人間の究極の幸せは四つ (エロくない体験談) 7911回

2014/04/01 11:04┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
    先日、訪問させていただいたあるチョーク工場のお話を申し上げます。 

 創業者である社長は、昭和三十四年の秋に、近所の養護学校の先生から
頼まれて二人の卒業生を仮採用しました。
毎日昼食のベルが鳴っても仕事をやめない二人に、女性工員たちは
「彼女たちは私たちの娘みたいなもの。私たちが面倒みるから就職させてやってください」と懇願したそうです。
そして、次の年も、また次の年も、養護学校からの採用が続きました。

  ある年、とある会でお寺のご住職が、その社長の隣に座られました。  
社長はご住職に質問しました。 
「文字も数も読めない子どもたちです。施設にいた方がきっと幸せなのに、
なぜ満員電車に揺られながら毎日遅れもせずに来て、一生懸命働くのでしょう?」
 ご住職はこうおっしゃったそうです。
「ものやお金があれば幸せだと思いますか。」続いて、
「人間の究極の幸せは四つです。 
愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされること。 
働くことによって愛以外の三つの幸せが得られるのです。 

「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」
これは社長の実体験を踏まえた感想です。  
このチョーク工場は、従業員のうち七割が「障がい」という「試練」を与えられた、
いわば「チャレンジド」の方々によって構成されていますが、粉の飛びにくい、
いわゆるダストレスチョークでは、全国的に有名なリーディングカンパニーになっているそうです。
障がいを持った方たちも、あるいは高齢者も、難病の患者さんも、 
人間は、人に評価され、感謝され、必要とされてこそ幸せを感じる ということを、
この逸話は物語っているのではないでしょうか。


出典:萌えコピコメ欄より抜粋
リンク:http://moemoe.mydns.jp/comment.php/38273
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