女性とつきあい、結婚したいが…(60代男性) 2013.3.30 07:00 (1/3ページ)[人生相談 あすへのヒント] 熊木徹夫さん 【相談】 私は定年退職者です。現在、両親と3人で暮らしで、晴耕雨読、時々野菜を出荷して暮らしています。 3人の年金があり、生活は問題ありませんが、今日まで特定の女性とつきあったことがなく、結婚歴もありません。社交性がなく口べたで、相手の気持ちを考えられなかったことに理由があったと、今、振り返って思います。 しかし、年の功か、この1年ほど、おしゃべりの楽しさを知り、自分の欠点も改めるように努めてきました。その甲斐あってか、私の話を聞いてくれる女性が現れるようになりました。時々行くレストランのウエートレスや山岳会で一緒になる女性たちです。彼女たちをお茶や食事に誘うのですが、応じてくれません。自分はもてない男だと諦めつつも、結婚も諦めきれません。 どうしたら彼女たちとつきあえるでしょう。(群馬県 60代男性) いくつになっても異性を慕い、交流を楽しむことがあっていい。独身ならなおさらで、恋愛の自由を謳歌(おうか)されてもとがめられはしないでしょう。 このところ社交性が出てきて、女性と話せるようになったのは喜ばしいことです。しかし、ひとたび恋愛や結婚を想定したとき、あなたと相手女性との意識の間に径庭(隔たり)があると言わざるをえません。 山岳会の女性たちはあなたと同世代であり、あなたを茶飲み話の相手としか考えないでしょう。また、ウエートレスは若い女性ですが、そのスマイルや相づちはビジネスライクなものと推察されます。 そのような場合、恋愛への発展を意識したあなたの前のめりな姿勢は、相手にとって滑稽なものでしょうし、時として相手に強い違和感を与えて忌避されるかもしれません。 また、恋愛の駆け引きは相当の経験年数を要し(男女とも物心ついたときからずっと恋愛の特別な「修練」を重ねてきています)、相手の醸し出す「空気」を読んで適切な距離を取りながらコミュニケーションを図っていくことは、誰にとっても相当難易度が高い課題なのです。恋愛初心者のあなたが苦労されるのは無理のないことです。 それに、熟年期の恋愛には独特な問題もある。相手女性は、今のあなたをパートナーとする場合、あなたが老いるか健康を害するかして倒れたときのことを想像せずにはいられません。 すなわち、介護が現実的な問題となります。また、遺産相続の問題についても然りです。あなたは純粋な恋愛を志向しておられるでしょうが、そのようなファンタジーを周りが許してくれないのです。 このようにハードルはなかなか高いですが、あなたの人生の味わいが染みた遅咲きの桜が、見事に開花する様を期待したいと思います。 回答者・熊木徹夫 精神科医。44歳。「あいち熊木クリニック」院長。著書に「精神科医になる〜患者を(わかる)ということ〜」など。 出典:言ってることは正論だけど、 リンク:全く答えになってなくない? |
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