小5の夏休みに誘拐されました (恐怖の体験談) 30294回

2006/02/23 00:08┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
マジレスです。
小5の夏休みに誘拐されましたwこの手の誘拐経験者のスレを探しているんですが
見つからないのでここに書いてみます。誰かそういうスレ知ってたら教えて下さい。

当方女で都会ではない所に住んでいました。
夏休みに友達と二人でチャリンコに乗って近所を遊びまわっていました。
小学校への一本道にさしかかった時、車に乗った男が(助手席にも一人いました)
男「おじょうちゃん、この辺に○○小学校あるかい?」
私「この道まっすぐ行けばすぐですよ。」
男「いや、わかんないからとりあえず乗って教えてよ」
私「だからまっすぐ行くともう目の前が学校なんです!」
男「校長先生にお話があって、校長室の場所もわかんないんだよ」そして、誘拐なんて文字が毛頭にもなかった私達は後部座席に乗りました。(チャリンコはその場に置いた)
後部座席にはエロ本や栄養ドリンクのビン、謎の箱などがあり小学生の私には「怪しい、怖い」と感じさせるものがいっぱい…
車はまっすぐ行くかと思いきや人んちの駐車場で車をUターンさせ学校とは逆方向に行ったのです。私と友達は「え…?」と思いながらもきっと回り道してグラウンドから入るんだな、いやそうであって欲しいと願いました。
しかし車はそれからどんどん学校とは逆方向に行き、国道に出るとそれから15分くらい走らせました。
私と友達は泣きそうになりながら「どうしようどうしようどうしよう」という目で見詰め合ってました。
言葉はもう出ません。喋ったら何されるか怖かったからずっと過ぎ去ってゆく景色を見ていました。
15分程走らせると国道沿いの「ゲーム、カラオケ、ビリヤード、ご休息」という
いかにも『怪しい大人の世界』を匂わせる施設に着きました。ご休息の意味を知ったのは中1の時です…
運転席の男に「おりて」と言われ降りました。本当はすごい怖い状況なのに車を降りた瞬間、すごく冷静になれて
「あの〜、学校は行かなくていいんですか?」と聞きました。
運転席の男は「もういいのw間違えたんだよw」と訳のわからない事を言いながらタバコを買っていました。
「お金あげるからゲームしてきていいよ」と言われ千円を貰い建物に入りました。
ゲーセンといっても近所のゲーセンとはワケが違いました。どっかのさびれた旅館のゲーセンみたいな、嫌な感じでした。
クレーンゲームから流れるBGMが異様に大きく、「このまま殺されるんだ」と悟った瞬間でした。
「一時間くらいしたら来るからそれまで金大事に使えよ、両替機はこれだぞ(言わなくても分かる)」と言うと
助手席の男と階段を登ってどっかに行きました。仲間の所に行ったんだなぁと思いました。
そして私と友達は千円を両替して500円づつに分けあってゲームを一機一機見て行きました。
クレーンゲームとか物取り系のゲームの景品はフリフリの布のようなもの(すごく心惹かれました)
ジッポー系のライター、小さい香水やアクセサリーでした。
貰ったお金を使っていいのかと考えましたがやはり小学生、目先の欲に負けてゲームをしました。
私と友達は共に「フリフリしてる布のようなもの」が欲しいね、と話し合いお互いそれだけを狙いました。
丸いカプセルに入ってたのですが、薄々「パンツではないか?」とも思いましたがハンカチと思い込む事に。
結局私も友達もお互い最後の100円になるまで惨敗、最後の100円は確実なガチャポンにしました。レーザーポインターをゲット。友達は青で私はオレンジでした。
その時はまだ30分も経ってなく、ゲーセンの隅にある本棚(古いジャンプ・マガジン、北斗の拳、笑うセールスマンなどがあった)
の漫画を読む事に。ソファーもあったので二人で腰掛け笑うセールスマンを読みました。
でもまだ10分も経たないうちに飽きてしまい、友達と今自分達に起こっている事を話し合いました。その時はまだ心では、すぐに家に帰してもらえると思っていました。ゲームの音がうるさいけど、なぜかヒソヒソ声で。
私「なんでこんな所につれてきたんだろ…?しかも使ったお金あとで返さなきゃいけないのかな…」友「もし夜になっても家に帰してもらえなかったらどうする?殺されるのかな?」
私「私も殺されるって思った。誘拐だったらどうする?すごい怖いよぉ…」
友「銃とかで撃たれたらどうする?」
など縁起でもない事ばかり話し合ってました。
ゲーセンの周りには誰もいなく、階段の上から人の気配はしましたが待ってる間は誰とも会いませんでした。
男達が迎えにくるまでの何十分もの時間を私たちは「誘拐かも」「殺されるかも」とヒソヒソ声で談義を続けました。
そして1時間を20分くらい過ぎて運転席の男と、助手席の男、そして初めてみる若い男二人が来ました。
若い男一人は明るい茶髪で小学生の私から見ると「かっこいい」とおもいました。顔は今のいる芸能人だといしだ壱成や仲居君っぽかったです。
もう一人の若い男は背が高くどうみても土方か鳶職っぽいヤンキーでした。
運転席にいた男が
「真剣な話ねw名前と家の電話番号教えてw(なぜか笑いながら)」私は「あぁ…身代金だ」と思いました。
でもあっさり教えてしまいました。そのメモを若い茶髪の男が持って階段を登っていきました。
目の前のソファーに残りの男3人が座りました。私と友達は怖くてうつむいていました。
前にうちの父の机からこっそり見たエロ本の内容や、自分の死体の映像が頭にグルグルしてました。もしこの男達、もしくはその誰かに無理矢理裸にされ何かされたら…と考えると頭の血の気がサーッと引いていきました。
でもこの建物の怪しい感じ、そして男達の独特のにおいが今でも忘れられません。
ヤンキーっぽい男が「ジュースおごってあげようか?w」と聞いてきましたが飲み物を飲むなんてまったく考えられませんでした。
私たちはいらないと言い首を振ると3人ともなぜか笑いました。
そして茶髪の男が戻ってくると運転席にいた男が「家まで送ってあげるよw」と言いました。
私はその時死ぬほど安心したんですが、他の男達が爆笑してたので「あぁ嘘なんだ…」と悟りました。
それから同じ建物にある狭い部屋(たぶん4畳半くらい)に連れていかれ、その部屋でおとなしくしてるように言われました。
畳の部屋だったのですが、畳は所々すり減っていて、どことなく気持ちの悪い部屋でした。「これから何をされるんだろう」不安がつのり友達と二人部屋の隅で固まっていました。
私達を連れてきたのは運転席に居た男だったのですが、たまに他の男も見張りに顔を出しにきました。
部屋は外から鍵がかけられているのか、一度だけ開けようとしたのですが開きませんでした。
部屋は煙草が染み付いたような臭いがし、時計もありませんでした。
窓は曇りガラスで、一回開けようとしたもののロックがかかっているらしく開きませんでした。
時々若い男が見にくる以外には何も起きませんでした。その時間が幼かった私にはとても長く感じられました。友達ともほとんど喋りませんでした。
今思うと極度の緊張のせいで喋れなかったんだと思います。
緊張と恐怖で眠る事も出来ず、もうすぐ夜が明ける頃のように感じました(本当は2〜3時間しかたってないのかも知れませんがw)
その時急に友達が泣きだしました。「お家に帰りたい!」と大声で泣き叫んでいました。
友達が泣いてるのを見て私も少し緊張の糸が弛んだのか泣いてしまいました。

すると、泣き声を聞き付けたのか始め運転席にいた男が部屋に慌てて飛び込んできました。
「おい!ウルサイ!!泣き止まないとひどい目にあうぞ!!」と物凄い形相で怒鳴りつけてきました。
私は必死に泣き止もうと頑張りましたが、ひきつけを起こしてしまい「ウワァー」と言葉になっていない叫び声をあげていたと思います。友達も同じような状態だったと思います。
すると男は慌てたような困ったような顔になり、「お前らは大丈夫だから安心しな。」と言って少し笑顔を作ってきました。そして私たちに一つずつキャンディーを手渡してくれました。丸くキャラメル色のキャンディーでした。


そして男は言いました。「今では私が運転席の男。さらってきた女の子にあげるのはもちろんウェルダースオリジナル。なぜなら、さらってきた女の子もまた特別な存在だからです。」
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