「トン」は糞、堆肥。「スル」は酒のこと。「トン-スル」で想像つくだろうが「糞酒」という薬のこと。嫌韓バカが触れ回っている”大便をふんだんに入れた酒”というのはデマ。 入り口を塞いだ竹筒を大便の中に浸し長時間置き、中に滲み出てきた液体をとって酒に入れたものが「トンスル」である。 液体の成分が何なのかはよく分からないが、大便由来なのは間違いなかろう。 ここで、やはり韓国人は食糞の文化を持っている!とはしゃぐのは早計。 漢方に詳しい人は気づいたかもしれないが、この液体をとるまでの製法は「人中黄」という漢方薬とほとんど同じなのだ。李時珍の「本草綱目」で「糞清」と呼ばれるものがこの液体であろう。 日本人はそんな漢方薬を使っていない、とか言い出すバカもいるかも知れないので、日本の医学書を調べてみた。 江戸時代の医学書「用薬須知」の6巻(人ノ部)には「人中黄」が載っており、「大便ノ汁ナリ」という説明がついている。 製法については、「用薬須知続編」の3巻に載っており、大竹を切って一方の節を残し、大甘草を入れて円形の木片でこれを塞いで、隙間は蝋で埋める。これを糞の中に入れて一ヶ月おいて取り出し、乾かす。こうして出来たものが人中黄、とある。 「トンスル」の場合、大甘草に滲みこませて乾燥させるのではなく、竹筒内にしみでた液体を酒に入れて飲むという方法を取っているだけで、基本的には人中黄と同じ成分を取っていると言える。 出典:- リンク:- |
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