253 恋人は名無しさん sage 2011/09/18(日) 23:36:50.94 ID:iShpkcxV0 今でも付き合っている彼女の告白顛末。チト長くなるが御勘弁を。 相手は高校の時の1年上のM先輩。実はすごい頭のいい人なのだが明るく元気で嫌味は全然ない人だった。 新入部員の俺はその先輩がほぼ付きっきりで教えてくれたり面倒を見てくれたのだが、良い先輩に出会えたなと心底思っていた。 部活は演劇部。更衣が必要なので稽古場所とは別に倉庫兼更衣室みたいな教室大の部屋が割り当てられていたのだが 1室だけだったので、ロッカーを隙間無く並べて部屋を2つに仕切り、それを以て男女に区分けしていた。 だから互いの話し声は筒抜けだ。それで、ここに書くようなネタが発生するに至る。 その日の俺は、前日までの三日間を忌引で休み、その間に配られた新しい台本をその更衣室で黙々と読んでいた。 すると誰か女子部員が奥へ入って行った。まもなく話し声がした。声からして、M先輩とR先輩だった。 M「Y君(=俺)、今日も休みなのかなあ」 R「やっぱ気になる?」 M「そりゃそうだよー」 俺(え?) R「そんなに好きなら、早く告白しちゃいなよ」 俺(え?え?) M「無理無理。ただの先輩としか思ってないよー」 R「そうかな?よく一緒に帰ったりして仲良くやってるじゃん、Y君もまんざらじゃないと思うけど?」 M「Y君って優しいから、つい両想いなのかなって勘違いしちゃうんだよね」 R「Y君、Mのこと絶対に気に入ってるよ。だってあの子、Mのことだけは下の名前で呼んでるよ。」 俺(よく気付いてるな、この人) M「え、そうだっけ?」 俺(本人は気付いてないんかいw) R「よし、今から告白の練習ね」 M「はぁ?何言えばいいのよー」 254 ↑ つづき ↓ sage 2011/09/18(日) 23:38:40.70 ID:iShpkcxV0 以後、M先輩が即興で考えたようなセリフが次々と、仕切り越しに聞こえてくる。 さすが演劇部である。それらセリフは迫真のもので、俺はいちいちドキドキしてしまった。そして、最後に。 M「私、Y君の彼女になりたい。これから少しづつでいいから私のことを好きになって欲しい。」 R「いいじゃん。よしそれでいこう。」 確かに俺はその時点で、M先輩をただの先輩・良いお姉さんくらいにしか思ってなかった。だが、これから好きになってくれ、か…。 よく考えたら恋なんて、最初はどっちかの片想いだ。それを両想いにさせようと片方があれこれ頑張る。でもそれって、小細工ってものじゃないのか。 それに比べストレートに恋人になりたい、私を好きになってくれ、というのは堂々としている。 M「あんなのでいいのかなあ」 R「でもさ、Mの本音が出てたよ」 さらにR先輩はM先輩を焚き付ける。 R「で、いつ言うの?」 M「えー…」 俺(M先輩、困ってる…ええい、今ここで返事してしまえっ) 俺「あのーM先輩…」 M/R「えっ!?」 ←悲鳴に近い声 ・・・・・数秒沈黙、以下は仕切り越しの会話・・・・・ R「Y君いつから居たの?」 俺「すみません、最初から全部聞いちゃいました」 M「あ、あの、今のはその、気にしないでね、ホントに気にしないで、冗談だから」←相当動揺してる 俺「え、冗談なんですか?あれ、嘘なんですか?」 M「嘘じゃないけど…やだ、どうしよう…」 俺「俺なんかで良ければ」 R「ほらM、いつまでも壁越しで話してないであっち行ってらっしゃい。彼氏が待ってるよ。」 出典:2ちゃん リンク:2ちゃん |
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