アイスピックの震え   1/7 (初体験談) 8127回

2013/02/28 12:09┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
「待ちかねたぜ、嘉川冴月(かがわさつき)刑事殿。ようこそ俺達の巣へ」

閑散としたバーの中、人相の悪い男が入り口へ視線を向ける。
場には他に似た印象の男達が数名おり、口元に薄笑いを浮かべていた。
彼らの視線を集めるのは、ひどく鋭い印象を与える女だ。
濃紺のトレンチコートを羽織り、薄手のセーターとジーンズを覗かせている。
やや固い格好ながら、極上の女であることは一目で見て取れた。

櫛の通りの良さそうな、肩甲骨までの黒髪。
変化の解りやすい、柳のように細い眉。
意思と責任感の強そうな瞳。
控えめな鼻梁に、物事を細かく追求しそうな薄い唇。
同僚からさえ『アイスピック』と揶揄される、その潔癖で緩みのない雰囲気は、誰が見ても警察の女だと気付くだろう。

「まずは、捜査協力に感謝するわ」

冴月は後ろ手にドアを閉めて歩を進め、脱いだトレンチコートをカウンターの椅子に置いた。
薄手のセーター越しに、豊かな乳房が露わになる。
腰のくびれ具合も、そこから下に広がる安産型のヒップも、思わず男の生唾を誘うものだ。

「…………約束通り、見返りに何でもする。今夜一晩、好きにしなさい」

屈辱的な瞳で告げる冴月。
本来、身体で情報を得る類の女ではないが、状況はそれほどに逼迫していた。
タイムリミットはあと二日。
それまでに、現時点で何の手がかりもない犯人像を特定できなければ、首都圏で途方もない数の人命が犠牲になる。
その中で特捜部として事件を追っていた冴月が、有力な情報源としてついに探り当てたのが、バーにいる男達だ。
圧倒的優位に立つ相手に、まともな交渉は成立しない。

『……どうしてもってんなら、アンタ一人で俺達の元へ来な。そして一晩、“何でも”俺達の言うことを聞くんだ。
 特捜の嘉川冴月がそれを呑むってんなら、特例の特例として、ネタを提供してやってもいい』

そのように条件を持ちかけられても、冴月は断るという選択肢を持ち得なかった。
警察と裏社会の情報を網羅しているような相手だ。下手に策を弄せば、すぐに悟られる。
『アイスピック』の冴月とて、屈辱を押し殺して要求を呑むしかない。
男達は下卑た笑みを浮かべたまま、冴月の身体を取り囲む。
顎を掴まれて口づけを強いられ、背後から乳房を揉まれながら、気高い女刑事は静かに拳を握り締めていた。

出典:2ちゃん
リンク:2ちゃん
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