『ぅあああ!』

ドーーン!

西村『灰に…なっちゃったね。』

折原『俺達が直接動かなくても数は減ってるはずだ…、俺達はこうして隠れていよう。チャンスを狙って獲物を仕留めるんだ。』

西村『う…うん。』

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カシャッ!

たまえ『次は左…と…』

バサバサ!

たまえ『ぅうっ!またコウモリ…怖いよぉ』

たまえ『…さみしいよ…』

たまえ『ぅうう…ぅぅ』

ドボ!

たまえ『きゃあ!』

たまえ(水!?い、息ができないよ…苦しいよぉ…)

たまえ(うぅ……光が…見える…あのくらいなら泳いで行けそうだわ…。行かなきゃ、あたし死んじゃう…。)

------------------------------------

大野『地図をみてくれ、今俺達がいるのはこの川のここだ。』

大野『地図には簡単な川や湖の位置、そして電波塔の位置や番号が書いてある。』

大野『これを頼りに、明日はまた川を登っていって西の湖を目指そう。』

杉山『なるほど、広い所や水のある所は人が集まりやすいからな。』

ダッダッダッ!

まるお『みなさーん!犯人がわかりましたよぉお!!』

まる子『なんだってぇえ!?』

はまじ『ホントかよ!』

まるお『この丸尾末男、心に誓っても犯人を特定しましたよ。』

まるお『ずばり!野口さんでしょう!』


大野『の、野口ぃ!?』

まる子『ちょっ!ちょっ!野口さんってあの野口さんだよね?』

まるお『ずばり私たちのクラスの野口さんです。』

まる子『な!なんでさ!』

まるお『説明しますと、まず"のろ"という文字の"の"は漢字の"野"に変換できますよね。』

杉山『なるほど…。』

まるお『そして"ろ"はカタカナで"ロ"さらにこれは漢字で"口(くち)"と読めますね。』

大野『おおお!』

まるお『"のろ"は"野"と"口"、つまり"野口"となるのです!』

まる子『あんた凄いよまるお!』

まるお『学校に帰ったあかつきには、この丸尾末男に清き一票を。』

大野『あぁ!』

杉山『もちろんだぜっ、委員長!』

はまじ『そうと決まれば明日は野口を探して説得しよう。そうすれば助かるかもしれない。』

大野『そうだな…。』

まる子『明日が、最後だもんね。』

はまじ『あぁそうだな。』

杉山『わ、わりい!オレちょっとションベン行って来る!』

サッサッ

大野『おーい、気ぃつけて行けよー!』

・・・
・・


杉山『ふぅ…すっきりしたぜ。』

杉山『あれは…』

杉山『山田と野口じゃねぇか!!』

杉山(野口がいる、みんなに知らせなきゃ!)

サッサッ



・・・
・・


山田『の〜ぐ〜ぢ〜』

野口『なんだい、あんたかい。』

ブオオン

野口『チェーンソー…物騒な物持ってるね、クックック』

山田『ブオオンしでやるじょー!』

山田『大変だじょ!w大変だじょ!wあはは!あばばばば!』

ブオオン!



野口『クク、甘いよ…』

サッサッ

山田『ブオオン!ブオ"オ"ン!』

野口『ふんっ!』

ヒュン!

ザク!

野口(クク…!鉛筆が心臓直撃だよ…ププーッ!)

野口『クックック!』

山田『あはは!なんか刺さったじょ、えいっ!』

ズヴッ

野口『…!?抜いた!?』

山田『あはは!ブオオン!だじょー!』

ブオオン!

野口『あんた一体…』



野口(まずいっ!)

山田『ブオオン!』

野口『っつ!』

サッ

野口(よし、かわせたっ)

キリキリキリキリ!

野口『危なかったよ…ク』

ギギギ…

野口『…!』

ズシーン!

山田『あはは!野口が木の下敷きだじょ!愉快だじょ!愉快愉快!』

野口『ぐぅう…』

山田『いただきますじょ!』

ガブッ



・・・
・・


杉山『みんな!野口がいたぞ!山田も一緒だ!』

大野『でかしたぞ杉山!』

はまじ『みんな行こうぜ!』

サッサッサッ

みんな『…!』

はまじ『な、なんだよ…ありゃ…?』

まる子『!』

まるお『ひいい!』

杉山『シーッ!あんま大きな声だすんじゃねえっ…!』

まるお『しかし、この光景をみて、叫ばない人がおかしいでしょう。』

大野『山田…人食ってやがる…。』

野口『くああああ!』

野口(首の静脈が!)

山田『美味しいじょ…でも硬いじょ…カナヅチでほぐせば良いじょ!あばば!あばば!』

カチン!

野口『ああああ!』

山田『あはは!こんなに大きな野口の声初めて聞いたじょ!』

カチン!

野口『グゥアア!』

野口(任務完了まであと少しだったってのに…こんな…ところ…で)



ガブッ

山田『うま、うま、うま"!』

カチン!カチン!

野口『…』

山田『あはは!死んじゃったじょ、つまんないじょ。』

山田『あったかいうちに食べるじょ。ジュルリ"…』

ガブッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッ!



・・・
・・


まる子『うぁあああ"!』

ササササ!

はまじ『おい!さくらぁ!』

大野『まてよさくら!』

杉山『追いかけよう!』

サッサッ

まる子『ぅうあ…ああぁ…』

まる子(やなもん見ちゃったよ…頭からはなれないよ…)

はまじ『おいさくら、どうしちまったんだよ!?』

まる子『あたしゃ…怖いんだよ…気がおかしくなりそうだよ…』

大野『みんな同じさ…だからこそ、みんなでここを抜け出さないといけないんじゃないか。』

まる子『だけどさぁ……あんなのやだよ、もうごめんだよ』

まる子『もうやだよっ!やだよっ!うわ"ーん!』

杉山『落ち着けよ!泣いたって何も変わらないぞ!』

杉山『俺だって…泣きてぇよ…チクショウ…』

まる子『グスン…』

まるお『しかし…説得するまえにあんな事になるなんて、何か申し訳の無い気分です。』

杉山『あぁ、オレたちどうすれば…』

はまじ『とりあえず今日はゆっくり休もう。難しい事はその辺の木の実でも食ってからにしようぜ…』

大野『ああ。そうだな。』

杉山『よし!まずは腹ごしらえだ!』

---------------------------------------------

PM22:30

ヒデ爺『さてと、私たちも出発しますか。』

ともぞう『ワシらもゆっくりはしとれんな。』

ヒデ爺『夜は危険です。歩いて慎重に行きましょう。』

ともぞう『承知!』

ヒデ爺『お互い様ですよ、せめてもう少し若ければ…老いにはかないませんな…。』

ともぞう『なーに!わしゃこの通り元気じゃぞ!そおれwwそおれぇい!wwwwwまだまだ負けておらんわいwwwwww』

ピョンピョン

ヒデ爺『ははは、若いですなぁ』

メシメシ…

ヒデ爺(ん…?崖の地盤が…まさか)

ヒデ爺『危ない!』

ともぞう『そぉれwwそぉれwwwピョンピョンwwwピョンピy…うわああ"!』

ガラガラ!

ヒデ爺『さくらさん!』

ともぞう『あーれー!』

ズタズタゴトゴトズタズタ!

ヒデ爺『あぁ…なんということでしょう…』

カランコロン…

キートン『谷の底は見えない、落ちたら確実に死ねるだろう。』

ヒデ爺『惜しい人を失った…。』

ヒデ爺『谷の隙間風が冷たい…私がもっとしっかりしていれば……すみません。本当に申し訳ありません。

ヒデ爺『貴方との肉奉行は最高でした。宿敵であり、友でありました。私は貴方を忘れません。』

ヒデ爺『仕方ありません…お坊ちゃまを探しましょう。』



--------------------------------
たまえ『うーん…なんとか広い所にでたけど、水でカメラ壊れちゃったよぉ』

たまえ『外はもう夜かな?まるちゃんちゃんとご飯食べてるかな?心配だよぉ…』

たまえ『なんだか眠くなってきちゃった…』
たまえ『…。』

たまえ『スー…スー…まるちゃん……』

-------------------------------

はまじ『なぁ…さくら…』

まる子『なにさ…?』

はまじ『オレさぁ、城ヶ崎さんの事好きなんだ。』

まる子『へー、あの娘可愛いもんねぇ…トホホ』

はまじ『でさぁでさぁ、オレ一つだけ決めたんだよ。』

まる子『なにさ?』

はまじ『オレ、学校に帰ったら、城ヶ崎さんに告白するんだぁ。』

・・・
・・


大野『杉山、明日が…最後なんだよな…』

杉山『おぅ…』

大野『もし時間切れになったらオレたちお終いだよな…』

杉山『なにらしくねぇこと言ってんだよ。』

大野『わりぃ…』

杉山『学校帰ったらまた一緒にサッカーしようって約束しただろ。』

大野『おぅ…絶対だぞ。』

杉山『もちろんだろ、相棒!』

大野『はは、オレ達なら大丈夫だな。』

・・・
・・


まるお("のろ"はわれながら名案でした、ふふふふ)

まるお(明日が最終日…ですね。)

キートン『それぞれの想いを胸に、なけなしの時間を胸に刻んでいたまる子達であった。』

キートン『三日目へ続く。』

------------------------------------------

まる子姉『こないね。連絡。』

まる子母『ははは、キット大丈夫よ、キット…』

お婆ちゃん『お母さんや、玄関が…』

まる子母『玄関?どうしたのかしら』

トタトタトタ

まる子母『あらやだ!草履の紐が16足も切れてるじゃないの!』

お婆ちゃん『縁起が悪いね…』

まる子父『おーい!このビール瓶底にヒビ入ってるぞ!』

まる子姉『やだぁ、ひできのポスターが破れちゃってる!』

まる子母『はは、ははは。…本当に嫌な予感がするわ。』

・・・
・・


たまえ父『ああああ!』

たまえ母『今度は何よ!』

たまえ父『100万円もしたカメラのレンズが…ほら』

たまえ母『まぁ、綺麗に真っ二つね。これを機にカメラ卒業したら?』

たまえ父『だ、ダメだ!カメラは命なんだよ、い!の!ち!』

たまえ母『はいはい…』

たまえ母(あのカメラのレンズが二つに割れるなんて…なんだか縁起が悪いわ。)

-----------------------------------------

城ヶ崎『だ…だれ?』

山根『やぁ』

城ヶ崎『山根君!どうしたの、凄いケガ…』

山根『いろいろあってね。』

・・・
・・


城ヶ崎『みんなどんどん死んじゃうわ…あたし怖いわ…』

山根『あぁ…やるせない気持ちだよ。城ヶ崎さんオレについてきてくれないか?』

城ヶ崎『いいの?』

山根『もちろんだろ、困った時はお互いさまさ。』ニコ

城ヶ崎『ありがと!嬉しいわ!』

山根(くく…)

城ヶ崎『腕大丈夫なの…?』

ペチ

山根『触るなぁ!!!』

城ヶ崎『きゃっ!』

山根『あ!…ごめん…。触ると痛くてさ。』

城ヶ崎『こ、こっちこそごめんね。』

山根(うずくんだよ…傷口が…あの肉マンと犬にやられた傷口が…殺せ殺せってうずくんだよ。)

山根『ここは危ないからなるべくオレから離れないでね。』

城ヶ崎『分かったわ、ありがと!』

山根(銃弾はあと13発…それに城ヶ崎さん…これだけあれば完ぺきだ…ククク)

----------------------------

たまえ『ぅう眩しい…は!』

たまえ『すっかり寝ちゃってた!』

たまえ『あれ…上から細い光が入ってる。』

たまえ『でも、周りが見えないよ…』

―ほーらたまえ、みてみろ!レンズって磨けばこんなに光るんだぞお、たまえも心を磨いていい娘になれよお。 うん!パパ―

たまえ『そうだ!レンズだ!』

ガチャガチャ

たまえ『よし、外れた!』

たまえ『これを光りにかざして光りを反射すれば…』

ピカっ!

たまえ『きゃあ!』

たまえ『え?え?何よここ!』

たまえ『うぁあ///綺麗///』

たまえ『一面宝石だわ…あたしが反射した光りを宝石たちが部屋いっぱいに反射してキラキラ輝いてる。』

たまえ『夢みたい。全部夢ならいいのに。』

たまえ『古い梯子がかけてある…もしかしてここは鉱山だったのかな?何かの理由で使われなくなった廃鉱?』

たまえ『今はそんな事考えてる場合じゃなかった、早く行かなきゃ。』

たまえ『この梯子を登れば…キット外に出れる!』

たまえ『あの細い光源がまるちゃんに見える。早くあの光りに触れたい。早くあの光りを包みたい。』

コトコトコト

キートン『軽快に梯子を登るたまえであった。』

-----------------------------------------

AM7:00

ジー

テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪
アナウンス『朝の死亡者報告♪関口、小杉、富田、土橋、永沢、野口、長山、長谷川、平岡、冬田、前田、みぎわ
残り時間23です♪』

まる子『あと少しだね…時間も人も。』

大野『オレたちのしらないところで今もだれかが…クソ!』

杉山『やれる事は全部やってやろうぜ』

はまじ『おう!』
まるお『はい!』

ガサガサ

はまじ『さくら何してんだ?』

まる子『出発の準備だよ。』

はまじ『気合い入ってんなー。』

ガサガサ

まる子『あれ?紙が入ってるよ。なんだろ?』

"つぎはお前だ"

まる子『うあああ!』

はまじ『どおした!?』

まる子『なんだよ、これ…』

はまじ『これは…まずいぞさくら…。絶対離れんなよ。』

まる子『うん…。』

大野『みんな!準備はできたな。出発するぞ!』

みんな『おー!』

キートン『最期の地と足を運ぶまる子達であった。』

-----------------------------------

藤木『う…出る!』

笹山『ぁああん///中にください///茂様の精液であたしを孕ませてください!///』

℃ピュッ!

藤木『ふぅ…。』

笹山『茂様お掃除させていただきます。』

ペロペロハムハム

藤木『君もだいぶ上達してきたじゃないか。』

笹山『喜ばしいお言葉。ありがとうございます。』

藤木『もういいぞ、もう朝だしそろそろ行こうか。』

笹山『はい。』

藤木『最期の日の朝日はどうだい?』

笹山『茂様と一緒なら、どんな景色も最高の光景でございます。』

藤木『ぐふふ///よしよしいい娘だ///』

笹山『ありがとうございます。何よりの幸せでござます。』

藤木『ぐふふ///さ、手を握って。行くよ///』

笹山『はい、参りましょう。』

--------------------------------------

AM11:00

まる子『うああ!』

はまじ『今度はなんだよ!』

まる子『あれ…あれ…』

はまじ『うぇ…遺体がある…しかもグチャグチャだ。』

大野『…紙?』

杉山『拾ってみようぜ。』

杉山『!!!』

杉山『"のろ"…』

大野『ばかな!野口は死んだはずじゃ…』

はまじ『他に野口なんていないはずだろ』

まるお『あわわ、わたしとしたことが…』

まる子『振り出しに戻っちゃったね…トホホ』

大野『まったく!分からないことだらけだぜ!』

杉山『とにかく川を登ろう。』

はまじ『あぁ…そうだな。』

まるお『…。』

------------------------------------
山根『残る人はあとわずか…ククク』

城ヶ崎『どうしたの?山根君?』

山根『い、いやぁなんでもないよ。』

山根『そろそろお昼にしようか』

城ヶ崎『うん♪』

城ヶ崎『わぁ、すごい♪お菓子がこんなにいっぱい♪でも太っちゃいそう…』

山根『大丈夫だよ。これだけ動いてたらすぐ痩せるよ。』

城ヶ崎『だよね♪』

パクパク

城ヶ崎『おいしい♪』

城ヶ崎『あれ?山根君食べないの?』

山根『うん、僕はお腹すいてないから全部城ヶ崎さんにあげるよ。』

山根(あの犬にやられてから全然食欲が出ないんだよ…クソ)

城ヶ崎『山根君顔色わるいよ?』

山根『はは、大丈夫さ。ここで少し休もうか。』

城ヶ崎『うん♪』

-------------------------------------
ジー

テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪
アナウンス『朝の死亡者報告♪関口、小杉、富田、土橋、永沢、野口、長山、長谷川、平岡、冬田、前田、みぎわ
残り時間18時間です♪』

花輪『なんか時報にも慣れて来たよ。はは。』

花輪『それにしても"のろ"…一体何を意味してるんだ。そもそもこのゲームに意味はあるのか…』

花輪『僕に何ができるっていうんだいベイベー。』

花輪『またここに戻っちゃったね。この泉に。』

花輪『昨日のことなのに懐かしく感じるよ。まるでずっとずっと昔の事みたいだよ、はは。』

キートン『アマリリスの花が風に揺られ、静かに揺れていた。』

--------------------------------------

PM14:00

まる子『誰もいないねぇ…あたしゃ疲れたよ。』

はまじ『もう少しで湖だ。我慢しろよ。』

まるお『さくらさん、元気だしてください。』

まる子『そういやはまじ、あんたの武器はなんなの?』

はまじ『実は…落としちまったんだ。』

まる子『ええ!?』

はまじ『一日目に逃げてる時につい…』

はまじ『まぁ大丈夫だ。オレ喧嘩は自信あるから。』

まる子『ならいいけど…』

・・・
・・


大野『やっとついたぜ!』

杉山『ふぅ…』

はまじ『おいみんなー!誰かいるぞ!』

まる子『藤木!笹山さん!』


キートン『後半へ続く』


出典:まる子のバトルロワイヤル
リンク:http://www2.2ch.net/2ch.html
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