サヨナラインフィールドフライ事件 (その他) 41812回

2010/08/11 11:10┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
1991年6月5日の横浜大洋ホエールズ対広島東洋カープ戦で、同点で迎えた9回裏一死満塁の場面。大洋の清水義之が本塁付近に飛球を打ち上げ、谷博球審は「インフィールドフライ・イフ・フェア」の宣告をした。広島の達川光男捕手はこの飛球を体に触れずに近くに落とし(体に触れると故意落球の対象となる)、ワンバウンドしたボールをフェアグラウンド上で捕球して、本塁を踏んで一塁に送球した。

達川はこれで打者走者と三塁走者を併殺したつもりだったが、達川がワンバウンドしたボールをフェアの状態で取ったためフェアが確定し、打者清水のアウトが成立した。この時点で塁上の走者はフォースの状態から解除される。したがって達川が本塁に触球しても三塁走者はフォースアウトにならなかった。三塁走者山崎賢一もこのルールを知らず、達川が飛球を落とすのを見るなり本塁に向かって走り出した(山崎に進塁義務はないのでベースから離れて触球されるとアウトになる。また本塁付近に立っていた打者の清水も達川がワンバウンド捕球をしたのを見て一塁に走り出した)。達川が本塁を踏んだのを見て自分がアウトになったと思った山崎は、一塁側ベンチに帰ろうとする途中、惰性で本塁を踏んだ。アウトになったのは打者走者のみでまだ二死だったため、山崎が本塁を踏んだ時点で得点が認められ、球審は試合終了を宣告。結局広島はサヨナラ負けを喫してしまう。結局、達川のみならず、三塁走者山崎、打者清水、達川から送球を受けてチェンジだと思った小早川毅彦一塁手、試合終了後も激しく抗議を続けた山本浩二監督など、インフィールドフライのルールを熟知していなかった当事者が多かったため起こったプレイである。このプレイでは、達川に失策が記録された。

このプレイで谷球審はファインジャッジ賞として表彰された。この件はインフィールドフライルール説明の教材として使われることが多い。

なお、前年にオリックス・ブレーブスの中嶋聡も同じように併殺を狙ってインフィールドフライを故意に落球し、相手チームに得点を許している。


出典:インフィールドフライ
リンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4
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