ある愛のものがたり (エロくない体験談) 47068回

2004/06/11 18:03┃登録者:Mingus◆RJTXcpFI┃作者:名無しの作者
俺の体験ではなくて、消防の頃に目撃した、未だに、おそらく一生忘れられない 
両親のセクースの話で恐縮なんですが・。 20年くらい経った今でも、昨日のようの 
ことに思い出します。 

少学5年の夏休みが終わりの頃でした。 いつものように飯を食って風呂に入って 
一旦寝たんですが、なんか夜中1時頃になっても寝つけませんでした。で、何か 
食おうかなと思いつき、1階の居間に行くことにしました。 

階段を降りかけたところで、両親の寝室のドアが5センチくらい開いていて、何やら 
騒がしい(?)声が聞こえました。 

俺は、既に何回も、声と気配を感じたり目撃していたため、ある意味(?) 
慣れていました。 時には、部屋に帰ってオナーニのおかずにしていたので。(笑) 

だからその時も、 「あ、またヤってるのかな。でもドアしめろよな〜 !」と、半分ムカ 
ツキながらも、いつものようにスケベ心がムクムクわいてきたので、抜き足差し足で 
ドアの隙間に近寄り、息を潜めて、中のようすをうかがいました。 

この日は、月の光がとても明るくて、部屋の中はわりと鮮明に見えました。 

ベッドの上で、パジャマ姿の父が、あお向けに寝ている母に覆い被さるように 
していました。 セクースする前かした後かはわかりませんが、抱き合っていました。 
何故か母はすすり泣いていました。 そんな母を父は抱き、キスしたり頭を撫でながら、 

「大丈夫や。 何も、心配すんな。○○(俺)も○○(妹)も、ええ子やから。」 
「俺がついとるから、何も心配すんな。大丈夫、大丈夫。 愛してるから。待っとるから・・」 
「心配すんな○○(母の名前) 愛しとる!俺がついとるから! 」 などと、大きな声で語り 
かけていました。  

やたらと 「大丈夫」とか「心配すんな」を繰り返す父に、俺は何か、いつもと違う雰囲気を 
感じていました。 なんか、切羽詰った雰囲気でした。 

その後、母が半分叫ぶように、 
「○ちゃん(父の名前)、私怖い・・!嫌や〜。お願い、ずっと抱いてて!怖い!」と 
言いました。そしたら父が、 
「アホ!おまえがそんな弱気でどうする!絶対戻ってこような、大丈夫やから!」と 
叫ぶように言い、なんか、父まで泣き声ぽくなってきて、二人で抱き合って大泣きし 
はじめました。 

俺は唖然としましたが、目が話せなくてそこから動きませんでした。 

しばらくしたら、母の泣き声がなんか喘ぎ声ぽくなってきて、フッと見ると、いつの間にか 
パジャマを脱いだ両親がヤってました。 父は何度も母の名前を呼び、今まで見た事も 
ないような優しいしぐさと声で、母を愛撫していました。 母は喘いでいるだけでなく、 
やっぱり泣きつづけていました。 

「絶対直るから。絶対良くなるから。俺がついてるから! がんばって治そうな。 
正月になったら、また○○(俺)と○○(妹)とお前で、グアムあたり行こうか!なぁ!」 

と、父が母に語りかけました。 

その時になって、俺は母が何か病気かケガをしていて、ちょっとヤバイ事になってる 
のだということを、初めて知りました。母ちゃんヤバイんか? どんな病気なんや? 
何なんだ一体!! と、激しく動転しましたが、俺は何故か一歩も動けず、声も出せ 
ないまま、両親をそのまま見ていました。 

そうこうしているうちに、母がいつのまにか父の上に乗り、腰を動かし始めました。 
ふとんがほとんど剥がれていて、揺れるオパーイが月の光で丸見えでした。 
母は泣いているようにも笑っているようにも見えました。 

「○ちゃん(父)と結婚して、私とっても幸せや・・。」 みたいな事を、母は言いました。 
何故かその言葉で、俺は、勃起しながら泣いてしまいました。 
その後、どのくらいその場にいたか覚えてませんが、気付いたら俺は自分の布団で 
泣いてました。 その夜は、結局一睡もせずに終わってしまいました。 

その翌日、ばあちゃんが家にきました。 母は、「お母さんしばらく病院いくから、ばあちゃんに ご飯つくってもろてね。」みたいな事を、普通に明るく言い、病院に行きました。  
俺は、頭が真っ白になりました。妹は全然わからないみたいで、「いってらっしゃーい!」と 
元気に送り出しました。  

母は、そのまま入院し、11月に亡くなりました。 末期の膵臓ガンでした。38歳でした。 
父は、男手ひとつで俺と妹を育てあげ、妹を嫁に出した4年前、母のところに行きました。 

俺は今、嫁さんとこの家に住んでます。 心なしか、両親の寝室(今はほとんど物置(?) 
に行くと、嫁さんとケンカしていても、優しい気持ちになり、すぐに仲直りできる感じがします。 
嫁さんもそう言ってます。 


蛇足ですが一言。
今回この物語を貼りつけようと思い、再読したのですがやはりまた泣いてしまいました。
萌えるHな話ではありませんが、自分が経験したいと願う最高のSEXとは
このご夫婦のような愛と思いやりに満ちたものであれば、と思います…。
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