うちの母ちゃんは酔っ払った時によく絵を描く。 描いた猫が生き物に見えないくらい、すさまじい画力の持ち主で、「学生時代、図工はいつも落第だった」と言っていた。 でも、無難な絵しか描けずに悩んでた私は、いとも簡単に『誰にも描けない絵』を描く母に才能みたいなものを感じていて、当時通ってた美大の抽象画の先生に見せたら「これは独創的だなあ・・・」としばらく真面目に眺めた後、 「○○(抽象画家の名)みたいな色合いだ。こういう絵は、普通の人にはなかなか描けるもんじゃないよ。お母さん、絵を習ったほうがいいと思うよ」 と言われた。 別の絵画の先生にも見せたんだが、「君が描いたのか」と興味津々で眺められて、 「卒業後の進路が決まっていなければ相談してくれ。絵を描きながら仕事が出来るところを紹介するから」 といきなり言われた。 家に帰り、母に「お母さん、才能あるみたいだよ。本気で絵を描いてみたら」と言ったら、 「この前友達の付き合いで絵画教室に行ったんだけど、そこの先生にも言われたよ。でも、やだ。絵を描くのはめんどくさい」 と言って、いつも通りテレビを見てグーグー寝てしまった。 才能がありながら(?)、自分の好きなように生きてる母ちゃんをちょっとうらやましくてかっこよく感じた。 出典: リンク: |
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