女子大生だった。 地方から、リア充ライフに夢を抱いて東京に出てきた女子大生だった。 男子高校生と比べて男子大学生(特に先輩)って恋愛に積極的。 一緒に地方から出てきた女友達には、次々彼氏が出来た。 同じサークルの女子にも、彼氏ができた。 私には出来なかった。 当時隆盛を誇ったmixiでは、マイミクがどんどん増えていった。 友達だけは増えて、モテはしない日々。 出会ってるのに、モテない。 男子から、「女」として無視されてる。 そんなとき、バイトをはじめた。 店長(男)は20代後半の社員。 他のバイトも一緒にだけど、食事を奢ってもらった。 おごってもらうのは人生初だった。 相談があるといって話しかけると、真剣に聞いてもらえた。 同年代にはお笑いキャラを期待されていたので、 真剣に接してもらえるのも初めてだった。 店長は既婚者だった。恋愛感情もなかった。 でも店長のかもし出す「目下の者をかわいがってやっている」感が心地よかった。 長女だし、面倒を見られることが今までなかったから。 そして私はmixi日記に嘘を書き始めた。 店長とのやりとりをベースに、 店長より年上のエリートリーマンと付き合っている設定で日記を書き始めた。 おごってもらえるとか、包容力があるとか、 同年代の男子とは違う魅力ああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああ ただ手に入らんかったものを見下すためっていうか!? すっぱいぶどう的な感じで同年代男子を比較して下に置くためっていうか 同年じゃなくて年上と付き合ってる私しあわせみたいな文章を 飽きもせずzすっと投稿してましたああああああああああああああああ あと女の子から「○○さんと付き合うようになってきれいになったんじゃない?」とか言われて 調子に乗ったりしてましたあああああああああああああああああ お笑い担当の喪女のくせに髪も伸ばしたりしてイイ女風情演出して調子乗ってましたあああああああああああああ ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい! 半年ぐらいで「これ嘘全部ばれてんじゃね」的な疑心暗鬼に陥って新しいウソ日記が書けなくなり 完全に黒歴史化し始めて、恋バナの流れで私に話ふられても苦笑いして流すようになって… 「別れたから気まずいんだな」と思われていますように!と全力で願ってた。 でもあまりにもウソ日記が重荷になって、大学卒業してすぐにmixiを退会してしまった。さよなら3ケタのマイミク。 そして就職したら予想外に出世できて20代で年収550万くらい。 同じ会社の1つ後輩に告られて付き合ってる。 でも大学時代のつながりはほとんど断ち切ってしまった。 数人の友達がまだ繋がってるけど、やっぱりウソ日記がバレてそうだなという重荷は常に感じてる。 だから彼氏が居る話もしてない。親にしか言ってないや。 色々長くなったけど、年上と付き合いたくなったり、年上と交際していることを自慢したくなる女の感情には、 同年代の男子や、同年代の男子と付き合っている女子へのコンプレックスがあるのではないかなーというお話でした。 文章へたくそでごめんなさい。いやいや、思い出すと本当死にたい。死にたい…。 出典: リンク: |
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