時代とともにゲームが変わりました。 容量が増え、出来る事が増え、映像は美しくなり、声が付き、美しい音楽が流れるようになりました。 素晴らしいことです。 大袈裟かもしれませんが、ゲームでしか体験出来ないことがあり、ゲームに教えられたこともありました。 次代を担う新しいゲーム機が登場するたび、その進化に驚き、感動し、胸を躍らせたものです。 次はどんな体験が出来るのだろう、次はどんな驚きがあるのだろう。 今現在、購入したゲームのうち、発売日が最も新しいのがジョジョASBです。 自分の中では、今現在、このゲームこそが「ゲーム」というエンターテイメントの最高到達点なのです。 ジャンルや機種の違いこそあれ、新しいゲームは古きを踏襲し、あるいは打ち壊し、名作や類似する作品と 比較されながらも、新旧のゲーマーたちを楽しませる存在であるはずです。 ここ数年、自分のような古いゲーマーにとっては嬉しくないDLC販売が横行していますが、いくつかのゲームを プレイしていくうち「DLCはおまけであり、100%の先を楽しむものなのだな」と納得したものです。 しかしながら、このASBについては100%ではないにも関わらず、随分DLCが多い。 発売日にアマゾンで買い、手元に届いて起動したそばから、 「あのキャラを使いたいなら金を出せ」 「あの衣装や擬音が欲しければ金を出してエネルギーを買え」 買ったゲームを自分の思うまま、望むままにプレイすることさえ禁じられた「キャンペーンモード」に至っては、 もはや売り手の正気を疑いました。 お金を出して買ったのです。好きだから買ったのです。自分の時間を自分の意志で割いて遊ぶために買ったのです。 それを何故、買った先から次々と金を要求されたうえに、売り手の決めた時間に自分の都合を合わせねばならないのでしょうか。 時代とともにゲームが変わりました。 進化もあれば退化もあるでしょう。人が作るものである以上、常に同じ歩幅で前だけに進むということもないでしょう。 ただ、このゲームに限っては、そういう領域の話ではないように思います。 ゲームというエンターテイメントを純粋に楽しむ人を、原作を愛して止まない人を使って、どうやって儲けてやろうかという、 ただその一念にのみ特化した、作品でも何でもない、商売のための道具でしかありません。 このゲームは「あのキャラが喋って動いてる!」という、PVに感動したプレイヤーから金を搾り取るための、 汚くて浅はかな考えの元に産み落とされた、最近の日本産ゲームの悪しき部分の集大成です。 PVで観る事の出来る部分、例えばキャラクターの造形や声、動きなどは目を見張るものがあります。 技術の進化によって到達した、素晴らしいものです。 ですがそれだけです。この商売道具を褒めるとしたらそこだけです。 本気でこのゲームに取り組んだ人たち(おそらくはキャラクターを作った人達)は、さぞや悔しい思いをしていることでしょう。 心血を注いで作ったであろう自分の作品が、ゲームと呼ぶのも憚られる商売道具の一部として世に出回っているのですから。 このゲームを境に、これまで続いている悪しき風習のいくつが少しでも変わってくれることを願ってやみません。 そうでなければ報われない。買った人も、本気で作った人も、このゲームそのものも。 ちなみに現在、ジョジョASBは手元にあります。 手元に残したいと思ったからではありません。気付いたときにはもう、買い取り価格が購入時に出した金額の半分以下になっていたからです。 出典:知らない間に リンク:こんな事に |
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