エリートVSお局の仁義なき闘い (エロくない体験談) 32858回

2006/01/07 02:08┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
12 :名無しさん :2005/09/05(月) 23:37:53
俺の営業所(総人数約80人)に本社から20代後半のエリートが期限付きで課長補佐としてやってきた。
大本営より、お局軍団に牛耳られて営業成績の上がらない我が営業所を救う使命を帯びてきたのだろう。
そして、ついにエリートVSお局軍団の火蓋が切られた。

お局の総大将は人事課で、恐怖政治を行い女子社員の新人教育は全て自分が仕切っている。
特に優秀、美形、高学歴に対しての扱いは酷く、標的の退職率は100%という撃墜王。
更に、自分に手土産を持ってこない取引先は軍団内で『礼儀知らずの企業』とされ、電話が来ても取り次がないと言う政策を実施。
今までお局軍団を是正しようとした者は『レジスタンス』と言われ、いずれも謎の左遷を遂げている。
さらに軍団副総長が経理部にいるため、経費で軍団内だけでカラオケや会食が開催されていると言われている。
財務から人事まで我が物とし、難攻不落のお局軍団に対し、単身で立ち向かうエリート。

13 :名無しさん :2005/09/05(月) 23:53:08
まず、先制したのはエリート。就任時の挨拶で次のような改善案を打ち出しました。

1 我が営業所は新人の離職率が高い。教育の仕方を変える。本営業所に配属された新人は全員本社にて研修をする。
2 派遣社員を減らす。
3 経費削減を徹底させるため、本社より経理の人間を招聘する。
4 我が営業所はベテランが多いので、若手が多い近場の営業所に人を異動させる。

まさにお局軍団を壊滅させるための政策。
優秀な新人を辞めさせ、世代交代を許さないお局軍団から新人を守り、
お局軍団の忠実な兵士である派遣社員を減らし、
大本営直属の経理マンを招聘してお局軍団の財源に打撃を与え、
さらに異動をちらつかせお局軍団を分断するぞというプレッシャーを与えた。

14 :名無しさん :2005/09/06(火) 00:03:53
エリートの揺さぶり攻撃にお局軍団は揺れた。
今までに無い強硬な態度を見せるエリートを最強のレジスタンスと認定し、お局総大将の旗の下に軍団が集結する。
そして、お局軍団は総務部の部長を半ば脅して大本営に嘆願書を提出した。
『エリートは女子社員を蔑視し、庶務の派遣女子社員の切捨てを行うつもりだ。また、課長補佐の立場を利用し長年会社に尽くした人間を左遷させると脅している』
内容は虚偽に溢れていたが、総務部長の印が利き大本営より営業本部長が視察に来た。
この時、誰もがエリートの負けを確信した。
今まで学業努力をし、一流大学を卒業し、若手ながら課長補佐にまで駆け上がった。
そして我が営業所に来てしまい、お局軍団と関わってしまったばかりに査問を受け左遷されるだろう。
私はエリートの心中を察し涙を禁じえなかった。

17 :名無しさん :2005/09/06(火) 00:20:48
とうとう、会議室にて査問が開始された。
大本営の営業本部長、我が営業所所長&副所長、総務部長、経理部長、エリート、そして営業課長の私。
本部 「女性蔑視と書かれているが、本当か?」
エリート 「その解釈は間違いです。派遣社員が多すぎてコストがかかり過ぎています。
    それに派遣社員が総務部だけに集中しています。分散させても良いと思います」
本部 「派遣社員を減らし、業務に支障が出るのではないか?」
エリート 「それはありません。現に、PCの前で座ったままで仕事をしない派遣社員が多いです」
本部 「総務部長、それは本当か?」
総務 「いえ、そのような事は・・・ありません。エリートは知らないと思いますが、この営業所の総務は忙しいです」
本部 「エリート君は赴任したばかりでこの営業所の総務の仕事が解っていないのではないか?」
エリート 「この一週間、サーバのログを取りプリントアウトしました。赤で囲まれている所が総務のPCからアクセスされたものです」
そう言って数十枚の紙をに手渡すエリート。 私にも一部が配られ目を通す。
半分以上が総務部からアクセスされたものだった。特に総務部人事課のPCが多い。それも就業時間中に・・・。
エリート 「アクセス先が業務に関係があるものならば問題ありません。しかし、明らかにおかしいと思うアドレスは抜き出して最後のページで説明しています」
そう言われ、最後のページを見ると恐るべきことが記されていた。

18 :名無しさん :2005/09/06(火) 00:31:28 
(端末番号) (アクセス先のアドレス) (アクセス先のHPの名前)
○○××    ttp://www...........   女性のためのお見合い講座
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××○○    ttp://www...........   OLの不倫日記
○×××    ttp://www...........   出会い系サイト

もう書くのも躊躇してしまうような低俗なアクセス先。
さらに最後の数行にお局軍団を完全に葬るリーサルウェポンが記載されていた。

19 :名無しさん :2005/09/06(火) 00:51:25
お局総大将PC  ttp://www...........  デリバリーヘルス○○○
お局総大将PC  ttp://www...........  上記の風俗店の掲示板

お局副将PC   ttp://www...........  デリバリーヘルス○○○
お局副将PC   ttp://www...........  上記の風俗店の掲示板

なんと、お局軍団総大将と副将の2人がデリヘルのページにアクセスしている。
いや、それだけならまだしも店の掲示板にアクセスしている。
ま、まさか。。。

「就業時間中に風俗店にアクセスするだけでも不謹慎ですが、掲示板にアクセスしているのは明らかにおかしいです。さらに掲示板にメッセージを送信した記録が残っています。掲示板へのアクセス、そして書き込みを行った時間から掲示板を見てみました。彼女たち2人は風俗店でアルバイトしている可能性が非常に高いです」

そう言うと、会議室のPCで風俗店の掲示板にアクセス。
そして、ログに書かれている日時から2人の書き込みを表示する。

○月○日○時○分
投稿者:うさぎ
今日は週末です!一週間の疲れを癒しませんか?心をこめてたくさんサービスします!!
19時からの出勤ですので予約してくださいね!

○月○日×時
投稿者:あかね
こんにちわ!あかねです!今日は17時からお店だよ!
皆さんに会えるのを楽しみにしてます!!

20 :名無しさん :2005/09/06(火) 00:53:14
さらに、その風俗店の女性紹介から『うさぎ』『あかね』の2人の画像を見る。
お局軍団総大将、いや、デリヘル嬢うさぎの画像は口元が隠されているだけだった。
誰が見ても明らかに総大将の姿だった。目元のホクロも同じ。しかもバニーガール。年齢詐称。
更に、自分のブログもあった「デリヘルOLの昼と夜」という感じの題名。
ブログの中にこう書かれていた。

「今日は超ウザイ人間が本社から来ました。何か威張って私たちの城を壊そうとするの。 
まあ、どうせあんな男は何も出来ないし何もさせてやら無い。 
早速、上司を使って本社にチクッてやった(笑)もう私の勝ちね^^ 
また左遷させてやる。ちょっと可愛そうだけどね。だから指名して呼んでくれたらサービスしてあげる☆」

お局軍団副将、いやデリヘル嬢『あかね』は顔全体がモザイクだったため、本人かどうかは確認できない。
営業本部長の顔が青ざめてから赤くなった。
そして、即座に『うさぎ』と『あかね』が会議室に呼ばれた。

23 :名無しさん :2005/09/06(火) 01:06:55
ウキウキ顔で会議室にやって来たうさぎとあかね。
「本部長、御用でしょうか?」
彼女たちはまだ自分の運命を知らない。
「我が社は正社員の副業は原則的に禁止しているのを知っているか?」
「は??はい、知っていますが。。。」
「君たちは風俗店でアルバイトをしているんじゃないかね?」
「え、いえ。そんな・・・していません」
「では、君たちがアクセスして書き込んだ掲示板の文章は何かね? しかも、店のHPに画像も乗せてあるし、日記も書いてあるじゃないか・・・」
「え、いえ、それは。。。」
返答に困り、言い訳を模索するうさぎ。その横で泣きそうな顔で下を向いているあかね。
「軍団副将はどうなんだね?君の端末からも書き込みがあり、出勤していると書いてあるが」
「えっと、えっと・・・」
もう完全にテンパっているあかね。そして、うさぎがいきなり叫ぶ。
「違うんです!これは副将に誘われて!この子がお金が必要で、でも一人だと不安だからって無理やり誘われたんです!!」
「?? それは本当かね副将?」
「はい、確かに私が誘いました。どうしても家にお金を入れなければいけなくなりまして。。。」
それからの話しを要約すると。あかねの父が定年退職したが、家のローンや車のローンが残っている。
当てにしていた退職金もスズメの涙。そこで、あかねを頼りにするが、あかね自身もエステや車のローンがあった。
そこで風俗店で働く決心をするが、一人では不安。うさぎに頼み一緒に面接に行ってもらうことになった。
うさぎは付き添いだけのはずが、日給3万円に目が眩み一緒に働くことに。
男にチヤホヤされ、高級の取れる商売にハマっていった。

24 :名無しさん :2005/09/06(火) 01:18:26 
そして、その場で退職願を書くように命ぜられる。
おとなしく従うあかね。しかし、うさぎが反論する。
「これって不当解雇ですよね!私は脅されて退職願を書かかされたと訴えます!」
温厚な本部長がブチ切れる。
「ふざけるな!風俗でアルバイトに精を出し、さらに顔写真まで載せている! 会社のことを日記に書いて世間に晒している上に、経理にまで手を出しているそうじゃないか! 退職願だけで済んで感謝しろ!懲戒解雇にして背任の疑いで調査してもいいんだぞ!!」
もの凄い迫力だった。それでもまだブツブツ文句をいううさぎも大したものだ。
結局、退職願を書き終え、その日は帰宅を命ぜられたうさぎとあかね。
彼女二人の退職はお局軍団の崩壊を意味していた。お局軍団の幹部たちの大部分は忠義を尽くすため退職の道を選んだ。
エリートの完全勝利だった。



あれから3ヶ月が過ぎ、夏も終わりを告げた。
難攻不落のお局軍団は完全に壊滅し、平和な日々が訪れた。
しかし、風俗店のHPからうさぎの名前は消えていない。
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