俺の妹がこんなにブラコンのわけがない (アニメキャラの体験談) 32041回

2011/09/21 02:01┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
桐乃「あたしはブラコンじゃないって!」

あやせ「本当に?」

加奈子「えー、桐乃ってすっげえブラコンっぽいんだけど」

桐乃「だから、そんな事ないってばー!」

加奈子「いひ。焦ってる桐乃っておもしろ〜い!」

桐乃「もー、いい加減怒るかんね!?」

あやせ「……じゃあ、試してみよっか」

桐乃「はっ?……試す、って……?」

あやせ「だから、桐乃が本当にブラコンじゃないか試してみるの」

加奈子「おほっ! ソレ、チョー面白そうじゃねぇ〜?」

桐乃「そ、そんなのどうやって試すってのよ?」

あやせ「それは……うーん」

加奈子「桐乃のお兄さんを加奈子達が誘惑してみるってのはどうヨ?」

桐乃・あやせ「はぁっ!?」

桐乃「あ、ああっ、あんた何言ってんの!?」

あやせ「ゆ、誘惑って……!?」

加奈子「さえない感じだから、ロリかわいい加奈子が迫ればイチコロだっつーの」

桐乃「ちょっと! それ本気で!?」

あやせ「……確かに、それならわかりやすいかも」

桐乃「あ、あやせ!?」

あやせ「だってさ、桐乃はブラコンじゃないんだよね?」

桐乃「そ、そうよ」

あやせ「だから、わたし達がお兄さんを誘惑しても耐えられるでしょ?」

桐乃「だから、そうじゃなくて! 友達が自分の兄貴を誘惑だなんて……」

加奈子「暇つぶしだからいーじゃん。加奈子だって“そう”なるつもりなんてねーし」

桐乃「だ、だけど……」

あやせ「――耐えられる自信が無いの?」

桐乃「……へっ?」

あやせ「ブラコンだったら、お兄さんが他の女の子とイチャイチャするのイヤだもんね」

桐乃「だ〜か〜ら〜!」

あやせ「ねえ桐乃、これはチャンスなんだよ?」

桐乃「……チャンス?」

あやせ「うん。桐乃はブラコンじゃない、って証明するチャンス」

桐乃「だ、だけど……」

加奈子「うわ〜〜〜、すんげ〜〜〜詐欺師っぽいわ〜〜〜〜」

あやせ「何か言った?」

加奈子「……い、いえ、何も」

あやせ「桐乃もさ、ブラコンって思われるのイヤでしょ?」

桐乃「それは……まあ」

あやせ「だからさ、今回だけ! ねっ?」

加奈子「そーそー。オモシロそーだし」

桐乃「……もう! 仕方無いんだから!」

桐乃「た・だ・し! ヤバくなったらすぐ助けを呼ばなきゃダメだからね!?」

あやせ「うん、それに関しては“大丈夫”」

加奈子「う〜い」

あやせ「……それじゃ、どっちから行く?」

加奈子「どっちでもいいっつーの」

加奈子「――そうだ! 何か賭けねぇ?」

あやせ「賭ける……って?」

加奈子「飲み込みがわりーなぁ。あの兄貴を誘惑した方が、
      出来なかった方に何か一つ命令すっとかさぁ〜」

あやせ「加奈子、そんなに自信あるんだ」

加奈子「当ったり前だっつーの。ちょろいちょろい」

桐乃「……」

あやせ「それじゃあ、今度お茶した時に奢るとか?」

加奈子「しょぼっ!……でもま、あの兄貴だったらそんなもんか」

あやせ「それじゃ、加奈子が先行で良いよ」

加奈子「ぺっ! はぁ? なにソレ、加奈子じゃ誘惑出来ないってワケぇ?」

あやせ「演技でもあのお兄さんを誘惑だなんて……あはは、違うよ〜」

あやせ「自信が無いから、加奈子のを参考にしようと思って」

加奈子「ちぇ、それならしゃーないか。いいよ、加奈子が先で」

あやせ「頑張ってね!……私のために」

桐乃「……」

京介「なんだか隣がうるせえな」

京介「……まっ、俺には関係ないからいいけどな」

コンコン

京介「ん? 何だ? っていうか誰だ」

ガチャッ!

加奈子「――おにぃ〜いちゃん♪」

京介「……」

京介「意味が分からん!」

加奈子「だって、桐乃のおにぃちゃんだから“おにぃちゃん”でしょっ?」

京介「いやいや、ブリっこされてもリアクションに困るから!」

加奈子「えっ、それってぇ……加奈子がかわいいから困るってことぉ?」

京介「断じて違ぇ!……つーか、かわいいというより不気味だ」

加奈子「あ? オイ、こら。今なんつった? おぉ?」

京介「化けの皮がはがれるの早すぎだろ……」

加奈子「別にぃ、ただの暇つぶしだし」

京介「はあ?」

加奈子「奢るっつーのもしらばっくれりゃいいしなぁ〜」

京介「というか、なんでいきなりあんな真似したんだよ」

加奈子「しっかし、あのブスに負けるのもシャクだな。オラ、とりあえず誘惑されとけヨ」

京介「俺の話を聞いてもらえませんかねぇ!?」

京介「なんなんだよ、誘惑とか……」

加奈子「あんたが加奈子にメロメロになればいいんだっつーの」

京介「えっ?……何? お前、もしかして……」

加奈子「なワケねーだろォが! うぜぇから、そういう勘違い」

京介「……そりゃどうもすみませんね」

加奈子「つーかさ、なんか妙に加奈子に馴れ馴れしくね?」

京介「そ、そうか?」

京介(……マネージャーのフリしたのがバレちゃまずいよなぁ、やっぱ)

京介「それを言うなら、お前だって馴れ馴れしいじゃねえか」

加奈子「んー、なんかあんたってそんな感じすんだよねぇ〜?」

京介「な、なんだよ。ジロジロ見んな……」

加奈子「前に、どっかで会ったっけ?」

京介「そ、そりゃ、初めて会った時の事だろ」

加奈子「いや、そーじゃなくて……あー、うぜぇ、思い出せねぇ」

京介「……!」

京介「ほ、ほらほら! 用が無いなら出てってくれ!」

グイグイッ!

加奈子「あっ、コラ! ドコ触ってんだテメェ! 金寄越せコラぁっ!」

京介「へっ、お前みたいなぷにぷにの腹に払う金はねえよ」

加奈子「んなっ!? ケンカ売ってんのかゴルァ! 乙女に向かって……」

加奈子「……あん? な〜んかその台詞、っつーか声に聞き覚えが……」

京介「!? じゃ、じゃあな!」

バタンッ!

あやせ「誘惑失敗……かぁ」

桐乃「ねっ、もうやめよう?」

あやせ「ダメ。桐乃、自分で気付いてなかったの?」

桐乃「へっ? 何が?」

あやせ「加奈子がお兄さんの部屋に行ってる時、かなりソワソワしてたよ?」

桐乃「そ、そんな事……無いって」

加奈子「……っあ〜〜〜思い出せねぇ〜〜〜」

あやせ「ううん、かなりソワソワしてた」

桐乃「それは、ほら……あいつが加奈子に何かしないか心配で……」

あやせ「加奈子だから安心だったのかもしれないけど」

加奈子「……なぁ? 今もしかして加奈子のことバカにしたぁ?」

あやせ「ううん、そんな事ないよ」

加奈子「そんならいいんだけどよぉ〜」

あやせ「わたしの場合、何かしてくると思うんだよね」

桐乃「……」

桐乃「そ、そう思うならやめた方が良いって! マジで!」

あやせ「“大丈夫”だって」

あやせ「……ねえ、桐乃。わたし、桐乃のこと信じたいの」

桐乃「あやせ……」

あやせ「だから……加奈子、わたしが行ったらちゃんと桐乃を見ててね?」

加奈子「あー、はいはい」

あやせ「――それじゃ、行ってくるね」

京介「ったく、さっきのは何だったんだ?」

京介「……まー、なんとか誤魔化せたからよしとするか」

コンコン

京介「って、また来たのかよ!?」

ガチャッ!

あやせ「――お邪魔します」

京介「……」

京介「はい?」

京介「あいつに続いて、今度はお前か。一体何の用なん」

あやせ「近寄らないでください。ブチ殺しますよ」

京介「……ここ、俺の部屋なんだけど」

あやせ「そんな事言わないでください! 意識しないようにしてるんですから!」

京介「さすがの俺でもそれは傷つくぞ!?」

あやせ「大声を出さないでくださいよ」

京介「えっと……ごめんなさい?」

あやせ「……」

京介「……あの」

あやせ「な、なんですか!?」

京介「……あのー、何の用があるんでしょうか」

あやせ「そ、そうでした」

あやせ「わたしとしては本当に嫌なんですが……お兄さんを誘惑に」

京介「バッチこぉい!」

あやせ「ひぃっ!?」

あやせ「なっ、なんなんですか、その喜びようは!?」

京介「理由はわからん。が、お前が俺を誘惑する」

京介「それだけで――十分ってことだ」

あやせ「期待に満ちた目をしないでください! ブチ殺しますよ!」

京介「で? どうやって俺を誘惑してくれるんだ?」

あやせ「それは……」

あやせ(ぜ、全然考えてなかった……!)

あやせ「……えっと」

京介「……」

あやせ「その、ですね……」

京介「……」

あやせ「……」

京介「……はぁ。ま、そんなもんだよな」

あやせ「は、はい?」

京介「今回のは一体どんな考えがあっての事なんだ?」

あやせ「……バレてたんですか」

京介「バレるも何も、さっきの加奈子に続いてお前じゃ丸分かりだっつーの」

あやせ「……そう言われれば、そうですよね」

京介「あのな、さっきは大変だったんだぜ?」

あやせ「っ、この変質者! 桐乃だけじゃなく、加奈子までっ!?」

京介「違うわっ! っつか声がでけぇ!」

あやせ「……!」

京介「……だから、マネージャーのフリしたのがバレそうだったんだよ」ヒソヒソッ

あやせ「あ、あぁ、そういうことですか」

京介「さすがに焦ったぜ。バレたら面倒な事になるだろうからな」

あやせ「確かに、そうかもしれませんね」

京介「だろ? あんなことでギスギスするのも何だしな」

あやせ「……お兄さん、わたしと加奈子の仲を心配をしたんですか?」

京介「まあな。大したこっちゃねーけどよ」

あやせ「っぐ……ありがとう、ございます」

京介「そんなに苦々しそうに言われても」

あやせ「……はぁ、バレてるんならもう意味がないですね」

京介「だから、何が目的だったんだ?」

あやせ「わたしか加奈子がお兄さんを誘惑して、
     桐乃がどんな反応をするかを見ようと」

京介「そりゃまた、何のために?」

あやせ「桐乃がブラコンなのかどうかを確かめるためにです」

京介「はぁ!? なんだそりゃ」

京介「アイツがブラコン? はっ! あり得ねえよ、そりゃ」

あやせ「そうでもないですよ」

京介「何?」

あやせ「だって、わたしがお兄さんの悪口を言っても桐乃ったら乗ってこないですもん」

京介「お前達の会話に俺の悪口が出てくるのがショックだよ!」

あやせ「だから、怪しいと思ってるんです」

京介「……はぁ、そうですか」

京介「それじゃ、今は加奈子が桐乃を監視してるってわけか」

あやせ「そのはずです」

京介「――そんじゃ、いっちょ協力してやるか」

あやせ「はい?」

京介「悪いけど、あいつは俺のことを嫌ってるよ」

あやせ「……そんなこと、ないと思いますけど」

京介「嫌ってなかったとしても、好いちゃいないさ」

京介「だからまー、お前の疑いを晴らすのは簡単だ」

あやせ「……」

あやせ「えっと、それじゃあ……」

あやせ「わたしと桐乃、どっちが好きですか?」

京介「お前に決まってるだろ。結婚してください」

あやせ「あ、無理」

ブー!

京介「防犯ブザーはマジでやめてくれ! 泣くぞコラ!?」

ガチャッ!

桐乃「あやせに何してんのよこの変態があああっ!」

京介・あやせ「……」

桐乃「えっ、何? その目……」

京介「いや、お前……」

桐乃「な、何よ」

あやせ「……ねえ、桐乃」

桐乃「な、何?」

京介「……ブザーが鳴ってほぼノータイムでドアが開くってどうなんだ?」

あやせ「……明らかに、部屋の前で突入する準備をしてましたよね」

桐乃「……」

京介・あやせ「……」

桐乃「ちっ、違うわよ? あたしはただ……そう! トイレに行こうとしてたの!」

あやせ「桐乃って……ブラコンだったのね」

桐乃「だっ、だから……ほら、あんたも何か言いなさいよ!?」

京介「何を言えっていうんだよ……!?」

桐乃「チッ! 使えない奴!」

あやせ「……」

桐乃「……」

京介「なんつーか……ごめんな、桐乃」

桐乃「な、何が」

京介「俺、あやせの方が好きなんだ」

桐乃「あんたもブラコン扱いするんじゃないわよ、ウザっ! っつーかキモっ!」

京介「いや、だってなぁ」

あやせ「……あれ?」

あやせ「そういえば……お兄さんって、桐乃が好きなんじゃないんですか?」

京介「……」

京介「あ」

桐乃「バカっ! あん時の誤魔化しが無駄になるじゃんっ!」ヒソヒソッ

京介「いや、今のは……つい、な……!?」

あやせ「つい? つい、何ですか?」

京介「だからほら、つい……」

京介「……」

京介「俺はシスコンだから、つい!」

桐乃・あやせ「……は?」

あやせ「意味が分からないんですけど」

京介「だ、だからだな?」

京介「さっきの好きってのはその――妹として好きって事だ」

あやせ「……はい?」

京介「ほら、お前は可愛いだろ。正直、桐乃よりも可愛い」

あやせ「あ……ありがとうございます」

桐乃「……」

京介「異性に抱く好きってのと、家族に抱く好きってのは違うだろ?」

あやせ「それじゃあ……わたしのことは、妹として好きってことですか?」

京介「そ、そうだ! 俺はシスコンだからな!」

あやせ「わからない……オタクってそういうものなの……!?」

京介「そういうものなんだって! 俺は、お前が桐乃より妹として好きなの!」

桐乃「……何よ、それ」

京介「はい? き、桐乃さん……?」

桐乃「意味わかんないんだケド……だって、妹はあたしでしょ?」

京介「そりゃそうだが……」

桐乃「なのに、なんであやせの方が妹として好きなわけ?」

京介「お、おい」

京介(せっかく誤魔化せそうなのに、何を言い出すんだコイツは!?)

あやせ「き、桐乃?」

桐乃「……マジでムカつくんだけど」

京介・あやせ「……」

桐乃「何? あやせに『お兄さ〜ん』って言われて? キモっ」

桐乃「デレデレしちゃってさぁ、ホントウザい」

京介「おい、お前」

桐乃「喋んな!」

京介「……」

桐乃「あやせの方が妹として好き? ハッ!」

桐乃「――兄貴の妹はあたしでしょ!」

京介・あやせ「……」

桐乃「……」

桐乃「あ」

京介「えっと、桐乃……」

桐乃「っ!」

タタタッ……バタンッ!

京介「……」

あやせ「……」

あやせ「……桐乃、かなりのブラコンだったみたいです」

京介「……何て言えばいいかわかんねえよ」

京介「しっかし……桐乃がブラコンだったとはな」ニヘラッ

あやせ「何ニヤついてるんですか。ブチ殺しますよ」

京介「いや、嫌われてると思ってた妹に好かれてると知って悪い気はしねえって」

あやせ「そういうものですか」

京介「そういうもんだ」

あやせ「……」

あやせ「――というわけで、わたしの勘違いでした」

???『でしょう? やっぱり、桐乃ちゃんはきょうちゃんの事が好きだったんだぁ』

あやせ「お兄さんも、やっぱりシスコン入ってると思いますけど」

???『ほら、きょうちゃんって優しいから。家族に対してはなおさらだと思うよ〜』

あやせ「……お兄さんって、桐乃の事を異性として見てないんですよね?」

???『も〜! そんな事ないよってずっと言ってるじゃない! ぷんぷん!』

あやせ「薄々怪しいとは思ってたんですけど……」

???『ん? なぁに?』

あやせ「オタクだったのって、桐乃が先なんでしょうか……」

???『ん〜、わたしにはわからないけど、
     きょうちゃんって“ぱそこん”は持ってなかったよ?』

あやせ「それじゃあ、あの時のは桐乃をかばうための嘘……?」

???『桐乃ちゃんとあやせちゃんを仲直りさせようと必死だったんだよ。
      だから、あまり怒らないであげてね……?』

あやせ「……怒りませんよ」

あやせ「とにかく、色々と問題がわかってよかったです。
      ありがとうございました」

???『あはは、お礼なんていいよ〜』

あやせ「監視を任せた加奈子がサボって漫画を読んでたのは想定外でしたが、
     ちょっとお仕置きをしておいたので次の機会があったら平気だと思います」

あやせ「お兄さん……いえ、京介さんって実は凄く良い人ですね」

???『うん! きょうちゃんは凄く優しいし、いざという時は格好良くて……えへへ』

???『……あれ? どうして呼び方が……』

沙織「ま、まあまあ良いではありませんか!」

桐乃「……良くないっつーの」

黒猫「フッ、自らの“真の姿”を安易に晒すとは愚かね」

桐乃「邪鬼眼ウザいから」

沙織「しかし、これで兄妹仲もよりよくなるでしょうな」

桐乃「……」

京介「それにしても、桐乃がブラコンだったとはなぁ」

京介「……」

京介「あやせも前に比べたら随分とリアクションが柔らかくなったし」

京介「……」

京介「ま、俺はシスコンじゃないけどな」

出典:web小説達
リンク:http://novelhiroba.com/?p=197
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