僕には幼馴染みがいる。 小学2年の時に隣に引っ越してきた涼子を、一目見たときからずっと好きだった。そして涼子も、僕のことを好きなはずだと思い込んでいた……。 それが、涼子に彼氏が出来たと報告され、しかも彼氏のための練習台になってくれと言われた僕は、自分の優柔不断さを呪った。でも、僕はあきらめないことを決めた。 『二人で遊園地なんて、久しぶりだね。昔はよく行ったのにね』 「何でだよw 去年のクリスマスに行っただろ?」 『そっかw なんか、恒例行事みたいな感じだから忘れてたw』 「はいはいw でも、確かに昔はよく行ったよな。夏休みなんて、毎日どっか行ってたもんな」 『懐かしいね』 「あぁ……」 アトラクションの列に並びながら、そんな話をした。 今日は、デートの練習だそうだ。先輩とのデートの練習と言っていた涼子だけど、僕と遊びに来ても練習にはならないはずだ。幼馴染みで、ずっと一緒にいた僕が相手では、緊張もしないだろうし、なにも得るものはないと思う。 でも、涼子の方からデートの練習をしてほしいと言ってきてくれた。きっと涼子にも、僕のことを好きと言う気持ちがあるはずだと思う。 「なぁ、練習って、なに練習するの?」 『そうだねぇ……なにしたら嬉しい? 喜ぶ?』 「そ、そうだな……女の子の方から手をつないできたら嬉しいんじゃないか?」 僕がそう言うと、スッと手を繋いできた。不思議な感じがした。手をつなぐなんて、涼子とは死ぬほどして来た。でも、最近は一切なかったので、妙に緊張した。 『嬉しい?』 「いや、俺は別にw 手なんて、オマエとは何回もつないでるしw」 『だよねーw 確かに今さらw』 笑いながらそんな事を言い、手を離してしまう涼子。僕は、本当にバカだと思う。なぜ、嬉しいと言えないんだろう? 「ご、ごめん」 思わず謝ると、涼子が笑いながら、 『ん? なんで謝るの? 変なのーw』 と言う。付き合いが長いので、どうしても軽いノリになる。 こんな風にはしゃぎながら、楽しいデートが続く。 『やっぱりマー君とだと、楽しいよ。ホント、気を使わなくてすむしw』 「まぁ、長い付き合いだからなw」 『マー君、本当に紹介しようか? 未衣ちゃん、好きなんだって。マー君なんて、どこがいいんだかわかんないけど、そんな変わった子、なかなかいないよ?』 「いいよ、そんなの」 『なんで? クリスマスとか、寂しいんじゃない?』 あぁ、やっぱりもう僕とは行かないんだ……彼氏が出来てしまったからには当たり前のことだけど、口にされるとやっぱりショックが大きい。 「先輩、クリスマスにお前と会ってくれるの? 他にもガールフレンドいるんだろ?w」 先輩は突き抜けたイケメンということもあり、悪い噂が多い。彼女が9人いて野球チームが出来るとか、すでに子持ちとか、まことしやかにささやかれている。 『大丈夫だよ。だって、もうホテル予約してるから。イブもクリスマスも一緒だよ』 「泊りなのかよ!? そんなのお母さんになんて言うんだよ!?」 『え? もちろん、美衣ちゃんの家に泊るって言うに決まってるじゃんw』 「な、ダメだろ……」 『まぁまぁ、もう大人なんだからw あ、マー君はまだ子供かw』 「うるせーよ! じゃあ、今日はなんで先輩と一緒じゃなんだよ?」 『え? なんか、用事があるって……』 「休みの日にデートしないなんて、なんか怪しくない?」 『べつにー。まぁ、私も怪しいしw』 おどけて言う涼子。確かに、最近涼子は変わったのかもしれない。少し純粋さというか、ウブさが消えた気がする。 でも僕は、あきらめないと強く思った。 そして、沢山の幽霊の中を進むアトラクションに並ぶ。涼子は、昔からお化けとか幽霊が苦手だ。なにも言わないのに、手をずっと握ってくる。その、少し不安そうな顔を見て、愛おしいと思いながらも、 「まだ怖いんだw 相変わらずビビりだなぁw」 なんて言ってしまう。 『別に怖くないもん! こうした方が、男の人って嬉しいんでしょ?』 と、強がる涼子。でも、手のひらに汗がにじんでいて、説得力がない。 「嬉しいかもなw 怖いなら、ずっと握ってていいぞ」 『ありがとう……怖いとき、いつもこうしてくれたよね……』 なんか、急にしんみりとしてきた。 「アレ? 俺のこと好きになっちゃったか?w」 『それはないw でも、マー君は大事な幼馴染みだよ』 にこやかにそんな事を言う涼子。どう受け止めればいいのかわからない。 そしてアトラクションがスタートし、後半真っ暗になった瞬間、涼子がキスをしてきた。今日は朝から幼馴染みモードだったので、急にそんな事をされて本当に驚いてしまった。 アトラクションから出ると、 「急にビックリするだろ?w 練習するときはちゃんと言えよw」 『言ったら、練習になんないでしょ?』 「それはそうだけど……でも!」 『まぁまぁ、細かいことはいいからw ご飯食べよ?』 涼子は、あっけらかんと言う。どういうつもりでキスをしたのだろう? 「あぁ、そうだな」 『おごりね!』 「何でだよ!」 『いーじゃんw』 そう言って、腕を引っ張る涼子。そのまま海賊船の横のレストランに行った。こういう時、的確に高い店を選ぶ涼子は、さすがに女の子だと思う。 そして食事も終わり、楽しいデートは終わった。 帰りの電車の中で、 「先輩とはいつ行くの?」 と聞くと、 『来週だよ!』 と、元気いっぱいに言う涼子。 「2週連続かよw」 『へへw ここなら毎日でも来たいけどね』 「まぁ、上手くやれよ」 『もちろんw』 家が隣同士なので、結局最後まで一緒だったが、遊園地では手を繋いでいたのに、今は手を繋げないのが寂しかった。 『ホント、今日はありがとねー』 嬉しそうに言う涼子。 「あぁ、楽しかったよ。またな」 そう言って、別れた……。 家に帰り、家族に出迎えられ、 「涼子ちゃんと一緒だったの? 本当に仲良しねぇ。結婚しちゃえば?」 とか冷やかされた。母親は、涼子に彼氏が出来たことは知らない。涼子の母親も、知らないのかもしれない。 先輩は、涼子の身に危険があるかもしれないから、付き合っていることは内緒にしようと言っているらしい。確かに、先輩のファンの多さを考えると、その方が賢明かもしれない。でも、先輩はそうやって多くの女の子を騙しているような気がする。 そんな事をモヤモヤと考えていると、いきなり窓が開いた。死ぬほど驚いたが、イタズラっぽく笑う涼子を見て嬉しくなった。 「なんだよ、ビビるだろ!?」 『ビックリした? 凄い顔してたよw ビビりだなぁーw』 遊園地で僕が言ったことのお返しらしい。 「どうした?」 『うん。やっぱり練習させてよ!』 「何の?」 『うん……実はね、先輩にちょっと普通じゃない事されてるんだ』 ベッドに座ってそう言う涼子。一気にドキドキしてきた。 涼子は、ホットパンツにロンTと言うラフな格好だ。その太ももの白さに、ドキドキする。 なんだろう? 普通じゃないこと? 「どんなこと?」 ドキドキしながら聞いた。 涼子は黙ってベッドに寝転がると、ただじっと僕のことを見つめているだけだ。 こんなに近くにいるのに、涼子は他の男の彼女だと思うと、どうしようもなく喪失感が大きくなる。 しばらく沈黙が続く。涼子は、イタズラっぽく薄い笑みを浮かべて僕を見つめる。 すると涼子は、両足を上に突き上げ、寝たままホットパンツを脱ぎ始める。 「な、なにやってんの?」 慌てる僕の前で、ショーツ姿になる涼子。 『見て、これ……』 言われて涼子のショーツを見ると、普通のショーツではなかった。なんというか、布ではなく、皮で出来たような感じで、妙にゴツゴツしていた。 「なに、なんだよ、それ……」 すると涼子は、脱いだホットパンツのポケットから、小さな箱みたいなモノを渡してきた。意味もわからずに手に取ると、何か赤いLEDみたいなモノが光っていた。 『スイッチ、押してみて』 涼子に言われて、言う通りにスイッチを押してみた。 『ふぅ……それ知ってる?』 イタズラっぽく涼子が聞く。 「なんだよ、これ?」 『じゃあ、もう一回押してみて』 言われるままにまたスイッチを押した。 『ん! なんだと思う?』 イタズラっぽく言う涼子。 ただならぬ雰囲気に、言葉が出てこない。 『じゃあ、そのダイヤル回してみてw』 僕は言われるままにそうする。クリック感もなく、どこまでも回ってしまいそうだったが、突然動きが止まる。一番右まで回りきったようだ。 『ン……いきなり……全開だねw』 眉間にしわを寄せながら言う涼子。 「どうした? 苦しいのか?」 と、言いながら気が付いた。涼子の股間から、ビーンという振動が響いてきていることに。 『気がついた? へへw あぁ、ダメ、一日中だったから、あぁっ! もう、イッちゃう……イクっ!』 そう言って、涼子は体をこわばらせた。鈍感な僕でも、ここまで来れば気がつく。 『スイッチ、ンあっ!止めてぇ……ああっ! ダメぇっ!』 切なそうにうめきながら言う涼子。僕は慌ててスイッチを切った。 「な、なんでそんなの着けてるんだよ!」 『わかっちゃった? 見せてあげる!』 涼子はそう言うと、ショーツを脱いだ。すると、ショーツにくっついたバイブみたいなモノがズルンと抜けた。それは、僕の勃起したチンポくらいあるサイズだった。 『エロいでしょw 先輩が、今日はずっと着けてろって言ったんだよw』 「な、なんでだよ……」 『会えないから、浮気しないようにってw』 「なんだよそれ! おかしいって! オモチャにされてるって!」 『なんで? 先輩、心配してくれてるんだよ?』 話がかみ合わない……。 「今日、ずっと着けてたのか?」 『へへw 気がつかなかったでしょw』 「……あぁ……」 『マー君の横で、10回はイッちゃったんだよw バレないかなぁって、ドキドキだったw』 「……もう、帰れよ……」 僕はあまりの絶望に、この場から逃げたかった。 『マー君、お願い……入れて。もう、ガマンできないよ……』 「ふざけんなよ!」 『ふざけてないよ……こんな事、マー君にしか頼めないもん……お願い……おかしくなっちゃうよぉ……』 「せ、先輩にしてもらえって!」 『お願い……もうこんなんだよ? 入れて……』 涼子は、自分でアソコを広げて言う。涼子のアソコは、ドロドロになっていた。濡れているという生やさしい感じではなく、白いドロッとしたものもついているような有様だった。 それを見て、理性のたがが外れてしまった。 「わかった……」 『ありがとー! マー君大好きっ!』 こんな形でも、涼子に好きと言われると心底嬉しいと思う。 涼子は僕が脱ごうとする前に、僕の下を脱がせ始めた。 あっという間に下半身裸にされると、ベッドに押し倒された。 そしてそのまますぐに僕の上にまたがり、あっという間に挿入してしまった。 『あぁっ! マー君、気持ち良いっ!』 涼子は本当に気持ちよさそうにあえぐ。 また生で挿入してしまった。ヤバいと思いながらも、いっそこのまま妊娠させてしまえば……なんてことを思ってしまう。 涼子は腰を動かし始めた。 『あぁっ! ンふぅっ! ふぅンッ!』 涼子はあえぎながら腰を動かすが、僕でもわかるくらいぎこちない動きだった。 『これ、難しい、かも……こ、こうかな?』 涼子はそう言いながら、腰を上下に動かしたり、回してみたりする。どうにも上手く動かせないらしい。 「なぁ、代わろうか?」 『ダメだよw それじゃ、練習にならないでしょ? 先輩に、気持ち良くなってもらうんだから!』 そう言って、さらに腰を動かす涼子。もう、涙が出そうだ。今、隔てる物なく生で繋がっているのに、まったく心が通い合わない状況……。 それなのに、涼子の一生懸命の動きで、気持ち良くなってしまう僕……そして、どんどん動きがスムーズになる涼子。 『あぁ、ンッ! アン! ンアっ! これ、凄いよぉ……気持ち良いっ! ハアぁっんんっ! ンッ! ンふぅっ!』 「あ、あぁっ! ダメだ、涼子っ! イクっ!」 『あぁぁっ! 栄治さん! イクっ!!』 僕の射精にあわせて、涼子は先輩の名前を呼びながらイッた……。 『ゴ、ゴメン……間違えちゃったw』 僕の上でつながったまま笑う涼子。本当に泣きそうな気持ちになる。 涼子はそのまま立ち上がると、ベッドを降りた。立ち上がるときに、僕の精液がドロッと流れ出るのが見えて、余計に悲しくなった。ついこの間まで童貞だった僕には、生でセックスして中出しまでするのは、恋人同士とか夫婦がするモノだと思っていた。少なくても、愛情がないとできないことだと思っていた。 今、涼子の膣中には僕の精液がある。全力で卵子に向かって泳いでいるはずだ。そんなキモい妄想がとめどなくわいてくる。 涼子は、慣れた仕草でアソコをティッシュで拭く。 「なぁ、いいのか? 中出ししちゃったけど……」 『ちょっとヤバいかも。この前と違って、今日は微妙w』 「なっ! ちょっと、どうする? コーラ買ってくる!?」 慌てる僕に、 『なんだそりゃーw コーラってw 大丈夫w 迷惑はかけないから』 「そんな……」 『ごめんね、心配かけて。今日は一日ずっとアレ着けてたから、興奮しすぎちゃったみたいw』 そう言って、僕にキスをする涼子。舌が飛び込んできて、口の中を暴れ回る。触れ合う舌から、幸せな気持ちが広がっていく。でも、涼子は僕の彼女ではない……。 『じゃあねw また練習させてねw』 涼子はそう言うと、また窓から出ていった。 一人になると、本当に涙があふれてしまった。今日は、一日中涼子と一緒だった。楽しいデートだった。でも、先輩の命令であんなモノを身に着けていたなんて……。 でも僕は、絶対にあきらめないと再度強く思った。明日から、さっそく行動に出ようと心に決めた……。 いつものように朝家を出ると、涼子が後ろから追いかけてくる。 『マー君、待ってよぉー』 本当に、何度となく繰り返してきた朝の光景だ。 「お、おはよ」 でも、今までとは違い、僕はぎこちなくなってしまう。 『昨日は楽しかったね! 今度また行こうよ!』 ニコニコと、今までと変わらない笑顔で話しかけてくる涼子。 「何でだよw 先輩と行けって!」 『えぇー、たまには良いじゃん! ケチー』 こんな事を言いながら、腕を組んでくる涼子。 「バ、バカ、やめろって!」 『照れちゃってw 可愛いw』 朝から、本当に楽しい時間だった。でも、涼子は栄治先輩の彼女だ……。 授業中、今日は学校帰りに先輩の後をつけようと考えていた。そして授業が終わり、先輩の後をつけようと、正門の横のベンチで座っていると、後ろから声をかけられた。 「アレ? 前島じゃん!」 驚いて後を振り返ると、栄治先輩がいた。相変わらずのイケメンぶりに、一瞬見とれるが、すぐに正気になる。 「あ、こんにちわっす……」 尾行しようとしていた相手に、先に声をかけられてしまった……それにしても、なんで僕のことを知ってるのだろう? 『涼子からよく聞かされてるよ。幼馴染みなんだろ? 漫画みたいだなw』 先輩は、ニヤニヤしながら言ってくる。イケメンなのに、何となく嫌な感じだ。涼子から話を聞いているだけなのに、なんで僕の顔まで知ってるんだろう? 「あ、あぁ、はい……」 『なぁ、なんで涼子と付き合わなかったの?』 ズケズケと聞いてくる先輩。この短時間で、この人とは絶対に理解し合えないとわかった。 「いや、その……別に恋愛感情ないですし」 『ふーんw 涼子って、いい女じゃない? マジで何とも思わないの?』 「はい。涼子のこと、よろしくです……」 『わかったよw あ、そうだ、この後時間ある? いぃーもの、見せてやるよw』 「ハァ……大丈夫ですけど……」 『じゃあ来いよw』 そう言われて、先輩について歩く僕。期せずして最初のプラン通りになったが、これでは尾行とは呼べない……。 「最近アイツとは遊んでないの?」 相変わらず嫌なニヤけ顔で言う先輩。 「えっ!? は、はい、遊んでないです」 とっさに、涼子のためにウソをつく僕。 「何でだよ。遊んでやれって! 幼馴染みだろ?」 先輩は、こんな事を言う。 「そ、それは……だって、先輩もイヤじゃないっすか?」 「なにが?」 「自分の彼女が、他の男と遊ぶなんて……」 「あぁ、それねw 別にヘーキだけど? だって、涼子を信用しているし、俺以上の男なんて、なかなかいないだろ?w 全然よゆーだってw」 先輩は、なに言ってんの? と言う感じで言う。本当に、嫌なヤツだ……涼子は、絶対にに騙されていると確信した。僕が救わなきゃ、涼子は泣くことになる! そんな青い正義感で、体が震えた。 そして、どこに連れて行かれるのかと思ったら、先輩の自宅だった。小綺麗で、結構大きな家。 イケメンで学校の人気者。おまけに涼子まで手に入れた……その上家まで金持ちとか、ホント、なんなんだコイツは……嫉妬でそんな事を思ってしまう。 「上がれよ、誰もいないから」 先輩に促されて、家に上がる。 先輩は自分の部屋でビールを飲みながら、煙草まで吸っている。まだ高校生のくせに、なんなんだろう……。 「お前もやる?」 勧めてくる先輩だが、当然僕は断る。 「へー、真面目くんなんだw 涼子は両方やるけどなw」 出典:幼馴染みにフェラの練習させてと言われた3 バッドエンドルート リンク:http://abtaiken.com/blog-entry-262.html |
投票 (・∀・):10 (・A・):16 →コメントページ | |
|
トラックバック(関連HP) トラックバックURL: http://moemoe.mydns.jp/tb.php/39874/ トラックバックURLは1日だけ有効です。日付が変わるとトラックバックURLが変わるので注意してください。 |
まだトラックバックはありません。 トラックバック機能復活しました。 |
Google(リンクHP) このページのURLを検索しています |
検索結果が見つかりませんでした |