2015.2.9 07:00更新 【中国ネットウオッチ】 「敬服すべし」中国も驚愕、日本人人質家族のふるまい…理解できない声も「社会に謝るとは恐ろしい民族だ」 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件は、発生直後から中国でも大きな関心を呼んだ。湯川遥菜さん、後藤健二さんを殺害したとする画像が相次いで公開されると、中国のネットは、「やった!日本人は殺せ、安倍も殺せ!」などの暴言や、それらをたしなめる意見、「日本政府が何もしなかったのは軍拡の口実がほしかったためだ。かわいそうな2人…」といった的外れな分析など、多種多様な書き込みであふれた。ただ、家族が示した態度に対しては、韓国がそうだったように、中国のネット世論も驚きの声を上げた。その中身は、日本人に対する「尊敬」であり、「恐怖」であった。 湯川さんが殺害されたとする画像がインターネット上に公開された翌日の1月25日、報道各社の代表取材に応対した湯川さんの父親は、「みなさまにはご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪し、「政府や関係者の方々のご尽力に深く感謝します」と述べた。 冷静さを保ち、政府をはじめ、関係者への謝罪と感謝を口にする姿に感銘を受けたネットユーザーらは、父親の言動を伝えた中国メディアのサイトに、 「日本人の素養、常に自己の利益よりも上に常に国家や社会を置いている」 「日本人は大嫌いだが、この素養は、学ぶに値する」 「敬服せざるを得ない」 「これが日本人の精神構造だ。何事においても他人の立場で考え、迷惑をかけないようにして、互いに礼儀を尽くす。大いに学ばなければならない」 などと次々に書き込んだ。 だが、一部のネットユーザーらは、父親に「尊敬」や「感銘」ではなく、「恐怖」の目を向けた。 「何と恐ろしい民族だ。自分の息子をしのぶのではなく、社会に謝罪するとは…」 「恐ろしくて、身の毛がよだつ」 「この民族は、『イスラム国』より恐ろしい」 わが子の凶報に接しても、取り乱さず、恨みや不満を言わない親の姿など、想像すらできず、理解不能−。これが多くの中国人の本音なのかもしれない。 では、中国の親子が同じような境遇に置かれたらどうなるか。中国のあるネット民は自虐的な日中比較分析を披露した。 「もしこれが中国人だったら、父親はわめき散らして火星まで行ってしまうだろう」 出典:社会を騒がせ、政府に迷惑をかけたことを家族として謝罪するのは日本人としては普通の感覚。 リンク:これを恐ろしいとか理解できない精神構造の方がよほど恐ろしい。でも、昔の立派だった中国(唐以前)にはきっと同じ価値観があったはず。 |
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