青山繁晴の不屈戦記まさか日誌 その2 Fukutsu Record of Struggle & Masaka Diary 2 ▼まさか日誌の名にふさわしく、信じられない選挙妨害に遭遇している。 6月27日月曜の昼、東京・丸の内で遊説しているとき、週刊文春の記者、わりあい若手の男女二人がアポイントメント無しにやって来て、有権者がぼくに話しかけてくれている最中に「取材」を開始。 それも選挙と一切関係なく、20年近く前の共同通信記者の時代についてだけ質問してくる。 そしてその質問はすべて、事実に反する、捏造された「疑惑」なるものばかり。 質問とは名ばかりで、実態は、おかしな噂だけに基づいた追及の数々だった。それも事実はひとつも無い。 さらに、その夜に男性の方が電話で、口がもっとあんぐり開いてしまう事実無根の質問だけをしてくる。 たとえば、「出馬会見で、安倍総理から電話があったと言ったが、電話は無かったという人が居る」…。 こんなの、まともなジャーナリズムであれば、まずは総理官邸に聞くはずだけど、その気配すらない。 電話を掛けてきてこられたご本人の安倍総理、そして安倍さんが電話をしていたときに同席していたという世耕官房副長官になぜまず、聞かないのだろう。 ぼくは昼間は突然のことで、まだこの異常な取材というより攻撃の意味が分からず、まさか文春がそんなことまでするとは思えず淡々と応えて、すべての質問を否定した。 しかし夜の電話は、上記のあまりの愚問を含めて事前に文春は質問状なるものをファクシミリで送りつけてきていたから、その度しがたい悪意が分かってきていた。 そこで、その記者に「何のために記者になったのか」と電話で激烈に詰め寄った。 男性記者は、最後は薄ら笑いを浮かべるような口調で電話を終えた。 おそらく、ぼくの怒りも面白おかしく演出して、記事を作るのだろう。 それが、明日6月30日にはもう、週刊文春の5ページもの大記事になって発売されるという。 ぼくはすべての質問に対して全面否定しているのに、それをまともに確認もせず、あらかじめ書くつもりだった記事のまま出すということが、ばればれだ。 ぼくは、上記の電話取材のとき、男性記者に「選挙に出る者は必ず足を引っ張り、それも自民党公認だったら悪いと決め付けても大丈夫だと、ただの中傷誹謗を書く。それをいつまでも続けていて、選挙が良くなるのか、選挙から選ばれる政治家が良くなるのか」と問い詰めたけど、それにはヘラヘラと躱 (かわ) すだけだった。 昼も夜も週刊文春のすべての質問は要は、ぼくの記者時代の実績、その後のアンカーなどのテレビ番組参加、さらには専門家としての福島第一原発への入構などについて、一切を裏返しにして「疑惑」ということに化けさせてみせるための質問だった。 一体こんな妨害が赦されるのだろうか。 こんな愚行が許されるのが日本の民主主義なのか。 ジャーナリストであるはずの記者二人は、自分たちを安全圏に置いたうえで、選挙に出ているからという理由だけで、ひとりの人間の努力の跡を、根拠もなく一方的に中傷誹謗して、次の獲物を探して給料をもらう。 黙っていてはいけない。 すでに法的手続きを開始した。 民事のみならず刑事も含めて告発し、徹底的に戦っていく。 そして週刊文春に、嫉妬と嘘で作りあげた「情報」を提供した人物も、およその見当は付いている。 ▼それにしても、遊説で出逢う街頭の有権者のみなさん、にっぽんの主人公の眼の輝きと、この卑劣なマスコミとのあいだに落差がありすぎる。 旧態の選挙も嫌われ、既存の政治家も信頼されていないけれど、マスコミは国民からもっと深く嫌悪されていることに、ちっとも気が付いていない。 いや、気が付いていても、売れるから書く。週刊文春はまたやったと、褒めそやされて売れるから獲物を探す。それが国民に嫌われている選挙に出る奴で、しかも自民党公認なら言うことない。 この本音が、昼と夜の「取材」、いや「本人にも当てた」というアリバイ作りから、うかがえた。 そもそも、買うのをやめませんか、こうしたイエロージャーナリズム (事実、真実より扇情を優先する偽ジャーナリズム) は。 出典:青山繁晴の不屈戦記まさか日誌 その2 Fukutsu Record of Struggle & Masaka Diary 2 リンク:http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=418 |
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