「『走れメロス』というタイトルは『走れよメロス』のほうがあっているなと思いました」――。 教科書にも載っている太宰治の短編『走れメロス』を数学的に検証した中学2年生の「自由研究」が ネット上で話題だ。 ◆フルマラソンの平均タイムと比べても遅い http://www.j-cast.com/mono/images/2014/mono196146_pho01.jpg 『走れメロス』(新潮文庫) このレポートは理数教育研究所が2014年1月23日に発表した「第1回 算数・数学の自由研究」で 最優秀賞を受賞した愛知県の国立愛知教育大学附属岡崎中学校2年の生徒による作品だ。 『メロス』といえば友人のために走り続ける姿が「沈んでゆく太陽の十倍も速く走った」 「メロスは疾風のごとく」などと描かれていることが印象的。レポートを作成した生徒も 「今回私はメロスがどれほどの勢いで10里(約39km)の道を進んだのかを算出し、数値で彼の がんばりを感じたいと思う」との動機から、メロスが深夜に出発してから3日後の日没までの足取りを調査した。 その手法は、作中の記述から時間などを推定し、移動距離から平均時速を計算するというものだ。 たとえば、1日目往路について、「初夏、満天の星の深夜出発」との記述から出発時刻を0:00AMと仮定。 さらに「一睡もせず…10里の道を急いで村に到着」「到着したのは午前。日はすでに高く昇って村人たちは 野に出て仕事を始めていた」ことを「算出条件」とし、「39kmを10時間で到着したと考えられる。 よって平均時速は39÷10=3.9km/時と推定される」と計算。3日目にも同様の計算を行い、復路は 平均2.7kmという結果を得て、途中の足止め時間などを含め、グラフにまとめた。それによれば、 山賊との戦いの後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3kmという。 そして42.195kmのフルマラソンの一般男性のタイムが4時間30分で平均時速は9kmであることなどを 引合いにだし、「一般男性の歩行速度は時速4kmなのでメロスは往路は歩いたことがわかります」 「復路の終わりぐらいに最後のスパートとして走ったけれども、それはただの速歩きだったということが わかりました」と考察。最終的に「今回調べてみて、メロスはまったく全力で走っていないことが分かった」 と結論付けた。 感想を「『走れメロス』というタイトルは『走れよメロス』のほうがあっているなと思いました」とつづっている。 ソース:実はノロノロ歩きだった? 「メロスの全力を検証」した中学生の「数学の自由研究」がすごすぎる 出典:J-CASTモノウォッチ リンク:http://www.j-cast.com/mono/2014/02/06196146.html |
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