両さん、麗子の家を捜査する (アニメキャラの体験談) 30322回

2005/08/20 03:59┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
ある晴れた夏の日、両津勘吉は派出所の机に向かい、熱心に仕事をしているふりを装いながら、ある企みを計画していた。
「よぉし、これで完璧だ。見てろよ麗子、大恥をかかせてやるからな。」
それは、いつも中川と一緒に両津を馬鹿にしている麗子に恥をかかせて復讐すると同時に、麗子を利用してひと儲けしようと企んだ極悪な計画だった。

計画は、麻薬の不法所持者の捜査の際に実行された。両津は極秘ルートから入手しておいた微量の麻薬が入ったビニール袋を事前にこっそりと麗子のハンドバッグの中に忍ばせておいたのだ。
今回の捜査チームのメンバーは、両津、麗子、本田、マリアの4人。両津は事前に手を回し、自分の言うことに忠実なマリアと後輩の本田とチームを組むように仕組んでいた。
捜査に動向させる麻薬探知犬が到着した時、両津を除く捜査チームの一行は、麻薬探知犬の動向に驚いた。
「ウ〜、ワン、ワン」
麗子に向かって吠え続けているのである。
「うそ、何であたしに向かって吠えるのよ?」
信じられないといった表情の麗子。
「おい麗子、お前まさか麻薬を隠し持ってるんじゃないのか?」
わざとらしく聞く両津。何かの間違いだと言い続ける麗子から、この中が怪しいとハンドバッグをひったくる。
そして、麻薬なんてあるわけがないと憤慨している麗子の前で、ハンドバックの中から小さなビニール袋に入った白い粉を取り出した。麻薬探知犬はまさにその白い粉に向かって吠え続けている。
麗子は顔面蒼白となった。
「これは罠よ! 誰かの陰謀だわ! お願い、両ちゃん。信じて!」
泣き叫ぶ麗子。しかし、懇願する麗子に両津は冷たく言い放った。
「身内だからといって見逃すわけにはいかん。今日の捜査の場所は変更だ。麻薬不法所持の疑いで、麗子の家を家宅捜索する。」
計画の第一段階は両津の思惑どおりに成功した。

数時間後。両津達捜査チームの一行は家宅捜索令状を正式に取得した上で、麗子のマンションに乗り込んだ。
麗子も被疑者として動向している。普段は厳重なセキュリティーで守られている麗子の部屋だが、正式な家宅捜査令状の前では全くの無力だった。警備員も、被疑者として連行されている麗子を目の当たりにして、目を白黒させながらロックを解除していった。
一行は、麗子の部屋まで簡単に辿り着いた。部屋の中はきっちりと整理されている。
「へぇ〜。さすが麗子さんの部屋だ。先輩の部屋とは天と地の差ですね。」
ひと言多い本田をぶん殴り、両津は麗子の部屋を徹底的に捜索するように本田とマリアに指示をした。
「(さあて、麗子に大恥をかかせてやるか…。)」
両津の計画は第2段階に突入した。

両津が最初に目を付けたのはタンスだった。
「きゃっ、駄目、両ちゃん! そこには何もないから!」
タンスの引き出しを開けようとする両津に麗子は明らかに慌てている様子。
「そんなに慌てるとは怪しいな。よし、本田、このタンスを徹底的に調べるぞ。」
止めようとする麗子をマリアに取り押さえさせ、両津と本田はタンスの中を調べ始めた。
タンスの中には、麗子の下着が入っていた。それらを次々と床に放り出しいてく。
「お願い、やめて〜っ!」
マリアに取り押さえられながら、目に涙を浮かべている麗子。
「せ、先輩。ここを調べるのははまずいですよ。」
本田は麗子の下着を手にとって真っ赤になっている。
「何を言う本田。女はこういう所に物を隠すんだ。男が調べにくいことを逆手にとってな。」
容赦なく麗子の下着を調べ続ける両津。真面目なセリフとは裏腹に、口元が少しにやけている。
そして、目ざとく一枚の下着を見つけると、麗子に見せつけて言った。
「麗子、このパンツはもう捨てた方がいいんじゃないか? ここにシミが付いてるぞ。」
恥ずかしい部分にシミが付いた下着を見せつけられ、麗子は真っ赤になって叫んだ。
「そんなの捜査に関係ないでしょ! お願い、やめて! 麻薬なんて持ってないって言ってるのに!」
しかし、両津はそんな麗子にはお構いなしで下着をぶち撒けていった。
「(フフフ、馬鹿め、こんなのはまだ序の口だ。もっともっと恥ずかしい目に遭わせてやる。)」
両津の計画はまだ始まったばかりだった。

両津は次に、麗子の部屋のトイレを捜索し始めた。
「ふむ、ここで麗子はいつも用を足しているんだな。」
便器の周囲をチェックする両津。すると、麗子はまたしてもギャーギャー騒ぎ始めた。
「やかましいな。おい、本田、マリア、お前達は麗子を連れて他の部屋を調べてろ。」
2人に麗子を連れて行かせると、両津は計画の次の段階に入った。
「ここら辺がいいかな。」
事前に用意してきた無線式の小型盗撮カメラを隠して設置したのだ。さらに、隣の浴室に行き、同様に盗撮カメラを取り付けた。
「さて、これで完了。後はアレを探すか。」
両津の計画は着々と進行して行った。

麗子の寝室。寝室に入った瞬間、麗子の顔が不安に曇った。
「(やはりここにアレを隠しているな、ようし、絶対に見つけてやる。)」
寝室内を徹底的に捜索する両津、本田、マリアの3人。本田とマリアは麻薬を探していたが、両津は全く別のものを探していた。
そして、ベッド横の机の引き出しを本田が調べた時、麗子の顔が緊張でこわばったのを両津は見逃さなかった。
「ここには何もないみたいですね。」
机の捜索を終えようとした本田を制し、両津はちょっと待てと机の引き出しを入念に調べ、からくりに気づいた。
「ふふふ、終わったな、麗子。この2重底の引き出しに何を隠しているのかな?」
両津がそう言うや否や、麗子はこれまでで最大の悲鳴を上げて、机に飛びついた。
「いやぁぁ〜!。お願い! 許して、お願いだから! 」
「取り押さえろ、マリア。」
「はい、両さま。」
必死に机にすがりつき、2重底の引き出しを守ろうとする麗子だったが、マリアの力に勝てるわけもなく、あっさりと引き剥がされてしまった。
「まさか、麗子さん。本当に麻薬なんて…」
本気で麻薬を隠していると勘違いした本田が恐る恐る2重底の下を開けてみると、そこにあったのは麻薬ではなく、恥ずかしい女性用のオナニーグッズの数々だった。
麗子は床に崩れ落ち、泣き出してしまっていた。
「いやあ、悪かったなぁ、麗子。隠してたのは麻薬じゃなかったんだなぁ。」
わざとらしく言う両津。
「女でもオナニーする奴がいるとは聞いていたが、まさか麗子もやっていたとはな。しかも2重底の引き出しに道具を隠してるなんて、全国の純情な麗子ファンが聞いたら泣くぞ。」
勝ち誇ったように言う両津。麗子は泣き崩れて、「ひどいわ…。ひどいわ…。」と呟いている。

「先輩、もうやめましょうよ。麗子さんが麻薬を持ってるなんて何かの間違いですよ。これだけ調べても何も出てこないんですし、これじゃあ麗子さんのプライバシーを侵害してるだけですよ。」
本田は、発見した物を見て、真っ赤になってしばらく硬直していたが、我に返ってそう言った。
「フン、俺達は麗子の家の家宅捜索令状を持っている。これがある以上、麗子は自分の家のすべてを公開する義務を負うんだ。正当な捜査なんだから文句は言わせないぞ。それに、まだ一箇所調べていない所がある。」
両津は持って来ていたもう一つの令状を取り出した。
「あと調べていないのは、麗子が今身に着けている衣服と麗子自身の身体だ。」
両津が取り出した令状には「身体検査令状」と書かれていた。
「(さあ、終わりだ、麗子。お前は俺達の前で合法的にすっ裸にされて検査を受けるんだ。体の穴の隅々まで調べてやる。)」
両津の麗子への復讐計画は最終段階に入っていた。

身体検査令状を見た麗子は取り乱し、服を脱がされまいと暴れたが、またしてもマリアによって取り押さえられていた。
衣服を脱がすべく、麗子に近づく両津。
「先輩、ホントにそんなことしていいんですか? 犯罪なのでは…。」
「この令状がある以上、強制的に麗子の衣服を脱がせることが出来る。身体検査の執行には成人女性の立会いが必要だが、マリアがいるんで問題ない。さあ、観念しな、麗子。」
両津は麗子の衣服に手を掛け、上着、シャツ、スカートの順に脱がせていった。
悲鳴を上げる麗子。
「どうやら今脱がせた物の中には何も隠していなかったようだな。ならその下か…?」
邪悪な笑みを浮かべながら、両津はついに麗子の下着にも手を掛ける。
「お願いよ、両ちゃん! 何も隠してなんかないわ! いや〜! 見ないで〜っ!」
最後まで抵抗する麗子だったが、両津とマリアの力に敵うわけもなく、下着を下ろされ、女性器が露わになった。
「ああぁぁ〜っ! いやあぁぁ〜っ!」
全裸にむかれてしまった麗子。しかし両津はそれでもまだ攻撃の手を緩めない。
「下着の中にもなかったか、じゃあ、この中かな!」
両津は麗子の性器の中、そしてお尻の穴の中にも手を入れ、徹底的にいじくりまくった。
周囲には、麗子のこの日最大の絶叫が響いていた。

調べを終えて、満足げな表情を浮かべながら、両津は麗子に話しかけた。
「ふっ、良かったな麗子。何も出てこなかったぞ。麻薬を持っていたのは本当に何かの間違いだったのかもな。」
しかし、麗子はすでに失神していて返事はなかった。
「よし、捜査終了だ。帰るぞ、本田、マリア。」
麗子の部屋をあとにする3人。下着やオナニーの道具や脱がされた衣服が床に散乱する中、全裸の麗子は気を失ったまま放置されていた。目が覚めた後も、しばらく呆然としていたという…。

ここに、両津の麗子への復讐計画は完了した。その後、両津は仕掛けておいた浴室とトイレの盗撮カメラからの映像をインターネットで有料で公開し、がっぽりと儲けを得たことは言うまでもない。

麗子は、両津の計画により、プライバシーのすべてを公開され、女性としての尊厳を全て失ってしまったのだった…。
(おしまい)
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