恋文 (泣ける体験談) 9993回

2014/02/22 15:18┃登録者:誠司と金┃作者:名無しの作者
近所に長い間病気で寝たきりだったおじいさんがいたんだけど4年前に亡くなった。 
当初つきっきりで看病をしていたおばあさんはショックで寝込んだり入院したりで、いつ後を追ってもおかしくない 
位に気落ちしていたんだけど、半年経った位から次第に明るくなり白髪だらけでボサボサだった頭も綺麗に染め 
てパーマをかけ、すっぴんだった顔もバッチリ化粧をし、地味な色合いだった服装もこじゃれた華やかな色合い 
になってすっかり別人のようになり「彼氏でもできたんじゃないか」と近所で噂になっていた。

ある日、私と母が犬の散歩をしていると道端でおばあさんに会い「お茶でも飲んでって」と家に呼ばれた。 
その時に母が「最近明るくなったよね」と言うとおばあさんは「そうなの!これ見て!」と旦那さんの遺影が飾られ 
ている仏壇から手紙を取り出して見せてくれた。 
それは遺品整理の時に見つけたと言う旦那さんからの最後の手紙との事で非常に丁寧で柔らかい筆跡で 
「僕はあなたより先に行きます。あなたには本当に迷惑をかけた。僕はあなたの明るく溌剌とした笑顔に惹かれ 
結婚を申し込みました。どうか僕が死んだらあの時のようにいつも明るく元気でいて下さい。存分にお洒落をして 
沢山遊んで笑って下さい。僕はあの世からあなたの笑顔を見ています」←だいたいこんな内容

「読んだ時、嬉しくて嬉しくて…だからしょげてられないって思って月に2回美容院行って、なるべく綺麗にして外に 
出るようにしてるの」とニコニコなおばあさん、そして涙腺崩壊の母。私もウルッと来た。 
これだけだとしんみりした話なんけど、衝撃だったのはその後。 
元々旦那さんは野球をやっていてそこで知り合ったとの事で「夫の好きだった野球を観に行こう」とちょくちょく野球 
観戦に行くようになり、そこからサッカー観戦、バスケ観戦、バレー観戦ととにかくスポーツ観戦ばかりをするようになった。 
もう80歳過ぎてるんだけど、出かけているうちに体力ついたらしく見る度に姿勢が良くなっていた。 
兄はサッカー場で2度、私は野球場で5回くらいユニフォーム着て地元チーム応援してるおばあさんに会った。 
しかも「このバッター、去年は盗塁○個だったけど今年この時期でまだ○個じゃ心配ね」とかサラリと詳しい。 
そして今年、東京ドームで行われたWBCの試合の時に青いユニフォーム着て観客席ではしゃいでる姿がTVに映っていて「何か 
1人で行ってるっぽいぞ!」と近所中で話題になり、「次はイタリアでACミランの試合が観たいの」とどんどんとアクティブに 
なって行くおばあさんに衝撃を受けた。

出典:2ちゃんねる
リンク:2ちゃんねる
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