課長に恋しちゃったの (エロくない体験談) 17041回

2013/04/19 00:15┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
毎週月曜日始業前お決まりの全体ミーティング放送。 
けだるそうにスピーカーを見上げる営業2課の面々。 


彩華堂株式会社。創業100周年まであと数年というほどの化粧品大手老舗メーカー。 
だが最近ではこれといったブランドも確立出来ず、続々現れる競合他社の陰に埋もれ 
栄光の日々も今や過去のものと成り果てていた。 


もしかしたら、また違った未来もあったのかもしれないが―― 



                              ■ 



「ねぇねぇマユミぃ」 


隣で始業支度をしている同僚の脇腹を、肘で突っつく。 


「何よ、香苗」 


返事はするけどこっちは向かず。だけど構わず、軽くウェーブのかかった髪をいじりながら。 


「こないだの合コンさぁ、大鳥製薬の連中来るって言うから期待してたんだけど」 
「うんうん」 
「もうそろいもそろってオタクばっか、見た目に騙されたわよ」 
「はいはい」 


あ、枝毛見っけ。 


「かと言って手近な所で妥協するのもアレだしねぇ」 
「クマクマ」 


……ま、喧々諤々意見を交し合うような話でも無し。 
グチを聞いててくれればそれで十分よっと。 


「あ〜、北村君ちょっと」 


おや、辻浦課長がお呼びだわ。 
相変わらず机に向きっぱなしのマユミへ後ろ手に手を振り、課長のデスクへと向かった。 



「お呼びでしょうか」 


それにしてもつくづく冴えないオヤジだわ。未練たらしくハゲた頭に、 
横なぎにサイドから髪の毛引っ張って来てさ。 


「ん〜、あれだよ。今日大泉君が、大鳥製薬の常務さん接待するんだけどね」 
「はぁ」 
「それでだねぇ、う〜ん……まっことに申し訳ないんだが」 


組み合わせた手をにぎにぎさせつつ、赤く焼けた鼻から息を吐き出す。 
さっさと要点まとめてスパっと結論言いなさいよ、ハゲ。 


「いや、すまん。大泉君に随伴してもらいたいんだな、うん」 
「業務時間外に……でしょうか」 
「いやいや、もちろん手当ては付けさせてもらうよっ。な、ひとつ頼むよ」 


小首をかしげ、じとっとした目つきで、 
私の顔を胸のふくらみ越しに覗き込むように見上げる。 
はぁっ…… 
これ以上こいつのそばにいるなんてゴメンだわ。さっさと話にケリをつけないと。 


「……かしこまりました」 
「いや、ほんっとうにすまんっ!」 


パンと音を鳴らして両手を合わせ、 
仏さんでも拝むかのように深々と頭を下げる。 
どこまでも不快なおっさんだわ、まったく。 



                              ■ 



オフィス街のビルの谷間にひっそりとたたずむ、 
隔世の感すら漂う白壁作りの堀に囲まれた名刹『加賀野』。 
古くから政府要人、大資本のお歴々などに愛され続けてきた――それこそ僕が 
プライベートで訪れる事など決して適わぬような名亭。 


そんな歴史ある料亭の、埃一つ嫌いぬいた縁側を 
清楚な感じの女給さんに先導されながら通り抜ける。 
左手に視線を流す。小さな石橋を渡された池がうっそうとした緑に囲まれ、 
座敷からの灯りをきらきらと反射させている。 


そして縁側の行き止まりよりその庭園へと下り、 
点々と続く丸石を渡り奥の離れへと案内された。 
乱菊之間。今夜の接待の舞台。僕は課長の言葉を思い出していた。 


『あそこはなぁ、昔っからお偉いさんの秘密の会合に使われててなぁ…… 
色々と融通が利くんだよ』 


僕と連れ――北村さんを部屋へと案内してきた女給さんが 
おずおずと頭を下げ、ふすまを閉めた。 


「ごめん北村さん、ちょっと待ってて」 
「はいはい」 


面倒くさそうに腰に手をあて、もう一方の手の指で髪をすいている北村さんをよそに、 
僕は女給さんの後を追いかけた。 


「あ、あの、すいません」 
「はい、何でございましょうか」 


僕の声にゆるりと振り返ってみせる。 
しばしの静寂。 
上着のポケットの中で課長から預かった小瓶をぐっと握り締めた。 
目の前の彼女にも聞こえてしまうのではないかという程に心臓が波打つ。 


――ええい、ままよ。 


腹をくくり、それを目の前へと差し出した。 


「これを、連れの女性の食事に、入れて、もらいたいのですが」 


声を震え、額に汗がにじむ。 
だが彼女はそんな僕を気にも留めてないかのように、 
事も無げにそれを両手で受け取り微笑む。 


「かしこまりました。それでは碗の物にでもお入れしましょう」 


そしてそれを袂にしまい込み、妖艶な目つきで僕を再度微笑み。 


「本日の碗の物はこっくりと仕立てております故、味も紛れてしまいましょう……」 


そして何事も無かったかのようにしずしずと廊下の奥へと消えていった。 


――色々と、融通が利くんだよ。 


怪しげな雰囲気に飲み込まれそうになる僕の頭に、課長の言葉が響いた。 



                              ■ 



「ささ常務、どうぞ一杯……」 


大泉関に促されるままに、上座に座る 
でっぷりとしたオヤジのお猪口へと燗酒を注ぎ込む。 


「いやぁこんな別嬪さんに酌をしてもらえるとは、おっとっと……」 


ひょっとこみたいに唇を突き出し、 
今にもこぼれそうになっている薄琥珀色へと口を付ける。 


そして身を乗り出したついでに、濃紺色のスカートから伸びる 
肌色の付け根を覗き込もうと粘着質な視線を流し込む。 


当然それを察知した私は、少しばかり開いていた足を 
ぴたっと閉じその企てを阻止する。 


「いや、これはなんとも……うむ、染みる染みる。ほれ、君も一献」 


くいっ、くいっと弾みをつけて酒を飲み干したデブオヤジが 
ごつごつとした手で徳利を掴み、私の方へとその口を向ける。 


「は、はぁ」 


無論突っぱねる訳にもいかず、両手で猪口を持ちそれをすっと差し出す。 
白磁の器が徐々にうっすら色付いた液体で満たされていく。 


「さ、ぐっと行きなさい。ぐっと」 
「では、いただきます」 


一瞬息を止め、意を決しそれをぐいっと飲み干す。 
舌の奥に日本酒独特の甘ったるさと 
酒の苦さの入り混じった何とも言えない味が染み付く。 


「はは、は……なんともよい飲みっぷりだ」 


――冗談じゃ無いわよ、こんな不味い物ちびちび飲んでられないだけよ! 


耐え難い後味を碗の物で洗い流す。 
幸いに、今日の汁は白味噌仕立ての濃い味付けのものだった。 
柔らかな甘みがすぅ……と舌を、喉を洗い流してくれた。 


「全く持って、見た目に違わず強い強い。私なぞすっかり年を取ってしまって……」 
「いやいやそんなめっそうも無い……」 


デブ二人が何とも無意味な会話を繰り広げている。 


――まったく、暑苦しいったらありゃしない…… 


鼻から小さく息を吐きつつ背筋を伸ばし、半ば反射的にスーツの襟元をぴっと整える。 


「ささ、もう一杯行きたまえ」 


そんな私の気も知らず、デブオヤジが目をらんらんとさせながら 
またぞろ私に徳利を向ける。 


「はぁ、ありがとうございます」 


そして再度私の猪口に酒が注がれた。 
再び、一気に胃袋へと流し込む。胃がむかむかとしてくる。 


「常務もどうぞ、お注ぎいたしますので」 


また飲まされては堪らない。 
手早く徳利を手に取り笑顔を作ってデブオヤジにやんわりと突きつける。 


「おお、すまんねぇ」 


メガネ越しに無神経さを放つへらへら面にまたも胃がむかついてきた。 


デブオヤジが酒を飲んでいる、その隙に汁物を胃袋へと流し込む。 
味噌の香りと汁の温かさがなんともありがたい。 
あちらさんも満足げに飲み干し、大泉関がそこにすかさずおべんちゃらを入れる。 


――まったく……どうして製品力で競わず、 
こんな飲み食いで売り込もうとするんだか。 
ちょっと胸がでかいからって目の色変えやがって、オヤジどもが…… 



                              ■ 



酒宴が始まってからどれほど時間が過ぎたのだろうか。 
すでに料理はあらかた食べ尽くされ、ちびりちびりと 
酒を酌み交わしながらデブ二人が嬉々と会話を弾ませている。 


「いやぁ、常務もまだまだお盛んという事で。うらやましい限りです」 
「いやいやいや、金の切れ目が縁の切れ目でなぁ…… 
景気のよかった頃はママも……」 


――それにしてもやっぱり日本酒なんて飲むもんじゃ無いわ。 
飲み慣れないわ、口に合わないわでもう最悪。 
体はだるいし心臓はドックンドックン言ってるし。 
はぁ、なんか熱っぽいし…… 


「ところで常務、本日は一つ面白い趣向を用意しておりまして」 
「ほほう、何かね」 


――また下らない事話してるわね、このデブども。 


大泉関がデブオヤジの隣に座り、何やらコソコソと…… 
ほぉほぉふむふむと必要以上に大げさな声をあげ、 
私をちらちら見ながらないしょ話に目を輝かせ頷く。 


「ほぉ!さすがは彩華堂さんですなぁ」 


デブオヤジがひときわ大きな声をあげ、 
ぼんやりとやりとりを交わす様を眺めている私の方へと視線を向けた。 


「では、存分に堪能させていただきますか」 


重々しげに立ち上がりながら息と一緒に言葉を吐き出す。 
そして卓を回り込み私の傍らへと歩み寄り 
半歩ほどの間も空けず立ち止まった。 


「な、何でしょうか」 


荒い息を吐きながら私を見下ろすデブオヤジに、 
座ったままで片手を後ろにつくようにして 
少し体を離しながら問いかけた。 


――何の用だってのよ、デブおや…… 


そう思うよりも早く、デブオヤジが私の上に覆いかぶさって来た。 


「や、やだっ、何すんですかっ!」 


身を捻り、床にはいつくばって必死に逃げようとするが、体が思うように動かない。 


「お〜お〜、これはなんとも活きの良い」 


嬉しげに言いながら息を荒げる私の腰にしがみつき、 
後ろから抱きつくような格好でスーツ越しに胸を揉んできた。 


「はぅんっ!?」 


胸から送り込まれた、痛みを伴った感触に全身が総身立つ。 


――何、胸揉まれただけなのに、なんで、なんでこんなに……!? 


「強気な女性がお好みと伺っておりましたので、御眼鏡に適えばよろしいのですが」 
「いやいや何ともたまらんよ!むっちりと肉付きもよし、 
性格はまぁこれから堪能させてもらうとして……」 


大泉と言葉を交わしながらも背後から私にしっかりと体を密着させ、 
胸を力任せに揉みしだきながら、他方の手で 
スカートをぐっと食い込ませるようにして恥丘をぐっと掴む。 


「あぐっ!何、すんのよ、はぁんっ!このエロオヤジ!」 


それぞれの手に力を込められる度に、 
顎が上がり、呼吸が乱れ、腰がヒクつき、全身がこわばる。 
胸から、股間から痺れるような感覚が沸き起こってくる。 


――こんなデブオヤジに体を弄られて、なんで、なんで…… 


「うむうむ、これぐらい元気が無くては面白みが無いわい」 


膝を立て、突き上げられた尻に硬くなった物を押し付け、 
上半身を体全体で床に押し付けるようにしながら 
私の髪を鼻先で掻き分けうなじへと舌を這わせる。 


「ふぎっ!舐めないで、よっ!汚らし、いんっ!」 


間断無く与えられる刺激に息を乱されて、 
飲み込む事の出来ないツバが口の端から流れ落ちていく。 
瞳も徐々に熱を帯び、うっすらと潤んで来ているのが自分でも感じ取れる。 


「んぐっ!放し、なさいっ、よぉっ!おふぅっ!はっ、あんっ!」 
「んむっ、じゅるっ……なんとも好いのぅ、なんとも」 


手の動きが変わった。 
上から覆い被せるようにしただ乱暴に胸を揉みしだいていた手が、 
乳房を持ち上げこねくり回すようにリズミカルに動き出し、 


秘部をむりやり弄っていた手も、腕や手首で 
少しずつスカートを手繰り寄せるような動きに代わり 


露わになったデルタ地帯を、ストッキングとショーツの上から 
指先でグルグルと緩急を付けながらかき混ぜ始めた。 


腰が真芯への刺激を求めるかのようにくねる。 
が、それを避けるかのように指が動く。 
胸も、さらなる刺激を求めるかのようにだんだんと切なくなってきた。 


「ん、どうした?そんなに腰をくねらせて。気持ち良いのか?ん?」 
「んんっ!ちがっ、あっ!ちがうっ!ふんっ!くぅっ!」 


背筋をビクビクっと駆け巡る電流に、 
思わず目が閉じ、涙がこぼれ、息が激しくなってくる。 
そしてそれに耐えるように体をこわばらせ、歯を食いしばり、 
爪を畳へと突き立てる。 


――こんなオヤジに弄ばれて……なんでこんなに気持ちいのよ…… 


「ひっ!あぎっ、くぅっ!うぅっ、ぅあっ!」 
「お気に召しましたか、常務」 


大泉が少し離れた所で正座し、この状況を静観している。 


「おお、これほどの逸品そうそう無いぞ!」 


そしてこの上ない喜びに身を震わせるデブオヤジ。 


――何見てんのよ、助けなさいよ!でないと、でないと私……はぅんっ!! 
「やぁっ、ふぅんっ!やめ、ひぇんっ!」 


頬を畳におしつけられるようにしながら、背後から覆いかぶさってくる肉圧に抗う。 
食いしばった歯の間から流れ落ちるよだれが小さな水溜りを作っていた。 


胸をぐにゃりと揉みしだかれる度に、 
じっとりした薄布越しに繊細な割れ目を擦り上げられる度に、 
息が止まりそうになってしまう。 


「何を言っておる、こんなに物欲しそうな顔をしおってからに」 


デブオヤジが鼻息を荒くしながら横を向いている私の顔を覗き込んだ。 
潤んだ瞳の向こうに赤々としたメガネ面。 
それがだんだんと近づいてきて…… 
私の唇の端に、乾ききったかさかさとした唇が吸い付いてきた。 


「んっ、いやっ!」 


ちゅっ、ちゅっ、目を閉じ歯を食いしばって拒む私に構わず 
上唇を、下唇をしゃぶるようにして陵辱していく。 
唇につつっと触れる舌先の感触に、思わず目の力が緩み半開きになってしまう。 


そしてそれに連動するかのように口からも力が抜け、 
かみ締めていた歯が緩み口腔内への通路が露わになった。 
そこに目がけて差し込まれてくる厚ぼったい舌。 


――イヤぁっ、こんなのとキスなんて、やだっ、やめてよ…… 


ちゅるっ、まるで待ち焦がれていたかのように自らも舌を伸ばし、それを受け入れていく。 
にちゅっ、ぴちゅっ、 
粘膜同士が絡み合うくすぐったいような感覚に、 
口の中で響き渡るいやらしい水音に胸がきゅぅっとなる。 


――なんでなの、なんで、私、こんな、ウソ、ウソよ…… 


頭の中で必死に否定するが、快感を求めて舌が勝手に動いてしまう。 
腰も、自分から指にしゃぶりつくかのようにくねってしまう。 
全身を駆け巡る甘い感触に、体の深い所がだんだんととろけてくる。 


ダメ、溺れちゃいけない――理性で必死にこらえようとしていたその時、不意に唇が離された。 


「はぁん……」 


思わず寂しげな声を漏らしてしまう。 


「心配せんでも、すぐにまた味あわせてやるわい」 


その言葉に、数秒前まで続いていた感触を思い描き 
またしても胸が、そして子宮がきゅぅっとしてしまった。 
デブオヤジが私から身を離し、左肩と左ももを手をかけてきた。 



「そぉらっ」 
「ひゃんっ!?」 


そして一息に私の体を裏返す。 
よだれまみれの口元から荒く息をつき、ストッキングに覆われた下半身を丸出しにして、 
力なく畳の上にひっくり返っている私。 
そんな私の開かれた足の間に膝で立ち、目を細めながら見下ろしているデブオヤジ。 


「ん、おもらしでもしたか?」 
「ち、ちがう……」 


ふるふると首を振り必死に否定する。 
だが体液をたっぷりと吸い込んだショーツが、 
既に開ききっている肉ヒダにぴったりと張り付いているのが見るまでも無く感じ取れる。 


「ならこれは何かね」 


くちゅっ、そこに親指がぐっと押し当てられた。 


「はぁんっ!ちが、ちがうっ!」 


ぬちゅっ、ぬちゅっ…… 
指が上下に動かされ、ねっとりとしている生地で肉壺をぐりぐりとかき混ぜられる。 


「ちっ!ちがっ!!はんっ!あぁっ!」 


時折、布ごと指が膣の入り口辺りまで入ってくる。そして、だんだんとその頻度が増してきた。 


「はんっ!あっ!入って、ふぅんっ!」 


そして貪欲にそれを求めるかのように、指の動きに合わせてより深く挿入させようと腰を動かす。 


「ははは、全くなんとも淫乱な娘だ」 
「違うっ!ちが、うんっ!なんで、あんっ!た、なん、かっ!にぃ」 


ぬっちゅぬっちゅぬっちゅ、 
言葉とは裏腹に腰をリズミカルに振り指を受け入れていく。 
すでに布ごと第一間接あたりまで入っている親指が、 
膣中を擦るようにしてかき混ぜる。 


ねっとりと湿った布による初めての感触に身体がとろけ、 
逆に筋肉がぐっと締まっていく。 


――なんで、こんな、あんっ!変態、みた、ひぃんっ!違う、ちが、んくぅっ! 


「ほれっ」 


くりゅっ、すでにぷっくりと腫れ上がっているクリトリスがもう一方の親指で押し上げられた。 


「はぁぁぁぁぁんっっ!!!!」 


その瞬間頭の中が真っ白になり、全身が強張り、ビクンッビクンッと腰が跳ね上がった。 


「はっはっは、まだ脱がせてもおらんのにイきおったぞ!」 


――ウソよ、ウソよ…… 


「お気に召して下さいましたでしょうか、常務」 
「うむうむ、最高だよキミ!」 


――こんなおっさんにイカされるなんて、そんなの…… 


つつっと目の端から涙がこぼれた。 
そして、子宮にくぅんと切ない感じ。 



                              ■ 



「はぁんっ!やぁっ!吸わない、でぇっ!」 


姿勢を正し正座している僕の前に、普段と全く違う姿の北村香苗さんがいた。 


スカートが腰までたくし上げられ、 
ストッキングに包まれた足とショーツに覆われた下腹部が露わになって、 
しかもたっぷりと愛液を含んだ薄いブルーのショーツ越しに 
性器の形がはっきり見てとれて…… 


上半身も、たくし上げられたブラと、 
途中まで開かれたブラウスに挟まれて、ぎゅっと圧縮された巨乳が見えてて、 
ピンク色の乳首もツンと上を向いてて…… 


「ほむっ、じゅるっ、いや美味かな美味かな」 


そんな格好で仰向けになっている北村さんの上に、大鳥製薬の常務が覆いかぶさり、 
乳首に吸い付きながら、もう片方の乳首を指でこねくり回している。 


「いやっ!んんっ!乳首、だめぇっ!」 


とろんとした目で眉間にシワを寄せ、切なげに声を上げながら首を振る様とは裏腹に、 
しっかりと常務の頭を抱きしめ、腰をビクッビクッとひくつかせる北村さん。 


「ほれほれ、あむ、そんなに腰をひくつかせてどうした?」 


常務が乳首を舌先でぐりぐりと転がしながら、北村さんに尋ねる。 


「やだ、んくぅっ!はぁんっ!」 


首を振りながら甘い声をこぼす北村さん。 
ぴた……常務が動きを止めた。 


「あ……」 
「ほれ、どうして欲しいか言ってみぃ」 


目をぎゅっと閉じ、ふるふると顔を揺らす北村さん。 
彼女の荒い息遣いと、僕の鼓動だけが聞こえる。 


「……んこも……」 


消え入るような声が、その沈黙を、破った。 
それと同時に、再び腰が、ヒクッヒクッと動き出した。 


「ん?はっきり言わんと分からんなぁ」 


再び沈黙。 
そして、今度は同僚の嗚咽が沈黙を破った。 


「ひぐっ、お、おまんこも……ぐすっ、して、ぐだ、ざ、い……」 


両手で顔を覆い、肩を震わせ、泣きじゃくり出した同僚。 
そしてヒックヒックと息をするのに合わせるかのようにくねる腰。 


「キミ、彼女は職場でもこうなのかね?」 


不意に常務が僕へと話しかけてきた。 


「いえ、私もこのような姿を見るのは初めてで」 


懸命に否定するかのように首を振り続ける北村さん。 


「そうか、そうか」 


深々と息を吐き、北村さんから身体を離しつつ常務が言った。 
そして、手招きをしながら…… 


「ならばキミも近くに来て見てみるといい」 


ドクンッ、心臓が波打った。 


「は、かしこまりました」 


膝で立ち、四つんばいになりながら北村さんの側へと寄る。 
泣きじゃくりながら、肌を薄紅色に染め、乳首を硬く立たせ、 
下腹部をぐっしょりと濡らし、腰をひくつかせながら畳の上に横たわっている同僚。 


ドクンッ、すでにガチガチに勃起している自身が波打った。 


ぴりぴり…… 
僕のすぐ目の前で、同僚のストッキングの股間部が引き裂かれていく。 
自らそれを望むかのように腰が突き上げられ、ますます僕の顔との距離が縮まる。 
性欲の証の体液を十二分に吸い取った下着から放たれる淫靡な香りが、僕の鼻腔へと流れ込んできた。 
そして、じとっと湿った、薄いブルーの布切れと、肌との間に指が差し込まれた。 


「くぅんっ!」 


耳に流れ込む、同僚の、甘い声。 
にちゅっ…… 
そんな音が聞こえてきそうなほどの、ねっとりとした糸を引かせながら、 
肝心な部分を覆っている生地が、ずらされていく。 


ひくっ、ひくっと切なげに収縮している膣口。 
すでに赤く充血し、てらてらと輝いている二枚のヒダ。 
十分に膨れ上がり、すっかり包皮がめくれ上がっているクリトリス。 


顔を左に向け、その持ち主の顔を見る。 
毎日、顔を合わせている、ツリ目の、ウェーブのかかったロングヘアーの、美人だなと思ってた、同僚。 


そしてもう一度正面へと向き直る。 
うっそうとした陰毛に囲われた、白く濁った愛液でぬらぬらとしている、同僚の性器。 
思わず、指を伸ばし、ヒクヒクとしている肉穴へと差し込んでいく。 


「はぁんっ!」 


すごく熱くなっている。それに、ねっとりとして、指をしっかりとくわえ込んで。 
顔を見ながら、浅く挿入した人差し指で、そこをかき混ぜる。 


「あっ!だめっ!混ぜちゃ、あんっ!」 


見慣れた同僚の口から発せられる喘ぎ声と、性器から溢れ出すぐちゅぐちゅと言う淫らな音。 
僕の指に反応して、北村さんが、感じている…… 
ここに、入れたい――そんな衝動が頭をもたげる。 


「キミ、それぐらいで十分だろ」 


不意に耳に入ってきた常務の不愉快そうな声が、僕を現実へと引き戻した。 


「あ、す、すいません、出過ぎた真似を……」 
「まぁよい、それより仲居さんを呼んでくれんか」 
「はい、かしこまりました」 


あえて間違いを訂正せず、女給さんを呼ぶために障子の方へと歩を進める。 
じゅるっ、ぢゅぅぅぅぅっ…… 


「あっ!いやぁっ!いくぅっ!また、あんっ!」 


背後から聞こえてくる水音と同僚の声に、股間がギシギシと張り詰める。 


「はぁっ!んっ!んくぅぅぅぅぅっ!!」 


甲高い鳴き声に背中を向けつつ、小さく開いた障子から顔だけ出して女給さんを呼んだ。 


「はいはいただいま」 


廊下の奥から澄んだ声が響いてくるのと同時に、 
和服にエプロン姿の女性が角から飛び出し、すすすっとこちらに向かってきた。 
障子を開き部屋の中へと招き入れる。 
事情は承知しているはず――予想通り、卓の脇でよがっている同僚の姿を目の当たりにしても平然としている。 


「はぁ、やあっ!見ないでぇっ!」 


僕らの視線に気付いた北村さんが、顔を手で覆いブンブンと首を振る。 
そしてその声に常務が性器から口を離し、こちらへと向いた。 
思わず同僚の性器へと目が行ってしまう。 
先ほどよりまた絶頂を迎えたのか、肉壺から尻、そして畳の上へと液体が流れ落ちている。 


「おおキミ、酒と……アレだ、えっとほれ」 
「アレ、でございますね」 


常務の不確かな指示にも関わらず、即座に答えにこりと微笑む隣の女性。 


「そうそう、頼んだよ」 


常務も勝手知ったる感じで確認もせずにパパッと答える。 
そして、ごくごく平然と部屋の入り口で礼をし、障子を閉め去っていく女給さん。 



「よっこらしょっと」 


常務が北村さんの足を両脇に抱え立ち上がった。 


「きゃっ」 


ぐいっと下半身を持ち上げられ小さい悲鳴がこぼれた。 
だがそれに意も介さず、彼女の下半身を天地逆にしてそれを抱え込むように腰を下ろす常務。 


「ほほ、こりゃいい眺めだ」 


口を開き上を向く性器を眼前にし、喜びの声をあげる。 
そしてそれとは裏腹に、頭を下にされ足をぐっと 
肩の方へと折りたたまれている北村さんが苦しそうにうめく。 


「や、やだっ!」 


濡れそぼった股間越しに二人が見つめあう。 
そして彼女が見ている目の前で、膣口目がけ舌が差し込まれた。 


「はっ!やめっ!クリのう、らぁんっ!ダメなのぉっ!」 


震える太ももに手をかけ、しっかりと下半身を固定したまま 
口を密着させじゅるじゅると激しく音を立てる。 
よく見るとむき出しの突起も鼻先でクリックリッと弄られているようだ。 


「あぐっ!くっぅっ!うぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」 
「お待たせいたしました」 


北村さんが絶頂を迎えるのと同時に障子が開かれた。 
正座をし、深々と頭を下げる女給さんの姿がそこにあった。 
体を横に向けお盆を膝の上へと乗せる。 


「おお、そうそうそれそれ!」 


お盆の上にある徳利とビデオカメラを目にし、常務がはしゃぐように声をあげた。 
コトッ、卓の上に徳利が置かれた。そしてビデオカメラを手に取る。 
僕もそれを受け取ろうと手を伸ばす。 


「あ、私がやりますのでどうぞお気遣い無く」 


やんわりと僕を制し、手馴れた調子で撮影準備を進める。 


「おいキミ、ちょっと彼女を押さえていてくれんかね」 


まるで祭りにはしゃぐ子供のように僕を手招きして呼ぶ常務。 
むき出しの性器を挟み向かい合うような格好で…… 
北村さんの顔にまたがるようにして、僕も下半身を抱きかかえた。 
太ももの、腰の柔らかな感触が伝わってくる。 
そして目の前にはあいも変わらず物欲しそうにヒクヒクとうごめく性器。 


「キミ、紅椿という酒は知っているかね?」 


ぬめる粘膜に見入る僕の顔を覗き込むようにして、常務が言った。 


「すいません、存じませんが……」 
「はっはっ、無理もあるまい。私が考案した物だからな」 


得意げな面持ちのまま片手を伸ばし、徳利を手にする。と、その様子をすでにカメラが捕らえていた。 


「では、教えて進ぜよう……」 


カメラの方にニヤリとしてみせ、僕の方へと向きなおし声を潜め―― 
しかし笑いを堪えるような調子で言いつつ徳利を二人の顔の間へと持ってきた。 
徳利が傾けられ、ちょろちょろと酒が垂れていく。 
その先には、てらてらと輝く肉杯。 


「ひっ!やだ、何!?」 


僕の尻の下で焦った調子の悲鳴があがる。 
だがそれを無視するかのようにちょろちょろ、ちょろちょろと薄琥珀色の液体が注がれていく。 
いよいよ肉ヒダに囲まれた器が一杯になる、その寸前で徳利が戻された。 
自然と水位が下がっていく。 


「何これ、膣中がすぅって……やだ、熱い、熱いぃっ!」 


いよいよ液体が胎内へと消えようかというその瞬間、 
徳利の主がぱっと口をつけジュルジュルと音を立てながら頬をすぼめた。 


「はぁっ!やっ!吸わな、いんっ!でっ!えぇんっ!」 


ビクンビクンと痙攣しているのが僕の体にも伝わってくる。 
じゅるじゅる……ちゅるっ。 
全部吸い尽くしたのか常務が顔を上げた。股の下でははぁっ、はぁっと激しい息遣い。 


「さてキミも一杯やってみるかね」 
「はい、喜んで」 


再び杯へと酒が注がれる。 
だんだんと、だんだんと赤くうごめく杯が酒で満たされていく。 


「くぅ、熱いのっ、マンコが熱いのぉっ!」 


下から同僚の淫らな声が響く。 
あと僅か、あと僅かで液体が全て胎内に流れこむ…… 
だが待ちきれずにそこへと飛びついてしまう。 


「はっはっ、せっかちだな」 


常務の笑い声にも構わず、一心不乱に北村さんの膣へと舌を差し込み液体を吸い上げる。 


「あぐぅっ!かき混ぜ、へぇんっ!」 


酒と愛液の交じり合った、甘いような酸っぱいようななんとも不思議な味が口の中に広がる。 
そして北村さんの熱を帯びた膣壁が僕の舌をきゅっ、きゅっと締め上げる。 


「えぅんっ!あっ!はぁっ!あっっ!!!」 


下側のざらっとした所を舌先で激しく擦りあげる。 
なんとも堪らない声をあげながらきゅぅぅぅっと僕を締め付けてきた。 


「はぐっ!うぉっ!おうっ!おぁぁぁぁっ!!」 


今度はむき出しの肉蕾を親指でコロコロと転がす。 
まるで獣のような雄たけびを上げながらビクンビクンと痙攣する。 
口で、手で毎日のように顔を合わせて来た同僚を無理やり犯していく。 


「あっ!あっ!はぁっ!ひゃぁぁんっ!!」 


深々と舌を突き刺し、グリグリと膣をかき混ぜながらクリトリスをキュっと摘む。 
普段の姿を思い描きながら、 
引き裂かれたストッキングと愛液でぐっしょり濡れているショーツを見ながら。 
そして北村さんがまた大きく喘ぎ、痙攣しながら僕を締め付けてきた。 
ビデオのファインダに、何とも淫らな酒宴の様が映し出される。 


「はぁぁ……あんっ!あくっ、ふぅんっ!」 


  都会の喧騒から隔離され、虫の声だけが染み入る 
  玄妙なる和室に響き渡る卑猥な叫び。 


  声の主の女、まだ二十歳そこそこと言った所だろうか? 
  頭と背中を畳に付け、下半身を持ち上げられ、 
  折りたたまれた足の先が自身の肩に触れそうになっている。 


  そして上下逆になっている下腹部を挟みこむようにして 
  対峙している二人のでっぷりとした男。 


  少しカメラをズームしてみよう。 


「ひやぁっ、マンコ熱いっ!はっ、はぁっ!」 


  すらっと切れ長の目から涙をこぼし、薄く形の良い唇から 
  だらだらとよだれを垂れ流しながら 
  いやらしい言葉を叫び続けている顔がはっきりと見えた。 


  眉間にシワが入るほどに力の込められた瞳から、 
  普段の強気さをうっすらとうかがい知る事が出来る。 


  そんな顔が縦に、横にガクガクと揺れる度に、 
  その下方にある剥き出しになっている形のよい 
  二つの大きな肉塊がぷるんぷるんと震える。 


「すわな、あぁぁっ!!ま、また、イっくぅぅぅぅぅっ!!」 


  ガクンガクンと下半身がひきつけを起こした。 


  紺のスカートが腹部でしわくちゃにまとめられ、 
  ナチュラルカラーのストッキングは股間部が大きく引き裂かれ、 
  じっとり濡れている薄いブルーの下着も横に大きくずらされ、 
  どれ一つとして下半身を守るという役割を果していない。 


  さらにズーム。 


  性器が大きく口を開き、ひくひくとうごめきながら 
  だらだらとよだれを流し、下方に広がる茂みをきらきらと潤していた。 


  二枚のヒダもその付け根の肉蕾も赤々と充血し、 
  その谷間に見える小さな入り口も『ここに入れてください』と 
  言っているかのようにヒクッ、ヒクッと収縮している。 


  ちょろっ、ちょろちょろ 
  それの上で向かい合っている男の一方が徳利を傾け、 
  おねだりをしているその口目がけて液体を垂らしていく。 


「んぐぅっ!流れこ、んでっ、膣がっ!熱いっ!」 


  じゅるるるっ 
  そしてもう一方の男が真上を向き 
  酒を受け止めている肉杯に吸い付き、濁った水音を放つ。 


「ひっ!舌やめっ!混ぜな、い、んくぅっ!!」 


  口を付けていた男がねとっとした糸を引かせながら顔を離し、 
  再び徳利が傾けられた。 
  ちょろっ、ちょろ……ちょろっ 


「んぁ……」 
「何じゃ、もうお終いか」 


  口を下にされた徳利がブンブンと振られた。 
  が、僅かばかりの雫を垂らすのみで残っていた酒も 
  粘膜の谷間を満たす事無くあっさりと飲み干されてしまった。 


「ではこちらをお使いになられてはいかがでしょうか」 


  カメラを回したままつつっと近寄り、袂から小瓶を取り出し御得意様へと差し出す。 


「何だね、これは」 
「先ほどそちらのお客様よりお預かりした物でございます」 
「キミ、これは何かね」 


  私から受け取った小瓶を指先で摘み、女性の連れの―― 
  御一見様の方へ向け中の液体を小さく揺らして見せた。 


「当社特製の媚薬でございます」 
「びや……ちょっと、どういう事なのそれ、ねぇ、大泉、ちょっと!」 


  連れに胸の上にまたがれ性器を弄ばれていた女性が荒い息で問いただす。 


「おお、それは面白い。どれどれ」 


  とろぉ…… 
  その問いに答えもせず、肉杯へと今度はぬらっとした透明な薬品が注がれた。 


「んあっ!冷たっ、いっ!何なの、よぉっ!マンコに、何入れてんのよぉっ!」 
「う〜む、吸い込みが悪いようだのう」 


  膣内へと流れ込まずヒダの間で溜まっている薬品の中へと、 
  ゴツゴツした太い指が入っていく。 
  そして入り口にあてがわれ、するりと飲み込まれていく。 


「はぐっ、入れな、いでぇっ!」 


  ぐぽっぐぽっと音を立てながら指が上下し、薬品が中へと流れ込んでいく。 


「あっ!あっ!なかっ!擦らないでぇっ!」 
「ほほ、すごい締め付けじゃのう!」 


  指の上下につられるように、膣口も引き上げられ、押し下げられ激しく動く。 


「いぐっ!いぐぅぅぅっ!!」 


  ビクンビクン、また大きく痙攣。だが指の動きは止まらない。 


「あ、あぎっ!らめっ!すご、いぃぃぃぃぃっ!!」 


  薬品を飲み込みながら、もう一つの小さい穴よりぷしゃっと透き通った液体が放出された。 


「潮まで吹きおったわ、淫乱娘め!」 
「ちが、ちが、あぁぁっ!そこだめぇっ!!」 


  もう一度女性の顔へとカメラを移す。 


  硬く目を閉じ、口を大きく開け眉間にシワを寄せながらブンブンと大きく顔を振る。 
  そして時折歯を食いしばり、ビクッビクッと痙攣。 


  屈辱的なんだろうな……と、少しばかり同情してしまった。 
  だがそんな気持ちもすぐに溶けてしまった。 
  この程度なら、いつも見ている事ですから……。 



                              ■ 



  体が、気だるい。 
  顔が、熱い。 
  胸が、激しく波打つ。 
  下半身が……ジンジンする。 


「ひぁっ!あひ、あ、はぁっ!」 


  酒のせいで燃えるように熱い膣に、 
  ひんやりとした媚薬が押し込められてくる。 
  太いごつごつした指の擦れる感触と、すぅっとする薬の感触。 


――やだ、もうゆるして、おかしくなるぅ! 


  また絶頂に達する、その寸前で不意に攻めが止められた。 


「んくぅっ……はぁ、はぁ……」 


  にゅぽっと指が引き抜かれ、 
  入り口が寂しげにひくついてるのが感じて取れる。 


「さて、ではそろそろ頂くとしようか……」 


  そう言ってデブオヤジが私の体から離れた。 
  かちゃ、かちゃ 
  仰向けにひっくり返りながら、 
  横目にズボンを下ろすデブオヤジの姿を眺める。 


――犯されるんだな、これから…… 


  そう思った瞬間、アソコがきゅぅんっと疼いた。 


――これも媚薬のせいよ、そうよ、そうでなきゃあんなオッサンとなんて…… 


  その瞬間が来るのを待ち求めている自分の身体に、 
  どうにか納得しようと懸命に理性を働かせる。 
  ぎゅっと目を閉じ、深く深呼吸して無理やりにでも落ち着かせる。 
  でも、アソコが疼いて仕方が無い…… 


  ぴとっ 
  両足が抱えられ、じんじんしている粘膜に硬い感触が押し当てられた。 


「んっ!」 
「そうそう、分かっているではないか」 


  自然と腰が動き、その感触を入り口へと自ら導いていく。 
  そして、入り口をあてがいクイッと腰を持ち上げ 
  僅かばかりにそれをくわえ込んだ瞬間に全身に痺れが駆け巡った。 


「いぎっ!?」 


――何なのよコレ、亀頭も入りきってないのに、もう……イきそう…… 


「それでは、堪能させてもらおうか」 


  そう言い私の腰をしっかりと掴む。 


「やだ、だめ!壊れ、るぅっ!やぁ、めてぇっ!!」 


  力なく足をバタつかせる。その振動で膣口が 
  クチュクチュかき混ぜられるだけでも息が乱れてしまう。 


「いや、元気があって結構結構……」 


  ぐいっ 
  亀頭が膣壁を押し広げ入り込んできた。 


「んぐぅぅぅっ!!」 


  足がピーンとつっぱり、腰が波打つ。 
  そしてさらに奥へ、奥へと太く硬い肉棒が押し込まれていく。 


「あ、あがっ!ひぅっ!んがぁぁぁっ!!」 


  まるで初めてした時のような圧迫感が下半身を支配する。 
  だが、そこに痛みは無く、狂ってしまいそうなまでの 
  甘く切ない痺れがジンジンと全身に広がっていく。 


  じゅるる…… 
  肉棒が引き下げられ―― 
  じゅぶっ! 
  一気に挿入される。 


「あぐぅっ!あぁぁぁぁぁぁっ!!」 


  それだけで全身が強張り、軽く絶頂に達してしまう。 


――なんで、なんで、やだ、壊れる、こんな、すごい、やだ…… 


「んむ、すごい締め付けだこりゃ……」 


  じゅるる……じゅぶっ! 


「いぐっ!いぐぅぅぅぅぅっ!!」 


  膣が収縮し、デブオヤジの物をしっかりとくわえ込む。 


――薬のせいだ、薬のせいよ、でなきゃ、こんな、こんな…… 


「んくく、そんなにワシのがよいか。あむっ」 


  不意に乳首に吸い付いてきた。 
  舌が硬い突起に触れたその瞬間に全身を電流が駆け巡った。 


「いぎぃぃっ!!胸らめぇぇぇっ!!」 


  そして再びペニスをぎゅぅっと締め付ける私の膣。 


――こんな、こんな、気持ちい、気持ちいい…… 


「いいっ!いぐっ!またっ!あぁぁぁっ!!」 


  胸に吸い付きながら小刻みに腰を振り、私の中をかき混ぜる。 
  じゅぽっ、乳首を吸い上げながら口が離された。 


「さて、それではぼちぼち終いにするか」 


  そしてがっちりと腰を掴み大きいストロークで激しく杭を打ち込み始めた。 


「んっ!んん〜っ!んぁっ!あぐぅっ!!」 


  下唇を噛み、目をぎゅぅっと閉じ何度も何度も押し寄せる快感に耐える。 
  だがカリ首で膣壁を擦られるたびに、 
  膣を肉棒で押し広げられる度に 
  ビクンビクンと腰が勝手に跳ね上がってしまう。 


「んむっ」 


  もう何度そうしたか分からない、 
  私の中のペニスをぎゅぅっと締め上げたその瞬間、 
  膣中でビクッとそれが跳ねた。 


「いやぁぁっ!膣中だめっ、いっ!いぁぁぁぁっっ!!」 


  その行為の結果を想像し一瞬我に返る。 
  だが奥底へと流れ込んでくる体液の感触にまた快感が押し寄せてくる。 


「おぅっ、そんなにワシの子種が欲しいか」 


  激しく膣が痙攣し、最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように 
  ペニスをぎゅぅっと締め上げる。 


「んんっ!違うっ!違うっ!いやぁっ!」 


  必死に首を振る。 
  だが子宮が、その入り口から勢いよく入ってきた精液をあっさりと受け入れていく。 


――やだ、今日ヤバいのに、こんなオッサンの子供、いや、いやぁ…… 


  にゅぽっ、膣口を引っ張りながら亀頭が抜き取られた。 


「あぐっ!」 


  大泉がビデオを回している女からおしぼりを受け取り、デブオヤジに差し出す。 


「ふぅ、こんなに楽しませてもらったのは久しぶりだよ」 
「お気に召して頂けたようで大変恐縮です」 
「ああキミ、ビデオはいつものように……」 
「はい、お二人の顔にはモザイク、お声には処理をかけて大鳥製薬常務宛……で、ございますね」 


  開ききった膣口から精液を垂れ流し、 
  仰向けになり放心している私をよそに三人が話を進めていく。 


  くちゅっ 
  マンコに指を伸ばす。ねっとりとした液体の感触。 


――中出し、されたんだなぁ…… 


  そして、それを剥き出しのクリに塗りつける。 


――やだ、何してんのよ私…… 


  ぐりゅっ、ぐりゅっ 


「はぁっ!あっ!ああんっ!!」 
「ん?」 


  クリを転がしながら、もう一方の手で乳首を摘みグリグリとすり潰す。 


「いいっ!いぁんっ!やっ!あっ!!」 
「はっはっは、本当に淫乱なのだな!こんな所でオナニーを始めるとは!」 


――ウソよ、こんな、あんっ!いやぁっ!!気持ちいなんてぇっ!!! 



                              ■ 



「では業務提携の件、前向きに考えさせてもらうよ」 
「はい、ありがとうございます」 


  常務が満足そうな面持ちで、女給さんと連れ立って離れから出て行った。 
  宵闇の中へと二人の姿が溶け込んでいく。 


「さて、と……」 


  振り返り、廊下をゆっくりと引き返していく。 
  部屋へと近づいていく毎にあの声がだんだんと大きく鮮明になっていく。 


「んんっ、あっ!はぁっ、ひっ!」 


  障子を開き、卓の向こう側で仰向けになっている同僚に見入る。 


  左手でうっすら紅の差す豊満な胸を鷲づかみにし、 
  親指と人差し指でその先端をグニグニとすりあげ、 
  右手の指先で膣口から流れ落ちる白濁液をかき出すようにして取り、 
  ぬらぬらと輝く二本の指でクリトリスを転がし、震わせ悦楽に浸っている。 


「ひぅっ!いっ!あぁぁぁっ!!」 


  また腰がビクンビクンと波打った。 


  大きく開かれた足の間に立って彼女を見下ろす。 
  まるで仕事から帰ってきて、 
  我慢しきれずに着替えもせずオナニーにふけっているかのような姿。 


  顔を真っ赤に染め上げ、汗だくになりながら髪を振り乱し、 
  涙とよだれと愛液を垂れ流しながら喘ぎ続けるその姿に股間がジンジンと張り詰める。 


「くぅっ、んぁぁっ!あっ!いぁっ!」 


  白いよだれを垂らしている口に中指が挿入され、激しく動き始めた。 
  指に吸い付くように、しっかりとくわえ込んでいる膣口。 
  ぎこちない手つきでベルトを外し、ズボンと下着をまとめて脱ぎ捨てる。 
  すでに先走り、見たことも無いほどに反り返っている自身が目に飛び込んできた。 


「ふぁっ!」 


  ぬぽっ、中指が引き抜かれた。 
  突起を転がしている同僚の足の間にひざまずき、その腰に手を当てる。 
  見た目はほっそりとしているが、肉の質感がしっかりと感じて取れる。 


「あぅっ、何……?」 


  異変に気付いたのか、同僚が薄目を開いてこっちを見た。 


「北村さん、欲しいんでしょ」 


  腰を持ち上げ、自分の太ももの上へと彼女の太ももを乗せる。 


「違うぅっ、んっ、やだぁっ、ふざけない、くぅっ、でよぉっ」 


  顔を振りながらとろけた様な声で否定してみせる。 
  だが胸を弄る手の動きは止まらず、 
  もう一方の手でねだるかのように自ら入り口を開いてみせる。 


「嘘ついちゃ、駄目だよ」 


  白濁液が見て取れる、開ききったピンク色の器官へと 
  赤黒く張り詰めた物を差し込んでいく。 


「あっあぁんっ!!入れないでぇっ!マンコぉっ、良すぎ、てぇっ!!」 


  ズブズブと何の抵抗も無く、すんなり受け入れていく同僚の性器。 
  やがて二枚のヒダが僕の陰毛にぴったりと押し当てられた。 


「ほら、奥まで入った」 
「んぐぅっ、太いっ!アンタの、太すぎっ!!」 


  はっはっと息をしながら同僚が締め付けてくる。 


「北村さんのが狭いんだよ、こんな締め付けて……」 


  亀頭を、軸を、熱く濡れそぼった肉がギチギチと締め上げる。 
  腰を下げ、ペニスを引き上げる。 
  膣壁の凹凸がカリ首をずりゅっずりゅっと擦り刺激する。 


「はっ、あぁんっ!やっ!膣、引っ張らないでぇっ!!」 


  そして腰を沈め、ペニスを膣奥へと差し込む。 
  今度は亀頭を舐めあげるようにして締め付けながら刺激してきた。 


「んっ!はぁんっ!チンポ熱いぃっ!!いやぁっ!!」 


  ブンブンと胸を震わせながら首を振る。 
  その振動が膣にまで伝播し、ぐにっぐにっと僕を左右に揺する。 


「あぁんっ!混ぜないでぇっ!良すぎる、うぅんっ!!」 


  ぺちっ、ぺちっ、そのまま何度か腰を打ち付ける。 


「んっ!んっ!はぁっ!あっ!」 


  そして彼女から手を離し、腰だけを動かし膣中をかき混ぜる。 


「あぐっ!そこらめっ!いくっ!いくぅぅぅぅっ!!」 


  半刺しになっているペニスをぎゅぅっと締め付けながら、また痙攣した。 


  そんな同僚の姿を見下ろしながら、ワイシャツ、アンダーシャツと 
  脱ぎ捨て全裸になり、息を荒げヒクヒクと絶頂の余韻に浸っている 
  彼女の上へと覆いかぶさった。 


「北村さん」 
「ん……」 


  ちゅっ、無理やり唇を重ね合わせる。 
  だがまるで待ち望んでいたかのように 
  向こうからしゃぶりつき、舌を差し込んできた。 


「ん、ちゅるっ」 
「はぁ、あむっ」 


  くちゅくちゅと互いの液体を混ぜあいながら、 
  僕の背中へとしっかりしがみついてきた。 
  汗でべっとりと湿ったそれぞれの胸が、 
  ぴとっと張り付きまるで一つになっているみたいだ。 


  じゅぶっ、じゅぶっ 
  その体勢のまま、ディープキスをしながら、 
  まるで恋人同士のようなセックスを再開した。 


「んんっ!んっ!ん〜〜っ!!」 


  体ごと動いての注送。 


  ぴったりと張り付いた、 
  マシュマロのような胸の感触がグリグリと伝わってくる。 
  そして隆起しきった突起が時折僕の乳首に擦れ、 
  くすぐったい甘い感触が走る。 


  無論下半身も激しく締め付けられ、十分すぎるほどに濡れた 
  粘膜同士の擦れあう快感が波のように押し寄せてくる。 


「はぁ、香苗、そろそろいくよ」 


  口を離し、動きを止める事無く下半身の高まりを伝える。 


「くぅんっ!膣中にっ、出すのぉっ!?」 
「うん、膣中に、このまま……」 


  ぎゅうっと足で腰にしがみつきながら、顔をブンブンと振る。 


「やぁっ!膣中っ!ダメぇっ!やだぁっ!!」 
「そんな事、言っても、これじゃ、離れられないよ」 


  がっしりと腰を押さえつけられたままでズッブズッブと激しくグラインドする。 


「らってぇ!だって!体がっ!勝手に、いぃぃっ!!」 


  きゅぅぅぅ、また中が狭まった。 
  ゴリュゴリュと擦れあう膣壁と亀頭。 


「くっ」 


  びゅるっ、びゅるびゅるっ 
  奥へと突き刺した瞬間、 
  精液が尿道を通り抜け香苗の子宮目がけて吐き出された。 


「んんっ、出てるぅ、子宮に、当たってるぅ……」 


  しっかりと抱き合ったまま胎内で射精を続ける。 
  下半身の開放感に、胸から伝わってくる体温に、 
  耳元の甘い吐息に全身がとろけてしまいそうだ。 


「失礼いたします」 


  聞きなれた声と共に不意に障子が開かれた。 
  体勢はそのままに顔だけをそちらに向けると、 
  廊下に正座し平然としている女給さんの姿が目に映った。 


「奥の間にお布団を用意しておりますので、よろしければお使いください」 
「あ、ありがとうございます」 
「それからお召し物のクリーニングも承っておりますが 
いかがいたしましょう?朝までに出来上がりますが」 
「それじゃ、とりあえず、僕の分だけ……」 
「かしこまりました」 


  深々と頭を下げ、脱ぎ散らかした僕のスーツ、シャツ、下着を拾い集めていく。 


「お連れ様の分につきましては廊下にでも出しておいて頂ければ 
クリーニングしておきますので、よろしければ」 
「あ、はい、すいません」 


  そして入り口の所で再度頭を下げ、去っていった。 



                              ■ 



  今射精したばかりだというのに、 
  下半身に差し込まれたそれはすでに硬さを取り戻していた。 


「ほら、行こっか」 


  そして、それの持ち主が耳元でささやくように言い、私の体を抱き起こした。 


「んあぁっ!!」 


  つながったまま抱き起こされ、膣をぐいっと擦る感触に思わず声が出てしまう。 
  彼の太ももの上にまたがる様に座り、上半身にしっかりとしがみつく。 


「それじゃ、しっかり捕まってて」 
「うん……」 


  足も腰の後ろへと回してしっかりとしがみ付いた。 
  私の太ももを抱えるようにして彼が立ち上る。 


「あぐっ!んんっ!!」 


  立ち上がる時の反動で、一気に奥深くへと硬く太いペニスが差し込まれた。 


「くぅっ!はぁんっ!!」 


  ぐじゅっ、ぐじゅっ、彼が歩くたびにその振動が肉棒に伝わり、 
  それがそのまま私へと伝わってくる。 


「あっ!あっ!いいっ!いぐぅっ!」 


  また膣が収縮した。 


「さ、着いたよ」 


  気がついたら薄暗い部屋の中にいた。 
  ゆっくりと体が下ろされ、刺さっていた肉棒が抜き取られた。 
  布団の上なのだろうか、手に布と柔らかな感触。 


「ほら脱いで、クリーニングしといてくれるって」 
「うん」 


  目の前の彼が上着を、ブラウスを一枚一枚脱がしていく。 
  そしてスカートに手がかけられた。脱がしやすいように腰を上げる。 
  ストッキング、ショーツも脱がされた。 
  ぺしゃっと濡れた何かが捨てられたような音がした。 


「香苗、お尻をこっちに向けて四つんばいになって」 
「はい……」 


  言われるがままに、布団の上で尻を高々と上げ四つんばいになる。 


――お願い、早く、早く来て…… 


  待ちきれず、自らの手でくぱぁっと入り口を開いてみせる。 
手に、ねっとりとした液体が垂れてきた。 


「いくよ」 


  ぐにっ、先端が私の中に入ってきた。 


「はぁぁ、いいのぉっ!」 


  後はもう絶え間ない快感。 
  全身が何度も強張り、波が押し寄せ、体の奥底で放出される熱い感触。 


――いいっ!いくぅっ!もっとぉっ!来てぇっ!もっとぉっ!もっとぉぉっ!! 


  何度も何度もまぐわい続けた。 
  全裸で抱き合い、舌を絡ませあい、上になり、下になり、何度も何度も膣中で出されて―― 



  障子越しに光が差し込む。 
  気がついたら朝になっていた。 
  目の前に、見慣れた同僚の顔。 


「んくっ!?」 


  下半身に違和感。 
  つながったまま、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。 


  くちゅっ、くちゅっ 
  無意識のうちに腰が動き、快感を求めてしまう。 


「んぁっ!くっ、うぅぅぅっ……ひぐっ、ぐぅっ!」 


  眠っている同僚に抱きつき、体が勝手にセックスをしてしまう。 
  全身を駆け巡る快感に涙を流し、喘ぎ声を上げながら、私は嗚咽をもらしていた。 

翌朝、いつもと変わらぬ職場の風景。 


「おはよう」 


  席に着いた私に、マユミがいつもと変わらぬ調子で挨拶をしてきた。 


「あ……おはよう」 


  私も平静を装い普段どおりに挨拶を交わす。 


――この子も、いずれ私のように…… 


  昨日の惨劇を思い出してしまい、ブルッと体が小さく震えた。 


「あ〜、北村君ちょっといいかね」 
「は、はい」 


  不意に名を呼ばれ体が強張る。 
  そして課長のデスクへと向かった。 


――こいつは知ってるんだろな、昨日の事。 


  そう思うと、胸をぐっと掴まれたかのように息苦しくなってしまう。 


「昨日はほんっと〜に、すまなかったねぇ」 


  今日もまた、仏様でも拝むかのごとく手を合わせ頭を下げて来た。 


「いえ……」 
「それでだねぇ、ちょ〜っとこの書類にサインをして欲しいんだけど、いいかね?」 


  そう言いながらファイルから一枚の書類を取り出し、私に向けて差し出してきた。 


「特殊業務服務同意書……?」 
「うん、それにサインしてもらわんと特殊手当てを出せんのだよ」 


  ざっと目を通していく。 
  甲は業務の内容に関し、一切口外しない事を…… 
  この業務に係る乙の命令に対し、一切の不服申立を…… 


「それと、薬も出してやれなくてねぇ」 
「くす……り……?」 


  ばさっ 
  突然耳に飛び込んできた単語に、思わず書類を落としてしまった。 


「いやいや、アレだよ、ほれ……」 


  キョロキョロと周りを見渡し、青ざめている私へと顔を近づけ 
  口に手をやりながら小さな声で続ける。 


「避妊薬。この仕事をしてる子には会社から出す事になっててね」 
「アフターピル……出してもらえるんですか?」 
「ああ、それと月1回の検査もね。病気とかの」 


  一番大きかった不安が解消され、涙ぐんでしまう。 


「本当なんですね、本当に……」 
「ああ、ああ、本当だとも。だからこの書類にサインを……」 


  拾い上げられた書類の上に水滴をこぼしながら自分の名前を書き込んでいく。 


――よかった、これで、妊娠しなくて済むっ!! 


「うんうんよしよし、これで手当等の申請が出来るなっと」 


  課長が書類を手に取り、うなずきながらチェックをしていく。 


「じゃ、早速薬を出すんで、一緒に薬剤保管庫に来てもらえるかな」 
「はいっ」 


  そして課長の後に付き、本棟から隣の研究室がある棟へと入り、 
  さらにエレベーターで地下へと下りていく。 


「いやぁ、着いた着いた」 


  地下2階、黒字で『第3薬剤管理庫』と書かれた 
  古びたプレートが張り付いている扉の前で課長が立ち止まった。 
  じゃらっ 
  懐から鍵がいくつも付いているホルダーを取り出し、鍵を一つ一つ手に取り確認していく。 


「これでもない、これでもない……おお、あったあった」 


  その内の一つを手に取り、社員証を扉の脇に付いているカードリーダーで読み込ませてから 
  鍵穴へと差し込み、捻る。 
  かちゃっ 


「ささ、北村君も入りたまえ」 


  課長が先に部屋に入り、扉を支えながら私に促す。 


「はい」 


  私もそそくさと部屋の中へと入り込む。 
  部屋を埋め尽くすかのように、鉄製のロッカーが整然と立ち並んでいた。 
  かちゃっ 
  私の背後で、乾いた音が響いた。 



                              ■ 



「えっ、鍵?」 


  とっさに振り向く……と、課長が手を伸ばし、 
  私の肩をロッカーへと押さえつけて来た。 


「きゃぁっ!な、何してんですか!」 
「どうせ薬を飲むんだ、いいだろ、な?な?」 


  私をしっかりとロッカーに押し付けながら、 
  鼻息を荒くしつつ顔を近づけてきた。 


「いやっ!何でアンタなんかと……」 


  腕を掴み、首を振りながら拒む。 


「んぐっ!?」 


  唇が塞がれた。課長の唇で。 
  口の中にヤニ臭い匂いとおっさん特有のイヤな匂いが流れ込んでくる。 


――やだ、気持ち悪い…… 


  そして、舌にねっとりとした感触。 


――え、何、まさか、…… 


  拒もうともせず、くちゅくちゅと音を立てながら課長の舌に吸い付いていく。 


「んん、ふむっ、あ……」 


――何してんのよ、何でこんなヤツとディープキスしてんのよ、何で?何で!? 


  身体の芯がとろけていく。 
  自然と手が課長の背中へと回り、互いの体を密着させようと抱きしめてしまう。 


「何だ、まんざらでも無いんじゃないか」 


  私から口を離し、互いの舌を粘液で橋渡しながら満足そうに言った。 


――違う、違うっ!イヤっ!イヤァっ!! 


  口を閉じ、眉をひそめながら首を子刻みに振る。 


「ひゃんっ!?」 


  制服の上から唐突に尻をむぎゅっと掴まれ、思わず甘い吐息が漏れてしまう。 
  ぐにゃり、ぐにゃりと割れ目を押し広げるかのように尻肉を揉まれながら、 
  押し付けられ変形している胸を自ら腰をくねらせぐりぐりと刺激してやる。 


  ブラのカップの中で既にコリコリに隆起しきっている突起が擦れ、押し込まれ、 
  刺激を受ける度に身体の深い所が徐々にとろけていってしまう。 


「くぅ、んっ、はぁ、んっ」 
「いやぁ、夢のようだなぁ、北村君にこんなに積極的に求められるとは……ちゅっ」 
「違う、ぅあんっ!違うのぉっ!」 


  首筋に触れる唇の感触に身を震わせながらも、甘い声で懸命に否定する。 


――やだ、押し付けないでよ、こんな硬い……これ…… 


  無意識の内に足が開き、一方の足を課長の足に絡めるようにして…… 


「あんっ、ふあぁっ、あっ、あっ!」 


  自分の股間を硬くなっている課長の物で布越しに刺激していた。 


「おほぉっ、こりゃたまらん!そんなに欲しいのか?」 
「はっ、はぁっ!んくぅっ、違うぅっ……」 


  自身の割れ目をあてがうようにしながら、硬い肉塊を縦に擦ってやる。 
  時折下半身の小突起がクリュッと当たる。 


「あんっ!んっ!くぅっ!いいっ!」 


  スカートがたくし上げられ下着姿が露わになるのも構わず、 
  足を大きく開き下半身をしっかりと密着させ、 
  ズボンに覆われた怒張へと自身の肉蕾を擦り付ける。 
  腰を上下に、右に、左に動かし秘部の突起を一心不乱に刺激し続ける。 


「いあっ!ふっ!あぁっ!はぁんっ!」 
「あぁ北村君、ちょっと待ってちょっと待って」 


  突然尻を刺激していた手が離された。 
  そして私の下半身と課長の下半身との間に二本の手が差し込まれ、ジジジと言う音。 


「ほれ、どうせなら直で」 


  その言葉と同時にストッキングとショーツに包まれたクレバス目掛け、 
  硬い先端部が押し当てられた。 


「やぁんっ!」 


  ぬちゅぬちゅと熱を帯びている割れ目が擦られる。 
  私もそれに追いすがるようにして腰をくねらせる。 


「っくぅん!ひぁっ!」 
「気持ちいかい北村君、ん〜?」 
「はいぃっ!気持ち、いっ!いいれすぅっ!」 


  課長の背中へとスーツ越しに爪を立てながら、口からよだれを垂れ流しつつ嬌声を上げる。 


――だめぇっ!おかしくなっちゃうっ!はぁんっ!やだぁっ! 


「やっ!あぁっ!いっ!んぁっ!」 


  すでにむき出しになっている花芯がグリッと突き上げられた。 


「あぐぅぅぅぅっ!!」 


  それと同時に背筋が引きつりアゴが跳ね上がる。 
  課長に必死にしがみつき体を支えようとするが、 
  足から力が抜けきってしまいずるっ、ずるっと体がずり落ちていってしまう。 
  気が付いたら腰に抱きつくような格好でその場にへたり込んでいた。 


「くぅっ、いいよ北村君、いいよいいよ〜」 


  チロッ、チロッ。 
  顔のすぐそばにあった肉棒に舌を這わせる。 
  棒の下側をなぞるようにツツッと。 
  だんだんと先の方へと口を動かしていき……パクッ。 


――入ってきてる、チンポ、入ってきてる…… 


  目を閉じ、口の中に意識を集中させる。 
  口内いっぱいにほうばった肉の茸、 
  そのカサの部分に沿うようにして舌をグネグネと動かす。 


「ほぅっ!」 


  そして頭を動かしそれをさらに深くくわえ込んでいく。 


「はぁぁっ〜」 


  先端部が喉奥にまで突き刺さり、舌の付け根で出っ張りを感じ取れる。 
  そこでちゅぅっと口をすぼめ亀頭を締め上げる。 


「んぐっ!」 


  そのまま一気に頭を引き、ペニスを吸い上げながら口を引き上げる。 


「おひょぉぉっ!!」 


  じゅぽっと音を立て、私の口から唾液と先走り液で 
  ぬらぬらと光っている先端部が飛び出した。 


「おむっ」 


  そして再び咥え込み、今度は舌先で尿道口をくすぐる。 


「おっ、おっ!」 


  課長がか細い声を上げながら私の頭を両手で掴んできた。 
  がっしりと頭を固定し、腰を前後へと振り始めた。 


「おぅっ、おっ、おごっ、むぉっ」 
「はぅ、こ、こりゃたまらんっ!」 


  じゅぼっ、じゅぼっと濁った音が頭の中で響き、舌に熱く硬い感触が擦りつけられる。 
  何度目か喉奥へと先端部が押し込められた時、動きが止まった。 
  びゅるっびゅるっ 
  生暖かい液体が喉へと直接叩きつけられた。 


――ザーメンだ…… 


  ためらいもせず、ごくっとそれを飲み込む。 
  全身の疼きが、止まらない…… 



                              ■ 



  足に力が戻った。よろめきながらもその場に立ち上がる。 


「お、大丈夫かな?」 


  私の体を支えようとする課長に構わず、たくし上げられたスカートの下から両手を差し込む。 
  そしてストッキングとショーツ両方に手を掛けた。 
  そのまま上体を倒し、ズルズルと下着を下ろしていく。 


  汗で蒸れている陰毛が露わになり、完全に皮がめくれ露出し切っているクリトリス、 
  ぱっくりと口を開き白く濁った愛液で濡れそぼっている割れ目と順に姿を現していく。 


――すごい……糸引いてる…… 


  透き通った何本もの糸が、太ももまで下げられた下着と肉とをつなぐ。 
  さらに身をかがめ、くるぶしの辺りまで手を下げていく。 


  体液でぐっしょりと湿っている白とピンクと布を足元までずり下ろし、 
  下半身をむき出しにしたまま課長へと背を向ける。 
  トクン、トクンと心臓の鼓動が聞こえてくる。 


  足を開き、腰を折り、両手をロッカーに押し当て体を支える。 
  アソコにひんやりとした空気が当たり、ゾクゾクしてくる。 


――来て、膣中に、チンポねじ込んで…… 


「い、いいのかね、北村君、ん?」 
「うん、来て……チンポ、入れて……」 


  霞がかかった頭の中に、昨日味わった快感が蘇ってくる。 
  そして、アソコにも昨日と同じ感触が…… 


――腰、掴まれてる……チンポ、膣口に当たってるぅ…… 


「それじゃ北村君、行くよ」 
「う、んっ、はっ、あふぅ……」 


  待ちきれずに腰がねだるかのように動き、 
  入り口がグリグリとかき回される。 


「あぁんっ!」 


  一気に膣が押し広げられた。 
  子宮の手前まで熱く硬い物が突き刺さっている。 


「ほぉぁ、こりゃ、堪らん……」 


  細く、ぬらぬらと濡れる肉の筒がしっかりと肉の茸を咥え込む。 
  カサが、筒の内側のヒダを擦り上げるようにして動いていく。 


「はぁぁっ!カリがぁ、カリがぁっ!」 


  そして入り口辺りまで戻ってきた先端部が再び奥底へと押し込まれる。 


「いいんっ!太くていいのぉっ!」 


  ズッチュズッチュと熱を帯びた硬い肉が私の中に、 
リズミカルに何度もねじ込まれる。 


「あっ!あっ!はぁっ!ふぁっ!」 


  引き抜かれようとする度に膣口がめくり上がり、 
  押し込まれる度に膣壁の敏感な箇所が亀頭でグリッと擦られる。 


「いいっ!いいのぉっ!チンポいいのぉっ!」 


  自分でもグニグニと腰を振り、さらに深く結合しようと 
さらに気持ち良い箇所を刺激しようと求める。 


  不意に背中に圧力が掛けられた。 
  制服のベストの襟元から手が差し込まれ、 
  ブラウスの上から大きな手がぎゅうっと掴みかかってくる。 


「あぐぅっ!」 


  そしてもう一方の手が淫水でふやける下腹部へと伸びてきて、 
  指先で敏感な突起を転がしてきた。 


「んぉっ!」 


  胸を、クリを刺激されながら 
  深い所がごりゅっごりゅっと突き上げられる。 


「おぁっ!はぐっ!らめっ!クリっ、弱いのっ!」 


  二本の指がぷっくらと膨らんだそれをキュッと挟んできた。 


「んあぁぁぁっ!!」 


  その刺激に反応するかのように膣が激しく収縮し、 
  中の男根をぎゅぅっと締め付ける。 


「うぉぉぅっ!」 


  それと同時に身体の中で何かが勢いよく吐き出される感触。 


――子宮が……あつぅい…… 


  ぬらりと膣を埋め尽くしていた物が抜き取られた。 
  開ききった口へと精液が流れ、行為の証の白いよだれを垂らしているのが感じて取れる。 


「いや、よかったよ北村君。ありがとう」 


  全身が弛緩し、床の上で荒い息を吐きながら横たわってる私を見下ろし 
  自分の物をティッシュで拭いながら課長がぐにゃりと笑った。 
  丸めたティッシュをポイと放り、ロッカーの一つを開けガサゴソとかき回している。 


「ほれ、避妊薬」 


  床によだれをこぼしている私の目の前へと、 
  錠剤がパッケージされた銀色のシートが放り投げられた。 


「それじゃワシは帰るよ。北村君も適当に戻ってくるようにな」 


  そう言いながら軽やかな足取りで課長が部屋から出て行った。 
  扉が閉まるのと同時にカチャッとオートロックの乾いた施錠音。 
  鈍く銀色に光る、重苦しいアルミの扉。 
  目の前で銀色に光る、アフターピルの入ったシート。 
  その傍らに丸められたティッシュ。 


「何……」 


  しんと静まり返った部屋の中に震える声が響いた。 


「何してんのよ……何なのよぉっ!何なのっ!何っ!何でっ!!」 


  何度も何度もこぶしで絨毯敷きの床を叩きつける。 


「何でよぉっ!!バカッ!!何で、何でぇっ!!何で、なの、よぉ……」 


  そして床の上で丸くなり、声を上げて泣き続けた。 

  今日もまたいつものように、会社へと向かう電車に乗り込む。 
  通勤特快で約三十分、目的地まで途中停車無し。 
  ドアに背を向けつり革につかまり、 
  目の前の高校生の肩越しに車内広告をぼんやり眺める。 


  『ズバリ言うわよ!芸能界の光と影』 
  『韓流の次は中流がクル』 
  そんな文字が目に飛び込む。 


  さわっ 
  一瞬、何やら妙な違和感を感じた。が、すぐに消えた。 


――何だろか? 


  さわっ 
  気のせいだろうか、そう思った直後にまた同じ違和感。 
  間違いない、尻を、触られてる。 


  厚手のキャミの上からぎこちない感じで指が触れ、 
  数秒感触を味わってはすぐ離れてを繰り返す。 
  だんだんと下半身がむず痒くなって来る。 


「ん……」 


  腰が自然と、触れてくる指を追うように動いてしまう。 
  それに気を良くしたのか、向こうもだんだんと触れる時間を延ばしていく。 


「ふぅ……」 


  いよいよ、右の尻肉に押し付けられた手のひらが離れなくなった。 
  感触を確かめるかのように、ゆっくりとキャミの生地ごと手を動かす。 


「ん……はぁ……」 


  下から這い上がってくる、柔らかな生地が生足をくすぐる甘い感触に抗うように 
  眉間にシワをよせ深く息を吐き、つり革を握る右手に力を込める。 
  さわさわ、さわさわと太ももの裏側を 
  羽毛で撫でるかのように、私の着衣が愛撫してくる。 


「んんっ……」 


  指先に力が込められた。 
  指が、柔らかな肉へと食い込んでくる。 
  そして弾力を確かめようとぐにぐに揉みしだいて来た。 
  尻の割れ目に沿うようにあてがわれた小指が、布越しに   菊座をくすぐってくる。 


「はっ……んふぅ……」 


  肩にかけていたバッグの紐がずれてきた。 
  紐の付け根を握る左手に力を入れ、どうにか取り落とさないように勤める。 


――気づかれないように……しないと…… 


  ちらっと目の前の男子高校生に目をやる。 
  一瞬、目が合ってしまった。 
  ほぼ同時に、互いに視線をそらす。 


「んっ」 


  むぎゅぅ、もう一方の尻肉にも同様の感触が加えられた。 
  円を描くように、割れ目を開くように、両の手が動く。 
  触れられてもいない前方の割れ目が、徐々にむずむずとして来た。 
  いじくりまわされている二つの果実も熱を帯び表面を湿らせ、 
  べっとりと下着がまとわりついてくる。 


「くぅ……ふ……ぅ……」 


  ヒールの足で踏ん張り腰を後ろに突き出し、 
  自ら腰を振り痴漢と一緒になって尻を刺激する。 
  そして同時に、バックの紐を握る左手を胸の下に持って行き、 
  手の付け根の間接の所をグリグリと押し付ける。 


「んぁ……ふぅん……」 


  目を閉じ甘く淫らな感触に浸る。 
  アソコがじくじくと潤い、下着が湿っていくのが感じて取れる。 


「んんっ」 


  どさっ。左手から力が抜け、思わずバッグを落としてしまった。 
  さっきまで尻を揉んでいた手の一方が、カーディガンの上から 
  左乳房を持ち上げるようにしてあてがわれていた。 
  数枚の布越しに指の感触が伝わってくる。 


――やだ……もっと……直接…… 


  キャミの上から胸元の――ブラのホックを外し、 
  胸を掴んでいる手を少し浮かせてやる。 
  ぱさっ。ストラップレスのブラが服の中で下へと落ちていった。 
  そして、キャミの上から再度手をあてがわせる。 


「あんっ……あぁっ……」 


  指一本一本の感触がダイレクトに伝わってくる。 
  四本の指で果実をもてあそびながら、親指で中心の突起を転がしてきた。 
  硬くなっている突起が動かされる度に、全身へとむず痒い快感が流れていく。 


「んん……はぁん……いい……」 


  右手の指先をつり革に引っ掛け、目を閉じ快楽を貪る。 
  尻を揉んでいた手が、太ももを撫でるようにしてだんだんと前へ回ってくる。 


――そうよ、来て…… 


  手が太ももの付け根、ビキニラインへと伸びてくる。 
  そして、キャミごと掴むようにして、恥丘にぐっと手が押し付けられた。 


「んんっ!」 


  その瞬間、身体から力が抜け腰がビクンと波打った。 
  繊細な割れ目が、布越しに無理やりグリグリとかき混ぜられる。 


「んあぁっ、いいのぉ、んんっ!」 


  はぁはぁと激しく息をつきながらうっすらと目を開く。 
  男子高校生が、驚いたような表情でじっと私の事を見ていた。 
  右手をつり革から離し、両手を高校生の肩に伸ばしてしがみつく。 


「え、あの――」 


  そのまま抱きしめるようにして唇を重ね合わせる。 


「――んんっ!?」 


  ちゅぷっ、ちゅっ…… 
  一心不乱に唇に吸い付き、舌を差し込んでいく。 


「んっ、んんっ!んぉっ!」 


  粘膜同士が絡み合う感触に、転がされる乳首から走るむず痒さに、 
  グニグニと擦り上げられる割れ目に感じる快感に、 
  尻に押し付けられた熱く硬い触感に 
  頭の中がとろけてしまう。 


――欲しいの、欲しいのぉっ!セックスが、したいのぉっっ!! 



                    ■ 



  驚いた。 
  いつも通り電車に乗っていたら、 
  突然目の前の綺麗な女の人が艶かしい声を上げ始めたのだ。 


「んあぁっ、いいのぉ、んんっ!」 


  眉間にシワを寄せ、息を荒くしながら顔を赤く染める。 
  体を舐めるように視線を這わせていく。 
  ピンク色の生地に刺繍が施されたキャミソールの胸元が下がり、 
  汗に潤う豊満な谷間がしっかりと見て取れる。 


  谷を作り出す二つの山頂の一方に、 
  明らかに他人の物と見て取れる毛深い手が覆いかぶさっていた。 
  そして布地がぴったりと張り付き、くっきりと形が分かる 
  もう一方のふくらみの頂で突起物がしっかりと主張していた。 


――ブラジャーつけてない……? 


  さらに視線を下へと移動させていく。 
  体に張り付く腕によりキャミソールがぴったりと体に張り付き、 
  ボディーラインが裸同然に浮き上がっていた。 


  肝心の箇所も、手で覆うようにしてしっかりと握られ、 
  布地もまたそれに引っ張りあげられるようにして足のラインを映し出す。 
  指がぐねぐねと動くたびに、すらっとした薄紅色の足がガクッガクッと震える。 


  不意に視線を感じた。 
  唾を飲み込み顔を上げる。 
  女の人が口を半開きにし、熱を帯びたとろけるような瞳で僕の事を見ていた。 


――うわ…… 


  汗で湿った顔に長い髪がぺたっと張り付き、 
  口の端からはよだれがこぼれている。 
  甘い香りの混じった熱気がこちらまで伝わってくるようだ。 


――すごい……エロい…… 


  つり革にかけられていた指が外され、唐突に僕の肩へと伸びてきた。 
  そしてもう一方の手も同様に。 


「え、あの――」 


  肩を引き寄せるようにしながら、こちらへと寄りかかってきた。 
  だんだんと顔が近づいてくる。 
  目も、閉じていく。 
  顔が、傾いて…… 


「――んんっ!?」 


  生まれて初めて味わう感触が唇に走った。 
  ちゅっ、ちゅっと音を立てて吸い付いてくる女性。 
  目を閉じ、口を小さく開く。 
  そこに、ぬらっとした熱い粘膜体が待ちわびていたかのように差し込まれてきた。 


  僕の体をしっかりと抱きしめるようにして、さらにがっちりと唇と唇を組み合わせる。 
  口の中を駆け巡る官能的な感触に、股間がギチギチと張り詰めていく。 


「んっ、んんっ!んぉっ!」 


  重ね合わせられた唇の間からよだれをこぼしつつ、女性が嬌声をあげる。 
  にちゅっ…… 
  舌と舌を透明な糸でつなぎながら、唇が離された。 


「来てぇ、欲しいのぉ、チンポ、欲しいのぉ」 


  僕の肩にもたれかかりながら、耳元で荒い息と一緒に漏らす。 
  彼女の肩を恐々と抱きながら、その背後へと視線をそらす。 
  サラリーマン風のおじさんと目が合った。 
  赤ら顔がにやりとしてみせる。 
  そして、下の方を向いて何やらゴゾゴゾとし始めた。 


「んっ、そう……来てぇ……んんっ!」 


  女性が一瞬ビクンと動いた。 
  その次の瞬間、ぐっと僕のほうへと体が押し付けられてきた。 


「あぁんっ!」 


  息を吐き出しながらか細い鳴き声を漏らす。 
  また、ぐっと押し上げてくるようにして体が押し付けられる。 


「んんっ!」 


  僕の背中をぎゅぅっと握り締めながら、口をしっかりと肩へと押し当てる。 


――まさか、セックスしている?こんな所で? 


「んぁっ!はんっ!うんっ!」 


  声がだんだんとリズミカルな物に変化して来た。 
  再度背後のおじさんに目をやる。 
  声と同じリズムで体が揺れている。 


――ヤッてる……痴漢?まさか恋人?? 


「んんっ!」 


  動きが止まった。 


「やだぁ、早い……」 


  おじさんがふるふると震えている。 


――中出し……したのか? 


「はぁん……こぼれちゃう……」 


  そんな疑問をよそに、彼女が小声で残念そうにこぼす。 
  鼻に、生臭い匂いが届く。 


「ねぇ……」 


  耳に甘い声が飛び込んできた。 
  そして何やらぬらっとした感触。 


「ひっ!?」 
「チンポ、ちょうだい……」 


  ズボンの上から、勃起しきっている自身を触れてくる感触。 
  すりすりとしごきあげるようにして刺激してくる。 


「はぁぁっ!」 
「ね、いいでしょ?」 


  答えを待たずにズボンのファスナーが下ろされていく。 
  開ききった社会の窓から指が差し込まれ、怒張が取り出される。 
  半被りだった皮がずりゅっと剥かれた。 


「うぁっ!」 
「すごいビンビン……」 


  うっとりしたような声を上げながら僕の物を滑らかな手で撫でまわす。 
  先走り液を手のひらに擦り付け、亀頭をグリグリと転がしてみせる。 


「くぅぅっ!!」 


  下半身を襲う切ない刺激に思わず腰が引けてしまう。 
  それと同時に尿道を液体が通り抜けていった。 
  そのまま勢い良く彼女の手へと男の性が吐き出される。 


「うわ、すごいあつぅい……」 


  満員電車の中で、見ず知らずの女性の手へと射精。 
  異様な状況に興奮してなのか、普段の倍近い量が放出された。 


「す、すいませ……」 
「いいのよ」 
「くぅっ!」 


  ねとねとした手のひらが再度先端を握ってきた。 


「ほら、また硬くなってきた……」 


  手の中でにちゅにちゅと転がす。 
  その刺激にだんだんと股間が芯を取り戻していく。 


「はぁっ、おぅぅっ」 


  精液を潤滑剤にして、敏感な海綿体を、尿道口を 
  滑らかな指がぐにぐにと刺激してくる。 
  張り詰めた下半身がさらにギチギチと反り返っていく。 


  不意に手が離された。 
  そして、代わりに熱く柔らかい感触が先端部に接触してきた。 
  ねっとりとした二枚のヒダ状のものが、亀頭を挟み込んでいる。 
  そのまま刺し貫きたい衝動に駆られ、 
  女性の腰を両手でしっかり掴みながら腰をぐいぐいと押し付ける。 


「あぁんっ、違うのぉ……」 


  怒張へと手が差し伸べられ、 
  先端でぬらついた壁をなぞる様にして下方へと導かれた。 
  それまで以上に熱く、柔らかな感触が鈴口を包み込んだ。 


「ここに……来……」 


  耳元の声に構わず、一気に腰を押し付ける。 
  粘液に濡れた狭い肉壁の通路がズリュズリュと亀頭を刺激していく。 


「いぃぃんっ!」 


  互いの足に阻まれ、ペニスが2/3程度までしか挿入出来ていない。 
  だが、それでも十分すぎるほどに、初めての女体を感じて取れる。 
  熱い体温が性器から直に伝わってくる。 
  そしてそれを伝えてくる膣壁がくいっくいっと僕を締め付けてくる。 


「はぁ、はぁ……やだぁ……もっとぉ……」 


  うわ言のようにつぶやきながら、女性が僕の肩に手をかけたまま上半身を離した。 
  無論、下半身でつながったままに。 


  何かがぐいっと左腕を押し上げてきた。 
  下に目をやる。 
  薄紅色に染まった足が上げられ、膝が腰を掴む腕に当たっていた。 
  同時に、足を上げられた事によりめくれあがったキャミソールの奥が 
  目に飛び込んできた。 


  ピンク色のパンツが横にずらされ、陰毛が露わになっている。 
  その下に、赤い小突起。 
  そのさらに下に、僕の肉柱が突き刺さっていた。 
  つながっている二つの性器の間から、 
  白濁した体液がポタポタ糸を引きながら流れ落ちていた。 


  ぐぐっと、彼女の性器が僕の方へと近づいてきた。 
  だんだんとペニスを飲み込んでいく茂み。 
  あげられていた足が僕の太ももにからまり、 
  たぐりよせるようにして僕の下半身を引き寄せていく。 
  僕もまたそれに同調するように、彼女の腰をぐいぐい引き寄せる。 


「はぁんっ!入ってきてるぅっ!」 


  僕に腰を支えられながら背中を反らし、 
  肩をぎゅっと握りながら声をあげた。 
  それに反応し、にわかに周囲がざわめきだす。 


「今の声ってさぁ……」 
「マジかよ、本番してるよ」 
「うわ……アッチ行こ……」 


  カシャッ、カシャッと乾いた音が断続的に鳴った。 
  そんな周囲の雑音を気にも留めず、 
  彼女はどんどんと僕を飲み込んでいった。 


「あはぁっ!太くていいのぉっ!」 


  熱い体温がチンポの付け根まで包み込んできた。 
  彼女の腰をしっかりと抱きかかえ、 
  お互いの体を揺するようにして行為を始める。 


「ふぁっ!あっ!」 


  グッチュグッチュと結合部が鈍い音を立てる。 
  それにあわせて彼女もまた歓喜の声をあげる。 
  アソコに意識が集中する。 
  初めて味わったとろけるような感触に、思わずため息が漏れる。 


「おぅぅ……はぁ……」 
「もっとぉっ!もっとかき混ぜてぇっ!」 


  夢中になって腰を振りたてる。 
  気がついたら周りの男たちの視線が僕らへと集中していた。 
  何人かは携帯のカメラをこちらへと向けている。 
  だが、行為は止まらない。 


「あっ!あっ!いいっ!あぁんっ!」 


  ひたすら腰を振る。 
  だんだんとその動きが大きくなっていく。 
  いつの間にやら何本もの手で彼女の体が支えられ、 
  僕は注送に専念出来る状態になっていた。 


「ひぁっ!乳首らめっ!あんっ!やぁんっ!」 


  両足を抱えるようにしてズチュッズチュッと肉杭を奥深くへと叩き込む。 
  僕以外の手たちが目の前の肉体のあちこちを這いずり回る。 
  胸を揉みしだく者、腹部を撫で回す者、結合部の突起を弄り回す者。 
  皆好き好きに彼女の肉体を堪能していく。 


「んぁっ!あぐぅっ!んっ!んんっ!」 


  さらに唇を塞がれ、一方の手で別の男の物を握らさる。 
  その刺激の一つ一つが彼女の体へと送り込まれる度に、 
  僕の下半身が激しく締め付けられる。 
  亀頭がぬめった肉で締め上げられながら擦れていく。 
  段々と、下半身がざわつき始める。 


「んんっ!んっ!んん〜〜〜〜っ!!」 


  ビクンビクンと体を痙攣させながら、一際激しく締め付けてきた。 
  ペニスを引きちぎられてしまいそうな狭い筒の中で激しく注送を繰り返す。 
  その窮屈な肉道を押し分け、何度目か奥地に到達したその時。 
  再度、射精感が僕を襲った。 
  深々と結合したまま、びゅるっびゅるっと彼女の膣内へと子種を吐き出す。 


「んはぁ……出てるぅ…」 


  唇を開放された彼女が甘い声を漏らした。 
  何人もの男にもみくちゃにされながらの性行為で、 
  髪は乱れ顔は汗や唾液でぐちょぐちょになり、 
  キャミソールも肩紐の一方が千切れて片方の胸が露わになっていた。 


  ずるっと小さくなったものを抜き取る。 
  開ききった口から白濁した液体が流れ出した。 
  そのまま床へとこぼれ、電車の床に白い水溜りを作り出す。 


『次は新宿、新宿。お降りのお客様は――』 


  そこへ停車が間近に迫っている事を伝えるアナウンスが流れてきた。 
  あわててポケットを探り、ハンカチを探し出す。 
  ふと、携帯が手に当たった。 
  せっかくなので取り出して記念に写メを取った。 
  画面いっぱいに映る、股間から僕の精液を垂れ流している名前も知らない美女。 
  その様に優越感を感じながら再度ポケットへと携帯をしまい、 
  呆けている彼女を横目に自身の後始末をする。 


  プシュゥ…… 
  電車が止まり、ドアが開いた。 
  他の男たちと一緒に電車を降りる。 
  ホームの中ほどでちらりと後ろを振り返る。 
  彼女は、片手で胸元を押さえたまま、呆然と立ち尽くしていた。 
  僕は、平静を装いながら足早に階段へと向かった。 



                    ■ 



――また、やっちゃった…… 


  あの日から、私は変わってしまった。 
  最初は懸命に拒んでいた。 
  否定していた。 
  だが、いつしか自然と受け入れるようになっていた。 
  体と同様に、心まで。 


――…… 


  もう、どうしたらいいのか分からない。 
  涙も、出ない。 
  犯されて、喜んで。 


――…… 


  太ももに、液体が流れ落ちていく感触。 
  耳に、次の電車の到着を知らせる音色。 


――…… 


  歩いた。 
  ホームの、端まで。 
  電車が、近づいてくる。 


――いいや、もう。 


  ぽんと、線路の上に。 
  電車が、近づいてくる。 


  頭の中に、いろんな記憶が。 
  初めて出社した日。 
  別れた彼氏。 
  高校時代の友人たち。 
  故郷の、両親。 


――……いや…… 


  電車が、近づいてくる。 


――いや……死にたくない…… 


  電車が近づいてくる、体が動かない。 


――死にたくないっ!!!しにた…… 



―完― 

出典:2ちゃんVIP連載作品
リンク:http://www8.atwiki.jp/shihoaya/pages/1.html
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