我が家には・・・・・鏡はある! (笑える体験談) 23517回

2012/07/13 20:00┃登録者:もうじいさん◆YOhjUtjg┃作者:もうじいさん
もうじいさん(ひろし)です。
またまた私(ひろし)が体験した、というより遭遇した話を。


それは今から4、5年前のことです。
夜の8時過ぎ、いつものようにサービス残業を終えた私は帰宅の途につきました。
私の住んでいる所は首都圏でも比較的大きな市で、
そのターミナル駅での出来事です。
いつものように私は別の私鉄に乗り換えようとしていましたが、タッチの差で前の電車が出てしまい、
次の電車に乗ることになりました。

この駅は始発駅なので少し待てば次の電車が来ます。
前の電車に乗り遅れたことにより、私は列の先頭になりました。
私が乗る電車の長椅子は7人掛けですが、正直7人で座るととても狭いんです。
ですから普段はみんな6人で座って、お年寄りが来たら席を詰める感じです。

皆さんもそうでしょうが、なぜかこういう席の圧倒的人気は一番端のドアの横です。
乗車用のドアが開いて、私も端に座りました。
隣りのドアから入った人は逆の端に座りました!
次に私の隣りと反対側の端の隣りにそれぞれが座りました!
(イメージして頂けると、後の話が分かり易いです。)

やはりまん中辺りはバランスが取りづらいのでしょう。
状況としては長椅子の両側に2人づつ計4人座ったことになります。
あとはまん中に2人が座ればいつもの通りの光景です。
さすがに毎日のことなので皆慣れています。
ところがここで真打ちの登場です。


手に『少年よ飛べ!』という漫画本を持った二十歳過ぎ位の物凄く太った男が入って来ました!

出会い系で『ややポチャ』と言っておきながら逢ってみたら
『貴女、日本語知ってる?ややポチャじゃなくて、それは劇ポチャじゃん!』
の男版です。

()は私の心の叫びです。
(ウソだろ?鉄道会社は慈善事業じゃねえぞ!
運賃、重量割増しで払ったか?)
(え?おまえ、ま、ま、まさか座るんじゃねえだろ?)
(早まるな!お前には無いと思うけど、一応輝かしい未来があるだろ?)

すると彼はさも当然といった顔で私達の長椅子に座りました!
それも空いている真ん中の、そのど真ん中にです。
彼の両側は20僂阿蕕い鼎超いています。
そして彼は『少年よ飛べ』の世界に入っていきました!
(今後彼を割増とします。)


そこへスーツは着てますが、
ちょっとヤンキーっぽい見た目25才位のあんちゃんが入って来ました。
あんちゃんは割増の前に立つと言いました。
(今後彼をヤンとします)

ヤン『すいません、どちらかに詰めて貰えますか?』
人は見た目で判断しちゃいけない、物凄く丁寧です。
すると割増が顔を上げ、口を開きました。
『この座席は7人掛けだよ!』
私(やはり見た目で判断しよう。)

ヤンはまさか、そんな返事が返ってくるとは思わなかったのでしょう。
びっくりした様子で
ヤン『確かに7人掛けだけど、そんな隙間じゃ、誰も座れないでしょう?』
さらに、
ヤン『あなたが左右どちらかに詰めて、やっと1人座れるくらいだよ』
すると、
割増『小学生なら両隣に2人座れるよ』

私(はあ?そんな隙間、小学生だって無理だろ)

ヤン『大体こんな時間に小学生なんていないだろ?』

割増『そんなことないよ、塾帰りの小学生がいるかも知れないじゃないか。』
はた目から見ても、ヤンが下手なので、割増は頭に乗っています。
でも、周りの人の空気はヤンの味方です。

するとヤンが突然
『そんなに言うなら周りの人にどっちが正しいか聞いてみようよ!』
と言いました。

すると今まで、顔を上げ興味深く話を聞いていた向こう側の端の2人や私の隣の人は、オリンピックの種目にあったら、絶対金メダルという早さで眠ってしまったか、
新聞に顔をつけて読み始めました。
(そんなに顔に近づけたら読めないでしょうにw)

ヘタレな私ですが、
(ヤン、オレに振って来い。オレはお前の味方だ!)とヤンの顔を見ていました。
そしてヤンと目が合って、まさにヤンが私に振ろうとしたその時、
劣勢を悟ったのか割増が『うるせえんだよ』的なことを言いました。

すると今まで下手に出てたヤンが開戦を覚悟したんでしょう。
突然言い放ちました。

『下手に出てりゃいい気になりやがって!大体てめえの家に鏡はあんのか?』
と。
(鏡!?ヤンさん、それを言っちゃヤバいでしょ?)

殴り合いか?
ちょっと異種格闘技っぽいけどw
ヤンキーVS関取!です。
皆さん、私はこの年まで家族のため一生懸命働いてきました。
サービス残業もしてきました。浮気もちょっとだけしましたw。
それが今報われようとしています。

神は存在します!
リングサイドです。
それもタダです!

おっと関取が立ち上がった!
渾身の右フック炸裂…かと思いきや、今にも泣きそうな顔をして、
電車を降りて何処かへ行ってしまいました。
勿論愛読書『少年よ飛べ!』を携えて…。
電車はやっといつもの光景に戻りました。

出典:オリジナル
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