うちの旦那はノーベル少子化対策賞候補にノミネートされたそうだ。 旦那は酔うとおバカになる。スイッチが入ってしまうと、実にくだらないことを延々と語りだす。この前も、「ムックとガチャピン、K−1ルールならどっちが強いか」というテーマで1時間話し続けるカオスっぷり。 これだけ聞くと単にウザイ酔っ払いなんだが、旦那のすごいところは、そのような馬鹿馬鹿しいテーマでも、思わず納得させられる論理展開を繰り広げてしまうという点。元々頭の回転自体は良いですから。 さて、先日の話。子どもを寝かせた後、しばらく旦那と少子化問題について語り合った。酒を交えつつ、「日本の伝統的家庭のあり方を崩壊させようとするあんな奴を、少子化対策担当大臣にしていては、絶対イカン!」などと、旦那は熱く真面目に語っていたのだが・・・ 「じゃあ、あなたが大臣になったらどうするの?」と私が質問したころ、どうやら旦那はスイッチが入ってしまったようだった。 旦「えーこちら、首相官邸前より中継です。先ほど閣議が終了し、旦那大臣による緊急少子化対策の方針が明らかになった模様です。」 旦那の突然の豹変にいちいち驚いたりツッコミを入れたりするのもきりがないので、全然似てないみのもんたで切り返す私。以下、旦那と私の会話: 私「どんな内容?教えてよ」 旦「どうやら、大臣が開発したエロポイントというシステムが採用されるようです。」 私「エロポイント?」 旦「そうです。ポイント制を導入することで、夫婦のエロに刺激をもたらせるという試みです。」 私「よくわかんないねぇ。具体的にどういうことなの?」 旦「夫が妻に対し、お買い物など何らかのお手伝いのサービスをした際、ポイントが加算されます。そして、加算されたポイントに応じて妻からエロサービスが交換されるというものです。ただし、ポイントの付け方や、ポイントと交換できるサービスについては、各家庭ごとにローカルで決定することになります。なぜならば、人にはそれぞれ性癖があり、同じサービスであっても、その価値の判断について大きく意見がわかれることになるからです。」 私「よくわかりました。では、大臣の家庭では、どんなローカルルールが設定されたのでしょうか?」 旦「どうやら、大臣の家庭では、10点で顔射、15点で口内射精、20点でごっくん、30点でハメ撮り、50点でオナニー撮影、100点でアナル、200点で拒否権なしのスペシャルプレー、加算ポイントは、その都度妻が決めるというルールが定められたようです。」 私「なにそれw でも、子どもが出来ないプレーばっかりだから少子化対策にならないんじゃないの?」 旦「大臣に聞いてまいります。・・・ふむ・・・なるほど・・・ ただいま大臣に確認してきたところ、そもそもエロポイントは、機械的に子作り作業をするためのものではない、夫婦の絆を強くすることが目的なんだ、夫婦関係さえよくなれば、子どもなど後からできるもんさ、とさわやかに言われてしまいました。」 私「そうね。納得」 ということで、うちにエロポイント制が導入されたw でもこれ冗談抜きで良い。本当に少子化対策になるかも。旦那はポイントを稼ぐために、事あるごとにせっせと私を助けてくれるようになった。旦那は自作のポイントカードを作るほどの熱の入れよう。お手伝いした後、目を輝かせて「ね、今の何点?何点?」と聞いてくる旦那はまるでおこちゃまみたい。「今日は頑張ったから5点よ」なんてサービスすると、「いーやっほー!!」とうるさい、うるさい。小学生か。でも萌える。 旦那は「ここでごっくんを選んでしまうか、それとも先に進むべきか。いや、エベレストに登る前に富士山を味わうのが正道ではないだろうか・・・」とブツブツ言っています。 でもね、来月の結婚記念日を忘れず、ちゃんと噛まずに「愛してる」と言ってくれたら1000点プレゼントしてあげようと心の中では決めているの。本当は旦那が大好きだから、どんなプレイでもいつでもOKなんだけどね。 余談1: 旦那はやはり我慢できず、20点を最初に交換しました。 余談2: あまりにエロポイント制の効果があるので、旦那をほめまくり、酒を飲ましたらまたまたスイッチが入ってしまった。もう長いから書かないけど、旦那大臣はノーベル少子化対策賞候補にノミネートされたようだった。でも、もう一人の有力候補にはどうしても勝てないから受賞は難しいだろうと言っていた。その候補は誰かと聞いたら、聖闘士星矢の父親の光政ということだった。そん時は意味わからなかったけど、ググったらコーヒー噴いた。 出典:オリジナル リンク:オリジナル |
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