EARTH・PERIOD@FINALSTAGE (エロくない体験談) 10097回

2011/10/03 16:28┃登録者:痛(。・_・。)風◆pvNbTqv.┃作者:名無しの作者
EARTH・PERIOD@STAGE・2(http://moemoe.mydns.jp/view.php/27301

「今の日本は〜…。」

日曜日の午後、やる事がないので、テレビをつけてみた。すると、見覚えのある人物が、テレビに映っていた。

「……おっさん?」

間違いねえ!あの時、俺にヘッドスコープの使い方を教えてくれた、おっさんだ!

「いや、日本と言うより、世界中が強大な危険にさらされている!」

なんかの会見か?大量のカメラのフラッシュが、おっさんを明るく照らし、包んでいる。

「アダム!そして、EARTH・PERIOD!この二つの〜…。」

………ん?は?へ?ちっ、ちょっと待て!おっさん!あんた、何を言うつもりだ!?記者達が、当然のようにおっさんを質問攻めにする。

「総理!それは一体?」
「なんですかーそれは?」
「アダムとは?」
「EARTH・PERIOD?詳しく説明をー!」

総理!?マジかよ!おっさんがアダムと、EARTH・PERIODについて説明し始めた。

「…〜ご理解いただけましたか?」

記者達が、みんなア然としてる。まあ、当然の反応か…。

「そのアダムが、EARTH・PERIODのシステムを乗っ取り、現実世界に攻めてくるのです!」




なんだってーーー!?マジかよ?









FINALSTAGE・START!

ピリリリリ…
携帯がけたたましく鳴り、着信を告げる。直ぐさま携帯を手に取り、確認画面を開く。相手は………

「天宮!」
「もしもし、谷川君?テレビ見た!?」
「見た!」
「今すぐ爆遊会…」

突如、ありえない位の巨大な振動が俺を襲った。家中の家具という家具はひっくり返され、かなりの規模の揺れだと感じ取れた。

「なっ…!?」

窓の外を見てみると、信じがたい光景が広がっていた。辺りの電柱は全て薙倒され、住宅に倒れ込んで家を潰し、どこかの家から出火して逃げ惑う人々。さらに、ありえない物体が空から舞い降りる。その物体の頭上には、こんな文字が…。

〜ヘルドゥ竜〜
LV 99999
HP 100000/100000

……どうなってんの?一体、何が起きてるんだ?
ア然と外を眺めていると、自衛隊?らしき戦闘機が、ヘルドゥ竜に向かって、上空をかっ飛んで行く!
これは…、ただ事ではない。どうする!?とりあえず爆遊会館か?

「ゴルアアアア!」

〜ヘルドゥ竜〜
戦闘機のミサイル!
HIT!!
HP 100000/100000
EARTH・PERIOD内に設定されている攻撃以外無効となります。

やべえ…。この状況はやべえ!家で、一人で焦っていると、先程の衝撃で落としてしまった携帯から、天宮の声が聞こえてきた。

「谷川君?谷川君!ちょっとぉ、大丈夫!?」

急いで携帯を拾い上げ、天宮に返事を返す。

「大丈夫だ!それよりこの状況は…?」
「……アダムが、本腰を上げて、地球を破壊するつもりなのかも…。」
「……やっぱり?」
「これは、私の仮定なんだけど、EARTH・PERIODから、アダム世界に転送する装置を、アダムは逆利用したんだとおもう。」
「逆利用?」
「アダム世界に転送できるって事は、その逆もしかり。EARTH・PERIODの世界に来たアダムは、EARTH・PERIODのシステムを乗っ取り、開拓区域のモンスターを現実世界に送り込んでいるんだわ…。多分だけど。」
「ちょっと待てよ?じゃあ、向こうのアバターをこっちに送り込めば、奴らに対抗出来るんじゃないか?」
「……どうやって?」
「さあ?とにかく、爆遊会館に急ごう!」
「わかったわ、また後でね。」

……マジどうしよう?三部に入って、いきなりの急展開!?つーか、なんだよFINALSTAGEって!?もう最終章?俺、全然活躍してねーじゃん…。

EARTH・PERIOD

GAMESTART
新規キャラ作成/転送
UNDERCORD
逆転送!
アバターのデータを現実世界にインストール中………。
2%完了……

「うまくいってくれ…。」

……店員こと、大橋進(おおはしすすむ)。初めて私の視点で物語が進むので、緊張しているのはスルーしてもらいたい。アダムは、神に等しき力を持っている。EARTH・PERIODの内部に潜り込むなど、奴にとっては朝飯前だろう…。アダムに、不可能は無い。それほどの力を、奴は秘めているからだ。既にアダムは、EARTH・PERIODのメインシステムの70%を掌握。転送装置を思いのまま操り、モンスターを現実世界に送り込む。何故、そんな面倒な事をするか?おそらくアダムは、楽しんでいる…。奴がその気になれば、2秒で地球は滅ぼせるのだ。どうやって?簡単さ…。アダムの楽園にある、地球をテキトーに壁にぶつければ、めでたく地球は壊れ、世界滅亡。スケールが違い過ぎる話しだ…。アダムの楽園にある地球は、野球ボール程の大きさのプラモデル。チャンピオンが言うのだから、間違いはなかろう…。だが、人類も黙ってやられる訳にはいかない。EARTH・PERIODのアバターを、現実世界にインストールして、本人の身体に直接ダウンロードする方法を、私はあみだした。……………ってか、U.S.Aの研究所から教えてもらった。あとは、プレイヤー達が来るの待つだけなんだが…、外は酷い有様で、まだ誰一人として入店してこない。





「ヤバイ…、やばいヤバイ矢婆伊!とにかく、爆遊会館にいかないと!」

必要最低限の荷物をまとめ、爆遊会館へ急ぐ。町は、既に以前の面影はなく、舞い降りたヘルドゥ竜によって、壊滅的な被害がでている。逃げ惑う人々に、阿鼻叫喚の叫び声。ヘルドゥ竜から吐き出される炎が、それに、より一層拍車をかける。まさに、地獄絵図!

キィーーーーーン!

自衛隊の戦闘機?いや、アメリカ?よくはわからんが、爆音を大空に響かせ、どんどん数が増えていく。だが、ヘルドゥ竜の攻撃によって、呆気なく撃墜されていく戦闘機…。

「そこの少年、どきなさい!」
「…え?」

後ろを振り返えれば、住宅の路地にひしめくような自衛隊の戦車が列を成して、キャタピラを唸らせ、ヘルドゥ竜に向かって突き進む。
………無茶苦茶だ。
戦車の後を追うように、銃を担いだ兵隊が行進していく。

「……駄目だ。恐すぎる!腰が抜けた…。」

そう、ここはEARTH・PERIODの中じゃなく、現実世界なのだ。一撃でも喰らったら……、死ぬ!無理だ!爆遊会館に行っても、どうにもならない…。

………どこか、安全な場所に避難しよう。

〜谷川大和〜
HP 10/10
ヘタレ発動!
大和は逃げ出した!
テンションダウン!
不安度MAX!!

「住民は速やかに、指定された場所に避難してください。繰り返します…。住民は速やかに……」

ヘルドゥ竜の攻撃によって、戦場と化した住宅街を逃げ回る人々。アダムめ…、今度こそ私が勝つ!地球はお前の好きにはさせない!

爆遊会館に向かって、全速力で走る。住宅街には、墜落した戦闘機の残骸や破片が飛散し、ヘルドゥ竜を攻撃するために、戦車の砲撃や銃声が鳴り止む事はない。

……ヘルドゥ竜一匹だけなら、まだましだわ。大量のモンスターが送り込まれたら、人類はかなりの苦戦を強いられる。なぜなら、EARTH・PERIODのプレイヤー以外の人間では、モンスターにかすり傷一つ付けられない。

「繰り返し連絡します!指定された場所に避難して下さい!」

……避難なんかしても、無意味だわ。アダムがその気になったら、地球ごと潰される。だから、どこに逃げてもいっしょだわ…。






「ヤベー!マジどこに逃げよう!?地下?海?空?ああ〜、どこに逃げればいいんだ〜!!」

もう、怖くて不安でたまりません…。とっ、とりあえず町から出よう!
絶望的な状況を振り切るかの如く、あてもなく全力で逃げ出す。暫く走っていると、人々が一点に集い、何かを食い入るように見つめている…。
……なんだろう?
そこにあったのは、電気屋のウインドウに飾られている、流行りの液晶テレビ。その画面には、ニュースキャスターが早口でニュースを伝えていた。

「世界中で無数の未確認生物が暴れています!すでに、中国・韓国・ロシア・イギリスが壊滅、崩壊!日本国内でも、未確認生物が暴れています。現在、自衛隊が必死の応戦をしていますが、状況は芳しくないとの事です。国民の皆さまは、落ち着いて……、」

………どこに逃げよう?つーか、逃げられんの!?

「うわああああ!」
「あっ!?」
「ひいいいぃぃぃ!」

突然、周りの連中が騒ぎ出す。なんだよ?なになに!?…………って、あれはヘルドゥ竜!?ヤバイ!こっちに突っ込んできやがる!マジヤベー!!!

〜ヘルドゥ竜〜
無差別攻撃!
業火!

……死んだ。うん、絶対死んだ!主人公が死んだら、この小説どうなる訳!?あっ、天宮がいるから、大丈夫か……。

〜ヘルドゥ竜〜
ケロケロのCOUNTER攻撃!
竜殺粉砕弾!
HIT!!

………え?この攻撃は!

「バカニート谷川!こんな所で油売ってないで、爆遊会館に急ぎな!」

「美咲さん!」

「そ、その格好は…、EARTH・PERIODの?」

「見ればわかんだろ!爆遊会館に急ぎな。EARTH・PERIODのアバターデータを、現実世界に転送できる方法を店員が見つけたんだ。」

……それは凄い!けど…。

「それってつまり、俺も戦え!……と?」

「当たり前だろ!このままじゃ、ただ死ぬのを待つだけだろ。」

「……怖いんです。」

「はあ!?」

「ここは、EARTH・PERIODの中じゃない、現実世界なんですよ?俺みたいなヘタレが、あんな怪物と戦える訳ないじゃないですか!!俺には無理です…。戦えません…!」

……ん?足?え?美咲さん!?何を?美咲さんの右足が、顔面にとんできたんですけど!?

〜谷川大和〜
美咲さんの攻撃!
ハイキック!
HIT!!
HP 10/2

「一生そこで腐ってろ。そんで、死ね。ウジムシのチキン野郎!それでも男かテメーは?」

……だって、怖いじゃん。無理なもんは無理。

「オメーには、心底うんざりだわ…。」

「………。」

……逃げ出した。美咲さんが急に恐ろしくなって…。とにかく、めちゃくちゃに走った。いや、逃げた。美咲さんが恐い?違う…。いざという大事な時に、自分の弱さ、醜さに気付いて、嫌になった。はっきり言ってしまえば、自分に自信がない。天宮を守る?どうやってだよ…?







………もう、地球は終わりだ。






〜ネットカフェ・爆遊会館〜
「……いつもの器具を装置したケド、どうするの?」

爆遊会館に着いた私は、店員の指示に従い、ヘッドスコープとその他の器具を体に取り付けた。
……何が違う訳?

「えっ……と、どうするのよ?」

「もう少しお待ちを……。」

店員が一生懸命パソコンを弄っている。なんだか、焦っているような印象が感じ取るんだけど、大丈夫かな…?

「ウッシャーーー!!!成功です!ガツンと一発かまして下さいよチャンピオン?」

「え?へ?ち、ちょっと!?何コレ?」

EARTH・PERIOD内の防具、神護符・極が、一瞬にして私の体に装置される。かわりに、取り付けた器具が見事に消え失せ、不思議な事この上ない。さらに、いつの間にか右腕には愛用武器、大天弓・バ・ヤガンが装置され、背中には白い、純白の翼が生えた…。…………ちょっと痒いのは気にしない。

「EARTH・PERIODみたいな行動が、現実世界でそのままできる筈です。ただ………」

「…ただ?」

「ゲームの中ではないので、怪我をしたら治しようがありません。頭の上のHPは、ほとんど参考にならないので、気をつけて下さい…。」

気がつけば、頭の上にいつもの表示が出現していた。………よし、準備OK!
人類の反撃はコレからよ!!待ってなさいアダム!あなたを必ず、……倒す!!!

「うわあああああ!!」
「ぎゃあああああ!!」
「ひゃあああああ!!」

「あっ!?この野郎!!善良な一般市民に向かって、炎なんか吐くんじゃねえ!」

〜ヘルドゥ竜〜
地獄の業火!
無差別攻撃!

「美咲様のSPECIALなATTACKでも喰らって、大人しくしてな!」

〜ヘルドゥ竜〜
ケロケロの攻撃!
覇王撃滅暴狂竜弾!
装填完了!
ドラゴニックバースト!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 100000/49200

「ウハッ♪現実世界だと、迫力が違うね〜。なんだか、新鮮な感じ。」







〜避難所〜
「……………。」

見渡す限りの人。こっちを向くと人。あっちを向いても人。人…人人人人人人人人だらけ!なんだよこれ?避難所満員じゃん!!
まあ、非常事態なんだから、当たり前と言えば当たり前か…。どこか空いてる場所はないかな〜。
てきとうに周りを徘徊していると、一人の男性がいきなり素っ頓狂な声を上げた。…なんだよ一体?
周りの人間も、不思議そうな顔で、男性を見ている…。どうやら、携帯のワンセグを使って、ニュースを見ていたらしい。男性は、「おい、コレを見ろ!」と、言って、携帯の音量を上げはじめた。
……なんなんだ?
俺は、携帯から流れて来る音声に、耳を傾けた。

「ご覧下さい、この光景を!自衛隊でも歯が立たない未確認生物を、一人の女性がダメージを与えています!信じられません!彼女は、何者なんでしょうか!?」

あっ…、美咲さんだ。スゲエ…、一人でヘルドゥ竜と戦ってんのか…。アナウンサーがひどく興奮している。まあ、当然の反応か…。

「あああ!!!カメラさん、ちょっと!あっちの上を映して!9時の方向よ!」

いきなり、画面がグルンッ!と揺れ動き、視界一杯の空が映し出される。そして、ヘルドゥ竜に向かってかっ飛んで行く、天使のようなコスプレに、身を包む女の子が一人…。
間違いない!見間違えてなるものか…。あれは…

「天宮!!」

あっ…、つい叫んじゃった。めっちゃ恥ずかしいんですけど。

〜ヘルドゥ竜〜
AMAMIYAの攻撃!
滅亡のアロー!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 100000/0
ヘルドゥ竜討伐!

……すげえ、やっぱり天宮はスゲエ!容赦ない攻撃!周りの建物も一緒に吹き飛ばし、ヘルドゥ竜の死体が跡形も無く消し飛んでいる!なんちゅー威力!

「やっ、やった!やりました!!!あの未確認生物を、なんとたった二人の女性が倒しました!少し、近付いてお話を伺ってみる事にします…。」

避難所が、歓喜の叫びに包まれた。あの未確認生物が倒された。不安から、開放されたような笑顔で、みんなはしゃいでいるが、俺だけは、不安が募る一方だった…。これで終わる筈がない…。まだ、元凶が…アダムが倒されていない!

「すいませーん。」

「……ハアッ、ハアッ、なっ、なに?」

「美咲さん、大丈夫ですか?」

「ハアッ、現実世界だと、アイテムの補助がないから、結構キツイわ…。ゼェ、ゼェ…。」

「ステータスの底上げも出来ないし、怪我してもカーイフク薬が使えないのは、ツライですね…。」

……アナウンサーが放置されて、困惑してるぞ。

「あ、あの…」

「ああ、悪い悪い。…で、なに?」

「貴女達は、一体…?」

「私は…、そうだな〜キャバクラ・ケロケロのNo.1キャバ嬢、アリサ!とりあえず、正義の味方だから、安心しな…。」

「そちらの方は…?」

「え?私は…別に、普通の高校生です。」

いや、いやいやいや!どっからどうみても、普通じゃねーから。前からちょっと感じていたが、天宮は天然だ。間違いない…。





〜EARTH・PERIOD最深部・エリア000コントロール中枢区域〜

「………ん?日本に送り込んだ、ヘルドゥ竜が倒された……か。日本にいる有力なプレイヤーを表示しろ!」

〜JAPAN〜
ランク1位 
・AMAMIYA
ランク16位
・ケロケロ
ランク2841位
優柔不断
ランク19526899位
・そらとぶユパ様

「おお!どうりで…。アマちゃんとケロちゃんのいる国か!ふ〜ん…、どれ。アダム様が、直々に挨拶してこようかな?」






〜日本〜

「ん?」

「えっ!?」

……なんだ?二人の顔色に、焦りが見えるのは気のせい?クソッ、見づらいな…。カメラもっと寄せろよ!

「あの…、どうかしたんですか?」

「これ、生放送だろ?LIVEだろ?ちょっと失礼…。」

うわ!美咲さんが、アナウンサーを押し退けて、超ドアップに!何するつもりだこの人…。

「今直ぐ衝撃に備えろーーーーー!!!!!」

美咲さんが、画面の向こう側で叫んだ瞬間、体が空中に一メートル程浮き上がり、そのままぶざまな体制のまま、地面に激突してしまった…。なになになに!?何事ですか!?まるで、地面が上に跳ね上がったような感覚…。
男性の携帯を直ぐさま覗き込むと、画面には明後日の方向が映されていた。多分、今の衝撃でカメラマンがカメラを落としたのだろう…。画面から、音声だけが聞こえてくる。

「ハハハハハハ!おひさ〜。アマちゃんにケロちゃん♪」

……ん?誰の声だ?

「………ええ、久しぶりね。」

今の声は、天宮の………声なのか?やたらドスが効いてて、物凄い迫力!

「天宮、下がれ!ここで戦ったら、日本は崩壊するぞ!」

美咲さんの声が震えてる…。なんだ?一体、何が起きているんだ!?………お!ようやくカメラマンがカメラを持ち直し、画面に天宮と美咲さん。それに……………誰?
画面には、見知らぬ超絶美男子が映っていた。どのくらい美男子かというと、福山雅治と小栗旬を足して、SMAPの草剪君とキムタクをぶっこんで×2したくらいの美男子だ!身長は180センチはあるんじゃないか?すらりと長い足に、逆三角形の肉体美!白いYシャツから、美しい筋肉が見え隠れしていて、黒いズボンがとても似合う…。
直秀よりイケメンだ…。
ん?頭の上にステータス!?コイツ、EARTH・PERIODのプレイヤーな訳!?

〜アダム〜
LV 測定不能
HP 無限
職業 人類の祖
武器 −
防具 カッコイイYシャツ
能力 神に等しき力
戦績 −
アダム防衛率 100%

アダムうううぅぅぇええええええ!!!???
こ、この白銀の頭髪美男子君が、アダム!?想像と全然違う…。

〜AMAMIYA〜
〜ケロケロ〜

VS

〜アダム〜

〜アダム〜
AMAMIYAの攻撃!
閃光のアロー!
先制攻撃率100%
能力発動!
パーフェクトバリア!
閃光のアロー無効化!
HP −/−

「おいおい、いきなり攻撃はしないでくれよ。今は挨拶に来ただけなんだから…。」

「知らないね…。あんたは今!この場で私に倒されなさい!」

「………んじゃ、ちょっとだけ抵抗しちゃおうかな?」

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
富士山噴火!
富士山が5秒後に噴火します。
COUNT DOWN START!!
………5!!
………4!!

「なっ、やめなさい!」

「もう止められない♪」

………3!!
………2!!
………1!!
………0!!
富士山噴火!!

……マジで?
呆気にとられていると、画面の上に、緊急ニュース速報のテロップが流れる。

ー緊急ニュース速報!ー
富士山噴火!
周辺地域の住民は、速やかに避難を……

「……………。」

驚き過ぎて、言葉が出てこない…。

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
次元転送!
富士山の火口をAMAMIYAの頭上に出現させた!

ぬえええええ!???
天宮の頭上に、明らかに異質で、巨大な黒い穴が出てきたぞ!しかも、その中からは、日本一大きい山、富士山が逆さまになって出てきやがった!
………無茶苦茶だ。

アダム特製、富士山の噴火シャワー!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
HP 47723698/47723698

「なかなか当たらないな〜♪それじゃ、こんなのはどうかな?」

……今度は何をするつもりだ!?

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
反魂の術!
冥界から死者を呼び寄せた!
・鉄人五十嵐
・カーテテル
・ハルド
・ジュンヤ

「……え?五十嵐…、君?」

亡霊ハルドの攻撃!
ぶった切る!
MISS!!
AMAMIYAは回避した!
カーテテルの攻撃!
与えられし力!
ちぎれ飛ぶ肉体!
ハルドの攻撃!
銘刀残骸!
際波!
鉄人五十嵐の攻撃!
重割三段縦の型!
ハルドの攻撃!
薙ぎ払う!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!

くっ、いきなり5対1になったから、攻撃を避けるのに精一杯だわ…。

「あれあれ?アマちゃん隙だらけだぞ♪」

「…っ!?」

しまった!アダムに背後を取られた!!ヤバイ、やられる!

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
冥界烈震一閃!

冥界烈震一閃!?あの技は、喰らうと確定500000000DAMAGEの超凶悪技!無理してでもよけないとっ!
私は、左斜め上に跳ね上がり、空中で体を捻りながら翼を羽ばたかせ、その反動で、辛くもアダムの攻撃を避ける事に成功した。

MISS!!
AMAMIYAは回避した!

危なかった…。挑戦4回目の時に、いきなり今の技を放たれ、秒殺されたのを思い出す…。クソッ、先ずは反魂の術ででてきた、偽プレイヤー達を倒さなければ…。






「天宮…。」

画面向こう側で行われている、天宮とアダムの戦いに、俺は……いや、避難所の人間達さえもが、息を飲んで戦いの成り行きを見守っている。おそらく、ここだけではなく、日本中がこの、人類の生き残りを賭けた戦いに、目を奪われているに違いない。

「これは、特撮番組ではありません!CGでもありません!実際に今、日本で起きている出来事なのです!あの少女が、謎の未確認生物を倒し、この事件の黒幕と思われる人物と戦っています!あああ!今、少女が敵の攻撃によって吹き飛ばされました!」

……天宮。

「起き上がりました!少女が起き上がりました!頑張れ…、頑張れ!!」

〜アダム〜
AMAMIYAの攻撃!
滅亡のアロー!
ハルドが身代わりになった!
HIT!!
戦闘不能!
ジュンヤが身代わりになった!
HIT!!
戦闘不能!
カーテテルが身代わりになった!
HIT!!
戦闘不能!
鉄人五十嵐が身代わりになった!
HIT!!
戦闘不能!
パーフェクトバリア!
攻撃無効!
HP −/−

「アマちゃんはもいいいや。飽きた…。今度はケロちゃんに遊んでもらおっと♪」

「なにっ!?」

なっ!?いきなりアダムが、視界から消えた!?どこに…、どこに行ったの?

「ぐぼぅ……。」

「みっ、美咲さん!!!」

しまった!美咲さんの背後にアダムは周り込み、美咲さんの背中から胸にかけて、アダムの腕が貫通している!美咲さんは大量の血液を口から吐き出し、力無く地面に倒れ込む…。

〜ケロケロ〜
アダムの攻撃!
冥界の魔腕!
即死!
ケロケロ死亡!

「あああああああ!美咲さあああん!アダム!よくも…、よくも!!」

「そんなに怒らないで♪スマイルスマイル♪」

〜アダム〜
AMAMIYAの最終奥義!
崩壊する世界!
能力防御不可能!
武器劣化効果!
防具劣化効果!
命中率100%
蘇生効果無効!
HIT!!
HP −/−

「……え?」

「ハハハッ、そんなゴミみたいな攻撃じゃ、僕は倒せないよ?」





……美咲さんが、死んだ?嘘だろ…。しかも、天宮の最強の技、崩壊する世界が効かない!?

「さて、この攻撃を喰らって、生きてたらまた会おうね、バイバイ♪」

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
DEATH・PERIOD!














ザッ、ガザザ〜………ブッ!

……画面には、何も映らなくなった…。それと同時に、先程の衝撃より遥かに大きい規模の衝撃が、避難所を襲い、建物の天井が崩れ落ち、生き埋めになってしまった…。そこで、俺の意識は途切れた…。

ー27日後ー

「おい、こっちにもいたぞー!」
「ゆっくりだぞ?せーのっ!」

…………………ぅっ。

「生きてるか?」
「息がある……生きてる!しっかりしろ!」

………誰、だ?
レスキュー…か?

「ぁっ……、ぐぅ……。」

身体中が痛い…。なんだ?あっ………そうか。天井が崩れてきて、下敷きになったんだっけ?うん、記憶はあるぞ、間違いない。
……………あああ!
天宮は?美咲さんは?アダムは?つーか、あれから何日経過したんだ!?今の地球の状況は?………駄目だ、考えがまとまらん。
仰向けのままゆっくりタンカに乗せられ、ヘリコプターでどこかに連れて行かれる…。……病院かな?

「適正は?」
「…………反応あり!間違いありません、EARTH・PERIODのプレイヤーです!」

………は?なんで、ンな事がわかんだよ?つーか、だから何?

「………LVは?」
「600超えの上位職業、アダム挑戦歴はありません!」

「………あんたら、何者だ?なんで、俺がEARTH・PERIODのプレイヤーだって、わかるんだ?」

「なんで?それは、俺達もEARTH・PERIODのプレイヤーだからさ。お前もわかるだろ?ヘッドスコープの、ステータス確認ボタンを押したのさ。」

ああ、成る程。そういう事か…。つーか、身体が痛い…。腹も減った。

「………アダムは?地球は、どうなったんだ…?天宮は!?」

「…………。」

……なんで、黙るんだ?つーか、俺は一体どこに連れて行かれる訳?

「……これを見てくれないか?」

手渡された一枚の紙。それは、明らかにでたらめな形をした世界地図だった。おかしな所が沢山ある。まず、北海道がない。んで、色々な大陸の一部に穴が空いて欠けてたり、変形していたりと、様々な場所がおかしくなっている。極めつけは、アメリカがない。
でたらめにも程があるだろ…。こんな世界地図、見た事ないぞ。

「おかしい所が、沢山あるだろ?欠けたり消えてたり、穴が空いてたり…。」

「なんなのコレ?」

「アダムの攻撃で吹っ飛んだ場所さ。そこに書かれているのが、現在の地球の形なんだ……。」

………4月1日は、今日だっけ?ふふん、騙されないぞ。こんな嘘に引っ掛かる程、俺は馬鹿じゃない。ラピュタの雷と巨神兵を合わせて、さらに王蟲の大群を突っ込ませても、こんな所業は無理だろ…。

「その顔は、信じてないな?」

「ありえねーって。マジ、どんだけだよ。」

「事実だ。」

………神様、風の神様。どうか地球をお守り下さい。………なーんて、冗談を言っている場合ではない。

「日本の人口は、六千万人まで減り、地球はもう、ボロボロの崩壊寸前の状況だ。地上はモンスターがのし歩き、人が安全に暮らせる状況じゃない。」

………いつまで嘘をつき続けるんだろうか?もう飽きてきたぞ。

「うわあああ!ヤバイ、飛行型モンスターに見つかった!」

「なんだと!?」

なんか、ヘリコプターのパイロットがいきなり騒ぎだした…。うっせーな…。

「クソッ、俺達は飛行能力はないし…、どうする!?」

……あん?なんで俺を見る訳?戦わないよ俺は。怖いし…。

「お前、職業は?」

「高校生ですけど?」

「現実世界じゃなくて、EARTH・PERIODのだよ!」

「……ニート。じゃなくて、ニートなヒモ男。」

「空飛べるか?」

「身体能力でなら飛べるけど…。」

ガポッ………。

うわ!?いきなりヘッドスコープを被せやがったコイツ!何すんだよ!?

〜EARTH・PERIOD〜
アバターデータインストール中…。

5%完了…
10%完了…
28%完了…
43%完了…
69%完了…
88%完了…
99%完了…
100完了!

ガラガラ!

レスキューらしき男が、ヘリコプターの乗り口を勢いよく開ける。高度二千メートルのそこにいた生物は、とんでもない奴だった…。〜死神の竜騎士〜
LV 612047
HP 820000/820000
武器 死神槍
防具 死竜を従えし証
能力 竜操術

〜死神に仕えし竜〜
LV 43822
HP 51005/51005
武器 −
防具 −
能力 メギラトス・ババ

「よし!お前、俺を背負って飛べ。」

……寝言は寝てから言えよな?俺は戦わないぞ!
第一、体が全く動かないし、怪我であちこち痛いし…。

「……無理っす。」

「よし!それでこそ男だ!行くぜ。」

……人の話し聞いちゃいねえ。コイツ、何者だ?
………あ!
こんな時のヘッドスコープ!えい、ポチッとな。

〜優柔不断〜
LV 79968
HP 90070/90070
職業 激流人間
武器 水激剣・鏡
防具 −
能力 水化
戦績 507勝196敗4引き分け
アダム挑戦歴 1

「ほら行けよ。」

ドカッ!

ぎゃああああああああ!!
後ろから蹴り飛ばされたあああああ!この鬼畜野郎!後で絶対殴ってやる…。ヘリコプターから蹴り飛ばされ、空中を落下中…。つーか、どうすれば言い訳?EARTH・PERIODの中と同じ要領でやればイケんのか!?ちくしょう!こうなった以上、ヤッてやるよ!ニート舐めんな!

〜谷川大和〜
HP 10/6
空中を落下中!
開き直った!
テンションアップ!

ー・−・−・−CM−・−・−・−

美しいグラフィックのRPGでありながらノートPC、ネットブックでもさくさくプレイ可能!独自の2Dエンジンの開発で、ゲームの要求スペックを大幅に低く設定することに成功!安定したプレイが楽しめます!そしていつでも変身出来る自由なプレイスタイルが魅力!型にはまらない、自分だけの素敵なキャラ育成を楽しもう! ペットの種類も豊富。
サーバー:ディオネで痛(。・_・。)風も活躍中!!
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〜そらとぶユパ様〜
LV 679
HP 2017/1609
職業 ニートなヒモ男
武器 聖天自堕落大剣
防具 コスプレセット
能力 ニート&END
戦績 7勝1敗0引き分け
アダム挑戦歴 0

〜そらとぶユパ様〜
〜優柔不断〜

VS

〜死神の竜騎士〜
〜死神に仕えし竜〜

………なんでいきなり、俺のHPが減ってる訳?新手のイジメか?不思議でならん…。

「ルドゥン竜の翼だ!」

〜そらとぶユパ様〜
身体能力発動!
ルドゥン竜の翼!
飛翔!

……よし、身体が怪我であまり動かないから、短期決戦だ!あっ…、だからHPが減ってんのか。滅亡ニートで、ラピュタを召喚すれば…。

「受け止めてくれーーーーーーー!!」

ああん?上から声が………って、うわわわわわ!?何してんのアイツ!?ヘリコプターから飛び降りやがった!!名前は優柔不断なのに、めちゃくちゃおもいっきりがいいじゃねーか!

ドスン!とかいう、べたな音と同時に、奴は……優柔不断は俺の背中におぶさるように墜落してきた。マジ重いんですけど……。振り落としていいかな?

〜そらとぶユパ様〜
優柔不断を受け止めた!
10DAMAGE!!
機動力60%ダウン!
HP 2017/1599

おもいいいいぃぃぃ!
駄目だ!こんなんじゃ、まともに戦えん…。もう滅亡ニート使っちゃお。

〜そらとぶユパ様〜
能力発動!
滅亡ニート!
………は、下位職業の能力です。現在は能力として使えません。

………は?マジ!?えええええ!?

滅亡ニートは、通常攻撃扱いとなります。
注意!
通常攻撃扱いなので、使用後のHP変動はありません。

おお!これは嬉しすぎる誤算だ。じゃあ、これからは滅亡ニートを連発できるって事か…。じゃあ、せっかくだから……

「おい、ゆうちゃん!」

「なんだよ?ゆうちゃんって…。」

「優柔不断の略だ!そんな事より、そらとぶほうきか、そらとぶコマ。どっちか選べ!」

「はあ?何言って……」

「いいから早く!」

「じゃ〜、ほうき!」

〜そらとぶユパ様〜
滅亡ニート!
ジブリ世界!
魔女は血で飛ぶ!
魔法のほうき召喚!

「ゆうちゃん飛び乗れ!」

「おお!ナイスだ。」

うし、優柔不断がほうきに乗ったな…。クククッ…、俺を蹴り落とした罰だ。滅亡ニートの効果が切れると同時に、ほうきは消える…。頭のいい読者は、もう分かったかな?ふふふ…、そういう事なの♪

〜そらとぶユパ様〜
死神の竜騎士の攻撃!
竜使役!
噛み付き!

……滅亡ニートが通常攻撃となった今、俺は無敵だ!

〜そらとぶユパ様〜
滅亡ニート!
ジブリ世界!
巨神兵変化!
我が名はオーマ!

………ん?こっ、これは!いつもの腐ってドロドロの巨神兵じゃない!オーマ?もしや…、やっぱりそうだ!火の七日間で、世界を焼き尽くした巨人の、最後の生き残り!調停者にして戦士!そして……裁定者を名乗る巨神兵、それが…オーマ!土鬼の聖都シュワで滅びた、光輪を帯びし戦士!これが、上位職業の力か…。
なんだか、目の前のモンスターが急に弱々しく見えてきた…。

〜そらとぶユパ様〜
滅亡の書!
光を帯びて、空をおおい、死を運ぶ、巨いなる兵の神…
光輪!
世界を滅ぼす火!

「………なん、だ?コイツの……能力は!?」

優柔不断が驚いてる。まあ、どうでもいいや。早くモンスターを倒して休みたい…。

〜死神の竜騎士〜
即死!
〜死神に仕えし竜〜
即死!

「……なんて威力だ。とんでもない大きさの、きのこ雲が出来てやがる…。アダムの技とタメはる威力だぜ…。」

………俺、無敵じゃね?滅亡ニートが普通に使えるとか、最強だろ…。

〜そらとぶユパ様〜
LVUP 679→991
死神に仕えし竜の魂が宿った!
ペットにできます。飼いますか?
YES/NO

………ペット?
竜を飼える訳!?
もちろん飼いましょう!

ペットにできます。飼いますか?
YES!
名前をつけてください。

……え?名前?じゃ〜…

ユパ様に仕えし竜
決定!

竜をペットとか…、世話代はいくらかかるんだろう?飼ったからには、キチンと面倒を見なければ…。つーか、名前長すぎた。略して呼ぶ事にしよう!

「よし、ユパ竜だ!」

我ながら、最高のネーミングセンスだ!ユパ竜…。カッコ良すぎて、鼻血が出そうなくらいイカしてるぜ!

「お前、何者だ?そんな低いLVで、何故そんな強大な力を持っているんだ?」

……何言ってんの、コイツ?俺が強い?

「違う違う、俺が強いんじゃなくて、相手が弱すぎるだけ♪」

「……お前、その力はアダムに匹敵するくらい強いぞ?自覚してんのか?」

はああああああああ!?
俺がアダム並だと!?………ひょっとして、俺って強い訳?







〜アダムの楽園〜
「ん〜、次は何処を壊そうかなぁ?ヒマラヤ山脈全部削ってみようかな〜?いや、待てよ……。日本の北海道を捻り潰したから、替わりに四国を北海道のあった場所に移そうかな〜?それとも、今存在している大陸をバラバラに壊して、新しい地球の形を生み出そうかな?」

……う〜む、おおいに悩むぞ。野球ボール程の、プラモデルの改造は困難だからな…。あっ!そうだ。月と地球と太陽をサンドイッチっていうのはおもしろそうだな!
どれ、早速試して……

ピンポーン!

……ん?インターホンだ。お客さんかな?

「今行きまーす。」

………そう、アダムの楽園とは、アダムの住んでいる家の部屋の事を指す訳で…、家の外には住宅街が広がっていて…。アダム以外の生物が人間と同じように暮らしている。簡単に言えば、もう一つの別世界が広がっている。地球は、アダムの家の中で組み立てられた、プラモデルでしかない。地球は、小さい…小さい玩具でしかない。さらに、その小さい玩具の中でしか生きられない、小さすぎる人類。銀河系は、アダムが自分の部屋で作り出したプラモデルだ。

「はーい……って、アマちゃん!?生きてたんだ!しかも、こっちの世界に一人で来た訳?まあ、今回で十五回目だからね…。」

「……………さっさと部屋に案内しろ。」

「ヤる気満々だね♪」

………師匠を殺されて、敵を討とうて必死だったからな!もう、一ヶ月前の私とは違う…。おもいしれ、アダム!

「君がまた負けたら、ヒマラヤ山脈全部削りとるよ。」

「……好きにしろ。」

「凄い殺気♪じゃあ、場所は何処にする訳?」

「〜001区域・爆遊会館地下闘技場〜にしろ…。」

「了解♪」

〜アダム〜

VS

〜AMAMIYA〜

私は……、生まれ変わったんだ。もう、絶対に負けない!この一ヶ月の成果を、全てぶつける!

「じゃあ、転送するわ。」

一瞬、目の前の視界が歪んだかとおもうと、次の瞬間、私とアダムはあの地下闘技場に転送された。アダムの能力、瞬間移動・転送。自由に現実とEARTH・PERIOD、さらにアダムの楽園にと行ったり来たり出来るのは厄介だな…。
爆遊会館の地下闘技場。ふだんは、ランク昇格戦や、有名な政治家・芸能人など、選ばれた人間が集い、プレイヤー同士の戦いを観戦したり、大金を賭けて遊んだりする。EARTH・PERIOD唯一の観戦施設ともいえる。それゆえに、一般人は絶対に入り込めない。

「……アマちゃん、雰囲気かわった?」

「…しゃべんな。」

「まるで、空腹で殺気を剥き出しにする狼のようだ…。何かあったの?」

アダムのこの言葉に、頭の中で何かが弾けた。何かあった?……何かあっただと?貴様、美咲さんを殺しておいて、何かあった?だと…。

「……殺す!」

「おー、恐い恐い♪」

〜AMAMIYA〜
LV 208763514209
HP 390541238712/390541238712
職業 女神
武器 勝利の神弓・バ
防具 女神の衣
能力 極楽殺弓
戦績 587412365勝0敗0引き分け
アダム挑戦歴 16回目に挑戦中!

「んんん!?なんだその桁外れのLVは?」

「お前がご丁寧に、EARTH・PERIODから地球に送り込んだ世界中のモンスターを、ほぼ全て私一人で倒し続けた。」

それだけじゃない。世界中を飛び回ったついでに、その国にいる有力なプレイヤーに、戦闘を吹っ掛けながら、この一ヶ月間を過ごした。そのおかげで、LVは桁違いに跳ね上がり、職業も最上級職業にLVUPした。もちろん、能力と武具もだ。……全ては、アダムを倒す為に!

「これはおもしろくなりそうだ。僕もちょっとリキまないと、やられるかも♪」

〜アダム〜
亜空間の武器倉庫!
血塗られた槍!
地獄槍・デーモン!
武器 地獄槍・デーモン!

「ふふふ…、僕が武器を使うなんて、滅多にないんだよ?」

「……それがどうした?」

〜アダム〜
AMAMIYAの攻撃!
神速のアロー!
CRITICALHIT!!
HP −/−

「…むっ!?」

神速のアロー!
滅亡のアロー!
神速のアロー!

HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP −/−

「はっ、速い!攻撃モーションが、まるで見えない!クソッ!」

「黙れ、死ね。」

〜AMAMIYA〜
防具オート能力発動!
女神転生!
能力攻撃無効化!
攻撃力・速度アップ!

「アダム…、お前は今日、ここで私に倒されな。」

「……いい気になりやがって、やれるもんならやってごらん♪」

「お前なら、アダムを倒せるかもしれねーな。」

「……俺が?いや、無理だろ。世界の形を変形させるような奴だぜ?」

俺と優柔不断は、戦闘を終えて、ヘリコプターに戻り、優柔不断から現在の状況を詳しく聞く事にした。

「今、世界中のプレイヤーが連係して、アダムを倒そうと画策しているんだ。」

へー、凄いな。

「総指揮をランク1位のAMAMIYAに取ってもらおうと思ったんだが、奴はこの一ヶ月間行方がわからなくてな…。噂じゃ、世界中のモンスターを倒して歩いているらしい。」

………天宮。なんか、すんげー天宮に会いたいんですけど。

「生き残ってるEARTH・PERIODの転送装置を使って、世界中のプレイヤーが楽園に総攻撃をかけるんだ。その作戦に、お前も参加してほしい。」

………どうしようかな〜?ぶっちゃけおっかない。

「勝てる見込みはあんの?」

「……今の段階じゃ、勝率5%ってとこだ。」

「……自殺しに行くようなもんだな。」

「みんな、それがわかっていて楽園に攻め込むんだ。どのみち、地球はもう崩壊寸前だ。死ぬのが早いか遅いかの違いさ。どうせなら、死ぬ前に、アダムに一泡吹かせてやろうって魂胆な訳。理解できたか?」

拒否は認めねえ!見たいな顔でガンたれてくる優柔不断。……おっかない。どこぞのヤンキーだよ?そんな顔で睨まれたら、首を縦に振るしかねーじゃん…。

「おお!参加してくれるのか?よろしく!……えーっと。」

……白々しい。だいたい、なんで滅亡ニートの効果が切れる前に、さっさとヘリコプターに戻る訳?落とし損ねたじゃねーかよ。

「そらとぶユパ様。」

「馬鹿、ちげーよ。本名。」

「……谷川大和。」

「俺は優柔不断!夜露死苦!!」

はあああああ!?人の本名聞いといて、自分はアバターの名前かよ!?なんかムカつく。





〜001区域地下闘技場〜 
〜アダム〜
AMAMIYAの攻撃!
星屑流弓群!
一定時間相手の周囲に、滅亡のアローが降り注ぎます。
HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!…〜略
HP−/−

「ぐおおおおおお!」

あれだけ攻撃を加えても、HPの変動はないか…。ならば、変化があるまで攻撃を加え続ける!

〜アダム〜
パーフェクトバリア!
星屑流弓群を無効化!

……チッ!ウザったいバリアだ。

「あっ、危ない危ない♪もうすぐで死ぬところだったヨ…♪」

全然そうみえない所がムカつく。余裕満々ね…。

〜AMAMIYA〜
アダムの攻撃!
地獄槍・デーモン
薙ぎ払う!
〜AMAMIYA〜
武器CHANGE!
超激鋼鉄槍・斬炎
受け止める!

即座に極楽殺弓から、超激鋼鉄槍・斬炎に武器を切り替え、アダムの攻撃を受け止める。鉄と鉄がぶつかり合い、地下闘技場に鈍い音が響き渡る。

アダムの攻撃!
突き!
〜ANAMIYA〜
受け流す!
〜アダ…
〜AMA…
〜ア…
〜A…

処理速度が追い付かない程に、激しい戦闘。もはや、言葉はなんの意味もなさない。そこにあるのは、己の全てをぶつけ合う、意地とプライド、そして…想い。槍と槍が目に見えぬスピードで交錯し、摩擦で火花を散らしながら、互いの肉体を狙い続ける。
……嗚呼、美咲さん。やっと辿り着けました。この境地に…。頭の中が思考停止するくらいに、体を動かし命のやり取りをする。ぼんやりと、けど、不思議と体はよく動く…。そうか、これがZONEに入るということか…。うん、悪くない。むしろ、気持ちがいい。
アダムが足を狙ってくる。ならば、逆に近づいて懐に潜り込み、胴体を突けば…。…………捉えた!

ズンッ!

確かな手応え!やった!

〜アダム〜
AMAMIYAの攻撃!
超激鋼鉄槍・斬炎
突き!
HIT!!
HP −/−
HPに変動あり!
HP −/0

「……………ャッベ。リミッターの効果が切れた。もう知らねえぞ?」

「リミッター!?」

「いや、あまりにも強い力を使うと、直ぐ地球が壊れるだろ?それじゃおもしろくないから、意図的に能力のLVを下げてたんだ…。けど、今の攻撃で壊れた。もう………内に…潜む力…が……あああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

え?この状況マズすぎじゃない?もしかして、とんでもない事しちゃった系?

「うわああああああああああっ、ぎっぃいあああああああああああああああああああ!イテエ!なんとか……なんとかしてくれええええええええうわあああああああああああああああああああああああ!!!」

「きゃああああ!」

ええええ!?キモいキモいキモい!!
私が突いた傷から、得体の知れない、ヒモみたいなキモいのが、アダムの体からうじゃうじゃわきだしてきた…。例えるなら、もののけ姫に出て来る、アシタカの祟りみたいな奴。

「駄目だ……力が!押さえられない!に、逃げた方がいい……かも。うっ!あっ、がああああああああああいああああああああいああああああああああああああ!」

触手?らしきものに、包み込まれるアダム。力?力が押さえられない?………ひょっとして、暴走!?

「おおおおおぉぉぉ…。」

低い、唸り声を上げて、アダムだったそれは、異業の生物に姿形を変貌させていく。なんなの……これは?

〜???〜
LV 測定不能
HP 測定不能
職業 −
武器 −
防具 −
能力 −
アダム防衛率 100%

もはや、人の形をしていない…。丸く、触手が暴れるようにひしめき合い、気味が悪い事この上ない。
……やってやる!

〜AMAMIYA〜

VS

〜???〜











「………ん?」

「あ?どうしたよ?」

「天宮が、戦ってる気がする…。」

「なんでンな事がわかんだよ?」

「………何となく。」

「ありえねーって、いくらチャンピオンでも、たった一人でアダムに勝負を挑むほど馬鹿じゃない。」

「………だよな、いくら天宮でも、それはないよな。」

「おい、あとどのくらい?」

優柔不断が、ヘリコプターのパイロットに喋りかける。つーか、このヘリはいったい何処に向かってる訳?

「あと二十分くらいだな。」

気になってしょうがないので、優柔不断に聞いて見る事にした。

「なあ?このヘリはいったい何処に向かってるわけ?ずいぶん長い事飛んでるみたいだけど…。」

「あ?言ってなかったっけ?」

「うん、聞いてない。」

「日本最大級のEARTH・PERIODシステム、EARTH・FANTASYの所さ。」

ああん?EARTH・FANTASY?なんじゃそら?

「なにそれ?」

「わかりやすく言えば、日本で一番でかい、EARTH・PERIODの転送装置の事さ。各国のシステムの連係、転送、情報の共有ができる、日本最後の砦みたいなもんかな?」

……へー、そういえば、天宮がEARTH・PERIODの施設は世界中にあるとかいってたな。








〜???〜
AMAMIYAの攻撃!
神速のアロー!
HIT!!
HP −/−

「ぷぎゃああああああ!」

キ、キモい!何あの鳴き声…。気持ち悪過ぎて、鳥肌が立ってきた。
ぐちゃぐちゃぐちゅぐちゅと触手が音をたてながら、不気味に動いている…。しかも、だんだん動きが活発化してきたような…?

「マジでキモいわ!これでも喰らえ!」

〜???〜
AMAMIYAの攻撃!
能力発動!
極楽殺弓!
滅亡を導き…
破壊をもたらす…
苦しむ事なく…
魂を絶つ!
まさに極楽浄土!
発射!
HIT!!
HP −/−

「ぐうぅぃうううおぉぉぉ…。」

………効いてるのか、効いてないのかさっぱりわからん。さて、どう攻めようかな?

「まあ、行けばわかるさ。」

「……EARTH・FANTASYねぇ〜。」

日本最大級というくらいだから、めちゃくちゃ凄いんだろうな〜。まあ、ジブリ映画の凄さには敵わないだろうけど…。アレを上回るアニメーションを、俺は見た事ないね。
あ!けど、それと同等の作品はいくつかあるな…。
例えば、大友監督の作品なんかヤバイね。最高だ!特に、AKIRAは面白い。知らん人は見た方がいいわ。テンションマジ上がる!……まあ、そんな事は置いといて、さっきからユパ竜の様子が変だ。なんか、疲れてる?どうしたんだろう?

「……ユパ竜?」

「お前、ヘリと並行させて飛ばせてたら、モンスターのスタミナが切れるに決まってんだろ。」

ああ、そういう事か。

「どうすればいい訳?」

「ヘッドスコープのボタンに、収納ってボタンがあるだろ?押せば、ペットのモンスターを一時的に入れられるぜ?」

ほー!そりゃ便利だ。えい、ポチっとな。……って、ぬおおお!?
外を飛んでいたはずのユパ竜が、一瞬にして消え失せた。ヘッドスコープのボタンが、チカチカと点灯している。どうやら、収納完了のお知らせらしい…。マジ便利だな〜。

「もうすぐ着くぜ。」

「EARTH・FANTASYね〜…。」







〜???〜
力の開放!
神を超えた力!
暴れ狂う!

ぐちゃぐちゃぐちゅぐちゅブチャブチャぐちゅぐちゅぐちゅぐちゃぐちゃ……

キ、キモい……。触手がこれでもか!っていうくらい素早く動き回り、複数の触手が不愉快な音をたてながら、私に向かって伸びてくる…。気持ち悪すぎて気絶しそうだわ…。

〜AMAMIYA〜
身体能力発動!
女神の翼!

あんな得体の知れない物に、絶対に捕まる訳にはいかない。今は、回避に専念して、隙ができたら反撃に転じよう…。それに、まだどんな攻撃をしてくるのかわからないのだから…。

〜???〜
力の追撃!
誘導効果!
相手に当たるまで、攻撃は持続します。

……力?力って、この触手の事!?しかも、私を捕えるまで、触手は追い掛け続ける訳?厄介だな…。どれ、少し試してみるか…。

〜???〜
AMAMIYAの攻撃!
剛滅のアロー!
発射!

新技、剛滅のアロー。この攻撃は、滅亡のアローのように、複数回の攻撃技ではなく、一撃のダメージが大きい、重一撃タイプの技だ。今の私のLVなら、並のプレイヤーは即死するだろう…。さて、アダムには通用するかな?

HIT!!
HP −/−

「がっあああいいやああああぅぅぅ……。」

………効いてる、の?よくわかんない。

〜AMAMIYA〜
???の攻撃!
押し寄せる力!

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ…………ボシュ!!!

……鳥肌が立つ光景。球体のように丸く集まっていた触手が、アホみたいに活性化して、まるで爆発したように辺りに飛散し、私を囲むように襲い掛かってくる。

「クッ、弓じゃ対処しきれない!」

〜AMAMIYA〜
武器CHANGE!
武器 超激鋼鉄槍・斬炎

四方八方から襲い掛かってくる触手。マジで気持ち悪い!勘弁して下さい…。

「ウオリャー!」

超激鋼鉄槍・斬炎を必死に振り払い、薙ぎ払い、飛んでくる触手を全力でたたき落としにかかる。









「……お!見てみな。あれが、EARTH・FANTASYの入口さ。」

ヘリコプターの窓から、指を指してしゃべる優柔不断。一見、普通のマンション?みたいに見えるだけど…。

「…あれが、日本最大級?普通のビルつーか、マンション?」

「馬鹿、地下300階まであって、それでもなお、あの高さだ。」

地下300うぅぅぅ!?
爆遊会館の3倍じゃねーか!

「ちょっと聞いていい?」

「なんだよ?」

「なんで、EARTH・PERIODの施設は地下に建てられる訳?」

「決まってんだろ?アダムの攻撃で地上が壊滅しても、とりあえず地下なら被害は最小限に食い止められるからさ。地上に建てて、アダムの攻撃に壊されました。じゃ、反撃の為の転送もできねーしな。」

……成る程。なんで地下なんだろ?ってずーっと思ってたけど、そういう事か…。
まあ、なんでもいいや〜。勝率5%の勝負なんて、死にに行くようなもんだしな…。あ〜あ…、やだな〜。戦いたくないな〜。

〜谷川大和〜
HP 10/10
テンションガタ落ち!
やる気0!
気合い0!
逃げたい気持ちで一杯だ!

〜???〜
飛躍する力!
攻撃スピードアップ!
敏捷効果!
移動スピードアップ!

「なっ!?」

これまでとは、桁外れの速度で攻撃してくる触手達…?………達?なんか、おかしくない?
……なんて事を考えていたら、隙をつかれ、右足を絡め取られて、空中から無理矢理引きずり落とされた…。すさまじい速度で落下しながら、地面に叩き落とされる。全身を襲う衝撃に堪えながら、なんとか逃げ出そうとするが、ありえないくらい強い力で右足を絡められ、どうする事もできない。

〜AMAMIYA〜
???の攻撃!
絡め取る!
HIT!!
叩きつける!
飛行能力強制解除!
墜落!
HIT!!
振り上げる!
叩きつける!
HIT!!

そのまま何度も地面に叩きつけられ、HPがどんどん減っていく…。クソッ!このままじゃ…、負ける!なんとか…、なんとかしなきゃ!






「着いたぜ。」

「………はぁ。」

日本最大級のEARTH・PERIODの施設、EARTH・FANTASYのヘリポートに降り立った訳なんだけど、なんだか人が全然いない…。どうなってんの?

「あっれー?っかしいな…。出迎えがいる筈なんだけど…。」

「勝手に入っていい訳?」

ズンズンと施設の中を突き進む優柔不断。つーか、マジ誰もいねえ…。すっげえ不気味なんですけど。すると、なんだか慌ただしく、通路を駆け抜ける人間が一人。優柔不断は、慌ただしい男に声をかけた。

「なんかあったのか?」

「あったなんてモンじゃねえ!アダムとチャンピオンが一騎打ちで戦ってんだ!」

……え?天宮が!?マジで!?

「「おい、それ本当か!?」」

……ハモった。優柔不断とハモった。見事なハモりっぷりにアッパレじゃ。

「今、モニタールームで中継されてる。みんなそこにいるんだ!お前らも来いよ。実質、チャンピオンがたおされたら、地球に未来はない!」

「すぐ案内しろ!早く!!」

それを聞いた俺は、自分の中の天宮に対する思いが、弾けるような感覚に陥った。長い事天宮と会ってなかったし、人類の運命を背負って戦ってる天宮の姿を思い浮かべたら、いてもたってもいられなくなった。さっきまでのテンションの低さは、もう既に吹き飛んでいた…。

〜谷川大和〜
テンションアップ!
やる気アップ!
天宮大好き!
行動スピードアップ!

「言われなくても案内するよ!こっちだ。」

慌ただしい男は、これまた慌ただしく俺達をモニタールームとやらに案内する。すると、歓声?というよりは、興奮を抑えられないような怒声が、先の通路から響いてきた。多分、あそこに人が集まっているんだろう…。
じゃあ、あそこがモニタールームな訳?

「うおっ!?マジでけえ!」

俺の視界に飛び込んできた物、それは、映画館のように巨大で、圧倒的な大きさのスクリーン!そのスクリーンに映し出されていたのは…。

「天宮!………と、祟り神?」

そう、もののけ姫に出て来る祟り神みたいな化け物が、天宮を何度も地面に叩きつけている!既に、天宮のHPは八割が減っていて、なすすべなくやられている…。

「チャンピオンが……。」
「もう駄目だ…。」
「地球は終わった…。」

悲壮な声が、周りから聞こえてきた。なんで、黙って見てる訳?なんで助けに行かない訳?恐いのか?まあ、ぶっちゃけ俺も恐いけど、気付いたんだ…。天宮がいない世界で、逃げ延びても意味はない。好きな子となら、例え死んでも本望だ。

「なあ?ゆうちゃん。」

「あん?ンだよ?」

「あそこに転送はできないの?」

「ばっ、馬鹿!チャンピオンが一方的にやられてんだぞ?今乱入しても、返り討ちに合う…。作戦を練る時間もないし……」

「俺が聞いてるのは、あそこに転送できるかどうかだ!!!」

辺りが静まり返る。ヤッベ、つい怒鳴っちゃった♪みんな俺を見てるし、マジ恥ずかしいんですけど…。

「……乱入ボタンって、あるだろ?」

「ヘッドスコープの?」

「ああ…、あそこは多分、EARTH・PERIODの地下施設のどこかだ。あそこに転送軸を合わせて、乱入ボタンを押せ。」

「わかった。ありがとなゆうちゃん。」

え〜っと、軸を合わせてっ……と。よし、こうだな?


〜AMAMIYA〜

VS

〜???〜
乱入しますか?
YES/NO
YES!
転送開始……
完了!

乱入者出現!
〜AMAMIYA〜

VS

〜???〜

〜AMAMIYA〜
〜そらとぶユパ様〜

VS

〜???〜

「……え!?谷川君?」

「フルガアッジヤアアアアアアアアアアア!」

……何あの化け物?威嚇ですか?マジキモい…。

「腐海一の剣豪を受け継ぐ者、そらとぶユパ様参上!」

……決まった!マジかっけ〜。








「なあ?さっきの奴は誰だ?見ない顔だったけど…。」

「あん?そうだな…、アダムに勝てるかもしれない可能性を秘めた、そらとぶユパ様だ。」

勝てよ、谷川…。








「祟り神もどきめ…、サンを…じゃなかった。天宮を離せこの野郎!」

〜谷川大和〜
気合いMAX
やる気MAX
最終決戦!
テンション超アップ!

さ〜て、まずは天宮を助ける事が先だな…。じゃ〜、これかな?

〜そらとぶユパ様〜
ルドゥン竜の翼!
飛翔!
聖天自堕落大剣!
滑空強襲!
自堕落の叫び!
え〜、なんかダルイ…。
威力弱体化!
HIT!!
HP −/−

「………?」

なんでええええ!?
なんだよ、威力弱体化って!あまりにも弱すぎる攻撃に、祟り神もどきもクエスチョンマークですか!?全く効いてねえ…。
クソッ、もう一回!

〜???〜
そらとぶユパ様の攻撃!
空中からの急襲!
聖天自堕落大剣!
自堕落の叫び!
めんどくさい…。
さらに威力弱体化!
HIT!!
HP −/−

………聖天自堕落大剣。これ、自堕落ソードが進化したんだよね?前より弱くなってる気が…。どっちかといったら、退化じゃね?
ならば、滅亡ニートの出番だ!

〜???〜
そらとぶユパ様の攻撃!
滅亡ニート!
ジブリ世界!
シシ神変化!
シシ神の裁き!
口づけ!
90%即死効果!
5%確定10000000DAMAGE!
3%効果無し!
2%でいだらぼっち変化!
………即死効果!
〜???〜
ラスボスの特権!
即死効果無効!
HP −/−

……うん、そうだよね。ラスボスがあっさり即死したら、物語が盛り上がらないよね♪
クソッ、こうなったら…。

〜そらとぶユパ様〜
ペット召喚!
ユパ様に仕えし竜!
使役!
能力発動!
ユパファイアー!

「よし、天宮には当てるなよ!」

ユパ竜の吐き出した息吹に紛れ、???に接近する。上手く触手の群れをかい潜り、懐に飛び込む事に成功した。よーし、今こそ見せてやるぜ、ニートの力を!

〜そらとぶユパ様〜
能力発動!
ニート&END!
使うパターンを選択してください。
・閃光
・昇華
・暗雲
・暴風
・虐殺

………どれにしようカナ〜?えい、ポチッとな。

閃光!
聖天自堕落大剣覚醒!
自堕落の咆哮!
やればいいんだろ〜?
王牙烈斬剣!
聖天自堕落大剣の形状が変化しました。
武器 王牙烈斬剣
煌めく閃光!
斬!
HIT!!
突!
HIT!!
了!
HIT!!
END!
HIT!!
HP −/−

なんじゃこりゃー!
体が勝手に動き出し、祟り神もどきに、すさまじい連続攻撃を繰り出す!自堕落大剣に操られてんのか!?

「うわああああ!気持ち悪い…。自分の身体じゃないみたいだ!」

…しかし、新能力ニート&ENDは、武器を変化させ、さらには所有者の肉体を乗っ取って攻撃する、恐ろしい技だったのか。……あまり使いたくはないな。気味悪いし。
覚醒した自堕落大剣が、天宮を捕らえている触手を見事にぶった切り、天宮を助けだす事には成功した。………が、俺の体は現在自堕落大剣に乗っ取られているわけで…、天宮は地面に投げ出され、そのまま放置される形となってしまった。

「天宮ー!効果が切れるまで、ちょっと待ってて…。」

くそぅ…、直ぐに助けに行きたいが、いかんせん体がいうことをきかない。つーか、天宮がピクリとも動かない…。めっちゃ心配なんですケド…。

〜そらとぶユパ様〜
???の反撃!
乱打!

うわわわっ…、この野郎!めちゃくちゃにキッタネー触手なんか振り回しやがって!危ないだろ!!

MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!

「ニートをナメるなあー!!」

〜そらとぶユパ様〜
ニート・一閃!
SPECIALATTACK!!
全てにおいて完全なる存在、それは…ニート!
究極、ニート・END!
CRITICALHIT!!
〜???〜
HP −/−

横に薙ぎ払うように、剣を振るうと、???の肉体が真っ二つに切り裂かれ、紫色の血液が辺りに飛散し、俺の体を紫に染める…。すっげえ切れ味!豆腐を切ったみたいな感じだったぜ。

〜???〜
ステータスに変化あり!
HP −/0
肉体が維持できません!
危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!危険!

……あ?何が始まるわけ?
んんん!?なんだアレ?

〜???〜
力の昇華!
最終形態に移行中…
7%完了…
11%完了…
13%完了…

……うん、よくRPGのゲームとかで、ラスボスが変化してプレイヤーを絶望のドン底にたたき落とすパターンがあるけど、今起きてる現象は、それと同じ事が目の前で起きてる系?

89%完了…
94%完了…
99%完了…
100%完了!
最終形態変化!
〜???〜

〜祖なる者〜
HP 99999999999999999999/99999999999999999999
LV 99999999999999999999
職業 ラスボス
武器 −
防具 −
能力 DEATH・ANSWER
アダム防衛率 100%

……悪ふざけはやめよう?LVとHPの桁が、異常だよ?作者もノリでこんな事してるけど、後でHPのDAMAGE計算とかめんどくさくなるよ?つーか、コイツと俺が戦う訳!?
どっからどうみても、普通の人間じゃね?第一形態のアダムより、身長が少し縮み、髪も黒髪に変化して、いたって普通の人間に見えてしまう…。

「………ぅ〜っ、痛ッ!」

「天宮!」

天宮がゆっくりと起き上がり、辺りを見回す。すると、俺に気付いたようで、天宮が駆け寄ってくる。

「谷川君、アダムは?」

「アレ。」

俺は、首を回してアダムに視線を向けると、天宮も同じようにアダムに視線を送る。

「………悪ふざけ?」

「やっぱりそう思う?」

「LVが99999999999999999999なんて、もはやチートの域じゃない?」

「いや、バグりじゃね?」

「どちらにしろ、アイツを倒さないと地球に未来は無いのね。」

超激鋼鉄槍・斬炎を構えながら、天宮が呟く。
しょーがない、やるだけやってみるか……。

〜そらとぶユパ様〜
〜AMAMIYA〜

VS

〜祖なる者〜

「………ヒヒヒッ、ウヒヒッ、キャハーーー!!」

いきなり、アダムが奇声をあげて叫び始めた。かわいそうに…、最終形態になって、頭がおかしくなっちゃったんだね。

〜祖なる者〜
瞬間移動!
背後からの強襲!

「あっ!?」
「なっ!?」

き、消えた!?アダムが…、視界から一瞬で消えた?

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
背後からの蹴り!
HIT!!
HP 2047/1947
姿勢が崩れた!
追撃!
暗黒の死爪!

痛った……。なんだ?後ろから蹴られたのか?

「谷川君避けてーーー!!!」

あん?
……うわっ!?ヤバッ!
素早く後ろを振り返ると、アダムの爪が鋭く伸び、まるで鎌のような形の黒い爪で、俺に襲い掛かってくるではないか!
咄嗟に自堕落大剣を前に出して、辛くもアダムの攻撃を防御できた。あー…、恐かった。マジ死ぬかと思ったぜ!

〜そらとぶユパ様〜
アダムの攻撃!
暗黒の死爪!
MISS!!
そらとぶユパ様は防御した!

「……キャキャキャッ、ヘヒャーーー!!!」

「うっせえアダム猿!よくも蹴りやがったな…。」

〜祖なる者〜
そらとぶユパ様&ユパ様に仕える竜のコンボ攻撃!
ユパ竜!
噛み付く!
HIT!!
放り投げる!
HIT!!
そらとぶユパ様の攻撃!
ルドゥン竜の翼!
飛翔!
空中の追撃!
メテオドライブ!
CRITICALHIT!!

「今だ天宮!一気に畳み掛けよう!」
「ええ、まかせて!」

〜祖なる者〜
強制墜落!
HIT!!
天宮の攻撃!
超激鋼鉄槍・斬炎!
乱れ突き!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
炎の追撃!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 99999999999999999999/99999999999999941380

………あれだけ攻撃したのに、全然HPが減らねえ!いや、減ってるんだけど、余りにもHPが多過ぎる為に、減っている気がしない…。倒せるのか不安になってきた。

〜祖なる者〜
身体能力発動!
自己再生!
毎ターン自動的にHPが全回復します。
HP 99999999999999999999/99999999999999999999

……はあ?ちょっと待て!毎回HPが回復!?じ、じゃあ…、アダムを倒すには、一ターンでDAMAGEを99999999999999999999以上与えないとって事?無理じゃね?
………悪ふざけはやめようよ。倒せる訳ねーじゃんこんなの…。

〜谷川大和〜
絶望的な気分!
戦意半減!
テンションダウン!

「そんな…、HPが全回復!?こんなの…どうすればいいの…?」

さすがの天宮も、アダムの能力に驚いたらしく、少し弱気になってる…。

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
瞬間移動!

……また消えた!?
くそ、何処だ?また後ろから攻撃してくるのか?

空からの強襲!
最終奥義!
DEATH・ANSWER!
武器破壊効果!
防具破壊効果!
蘇生効果無効!
発動後強制転送!

くっ、どうする!?あんな攻撃喰らったら、100%死ぬぞ俺…。
………こうなったら、二つ目の効果を使うしかないな…。

〜そらとぶユパ様〜
能力発動!
ニート&END!
・閃光 使用不可
・昇華
・暗雲
・暴風
・虐殺
昇華使用!
一定時間肉体を限界強化!
一定時間DAMAGE無効!
一定時間攻撃力限界強化!
一定時間能力を限界強化!

「………スゲェ。なにこれ?力がめっさ、みなぎるぜ!」

「グヒャヒャヒャヒャー!」

空からアダムが、叫びながら俺に攻撃を仕掛けてくる。DEATH・ANSWER?ンなモン、今の俺には効かん!

〜そらとぶユパ様〜
アダムの攻撃!
最終奥義!
DEATH・ANSWER!
能力発動!
昇華!
HIT!!

「ヒャヒャヒャ……あ?」

「……効かねえよバーカ。」

DEATH・ANSWER無効!
そらとぶユパ様の反撃!
昇華した滅亡ニート!
ユパとアダムの神隠し!
おまえの名は、ア!だ。
アダム強制労働!
毎ターンごとに、ユパの魔法がかけられます。

「ヒャヒャ?」

「今だ!」

アダムが怯んだ隙に、自堕落大剣を振りかざし、アダムに向かって一直線に振り下ろす。

〜祖なる者〜
そらとぶユパ様の攻撃!
昇華した聖天自堕落大剣!
自堕落の叫び!
引きこもりナメんな!
SPECIALATTACK!!
INFINITY・OVER!!

「うおっらああああ!」

CRITICALHIT!!
HP 99999999999999999999/99999999999995140976
AMAMIYAの追撃!
雷嵐破天弓!
CRITICALHIT!!
雷と嵐の追撃効果!
一定時間行動鈍化!
HP 99999999999999999999/99999999999365872380

くそっ、昇華で火力を上げてるにもかかわらず、アダムのHPは余り減っていない…。どうすっかな〜?

〜祖なる者〜
能力発動!
HP全回復!
HP 99999999999999999999/99999999999999999999

……だんだんいらついてきたぞ!約600000000DAMAGE近く与えてるのに、ピンピンしてるところも、ムカつくポイントの一つだぜ!あー、ムカつく!

〜祖なる者〜
DEATH・ANSWERの効果発動!
強制転送!
対象者
・AMAMIYA
・そらとぶユパ様
・祖なる者

……ん?一体何が始まる訳?

強制転送!
転送先
〜EARTH・PERIOD〜
第000区域最深部
転送!

「なんじゃこりゃー!」

無理矢理今いる場所から、別の場所に転送する!?
なんか意味あんのか?

「谷川君!」

「天宮!」

………転送中
転送完了!

「……うっ、ここは?」

なんか、暗い…。かなり広い広場みたいだけど、周囲にみっちり、ごちゃごちゃと機械やら配線やらがひしめいていて、なんともいえない不気味な雰囲気が漂っている…。

「なっ!?コントロールエリア!?アダムめ…。何をするつもりなの…?」

天宮が驚いて、辺りを見回している。コントロールエリア?

「なにそれ?」

「簡単に言えば、EARTH・PERIODのシステム全てを、ここで簡単に操れる場所…。それが、第000区域!」

……ヤバイ匂いがプンプンするんですけど。

〜祖なる者〜
プレイヤー消去開始!
消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去消去………

あ?アダムが機械と同化?してるみたいなんだが…。つーか、プレイヤー消去!?馬鹿な俺でも容易に想像できるぞ…。コイツ、無差別にEARTH・PERIODのプレイヤーを抹殺してやがる!




〜EARTH・FANTASY〜
「があああああああ…」
「ぐっ……」
「うううぅ…」

「なっ、なんだ!?何が起きてるんだ?」

突然、バタバタと人間が倒れていく。アダムめ…、何をしてやがる!
………こうなったら!

「大至急EARTH・PERIODのプレイヤーを集結させろ!」

「わかった!」

「地球に残っているプレイヤーを全て、アダムにぶつける!急げ!時間がないぞ!」

待ってろ……谷川!







〜祖なる者〜
AMAMIYAの最終奥義!
絶天する世界!
スターダスト!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
冥王突貫!
CRITICALHIT!!
CRITICALHIT!!
CRITICALHIT!!
銀河の最後!
SPECIALATTACK!!
CRITICALHIT!!

HP 99999999999999999999/99999999996208542132

つ、強い!
最上級職業の最終奥義は、桁外れの強さだ…。普通の人間相手なら、天宮は無敵だな。
………おっと、見とれてる場合じゃないな。俺も攻撃しないと!

〜祖なる者〜
そらとぶユパ様の攻撃!
ラピュタ召喚!
インドラの矢!
特殊効果!
フィールド破壊効果!

「駄目、谷川君!それは撃っちゃ駄目よ!」

「え!?なんでだよ…?」

「ここには、EARTH・PERIODの全てが詰まっている核の部分!そんな場所で、フィールド破壊効果のつく攻撃をしたら、何が起きるかわからないわ!」

……あー、成る程ね。
って、じゃあどうすればいいんだよ!

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
超越した世界!
命中率100%
確定100000DAMAGE!!
HIT!!
HP 0
戦闘不能!

「がっは……!」

「谷川君!」

…なんだ、今の攻撃。目に見えない何かが、俺の身体を貫いた!?駄目だ…、動けねえ…。

「ヒョッハーー!!!一匹撃破♪」

………くっそ、アダムの攻撃で、死ななかったのはラッキーだが、体が全く動かねぇ…。
ここまでか…。

「谷川君!……この野郎があああああぁぁぁぁ!」

〜祖なる者〜
AMAMIYAの攻撃!
超激鋼鉄槍・斬炎!
爆裂焔斬!

「ヒヒヒ…、隙だらけダなァ。」

祖なる者のCOUNTER!!
暗黒破滅弾!
HIT!!
HP 390541238712/678021
AMAMIYA攻撃失敗!

「ぐっ…!」

……あ、天宮が!

〜祖なる者〜
そらとぶユパ様の魔法!
戦闘不能の為、効果無効!

……いまさら効果がでてきても、遅いだろ。
くそっ、何もできないのが、歯痒い!

「あ〜ぁ、なんかつまんないなぁ〜。」

「アダムうううううぅぅぅぅぅっ!!!」

〜AMAMIYA〜
禁断の奥義!
死界の覚醒!
HP−678020
HP 390541238712/1
HPの代償!
一定時間DAMAGE無効!
鬼神の力が宿った!
移動速度MAX!!
攻撃速度MAX!!
攻撃力限界超え!
新たなる境地!
移動・攻撃以外行動不能!発動後アイテム使用不可!

「………見せてやる、ランク1位の実力を!」

あっ、天宮!?な、何をするつもりだ?

〜AMAMIYA〜
覚醒!
攻撃開始!

「どぅおりゃあああああ!」

見えない!?天宮の姿が、早過ぎるために、全く見えない!なんてスピード…、アダムのそれと、同じくらいじゃないか?

右ストレート!
HIT!!
HP 99999999999999999999/98939095874603214568

「グッハァ…!な、なんだと!?」

中段の回し蹴り!
HIT!!
HP 99999999999999999999/81963587412652133541
ボディーブロー!
HIT!!
HP 99999999999999999999/73626658041741521456

す、スゲェ!凄すぎる!武器も能力も使わずに、細い手足でアダムをボコボコにしている天宮!これが…、禁断の奥義なのか!?

「ぐっ…、ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

〜祖なる者〜
パーフェクトバリア!

あ!アダムの野郎!天宮の攻撃に耐え切れず、バリアを張りやがった!

「それがどうしたあああああああああ!!!」

バリッ……!メリメリメリ…!

〜AMAMIYA〜
パーフェクトバリア破壊!

おお!拳を一発入れただけで、アダムのバリアを破壊したぞ!……これは、イケる。勝てるかも!

「だあああありゃああああああ!」

飛び膝蹴り!
HIT!!
アダムは姿勢を崩した!
馬乗り!
マウントポジション!
顔面連打!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 99999999999999999999/51705752369369852074

「くっそがああああ!いい加減、くたばれえええええぇぇぇ!」

HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 99999999999999999999/38096396580863620873

スゲェ…まさに今の天宮は、鬼神そのものだ!アダムのHPもどんどん減っていってるし、マジでイケるぞこれ!

「………クックック、背水の陣か。これで勝負を決めないと、君は99%の確率で負けるもんね。そりゃ必死になるだろう…。だが!」

なんだ!?やけに余裕じゃないか?アダムめ、何を考えている?

「こ〜んな攻撃はいかが?ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒョッハー!!!」

〜AMAMIYA〜
祖なる者の能力発動!
能力無効化!
AMAMIYAの奥義は強制解除された!

「なっ!?そんな…」

「グッバイGirl♪」

〜AMAMIYA〜
祖なる者の攻撃!
冥界の絶爪!
HIT!!
HP 0
戦闘不能!

あああ!天宮が……負けた!?

「お死になさい♪」

〜AMAMIYA〜
祖なる者の追撃!
暗黒破滅弾!
CRITICALHIT!!
警告!
肉体に負荷がかかり過ぎています。ログアウトする事を、強くオススメします!

マズイ!警告メッセージだ!あっ、天宮!

「消えな…。」

壊滅のダカール!
確定5000000000000DAMAGE!!
HIT!!
AMAMIYA死亡!













何が起きてるのか理解できなかった。いや…、理解はしていた。ただ、それを受け入れたくなかった…。天宮が…アダムに負けて、殺されたという事実を…。
力なく、まるで糸が切れた操り人形のように、地面に崩れ落ちる天宮。自分にとって大切な人間が、ただの肉の塊になってしまった…。もはや、あそこで倒れている人間は、天宮じゃない。天宮だったモノだ…。

(天宮…、君を守りたい!)

守れなかった!畜生、畜生畜生畜生!!!
あの時、学校の屋上で叫んだ言葉が、頭の中で繰り返し響いている…。

(お腹がバコバコなの。)
(谷川君!)

今までの天宮との思い出が、頭の中で鮮明に浮かんでくる。
うううぅぅ……、天宮。まだ…、俺は君に告白してないじゃんかよ…。自分の気持ちを伝えてないじゃないか…。くそっ、情けなくて…、悔しくて…、涙が止まらねぇ…。

「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!これで最大の障害は消し去ったぞ!ギャハハハハハハハハハ!」

〜祖なる者〜
能力発動!
HP全回復!
HP 99999999999999999999/99999999999999999999

「クックック…、なーにがランク1位だ!こーの雑魚野郎が!ギャハハハヒャヒャヒャヒャヒョッハー!!!」

ベキッ!!!

……なっ!?天宮の顔を、まるでボールのように蹴飛ばしやがった!

「………ゴミめ。」

……プッツーン!

俺の頭の中で、何かが弾けた。

「うがあああああああああああああああああああああ!!!アダム、テメェは絶対に許せねえ!」

「ああ?なんだ?」

〜そらとぶユパ様〜
ナウシカ鎮魂歌!
蘇生!
覚醒!
LV 2174
HP 3000/3000
職業 皇帝ニート
武器 聖天自堕落巨神剣
防具 青き血で染まった衣
能力 ニート・THE・END

「なんだ?死んでなかったのか…、大人しく寝てればいいものを…。起き上がった事を後悔するがいい!」

〜そらとぶユパ様〜

VS

〜祖なる者〜

「その蘇生効果は、能力によるものだね?じゃあ、無効化すれば、また君は戦闘不能になるわけだ♪」

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者能力発動!
能力無効化!

「じゃあね〜。」

〜そらとぶユパ様〜
能力無効化を無効化!

「はあ!?無効化を無効化!?なんだそれは…。」

「………天宮。」

「あ?」

「………よくも、天宮を!!!」

……天宮。君の敵は、絶対に討つ!力を貸してくれ…。

〜そらとぶユパ様〜
超激鋼鉄槍・斬炎を拾い上げた!
武器 聖天自堕落巨神剣
武器 超激鋼鉄槍・斬炎

「剣と槍の二刀流?ハハハッ、そんなんでまともに戦えるのか?」

「うおおおおおおああああああああああ!!!」

「なっ、何をしてるんだ!?」

〜そらとぶユパ様〜
武器融合!
武器 超激自堕落聖天剣・地獄斬焔

「………アダム、お前を倒す!」

「武器融合!?初めて見たよ…。じゃあ、僕も武器を使わせてもらおうか!」

〜祖なる者〜
武器 撃神槍・神殺し

「直ぐにあの女の所に送ってやるヨ♪」

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
撃神槍・神殺し!
突き!

「………フッ。」

受け流す!
MISS!!
HP 3000/3000

「ムッ!?受け流した?」

〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
乱れ突き!

……何故だろう?さっきまで、恐ろしい速さで攻撃していたアダムが、急に鈍く、そして…のろく感じる。アダムの斬撃を難無くかわし、反撃に移る!

MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
足元からの強襲!
切り上げ!

いっけえええ!

「喰らうか!」

なに!?まるで棒高跳びのように槍に捕まり、俺の斬撃をアクロバチックな動きで回避しやがった!そのまま空に跳ね飛んだアダムは、俺に向かって落下しながら、勢いをプラスして槍を振り下ろしてきやがった!

MISS!!
アダムは回避した!
アダムの反撃!
空からの襲撃!

「うおおお!」

俺は空中にいるアダムに向かって、薙ぎ払うように剣を振るう!槍の矛先の部分と、剣の刃が火花を散らしながらぶつかり合い、鈍い音をたてて衝突する。

MISS!!
そらとぶユパ様は防御した!

アダムは空中で一回転して、体制を立て直して地面に着地する。さりげなく、あの空中で一回転しながら姿勢を直して着地する技に、憧れている俺…。え?なんでかって?カッコイイじゃん!ナウシカもサンも、あれを軽々とやっている…。子供の頃に、挑戦して頭から墜落したのは秘密だぜ!

「驚いたな…君、かなりの腕だね。」

「お前に何を言われても、嬉しくなんかないね。」

「ふふふっ、生意気BOYだね♪ムカついたから、本気で相手してあ・げ・る!」

……ヤレるもんならヤッて見ろ!俺は絶対に負けねえ!

〜谷川大和〜
覚醒中♪
触れるな危険!




〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
瞬間移動!

アダムが消えた!
……後ろだ!奴は後ろから攻撃するはずだ!
咄嗟に体を反転させ、真後ろを振り払うように剣を振るう。

「残念!地下からでした♪」

「なにっ!?」

見事に勘が外れて、剣は空を切り、隙だらけになってしまう。そこに、地面を吹き飛ばしながらアダムが真下から出現して、俺に襲い掛かる!

そらとぶユパ様のCOUNTER!!
勘で気配を切る!
MISS!!
でたらめな方向に剣を振るった!
アダムの攻撃!
地中からの進撃!

地面から凄まじい勢いで、槍の矛先が姿を現す!
チックショー、避けられない!こうなったらヤケくそだ!

「うおりゃっ!」

ゲシッ!

地面からでてきた槍を、おもいっきり足で蹴飛ばしてやった…。
すると、槍の軌道は大きく変わり、俺の体の下から上にかけて、真横を通過していく。結果的には、アダムの攻撃を避ける事に成功した…。ラッキーじゃね?

MISS!!
アダムの攻撃は外れた!
HP 3000/3000

〜そらとぶユパ様〜
アダムの攻撃!
瞬間移動!

ま〜た消えやがった!
だんだんイライラしてきたぞ…。今度は何処から攻撃してくるんだ!?

「ばあ♪真っ正面だったりするんだよ〜!」

「!!!!!!」

〜そらとぶユパ様〜
アダムの攻撃!
瞬間移動突き!
HIT!!
HP 3000/2
左腕が吹き飛んだ!
左腕使用不可!

「ぐわああああああ!!」

痛い痛い痛い!アダムの攻撃で、左腕が吹き飛んだ!?超痛いんですけど!よく、漫画とかアニメのキャラが腕や足を失って、血を大量に流しながらかっこよく闘うシーンとかあるけど…、あいつらは頭のネジが吹っ飛んでるに違いない。無理でしょ…。痛過ぎるし、血がとまんねーし、体がクラクラして立ってらんねぇ…。

「ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!貧血でフラフラじゃね?クックック…、雑魚のくせに意気がるからさ…。」

チックショー!アダムの野郎……。

「………終りだ。楽しかったよ♪」

〜そらとぶユパ様〜
アダムの最終奥義!
滅びの奏で!
確定99999999999999999999DAMAGE!!
蘇生効果無効!

……終わった。ごめん、天宮。俺も直ぐそっちに逝くわ…。

(谷川君…、諦めないで!)

…天宮!?今、天宮の声が聞こえたような…?

「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!死ねぇー!!」

「おっと!死ぬのはお前だ気違い野郎。谷川は殺させねーよ。」

「ゆうちゃん!!!」

〜そらとぶユパ様〜

VS

〜祖なる者〜
乱入者出現!
〜そらとぶユパ様〜
〜優柔不断〜
〜あああ〜
〜ガルデ・ゾーラ〜
〜エレック・バートン〜
……以下略2871人

VS

〜祖なる者〜

「……待たせたな!」

……ゆうちゃん。今の台詞、ピッコロですかぃ?

「オー!ニートのユパNEー!ナウシカ見たYOー!最高だったZE!」

おお!エレック・バートンだ。なんか懐かしいな…。初勝利はコイツだったな。

「ニート、か…。成長したな…。」

ガルデ・ゾーラ?はて…?聞いた事はあるようなないような…?

「最強にして最高のプレイボーイ、あああだぜ!イエイ!」

……なんだあのジジイ?

「ニート!」
「ニートだ!」
「ニート!」
「ニート!」

……なんですかぃ?俺、人気者じゃね?

「世界中のプレイヤーが、お前のために集まったんだ。」

「は?なんで?」

「たった一人でアダムに立ち向かうその勇気に、心を動かされたのかもな…。」

買い被りすぎだよ。まあ、悪い気はしないが…。

「クックック…、笑わせるなよ?雑魚が何千匹集まろうが、全員ブッ殺してやるヨ!!!」













「さあ、俺達の力を見せてやろうぜ!」

〜谷川大和〜
クライマックス!
左腕が吹き飛んだ!
さりげなくテンションダウン!


〜祖なる者〜
優柔不断の攻撃!
水激剣・鏡!
運河の如く!
エレック・バートンの攻撃!
火炎放射!
ガルデ・ゾーラの攻撃!
狙撃!
装填完了!
連速射!
あああの攻撃!
先見の斬撃!
……その他大勢の攻撃!
HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!MISS!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!MISS!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!MISS!!HIT!!HIT!!HIT!!MISS!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!MISS!!HIT!!HIT!!HIT!!……以下略3802HIT!!
HP 99999999999999999999/52630580214632608541

すっ、すげえ…、ハンパねぇ!あんだけ大勢のプレイヤーから攻撃を受ければ、アダムだって、ただではすまないはずだ!

「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

なっ、なんだ!?アダムの野郎、なんで笑ってられんだ…?

〜祖なる者〜
能力コピー!
滅亡ニート!

「あっ!?俺の能力をパクりやがった!!!」

アダム世界!
天変地異!
飛行能力を持たないプレイヤーは即死します。
地震!
地割れ!
洪水!
津波!
噴火!
竜巻!
自然の猛威!

「やべえのがくるぞ!」

「どうする!?」

……くそっ、まさか滅亡ニートをコピーされるとは!こうなったら、目には目を!滅亡ニートには滅亡ニートだ!

〜祖なる者〜
そらとぶユパ様の攻撃!
滅亡ニート!
ジブリ世界!
ぽんぽこ合戦!
祖なる者は狸に騙された!攻撃無効化!

「わーっはっはっは!ザマア見ろアダム!俺の能力をコピーなんかするから、恥じかくんだよ!」

「……殺す!」

「はンッ、ヤレるモンならヤッてみな!やーいやーい馬鹿アダム!ギャハハハ!」

……ゆうちゃん、アダム相手に挑発はマズイよ…。キレたら何をしてくるかわかんないし…。

「隙だらけじゃの♪」

〜祖なる者〜
あああの攻撃!
先見の狙撃!
命中率100%
装填完了!
発射!
HIT!!
ガルデ・ゾーラの攻撃!
音も無き狙撃!
装填完了!
速射!
CRITICALHIT!!
HP 99999999999999999999/46147772306985172539

「ほらどうしたアダ公!隙だらけだぜ!」

〜祖なる者〜
優柔不断の攻撃!
爆水裂斬!
HIT!!
追加効果!
行動速度鈍化!
敏捷ダウン!
HP 99999999999999999999/46140770000908542361

「ミーを忘れナイDEヨー!」

〜祖なる者〜
エレック・バートンの攻撃!
爆竜炎!
爆風迅雷!
粉塵爆破!
爆発祭り!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 99999999999999999999/39984135274242138960

「俺の腕と天宮返せこの野郎!」

〜そらとぶユパ様〜
ナウシカ鎮魂歌!
HPMAX回復!
状態異常修復!
金色の野を歩くニート!
さらなる覚醒!
HP上限アップ!
HP 3000→13000
HP 13000/13000

「……生意気。お前達を生み出した親に向かって、反逆とは…。いいだろう!今すぐ地球を……グハアッ!!!」

「ごちゃごちゃウッセーんだよハゲ!」

〜祖なる者〜
優柔不断の攻撃!
右ストレート!
姿勢を崩した!
テンションダウン!
ぺっ!
唾を吐き!
さらにテンションダウン!
怒りのボルテージ上昇中!

……ゆうちゃん、容赦ないな。マジ、ヤンキーオーラ全開で、おっかないんですけど。

「………す。」

「あ?なんだって?聞こえねーよハゲ!」

「貴様は…絶対に殺す!」

〜優柔不断〜
アダムの攻撃!
冥界への誘い!
冥界の扉が開いた!
ペット出現!
ル・コル・ディオ!
〜冥界の巨人、ル・コル・ディオ〜
LV 10000000000000000000000/10000000000000000000000
HP −/−
能力 暴虐の宴

「なんじゃありゃー!」

なになになに!?全長40メートルくらいの、おっそろしい巨人がでてきたんですけど!全身真っ黒で、瞳だけは真っ赤で死ぬほどおっかない…。つーか、単純にLVだけみたら、アダムより強いんじゃね?
あ〜ぁ…、ゆうちゃんのせいでとんでもない事になったなぁ…。ぶっちゃけ、勝てる気がしないんですけど…。

「え〜っと…、どうしようか?」

ゆうちゃんが俺に話しかけてきた。知らねーよ!自分の蒔いた種だろ?まったく…、とんでもない事をしてくれたね…。

「……殺してやる。まずはお前からだ!」

アダムの野郎、完全にゆうちゃんをねらってやがる!……まあ、気持ちはわからんでもないが。

〜祖なる者〜
融合!
ペットと同化した!
〜ル・コル・ディオ〜
〜祖なる者〜
融合!
↓↓↓
〜冥界魔王アダム・ディオラ〜

なにいいぃぃぃ!?
え?え?え!?
融合!?
ちょっ、えええ!?
ただでさえ強いアダムが、あんな馬鹿デカイ巨人と融合!?どうすんだよ…、あんなのに勝てるかな…?

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
LV 999999999999999999999999999999
・LV最大値!
HP 10000/10000
職業 天地冥界の王
武器 アスモデント
防具 冥甲殻
能力 侵されぬ領域

……ん?HPがたったの10000?なんでだ?

「くっそ…、ヤッてやる!」

おお!ゆうちゃんが勇ましいぞ!カッコイイ!……………足が震えてるのはスルーしよう。

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
優柔不断の最終奥義!
リヴァイア=アルゲン!
水激剣・鏡が巨大化!
高攻撃力!
高会心率!
リーチが伸びた!
水激剣・鏡
リーチ 3→50

うおお!?ゆうちゃんの持っていた剣が、アダムに負けず劣らずの長さに巨大化した!?

「死ねやゴラアアアア!」

運河を砕く一撃!
超怒級斬撃!
冥界魔王アダム・ディオラの能力発動!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
武器破壊効果!
水激剣・鏡が破壊された!

「なっ!?」

嘘だろ!?ゆうちゃんが振り下ろした水激剣を、剣が体に触れる前に、粉々に砕け散った!?

〜優柔不断〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
鎧袖一触!

……やばい。アダムが巨大な足を振り上げて…、そのままゆうちゃん目掛けて右足を振り下ろしやがった!

グシャ!!!

HIT!!
優柔不断即死!

「ゆうちあああああゃん!!」

そんな…、ゆうちゃんが…一撃!?アダムに踏み付けられたゆうちゃんの体は、もはや人間の形を保ってはいなかった…。

ドスンッ!
ドスンッ!
ドスンッ!

無差別攻撃!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
即死!
即死!
……略、計57人死亡!

「ぎゃあああああ…」
「うっ…うわーああああ!」
「ぐわあああ…」

アダムがところかまわず、プレイヤーを踏み付けまくっている…。くっそー、アダムめ!これ以上犠牲者を増やしてなるものか!よくもゆうちゃんを!絶対に許す訳にはいかねえ!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
ペット使役!
ユパ竜との連携攻撃!

「行くぞユパ竜!」

ユパ竜に跨がり、ぐんぐん高度を上げてアダムの顔面に接近する。いくら巨大でも、目玉を攻撃すれば多少は効果があるはずだ。いや…あってくれ!

ユパ竜!
火炎の息吹!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
噛み付く!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
接近不能!
竜の逆鱗!
攻撃力上昇!
竜爪連続引っ掻き!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
接近不能!
そらとぶユパ様の攻撃!
超激自堕落聖天剣・地獄斬焔!
天獄の型!
滅亡の斬撃!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
武器破壊効果!
ニートの加護!
武器破壊効果無効!
接近不能!
コンビネーションATTACK!!
ニートと竜のTWINATTACK!!
壊滅・殲滅・滅亡!
侵されぬ領域!
攻撃無効化!
接近不能!

ちっくしょう!これだけの連続攻撃を全て無効化しやがる…。どうすればいいんだよ…。つーか、この能力A、T〇ィー〇ドのパクりじゃね?著作権とか大丈夫な訳!?まあ…、どうでもいいんだけど。

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
叩き落とす!

「やべえ、避けろユパ竜!」

巨大な手の平が、頭上から圧倒的な威圧感を放ちながら振り下ろされる!
マジでけぇ!小指の大きさが、俺の身長の倍くらいあるし…。

MISS!!
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃は外れた!
無差別攻撃!
暴虐の支配!
暴れ狂う!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
即死!
即死!
……略、計149人死亡!

「ひぃぃぃ〜!!NOー!」

グシャ!

エレック・バートン即死!

「ああ!バートンが!くそうっ、やめろ!やめてくれ!」

「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!死ねぇ!どいつもこいつも死にやがれぇぇ!」

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
剛冥・殺戮ビーム!

「……!!!まずい!みな、すぐに……」

なんだ!?あああとかいうジジイが慌てだしたぞ?

発射!

視界が強烈な光りによって、何も見えなくなる。鼻が曲がりそうな悪臭…。轟々と炊き上がる黒煙…。なんだ!?一体なにが!?
ようやく目を開けられるようになり、その場でおこった惨劇を目の当たりにする…。

「…………!!!」

冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
剛冥・殺戮ビーム!
発射!
HIT!!
HIT!!
……略、そらとぶユパ様以外の全プレイヤーが即死しました。

















……みんな、死んだ!?ありえない…。生き残ったのは、俺一人!?

「あ〜?お前だけ生き残ったか…。上空にいたから、ビームの爆破範囲から逃れられたのな。………クックック、ヒヒヒ…、ギャハハハハハハハハハハ!!!どんな気分だよ?仲間が死んで、自分だけ生き残った感想は?安心しな、直ぐに奴らに合わせてやるからよ!ゲヒャヒャヒャヒョッハーーー!!!」

………みんな。そして、天宮。一体、何人殺されたんだ?

「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

………この、クソ野郎に!!!

「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!マジ馬鹿!俺様に逆らうからだよ〜、クックック、アハハハハ……。…………………そろそろ死ねや。」

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
握り潰す!
HIT!!
捕縛!

「しまった!」

やべえ!ユパ竜ごと、巨大なアダムの手に握られ、全く動けねえ!やべえやべえやべえ!!!ドラゴンボールで、最初に地球にベジータが攻めてきて、大猿に変身して握り潰されかけた悟空の心境だぜ!嗚呼…、エヴァのカヲル君の最後を思い出す…。……なんて言ってる場合じゃねえ!!!いででででででで!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!やべえやべえやべえやべえやべえ!!!どんどん力が強くなってる!!!

「がっ…!ぐっぅぅ……。」

洒落にならん!!なんか身体中がバキバキゴキゴキ悲鳴をあげてるんですけど……。骨イッちゃったかな?

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

「ハハハッ、泣〜け、叫べ、死〜ね♪」

………楽しそうにニヤついてやがる。……何がそんなにおもしろいんだ?

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

人間を殺して、なんで笑ってられんだよ!!!許せねえ……コイツだけは!!!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の最終奥義!
ニート・THE・END!!

「ハハハハハハ……ん?」

「……ヒトの痛みを思い知れ。」

ニートに秘められし力!
捕縛解除!
能力発動制限解除!
滅亡ニート!
ユパ様World!
翼を背負いし巨人!
でっかいニート変化!

……なんだこれ?巨神兵じゃない、別物の巨人?自分の体をじっくりと見てみる。……皮膚が、無くね?血管やら筋やら人間の体の中身がまる見えじゃねーかよ。赤く、張りのある筋肉が突出していて、不気味な雰囲気がただよう…。……ん?皮膚がない?ゆっくりと右手を顔に押し当てみる。すると、予想通り耳の直ぐ脇くらいまで、歯が並んでいる…。マジまる見え!……正直キモいな。

「オォアアンギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

吠える!まさしく、怒りの咆哮!気分がやたら高揚して、内から沸き上がる感情を抑えられない。

「ほう!俺とタメはる大きさだなあ…。いいぞ!面白くなってきた♪」

「フシュルルルルルル…。」

……口から白い煙りが出て来る。なにコレ?つーか、喋ろうとすると、勝手に変な唸り声が出て来るんですけど。

「ガアアアッ!」

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
右ストレート!
侵されぬ領域!

「ヌガアアアッ!!」

アダムのみぞおちに右ストレートを繰り出すが、難無くアダムの能力によってハジかれてしまう。このまま腕を引っ込めるのも難なので、さらに力を入れてみる。すると……

バギィッ!

侵されぬ領域が破られた!
HIT!!
HP 10000/9600

「ガハッ…!ば、馬鹿な!!」

自慢の能力が破られて、アダムがめっちゃ動揺している。ちょっとキモいけど、スゲエなこの変化…。

「オルッアンガギャアアアアアアアアアアア!!!」

覚悟しやがれアダム!お前は絶対許さねえからな!!!



「ギャルルオオオオオ!」

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
頭突き!
侵されぬ領域!
無効化!
HIT!!
HP 10000/9000

「ぐっ…!」

「オルッガアアアアア!」

アダムが怯み、今がチャンスとばかりに攻撃を畳み掛ける。拳を強くにぎりしめ、力まかせにアダムの顔面をおもいっきりぶん殴る!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
右フック!
侵されぬ領域!
無効化!
CRITICALHIT!!
HP 10000/8000

「シャラアアアアア!」

アダムが姿勢を崩し、よろけた隙をついて、一気にアダムとの距離を縮めて懐に潜り込む。そのまま姿勢を低くして、膝のバネを活かしてアッパーを繰り出す!

アッパーカット!
侵されぬ領域!
無効化!
HIT!!
HP 10000/7300

強烈なアッパーを喰らったアダムは、体が空中に少し浮きあがり、衝撃で体が反り返ったまま地面に背中から激突する。まだだ!これで終わると思うなよ?倒れたアダムの胸ぐらを両手で掴み、いきよいよく無理矢理起き上がらせる。そのままの勢いを殺さずに、両腕をねじまわし、まるでハンドルをきるようにぐるりと回す。すると、アダムの体が上下反対になり、頭からおもいっきり地面に向けて投げ付ける!

力まかせに振り回す!
HIT!!
HP 10000/5100

「オルアアアアアアアアアアア!!!!!」

「………ヤッてくれるね!」

アダムがふらふらになりながら立ち上がる。その形相は、まさに鬼そのもの!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
アスモデント召喚!
究極の両刃大剣!

なんだあれ!?両刃の巨大剣!?カラーリングが漆黒のみで、不気味だな…。重量もかなりありそうだ。……EVA量産機のアレですか?うん、形は似ているな。……なーんて事を考えていたら、いつの間にかアダムが目の前に接近していた。あっ!この野郎!瞬間移動使ったな!

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
アスモデント!
切り上げ!
HIT!!
左腕が吹き飛んだ!
HP 13000/8000

……まーた吹っ飛んだ。慣れって怖いね♪これで腕吹っ飛んだの何回目?痛みが刺激薬となり、気分がさらに高揚してきた。いわゆる興奮状態ってヤツだね。……この変化、いろんな意味で危険だわ。

「ギャルルオオオオオオルアアアアアア!!!」

……もう、体の制御ができません。アダムに向かって、真っ直ぐ一直線に突進していく。それを見たアダムは、アスモデントを振り上げるが、アダムのそれより速く、間合いを詰めて、大口を開けて首筋におもいっきり噛み付く!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
噛み付く!
HIT!!
HP 10000/4700

「フシュルルルルルル……。」

アダムの首筋にがっちりと歯……というよりは牙が食い込み、アダムの首筋からじわっと血液が流れ出し、口内に血独特の嫌な味が充満する。

「痛ッ…ぐぅぅぅ。」

「シャァァァ…。」

アダムに噛み付いたまま、肉を引きちぎるように首を振り回し、勢いがついたところで、アダムの胴体に蹴りを入れる。すると、ミチミチブチッ!なんてグロい音とともに、肉がちぎれて苦痛に顔をしかめながらアダムが吹っ飛んで行く。

捕食!
CRITICALHIT!!
HP 10000/3300
前蹴り!
HIT!!
HP 10000/2900

「オオオオオオオオオ!」

やっべえ…なんか、最高に気持ちいいぞ!?

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
剛冥・殺戮ビーム!
HIT!!
右腕が吹き飛んだ!
両腕使用不可!
HP 13000/4400

ア、アダムの野郎…。吹き飛んだ状態のまま、俺にビームを放ってきやがった!くっそう!両腕が吹っ飛ぶとは…。だが、闘えない訳じゃない!

「ギャガアアアアアアアアアアアアア!!!!」

再びアダムに向かって突進する!腕が使えないなら、口と足で戦ってやる!奴は、ちょうど起き上がるところだ!全力でタックルをかますか?それとも跳び蹴りを繰り出すか?どうしようカナ〜?

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
剛冥・連殺戮ビーム!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 13000/200

………アダムのビームを連続で受けてしまった。流石にヤバイぞ?HPがもう200しかねーし。しかも、ビームの衝撃でめちゃくちゃ吹っ飛ばされて、無防備じゃん…。もう一発喰らったら死ぬな。

「糞ガキがあああああああああ!殺す!殺してやる!!」

……まだ、200もある。HPが0になる瞬間まで、諦めてたまるか!

「とどめだ糞ガキ!死ねえぇぇぇ!!」

アダムがアスモデントを構え、俺に向かって突っ込んでくる。

「ガアアアアアアアアッ!」

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
アスモデント!
薙ぎ払う!
そらとぶユパ様能力発動!
勝利への翼!
飛翔!
MISS!!
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃は外れた!

ルドゥン竜の翼じゃない!?勝利への翼?なんだよこれ…。まあ、アダムの攻撃を回避できたから、よしとしよう。

「回避できて安心したか?隙だらけだぞ!」

しまったあああ!瞬間移動で、背後に回り込まれた!くっそがああああ!

「ギャルルオオオオオオ!」

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
背後からの一撃!

アダムがアスモデントを振るう!だが、その斬撃はむなしく空を切る事になる。俺は今よりさらに高度を上げ、アダムの頭上に回り込む。

MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
そらとぶユパ様のCOUNTER!!
頭上からの蹴り!

落下の勢いを利用して、両足でアダムの頭をおもいっきり踏み抜く!

「ガハッ…!」

HIT!!
強制落下!
地面に激突!
HIT!!
HP 10000/1400

ものすごい勢いで、アダムが落下していく。そのままド派手な音とともに、地面に激突するアダム。今だ、とどめをさしてやる!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
強襲!落下キック!

「ドラアアアアアア!」

「させるかあああああ!!!死ねーーーー!!!」

冥界魔王アダム・ディオラのCOUNTER!!
究極・殺冥波動砲!

なにっ!?さっきのビームより、くらべものにならない程の大きさのビームを放つアダム!だが、かろうじて避けられる!

MISS!!
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃は外れた!

よし!後少しで……

「馬鹿め!今のビームは囮だ!」

〜そらとぶユパ様〜
冥界魔王アダム・ディオラの攻撃!
アスモデント!
投げ付ける!
HIT!!
左足が切り裂かれた!
左足使用不可!
HP 13000/2

アダムの野郎…、アスモデントを投げてくるとは…。俺の体に見事に命中して、左足から腰の辺りまで切断されてしまった。

「フハハハハハハ!!!勝ったな!ザマアミロ糞ガキが!」

……何を言ってるんだ?まだ、右足一本が残っている!翼を羽ばたかせて落下スピードを加速させ、右足に全ての力と想いを込める!

「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

「なっ、なに!?」

空気を切り裂き、唸りをあげ、全身全霊の力を入れて蹴りを放つ!まさに、渾身の一撃!

〜冥界魔王アダム・ディオラ〜
そらとぶユパ様の攻撃!
強襲!ラスト・THE・ニート!
落下キック!
HIT!!

アダムに蹴りがHITした瞬間、アダムの肉体が粉々に砕け散り、衝撃で地面が吹き飛び、巨大なクレータが出来上がる。

HP 0
アダム撃破!
称号・アダムを倒し勇者
LVUP 12000000
HP 60000000
GAMECLEAR!!


「ハアッ…、ハアッ…、やった…。」

GAMECLEARおめでとうございます!
下記の特典をお一つお選び下さい。
・アダム戦で死亡したプレイヤーを全員蘇生
・裏EARTH・PERIODへの挑戦権利
・アダムの能力、HP全回復&HP99999999999999999999の獲得
・伝説の武器・神竜槍の獲得

………あ?何これ?個人的には裏が気になるが、俺の答えは決まっている。

「アダムの能力ちょうだい♪……………なーんて、嘘嘘嘘!死亡者全員蘇生にしてくれ。」

やった!これで天宮やみんなが生き返る!

蘇生中………
1%完了…
5%完了…

みんな……生き返るんだ!

15%完了…
18%完了…

くそっ、待ち遠しいな…。なんて事を考えていたら、ゆっくりと身体が元の人間の肉体に戻っていく。あー…、戻ってよかった。

63%完了…
81%完了…
97%完了…
99%完了…
100%完了!
全てのプレイヤーが生き返りました。

「な、なんだ?」
「いったい何が?」
「あれ?」
「アダムは?」

続々と生き返るプレイヤー達。そして…

「んっ…、え?私…」

天宮…よかった。無事に生き返った。

「おい、あれニートじゃないか?」
「ホントだ…。」
「アダムがいないぞ!」
「ユパが倒したのか!?」
「ニートがアダムを倒したんだ!」
「ニート!」
「ニート!」
「ニート!」
「ニート!」
「ニート!」

嵐のような喝采とニートコールに包まれる、第000区域。その中心に自分がいるなんて、夢を見ているような感覚だ。……あー、マジ身体がいてえ。両腕と左足をもがれて、よく生きてたな…。我ながらびっくりだわ。

「谷川君!」

天宮が叫んでる。まあ、なんでもいいわ。アダムを倒したから、これでやっと平和に暮らせる…。

「……天宮、戻ろうぜ。現実世界に。身体が痛んで、しかたないしさ、ハハッ…。」

「……馬鹿、無理しちゃって。……………そうね、帰りましょうか。私達の世界へ。」


FINALSTAGE END





〜六ヶ月後〜

アダムを倒してから、半年が過ぎた。アダムの攻撃によってボロボロになった世界も、徐々に復興の兆しが見えてきた。
EARTH・PERIODは、中枢区域で俺とアダムが派手にヤりあった為、動作やシステムに異常をきたし、現在は封鎖中。
学校は無事に再開……と、までにはいかないが、かろうじて授業を受けれる状態まで教室が修理され、体育館には家を失った人達が集まって生活している。
EARTH・PERIODの世界から半年も離れると、なんだかあの恐ろしい世界も懐かしく思えてくる。……なんだか退屈だな〜。なんて事を、この間天宮が呟いていた。退屈なのは俺も同じ。毎日のようにINしていたから、日常生活でやる事がないのだ!そんな退屈な毎日を打破する為、ついに俺は天宮をデートに誘い出す事に成功した!
え?決まってんだろ!第一話からずーっと胸に秘めている気持ちを、天宮に伝えるんだよ!………つーわけで

「なあ?天宮はどこか行きたい場所…、ある?」

「……爆」

「爆遊会館以外で。」

天宮と二人並んで、街中をプラプラと歩く。天宮の服装はジャージ。それも、プーマのピンク色のやつ!やる気ねええええ!こっちは新品のジーンズに、必殺の革ジャン!さらに勝負パンツまではいてきたのに…。トドメはレイバンのグラサン!うん、マジキマッてるよ俺…。

「だいたい爆遊会館に行っても、EARTH・PERIODは封鎖中なんだから、意味ないだろ?」

「……わかってるけど、なんか行っちゃうのよね〜。」

「まあ、気持ちはわからんでもない。」

「じゃあ、映画館とか?」

……映画か。ジブリの最新作が見れるな。

「いいよ。映画でも見ようか!」

…つーわけで、映画館に向かう俺と天宮。…どのタイミングで告白すればいいんだろう?
無事?に映画館に到着して、チケットを購入して速やかに中へ入る。

「席はA-11と12だって。」

「けっこう前だなあ…。俺は後ろの方がよかったけど、まあいいや。」

チケットといっしょに購入したポップコーンをほうばりながら、大好きな人間とジブリの最新作を巨大なスクリーンで見る!………ホントに幸せだ。もう、あの世に逝っても満足です。
ふと、スクリーンから視線を外し、天宮の横顔をちら見してみる。………やべえ、マジ可愛い。あんまりにも可愛すぎて、ジブリの内容が頭に全然入ってこない…。くそっ、天宮の可愛いさは、ある意味アダムより強敵だぜ!
……なーんて事を考えてたら、映画がいつの間にか終わってた。内容が全然………まあ、あとでDVDを購入すればいいや。

「……谷川君?」

「へ?え?あっ…、何?」

「もう!女の子と遊びに来てるのに、普通自分の世界に入る!?」

あっ、やべ。天宮軽く怒ってる。

「ごめんごめん。次は何処に行こうか?」

「もぅ……じゃあ、罰として、お洒落な場所に食事に行きましょう。谷川君の奢りで!」

………奢りは構わないが、お洒落?すき家とかマクドナルドは、お洒落な場所じゃねーよな?う〜ん……、お洒落か。どうすっかな〜?餃子の王将はNGかな?いや、ガストはセーフか?

「……天宮。」

「…?」

「お洒落って、どんな店の事をいうのかちょっとわかんないんだけど。」

「は?」

……やべえ、男として最悪じゃねえか?女の子をデートに誘ったはいいが、全然上手くエスコート出来てねえ!直秀に聞いとけばよかったな〜。

「え〜?何それ。ウケるよ谷川君。」

なんか天宮が笑ってる。なんか知らんが、結果オーライじゃね?

「例えば、イタリア料理とか…。」

イタリア料理!?あれってけっこうな値段のような…。俺の奢り!?やべーよ。金が足りなくなるよ…。

「イタリア料理か…。つか、そんな店何処にある訳?」

「谷川君、例えだよ?例え。別にイタリア料理じゃなくてもいいよ。」

え?なーんだ、いいのか。じゃあ、パスタ屋なんかで手を打ってもらおう。

「パスタ屋でいいカナ?」

「いいよ。じゃあ、行こうか!」

……つーわけで、パスタ屋に突撃!成る程、確かにお洒落だ。店内の明るい雰囲気に、やたらと洗練された空間!そして、なんかいい匂い…。

「あっ、このえびとズッキーニのリングイネ二つ!」

店員にパスタを注文して、待つ事10分。注文の品がいい匂いを醸しだしながら、テーブルに運ばれてくる。マジうまそう!いただきます!
……やべえ、美味し過ぎて、頬っぺたが落ちそうだ。

「美味しいね!」

「ああ、マジハンパねえ!もう5皿はイケるな。」

「アハハハ!どんだけ食べるの?じゃあ、挑戦してみる?」

え?ちょっとなにを……

「すいませーん!これと同じのもう五つ下さい。」

ぬえええええええ!?天宮の天然がこんなところで発揮されるとは…。天宮の前で冗談は極力控えよう。

〜一時間三十分後〜

「……………………ゥップ!」

「すごーい谷川君!ホントに全部食べちゃった♪」

……何か言い返したいけど、喋ったら100%リバースするな。当分パスタはいらないわ。見ただけで吐き気を引き起こす。
ふらふらになりながら、店外にでると、既に辺りは暗く、時刻は21時45分。暗くなってきたし、そろそろか!?

「ねえ?谷川君…。ちょっと、向こうの公園で休憩しない?顔真っ青だよ?」

パスタ6皿も食べれば、真っ青になりますよ。

「そうだな〜…、ちょっとだけ。」

ブランコに天宮は腰掛け、俺は速攻でトイレに!

〜谷川大和〜
HP 10/10
パスタ巻き戻し中…
24%完了…
73%完了…
95%完了…
100%完了!
全てのパスタをリバースした!

「ハハッ…、お待たせ…。」

俺も天宮と同じようにブランコに腰掛け、気持ちを落ち着かせる。………この沈黙はなに?喋っていいかな?俺が痺れを切らし、喋ろうとした瞬間、天宮が口を開いたので、大人しく耳を傾ける事にした。

「……ねえ、谷川君。あの日の事、覚えてる?」

あの日?う〜ん、さっぱり♪

「あの日?」

「学校の屋上で…」

うわ〜、思い出した。めっちゃ恥ずかしい事叫んだな〜。

「……なんか、恥ずかしいな。」

「私、うれしかったんだよ?EARTH・PERIODでも現実世界でも、谷川君は私の事を守ってくれた…。」

「……逆じゃね?俺なんか、逆に守られてたような…。」

「……そんな事、…ないよ?」

「そっ、そうかな?」

「……うん。」

「……………。」

「……………。」

今か!?告白のタイミングは今なのか!?……う〜ん、………えーーーい!言っちまえ!

「…………………天宮。」

「ん?…なに?」





























「好きです。付き合って下さい!」




EARTH・PERIOD END



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