レイナ5 (友達との体験談) 24316回

2014/05/25 23:44┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
「傘、持っていきなよ」 
 近くだから平気、と言う俺に、 
そこで待っていろ、という仕草をした。 
それから急いで鍵を取り出して玄関のドアを開ける。 
すると、ちょうど家の奥の方で電話が鳴り出した。 
 彼女は手振りで俺を招く。 
 電話に出たいから中に入っていろ、という意味だろう。 
 大した雨ではなかったけど、俺は、その言葉に従った。 
 一分もしないで、彼女の電話は終わる。 
 「親から」 
 玄関先は暗く、彼女の姿はぼんやりと見えた。 

靴を脱いで室内に上がり、 
 玄関先に立つ俺を見下ろすように話し出す。 
 電話の内容は、 
 親の帰りが遅くなるので先に食事をしておけ、という内容らしい。 
 彼女は、俺を夕食に誘った。 
 一人で食べるよりは、という事か。 
 親がいなければ気兼ねがしなくていいかもしれない。 
しかし、俺は素直に頷けなかった。 
 足元には並べられた靴がある。 
 後ろでは閉まったドアの向こうから雨音が聞こえた。 
 昼間の教室が思い浮かぶ。 
 彼女を見た。 
 表情はわからない。 
 「あのさ……」 
 俺の口が動き出した。 

声が僅かに反響する。 
 「なーに?」 
 明るい声で彼女は首を傾げた。 
 「俺……あんな風に言われるの嫌なんだ」 
 言ってしまってから何を言うんだ、と思った。 
もし、言うとしても、もう少し軽い調子で、雑談みたいな感じで…… 
と思っていたのに、口から出た言葉は正反対で、 
 俺の真剣な思いが全く隠せていなかった。 
しまった、と思ったが、もう遅い。 
 彼女の態度も一瞬で変わってしまったようだ。 
こうなったら、最後まで言ってしまおう。 
 思っている事をちゃんと伝えれば、 
 彼女だってわかってくれるはずだ。 
 「えっと……レイナが、あんな風に言われるのは嫌なんだよ」 

言い出そうと決めたはずなのに、 
 言葉がなかなか上手く出てこない。 
 「どうしてか、わからないけど……、 
 俺はレイナがあんな風に言われるのも嫌だし、 
 教室とかで一人でいるのを見るのも……なんか……嫌なんだ」 
 (もう、やめろ!) 
 耳の奥で、そんな言葉が何度もこだまする。 
そして、それは止まない。 
 「で?」 
 彼女は少しだけ俺に近付いた。 
 手を伸ばせば届きそうな距離だ。 
そして、ゆっくりと腕を組む。 
 「私に、どうして欲しいわけ?」 
 「どうしてって……別に……」 

俺は恐々と視線を上げると、 
 薄闇の中に冷たい表情の彼女がいた。 
 「あいつらと無理にでも仲良くしろって事?」 
 「ううん」 
 「大して親しくもないのに、 
 私から御機嫌取るみたいにヘコヘコと接していけばいいわけ?」 
 「違うよ」 
 「嫌な思いしても我慢して、何でもありませんって顔しながら 
『仲良くしようね』なんて笑ってろって言うの?」 
 「そんな事、言ってないから」 
 「じゃあ、何よ」 
 「そうじゃなくてさ……」 
 俺は、どう言えばいいのか考えてしまう。 
これは感情の押し付けなのか。 
それとも、俺のワガママなのか。 

違うよ。 
そうじゃなくて……。 
もっと、上手い伝え方がありそうな気がするのに……。 
 「じゃあさ……」 
 考え込んで答えの出ない俺より先に彼女が口を開いた。 
 「あんたは無理して私といるわけ?」 
 俺は首を振った。 
 「我慢して、こうしているの?」 
 「してないよ!」 
 自然に声が大きくなる。 
 冷静になろうとして何度か瞬きをした。 
 「ほらね」 
 「何が?」 
 「友達って頑張ってつくるもの?  
 誰かと親しくなるのに努力なんて必要ないでしょ?」 

俺は何も言い返せなくなってしまう。 
それに畳み掛けるように彼女の言葉が続いた。 
 「友達なんてさ、自然になってるものだよ。 
 私はあいつらと仲良くはないけど、 
 別に努力してこうなってるわけじゃないし、向こうもそうだと思うよ。 
もしかしたら、いつかは仲良くなれるのかもしれないけど、 
 今すぐ、どうこうする必要なんてないんじゃない? ね?」 
そうだけどさ……。 
 彼女の言う事はわかるけど。 
だけど……。 
そんな寂しい事、言うなよ。 
 俺はレイナのいい所もいっぱい知っているのに。 
 明るいし、優しいし、楽しいし。 
だから、きっと皆とだって仲良くなれるはずなのに……。 
そうすれば、あんな風に言われる事ないじゃないか。 

そういう思いが口をつく。 
 抑えようとしているのに、止まらない。 
 言葉は、どんどん続いていって 
頭に浮かんだ単語を吐き出していた。 
 手前にあった言葉が口から出て行くと、 
また新しい言葉が浮かぶ。 
それを吐き出すと、再び新しい言葉が湧いて出た。 
バケツリレーのように。 
 何度もそれを繰り返すと、 
ようやく自分の中に溜まっていた思いが片付いてくる。 
 俺は知らない内に肩で息をしていた。 
 俯きながら深呼吸。 
 俺は、一段高い室内に立つ彼女の膝の辺りを眺めていた。 
すると、俺の肩に彼女の手が伸びる。 
 「どうしたよ?」 

微かな声。 
 優しく問いかけるような口調だ。 
 俺は首を振った。 
わからない。 
どうしたんだろう。 
 「おー、よしよし」 
 引き寄せるように俺の頭に触れる。 
それから、あやすように撫でてくれた。 
すぐ目の前には彼女の胸がある。 
それから抱き寄せられ、 
そのまま柔らかい胸に顔を埋めるような形になった。 
 「いい子だから、泣かない、泣かない」 
 「泣いてないから!」 
 少しだけ胸から顔を離した。 
 彼女は俯き加減。 

「心配してくれるのは、ありがたいけどさ……」 
 心配? 
これが心配だろうか? 
それとも…………嫉妬? 
この感情は何だろう? 
 「さっきも言ったけど、関係ない奴に嫌われたって平気だぜ」 
 彼女は素足のまま俺と同じ一段低い場所に下りてきた。 
それから背中に腕を巻きつけて、絞るように組んでくる。 
 彼女の顔が近付いた。 
もう、目と鼻の先だ。 
 「まぁ……おまえに嫌われたって言うなら、 
ちょっとヘコむかもしれないけどな」 
 片手を伸ばしてグシャグシャと俺の頭を掻き回す。 
それから、髪を撫でられた。 
 自分で荒らしたのを丁寧に撫でつけるように。 

俺が、その言葉に反応すると彼女は釘をさした。 
 「『かもしれない』だからな、調子に乗るなよ」 
そう言いながら、荒らされた髪はとっくに直っているのに、 
 彼女は何度も何度も同じ動作を繰り返していた。 
 「ごめん……」 
 俺は、そう言って謝る。 
 感情に任せて訳もわからない事を口走ってしまった。 
ヒステリーみたいだ。 
 恥ずかしい。 
 「謝る事じゃないよ」 
 「でも……」 
 彼女は不意に両腕に力を入れた。 
 胸の辺りを強烈に締め付けられて息苦しくなり黙ってしまう。 
 一瞬の後、彼女は力を抜いて俺から少しだけ体を離した。 
 俺は正面にいる彼女を見る。 

彼女もしばらく俺を見詰めると口を開いた。 
 「ヤッてくか?」 
 「何を?」 
 「決まってんだろ!」 
 言わせるな、という表情。 
 「えっ? いや……俺は……」 
 「いいじゃん」 
 「俺、そんなつもりじゃないんだけど……」 
 「私が、そんなつもりなんだよ」 
 強引に手を引かれると、 
 俺は二階にある彼女の部屋まで引きずられていった。 

 既に日は落ちていて、 
 彼女の部屋の窓から覗く景色はすっかり色彩をなくしている。 

以前、来た時は昼間だったので、 
その時とはまるで様子が違った。 
カーテンを閉めると、物体の境界がさらに曖昧になる。 
 彼女は静かに歩み寄ると俺に抱きついてきた。 
 冬服の厚い生地越しでも、 
 彼女の体の弾力は、はっきりと感じられる。 
その柔らかい肢体を抱きとめると、 
どちらからともなくキスをした。 
 自然に目を閉じてしまったけど、 
 開けていても視界はそんなに変わらない。 
そうすると、よりリアルに唇の感触がした。 
 (これが、いけないんだ……) 
ふと、思った。 
 旅行の時も、そうだったけど、 
 彼女とする時はいつも暗闇だった。 

この部屋で初めてフェラされた時も目を閉じろ、と言われた。 
それが当たり前なのかもしれないけど、 
 小さな灯りもない中で彼女と接していると、 
いざ独りになった時……、例えば、 
 夜寝る前などは急に彼女の体を思い出す事がしばしばあった。 
それで何度、勃起した事か。 
いつしか俺の頭の中は、暗闇からレイナを連想し、 
さらに、そこから淫靡でリアルな妄想が 
自動的に喚起されるようになった。 

 彼女の唇が静かに押し当てられる。 
それから割り込むように舌が滑り込んできた。 
その感触も受け止める。 
 (今夜も、きっと、これを思い出すんだろうな……) 

頭の中で、そう思いながら舌を絡めていると、 
 彼女が頭を後ろに引いた。 
 「ねぇ……」 
 「ん?」 
 「やっぱり、帰る?」 
 「何で?」 
 「帰った方がよくない?」 
ここまできて何故、突然そんな事を言い出すのだろう。 
 俺は反射的に首を振った。 
 勢いがついて風が起こる。 
すると、彼女が含み笑いをした。 
 「んふっ…………だ、よ、ねー?」 
 「何が?」 
 「だって、こんなだもんねー、さっきからお腹痛いよ?」 
そう言って視線を下に向けた。 

彼女の下腹部、ちょうど臍の辺りに 
俺の盛り上がった部分が当たっているのだ。 
 帰ろうか? と言ったのは、 
それを知った上での彼女の意地悪だった。 
 「まぁ、じゃあ、お互いヤル気まんまん、って事で」 
にやりとした表情で言った彼女の、 
その言葉がきっかけで俺達はベッドに入った。 

ベッドに横たわると、彼女は片方の膝を立てた。 
 太腿があらわになり、下着が見える。 
これから、それ以上の事をするのに、 
それだけで俺は痛いくらいに勃起していた。 
スカートの中に手を差し入れるようにして下着を脱がそうとする。 
 「いきなりだな」 
 頭上から声が飛んできた。 

しかし、笑って俺の動作を助けてくれる。 
 僅かに乱れている程度でほとんど制服を着たままなのに 
 パンツだけを脱がしていく。 
それは、するすると簡単に彼女の脚を通り抜けて 
小さく丸まってしまう。 
 俺は、それをベッドの下に落とした。 
 彼女は、まだ靴下も穿いているし、 
 若干、胸元がはだけている程度。 
 下着一枚がベッドの下に落ちている。 
それが、なんだかエロい。 
 我慢出来ずに俺も制服の下を脱いだ。 
キスだけでチンコはトランクスを突き上げている。 
 俺は旅行での記憶を頼りに、 
そのままチンコに手を添えて挿入しようとした。 
 「おい、待て。ゴムは?」 

俺は動きを止めて首を横に振った。 
 二人とも凍りついたように動かない。 
 彼女は俺を見上げている。 
それから、しばらくすると、小さく舌打ちをして起き上がった。 
 傍にあった机に近付いて引き出しを開けると、中を漁り出す。 
 待っていると、 
 俺の方に向かって袋に入ったゴムを一つ放り投げた。 
 「一個くらい持っとけよ」 
そう言って、スカートを脱いでから、また元の位置に寝転がる。 
 暗い中、 
 俺は悪戦苦闘しながら、やっとの思いでゴムをつけた。 
そのまま入れようとして思い留まった。 
 (このまま入れて、大丈夫なのか?) 
まだ濡れてないんじゃないだろうか。 
 旅行の時は、もっと色々していたはずだ。 

そう思いながら、彼女の状態を確認する。 
 確かに、まだ早いような気がした。 
それで、圧し掛かると、腰の辺りに手を伸ばして、 
ゆっくりと上に着ていたシャツとセーターを一緒にたくし上げる。 
 脇まで上げるとブラが見えた。 
そのまま背中に手を回してホックを外す。 
すると、綺麗な胸が現れた。 
 両手でサイドから持ち上げるようにして、 
まずは左の乳首を口に含む。 
 「ぁん」 
 彼女が喘いだ。 
 右は指先で弾くようにする。 
 「ぁん、あん」 
 教室での台詞が耳の奥で鳴る。 
 今さっき、聞いたみたいに彼等の声が思い出された。 

彼女の胸について語っていた彼等。 
その胸を今、 
 自分が自由にしているのだ、という優越感が湧いてきた。 
 改めて観察してみると、彼等が話していたのも頷ける。 
 両手にかかる重量はかなりのものだ。 
 他の人と比較してないからわからないけど 
小さい方ではないだろう。 
 CとかDカップとか、かな? 
もっとあるかもしれない。 
 以前、グラビアとかテレビに出ているようなアイドルのサイズは 
詐称していて実際のサイズとは異なっているものだ、 
という話を聞いた事がある。 
だから、テレビでFカップという人が 
実際はDとかCとかいう例は、ざらにあるそうだ。 
そう考えると、彼女はどうだろう? 

今度、グラビアとかと比較してみようか? 
あ、直接、訊けばいいのか。 
そう、思って声に出す。 
 「どれくらい、あるの?」 
 乳首を舐めながら見上げて訊ねる。 
 「ん、んっ、ぁん、なに?」 
 「胸」 
 「はぁ、……おぉきさぁ? ……ぁん、ぁん」 
 「そう」 
 「カップ? ……はぁ、ん……ん、サイズ?」 
 「どっちでも……いいけど……」 
 「へへー……ないしょ……ぁ、はぁん、ぁん」 
そう言われると知りたくなる。 
 俺は、しつこく何度も訊ね返した。 
 「……当ててみ? んんっ……」 

簡単に当たるものだろうか。 
 「正解したら、御褒美でもやろうか?」 
 彼女は息を整えて、そんな提案をした。 
 俺は舌の動きを止めて考える。 
ベッドの上で無言の二人。 
その間も無意識的に両手は掴んだ胸から離れず 
裾野を支えるようにしながら縦横に揉み回していた。 
そのまま、しばらく考えて 
正解だと思われる数字を言ってみたが外れたみたいだ。 
 彼女は笑って何度かチャンスをくれたのだが、駄目だった。 
 難しい。 
 答えを教えてくれ、と言ったが教えてくれない。 
いつか別の機会に、ちゃんと教えてもらおう、と思った。 

その後、俺は再び胸を舐め始めた。 

右を舐めて、左を舐めて、 
また右を舐めている内に彼女の喘ぎは、どんどん大きくなる。 
 我を忘れていたが気がついて、 
 手を彼女の脚の間に伸ばすとマンコは充分濡れていた。 
 軽く指を入れると簡単に入っていく。 
それを確認すると、腰を抱いてチンコを捧げ、狙いを定めた。 
 前みたいに何度か先端で入り口周辺を擦り付けていると 
段々埋まってきたので、ゆっくりと腰を進めていく。 
 「ぁっ、あっ、ああん、はあぁあん」 
 奥まで進むとチンコ全体を温かく包み込む感触があった。 
それは強烈な感触で旅行以来一度として忘れた事がなく、 
またこうして味わってみると一気に興奮状態になってくるのだが、 
 今はゴム越しと二回目のセックスという事もあって 
多少の余裕が俺の中には生まれていた。 
 彼女を見下ろす。 

熱い息を漏らす彼女。 
 顔を横に向けて半分枕に埋めるようにしている。 
その鼻筋と顎のラインが綺麗だ、と思った。 
 金髪が、その周りに散っている。 
 昔、童話の中で見たメデューサを思い出した。 
 髪の毛が蛇の女だ。 
 枕元に流れた髪が 
意思を持ったように感じられたからかもしれない。 
ズルズルと腰を引いていくと 
 チンコを引っ張られるような感触がする。 
それに合わせて彼女の声も上がった。 
 半分までいくと、また奥まで押し込んだ。 
 再び、彼女は喘ぐ。 
どうやら進む時の方が、声が大きくなるみたいだ。 
やはりゴムの御蔭で前よりも動ける気がする。 

俺はテンポ良くリズムに乗る感じで腰を動かした。 
 引いては、突く。 
あまり、やり過ぎてイッテしまわないように…… 
と何度も心の中で念じながら。 
 「おまぇ……はぁ……ぅま……く、なったな……ぁん、ぁん」 
 「え? 何?」 
 「うぅぅん……はぁ……ぅまぁん、あん、だめっ、ぁん……」 
 途切れ途切れの声で、 
 何となく褒められているのはわかった。 
 胸が躍るような感じがする。 
 彼女とするのは、 
 一人でするのより肉体的快感という面では勿論だが、 
 自分の行為の反応を見られるという意味での 
精神的快感という面からも満足が大きかった。 

特に、こうして褒められたような言葉を聞けたり、 
 彼女が喜んでいるような態度を見せてくれたりすると、 
それは一層、増した。 

その言葉を聞いた俺は調子に乗って、 
さらに腰を動かしていく。 
すると、どんどん快感が増していく。 
 (すげぇ、気持ちいい) 
 最初はゴム越しなので余裕があったのだが、 
それでも全く感触がないわけではない。 
 温かさも感じる。 
ゴム手袋をしたって水の冷たさがわかるのと一緒だ。 
 何で、こんなに気持ちいいのだろう? 
 女の人は皆、こうなのだろうか? 
それとも、レイナが特別なのかな? 

ヌルヌルとしたものが、 
あちこちから舐めるようにチンコに纏わりついてくる。 
 押しても引いても、どうやっても、 
 与えられる快感は毎回違うような気がした。 

そりゃあ、付き合ったりナンパとかしたりするよな。 
こんなの出来るんだもん。 

 隣のクラスに女好きの奴がいる。 
 男の俺から見てもカッコいいと思う。 
 本当かどうか知らないが、 
その外見の良さを利用してかなりの女とヤッているらしい。 
 他校の文化祭などにも足を伸ばして 
気に入った女に声をかけまくっているみたいだ。 

今ままでは、その男を軽蔑するような羨望するような 
思いで見ていたけど、今となっては彼の態度も頷ける。 
セックスを目的で女を追いかけてしまうのも仕方ない、 
と思ってしまうような魅力が女性にはあった。 
それがわかった。 
いや、魅力と言うより魔力と言うべきかな。 
――そんな事を考えながらピストンしていたら、 
 知らない内に出し入れのスピードが上がっていた。 
さっきまでは充分に余裕があったはずなのに、 
もう限界がそこに見えている。 
まずい、と思った時には、 
もう取り返しのつかない所に来ていた。 
 「やばい、イキそう」 
 小さな声で彼女に囁いた。 
しかし、何も答えない。 

ただ目を閉じて喘いでいる。 
 「ねぇ……」 
 「あっ、あんっ……な、なぁにぃ? ……ぃぃっ……ぁんぁん」 
 「出そうなんだけど……」 
 「そう、ぅぅんっ……はぁ、ぃあぅんんん、っあんん……」 
 「いいの?」 
 「ゴム……して……ぅん、からぁ……い……い、ぉんんっ」 
ゴムしてるから、俺のタイミングで勝手にイケ! という事か? 
 確かに、前回のように生じゃないから、 
そのまま出して平気なんだろう。 
 一応、確認も取ったので俺は、もう出す事に専念する。 
 彼女の腰を両手で掴んで手前に引くようにした。 
 肉付きがいいけどほっそりしている。 
その腰に自分の腰をぶつけるようにチンコを打ち込んだ。 
 「あああんっ」 

膣肉を掻き分けて一気に根元まで入ってしまった。 
 (あったけぇ……) 
 少しだけ、完全に奥まで入った感触を堪能すると、 
もう一度抜き出す。 
ヌルッとした感触で 
 ゼリーのような膣肉がチンコの表面にへばりつく。 
もう一度、突っ込んだ。 
 「んんんっ、……はぁ、ぁぁあああん」 
もう止まらず動き出す。 
 「あん、あん、あん、はぁあん、んんっ」 
 熱い息を吐きながら喘ぐ彼女を眺めて、 
えぐるようにチンコを突き上げた。 
 「ぁはああん、ぉくっ、……ちょっ……おく、だめ……ぁん、はぁん」 
 彼女のマンコは最初、詰まっているみたいなのに、 
チンコの先端で押し込むと簡単に入っていく。 

しかし、そこを押し退けて進んでいくと、 
 今度はギッチリとしまってくる感じがするのだ。 
それがいい。 
とろけきった膣肉に撫でられながら 
腰を前後すると快感が電気のように脳内を駆け巡る。 
ゴムをしているから、 
これまでよりも速く動ける気がしていたけど、もう限界だった。 
 動かしながら最後に顔を前に傾けて剥き出しの乳首を吸う。 
 唇で挟み込むようにした。 
 「あっ……はぁっ、だ……ぅんっ……ぃん……ぃぃっ……」 
 少し硬くなった先端を 
 さらに攻めるようにコロコロと舌の中で転がしたら、 
それに合わせて彼女の体が震え出す。 
マンコも一緒に振動しているみたいになって、 
 彼女を気持ちよくさせるつもりが却って自分を追い込んでしまった。 


56 :257:2009/05/24(日) 02:37:20 ID:zTeizzIB0

ぎゅっ、ぎゅっと全方向からチンコへの圧力が増す。 
 濡れた中の、 
そのまた奥へ突き進むようにすると何回目かで俺は射精した。 
 「あぁ……いく、でるよ……でる……」 
 「うん……はぁ、ああっぁん……いい、ひぃ……」 
 「あぁぁ、もう、やばい、でる……でる……」 
 「ぃっぃ……いぃ……ぁあぁ……んんっ……」 
 「ぅああっ……ぉぉ……」 
ビュッ、ビュッ……ドクッ…………ドクッ…… 
包み込むゴムを突き破るように膨らんだ亀頭が何度も収縮する。 
 吸い付く膣内がチンコに密着して 
 ゴムなんかしていないような感じもしてきた。 
 果てしない一体感。 
 俺と彼女は結合した部分を中心に 
何度も震えながら快感の余韻に浸っていた。 

ゴムを着けての中出しだったから、 
いつ射精が終わったのか抜くまでわからない。 
まだ射精しているような気もする。 
この快感をいつまでも味わいたくて、 
ずっと、その中に入れたままで 
何度もチンコを震わせながら彼女の感触を堪能していた。 

 「気をつけてね」 
ゆっくりとチンコを抜き始めると、彼女が声をかけた。 
ゴムを抜くのを注意しろ、という事だろう。 
 俺は慎重に引き抜くと、ゴムを外した。 
 「はい」 
 彼女はすでに近くのティッシュを取り寄せて 
自分のを拭いていたから、 
ゴムを外した俺に箱ごとティッシュを渡してくれた。 

教えられた通りにゴムを縛って捨て、 
ベッドを降りようとすると彼女に手を引かれて倒された。 
 俺は驚いたけど、脱力していたので、再び彼女に圧し掛かる。 
また元の体勢に戻ってしまった。 
ただし、合体はしていない。 
 上目遣いに俺を見る彼女がゆっくりと手を伸ばしてきた。 
 頬を引き寄せると、静かに俺と唇を合わせる。 
そして、お互い鼻先が触れ合う距離まで離れると 
少し厳しい口調で言った。 
 「あんたねぇ……ヤッてる時にキスくらいしなよね」 
 俺は入れる事に夢中で、そんな事にまで気が回らなかった。 
 言われてみれば、 
しなかったような気もするけど、したような気もする。 
よく覚えていない。 
 謝ってから慌てて、彼女にキスをしたが、もう遅い。 

今、彼女がしたばかりだし、 
 言われてからしても彼女にとって意味はないだろう。 
 何となく気まずくて黙っていたら 
俺の鼻を指先で押した彼女が囁いた。 
 「次からは、気をつけろよ」 
 俺が頷くと彼女は満足そうに微笑んだ。 

 後始末を終えて時間を確認すると、 
 時計の針は、かなり進んでいた。 
 窓の外は真っ暗だ。 
 思い返せば、あっという間だったエッチだけど、 
 結構時間をかけていたらしい。 
 俺は家に連絡をして、 
 彼女の家で夕食を御馳走になる事を伝えた。 

テーブルには彼女の作ってくれた料理が並ぶ。 
スパゲッティとサラダ、それに温かいスープだった。 
 綺麗に盛り付けられたスパゲッティは、 
 香が良くて葉っぱみたいなのが添えられている。 
 「楽しいお母さんね」 
 彼女が俺に笑いかけた。 
さっき家へ電話をした時に、母親がレイナに挨拶をしたい、 
と言ったので俺は彼女に電話の相手を変わってもらった。 
すると、何故か会話が盛り上がっていて、 
 結局、俺よりも長く話し込むほど二人の通話は続いたのだ。 
それを思い出しているのだろう。 
 俺は適当に返事をした。 
 別に親の事なんて取り立てて話す事でもないし、 
 何となく恥ずかしいというのもある。 
そう答えると、彼女は真面目な顔で言った。 

「いい事じゃない。羨ましいと思うよ」 
 「そうかな」 
 「そうよ」 
それから、あれこれと話し出す。 
テーブルに向かい合う二人。 
こうして、食事をしながらの雑談も新鮮だ。 
 似たような場面は、学校の昼休みとかで何度かあったけど、 
 決定的に違うのは二人きり、という点だ。 
 落ち着いて彼女と向き合えるような気がする。 

 皿に盛られた料理は次第に片付いて、 
ついに全部が空になった。 
 満腹なのもあるし、とても美味しかったので満足だ。 
 「これ……美味しかったね」 
 俺はスパゲッティの載っていた皿を指す。 

「こんなの食べた事ないよ」 
 「言い過ぎでしょ。ただのペペロンチーノなんだけど」 
 「へー、そんな名前なんだ?」 
「マジで言ってんの?」 
彼女は呆れたように俺を見た。 
 「うん。ウチ、和食が中心だからね」 
 「あ、そうなんだ」 
ようやく、納得した様子だ。 
 「大体、麺類は焼きそばかラーメンだなぁ……。こういうのはないよ」 
 彼女は立ち上がって片付いた食器を流しに放り込み始めた。 
 皿が次々と水に沈む音がする。 
 独り言みたいに呟いた俺に、 
 彼女は背中を向けながら、こう答えた。 
 「そんなので良ければ、またいつでも作ってあげるわよ」 
そう言うと、手際良く皿を洗い出して後片付けを始めた。 

それから、三十分ほどで彼女の家を後にした。 
 一度、電話があって、もうすぐ親が帰ってくるという。 
 彼女は玄関先で、俺に言った。 
 「また、来いよ」 
 俺は頷いて、 
 雨の上がった帰り道を家に向かって自転車を漕ぎ始めた。 

出典:ヤンキー女とのえっちな体験談★6
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