【祝・世界遺産】富士登山で先輩の婚約者と…… (オリジナルフィクション) 22518回

2013/07/15 00:15┃登録者:中部 航◆N5JeMeBg┃作者:中部 航
※本作の「富士山大沢口登山道」は実在しません。
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「もうだめ……みんな、早い、早いよ。ちょっとゆっくり行こうよ」
「全然早くねぇよ。頑張れよ!!」
「私、もうやだ……下りる……」
「あかね、しっかりしろよ!! こんなところで降りられるわけねえだろ……みんなで集団行動しているんだから。山小屋の予約に間に合わなくなるぞ」
「先輩。置いて行きましょうよ」
「おいおい、コレでも一応俺の彼女だぞ」
「でも、山小屋の予約に間に合わなくなる……」
「置いて行くなんて……それなら、僕が付き添いますから皆さんは先に行ってください」
「ホント? 涼太君、ありがとね……リーダー、行きましょうよ」

こうして、涼太とあかねさんは富士山大沢口登山道、七合目(標高2,700m)の手前に取り残されてしまった。

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8月上旬の平日。会社の仲間で有給を取り、富士登山に来ていた。
リーダーは涼太の上司で第一営業課課長代理の誠矢先輩(30)、体育会系のスポーツマンでがっしりしているいい男。女の子にもモテモテだ。同じ課の女の子、A子、B子、舞花はいつも誠矢先輩とつるんでいて、富士登山の話はそこから出たらしい。
自分(涼太)は25歳の係長。最近はあまりスポーツをしていなくて、今回の登山も気乗りしなかったのだが、車を出すのと落伍者の世話係という名目で半強制的に連れてこられた。他に第二営業課の仲間が数名。
そして、誠矢先輩の彼女で婚約者、あかねさん(27)も「結婚前の思い出づくり」として参加していた。
関連会社に勤めるあかねさんは、スポーツが大好きな他の女子メンバーと違い色白でむちっとした小柄の女性。何か気乗りしなさそうな雰囲気を漂わせていた。

誠矢先輩と涼太、二課課員のワゴン車に分乗して大沢口登山道の五合目まで行き、標高2300mの「五合目大沢山荘」で早めの昼食と高地順応をして登山を開始した。
あかねさんも含め女性陣は全員、レギンスに短パン又はスカートといった華やかな「山ガール」の格好をしていたが、あかねさんの登山用品がザックからステッキ、登山靴に至るまで全部新品なのが気になっていた。
涼太の登山経験は、子供の頃から高校生ぐらいまでの間、山好きの父に連れられて近くの山に登るぐらいで富士山は初めて。大学に入るために地元を離れてから登山はご無沙汰していた。

六合目を過ぎると樹林や高山植物は無くなり、火山特有の単調な景色が広がった。砂礫の登山道では足を取られ、岩場では見上げるような急傾斜を登る。
誠矢先輩は他の女の子たちと無駄口を叩きながら順調に登って行くのに対し、あかねさんの呼吸が荒くなり、足が乱れていく。
落伍者係の涼太は最後尾に位置し、あかねさんを励ましながら進んでいくが、はるか上に登り、岩場で談笑しながら待つ誠矢先輩たちにやっとの思いで追いつくと「おー、来た来た。がんばれー」と軽やかな声をかけ、登り始めていくのでなかなか小休止が取れない。こりゃまずいなぁ……

「上の人達は気にしないで ちょっと休んだら??。水やアメでも口に入れましょう」
「あ、ありがとう……はあっ、はあっ……みんな早いね」ようやく立ち止まったあかねさんは背中に背負った水を取り出す気力もないため、ペットボトルをザックから取り出して飲ませた。
それを遙か上の岩場から誠矢先輩たちが見下ろしている。


このように、あかねさんと涼太、誠矢たちのペースが違いすぎるため、二課の連中や女の子たちから不満の声が上がったのだ。今夜の山小屋は九合目(3,400m)の九重荘の予約を取ってあり、夕食の締切は18:00。

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誠矢先輩は冒頭のやり取りの後
「そうだね……俺たち、先に行くからあかねたちは『自分のペースで』登ったほうがいいよ」
そう言うと、先に登り始めてしまった。

「誠矢……ひ、ひどい……」
「しょうがないですよ。誠矢先輩はパーティ全体のリーダーなんですから」
「う、うん……涼太くんは置いて行かないよね」とあかねさんは不安そうにしている。
「もちろんです。僕は最後尾担当です……却ってみんなを気にしなくていいから、ゆっくり登りましょう」
「そうね」

「あかねさん、半歩ずつゆっくり歩くといいですよ、あの方みたいに」
近くを通りかかった年配の登山客が半歩ずつゆっくりと登っていくのについていくことにする。
登山客の少し下にあかねさんがつき、涼太はその少し下に位置した。


高度が上がり、あかねさんの呼吸は苦しそうだが、ペースを落としたためさっきよりはマシみたいだ。
「涼太さん、水取ってください」
「って、あかねさんの水、もう無いよ」
「うそ……喉乾いた」
あかねさんはさっきから水を必要以上にがふがぶ飲んでいたから、あっという間に無くなるのは当然だ。涼太は2本持って上がり2本目に手をつけた所。
「後で山小屋で買って返しますから、分けてもらえませんか??」
「いいけど、口つけてますよ」「いいですよ〜」と涼太の飲みかけを美味しそうに飲んだ。



15:30頃。七合目(2,800m)で休んでいると、誠矢先輩から電話がかかってきた。
「涼太。今どこだ??」
「まだ七合目ですが」
「えっ、まずいなぁ〜」……誠矢先輩たちは九合目(3,400m)の九重荘が遠くに見えるところまで来ているが、途中の岩場が結構たいへんだったとのこと。涼太たちのペースだと、18:00の食事締切時間に間に合わないという。

「涼太……のんびりだなぁ……お前たちは合流するの難しいよ。日が沈むと危ないし」
「じゃあ、どうしたら??」
「八合目(3,000m)の忍野八海山荘に泊まったほうがいいよ。さっき通りがかりに尋ねてみたら、何とか空いているそうだ」
「でも……」
「明日、頂上で会おう!!」
誠矢先輩たちは山頂で御来光を迎えるため、2:00に九合目の山小屋を出て夜間登山する予定になっている。だから、涼太たちは余裕を見て23:00前に八合目の山小屋を出て夜間登山すれば、御来光までに頂上で落ち合える、と。
「え、ええ……」と言いよどんでいると「電話をあかねに代わってくれ」と言われ、代わった。
あかねさんの返事する声は沈んでいたが、最後は「はい、分かりました」と憮然とした表情で電話を切った。

「明日大変だね……夜11時出発なんて」
「でも、みんなに心配かけられないよ……八合目の山小屋行こうよ」
目標が手前になり、気が抜けたのかあかねさんの歩みは遅くなった。彼氏に見捨てられたのが堪えたのかもしれない。靴ずれや太ももの痛みに加え、頭痛の症状も出ているようだ。


17:00すぎ。山小屋に着き、宿泊を申し込んだ。富士山の山小屋は相部屋の雑魚寝が基本。その辺はネットで色々調べてあり、予備知識は得ている。
寝所棟には二段の棚のような寝所というか区画が並び、カーテンで閉ざされている。
山小屋のバイトが棚の上段の3畳ほどの小部屋に案内し「こちらの"部屋"を相部屋の4人で使ってもらいます。中の奥の方には女性のお客様がいますので、女の方が真ん中、男の人は手前で休んでください」
靴を脱いで、中の人に声を掛けてザックを壁にかける。寝所では会話は遠慮するのがマナー。山小屋備え付けのサンダルを穿いて食堂……満席なので、山荘前のベンチに腰掛けた。

「あー、足が痛かった……サンダルって楽だね。ところで涼太さん……ごめんなさいね、私のせいでみんなと合流できなくて」
「いえいえ。僕も運動不足なのか、先輩のペースだと早すぎだから却って良かったです」
「ありがと。でも、本当は舞花ちゃんたちと過ごしたかったんじゃないの??」

………舞花……涼太の同期の仲間で、涼太とは気が合う。新人歓迎会の後酔った二人はいつの間にかホテルでエッチしていた。その後も飲み会の後など時々エッチな事をしているし、コンサートや映画程度ならつきあってくれるが、彼氏彼女には発展しない。誰とでも仲良く出来る性格で、よく言えば八方美人。このごろは「仲の良い同僚」と割り切っていた。山頂でのツーショットも頼めば軽く引き受けてくれそうなため、楽しみにしていたのだが…………


「んんん、どうせみんな先輩のところにつるんで……あっ、ごめん」
「んんん。どうせ、誠矢はモテモテで、会社の子の前ではいつも鼻を伸ばしているんだから……」
「頭痛と足は大丈夫なの??」
「うん、歩いているときは辛かったけど、静かにしてれば大丈夫……」ベンチに座るあかねさんの足はレギンスにピッタリと包まれ、ムチムチの太ももの形がよく分かる。
あかねさんは、ようやく景色を眺める余裕ができたのか、眼下に広がる雲海を眺め続けていた。

http://403.mitemin.net/i56478/

「あかねさん、食堂の席が空いたみたいだよ」
「晩ご飯食べようか。おなかすいてきちゃった」山小屋特製のカレーを食べ、再び屋外へ出た。
行き交う登山者の姿はない。登山者だけでなく、食堂にも人が少なくなってきた。御来光登山をするためには0:00か1:00には起きて山登りをしなくてはならない。そのため、食事を済ませた登山客は早々に寝所にこもったのだ。

「僕達も寝ましょうか」
「『寝よう』って、何か変な感じね……でも……こんなこと言ったら気分悪くするかなぁ……私ね、やっぱり……」
あかねさんは夜中に山登りするぐらいなら登頂したくないという。徹夜して登って、くたくたになって頂上についたところでまた誠矢たちに追い立てられるように下山しなくてはならない。
それなら、明日、日の出とともに下山を開始すれば、(山頂と比べて下山距離は短くなるので)余裕で降りられる、と。

涼太は好意を持っている舞花と日本最高地点・剣ヶ峰の石碑の前で写真を撮りたかった。しかし、落伍者を一人にしてはならないのは登山の鉄則。
「一番弱い者に合わせろ」と父から厳しく叩きこまれていた。子供の頃、一緒に登山していた弟を見捨てて先に行こうとしたら殴られた事は今でも記憶に残っている。普段は温和な父から殴られたのは、人生の中でこの1回だけなのだ。
それに、涼太自身も頭痛と膝の痛みが出始めており、無理に登るとどうなることやら。
とりあえず深夜に出発して山頂を目指すことはやめた。
「誠矢に電話する??」「でも、みんな寝ているかもしれないよ」
電源を切ってあればつながらないし、音を消し忘れていれば着信音で誠矢先輩の周囲の人に迷惑を掛けてしまう。先輩が起きていると思われる2:00以降に連絡することにした。


太陽が沈み、山荘前は投光器で照らされた。
寝所に戻ると、同室の女性2名は既に寝ていていびきをかいていた。
涼太とあかねさんは羽織っているものを脱ぎ、長袖Tシャツ程度の格好になると二人で一枚の布団を被って寝ようとした……
うとうと仕掛けた頃、あかねさんが涼太に体をくっつけてきた。
「ん?、どうしたの??」
「奥の人たちがこっちに迫ってくるのよ。狭くて」
「じゃあ、くっついてもいいよ」
「うん、ごめんね」
あかねさんは、涼太の方を向くと胸に頭を押し付けてきた。手が邪魔なので、いつの間にか腕枕するような形になった。コレじゃ恋人同士の添い寝みたいだ。
あかねさんの髪の匂いを嗅ぎ、背中の柔らかい感触を確かめていると、スパッツに包まれた太ももがゴソゴソと動いて涼太の股間を刺激した……やべっ、立ってきた……あかねさんに気づかれてないよな……

自分の太ももやジュニアが服越しにあかねさんの太ももに当たるため、とても寝るどころではない。……

と、あかねさんが「トイレ」と小声で言った。
「うん」……
「ねえ、怖いからついてきて」「えっ」
まあ、寝床で会話するわけにも行かないので、ハシゴを降りて山小屋の外に出た。
人いきれで生暖かい寝所と異なり、まるで初冬のような冷気が体を包んだ。
山小屋の利用者たちは、深夜に起床して登山する者が多いのか、回りには誰もいない。
「すごーい、星が降ってくるようだ」
「本当だ。」都会では見ることがない、空一面の星。先輩の婚約者と見ているのが不思議な感じだった。
あかねさんは肩を寄せて耳元で囁いた。
「あの……もしかして、大きくなってません??」
「何が??」
「涼太さんの……アレ」
「えっ、あっ、すみません」
「んんん。でも、こんな山の中で……どうしたの」
「…………」
「何かしゃべってよ。怒ってないから」
涼太は「実は……」と話しだした。
先輩たちと別行動を取るようにしてから、岩場を先に上るあかねさんの足、そして山ガールのミニスカートの裾から見える尻に目がいってしまった。
更に、ザックの紐で強調された大きな胸の形もたまらない。
そして、それを目に焼き付けた状態で、その太ももにジュニアが擦られて、勃ってしまった……と。

「もう、エッチ。飢えているんだね」
「だって、あんなにくっついていたら……」
「だったら……抜いてあげよっか……確か、彼女はいないよね」
「えっ……まあ、彼女はいないけど……でも……」
「手だったらいいよ。私のために登頂できなくなって……お詫びも兼ねて」
「どこで??」
「そこの物陰で」

山小屋の倉庫の物陰に移動して、ズボンの上からジュニアを撫でられたが
「やっぱり寒くなってきた……」さすがに、この寒さでは縮こまってしまう。
残念だけど、山小屋に戻ることにした。

狭いスペースに抱きあうような形で横になると、あかねさんはジュニアをそっと撫でてきた。
「ちょっと……」
「ふふふっ」
「ひどいよ……もうっ」涼太はスパッツの上からあかねさんの太ももを恐る恐る撫でた。
と、あかねさんはこくんと首を縦に振った。
スパッツのつるつるした感触の奥から、暖かく汗ばんだ気配が伝わってくる。
スカートを捲り、お尻を触ると「ぴくっ」と体を動かした。

不完全燃焼ながら体をまさぐりあっている内に軽い眠りについた。

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深夜0時。周囲から聞こえるざわめきで目を覚ました。
同室の女性たちも起きて「すみません」と涼太たちに声を掛けて荷物をまとめ始めた。
廊下から聞こえる靴音や話し声が次第に大きくなり、同室の女性も「お先に」と出ていった。

「やっと広くなったね」あかねさんは奥の方に少しだけズレた。
「うん……体がこわばりそうだったよ」
「ねえ、太ももが凝っているの……ちょっと押してもらっていい??」
「どこ??」
「ここ」とあかねさんが指し示したのは太ももの内側。マッサージを始めると、確かに少し凝っている。
最初はちゃんとしたマッサージだったのだが、回りが静かになるとともに、次第に涼太は図々しく股間の付け根まで揉みほぐし始めた。

「ねえ……何かその気になりそう」
「えっ」
「回り……どうかな……見て」
涼太がカーテンを開けて回りを見ると、下の段、向かい側はもとより、周囲の寝床のカーテンは開け放たれ、廊下に乱雑に脱ぎ捨てられていた登山靴も見当たらない。
遠くの寝床の前に数足並んでいるだけだ。
「回り全然いないよ……」
「うん……本当だ」あかねさんも廊下を見渡して言った。
「あの……彼には内緒にしてもらえますか?」
「もちろん」
カーテンを閉めると、あかねさんが覆いかぶさってきて、唇を押し付けてきた。
富士山の山小屋では歯磨きができないため、多少口臭がした。あかねさんも気がついたのか、キスはすぐに終わった。
あかねさんはザックからウエットティッシュを出し、手を拭いた。
更に「いい?」と聞いたかと思うと、涼太のズボンとパンツをずり下げた。
ジュニアは天を仰いでいた。仕切りはカーテン1枚だけというのに……
「暗くてよく見えないけど、すごい……拭いていい」「うん」
ひんやりとしたウエットティッシュで拭かれた後、横座りしたあかねさんは手でしごき始めた。
表情は分からないが、程よい握り加減が気持ちいい。涼太はあかねさんの脚を撫で、ムレムレになっている股間の合わせ目を手で押した。
「んっ、んくっ」あかねさんは鼻を鳴らした。「ちょっと……だめ……ねえっ」
この股間の奥に先輩の肉棒を咥えこんでいるのか……ちょっと妬けた。
で、突然気持よくなってきた。
「あかねさん、出そうです」
「う、うそ……ちょっと待って。ねえ、待ってよ」
「出る、出る……ううっ」涼太のジュニアからは白濁液がどくどくと放たれた。
初めはウエットティッシュで受け止めていたが、途中で手で受け止めてくれた。
「はい、ティッシュ」
「ひどいよ……ねえ」 
「あかねさん??」
「ちょっと……欲しかったのに」
「えっ、欲しいって……それは先輩に悪いよ」
「だって、結婚したら浮気できなくなるでしょ。あの人独占欲強いし」……確かに。

「あかねさん……いいの?」
「うん」
「僕でいいの?」
「だめ??」
「そんなことないです。あかねさんを見ると、いつも一度したいなぁって、いや、なんでもない」
「ねえ、いいよ。ちょうだい。結婚前に一度ぐらい……いいよね」
「うん……でもどうやって」
「何とか声は我慢するから」

あかねさんは、ティッシュで念入りに自分の手と涼太のジュニアを拭き、しごき始めると涼太のジュニアは大きくなった。風呂も無い富士山ではおしゃぶりは無理だ。
「私も触って」あかねさんは、自分からスパッツとショーツを膝まで下ろし、布団を掛けてしまった。
涼太はウエットティッシュで手を拭くと、汗ばんだ太ももから股間の付け根に手を添わせた。股間はびしょびしょで、クリを探し当てると「あんっ」と声を出して体を仰け反らせた。
「ちょっとタオル取って」と言われ、あかねさんにタオルを渡すと口にあてた。
「いいよ」涼太はぬるぬるの愛液を指につけ、クリを擦り立てると、あかねさんは「むぐっ、むぐっ」と苦しそうに声をこらえ体を仰け反らせた。

しばらく反応を愉しんでいると、あかねさんの携帯に着信があった。こんな夜中に……
「誠矢……」けげっ、彼氏だ。あかねさんは息を切らせながら慌てて電話に出た。
「はい、そうなんですか……ごめん、私、高山病が苦しくて、上に行くの無理です……はあっ、……はい」
あかねさんから電話を渡された。これから夜間登山を開始するという先輩からで、後ろからは大勢の登山客の話し声が聞こえる中、「ごめんな。あかね苦しそうだけど……サポート頼む……合流は……」と話して電話が終わった。

「高山病とはうまく切り抜けたね」
「もうっ、びっくりしちゃった。ちょっと酸素吸わせて」
交代で携帯酸素を吸いながら、涼太はあかねさんのシャツの裾に手を掛けてまくり上げた。スポーツブラが目に入ったが「上下はだけられると寒い」とのことで、シャツは戻してしまった。
シャツの中に手を入れてブラをたくし上げると「触ってもいいよ」
あかねさんのシャツの中に手を入れ、少し出たお腹を触って胸を揉み込んだ。片手に収まらないぐらい大きくて柔らかな胸だ。あかねさんは声を我慢しながら悶えている。
「おっぱい舐めさせて」……と布団をかけたまま中に潜り込んでシャツをめくり、乳首を舐めると「あああんっ」と声を出してのけぞった。
「やっぱり舐めるのはだめ……お願い。一番気持ちいいから」
「……」
「もう、入れていいよ」
「もういいの?」
「これ以上されると、声我慢するの辛いよ」
「ゴム……」
「もうすぐ生理だから……出す前に抜いてね」「うん」

カーテンを開けられてもごまかせるように、布団をかぶって横向きになったあかねさんの尻を突き出させ、涼太のジュニアを宛て、ずぶりと差し込んだ。
「む、むぐっ」
横向きだから奥までブッスリ、というわけにはいかないが、ジュニアの先が熱くぬるぬるに包まれている。激しくピストンすると抜けてしまいそうなので、軽く単調に動かすだけだが、それでも気持ちいい。
というか、日本最高峰の山小屋で先輩の婚約者とセックスしているのだ……。
ピストンに合わせ「むくっ、んぐっ」とあかねさんのくぐもった声がしている。
手をあかねさんの前に伸ばし、Tシャツの上から胸を揉むと、くぐもった声が大きくなり、腰ももぞもぞと動いている。

「んっ、んんっ、んあっ……ねえ、ごめん、ちょっと止めて」
「あかねさん??」
「ごめん。ギブアップ。声が出そう……」
「抜く??」
「うん。ごめんね」
涼太は名残惜しさを感じながらもジュニアを抜いた。
「声だしていいんだったらもっとしたかったけど……」
「そんな、僕こそすみません」
「んんん。出しちゃう??」
「そうですね」

涼太は再び横になり、あかねさんはジュニアを握った。
涼太は胸を揉み始めたが「だめ、その気になっちゃうから……」と言われ、やむなく腰や脚を撫でた。そして、手の中に発射した。

ティッシュとウエットティッシュを使って後始末をしたが、そこに出たのは大量のゴミ。
山小屋ではゴミを持ち帰らなくてはならず、あかねさんはビニール袋にまとめて涼太に手渡した。そうだろうな。あかねさんがこんなの持って帰って、先輩に見つかったら大変なことになる。

さすがにちょっと息苦しくなり、酸素を吸ってそのまま寝入った。

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朝6時半過ぎ。先輩からの写メールで目が覚めた。そこには日本最高地点、剣ヶ峰の石碑の前で記念写真を撮る皆の姿があった。
カーテンをまくって廊下を見渡すと、他の登山客はおらず、慌ててあかねさんを起こして食堂に向かった。日の出にも起きてこないので山小屋の人に心配されたが、体調が悪く、降りてくる仲間とここで合流してそのまま下山することを伝えると、寝床は片付けてしまうが、合流するまで山小屋に居ていいと言われた。

大沢口登山道は、登山道と下山道が八合目の山小屋で一旦合流するように作られていて、先輩の指示も「山小屋で待つように」だった。

先輩たちを待つ間、山小屋前のベンチに腰掛けて眼下に広がる景色を見ながら、昨夜気持ちよさそうに喘いでいたあかねさんの姿を思い出していた。
あかねさんも少し固い表情で景色を眺めたり、携帯を弄ったりしていたが、その沈黙を破るかのように下山道の上から賑やかなグループが降りてきた。
「おーい、涼太、大丈夫か??」「あかね、おまたせ」と先輩たちや二課の連中たちと合流した。
先輩たちは八合目で休憩するということでベンチに座り、ザックを下ろした。
舞花たちからも、山頂で撮った画像を見せられた。先輩と舞花が並んで写っている画像もあり、ちょっと妬けた。

先輩たちがザックを背負い始めたので、涼太とあかねさんも一緒に降り始めたのだが……
30分も経たない内に新品の登山靴を履いたあかねさんが足の痛みを訴え出した。
最初は皆に付いて行こうとしたが、次第に隊列から遅れるようになった。
先行している同僚たちは早く下山したいのか、足を庇いながら下りてくる涼太たちに冷たい視線を送るようになった。

このままではグループがうまくいかくなる。全員揃った小休止の時に涼太と先輩、二課のサブリーダーが緊急ミーティングをした。その結果、あかねさんの付き添いは引き続き涼太が務めることになった。
「先輩、いいんですか??」
「ああ。今までやってきたこともあるし、ここでリーダー交代もまずいだろう。お前ものんびりのほうがいいんじゃないのか??」と誠矢先輩は事も無げに言った。

こうして、先輩や舞花たちはサクサクと遥か彼方に去っていった。
「ねえ、涼太、お願い。私を見捨てないで」
「大丈夫だよ。僕は下りるまではずっと一緒にいますから」
「はい……」登山靴の中の靴擦れ、足の痛み、次第に軽くなってはいるが高山病。
「痛いよぉ、苦しいよぉ」と半べそをかきながらのあかねさんの足取りは本当にゆっくりだった。涼太はあかねさんの少し下を進みながら、それに付き合っていく。
スマホで現在位置を調べて「あと(標高)何メートルで山小屋ですよ」と声をかけたり、水や飴を勧めたり、そして、励ました。

涼太は膝の痛みを意識しながら「これがあかねさんのペースで下山しているから自分はあかねさんを見る側に回っているが、先輩達のペースだとついて行けなかったかも」と密かに先輩の読みに感心した。

朝食は小さな弁当だったため、シャリバテ(栄養不足)が心配だ。
そこで六合五勺(2,550m)の六碁テラスで昼食にした。座敷に上がり込んだあかねさんの足は腫れ上がっていた。
うどん(800円)2つと、とおにぎり(2個400円)を注文したが
「食べられない」
「食べないと元気が出ないよ」
「じゃあ、足を揉んでくれたら食べる」ということで、昨夜のような足のマッサージをした。太ももから一瞬だけ股間に指を伸ばしたら「めっ!」とにらまれた。
それを見ていた年配の登山客に「奥さん、旦那さんに揉んでもらったから大丈夫だよね」
とからかわれ、励まされた。あかねさんの顔は真っ赤になってしまった。

六合目(2,400m)に着く頃、雨が降り出したのが山小屋の近くだったので駆け込みセーフ。足の痛みもなんのその、火事場の馬鹿力というやつだろうか??
ここで一杯500円のコーヒーを頼んで一休み。登山客が次々と雨宿りのため狭い山小屋に入ってきた。良太は、温かいコーヒーを飲み終わったらザックからカッパを出し、雨が小降りになるタイミングを見て下山を再開しようと思っていると、先輩から電話が入った。
「涼太、どこだ??」
「六合目で雨宿りしています」
「まずいなぁ……」
「どうしたんですか?」
先輩や舞花たちはとっくに五合目の山小屋に着いて涼太たちを待っていたが、五合目に着く前にバケツをひっくり返したような大雨に降られ、A子や舞花、二課の仲間がずぶ濡れになってしまった。
深夜の出発前、荷物整理の時間も場所も充分ではなく、ザックの中に荷物を乱雑に突っ込んだままにした者は、カッパを探しているうちに着損なってずぶ濡れになったのだ。
(ベテランの誠矢先輩はカッパを出しやすい位置に入れていたし、涼太やあかねさんは同室者が先発した後の広い寝床で時間を掛けて荷物をまとめていたので、カッパは容易に出せた)

車の中に着替えはあるが、濡れた連中は狭い車の中で着替えるよりも、早く温泉に行って体を温めたいと騒いでいる。それで、涼太たちの居場所を探ってきたわけだ。
「涼太……本当に悪いけど……」先輩は、涼太たちを残して先に山を出るから、あかねさんを連れて帰ってきてくれないかと。
「僕は構いませんが、先輩とあかねさんは……僕の車には舞花たちの荷物も残っているし」
「荷物はアレを使えば大丈夫だろ……で、あかねに代わってくれ」
あかねさんに代わると、あかねさんの声は沈み始めた……が、納得するしかなかった。
「そうよね……私、どうせ、ぐずでのろまだもん……いいのよ。……分かっているよ!! 先行ってよ!!」
ここで再び電話が涼太に戻された。
涼太の車を開けて舞花たちの着替えを取り出し、あかねさんの着替えを入れ込んでおくという。(万が一に備え、ベテランの誠矢さんの指示でお互いに合鍵を持ち合っていたのだ)
それを確認して電話は終わった。

雨がしとしとと小降りになり、カッパを着た涼太とあかねさんは下山を再開した。
と、下山道の途中であかねさんは立ち止まった。
「あかねさん??」
「えぐっ、えぐっ」
「どうしたの??」
「私、何のためにこんな辛い思いして富士山に来たんだろうって」
「…………」
「足や太ももは痛いし、雨に濡れるし、彼は私を置いて先に帰っちゃうし……ぐすっ」
「下山したら温泉に直行すれば出てくるところに会えるかも」
「……もういいよ、そんなの。それより、私と一緒に帰ってくれるんだよね」
「もちろん」
「ねえ、あなた、何のためにこんなコトしてるの?」
「そりゃ……副リーダーだし……」
「役ねぇ……それだけ??、今あなたは辛いの??」
「辛くなんてないですよ」
「何で??」
「あかねさんを独り占めしているから。帰るまでは一緒だよ……行こ」
「ひ、独り占めって……」
「なんでもないよ、早く降りよっ」
「うん」

改めて自宅まで帰れることを確認した安心感なのだろうか。
さっきよりも穏やかな表情をしたあかねさんがいた。
いつの間にか雨があがり、ガスが一気に晴れた。
山頂から五合目の駐車場まで一気に視界が広がった。
「すぐそこだよ」「うん」
カッパを脱ぐと、山の冷気が体を包み込むのが心地よかった。

涼太はあかねさんを励ましながら一歩ずつ山を下り、ようやく五合目の駐車場に着いた。
車に戻ると、トランクに入れてあった舞花たちの荷物が持ちだされていて、後部座席に緑色のカバンが一つ置いてあった。
「先輩たち、荷物入れ替えてくれたんだ」
「あの人……本当に帰っちゃったんだね」
先輩に報告のメールを打つと、舞花から「お疲れさま」と絵文字満載の返事が帰ってきた。
「てか、私には何も無いんだ……何で??」
「多分、運転中なんじゃないの?? 僕も舞花からしかメールもらってないし」
「…………」
二人で車に入れてあったサンダルに履き替え、山小屋でおみやげを見た。
あかねさんが履いている少し小ぶりのサンダルは、先週、舞花とプールに行った時、舞花が忘れていったものだ。舞花は今頃温泉なんだろうな……
おみやげを少し買い、トイレを済ませて車を走らせた。車はぐんぐん山道を下って行くが、景色は単調な眺めだった。

ふと、あかねさんの視線に気がついた。何か涼太の方ばかり見ている。
「あかねさん……僕の顔に何か付いていますか??」
「んんん。何か、涼太さん、すごくかっこいいなって」
「そんな……先輩に比べたら……(ルックスも、運動神経も、リーダーシップも、とてもととても)」
「今頃気がついたんだけど、私が辛い時は、みんなの先頭に立っていることよりも、そばに居てくれる人のほうが格好いい、って」
「ですから、すぐに自宅にお送り……何なら先輩のアパートでも」
「何にも分かって無いんだから……涼太くん、ちょっと車を止めて」
「は、はい……」
「山を下りるまではあなたが一番なの」と、あかねさんは涼太にしがみついてきた。
体は汗臭く、髪は埃っぽかったが、背中に手を回すとさらに強くしがみつかれた。
少しして抱擁を解いた後、温泉のある麓に向かった。あかねさんは何やら携帯でサイトを開いていた。

あかねさんが道案内してくれた温泉に車を止め、着替えの入ったカバンを持つと「あかねさん、1時間あれば大丈夫?? ロビーで待ち合わせにしようか」
「んんん。勝手に決めないでよ」「???」
あかねさんは受付の係の人に「先ほどネットで個室を予約した……はい、露天じゃない方でいいです」と言っていた。
えっ、個室風呂?? 勝手に決めたのはあかねさんじゃん。呆気に取られている間にあかねさんは鍵を受け取り、涼太を促して個室風呂に入った。
「これって??」
「お礼に背中ぐらい流してあげようかなって」
「…………」
「時間無くなるよ……入ろう」あかねさんはTシャツに手を掛け、まくり上げた。
昨日のまくり上げたスポーツブラはピンクだったんだ……
次に、登山用スカートを落とすとレギンスに包まれた尻の形が顕になった。
昨夜、山小屋では、レギンスをまくってジュニアを差し込み、結ばれた。遠い過去のように思えた。じっと見ていると
「ちょっと……私だけ脱ぐの恥ずかしいよ。早く入ろうよ」と背中を向かれてしまった。
涼太は思い切って、ホコリ臭い服を脱いだ。あかねさんも全裸になっていて、背中と尻が丸見え。真っ白な肌だが、二の腕から先が日焼けしていた。

洗い場の椅子に座るように促され
「昨日と今日は本当にありがとう。背中を流させてね」と言われて背中から洗ってもらった。
背中、首筋、脚とぎこちない感じで洗われているうちに……ジュニアが立ってきた。
「今朝二回も出したのに、すごい……」と握られた。
「ちょっとあかねさん……その気になっちゃうよ」
「ちょっと待って。私も自分の体 洗わせてよ」
「背中流します??」
「いいよ。後でしよっ」
とあかねさんはもう一つのカランに向かった。
涼太は備え付けの歯ブラシで歯を磨き、洗髪して湯船に浸かった。

髪を結い上げたあかねさんも湯船に入ってきた。
「はぁ〜っ、気持ちいい…………って、どこ見ているのよ」
「…………」
「触っても……いいよ」
「うん」
涼太は、あかねさんの胸を揉み始めた。優しくバストを揉み上げ、時折乳首をこねると「あんっ、んくっ」と軽く声を出した。
そのまま乳首に唇を寄せ、舌で転がしたり吸ったりすると
「あんっ、ああんっ、気持ちいいよぉ」と体をよじらせ始めた。
股間に手を回すと、少しだけ脚を開いてくれた。奥の方はぬるぬるになっている。

「すごい……濡れてる」
「もうっ、エッチ……って、だめ、ダメよそんな事したら我慢できなくなっちゃうよ」
涼太は割れ目を上下にこすり始めたのだ。
「あんっ、ああんっ、……ねえ、だめ。のぼせそう……」
涼太が一休みすると、今度はあかねさんがジュニアをしごき始めた。
「あかねさん、気持ちいい」
「うん。さっきのお礼よ」
「出ちゃいそうです」
「出しちゃう……??」

「それより……」
「ん??」
「挿れたい」
「えっ??……いいよ。でも、本当に内緒にしてよ」あかねさんの顔は真っ赤だった。
「もちろん」

あかねさんは壁に手を突き、尻を付き出した。
少しむっちりした綺麗なお尻に手を当て、そのまま引き寄せて……ずぶっ

ジュニアが熱く包まれ、あかねさんも「ああんっ」と声を出した。
ゆっくりピストンすると、あかねさんの喘ぎ声がリズミカルになってくる。
胸に手を回して乳首をこねると、声のトーンが高くなる。
確かに、露天風呂では大変なことになっていた……と思う。
「あんっ、ああっ、ねえ、涼太くん」
「はい」
「私、もうダメ……いくっ、イクッ……ああんっ」あかねさんは崩れ落ちてしまった。
「もう逝ったの??」
「だって……浮気したの、生まれて始めてなのよ」
「そうなんだ……」
「もうっ、涼太のバカっ。今度は私、上でいい??」
檜貼りの床に横たわると、あかねさんが跨ってきて……ずぶっ……
「んあっ」今度はあかねさんの気持ちよさそうな顔をじっくり見られる。手を伸ばして胸を揉みながら腰を振り立てると、あかねさんはまたまた気持ちよさそうな声を出して……
「イクッ、……んああああっ」と一瞬で逝ってしまった。

「ちょっと……早いよ」
「だって……気持ちいいんだもん。昨日は何か中途半端でフラストレーション溜まっていたのかな」
「さてと……」涼太のジュニアはまだあかねさんの中。腰を前後に振り始めると
「あんっ、ああんっ」と再び喘ぎ声を出したが、「んくっ」と体を一瞬仰け反らすと
「ねえ……これ以上逝かされたらおかしくなりそう……お口でいい??」
実は、涼太は発射寸前だったので、これ以上あかねさんの中に居座って発射したら大変なことになる(たとえ生理前とはいえ)
「はい」涼太は浴槽の縁に腰掛けた。
股の間にあかねさんが入ってきて「んぶっ、んぶっ」と咥えてくれた。さっきからの刺激で涼太は発射寸前だ。
「あかねさん、逝きそう」「んんお」
んぷっ、んぷっ……どくっ、どくっ。あかねさんの口の中にこれでもか、というぐらいに出した。

「んむっ、んむっ」あかねさんは仕草で「出していい」というのでもちろんOKする。
口の中に溜まった白濁液が、洗い場の排水口に垂れ流されていった。

涼太はジュニアを流して浴槽に浸かり、うがいをしたあかねさんも浴槽に浸かってきた。
顔を寄せあって、キスを交わしたが「暑くなってきたね」「でる??」
あかねさんの体は名残惜しかったが、このままではのぼせそうだ。

風呂から上がり、予め持ってきていた別の服に着替え始めた。
汗でベタベタの登山服ではなく、洗濯したてのパンツにTシャツが肌に心地よかった。
あかねさんもピンクのショーツを履き、お揃いのブラ、キャミソール、薄手の黒タイツと身につけ、髪を解いて整え始めた……が、その姿があまりにも色っぽかったために、下着のまま涼太はそっと抱きついた。
「ち、ちょっと……あれ??……もうっ、さっき出したばかりなのに。もう勃ってる」
「何かここで終わりだと思うと名残惜しくて。もう少し触らせて。」
「うーん……ちょっと意地悪なこと聞こうかな?? 私のこと、好き??」
「それは先輩が……」
「ここを出るまでは関係ないことになっているよね。どうなの??」
「好き……です」
「あーあ、言っちゃったぁ……なんてね。遅くなるとまずいから、ここで良ければいいよ」
(確かに。山を出る時間は先輩に伝えてあったので、ホテルに寄る暇は無い)
「はい」

あかねさんは着たばかりの服を脱ぎ、脱衣室の傍らにある長椅子にタオルを敷き、横たわった。
服を脱いだ涼太が覆いかぶさり、ジュニアを挿入すると、あかねさんはしがみついてきた。
再びキスを交わし、あかねさんの中に突き立てると、あかねさんは目をつぶり、口を半開きにし、胸を揺らせ、気持ちよさそうに喘いでいた。

「あかねさん、逝くよ」「服に掛けないでね」「はい」
涼太はジュニアを抜き、あかねさんのお腹に降りかけた。

再び服を整え、制限時間ギリギリにチェックアウト。温泉の外観の写真を撮り、facebookに投稿した。

すっかり夜の景色となった高速に乗り、走りながら、そしてSAで夕食を取っている時、涼太とあかねさんはしゃべりっぱなしだった。お互いの生い立ちや好きなモノ、行って楽しかった所、そしてお互いの恋愛経験。舞花のことを何となく片思いしていることも喋らされてしまった。

だけど、地元のインターを下りると二人とも無言になった。あかねさんの家が近づいたところで
「涼太くん、本当にありがとう。私、涼太くんが一緒にいてくれなかったら、富士山のこと嫌いになっていたと思う」とあかねさん。
「僕の方こそ素敵な時間と思い出をありがとう。先輩とお幸せに」
「う、うん……」あかねさんは何か言いよどんでいたが、そこであかねさんの家が見えてタイムアウト。
荷物を下ろし、コンビニに立ち寄って先輩宛に報告のメールを打ち、一人で祝杯用の缶ビールを買って涼太の富士登山は終わった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2年後の春。

涼太と涼太の妻・あかねは郊外の山をハイキングしていた。
あかねの登山靴は多少使い込まれたのか薄汚れていた。登山用の短くてひらひらとしたスカートに包まれたレギンス尻を揺らしながら あかねは軽やかな足取りで涼太の前を歩いていた。
二人は見晴らしの良いベンチで小休止。遠くに富士山の山体が見えるが、涼太は登山用レギンスに包まれたあかねのムチムチの脚・長袖Tシャツにぴったり包まれた胸元を眺めていた。2年前と時と同じ、いや、少し胸が大きくなったかもしれない。そんないやらしいことを考えていると、
「今度は成功させたいね」とあかねが声をかけてきた。
「うん」
この夏に計画した富士登山に向け、二人で近くの山でトレーニングをしていたのだ。その他にも雨中登山・寒中登山や夜間ハイキングの練習も積んできた。去年は日帰りの練習登山として別の登山道の途中まで往復していた。
今度の夏の富士登山を終えたら子どもを作ろうと決めていた。子どもができたら二人揃っての富士登山は10年は無理だ。何とか登頂しよう。二人の想いは一つだった。


─────────────────────

話は富士登山の後に戻る。

登山から戻ると、涼太は四国へ長期の出張を命じられた。
舞花には「付き合ってほしい。来年は二人で富士山に登頂したい」と言い損なったままだし、あかねさんは先輩ともうすぐ結納。元々「山だけ」の出来事だったし、怪しげな素振りは見せられない。独り身での気軽な出張だった。


そして10月、誠矢先輩とあかねさんの結納の直前。こともあろうに舞花の妊娠が発覚した。パパは誠矢先輩。
四国に居た涼太はカヤの外だったが、先輩たちの回りや同僚たちはかなり大変だったらしい。
同期で二課の仲間(一緒に富士山に行っている)が仕事で四国に来た時、その話をしてくれた。

妊娠した舞花は私生児でもいいから子どもを産みたいと主張し、誠矢先輩は困惑するばかり。
舞花の親が職場に怒鳴りこんできたこともあった。
数日後。困惑しきっている誠矢先輩の所に弁護士がやってきて、あかねさんからの三行半を渡された。
「結納前の大切な時期に避妊もしないで他の子に手を出す人とは結婚したくありませんので、婚約は白紙にしてください/私のことは気にしなくていいから舞花さんに対して男の責任をとってください/舞花さんと世帯を持って子どもを育てるのなら、(誠矢と舞花に対する)慰謝料請求権は放棄します。特に謝罪も不要。但し、私の今後について一切異議を唱えないこと」
舞花とあかねさん、二人の女性の意向に、誠矢先輩は腹をくくるしかなかった。
あかねさんと付き合う前に「舞花は性格が良くて可愛いけど、尻が軽いんだよなぁ」と言っていた先輩の顔が目に浮かんだ。

そして、「涼太。お前……あかねさんと不倫したんじゃないだろうな」と同僚は聞いてきた。
「何で??」
「あかねさん、やけに落ち着き払っていたみたいだぞ。それにあかねさんったら、『赤ちゃん堕ろしちゃだめだよ。自分は手を引くから、心置きなく先輩の子どもを産んでね』と舞花ちゃんを励ましていたという噂もあるし。もしかしてお前と……」
「そんな事出来るわけ無いじゃないか。で、何で俺なんだよ」
「ほら、富士登山の時、丸一日二人でいたじゃないか……」
「アレは先輩に頼まれたからだよ。山では登山していただけだし、下山してからの俺の足取りは画像に位置タグを付けてfaceBookに投稿していたし、お前も『いいね』を付けてくれたじゃないか。温泉とか、SAとか。ホテルとかに行く暇はないよ。先輩がそこまで検証していたかどうかは知らんが」
「でも、富士登山の後からあかねさんが冷たくなったと誠矢先輩がこぼしていたんだ。(冷戦につけこまれて舞花が接近してきたらしい)」
「それは、先輩に対して怒っていたんじゃないか??。自分からあんなきつい山に連れ出しておいて、婚約者置いて帰ってくるなんて普通の女の子じゃ怒るよ。あかねさん、富士山どころか登山すら初めての素人だったんだ。山では気持ちが冷めたとか言っていたけど、下界まで引きずったのか……俺は関係ないよ。」
「そうか。でも、舞花ちゃんもいい子だよな。うまくやっていけるといいけどね」
「ああ、尻が軽くなければ完璧なんだけどな……これで、舞花ちゃんとエッチな事できなくなるのか……」
「えっ、お前も??」
「ん、お前もそうなの??……やべっ」

──────────────

そして、クリスマス・イブの夜。涼太は四国のウィークリーマンションで荷物をまとめていた。
年内で四国出張も終わり。明日、荷物を送り出してから営業所で引き継ぎや挨拶、続けてお別れの飲み会に出て、明後日の飛行機でやっと帰れるのだ。片付けが忙しく、クリスマス気分に浸っているどころではなかった。外は四国にしては珍しく粉雪が舞っていたのだが。
そういえば、同僚からのメールで舞花が退職したことと、先輩たちが籍を入れに行ったことが知らされてきた。
退職挨拶の時、マタニティウェア姿の舞花は幸せそうに腹をさすっていたとも。
同僚に返事をして、先輩と舞花に入籍のお祝いメールをしておかないと、と思っていると……


玄関のベルが鳴った。あかねさんが立っていた。
「あかねさん……どうしたの??、こんなところまで」
「涼太さんに会いたくて来ました」あかねさんのコートの肩にはうっすらと雪が乗っていた。
「会いたいって……明後日帰るの知らなかったの?? 四国まで来るの大変だったでしょ??……寒いから入ってよ」
「帰ってくるのは知っていたけど……あさってまで我慢できなかったんです……涼太さんに会いたかった。ごめんなさい……」

あかねさんは涼太の胸に飛び込むと、胸元から嗚咽する声がした。
涼太はあかねさんの背中に手を回して抱き寄せながら玄関を見ると、あかねさんの緑色の旅行カバンと、空港で買ったケーキの箱、そして、このウィークリーマンションの住所が書かれたメモが転がっていた。メモは舞花の字で書かれていた。


出典:中部航の部屋 (ノクターンノベルズ 既投稿作品の改良版です)
リンク:chintrair.x.fc2.com/
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