1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/26(月) 23:37:16.42 ID:BV+Z7fc7O ブーーーーーン 兄「全っ然売れねぇな……」 妹「そうだね……竿竹屋に戻そうよ」 兄「もうあんな貧乏生活ゴメンだよ!」 妹「でもまん汁なんか売れないよ!」 兄「そのうち来るだろ!さ、早く呼びかけろ」 妹「うん……」 妹「まん汁〜まん汁〜一杯千円〜一杯千円〜」 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/26(月) 23:45:32.30 ID:BV+Z7fc7O ブーーーーーン 兄「三時間経過してるのに一杯も売れないじゃない……」 妹「やっぱりまん汁欲しい人なんていないんだよ!」 兄「まん汁欲しくない男なんていない!」 妹「じゃあなんで売れないの!?」 兄「分かった、みんなまん汁買うの恥ずかしいんだ!」 妹「じゃあネットで売ろうよ」 兄「駄目だ、それじゃあ効率が悪過ぎる」 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/26(月) 23:50:28.47 ID:BV+Z7fc7O ブーーーーーン…… 妹「なんでこんな狭い路地に入ったの?」 兄「こういう狭い路地に入れば、マニアックな客が買いやすいだろ」 妹「人目気にせずまん汁買えるから?」 兄「ご名答!」 妹「あ、前から竿竹屋さん来ちゃったよ」 兄「ああ、邪魔くせえ!」 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/26(月) 23:54:06.61 ID:BV+Z7fc7O 「たぁ〜けやぁ〜〜さおだけぇ〜〜♪」 妹「道が狭すぎてすれ違えないよう」 兄「あいつバックする気ねぇぞ!」 プッー!プッー! 「一本千円〜一本千円〜♪」 兄「気持ち良さそうに呼び込んでやがる!」 妹「うちらがバックしようよぅ」 兄「そんな事できるか!!」 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/26(月) 23:59:11.63 ID:BV+Z7fc7O 「たけやぁ〜さおだけぇ〜♪」 兄「これで押されてバックしたら上下関係が決まってしまう!!」 妹「竿竹屋とまん汁屋の?」 兄「そうだ!早くこっちも呼びかけろ!」 妹「えー、あたしもう喉痛い」 兄「ったく!じゃあスピーカー貸せ!」 「一本千円〜一本千円〜♪」 兄「まんじるぅううううー!!!まんじるぅううううー!!!」 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:04:16.08 ID:uZWetHvcO 兄「一っ杯千円ー!!!!まん汁一っ杯千円!!!!」 妹「うるさーい!」 兄「まんじるうううう〜!!!!まんじるぅううううー!!!!!」 妹「鼓膜破れるうー!」 ブーーーン……… 兄「ははっ!見ろ妹!竿竹屋のやつ怖じけづいて逃げやがった!勝った!」 妹「耳がキーンてするよう!」 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:06:43.16 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「ちくしょう!日がくれちまう!」 妹「やっぱりまん汁は売れないんだよ、もう帰ろ?」 兄「よし!こうなったら直接売り込もう!」 妹「直接?」 兄「お!あそこにまん汁欲しそうなオッサンいるぞ!」 オッサン「………」 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:11:01.42 ID:uZWetHvcO キキィー! 兄「すいませーん!おーい!オッサーン!」 オッサン「………」 兄「おい!あんただよ!あんたのこと!」 オッサン「あ?」 兄「オッサンまん汁欲しいだろ!?一杯千円にしてやるよ!」 オッサン「まん汁?んなもん欲しくねぇよ」 兄「強がんなよオッサン!ほら!まん汁!」 妹「やめなよ!嫌がってんじゃん!」 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:15:56.11 ID:uZWetHvcO 兄「まん汁!ほら!見ろよ!」 オッサン「汚ねぇ!毛浮いてんじゃねぇか!」 兄「まん汁なんだからまん毛くらい浮くだろ!ほら!買えよ!」 オッサン「いらねぇよ!汚いもん見せんな!」 兄「久々のまん汁だからって緊張してんじゃねぇよ!」 妹「やめなよ!なんか本当に嫌がってるよ!」 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:19:44.12 ID:uZWetHvcO オッサン「しつこいと警察呼ぶぞガキ!」 兄「はあ!?なんでまん汁売ってるだけで警察呼ばれなきゃいけねぇんだよ!」 妹「お兄ちゃん!帰ろう!」 オッサン「こんなのただの汚い液体じゃねぇか!」 兄「なんだと!」 バシャー! オッサン「目がぁー!」 妹「お兄ちゃん!」 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:25:21.96 ID:uZWetHvcO オッサン「目がぁー!しみるぅー!」 兄「まん汁を全身で堪能しやがって!この色男!」 妹「お兄ちゃんは今大変な事したよ!」 兄「んじゃ財布からお代を頂くぜー!」 スリッ 妹「は、犯罪だよ!」 オッサン「今財布取っただろ!?あー!目が開けれん!」 兄「……こ、こいつ金持ってねえじゃねぇか!!」 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:30:02.76 ID:uZWetHvcO 兄「まん汁買えなくて強がってたんだな!?」 オッサン「金持っててても買ってないわ!」 妹「お兄ちゃん!財布返しなよ!」 兄「しょうがねぇからバスカード貰っといてやるわ!」 ポイッ ブーーーーーン! オッサン「バスカードぉおおおー!!!」 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:33:31.06 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「やべっ、5000円のバスカード貰って来ちゃった」 妹「なんであんな事したの!?」 兄「ん?」 妹「なんでお客さんにまん汁ぶっかけたのよ!」 兄「ああ……」 妹「あんな事しちゃ駄目じゃん!」 兄「すまん、お前のまん汁汚い言われて、ついカッとなって……」 妹「お兄ちゃん……」 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:37:46.72 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 妹「お兄ちゃんは客商売を分かってない」 兄「そうか?」 妹「お客さんにオッサンとか言っちゃだめ」 兄「いいじゃん」 妹「お客様は神様なんだよ!?」 兄「俺無神論者だし」 妹「そういう問題じゃ……」 「すいませーん」 兄「お、お客さん!?」 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:42:03.49 ID:uZWetHvcO キキィー! 兄「らっしゃーい!今日初めてのお客さーん!良かったー!」 幼女「まんじる一つください……」 兄「ッ!?」 妹「お、お兄ちゃん!」 幼女「一つくださいっ!」 兄「……千円になります」 幼女「はい!」 妹「お兄ちゃん!?」 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:46:28.76 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 妹「良かったの!?子供にまん汁売って!」 兄「いいわけないだろ」 妹「じゃあなんで!」 兄「あそこであの子供を怒って何になる」 妹「でも……」 兄「幼女がまん汁欲しがると思うか?」 妹「ま、まさか!」 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:49:57.85 ID:uZWetHvcO 幼女「ただいま…」 父「おせぇんだよお前はっ!つっかえねえなぁ!」 バシッ 幼女「エーン!ごめんなさぁい!」 父「ほら、まん汁よこせ!」 幼女「はい…」 父「ってお前ちょっとこぼしてるじゃねぇか!」 バシッ 幼女「エーン!」 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:52:45.70 ID:uZWetHvcO ヌチャヌチャ 父「グヘヘ……まん汁だぜ……」 幼女「……」 父「何見てんだよ!あっち行け!」 幼女「エーン!」 パリィン!! 父「だ、誰だ貴様!?」 兄「まん汁屋だよ!」 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 00:57:05.64 ID:uZWetHvcO 兄「お前子供にまん汁を買わせただろう!?」 父「なんだよわりいかよ!」 兄「子供をなんだと思っているんだ!」 父「子供をどう使おうが親の勝手だろ!」 兄「自分でまん汁買えよ!」 父「他人は引っ込んでろ!」 兄「なんだと!」 バシャー! 父「目がぁー!」 妹「ああ!またやった!」 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:04:11.93 ID:uZWetHvcO 兄「糞親父にまん汁一杯無料サービスだ!」 妹「ああ!部屋がまん汁だらけ!」 父「目がぁー!しみるぅー!てめえ!許さねえ!」 兄「おお?威勢がいいなぁ?視界0で俺に勝てるかな?」 妹「不法侵入で暴力までふるったらヤバいよ!」 兄「関係あるか!」 幼女「やめてえ!」 兄「!?」 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:09:07.99 ID:uZWetHvcO 幼女「おとうさんをイジメないでえ!」 兄「え!?だってこいつはお前を乱暴に!」 幼女「おとうさーん!こわいよー!エーン!」 兄「お、俺がこわいだって!?俺はお前の為に!」 幼女「このお兄ちゃんきらーい!」 兄「なんだと!」 バシャー! 幼女「おめめがー!」 妹「お、お兄ちゃん!?」 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:14:47.23 ID:uZWetHvcO 父「子供に何をしたぁあああー!?」 幼女「おめめがしみるよー!」 父「や、やっと目が見えて………!!てめえ!人の子供にまんじ」 バシャー! 父「目がぁー!!」 兄「うるせえ!」 妹「もうめちゃくちゃだよ!」 兄「あー!気分わりい!帰るぞ!」 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:20:22.72 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「なんだよあのガキ!あー気分わりい!」 妹「お兄ちゃん最悪!」 兄「何で?」 妹「言ってる事全然筋通ってないよ!」 兄「そうか?」 妹「クビ突っ込むだけ突っ込んで荒らしただけじゃん!」 兄「はいはいゴメンゴメン」 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:27:10.53 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 妹「あたしに謝ってもらっても困る!」 兄「俺そんなに商売向いてないか?」 妹「商売がどうとかじゃなくて人としてどうかしてる!」 兄「人としてどうかしてても商売さえできればいい」 妹「なんでそこまで商売に」 兄「お前の夢を叶えてやるためだ」 妹「お兄ちゃん……」 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:32:05.11 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「お前を必ず」 妹「あの事はもういいから」 兄「お前トリマーになりたいんだろ?」 妹「でも学校のお金が……」 兄「お金の事なら心配するな」 妹「どうやってお金作るのよ!?」 兄「この」 タプンッ 兄「まん汁でさ」 妹「無理よ!」 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:35:53.64 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「なんで無理なんだ」 妹「今までのお客さんの反応見て分からないの!?」 兄「最初はこんなもんさ……」 妹「ねえ!もう普通の仕事に就こ!?」 兄「お前の夢は俺の夢なんだ」 妹「だからって!」 兄「俺は嬉しいんだ、お前が夢を持ってくれて」 妹「お兄ちゃん……」 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:41:18.97 ID:uZWetHvcO ブーーーーーン 兄「オナニーしてまん汁溜める事しか能のなかったお前が」 妹「………」 兄「しっかりとした目標を持ってくれてさ」 妹「でもまん汁売れないじゃん……」 兄「なあに、じきに完売してお前のオ○ニーの日々も無駄じゃなかった事も証明してやるさ」 妹「完売ってあといくらあると思ってるの……」 兄「今まん汁タンクのメモりは?」 妹「16……」 兄「16www」 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:46:14.96 ID:uZWetHvcO キキィー! 兄「16はさすがにありすぎだな」 妹「なんで止まったの?」 兄「たまにはいい事するか」 妹「いいこと?」 兄「売るだけが商売じゃないんだぜ?」 妹「???」 ホームレス「おーい!ちゃんと真っ直ぐ並べぇ!」 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:49:13.99 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ 妹「ここは?」 兄「ホームレスのたまり場さ」 ボランティア「はーいどうぞー」 ホームレス「いつも悪いねぇ」 ホームレス「ズズズー、うめぇうめぇ」 妹「炊き出し?」 兄「ああ、ほら、お前も準備手伝え」 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:53:03.96 ID:uZWetHvcO ホームレス「うめぇー!シチューは最高だぜぇ」 ホームレス「あ、お前二回並んだんだろ!」 ホームレス「バレなきゃいいんだよ、ヘヘヘ」 ホームレス「あれ!?あそこに新しい炊き出しがあるぞ!」 ホームレス「本当だ!ありがたやありがたや!」 ホームレス「今度はとん汁か!?俺が先だ!」 兄「はーい!あたたまるまで待って下さいねー!」 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 01:57:18.04 ID:uZWetHvcO 妹「タダで配るの?」 兄「ああ、宣伝手段が少ない俺らが頼れるのは口コミしかないからなぁ」 妹「お兄ちゃんもちゃんと考えてるんだ!」 兄「まあ、それに慈善事業の一貫でもある」 妹「やっさしー」 兄「やめろ照れる」 グツグツ…… ホームレス「おい……なんかくさくねぇか?」 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:02:36.74 ID:uZWetHvcO ホームレス「お前が臭いを気にするなんて今日は雪が降るぜ」 ホームレス「冗談じゃなく今まで嗅いだ事のないにおいがする……」 ホームレス「糞でももらしたか?グヘヘ!」 ホームレス「糞とかそういう次元じゃねぇ……」 兄「沸騰したな!よし!はーい!できましたー!一人一杯までですよ!」 パカッ ホームレス「待ってまし………オエエエエエエエエ!!!!!!」 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:09:03.83 ID:uZWetHvcO ホームレス「くっせええええええ!!!!!!」 ホームレス「鼻がやられたあああああああああ!!!」 ホームレス「うっ!なんだこの不気味な液体は!!!」 兄「まん汁です!」 ホームレス「ま、まん汁ってなんだ!?」 兄「ま○こから出て来る汁です!」 ホームレス「そ、それを沸騰させてるのか!?」 兄「炊き出しですから!ほら!遠慮なく!」 ホームレス「食えるかこんなもん!」 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:15:31.37 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ ホームレス「おーい!早く盛れ!」 ホームレス「何やってんだ!後がつかえてんだぞ!」 ホームレス「ち、違う!みんな聞いてくれ!こいつらまん汁炊き出してる!」 ホームレス「まん汁炊き出すバカなんているか!」 ホームレス「お前そうやって!一人締めする気だろ!」 ホームレス「どけどけ!」 兄「妹見ろ!まん汁大人気だぞ!」 妹「これは……人気なの……?」 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:20:43.30 ID:uZWetHvcO ざわ!ざわ!ざわ! ホームレス「ほら!見てみろ!これはまん汁だ!まん毛が浮いてるだろ!」 ホームレス「馬鹿野郎!これはキクラゲだろ!どいた!」 ホームレス「まん汁だなんて嘘つくなんて卑怯だぞ!」 ホームレス「こんなマズイの食ったら死ぬぞ!やめろ!」 兄「はいはーい!騒がなーい騒がない!」 ゲンさん「お前ら聞いたぞおおおーーー!」 ホームレス一同「ゲンさん!!」 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:26:10.81 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ ゲンさん「だれだぁあ!!?今マズイなんて言ったのは!?」 ホームレス「ゲンさん、ち、違うんだ!」 ゲンさん「何が違うんだ!」 バキッ! ホームレス「いてっ!」 兄「あ、あなたは?」 ゲンさん「ここいらのホームレスをたばねてるゲンと申します」 兄「はあ…」 ゲンさん「この度のご無礼誠にすいませんボランティアさん」 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:31:35.26 ID:uZWetHvcO ホームレス「違うんだゲンさん!こいつらはまん汁を!」 ゲンさん「何まだゴタゴタぬかしてやがるんだ!」 バキッ! ホームレス「いてっ!」 ゲンさん「おいしそうなキクラゲスープじゃねぇか」 兄「これはまん汁です!」 ゲンさん「確かに見た目がシンプル過ぎて不格好だが、ダシにこだわってる色してる、俺の目はごまかせないぜ」 兄「一杯どうぞ!」 ゲンさん「ではありがたく………ズズズ」 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:37:59.45 ID:uZWetHvcO しーーーん ゲンさん「…………………………」 ホームレス「ゲ、ゲンさん!?」 ホームレス「どうなんだい味は!?」 ホームレス「なんか様子がおかしくねえか!?」 ゲンさん「………………………」 ホームレス「みゃ、脈がない!!!」 ホームレス「た、立ったまま死んでる!!」 兄「まだまだあるよー!」 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:45:40.74 ID:uZWetHvcO オオオオオオオオオオオオ!! ホームレス「て、てめえ!ゲンさんを返せ!」 ホームレス「どうしてくれんだよ!」 兄「俺のせいかよ!寿命だろ!寿命!じじいだし!」 ホームレス「もう許せねえ!てめえらやっちまえ!」 ホームレス「武器を持て!!」 バシャ! 目がぁー! バシャ! 目がぁー! 兄「駄目だ数が多過ぎる!」 101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:49:23.76 ID:uZWetHvcO バシャー!目がぁー!バシャー!目がぁー!バシャー!目がぁー!バシャー!目がぁー! 兄「ついにタンクにホースをつなぐ日がきたか!」 カチャ! ブシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャーー 目目目目目目目がががががががぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!! 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 02:55:23.34 ID:uZWetHvcO -40分後- 兄「ハアハア……」 兄「てこずらせやがって……」 ホームレス「ゲ……ゲンさんの……かた…き……」 バシャ 兄「ッチ、まん汁使い過ぎたな」 兄「大事な商品なのに……」 兄「メモりも……あと13しかない……」 兄「あれ……?妹は……?」 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:02:22.16 ID:uZWetHvcO 兄「まさか!ホームレスの奴らに!?」 兄「そう遠くには行ってないはずだ!」 バタンッ! 兄「妹!待ってろよおおおおお!」 兄「……あれ?置き手紙……?」 兄「妹からだ!!」 兄「あいつ俺が一生懸命戦ってる時に手紙書いてやがった!」 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:09:04.30 ID:uZWetHvcO 兄「なんて書いてあるんだろ」 お兄ちゃんへ あなたは人を殺したのでもうお兄ちゃんじゃないです 顔も見たくありません さようなら 兄「………?」 兄「なにを言ってるんだこいつは!」 兄「なんか誤解してる!濡れ衣だ!」 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:11:53.84 ID:uZWetHvcO 兄「今まで兄妹でなんとかやってきたのに!」 兄「家族の縁を切るなんて!」 兄「第一あいつが一人で生きていける訳ないだろ!」 兄「オ○ニーしか取り柄がないやつなんて!」 兄「体売るくらい……しか……」 兄「ま、まさか!?」 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:16:45.03 ID:uZWetHvcO ―都内某所 AD「はーい汁男優の皆さーん、移動しますよー」 汁男優「緊張するなぁ」 汁男優「ちゃんと立つかなぁ……」 汁男優「俺もうガチガチだぜ?」 汁男優「心配するな女優の裸見た瞬間ガチガチさ」 汁男優「なんたって女優が女優だもんな…グヒヒ」 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:21:59.33 ID:uZWetHvcO ぞろぞろぞろ 汁男優「それにしても変態ばかりかと思ったらイケメンもいるんだな」 汁男優「プライベートで精○かけてろよったく」 汁男優「本当に色んなやついるなあ」 汁男優「そうだなぁ」 汁男優「女もいるしな」 汁男優「そうだよな……って…は?」 妹「………」 134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:25:59.20 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ 汁男優「え?なんで女がいるの?あれ女優?」 汁男優「違うだろ女優はゆまちゃんだもん」 汁男優「ADさーん、今回は汁男優に女の子いるの?」 AD「いる訳ないじゃないです………」 AD「な、なんだ君は!!?」 妹「バ、バレた!」 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:31:03.37 ID:uZWetHvcO AD「そりゃバレるよ!」 妹「お願いします!そこをなんとか!」 AD「何を言ってるんだ君は?」 妹「汁男優をやらせて下さい!お願いします!これしか生きてく道がないんです!」 AD「君、自分で何言ってるか分かってるのか!」 妹「出します!汁出しますから!」 AD「汁出しますからって言われても……」 監督「どうしたんだね」 AD「あ、監督」 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:36:51.25 ID:uZWetHvcO ―しばらくして 監督「ふむふむ、なるほど、まん汁屋で殺人犯のお兄さんから逃亡中に汁男優の軍団を見つけた訳か」 妹「はい……」 監督「大変な境遇の君をどうにかしてやりたいのはやまやまだが」 監督「私が集めたのは汁男優であって」 監督「汁女優ではないのだよ」 妹「………」 監督「分かるね?」 147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:40:57.83 ID:uZWetHvcO 妹「そこをなんとか!」 監督「そもそも女の汁は潤滑油的な役割しか果たさないのだよ」 妹「………」 監督「まさか君どさくさに紛れておしっこして汁女優だって言い張る気かね」 妹「違います!」 監督「残念だが、お引き取りをお願いしよう」 AD「分かりました、さあさあ、帰った帰った」 妹「監督う!」 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:45:49.38 ID:uZWetHvcO 監督「さあて始めるか」 スタスタ 妹「監督う!待って!監督う!」 AD「さ、こっちも忙しいんだ、帰るんだ」 ヌギヌギ AD「な!何パンツ抜いでるんだ君は!」 ビュッ ビュッ AD「お、おい!おしっこすんな!」 ビュッ ビュッ ピタッ 監督「……!!」 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:49:46.19 ID:uZWetHvcO 妹「監督う!監督う!」 ビュッ ビュッ AD「コ、コラ!おしっこすんな!」 ビュッ ビュッ 監督「こ、これは!!?」 AD「どうしたんですか監督、おしっこをまじまじと見て」 監督「君の目はふしあなか!!」 AD「えっ………」 監督「これは……汁だよ!」 164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:54:29.38 ID:uZWetHvcO 妹「か、監督!」 監督「これは純度100%の汁だよ!」 AD「ま、まさか!この量をこの角度で飛ばせる訳が……!」 監督「私も驚いているよ!」 妹「監督う!監督う!」 ビュッ ビュッ AD「潮の可能性は……?」 監督「いいや……これは……汁だよ!!」 170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 03:57:47.46 ID:uZWetHvcO 妹「じゃ、じゃあ!?」 監督「ああ!撮影に参加してもらう!」 妹「ありがとうございます!ありがとうございます!」 AD「そんな馬鹿な!」 監督「彼女は一人前の汁女優……いや……」 妹「………」 監督「立派な汁男優だよ!」 176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:03:16.33 ID:uZWetHvcO AD「監督……衣装はどうします?」 監督「そんなもん決まってるだろ」 AD「上は水着で下はスカートとかですか?」 監督「おいおいそれじゃあ彼女に失礼だろ」 AD「じゃあ……まさか!!」 監督「ブリーフ一枚に決まってらあぁ!」 妹「ありがとうございます!監督う!」 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:07:51.72 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ AD「最初は屋上の撮影になりまーす!」 汁男優「お、おい……女がいるぜ」 汁男優「ブリーフはいてるぞ、どういう事だよ……」 汁男優「気になってしょうがねえよ……!」 妹「まじすか!監督う!」 汁男優「しかも何故か監督と仲いいぜ!」 188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:12:10.86 ID:uZWetHvcO 汁男優「そんなことよりまだかなぁ、ゆまちゃん」 汁男優「ああ、名前だけ聞いただけで立っちゃうぜ」 AD「皆さんお待たせしましたー!本日の主役のゆまちゃんの登場です!!」 ゆまちゃん「みんなーヨロシクねー♪」 汁男優「カ、カワイイー!!!!」 汁男優「うっわ!本物やべえな!!」 妹「ヒューヒュー!」 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:16:58.29 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ ゆまちゃん「最初にあたしにぶっかけたい人手ーあげてっ♪」 汁男優「はい!はい!」 汁男優「俺!俺だ!」 ゆまちゃん「ああんもう順番順番♪」 妹「はぁい!はぁい!はぁい!」 ゆまちゃん「元気がいいんだから………って!なんで女がいるのよ!」 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:20:55.00 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ ゆまちゃん「ちょっとカメラ止めて!」 汁男優「ゆまちゃんが触れてくれた!」 汁男優「俺らも気になってたんだよな!」 汁男優「なんかキレてるぞ!」 ゆまちゃん「ねえ監督!女がいる〜どういうこと〜」 監督「ここに女はお前しかいない」 202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:23:58.88 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ ゆま「え〜?だってこいつ女でしょ〜?説明して〜」 監督「説明する必要はない」 ゆまちゃん「……なんで?どういう事?」 監督「いいか、ここには女はいない……」 妹「………」 監督「いるのは汁男優だけだ!!」 204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:28:40.96 ID:uZWetHvcO ざわざわざわ 妹「監督……!」 汁男優「なんだ、こいつも汁男優か」 汁男優「監督があれくらい言うならな」 ゆまちゃん「何あんた達納得してんのよ!!」 汁男優「よう、汁男優」 汁男優「よろしくな」 妹「よ、よろしく!」 ゆまちゃん「何これ!意味分かんない!あたし帰る!」 監督「ぶっかけ物からレ○プぶっかけ物に移行!!」 207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:33:52.88 ID:uZWetHvcO いやあああぁぁぁー オラオラオラ! 汁男優「ゆまちゃんのパイオツ最高!」 汁男優「キスマーク付けちゃお!」 汁男優「俺実は家からバイブ持ってきたんだ!」 ゆまちゃん「あん!あんた達汁男優でしょ!汁かけなさいよ!」 ビュッ ビュッ ゆまちゃん「キャッ!」 妹「えいえい!」 210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:37:43.02 ID:uZWetHvcO ―2時間後 ゆまちゃん「ピク……ピク……」 汁男優「なんだよもうへばったのかよ!」 汁男優「前も後ろもガバガバになっちゃったな」 汁男優「おいふざけんな俺まだ入れてねえぞ!」 汁男優「俺なんかまだ出してないぞ!」 ビュッ ビュッ 妹「えいえい!」 214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:42:24.83 ID:uZWetHvcO 汁男優「おい!もう一人女優出せ監督!!」 汁男優「そうだそうだ!」 監督「もう一人出せって女優はティッシュじゃないんだよ」 汁男優「女優出せやくそ監督!」 AD「あらあら、慣れないレ○プをしてアドレナリン出過ぎてますね」 監督「そのようだな、落ちついて落ちついて」 汁男優「落ちついてられっかよこれが!」 ビュッ ビュッ 妹「えいえい!」 216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:45:14.07 ID:uZWetHvcO ビュッ ビュッ 妹「えいえい!」 汁男優「調子はどうだい兄弟」 妹「ご覧の通りさ」 ビュッ ビュッ 汁男優「へえ、この汁どっから出てるの〜?」 汁男優「俺にも良く見せて〜」 さわ さわ 妹「えっ!?何するの!?」 219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:49:00.68 ID:uZWetHvcO 妹「汁男優が汁男優の体触ってどうするの!?」 汁男優「もう汁男優がどうとかどうでもいいんだよね」 汁男優「だって君………女じゃん!」 ガバッ 妹「キャー!監督う!監督う!」 監督「……うう………!……くそっ…………………」 汁男優「監督はおねむの時間らしいぜ〜グヘヘ」 妹「か、監督う!」 224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:52:40.43 ID:uZWetHvcO 汁男優「さあ、汁男優同士で楽しもうぜぇ!」 汁男優「うひょひょひょひょ!」 妹「や、やめてぇ!!!」 汁男優「女の汁の正しい使い方しような〜グヘヘ」 汁男優「うわぁ〜こいつのまんまんピンクだぜ」 妹「あ、あたし初めてなのーー!!」 227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:55:50.09 ID:uZWetHvcO 汁男優「本当にか!??」 汁男優「ラッキー!!バージンいただきぃぃ!!」 妹「ややめてよ!嫌あー!」 汁男優「大人しくしてたほうが痛くないぜ!」 汁男優「もう諦めめな!」 妹「助けてぇ―――――――!!」 231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 04:59:51.87 ID:uZWetHvcO ポツポツポツポツ 汁男優「いただきま…………ん?雨か?」 ポツポツポツポツポツポツ 汁男優「まあなんのこれくらい…」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 汁男優「ゲ、ゲリラ豪雨だ!!!」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ――――――――― 238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:02:46.35 ID:uZWetHvcO 目がぁー!目がぁー! 目がぁー!目がぁー! 汁男優「お、お前らどうしたぁ!?」 汁男優「これはただの雨じゃねえ!!!」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 汁男優「ま、まん汁だ!!」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 汁男優「ゲリラまん汁だ!!!!!」 242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:07:59.56 ID:uZWetHvcO ザザザザザザザザザ ザザ目ザザザザザザザ ザザがザザザザ!!! ザザぁザザザザザザザ ザザーザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 汁男優「あ、あのビルの屋上から降ってるぞ!!!」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 兄「13………12………あー!もったいない!」 ザザザザザザザザザ ザザザザザザザザザ ザザザザザザ!!! 妹「あれは!お兄ちゃんだ!」 246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:12:51.13 ID:uZWetHvcO ―しばらくして びちゃ びちゃ 兄「このビルまん汁だらけになっちまったな」 妹「お兄ちゃん!」 兄「遅くなってすまん、あのビルからまん汁をまく許可がなかなかおりなくてさ」 妹「助けに来てくれたんだね!?」 兄「まあな」 妹「ありがとうお兄ちゃん!」 兄「よせよ照れる」 248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:16:19.37 ID:uZWetHvcO 妹「でもなんでここが分かったの!?」 兄「汁が多いほうに多いほうに歩いてただけさ」 妹「お兄ちゃん!」 兄「昔から汁が多いほうに行けば必ずお前がいたからな」 妹「そうだっけ?」 兄「ああ、迷子の時も探しやすかったさ」 妹「テヘッ」 252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:24:35.41 ID:uZWetHvcO 妹「ごめんねあたしあんな手紙を」 兄「いや、いいんだ、もう終わった事だ」 妹「お兄ちゃん…これから…」 兄「ああ、これからも二人でまん汁屋をやっていこう!」 妹「ヤッター!」 兄「ただ一つ問題があるんだ」 妹「えっ」 255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:28:24.61 ID:uZWetHvcO 妹「まん汁タンクが0!?」 兄「ああ、ゲリラまん汁ってすごい量のまん汁使うみたいなんだ」 妹「………」 兄「だからまん汁屋は廃業だ……」 ビュッ ビュッ 兄「!?」 妹「あたしを誰だと思ってんの?汁男優だよ?」 259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:33:19.86 ID:uZWetHvcO 妹「また地道にためればいいじゃん」 兄「妹!」 妹「っていうかタンクにためないほうがいいよ、腐るし」 兄「腐るの?」 妹「うん、だからみんな目がやられたんだよ」 兄「なるほど!」 妹「もしかしたら新鮮なやつだけを売れば売れるかも!」 兄「名案だ!まん汁が腐ってない事をアピールしよう!」 261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:38:09.99 ID:uZWetHvcO ―次の日 妹「腐ってないまん汁〜腐ってないまん汁〜」 妹「一杯千円〜一杯千円〜」 ドタドタドタ 兄「お、お客さんが来た!」 客「タンクで売るのやめたんだってな?買うよ!」 兄妹「ありがとうございます!!」 265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:47:21.56 ID:uZWetHvcO ―数年後 お客「またくるね」 妹「ありがとうございました!」 妹「お兄ちゃんまん汁大福完売したよ!」 兄「おう!そりゃ景気がいいぜ!」 妹「そろそろ休憩する?」 兄「ああ、そうだな」 268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 05:51:25.31 ID:uZWetHvcO 妹「あー、あのお客さん猫飼ってたよ、体かゆい」 兄「本当になんでお前トリマー目指してたんだろうな」 妹「だって猫アレルギーだって知らなかったんだもん」 兄「猫触った事なくて目指すか普通」 妹「まあいいじゃん、そのお陰で今があるんだし」 兄「和菓子界に旋風を巻き起こせたんだもんな」 妹「そうそう」 272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 06:01:20.29 ID:uZWetHvcO 兄「最初の頃は和菓子界の異端児とか言われてたな」 妹「だって当時和菓子にまん汁を組み合わせてたのあたし達だけだもん」 兄「斬新な組み合わせだーって巨匠達が騒いだんだっけ」 妹「そうそう、懐かしいね」 兄「コンクールの審査長の驚いた顔思い出す度に笑えるわ、ぷぷぷ」 妹「ぷぷぷ」 275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 06:07:47.22 ID:uZWetHvcO 妹「ありがとね、お兄ちゃん」 兄「なんだよいきなり」 妹「こんなにオ○ニーが無駄じゃなかったって思えたのはお兄ちゃんのお陰だよ」 兄「無駄な事なんて何一つないのさ」 妹「あ、お客さん!」 兄「あ、本当だ」 兄妹「いらっしゃいまん汁!」 〜完〜 ------------------------------- 278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 06:11:47.16 ID:uqi/a8qr0 今世紀最強の感動巨編 280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 06:13:28.77 ID:77guOTlsO まん汁とまんじゅうをかけたのか!感動した! 298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/27(火) 09:17:30.17 ID:jimh9eb0O こんなに素晴らしい作品を作れる>>1は、とても素晴らしい人物なんだと思う。感動しました 出典: リンク: |
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