俺の同級生はガチ変態女 後 (恋人との体験談) 19991回

2017/03/05 01:45┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
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当日の帰宅後。自室に女の子がいる。不思議な気分だ。
見られたくないからとアイマスクを手渡される。冗談交じりだが半ば強制である。
ゴムも着けてスタート。暗闇の世界で、遠くから車やカラスの音が、近くではくぴ、ちゅぷと水音が立ち、5秒おきにンフーと彼女の鼻息が聞こえる。
温い空気が下腹部に当たり、陰毛がそよぐ。
オナニーより断然気持ちいい。それは精神的なものにも依るのだろう。だからこそ、それをもっと認識していたい。
「ごめん。これ取っていい?」と頼んだ。ン゛ー!と腕を掴まれ、口の動きも止まった。
お互いにとって初めてだから、一昨日あれだけ晒したんだから今更隠し事なんて、とか言ってたら腕をほどいてくれた。
ご対面。第一印象は変な顔でも不細工でもない。可愛くて、綺麗。素直にそう思ったので言ったら、眉はハの字に、目が潤み、鼻水が少し垂れている。泣いている…のか。
「フヒとファオ!」
え?
「フォッヒ?」
前述した妄想がリフレインし、顔、とつい答えた。
そこから先は記憶が鮮明ではない。口の動きが激しくなっていたので、鼻息や音も凄かったんだと思うが、俺の記憶の中では無音だったようにも思う。
要はそれだけ、下腹部の快感が脳のキャパシティを支配したってことだろう。
気が付いたら彼女の顔にベットリぶち撒けていた。ゴムが勝手に外れたのか、外してくれたのかすら分からない。
「すごい…ね。これ…プールのニオイ…に近いかな?チンポも唇に脈打つ感覚が伝わったり、硬さの中に柔らかさがあってやっぱりディルドとは違うなって。」
顔に付いたタンパク質を拭ったりもせず、早口で感想戦始めるところは彼女らしいなと思った。
可愛い、美しいと言った理由を聞かれた。別に出まかせを言ったわけではない。
顔そのものではなく、俺にここまでしてくれている、という充足感が愛おしさとして感じ、それを可愛いと表現した。
綺麗というのは逆に、まず日常生活では見ない「変形」と呼べるレベルに達しているその顔について。
口マンコなんて言葉があるけど、尖った口先と凹んだ頬でチンポを入れる為の形を作り、鍛えた筋肉で保持、運動する。正に口でマンコを作っているのだ。
歯や呼吸という機能はトレーニングでオミットされ、舌という自由意思で刺激を与える、マンコには無い装備が不随される。
女性にはピンと来づらいかもしれないが、精を搾り取ることに特化した合理的フォルムに美しさを感じた。言葉にするならこんなところだ。
何言ってんの、もう。と言いながら目元だけじゃなく顔全体が赤らんで見えるのは夕焼けのせいだけではないと思う。
俺は財布を用意した。相場が分からないので好きな額抜いてくれと渡す。
何か言いたげな感じだったが、複雑そうな顔をしながら1000円だけ抜いて帰っていった。

俺たちはお金の関係になった。毎週木曜、どういうことをしたいか打ち合わせ、金曜の放課後に実行。1000円の支払いがスイッチになり、週明けには「友達」に戻る。
月の小遣いが5000円なので、高校生たる俺の収入源はほぼ全て彼女に行った。これより有用な金の使い方など無いし、これより楽しい人生も無いと思った。
状況を変え、方法を変え、俺たちは楽しんだ。例を挙げると
俺んチの風呂場:音の反響を活かし、多少大げさに音を鳴らし、ストロークが根元までの"ウッドペッカー"
学校のトイレ:口筋で密閉空間を作り、ストロークほぼ無しで舌を重点的に使う"マナーモード"
あまり時間が取れなくすぐイきたい:ストローグは先っぽの間だけ。亀頭ガン攻めの"クイック"
他にも、舌を膨れた片方の頬肉に押し付ける"スクイレル"、予めお湯を含んだ口でする"ウォームフル"、他に…15種類くらいあったかな。
どれが良かったとかをノートに書いてまとめたりもした。ちなみに全部彼女が名前を付けている。少年漫画脳極まれりといったところか。
とても楽しい時間だが、金を払う瞬間だけは一瞬だけ寂しそうな顔を見せる。

思春期に脳と体と時間を性技に捧げた女の実力。あまりに素晴らしい。それと同時に思う。彼女が将来的に誰かと体を重ねることへの拒否感。
今が高3の5月なので、来年の今にはもう…。
他の誰かに体を売らないで欲しい。しかし俺には売ってほしい。バカバカしくなる程の矛盾である。
ここで疑問に直面する。俺は彼女が好きなのか否か。最早性欲に塗れ過ぎて、恋心というものが存在するのか、自分でもわからない。
恋人にしたいのか、体を独占し続けたいだけなのか。
俺はフェラ以外も求め始めた。敢えて避けようとしてるのは知っているが、強く押せばやっぱり応えてくれた。
俺がフェラだけに甘んじていると、いつかふっと消えて他の男と体を重ねる、そんな気がしてならなかった。
手繋ぎもキスも、そしてセックスも、恋人としかしないであろうプレイは全部した。彼女はいつも通りの反応を装いながらも、笑顔は曇っていることが俺にはわかった。
そのうち「○○も進路、しっかり考える時間作らなきゃ。」と週末の恒例行事の打ち切りを告げられた。直接的ではないものの、今まで見せなかった明確な否定だった。
彼女を苦しめてしまったと後悔した。どうして俺はあんな自分本位なことをしてしまったのだろう。

俺は近くのCラン私立に受かった。彼女と関わり辛くなり、頭も時間も意識もポッカリ空いたので、そこに勉強を詰め込めた。
卒業前の2月、駄弁ってた踊り場に行った。今は半分物置で、掃除用具や机椅子がゴチャゴチャと積まれている。もうこの場所はないと言われてるよう。
色々思い出がよみがえり、そしてもう戻れないと知り、泣いてしまった。ハッキリと自覚する。彼女のことが好きだったのだと。
「何泣いてるの?ふふっ」
横には彼女がいた。半年振りくらいに話しかけられた。恥ずかしかったが、もっと恥ずかしいことを強いた俺が言える義理もない。
「…色々思い出してなあ。漫画持ち込んで読んだのが最初だっけか。結構勇気出して話しかけたんだぜ。今までありがとうな。それと…本当にごめん。」
「勇気…かぁ。じゃあ私も勇気、出す。聞いて?」
正式に関係は終わり、卒業しても違う道でお互い頑張りましょう。ってところだと思っていた。しかし違った。

「怖かった…。お金を受け取らずに"恋人"として求めたら、断られるんじゃないかって、本当は…その、処女…も恋人として捨てたかった。」
予想と別方面の話で、頭にハテナが浮かぶ。
「でも断られたら友達にすら戻れない…それだけは、絶対ヤだった。」

「最初から…かな。"友達"だけじゃ満足できなくて、告白したかったけど勇気がなかったから、都合のいい関係持ちかけて友達以上になって。でもそれは恋人じゃなくて。」

「そしたらどんどん彼女にしてくださいと言いにくくなっちゃって。私バカだなーって。」

「体売りたいとかも多分本心じゃないの。誰とでもじゃない、ただ好きな人と抱き合ったりキスしたり、フェラしてあげたりしたかっただけ。」

「抱き合うのもキスもフェラもエッチも、全部お金の関係で済ませちゃったけど、……これから、一つずつやり直しませんか?」

「彼女に、してください。」
頭を下げて封筒を渡された。告白後にラブレターなんてことはないだろうし、一体何だろう。
中身は現金。全て1000円、全部で35000円はあるだろうか。この金の意味するところは勿論理解している。
これを受け取ってはいけないのではないか。そう思ったが
「ふふ、私の変態度知らないってわけじゃ、ふふっないでしょ。お金で割りきった関係とか、全然気持ちよくないし。」
過去は変わらないけど、この金が俺に戻ることでお互いの過去の追い目が無くなるのかもしれない。今度、この金で何かプレゼントしよう。誕生日はいつだったか。
彼女の進路はイラスト系の専門学校らしい。
いつもの口調に戻った彼女を声を聞くと、心がウキウキしてることに気付いた。でもこれは女の子に対して分別なく起こってた今までのものとは違う。
「口調?いつでも言えるようにしてたから…かな?それよりさっ、ふふっ返事がまだなんだけど!」
「ああごめん、えー色々あったけど、これからもよろしくお願いします。」
「えぇー何か素っ気なーい。それより私、ふふっ思うんだけど、色々先取りでやっちゃったけど、"恋人"ならやること、一つだけ残ってるよね。へへ」
何だ?わからない。大体やったような…パイズリとか?いやでも出来ないだろうし。
「私の体を見るんじゃない!ヒント!やるなら金曜じゃなくて休日。」
休日?ああ、そうか。何で気付かなかったんだろう。まだ性欲に支配されていたのか。
「あー…でも卒業してからがいいなあ。服とか全然執着したことないから…」
「その服を買うためでいいじゃん。」
「だめ。初めてだから…大事にしたいし。卒業式の翌日…とかどう?」
OKする。以前は薄笑いだった彼女の笑顔が、今は満面の笑みである。"友達"でも"金の関係"でも見られないんだろうな。
「それにしても答え浮かぶの遅くない?ふふっ、じゃ答え同時に言お。」
「なんで同時…」
「いいからっ!ふふっ」
せーの、でその答えを口にした。

出典:終
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