興奮すると、いまだになまりが出てしまう俺の可愛い彼女玲奈。同棲もしているし、将来結婚することは確定だと思っていた。 故郷の岩手から東京に出て3年経っても、都会に染まることなく純朴なままの玲奈。ファッションにも無頓着で、天然でお人好しな玲奈。そんな全てが愛おしいと思っていた。 それが、俺の親友の祐介と秘密のレッスンをしている事を知ってしまった……。 ーーそして俺は、親戚の葬儀を終えて東京に帰ってきた。空港に着くと、本当に玲奈が出迎えてくれた。さすがに大きな旗を持ってはいなかったが、俺の顔を見ると、凄く嬉しそうに笑いながら駆け寄ってくれた。 その笑顔に、一瞬嫌なことを忘れたが、どうしてもあの動画のことが頭から離れてくれない。 『仁志君、お帰りー! 寂しかったよー。でも、お疲れ様。大変だったね!』 玲奈がそう言いながら、腕を組んでくる。本当に寂しかったというのが伝わってくる感じだ。 迎えに来てくれたことのお礼を言い、腕を組んでくる玲奈と一緒に帰路についた。電車の中でも甘えてくる玲奈に、少し気恥ずかしくなるが、幸せだと思った。 でも、それ以上に祐介とのことが気になってしまう。玲奈は祐介が帰った後、オナニーをした。そしてイク時に、祐介の名前を叫んだ……。 部屋に戻ると、俺は狂ったように玲奈を求めた。嫉妬でおかしくなったように、荒々しく玲奈を抱きしめた。 『仁志君、会いたかったよ……愛してる』 そう言って、キスをしてくる玲奈。積極的に絡んでくる玲奈の舌に、玲奈も興奮しているのがわかる。 玲奈は玄関だというのに、ズボンの上からチンポをまさぐってくる。 『仁志君、今してあげる』 玲奈は恥ずかしそうにそう言い、頬を赤くしながらも俺のズボンを脱がせ始める。 「え? ここで? シャワー浴びてベッド行こうよ!」 俺がそんな風に言っても、 『だめぇー。今すぐ浮気チェックしなきゃw』 と、イタズラっぽく笑う。 「そんなの、するわけないじゃん!」 俺は慌てて否定するが、同時に玲奈の方こそどうなんだよ……と、少しムッときた。確かに、玲奈は浮気と思っていないのかもしれないが、あんなのは浮気だ。俺のための練習だと言われても、そんなのは納得できるはずもない。 『自分でもしてない?』 玲奈は、相変わらず恥ずかしそうに言う。 「え? ゴ、ゴメン……」 『ほら! 右手さんと浮気したんだ! ダメだよ! 仁志君は、全部私とだよ。自分でするのも禁止ー。私がいつでもしてあげる!』 そんな事を言いながら、本当に玄関でフェラを始めてくれた。玲奈は、本当に上手くなった。祐介のレッスンのおかげだと思うと複雑だが、玲奈の絡みついてくる舌、バキュームされる快感に腰が砕けそうだ。 そして、玲奈がいきなり服を脱ぎ始めた。恥ずかしそうに顔を赤くしているが、 『仁志君に、喜んでもらおうと思って……』 と言うと、下着だけになった。 それは、動画で見た下着だった。黒のレースの大人びたセクシーなブラとショーツに、ガーターベルトにストッキング……動画で見たときももちろん興奮したが、やはり生で見るのは全然衝撃が違った。 純朴そのものの玲奈がこんな下着を身につけているのは、ギャップが物凄いモノがある。清楚な見た目の玲奈が、服の下にこんなエロい下着を身につけているなんて、誰も想像しないと思う。 玲奈が、こんな下着を身につけて空港まで迎えに来てくれたのだと思うと、今さらドキドキしてくる。 この下着も祐介が選んだのだと思うけど、良いセンスだと思ってしまった。 『へ、変かな?』 玲奈が顔を真っ赤にしてモジモジ言う。その仕草も、身につけている下着とはギャップがある。 「いや、凄くエロいよ。ありがとう、マジで嬉しいよ!」 俺がそう言うと、玲奈はモジモジと不安そうだった顔が一瞬で消えて、良い笑顔になった。そしてそのまま、またフェラを始めてくれた。 ただでさえ、さっきのフェラで結構イキそうなくらいになっていたのに、こんな下着で視覚的にも責められて、一気に限界が迫ってきてしまう。 玲奈はひざまずいて口でしながら、俺の目を見つめてくる。ぱっちりした目がキラキラ輝いていて、吸い込まれそうになる。 そして玲奈は、俺のシャツの中に手を差し込み、乳首まで触り始めた。動画で、祐介に教わっていたヤツだ。 乳首まで責められたことで、もうイク寸前になってきた。 すると玲奈が口からチンポを吐き出し、手で亀頭周りを責めてきた。自分の唾液で濡れた亀頭を、手のひらで包み込むように責める玲奈。 そして俺のチンポに向かって、だらぁっと唾液を垂らしていく……その唾液が亀頭周りに付着すると、それを手のひらで伸ばすようにして亀頭責めをする。 もう、おかしくなりそうなくらい気持ち良かった。剥き出しの亀頭が刺激される快感。そして、エロい下着による視覚的な興奮。もう、限界だった。 「ダメだ、イクっ! 玲奈、出るっ!」 そう叫んだ瞬間、玲奈が口に含んでくれた。腰が抜けそうな快感を感じながら、玲奈のお口の中にぶちまけた。 玲奈は、すぐにゴクンと飲み込んでくれて、 『やっぱりちょっと薄いよw もう、浮気しちゃダメだからね!』 と、笑顔で言ってきた。 俺は、この笑顔の裏で、玲奈が祐介とキスをしていると思うと泣きそうだった。 そして、一緒にご飯を食べて、仲良く一緒にお風呂に入った。 恥ずかしがりで、一緒にお風呂に入ることなどなかった玲奈が、最近は一緒にお風呂に入ってくれるようになった。これも、祐介とのレッスンの影響で、羞恥心が少なくなったからだと思う。 全てに祐介の影がちらつく気がして、嫉妬が抑えられなくなる。 「ねぇ、祐介は遊びに来なかったの?」 『うん。来てないよ』 ノータイムで、ウソをつく玲奈。玲奈に対する認識が揺れ始める。平気でウソをつける子だとは思っていなかった。女性というのは、男と違ってウソが上手いのかな? と思う。玲奈は、まったく平然としている。 「こういう時は、呼んだ方が良いんじゃない? 一人だと物騒だし、変な事件多いじゃん?」 『えぇー、ヤダよぉ……二人きりなんて、緊張しちゃうし……』 「緊張なんてするの? あぁっ! 意識してるんだ!」 大げさに言ってみた。 『意識なんてしてないよ! でも、恥ずかしいし……』 「祐介のこと、嫌いなの?」 『そんな事ないよ!』 「じゃあ、好きなんだ」 『え? それは、友達としてなら好きだけど……』 「じゃあ、別に良いじゃんw 一人きりにするのは心配だからさ、今度こういうことがあったら、一緒に飯くらい食べなよ」 『へへw 心配してくれてありがとうね。でも、今度は一緒に行っちゃう! 隠れてついてくからね!』 と、無邪気な笑顔で言ってくれた。 隠し事はされたが、玲奈の俺への気持ちにウソはないと思った。 そして、疲れからかいつの間にか寝てしまった。すると、少し荒い息づかいに目が覚めた。 そっと目を開けると、玲奈がベッドを出て、壁際のソファの上でオナニーをしているのが見えた。 暗闇の中、スマホの充電ランプや、DVDレコーダーのデジタル時計の明かりにうっすらと浮かび上がる玲奈は、パジャマのズボンを膝まで降ろしていた。そして、アソコにあのディルドを入れて抜き差ししていた。 小さな音だが、クチョ、クチョという湿った音が響き、 『ン……ア……ァ、ア……んっ、ア……』 と、玲奈の小さなあえぎ声も響いてくる。 俺が寝ている横で、オナニーをする玲奈。本当に、エッチな女の子になってしまったと思う。でも、全然イヤではない。こんなにも清純な玲奈が、実はオナニーをするくらいエッチ……それは、たまらないくらいの興奮を呼ぶ。 俺は、寝たふりをしながら玲奈のオナニーを見続けた。 玲奈のディルドを抜き差しするスピードが速くなっていき、声も少し大きくなっていく。 『ン、あ、あっ! ダメぇ……イ、イッちゃうぅ……』 玲奈は、無意識なのか声が漏れる。そして、そのままさらに動きが速くなり、 『イクっ! んんッ! 祐介君っ!』 と言いながらガクガクッと震えた……。 俺は、冷水をかぶせられたような気持ちになった……玲奈は動画の時と同じで、祐介の名前を叫びながらイッてしまった……。 『バカだ……ホント、バカ……』 玲奈は自己嫌悪に陥ったような感じでつぶやくと、寝室をそっと出て行った。 洗面の方で、水の音がする。多分、ディルドを洗っているような感じなのだと思う。 そして、しばらくして戻ってきた玲奈は、俺の横に潜り込み抱きついてきた。俺のことをギュッと抱きしめながら、 『ゴメン……もう、やめる……』 と、小声でささやいた。 俺はそのまま寝たふりをしていたが、玲奈はオナニーでスッキリしたからか、すぐに寝息を立て始めた。 次の日の朝、玲奈はいつも通りだった。俺は、玲奈のオナニーのことを妙に意識してしまって、何となくぎこちなかったが、なんとか普通に接した。 『ねぇ、愛してる?』 向かい合って食事をしながら、玲奈が急に聞いてくる。俺は、照れながらも愛してると答えると、ニカッと笑いながら、 『知ってるw 私も愛してる!』 と、おどけて言った。玲奈は、エッチ以外の部分も変わった。より明るくなったし、軽口を叩くような感じになった。祐介とのレッスンの影響なのだと思う。 今の感じの玲奈も好きだけど、他の男の影響でそんな風に変わったのが、やっぱり悔しいと思ってしまう。 すると玲奈が、 『ねぇ、今日は学校休んで、一日中ずっとラブラブしようよー』 と、甘えてくる。 一瞬気持ちが揺れたが、祐介に会って話したいという気持ちもあったし、今日のゼミは休むと後が大変になるのがわかっていたので、ダメだと言った。 むくれる玲奈も可愛いなと思いながら、一緒に大学に向かった。 大学に着くと、後ろから声をかけられた。振り返ると祐介が笑って立っていた。 「よう、帰ったんだ。お土産は?w」 と、いつもの感じで祐介が楽しそうに話しかけてくる。 「ねーよw」 俺もいつもの感じで言うが、内心はドキドキしていた。あの動画の時、電話の向こうにコイツはいた。それだけじゃなく、俺と会話をする玲奈の生乳を揉んだ……。 『あ、祐介くん、今度仁志がいないときは、ボディーガードしてって仁志が言ってるから、よろしくね』 玲奈は、平気な顔でそんな事を言う。 「なんだそりゃw 俺はアルソックじゃねーしw」 祐介も、動揺もなくそう切り返す。 何となく、怖くなってきた。結婚を考えている彼女と、一番の親友。それが、何食わぬ顔で俺を裏切っている……悪い夢みたいだ。 だけど、表面上何も変わらない楽しい時間が流れていく。 そして、いつものように俺の家で遊ぶことになった。 いつものように家でゲームなんかをして遊び、玲奈が夕食を作る流れになる。そして、本当に美味しそうにバクバク食べる祐介。 『美味しい? いっぱい食べてね』 玲奈は、笑顔で祐介に言う。なんか、玲奈が祐介に微笑みかけているのを見るだけで、物凄く嫉妬心がかき立てられる。今までは、そんな気持ちになったことはなかった。 ある意味で、玲奈の気持ちが俺だけに注がれているという自信があったから、祐介のことが眼中になかったのだと思う。 でも、それは違った。キスまでした2人は、多少なりともお互いに気持ちがあると思う。 「ありがとう! マジでめちゃ美味いしw ホント、仁志が羨ましいよ。オマエ、感謝してるか?」 と、バクバク食べながら俺に聞いてくる祐介。 もちろんだと答えると、玲奈が嬉しそうに言った。 『ホント? 感謝してくれてるの? 嬉しいなあ』 玲奈は、本当に一途でいい子だと思う。その一途さが暴走して、変なことになっているが、最終的には俺を裏切ることはないと思う。 そしてその後は、少しアルコールを入れながら、今度ボーリング行こうとか、遊園地に行こうとかそんな話で盛り上がった。 「でも、お前も彼女作んないと、乗り物一人で乗ることになるぞw」 俺がからかうと、 「玲奈ちゃんと乗るから良いよw」 と、言い返された。以前ならただの冗談に思えたが、今の状況だと妙にリアルに想像してしまう。 『えぇー、イヤだよw 仁志君としか乗らないからねw』 玲奈は、そんな事を言ってくれた。正直ホッとした。 「だったら、玲奈が紹介してあげたら? いい子いるでしょ?」 『うーん、そうだねぇ。祐介くんなんて紹介したら、後で恨まれちゃうからダメだねw』 「何でだよw」 『だって、祐介くん実はゲイでしょw』 「バレたw ホントは玲奈ちゃんじゃなくて、仁志狙いなんだよねw」 と、こんな感じで凄く盛り上がる。楽しい時間だと思うが、あの動画を見てしまっている俺は、正直微妙な気持ちになる。 そのせいかもしれないが、今日は飲み過ぎた。気がつくと机に突っ伏して寝ていた。 すぐに起き上がろうとして、嫌な気配に動きが止まる。俺は、寝たふりしたまま二人の会話に耳をそばだてた。 『なんで彼女作らないの? 相手なんていくらでもいるでしょ?』 「別に、玲奈ちゃん狙ってるわけじゃないけど、いつも玲奈ちゃんと一緒にいるからさ、比べちゃうんだよね。なかなか玲奈ちゃん以上はいないよ」 『な、なに言ってんの! いくらでもいるでしょ? 私みたいな田舎者より、綺麗な人いっぱいいるじゃん!』 「中身がねw 玲奈ちゃんみたいに心が綺麗な子はホント少ないよ」 『そんな事ないよ……私だって、仁志に言えない事しちゃったし……』 「それは、俺が罠にはめただけだからw」 『ホントだよ! 酷い友達だよね!』 「嫌い?」 『……嫌いじゃないよ』 「おっ! それは、俺のこと好きってことで良いのかな?」 『と、友達としてだよ!』 「友達とキスするの?」 『そ、それは……外国ならするんじゃない?』 「岩手って外国なんだw」 『そうだよ! だって、言葉も違うじゃん!』 「ぷはw 確かにw」 『あぁー! 馬鹿にした! なしてバカにすると?』 「馬鹿にしてないってw そう言うところ、マジ可愛いよ。好きだよ」 『てほばっかり言って……』 「??」 『祐介くん、なして私とキスしたん?』 玲奈も、相当酔っているようだ。方言なのかなまりなのかわからないが、言葉がいつも以上にわかりづらい。イントネーションが独特すぎる。 「好きだから。キスしたいって思ったから。玲奈ちゃんは? イヤだった?」 『……イヤならしないよ……』 しばらく言葉がなくなる。嫌な無音状態が続く。 「玲奈ちゃんさ、今キスしたいって思った? 俺もなんだけど……」 『ダメだよ……ダメ……』 そして音がまた消える。でも、さっきと違って衣擦れの音なんかがする。どうなってるのか見たくて仕方ない。テーブルを挟んだすぐ向こうで、二人がなにをしているのかわからず、もどかしくて死にそうだ……。 『ダメって言ったのに……』 「ゴメン……でも、拒否らなかったねw」 『……うん……』 「もう一回良い?」 『……ダメ……』 そしてまた音が消え、衣擦れの音だけになる。 『ダメって言ったのに……』 「玲奈ちゃん、俺、マジで玲奈ちゃんのこと——」 『ダメだよ、言っちゃダメ……私は、仁志と結婚するの。子供3人産んで、ずっと仲良く暮らすの……家族5人で公園行って、おにぎり食べるの。だから、言わないで……』 長い沈黙の後、 「わかった。俺も、玲奈ちゃんほどの子はムリだと思うけど、頑張って彼女作るよ……」 『それも、ダメ……』 「え? ダメって?」 『彼女作るのもダメ』 「なんで? え? 俺と付き合ってくれるの?」 『それも出来ないけど、祐介くんに彼女が出来るのはイヤ……』 「なんだよ、それw ワガママじゃない?w」 『ワガママだよ! ダメかな?』 「それって、俺のことも好きってことだよね?」 『……うん……』 「わかった! じゃあ、彼女作らない。玲奈ちゃんが彼女だと思うよ」 『じぇ! そんなのダメだよ、私は仁志の彼女だし、フィアンセだもん!』 「えぇー! 俺の立場ないじゃん!」 『うぅ……わかった。じゃあ、練習はさせてあげる……』 「練習って?」 『いつもしてるヤツだよ……』 「マジ!? じゃあ、今いい?」 『ダメだって! 仁志いるじゃん!』 「じゃあ、寝室行こうよ」 『ダメだよぉ……』 俺は、絶望で死にそうだった。玲奈のダメだよと言う口調は、全然ダメという口調ではなかった……。 「ほらほら、行くよw」 祐介の楽しそうな声と、席を立つ足音が響く。 そして、寝室のドアが閉る音がした。俺は、そっと体を起こしてドアにところに移動しようかどうか迷った。 そして、そんなことを考える俺は、二人を止める気がないことに気がつき驚いた。 普通ならば、二人を止めてキレるのがデフォだと思う。でも、俺の頭にその選択肢が浮かばなかった。 今の俺の頭の中には、いかに二人にバレずに、様子をうかがうかという事しかなかった。 迷いに迷ったあげく、そっとドアのところに移動した。足音がしないか、フローリングが鳴らないか……自分が忍者になったような気持ちになる。”くせになってるんだよね、足音消して歩くの”なんて言うことがない俺なので、本当にわずかな距離を苦労して歩いた。 ドアに耳をくっつけると、地獄が待っていた 『ンッ! んンッ! ダメっ! そ、そんな所舐めちゃダメぇっ!』 「声デカいって! 起きるぞw」 『んんーっ! ンッ! ンハッ! はぁんっ!』 「ダメじゃん、玲奈もちゃんとしてよ」 『ム、ムリだよぉ……力抜けちゃう……あ、あっ! ダメっ! それ、気持ちいいぃっ!』 「だから、起きるってw」 『ダメ、やめちゃダメぇ……声、我慢するからぁ!』 俺は、本当に絶望で腰が抜けそうだった。今までのレッスンは、玲奈が責められることはなかった。イレギュラーで胸を揉まれたときは、玲奈はマジギレして祐介を追い返していた。 それが今、どうなっているのかはわからないが、舐められて感じている様子だ。 今すぐドアを開けて、怒鳴り込むべきタイミングだと思う。でも、俺は勃起していた。それも、血管が破れそうなほど……。 玲奈はまだ入れられてはいない感じだが、時間の問題に思える。でも、正直それを見たいと思う俺もいる。 『んんっー! んンッ! んあぁっ!!』 玲奈が一際強くうめくと、急に音が消えた。 俺は、大慌てでテーブルに戻った。続きが気になるが、ドアがいつ開くかもわからず、寝たふりを再開した。 しばらくするとドアが開き、戻ってくる気配がした。 「大丈夫、さっきと同じだよ」 『良かった……もうダメだよ! さっきみたいにするのは! 声出ちゃうもん!』 「だって、練習はOKなんでしょ?」 『私が練習するのはって事だよ! 祐介くんは練習必要ないでしょ?』 「そんなのズルイじゃん」 『女はズルいんだよw』 「はいはいw じゃあ、そろそろ帰ろっかな?」 『……てないでしょ?』 「え? なんて言った?」 『そ、その……祐介くん、イッてないでしょ?』 「あぁ、そうだね」 『イカせてあげる……』 「いいよ、さっきので充分。玲奈ちゃんのイキ顔見られたから、全然満足だよw」 『イ、イッてるわけないじゃん! 好きな人とじゃなきゃ、イクわけないもん!』 「え? 俺のことも好きなんでしょ?」 『友達としてだよ!』 「ははw そういうことにしとくよw じゃあ、仁志によろしくねw」 『ダメ……ちゃんとイカせるから……』 「いや、本当に良いよ。悪いし……」 『ダメ……浮気防止だから……』 「なんだそりゃw て言うか、浮気防止って、付き合ってないのに?」 『いいの! もう、ゴチャゴチャ言わないの! そんなんじゃ、女の子に嫌われるよ? ほら、ズボン降ろして!』 勢いで押し切る玲奈。こんな玲奈は初めて見た。 『 やっぱり、大いいね……』 「さっきも見ただろ?」 『さっきは、余裕なかったから……』 「イキすぎて?w」 『うん……ち、違うっ! イッてない! バカッ!』 「ははw」 『これ、入るの? 女の子、痛がらない?』 「だって、赤ちゃんも産むんだぜw よゆーだってw」 『そっか、そうだよね……』 「試してみたい?」 『うん……ち、違うっ! バカッ! 変な事言わないでよ!!』 「スゲぇノリツッコミw じゃあ、入れる練習もしようよw」 『ミリミリ! そんなの浮気でしょ!?』 「これは浮気じゃないの?w」 『浮気じゃないよっ!』 「変なのw」 確かに、玲奈の浮気と浮気じゃないのとの境がよくわからない。 『ンッ! ん! んん、ンッ!』 玲奈のくぐもった声というか、うめきが響く。完全に、フェラチオをしている感じだ。俺が同じ空間にいるのに、こんな事をしてしまう玲奈。 純朴で、清楚で、一途な玲奈……俺は、玲奈の一面しか知らなかったのかもしれない。さっき、寝室の中でもおそらくフェラしてしまった感じだったが、今は間違いなくしていると思う。 とうとうしてしまった。ディルドを使っての疑似フェラではなく、おそらく生チンポをくわえていると思う。胸が掻きむしられそうなのに、興奮して勃起が収まらない俺がいるのは何でだろう? 「あぁ、ヤバい、上手すぎる……」 祐介の気持ちよさそうな声が響く。コイツも、俺のすぐ横でこんなことをするなんて、いかれているとしか思えない。 でも、きっとこのシチュエーションのスリルに、取り憑かれてしまっているのだと思う。 『本当に気持ち良い? 上手く出来てるかなぁ?』 「マジでスゲぇよ。仁志もめちゃ喜んでるでしょ?」 『そうだといいけど……ンッ! ンッ! んんー』 「そう、乳首も触って……」 『ん、んっ! んんー』 「ヤバい、出そう……」 『い、いいよっ! イって! そのままイッて! んンッ! んんーー!』 「イクっ!」 『んんっっーーっっ!!』 俺は、もう限界で薄目を開けた。すると、仁王立ちで目を閉じている祐介と、その股間のあたりに玲奈の頭が見えた。 玲奈はそこから頭を動かすと、祐介のまだギンギンのチンポが見えた。それは、動画で見るよりもデカく、禍々しく見えた。ボスキャラのようなオーラを漂わせるそれは、湯気が出そうな感じだった。 「あぁ、ごめん、ティッシュ持ってくる」 そう言って、バタバタ動きがあった。俺は、そっと目を閉じて寝たふりを再開した。 『すっごくいっぱいだね! それに、こんなに熱いんだね。なんか、仁志のと全然違う感じ』 「どっちのが美味しかった?」 『仁志のに決まってるw それに、祐介のはちょっとしか飲んでないから、わかんないよw』 「ちょっとは飲んだんだw」 『だって、勢いよすぎだもんw』 「なんか、嬉しいよ。うがいしてきたら?」 『いいよ、祐介のなら……でも、キスしちゃおっかなぁw』 そして、祐介が無言で動いた気配がして、微妙な水音がした。 『イ、イヤじゃないの? 自分のなんて、気持ち悪いんじゃないの!?』 驚く玲奈。多分、祐介がキスをしたのだと思う。 「玲奈ちゃんの口の中に入ったヤツなら、嫌なわけないじゃん」 『そっか……ねぇ、本当に私のこと好きなの?』 「当たり前じゃん!」 『友達の彼女だから、燃えてるだけでしょ?』 「そんな事ないよ。俺はマジで玲奈ちゃんが理想の女性だよ」 『こんな風に浮気するのに?』 「え? 浮気じゃないんでしょ? 練習じゃんw」 『……私、好きになっちゃったもん……浮気だよ……こんなの、ダメなのに……』 「玲奈……」 そして、またあの水音がする……愛を確認し合ってからするキス……それは、俺にしか許されない物だったはずだ……。 「ん? どこ行くの?」 『……ベッド……』 「え? あ、うん……」 そして、二人が移動する気配……寝室のドアが閉る音がする……。 玲奈が祐介を寝室に誘った? 信じられない。俺はもう我慢できず、椅子から床にわざと転がり落ちた。 すると、すぐに玲奈が飛び出てきた。 『ど、どうしたの? 大丈夫!?』 玲奈は、心配そうに俺をのぞき込む。俺は、寝ぼけた振りをしながら、 「アレ? 俺、寝てたの?」 と、芝居をした。 『ビックリしたぁ。痛いところなぁい? 椅子から落ちちゃったんだねw』 「そっかw 大丈夫、かな? とくに痛いとこないよ。祐介は?」 『もうとっくに帰ったよ。仁志君、飲み過ぎだよぉw』 祐介は、多分そっと気配を殺して帰って行ったのだと思う。それにしてもヤバかった……完全に、やられてしまうところだった……。 『お水持ってくるね!』 そう言ってキッチンに向かう玲奈のパジャマのズボンは、裏表だった。もう、本当にセックスする寸前だったみたいだ。 俺はホッと胸をなで下ろしながらも、なぜ止めてしまったんだろうと、後悔も始まっていた。 出典:なまりのある彼女と、俺の親友の秘密レッスン3 リンク:http://kokuhakutaiken.com/blog-entry-2557.html |
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