車椅子 (エロくない体験談) 71605回

2011/07/11 00:30┃登録者:紅緒┃作者:名無しの作者
長くなり駄文になると思いますがよろしければ…

四年半前事故にあいました。
加害者ではなく被害者です。仕事の外回り中に前方不注意の乗用車が後ろから追突そこから三日間は意識が戻らず生死をさ迷っていたらしいです…

相手方との事故後の処理や治療費、慰謝料の有無等の話は特に滞りなく進んだので割愛します。
ここで慰謝料と聞いて「?」と思った人もいるかと思います。実はその日から一ヶ月後に結婚式を控えており当時の彼女(以下M)と結婚する予定でしたが、当然式は延期後、中止となりました。しかもそれだけではなくどうやら事故の衝撃で半身不随となってしまいした。現在はリハビリ+車椅子生活ですが当時はベットの上から車椅子を見た瞬間、感覚のあるばすのない足が震えたような気がし吐き気を催すもどショックが大きかったです。(車椅子で生活されていられる方、本当に申し訳ございません)

入院中、Mは毎日お見舞いに来て僕の身の回りの世話をしたり話し掛けたりし励まそうとしてくれましが僕はそんなMを見続けるのが苦痛でたまりませんでした。なぜならそんな献身的で優しい彼女を僕は幸せにすることが出来ないしいずれ別れを切り出さないといけないと考えていたからです。今思うと当時の自分はかなり卑屈になっていたと思います。また今後のことは僕が退院し落ち着いてから両家家族を交え会議をするから今は治すことに専念してとMに言われました。
そして退院後、M、M両親、母、僕の五人で家族会議が行われました。(父は昔に離婚してますのでいません)
内容は僕と母からM家への婚約破棄と相手方への謝罪でした。まだ入籍はしていないので籍は汚れない、Mの将来、自分の状態のこと、M家への慰謝料はどうすればいいのか、など色々話をして婚約破棄の旨を伝えたところM家両親は困惑気味にそれは娘が決めることで親は指図は出来ない。しかしY君(僕)は本当にそれでいいのか?という返事が返ってきました。(実際はもっと長く感情的な場面もありましたがはしょるとこんな感じです)Mは終始黙って俯いており静かにM家両親と母、自分とのやりとりを聞いてました。
そしてM家両親がM本人に「Mはどうしたいんだ?」と聞きMが「わたっ…」と口を開きそうになった瞬間僕がそれを遮るようにMに「っ本当にごめん!!別れてくれ!!!」と言ってしまいました。Mからの"別れる"という言葉が怖くなり思わず叫んでしまいした。手汗びっちょりで半泣きで頭下げました。Mは僕の大きな声でビクッと一瞬なりましたが次の瞬間テーブルに"ダンっ!!"片足をつき僕の胸倉を掴みグーパンチで顔面を二発殴られました。鼻血がとまらず焦りました。後にも先にも異性からのグーパンチはこれっきりかなと思います。今思い出してもあの瞬間の半狂乱Mの顔は怖かった…
Mは両親になだめなられ僕はM家両親にめっさ謝られ母も僕もM、M家両親に必死に謝り話は又、後日ということになりMは何も言わずにと帰っていきました。
そのとき僕は「あー終わったなぁー…」とボーッと考えながら鼻に詰めたティッシュを新しいのに替えながら今までのことを思い出し泣いてました。

それから数時間後、そろそろ就寝の為床につこうとしたら家の呼び鈴がなりました。母は既に寝ており僕が出迎えに行こうとするのですが当時は玄関まで道のりがまだ慣れていなかった為、玄関のかなり手前から「今出ますんでちょっと待ってください」と声かながら玄関を目指しました。するとMの声で「全然待てるよ。だからゆっくり怪我をしないよう気をつけて来て」と言われました。先程の別れ方の手前、頭の中で「なぜ来たんだろう?」と疑問と若干の恐怖を感じていました。そして玄関にようやくつき扉を開けるとそこにはフルボッコの車椅子に土のうのようなものを2、3個積み足元がボロボロになっているMがいました。
訳がわからずア然とする僕にMは説明をし始めました「隣の市の〇〇っていう病院に知り合いがいてYの怪我のこと話してダメ元で車椅子貸してて頼みこんだ。そしたら貸してくれた。それでYの体重くらいの土のうをコメリで買って車椅子に乗せ…っでっ…隣の市から走ってぎ…たっ」
僕は「隣??20キロくらい離れてるしそれよりちょっ…おまっ足大ij…」
Mが話を遮り「っ…ごれ、ぐらいなんでもないじ、平気やし足うごぐし…いっばい支えるからさ、だから別れるとか言わんといてよ!!」と、途中か泣きだしながら大声で怒鳴るM。つられて自分も泣き母は起きて下でもらい泣きする。両隣の家の人も何事かて起きて心配そうに見にくる。ごめんなさい…
その後M家両親が自宅に来て明日が日曜日ということで会議再開。以下Mサイド

・そもそもMは別れる気はさらさら無し。むしろ友人医師に今後自分はどういうスキルを身につければよいのかを相談。車椅子借りたとこね。だからその友人医師は僕の怪我のこと知ってたし車椅子貸してというMの頼みを聞いてくれたみたい。(余談だが後日壊れた車椅子を友人医師に返しに行った際、友人医師いわくその時のMはとにかく必死でわけをまくし立て借りたではなくほぼ強奪に近かったらしく友人医師も事情を知っていたので止めなかった。しかしボコボコの車椅子を見て僕の心配を真っ先にしてくれた…なんか変な勘違いをされたみたい)
・しかし最初の会議で僕が謝罪したとき、自分は僕と二人で前向いて生きよう頑張りたいのに別れるなんて言うから思わず手がでたらしい。
・家に帰ってから自分のしたことを反省したが会いに行って謝って自分の気持ちを伝えたとしても別れるかも知れない。なぜなら自分が手を出したのに必死こいて謝る僕を見て僕の不安やショックは相当大きいものだと感じたからだ。そこで実際に行動を起こし僕に見せることで僕の不安を解消しようとしたらしい。つまり百聞は一見にしかずということです。

その結果Mは隣の市にある友人医師の病院まで電車とバスで行きそこから車椅子に土のうを積んで自宅まできたのだ。さっきも書いたけど当然車椅子はボコボコで明るいとこでよく見ると途中転んだのか土のうに穴が数箇所空いてました。それよりもMの足は擦り傷や切り傷、マメなどとても痛々しい状態でそれを見てまた泣いてしまった。その時すでにMは大分落ち着いており僕に「男でしょ?めそめそするなよ!これからドラテク(車椅子の)鍛えるから大丈夫さ」と"がはははっ"と笑ってくれました。
ただこの時はMの行動があまりにも嬉しくて聞かなかったのだがMは何故かミュール?パンプス?みたいなものを履いて車椅子を押してきた。しかも病院からの全行程をなぜかほぼ走ってきたのだ。この理由は未だに謎。Mは頼りになる姉さん彼女だが少々天然なとこもあるので多分そこに理由があるのだろう。
その後今はMと二人リハビリや仕事、家事など夫婦生活必死に頑張ってます。もちろん式は一年遅れましたが無事挙げることも出来ました。だらだらと長くなってしまいすみませんでしたm(_ _)m


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