ちょっと思い出した話を書いていいでしょうか・・・。 おい、ほふく前進ババアって見たことあるか? 部活後に先輩が唐突に聞いてきた。 その言葉の響きに、みな思わず爆笑してしまった。 彼は怖い話が大好きで、寮内バカメンバーもその影響を受けてしまったほどだ。 今日は、その話をしようと思う。 彼は、怖い話とバイクが大好きな、強面ガチムチな人だった。 そんな彼が、いつものように趣味のナイトツーリングをしていたときに起きた話だ。 大学から30分ほどバイクで走ったところに、バイクで流すのに気持ちのよい山道があった。 深夜は対向車もほとんど無く、民家もないので、気がねなくバイクで楽しめるところであった。 彼が、いつものように温泉街を抜けて、その山道で遊んでいたときのこと。 カワサキのでっかいバイクで、レーサーのようにコーナーを駆け抜けていたとき、 バックミラーに白いモノが映っているのに気がついた。 だれか来よったな・・・負けへんで! 彼は、アクセルをひねりスピードを上げた。 しかし、バイクのライトらしきものは、ミラーにどんどん大きくなってくる。 くそ!早いわ! 次第に、その光が近づいてきた。は?なんやこれは・・・。 チラチラとしか見ることの出来ないミラーに、一瞬人の姿がみえた。 280 本当にあった怖い名無し 2012/07/28(土) 21:41:32.15 ID:VUqEw0lV0 信じられないものがいた。白いもやもや状の、老婆だった。 それが、ほふく前進のかっこうで、両手をがしゃがしゃしながら追ってきてるのだ。 あかん!でよったわ! 無我夢中でバイクを飛ばす。でも、老婆の姿はいっこうに消えない。 半泣きの状態でいるところに、急にドン!とリアシートに何かがのっかった。 先輩が反射的にパニックブレーキをかけたところ、 ぐちゃ、と背中に肉のようなものが当たる感触がしたそうだ。 そして、止まって我に返ると、老婆のすがたはどこにもなかった・・・。 ははは!先輩〜今度の話はあまりこわくなかったスねw それ、よくある話ちゃいますん?w あ、時間なんでもう帰ります。お先に失礼しま〜す。 みんな、ゾロゾロと帰りはじめた。 いつもなら、そういう話をした後にドヤ顔する先輩が、 ひとり悲しそうに立っていたのが忘れられない。 以上です。ちなみにその先輩は、いまも元気です。 出典: リンク: |
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