197 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/12/20(月) 01:21:09 久々にクリスマス用のケーキの材料買いに行って思い出した。 高校1年の今頃、ブッシュドノエルの材料買いに行ったケーキ屋のこと。 その店は自分の店で作ったケーキの他に、材料や道具も少し売ってた。 周囲には秘密だがお菓子やデザート類作るのをひそかに趣味としていた俺は、 たまたまその店に買い物に来て、そこでショーケースのケーキに目移りしてる彼女に会った。 彼女「こんにちは、何買いに来たの?」 俺「ん?グランマニエ」 彼女「えーっと、それってどれ?おいしい?」 俺「あ、いや、ケーキじゃなくて」 学校では同じクラスにいながら、挨拶以外の会話はたぶんそれが初めて。 お菓子作るのが大好きだと、特にクラスの男連中に知られたくなかった俺は、 暗に口止め料として時々おやつをご馳走するようになって、引っ越しの編入でその頃はまだ あまり友達出来てなかった彼女と、それをきっかけに仲良くなった。 彼女、今となっては 「しょーがないじゃない、あの頃は作れなかったし、食べるだけだったし」 とか、過去形で話すけれど、料理は上手なんだがお菓子は今でも食べるだけなんだよね、 俺に任せるとか言ってさ。 204 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/12/20(月) 16:06:09 >>197もぜひkwsk 214 名前: 197 [sage] 投稿日: 2010/12/21(火) 01:09:05 >>204 良いすよ。じゃあ付き合ったきっかけあたりを詳しく。 あの店のなんとかいうケーキが美味しいとか、どっかの国のなんちゃらいう すごいデザートを雑誌で見たとか、作るのが好きな俺と食べるのが好きな彼女と、 方向性に違いはあっても趣味は同じだから話も合って、一緒にいて楽しかった。 まあ、良い友達だったんだな。 2年生の、やっぱり今頃だったかな。 彼女が突然、チョコレートを使ったお菓子の作り方を教えてくれと言い出した。 バレンタインデーに贈りたい3年生がいるんだって、ようやくちょっと仲良くなったんだって。 珍しく真顔でそんなこと言うもんだから、俺は友達として応援してやりたくて、 一生懸命メニュー選んで材料そろえて、休日の真っ昼間からうちのキッチン占領して、 二人で頑張っていろいろ作ってみた。ぷち料理教室だね。 で、その結果 「このケーキを本命にする。食べてみて」 そう言って、レシピ覚えた彼女がメニューいろいろ試しながら、初めて一人で作って持ってきた ザッハトルテは、いちばん上手にできた自信作と言うだけあって、びっくりするほど美味しかった。 これ食べたら絶対オチる。その3年生、喜ぶといいなって二人で笑った。 でも、2月14日過ぎて、やっぱり例の3年生には何も贈らなかったと彼女に言われた。 理由を聞いたら、二人でいろいろ作ったのがすごく楽しかったから、ちゃんと考えてみたんだと。 なんであんなに楽しかったのか、仲良くなってからずーっと俺のことをどう思ってたのか。 「だから、あの時食べてもらったのが本命のケーキ」 そのままその場で告白されて交際開始、数年後めでたく結婚することになりました。 と、今では食べるだけの彼女が昔一回だけ作ったケーキが、 俺達が付き合い始めたきっかけでしたというお話。 ヤバイです、なんか書いててものすごく恥ずかしいですw 詳しくってこんなんでいいんでしょうかね? 217 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/12/21(火) 01:58:03 >>214 いい話だー で、そのレス番は狙ったのかい?w 出典: リンク: |
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