愛子と道夫は「まだ若くてお金もないから結婚はできないけど、必ず結婚しようね!」なんて語り合う仲の良い恋人達でした。 ある時、二人は奮発して豪華客船でのクルージング旅行に出かけたのですが、 不幸なことに、乗っていた船が座礁してしまいました。 大混乱の船内で離ればなれになってしまった二人。 愛子は、きっと道夫も無事なはずだと気をしっかり持ちながら 備え付けのモーターボートに乗りこみました。 なんとか離れ小島にたどり着いた愛子は、道夫のことが心配でたまりません。 目の前にはモーターボートがありましたが、嵐が激しい上に、 愛子は運転免許さえ持っていません、 当然モーターボートを運転することなどできるはずもなく、、、 必死の思いで船員の金村さんにお願いしました。 「彼氏が見当たらないので、お願いです。モーターボートで一緒に見に行ってもらえませんか?」 「え?この嵐の中でですか? 無理ですよ。二次災害になるから捜索は中止するよう指示されてるんです。 それでもどうしても、僕に命を掛けろって言うのなら、せめて500万は頂かないと」 「そんな・・そんな大金持ってません・・」 二人が押し問答していると、横からSと名乗る男が 「愛子さん、ちょっとよろしいでしょうか?」と声をかけてきました。 Sと名乗る見知らぬ男に、首をかしげながらも岩陰までついて行くと Sは突然カバンから500万円を取りだしました。 「愛子さん、僕は貴女に一目惚れしてしまいました。初めて貴女を見かけた時から、貴女を抱きたくて抱きたくて どうしようも無かったんですよ。この500万を差し上げます。その代わり、その素敵な身体を一度自由にさせてもらえませんか?」 「そ、そんな・・・」 愛子は散々悩みました。 が、、結局は、Sの申し出を受け入れてしまいました。 道夫の無事を祈りながら堅く目を閉じて身体を差し出す愛子の耳元で Sは囁きました。 「早くしないと、彼氏、危ないんでは?」 すぐに愛子は自ら衣服を全部脱いで、Sに奉仕しました。 Sの思うがままに玩具にされて、ようやく500万を手に入れた愛子は すぐに、金村さんの元に駆け寄り、ボートを出して貰いました。 ボートを出してから十数分、愛子の目が大きく見開かれました。 救命用の浮輪に掴まって海上を浮いている道夫が発見されたのです。 ボートの上で涙を流しながら抱き合う二人でしたが、 島では、Sの勝ち誇った笑顔が出迎えていました。 嵐の中、どうやって道夫を助けに行けたのか・・・ 知ってしまった道夫は、荒れ狂う海のごとく激怒し、 その場で、愛子に別れを切り出しました。 苦痛に耐えてまで、道夫を助けたのに、あんまりだと、悲嘆にくれる愛子。。 そんな愛子を優しい暖かい目がそっと見つめていました。 それは愛子の美しさに思いを寄せていた家入という男でした。 なんとか愛子と話すきっかけを掴むと 家入は、悲嘆にくれる愛子を心配して傍で励まし続けました。 旅行から無事に帰宅してからもずっとです。 そして二人はめでたく結婚し、幸せになりました。 さて、登場人物 1.愛子 2.道夫 3.金村 4.S 5.家入 この中で誰を一番許せない?あるいは誰が最も嫌い? 出典:さあ リンク:考えよう! |
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