「剣璽ご動座」 戦後は減少、神宮参拝に限定 2014.3.25 23:33 伊勢神宮を参拝するため近鉄宇治山田駅に到着された天皇、皇后両陛下。左は「三種の神器」の剣=25日午後、三重県伊勢市(沢野貴信撮影) 天皇陛下の伊勢神宮ご参拝に伴い、20年ぶりに実施された「剣璽(けんじ)ご動座」。 戦後は警備上の問題などから大幅に回数は減少、神宮参拝に限って行われている。 皇位継承の証しとして受け継がれる三種の神器「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)(天叢雲剣、あめのむらくものつるぎ)」「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」。本体はそれぞれ伊勢神宮、熱田神宮(名古屋市)、皇居に安置され、皇居には、鏡と剣の「分身」としての複製品も収められている。 戦前まで天皇が1泊以上の旅行で皇居を離れる際、侍従が剣璽を携えて随行していたが、戦後は地方訪問が増えたことによる警備上の理由などから、昭和21年6月の千葉県訪問を最後に取りやめられた。 その後、昭和天皇が式年遷宮に伴い神宮を参拝した49年に復活した。両陛下の即位後は、即位の礼を終えたことを神宮に報告する平成2年の「親謁(しんえつ)の儀」で実施され、6年の遷宮後のご参拝でもご動座があった。 皇室の祭祀(さいし)をつかさどる掌典職によると、「剣璽は陛下とともにあるのが大原則」で、25日のご動座では、侍従2人がそれぞれをうやうやしく持って両陛下に付き従った。 両陛下の伊勢ご滞在中は、宿泊先の神宮・内宮行在所に安置され、侍従が見守る。 出典: リンク: |
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